JP2020163199A - 抽斗体 - Google Patents
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Abstract
【課題】抽斗本体への前板の取り付け位置の調整を、最小の部品点数をもって、適切かつ合理的に行えるようにする。【解決手段】前板3に取り付けられる第一部材5と、抽斗本体2に取り付けられる第二部材6と、第二部材6に形成された通し穴6dを通じて第一部材5に形成されたネジ穴5えにネジ付けられるネジ体7とからなる取り付け部材4を備える。第一部材5の当接部5a、及び、第二部材6の被当接部6aの一方を、上下方向に続く突出部とすると共に、他方を、上下方向zに続く凹部とし、かつ、突出部及び凹部の左右方向の断面輪郭形状を、上下方向zに軸中心線を配する仮想の円筒体の周面に沿うように形成させている。第一部材5のネジ穴5eを当接部5aにおける左右方向y中程の位置に形成させ、かつ、第二部材6の通し穴6dを、第二部材6を前後に貫通して被当接部6aに前側の穴口6eを位置させた左右方向yに長い長穴状としてなる。【選択図】図6
Description
この発明は、各種の家具や店舗什器などの一部となって、この家具などの収納空間に引き出し可能に納められる抽斗体の改良に関する。
シシテムキッチンに引き出し可能に備えられる収納体について、前板の取り付け位置調整を可能としたものとして、特許文献1に示されるものがある。このような前板の調整は、収納本体部に組立誤差や運搬時の歪みなどが生じた場合に必要となる。
この特許文献1のものは、収納本体部の前面側に固定された軸部材と、前板の背面に固定された第1の取り付け用部材と、この第1の取り付け用部材との間で前記軸部材を挟み込んでネジ止めされる第2の取り付け用部材との3パーツから構成されている。この特許文献1のものでは、前記ネジ止めを緩めて前記前板を軸部材を中心に回動調整させた後、ネジを締め込むことで、調整後の位置で収納本体部に対し前板を保持できるようになっている。
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種の抽斗体において、抽斗本体への前板の取り付け位置の調整を、最小の部品点数をもって、適切かつ合理的に行えるようにする点にある。
前記課題を達成するために、この発明にあっては、抽斗体を、前板の背面に取り付けられる第一部材と、抽斗本体の前部に取り付けられる第二部材と、前記第二部材に形成された通し穴を通じて前記第一部材に形成されたネジ穴にネジ付けられるネジ体とからなる取り付け部材によって、前記前板を前記抽斗本体に固定させてなる抽斗体であって、
前記第一部材における前記ネジ付けにより前記第二部材に押しつけられる当接部、及び、前記第二部材における前記ネジ付けにより前記第一部材に押しつけられる被当接部の一方を、上下方向に続く突出部とすると共に、
前記当接部及び被当接部の他方を、前記突出部を受け入れる上下方向に続く凹部とし、
かつ、前記突出部及び前記凹部の左右方向の断面輪郭形状を、上下方向に軸中心線を配する仮想の円筒体の周面に沿うように形成させており、
前記第一部材の前記ネジ穴を、前記当接部における左右方向中程の位置に形成させ、
かつ、前記第二部材の前記通し穴を、前記第二部材を前後に貫通して前記被当接部に前側の穴口を位置させた左右方向に長い長穴状としてなる、ものとした。
前記第一部材における前記ネジ付けにより前記第二部材に押しつけられる当接部、及び、前記第二部材における前記ネジ付けにより前記第一部材に押しつけられる被当接部の一方を、上下方向に続く突出部とすると共に、
前記当接部及び被当接部の他方を、前記突出部を受け入れる上下方向に続く凹部とし、
かつ、前記突出部及び前記凹部の左右方向の断面輪郭形状を、上下方向に軸中心線を配する仮想の円筒体の周面に沿うように形成させており、
前記第一部材の前記ネジ穴を、前記当接部における左右方向中程の位置に形成させ、
かつ、前記第二部材の前記通し穴を、前記第二部材を前後に貫通して前記被当接部に前側の穴口を位置させた左右方向に長い長穴状としてなる、ものとした。
前記前板に対する前記第一部材の取り付け位置及び前記抽斗本体に対する前記第二部材の取り付け位置の一方を上下方向に調整可能とし、他方を左右方向に調整可能とすることが、この発明の態様の一つとされる。
また、上下方向に間隔を開けた二箇所においてそれぞれ、前記取り付け部材により前記前板を前記抽斗本体に固定させるようにすることが、この発明の態様の一つとされる。
この発明によれば、この種の抽斗体において、抽斗本体への前板の取り付け位置の調整を、最小の部品点数をもって、適切かつ合理的に行うことができる。
以下、図1〜図7に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について、説明する。この実施の形態にかかる抽斗体1は、スライドレール12によって支持されるなどして、各種の家具や店舗什器などの一部となって、この家具などの収納空間13に引き出し可能に納められるものである。
図示の例では、抽斗体1は、その引き出し・押し込み方向x(前後方向/図1参照)に長く、かつ、この引き出し・押し込み方向xに直交する左右方向y(図1参照)に短い、長方形の盤状をなす底部2aを備えている。
図示の例では、抽斗体1は、前板3と抽斗本体2とから構成されている。抽斗本体2は前記底部2aを底面とする仮想の六面体の前面に実質的に沿うように配される前面枠部2bと、前記六面体の背面に実質的に沿うように配される背面枠部2cと、前記六面体の側面の一方に実質的に沿うように配される側面枠部2dとを備え、前記六面体の上面と側面の他方とを開放させた構成となっている。前記前面枠部2b、背面枠部2c、及び、側面枠部2dは、金属線の線材から構成される外周部2eに、金属製の線材から構成される縦棒部2f及び横棒部2gを適宜の位置に一体に固着させることで構成されている。
また、図示の例では、抽斗本体2の前部となる前面枠部2bに、取り付け部材4を介して、前板3が取り付けられるようになっている。前記前板3は、抽斗体1を前記収納空間13に押し込みきった位置で、前記家具などの前面の一部となる。
図示の例では、前面枠部2bには、四本の横棒部2gが備えられている。最も上に位置される一段目の横棒部2gaと二段目の横棒部2gbとの間と、三段目の横棒部2gcと最も下に位置される四段目の横棒部2gdとの間とには、前記取り付け部材4の上下寸法よりもやや大きい上下寸法を持った空間10が形成されている。また、二段目の横棒部2gbと三段目の横棒部2gcとの間には、前面枠部2bの上下方向の寸法の約2/3を占める間隔が開けられている。縦棒部2fは二段目の横棒部2gbと三段目の横棒部2gcとの間に架設されている。
一段目の横棒部2gaと二段目の横棒部2gb、及び、三段目の横棒部2gcと四段目の横棒部2gdとの間にはそれぞれ、前記取り付け部材4における後述の第二部材6の取り付け用のマウント部11が形成されている。マウント部11は、上下の横棒部2ga、2gb及び2gc、2gd間に架設された一対の帯板体11aによって構成されている。図示の例では、帯板体11aは、板面を左右方向に沿わせると共に、上端及び下端をそれぞれ横棒部2gに溶着させている。一段目の横棒部2gaと二段目の横棒部2gbとの間の前記空間10、及び、三段目の横棒部2gcと四段目の横棒部2gdとの間の前記空間10は、一対の帯板体11aによって、三分割されている。帯板体11aの上下方向中程の位置には、帯板体11aを前後方向に貫通するネジ穴11cが形成されている。
前記取り付け部材4は、第一部材5と、第二部材6と、ネジ体7とから構成されている。
第一部材5は、前板3の背面3aに取り付けられる。第一部材5は、左右寸法を第二部材6よりも大きくした左右方向yに長い長方形状の板状を呈している。
第一部材5の左右方向y中程の位置には、後述のネジ付けによって第二部材6の被当接部6aに押しつけられる当接部5aが形成されている。
第一部材5の当接部5aは、第一部材5の後面5b側に形成されている。第一部材5は、その前面5cを前板3の背面3aに密着させた状態で、前板3に取り付けられる。図示の例では、第一部材5は、前記当接部5aを挟んだ左右にそれぞれ、前板3に対する止着用ネジ8の通し穴5dを備えている。第一部材5は、この通し穴5dを通じて後方から止着用ネジ8を前板3にネジ付けることで前板3に固定されるようになっている(図6参照)。
第一部材5の左右方向y中程の位置には、後述のネジ付けによって第二部材6の被当接部6aに押しつけられる当接部5aが形成されている。
第一部材5の当接部5aは、第一部材5の後面5b側に形成されている。第一部材5は、その前面5cを前板3の背面3aに密着させた状態で、前板3に取り付けられる。図示の例では、第一部材5は、前記当接部5aを挟んだ左右にそれぞれ、前板3に対する止着用ネジ8の通し穴5dを備えている。第一部材5は、この通し穴5dを通じて後方から止着用ネジ8を前板3にネジ付けることで前板3に固定されるようになっている(図6参照)。
第二部材6は、抽斗本体2の前部となる前面枠部2bに取り付けられる。第二部材6は、左右方向yに長い長方形状の板状を呈している。
第二部材6の左右方向y中程の位置には、後述のネジ付けによって第一部材5の当接部5aに押しつけられる被当接部6aが形成されている。
第二部材6の被当接部6aは、第二部材6の前面6b側に形成されている。第二部材6は、その前面6bを前記マウント部11を構成する帯板体11aの後面11bに密着させた状態で、抽斗本体2の前部に取り付けられる。図示の例では、第二部材6は、前記被当接部6aを挟んだ左右にそれぞれ、マウント部11を構成する帯板体11aに対する止着用ネジ9の通し穴6cを備えている。第二部材6は、一対の帯板体11aの間に被当接部6aを位置させた状態において、左右の通し穴6cを通じて後方から止着用ネジ9を対応する帯板体11aのネジ穴11cににネジ付けることで抽斗本体2の前部に固定されるようになっている。
第二部材6の左右方向y中程の位置には、後述のネジ付けによって第一部材5の当接部5aに押しつけられる被当接部6aが形成されている。
第二部材6の被当接部6aは、第二部材6の前面6b側に形成されている。第二部材6は、その前面6bを前記マウント部11を構成する帯板体11aの後面11bに密着させた状態で、抽斗本体2の前部に取り付けられる。図示の例では、第二部材6は、前記被当接部6aを挟んだ左右にそれぞれ、マウント部11を構成する帯板体11aに対する止着用ネジ9の通し穴6cを備えている。第二部材6は、一対の帯板体11aの間に被当接部6aを位置させた状態において、左右の通し穴6cを通じて後方から止着用ネジ9を対応する帯板体11aのネジ穴11cににネジ付けることで抽斗本体2の前部に固定されるようになっている。
ネジ体7は、前記第二部材6に形成された通し穴6dを通じて前記第一部材5に形成されたネジ穴5eにネジ付けられる。
この実施の形態にあっては、前記第一部材5のネジ穴5eは、前記当接部5aにおける左右方向y中程の位置に形成されている。
図示の例では、第一部材5のネジ穴5eは、第一部材5をプラスチック材料によって成形するときの金型内のインサート物となって第一部材5に内蔵された金属製のナット体5hによって構成されている。
また、前記第二部材6の前記通し穴6dは、前記第二部材6を前後に貫通して前記被当接部6aに前側の穴口6eを位置させている。また、第二部材6の通し穴6dは左右方向yに長い長穴状となっている。
この実施の形態にあっては、前記第一部材5のネジ穴5eは、前記当接部5aにおける左右方向y中程の位置に形成されている。
図示の例では、第一部材5のネジ穴5eは、第一部材5をプラスチック材料によって成形するときの金型内のインサート物となって第一部材5に内蔵された金属製のナット体5hによって構成されている。
また、前記第二部材6の前記通し穴6dは、前記第二部材6を前後に貫通して前記被当接部6aに前側の穴口6eを位置させている。また、第二部材6の通し穴6dは左右方向yに長い長穴状となっている。
また、この実施の形態にあっては、前記第一部材5における前記ネジ付けにより前記第二部材6に押しつけられる当接部5a、及び、前記第二部材6における前記ネジ付けにより前記第一部材5に押しつけられる被当接部6aの一方を、上下方向に続く突出部とすると共に、
前記当接部5a及び被当接部6aの他方を、前記突出部を受け入れる上下方向に続く凹部としている。
それと共に、前記突出部及び前記凹部の左右方向yの断面輪郭形状を、上下方向に軸中心線を配する仮想の円筒体(図示は省略する。)の周面に沿うように形成させている。
前記当接部5a及び被当接部6aの他方を、前記突出部を受け入れる上下方向に続く凹部としている。
それと共に、前記突出部及び前記凹部の左右方向yの断面輪郭形状を、上下方向に軸中心線を配する仮想の円筒体(図示は省略する。)の周面に沿うように形成させている。
図示の例では、当接部5aを突出部として構成し、被当接部6aを凹部として構成している。
当接部5aは、第一部材5の幅方向、すなわち、上下方向zに亘って形成されている。当接部5aの断面輪郭形状は、上下方向zいずれの位置においても同じ形状となっている。当接部5aは、第一部材5の長さ方向、すなわち、左右方向yの中程の位置に頂部5fを位置させて後方に突き出す畝状を呈している。
ネジ穴5eは、前記当接部5aにおける左右方向yの中程の位置で、かつ、上下方向zの中程の位置に形成されている。
また、図示の例では、当接部5aには、上下方向zに沿って形成された複数の突条と隣り合う突条間に形成される細溝とからなるローレット部5gが形成されている。図示の例では、ローレット部5gは、当接部5aの頂部5fを含んだ当接部5aの左右寸法の約1/3の範囲に形成されている。
一方、被当接部6aは、第二部材6の幅方向、すなわち、上下方向zに亘るように形成されている。
図示の例では、第二部材6の前面6bには、一対の縦向き突条6fと、一対の縦向き突条6fの上端間に亘る上側横向き突条6gと、一対の縦向き突条6fの下端間に亘る下側横向き突条6hとからなる枠部6iが形成されている。被当接部6aは、この枠部6i内に形成されている。
被当接部6aの断面輪郭形状は、上下方向zいずれの位置においても同じ形状となっている。被当接部6aは、第二部材6の長さ方向、すなわち、左右方向yの中程の位置に最深部6jを位置させて後方に窪むと共に、前記上側横向き突条6gと下側横向き突条6h間に亘る縦方向に続く溝状を呈している。
前記ネジ体7の通し穴6dは、被当接部6aにおける上下方向zの中程の位置に形成されている。
また、図示の例では、被当接部6aには、上下方向zに沿って形成された複数の突条と隣り合う突条間に形成される細溝とからなるローレット部6kが形成されている。図示の例では、ローレット部6kは、被当接部6aの最深部6jを含んだ被当接部6aの左右寸法の約1/3の範囲に形成されている。
当接部5aの上下寸法L1(図3参照)は、前記枠部6iの上側横向き突条6gと下側横向き突条6h間の距離L2(図2参照)と実質的に等しく、また、当接部5aの左右寸法L3(図3参照)は前記枠部6iの一対の縦向き突条6f間の距離L4(図2参照)と実質的に等しくなっている。また、当接部5aは、被当接部6aに相補的に収まる形態となっている。
抽斗本体2の前部に取り付け部材4は、前記空間10内において、第二部材6を前記マウント部11に止着用ネジ9により取り付けると共に、この第二部材6の被当接部6aに第一部材5の当接部5aを向き合わせた状態で第二部材6の通し穴6dを通じて第一部材5のネジ穴5eにネジ体7をネジ付けることで、取り付けられる。
このように抽斗本体2の前部に取り付けられた取り付け部材4の第一部材5の通し穴5dを通じて後方から止着用ネジ8を前板3にネジ付けることで取り付け部材4を介して抽斗本体2に前板3に固定される(図6参照)。
ここで、当接部5a及び被当接部6aの一方は上下方向zに続く突出部で、他方は突出部を受け入れる上下方向zに続く凹部で、さらに、これらの断面輪郭形状は上下方向zに軸中心線を配する仮想の円筒体の周面に沿っていることから、前記ネジ体7を締め付けきらない状態では、第二部材6に対し第一部材5を垂直軸ax1(図1参照)を巡る向きに一定の範囲で回動させることが可能であり、これにより、前記のように取り付けられた前板3を前記垂直軸ax1を中心とした傾動調整することが可能となっている。この実施の形態にあっては、当接部5a及び被当接部6kは前記ローレット部5g、6kをかみ合わせるようにして接し合うようになっており(図6参照)、これにより、この傾動調整に節度感とクリック感とが生じるようになっている。第二部材6の通し穴6dは左右方向yに長い長穴状であることから、この傾動調整により、前板3の前面3bを、システムキッチンなどの化粧面が配される理想平面sf(図7参照)と一致させた状態から、前記ネジ体7を締め付けきることが可能であり、これにより前記傾動調整後の位置に前板3を保持させることができる(図7参照)。
図6及び図7において符号14で示すのは、ネジ体7のネジ頭7aと第二部材6の後面6mとの間に介在されるワッシャ14である。
また、この実施の形態にあっては、前記前板3に対する前記第一部材5の取り付け位置及び前記抽斗本体2に対する前記第二部材6の取り付け位置の一方を上下方向zに調整可能とし、他方を左右方向yに調整可能としている。
図示の例では、第一部材5の通し穴5dは左右方向yに長い長穴状をなしており、これにより、第一部材5に対する前板3の取り付け位置、すなわち、抽斗本体2に対する前板3の取り付け位置を、前記通し穴5dの長さの範囲内で左右方向yにおいて調整可能となっている。
また、図示の例では、第二部材6の通し穴6cは上下方向zに長い長穴状をなしており、これにより、第二部材6の抽斗本体2に対する取り付け位置を前記空間10内において前記通し穴6cの長さの範囲内で上下方向zに調整できるようになっている。これによって、抽斗本体2に対する前板3の取り付け位置も上下方向zにおいて調整可能となっている。
また、この実施の形態にあっては、上下方向zに間隔を開けた二箇所においてそれぞれ、前記取り付け部材4により前記前板3を前記抽斗本体2に固定させるようにしている。図3〜図5においては上側の取り付け部材4を示しているが、下側の取り付け部材4は上側の取り付け部材と同一の構成であり、その説明は省略する。
上側に位置される取り付け部材4の第一部材5と前板3との密着性を高めるように、前記止着用ネジ8を締め込めば水平軸ax2(図1参照)を中心として上端側を後方に傾けるように前板3は傾動され、これとは逆に、下側に位置される取り付け部材4の第一部材5と前板3との密着性を高めるように、前記止着用ネジ8を締め込めば水平軸ax2を中心として下端側を後方に傾けるように前板3は傾動される。これにより、この実施の形態にあっては、前板3を前記水平軸ax2を中心とした傾動調整することも可能となっている。
なお、当然のことながら、本発明は以上に説明した実施態様に限定されるものではなく、本発明の目的を達成し得るすべての実施態様を含むものである。
1 抽斗体
2 抽斗本体
2a 底部
2b 前面枠部
2c 背面枠部
2d 側面枠部
2e 外周部
2f 縦棒部
2g 横棒部
2ga 一段目の横棒部
2gb 二段目の横棒部
2gc 三段目の横棒部
2gd 四段目の横棒部
3 前板
3a 背面
3b 前面
4 取り付け部材
5 第一部材
5a 当接部
5b 後面
5c 前面
5d 通し穴
5e ネジ穴
5f 頂部
5g ローレット部
5h ナット体
6 第二部材
6a 被当接部
6b 前面
6c 通し穴
6d 通し穴
6e 前側の穴口
6f 縦向き突条
6g 上側横向き突条
6h 下側横向き突条
6i 枠部
6j 最深部
6k ローレット部
6m 後面
7 ネジ体
7a ねじ頭
8 止着用ネジ
9 止着用ネジ
10 空間
11 マウント部
11a 帯板体
11b 後面
11c ネジ穴
12 スライドレール
13 収納空間
14 ワッシャ
x 引き出し・押し込み方向(前後方向)
y 左右方向
z 上下方向
ax1 垂直軸
ax2 水平軸
sf 理想平面
2 抽斗本体
2a 底部
2b 前面枠部
2c 背面枠部
2d 側面枠部
2e 外周部
2f 縦棒部
2g 横棒部
2ga 一段目の横棒部
2gb 二段目の横棒部
2gc 三段目の横棒部
2gd 四段目の横棒部
3 前板
3a 背面
3b 前面
4 取り付け部材
5 第一部材
5a 当接部
5b 後面
5c 前面
5d 通し穴
5e ネジ穴
5f 頂部
5g ローレット部
5h ナット体
6 第二部材
6a 被当接部
6b 前面
6c 通し穴
6d 通し穴
6e 前側の穴口
6f 縦向き突条
6g 上側横向き突条
6h 下側横向き突条
6i 枠部
6j 最深部
6k ローレット部
6m 後面
7 ネジ体
7a ねじ頭
8 止着用ネジ
9 止着用ネジ
10 空間
11 マウント部
11a 帯板体
11b 後面
11c ネジ穴
12 スライドレール
13 収納空間
14 ワッシャ
x 引き出し・押し込み方向(前後方向)
y 左右方向
z 上下方向
ax1 垂直軸
ax2 水平軸
sf 理想平面
Claims (3)
- 前板の背面に取り付けられる第一部材と、抽斗本体の前部に取り付けられる第二部材と、前記第二部材に形成された通し穴を通じて前記第一部材に形成されたネジ穴にネジ付けられるネジ体とからなる取り付け部材によって、前記前板を前記抽斗本体に固定させてなる抽斗体であって、
前記第一部材における前記ネジ付けにより前記第二部材に押しつけられる当接部、及び、前記第二部材における前記ネジ付けにより前記第一部材に押しつけられる被当接部の一方を、上下方向に続く突出部とすると共に、
前記当接部及び被当接部の他方を、前記突出部を受け入れる上下方向に続く凹部とし、
かつ、前記突出部及び前記凹部の左右方向の断面輪郭形状を、上下方向に軸中心線を配する仮想の円筒体の周面に沿うように形成させており、
前記第一部材の前記ネジ穴を、前記当接部における左右方向中程の位置に形成させ、
かつ、前記第二部材の前記通し穴を、前記第二部材を前後に貫通して前記被当接部に前側の穴口を位置させた左右方向に長い長穴状としてなる、抽斗体。 - 前記前板に対する前記第一部材の取り付け位置及び前記抽斗本体に対する前記第二部材の取り付け位置の一方を上下方向に調整可能とし、他方を左右方向に調整可能としてなる、請求項1に記載の抽斗体。
- 上下方向に間隔を開けた二箇所においてそれぞれ、前記取り付け部材により前記前板を前記抽斗本体に固定させてなる、請求項1又は請求項2に記載の抽斗体。
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---|---|---|---|
JP2020108378A JP2020163199A (ja) | 2020-06-24 | 2020-06-24 | 抽斗体 |
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JP2020108378A JP2020163199A (ja) | 2020-06-24 | 2020-06-24 | 抽斗体 |
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- 2020-06-24 JP JP2020108378A patent/JP2020163199A/ja active Pending
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JP7477162B2 (ja) | 2024-05-01 |
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