JP2020160522A - 有価媒体処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納部の有価媒体処理装置への取付位置の間違いを簡易に防止する。【解決手段】有価媒体処理装置が、有価媒体を収納する収納部が取り付けられない第1の状態、または、収納部が取り付けられる第2の状態のいずれかに設定される取付部と、取付部が選択されたことに基づいて、選択された取付部の第1の状態と第2の状態との切替処理を行う制御部と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、有価媒体処理装置に関する。
特許文献1には、媒体を収納する複数種類の収納カセットと、複数種類の収納カセットのうち、対応する種類の収納カセットのみを装着可能な複数のカセット装着部とを有し、誤った収納カセットが装着されることを防止する技術が開示されている。
特許文献1の複数種類の収納カセットは、カセット装着部と係合する係合部が外面に着脱自在に取り付けられるようになっていると共に、当該係合部の取付位置が種類ごとに異なっていて、上記外面に、収納カセットの種類と当該種類に対応する取付位置とを示す標識部とが設けられている。
特開2015−40113号公報
しかし、特許文献1では、目的とする取付位置に収納カセットを間違いなく取り付けるために、収納カセットの外面に係合部を取り付ける。そのため、特許文献1では、係合部の取付作業が煩雑である。
そこで本発明は、収納部の有価媒体処理装置への取付位置の間違いを簡易に防止する技術を提供することを目的とする。
本発明の有価媒体処理装置は、有価媒体を収納する収納部が取り付けられない第1の状態、または前記収納部が取り付けられる第2の状態のいずれかに設定される取付部と、取付部が選択されたことに基づいて、選択された前記取付部の前記第1の状態と前記第2の状態との切替処理を行う制御部と、を有する。
本発明によれば、収納部の有価媒体処理装置への取付位置の間違いを簡易に防止できる。
紙幣処理装置の概略構成図である。 紙幣処理装置の制御系のブロック構成例を示した図である。 収納袋の斜視図である。 収納フレームの取付部およびステージの斜視図である。 収納フレームにおける一方の取付部の斜視図である。 収納袋の開口が閉じられる様子を説明する図である。 紙幣処理装置の動作例を示すフローチャートである。 記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 収納フレームにおける一方の取付部の他の例の斜視図である。 収納フレームにおけるカバーの他の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明に係る有価媒体処理装置は、例えば、紙幣、有価証券、または投票用紙等の紙葉類、または、硬貨等の有価媒体を処理する装置である。以下では、本発明に係る有価媒体処理装置を、紙幣を処理する紙幣処理装置に適用した例について説明する。
図1は、紙幣処理装置1の概略構成図である。図1に示すように、紙幣処理装置1は、投入部2と、搬送部3と、識別部4と、一時保留部5と、投出部6と、収納フレームA,Bと、操作表示部9と、識別情報取得部10と、制御部30と、を有している。図1は、収納フレームA,Bに収納袋21,22を取付けた状態を示している。
図1に示す紙幣処理装置1は、例えば、入金処理装置である。紙幣処理装置1は、例えば、スーパーマーケット等の店舗のフロント領域やバックオフィス領域に設置され、または銀行ロビーや銀行のカウンター内部等に設置され、入金処理等の処理を行う。
なお、紙幣処理装置1が入金処理装置であることは例示であり、紙幣処理装置1が出金の際に使用されるカセットやテープ式収納部を備えた入出金機であってもよい。
以下では、紙幣処理装置1に対し、図1に示す位置関係でx、y、z軸の直交座標系を設定する。
投入部2には、ユーザにより紙幣が投入される。投入部2は、投入された紙幣を1枚ずつ搬送部3に繰り出す繰出機構部2aを有している。投入部2は、ユーザが投入した紙幣を、繰出機構部2aによって1枚ずつ搬送部3に繰り出す。
識別部4は、搬送部3の周辺であって、投入部2より下流、かつ、一時保留部5、投出部6、および収納フレームA、Bより上流の位置に設けられている。識別部4は、各種センサ(図示せず)を備え、搬送部3で搬送される紙幣の金種、真偽、表裏、正損、新旧等を識別する。搬送部3で搬送される紙幣は、識別部4の識別結果またはユーザの操作等に応じて、一時保留部5、投出部6、および収納フレームA、B(つまり、収納袋21,22)のいずれかに搬送される。
一時保留部5は、テープを用いてドラムに紙幣を巻回するテープ式の紙幣収納繰出機構を構成する。一時保留部5は、搬送部3で搬送された紙幣を一時的に収納し、また、一時的に収納した紙幣を搬送部3に繰り出す。すなわち、紙幣は、一時保留部5を経由して、入金口2から収納袋21または収納袋22に搬送される。
投出部6には、搬送部3から搬送された紙幣が集積される。投出部6は、羽根車を回転する羽根車駆動部6aを有している。投出部6は、搬送部3から搬送された紙幣を、回転する羽根車によって整列して集積する。ユーザは、投出部6に集積された紙幣を、紙幣処理装置1の前面から取出すことができる。
収納フレームAは、取付部7aa,7abと、ステージ7ba,7bbと、を有している。取付部7aa,7abには、収納袋21が取り付けられる。収納袋21は、開口が開いた状態で、取付部7aa,7abに取り付けられる。開口が開いた状態の収納袋21には、搬送部3で搬送された紙幣が収納される。
ステージ7baは、後述する制御部30の制御に応じて、ステージ7bbに向って移動する。ステージ7baのステージ7bbへの移動によって、収納袋21の上部は閉じられる(図6参照)。
収納フレームAと同様に、収納フレームBは、取付部8aa,8abと、ステージ8ba,8bbと、を有している。取付部8aa,8abには、収納袋22が取り付けられる。収納袋22は、開口が開いた状態で、取付部8aa,8abに取り付けられる。開口が開いた状態の収納袋22には、搬送部3で搬送された紙幣が収納される。
ステージ8baは、制御部30の制御に応じて、ステージ8bbに向って移動する。ステージ8baのステージ8bbへの移動によって、収納袋22の上部は閉じられる。
操作表示部9は、例えば、タッチパネルである。操作表示部9は、紙幣処理装置1に関する各種情報を表示する。
操作表示部9は、例えば、紙幣の入金処理の処理状況や、収納袋21,22に収納されている紙幣の在高等に関する情報を表示する。また、操作表示部9は、収納袋21,22を取り付ける収納フレームA、Bをユーザまたは回収業者等が選択するための情報(例えば図7参照)を表示する。さらに、操作表示部9は、ユーザまたは回収業者等の選択操作を受付け、選択結果に関する情報を制御部30に送信する。
識別情報取得部10は、収納袋21、22に付された、各袋に固有の識別情報を取得する。識別情報取得部10としては、ハンディータイプのスキャナ又はバーコードリーダ等を用いることができる。識別情報取得部10は、読み取った識別情報を制御部30に送信する。
なお、収納フレームの数は2つに限られない。収納フレームは、1つでもよいし、3以上であってもよい。
図2は、紙幣処理装置1の制御系のブロック構成例を示した図である。
制御部30には、繰出機構部2a、搬送部3、識別部4、一時保留部5、羽根車駆動部6a、収納フレームA、B、および操作表示部9が接続されている。また、制御部30には、図1に図示されていない記憶部61および通信インタフェース部62が接続されている。制御部30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)で構成され、接続されている各部を制御する。
収納フレームAは、ステージ駆動部41と、加熱部42と、カバー43とを有している。また、収納フレームBは、ステージ駆動部51と、加熱部52と、カバー53とを有している。ステージ駆動部41,51、加熱部42,52、カバー43,53については、以下で詳述する。
記憶部61はメモリなどの記憶デバイスであり、記憶部61には制御部30が動作するためのプログラム、制御部30が計算処理を行うためのデータ、接続されている各部を制御するためのデータ等が記憶されている。また、記憶部61には、たとえば、収納フレームAを識別するための識別情報「A」と、収納フレームBを識別するための識別情報「B」とが記憶されている。識別情報「A」、「B」は例示であり、識別情報は他の数字、記号等であってもよい。
通信インタフェース部62には、識別情報取得部10が接続される。識別情報取得部10は、収納袋21、22に付された識別情報を取得する。
制御部30は、通信インタフェース部62を介して、識別情報取得部10と通信する制御を行う。識別情報取得部10は、通信インタフェース部62に対し、着脱可能となっていてもよい。つまり、識別情報取得部10は、通信インタフェース部62と有線で通信してもよいし、無線で通信してもよい。
また、通信インタフェース部62には、例えば、インターネット等を介して、上位装置(図示せず)が接続される。制御部30は、通信インタフェース部62を介して、上位装置と通信する制御を行う。例えば、制御部30は、通信インタフェース部62を介して、紙幣処理装置1の在高の情報等を上位装置に送信する制御を行う。また、制御部30は、ユーザまたは回収業者等により回収された収納袋21,22の識別情報も上位装置に送信する制御を行う。
制御部30は、収納フレームAの識別情報「A」または収納フレームBの識別情報「B」と、通信インタフェース部62が受信した収納袋21,22の識別情報とを関連付けて記憶部61に記憶させる。
図3は、収納袋21の斜視図である。図3に示すように、収納袋21は、上部に穴71a〜71c,72a〜72cを有している。穴71a,71bの間隔と、穴71b,71cの間隔は異なっており、穴71a,71bの間隔は穴71b,71cの間隔より大きくなっている。
また、穴71a,71bの間隔と、穴71a,71bに対向する穴72a,72bの間隔は同じか略同じになっている。穴71b,71cの間隔と穴71b,71cに対向する穴72b,72cの間隔も同じか略同じになっている。
収納袋21は、例えば、ポリエチレン等の高分子化合物、又は、アルミニウム等の金属、またはそれらの組み合わせによって形成されている。収納袋21は、たとえばポリエチレンを材料とする。収納袋21は柔軟であり、且つ、熱溶着可能である。収納袋21は、上部に開口を有している。搬送部3で搬送された紙幣は、収納袋21の開口を介して、収納袋21内に収納される。
収納袋21の外側表面には、収納袋21に固有の識別情報が付されている。識別情報は、例えば、文字、数字若しくは記号、又はそれらの組み合わせから成る文字列でもよいし、それらを情報として含むバーコードであってもよい。バーコードに、二次元コードが含まれてもよいことは言うまでも無い。図3には、収納袋21に、バーコード73が付された状態が示されている。バーコード73は、たとえば印刷により収納袋21の外表面に付されている。識別情報は、収納袋21の両面に付されてもよい。
収納袋22(図1参照)は、収納袋21とは異なる識別情報を有する点以外、実質的に、収納袋21と同様の構成を有している。
図4は、収納フレームAの取付部7aa,7abおよびステージ7ba,7bbの斜視図である。なお、図4では、図5で説明するカバー43は省略されている。
図4に示すように取付部7aaは、上面にピン(突起)81a〜81cを有している。また、取付部7abは、上面にピン82a〜82cを有している。取付部7aa,7abの上面は、z軸方向において同一の高さとなるよう収納フレームAに固定されている。なお、各ピンの形状、大きさ及び高さなどは、図4に示されるものには限られず、種々変更してもよいことは勿論である。例えば、形状は、図示される円柱状には限られず、角柱状であってもよい。
また、ピン81a,81bの間隔とピン81b,81cの間隔は異なっている。具体的には、ピン81a,81bの間隔はピン81b,81cの間隔より大きくなっている。また、ピン81a,81bの間隔と、ピン81a,81bに対向するピン82a,82bの間隔は同じになっている。さらに、ピン81b,81cの間隔とピン81b,81cに対向するピン82b,82cの間隔も同じになっている。
また、ピン81aとピン81bとの間隔は、収納袋21に形成された穴71aと穴71bとの間隔に等しい。また、ピン81bとピン81cとの間隔は、穴71bと穴71cとの間隔に等しい。また、ピン82aとピン82bとの間隔は、収納袋21に形成された穴72aと穴72bとの間隔に等しい。また、ピン82bとピン82cとの間隔は、穴72bと穴72cとの間隔に等しい。よって、ピン81a〜81cは、収納袋21に設けられた穴71a〜71cと係合し、ピン82a〜82cは、収納袋21に設けられた穴72a〜72cと係合する。すなわち、収納袋21は、バーコード73が付された面が、バーコード73が付されている(つまり穴71a〜71cが形成されている)側が取り付けられる取付部(つまり取付部7aa)の方(つまり−y方向)を向くように、収納フレームAに取り付けられる。言い換えれば、収納袋21は、バーコード73が+y方向を向くように取り付けられることはない。
つまり、収納袋21は、バーコード73が必ず所定の方向を向くように取付けられる。
ステージ7baは、ステージ7bbに対して離接する方向、つまり±y方向に移動できるように収納フレームAに設けられている。一方、ステージ7bbは、収納フレームAに固定されている。
ステージ7baは、ステージ駆動部41によって、ステージ7bbに対して離接する方向、つまり±y方向に移動する。ステージ7ba,7bbは、同じ高さとなるように配置されており、ステージ7baは、+y方向に移動すると、収納袋21を介してステージ7bbと接触する。
なお、ステージ7bbが、ステージ7baに対して離接する方向、つまり±y方向に移動できるように収納フレームAに設けられ、ステージ7baが収納フレームAに固定されていてもよい。このときステージ7bbは、ステージ駆動部51によって、ステージ7baに対して離接する方向、つまり±y方向に移動する。さらに、ステージ7baおよびステージ7bbの両方が±y方向に移動できるように収納フレームAに設けられていてもよい。
ステージ7baは、収納袋21が取付部7aa,7abに取付けられるとき、または、収納袋21に紙幣が収納されるとき、ステージ7bbから離れた位置(図1または図4に示す位置)に位置している。一方、ステージ7baは、収納袋21が回収されるとき、ステージ7bbに向って移動する。これにより、収納袋21の開口は閉じられる(図6参照)。
図5は、収納フレームAにおける一方の取付部7aaの斜視図である。
取付部7aaの上側且つ取付部7abが配置されている側の反対側には、カバー43が取り付けられている。例えば、取付部7aaが、x軸に平行な稜を4本有する直方体状の部材である場合、−y側且つ+z側に位置する稜の近傍に、カバー43は取り付けられている。
カバー43は、取付部7aaに対して、x軸と平行な回転軸周りに、つまり矢印A1aに示される方向に、ヒンジ等を介して回転可能に取り付けられている。カバー43が回転することにより、ピン81a〜81cは、カバー43によって覆われたり、カバー43に覆われることなく露出したりする。図5に示す例は、カバー43が開いている状態、つまり、ピン81a〜81cが露出している状態である。この状態(第2の状態)では、収納袋21に設けられた穴71a〜71cをピン81a〜81cに係合させて、収納袋21を取付部7aaに取り付けることができる。
図5に示される状態から、カバー43を閉じる、つまり、矢印A1bの方向に回転させると、ピン81a〜81cの上面が覆われる。その結果、穴71a〜71cをピン81a〜81cに係合させることができない、つまり、収納袋21を取付部7aaに取り付けることができない状態(第1の状態)になる。
すなわち、カバー43は、回転してピン81a〜81cに対する相対位置が変わることにより、収納袋21に設けられた穴71a〜71cをピン81a〜81cに係合させることを阻害することができるように構成されている。
また、取付部7abの上側且つ取付部7aaが配置されている側の反対側にも、カバー(不図示)が取り付けられている。例えば、取付部7abが、x軸に平行な稜を4本有する直方体状の部材である場合、+y側且つ+z側に位置する稜の近傍に、カバーは取り付けられている。
取付部7abに取り付けられているカバーは、取付部7abに対して、x軸と平行な回転軸周りに、ヒンジ等を介して回転可能に取り付けられている。このカバーが回転することにより、ピン82a〜82cは、このカバーによって覆われたり、このカバーに覆われることなく露出したりする。このカバーが開いている状態(第2の状態)、つまり、ピン81a〜81cが露出している状態では、収納袋21に設けられた穴72a〜72cをピン82a〜82cに係合させて、収納袋21を取付部7abに取り付けることができる。
この状態から、取付部7abに取り付けられているカバーを閉じると、ピン82a〜82cの上面が覆われる。その結果、穴72a〜72cをピン82a〜82cに係合させることができない、つまり、収納袋21を取付部7abに取り付けることができない状態(第1の状態)になる。
また、カバー43は、カバー43又は取付部7aaに設けられた、ソレノイドなどを用いた電磁ロック機構(図示せず)によってロックされる。具体的には、カバー43がピン81a〜81cの上面を覆っている状態(第1の状態)となっている場合、電磁ロック機構は、カバー43が動かないようにロックする。これにより、ユーザまたは回収業者等が、手などでカバー43の状態を変えることはできなくなる。なお、電磁ロック機構によるロックの条件については、後に詳述する。
なお、カバー43の回転不能な状態を維持するためには、電磁ロック機構に限らずその他のロック可能な手段を用いてもよい。
また、電磁ロック機構またはその他のロック可能な手段は、取付部7abに取り付けられたカバーまたは取付部7abにも設けられている。なお、カバー43と取付部7abに取り付けられたカバーのいずれか一方のみがロックされるように構成されていてもよい。
図6は、収納袋21の開口が閉じられる様子を説明する図である。図6において、紙幣P1は、収納袋21に収納された紙幣である。
ステージ7baは、ステージ駆動部41によって、ステージ7bbに向って(つまり+y方向に)移動する。例えば、ステージ7baは、紙幣P1が紙幣処理装置1から回収されるとき、ステージ7bbに向って移動する。これにより、収納袋21の上部が、ステージ7baおよびステージ7bbによって挟み込まれる(ふさがれる)。
ここで、ステージ7baは、ヒータ等の加熱部42を有している。加熱部42は、ステージ7baにおけるステージ7bbと対向している面を加熱する。ステージ7baがステージ7bbに向かって移動して、収納袋21の開口が閉じられると、制御部30の制御によって、加熱部42の温度が上昇する。加熱部42は、ステージ7baの内部に設けられてもよいし、ステージ7baの表面に露出するように設けられてもよい。なお、加熱部42は、ステージ7bbに設けられてもよいし、ステージ7ba,7bbの両方に設けられてもよい。
加熱部42の温度が上昇すると、収納袋21のステージ7ba,7bbで挟まれている部分は熱溶着される。これにより、収納袋21の開口は閉じられ、収納袋21に収納された紙幣P1は、収納袋21に封入される。
また、ここでは収納フレームAの取付部7aa,7abおよびステージ7ba,7bbについて説明したが、収納フレームBの取付部8aa,8abおよびステージ8ba,8bbも同様である。
例えば、取付部8aa,8abも、取付部7aa,7abと同様に、収納袋22が取り付けられるピンを有している。また、ステージ8baは、ステージ駆動部51によって、±y方向に移動する。そして、ステージ8baは、内部に加熱部52を有している。
続いて、本実施形態に係る紙幣処理装置1の動作について説明する。なお、ここでは、収納袋の取付及び取り外しに特に関連する操作又は動作のみについて説明し、その前提となる当然の、または、どのタイミングで行われるかは任意の操作又は動作については説明を省略する。例えば、収納袋を取り付けたり取り外したりする際に、紙幣処理装置1の筐体に取り付けられている扉を開けたり閉めたりする必要がある場合があるが、そのような操作については説明を省略する。
図7は、紙幣処理装置1の動作例を示すフローチャートである。
動作開始後、制御部30は、ユーザ等からの操作を待つ(ステップS1)。
操作表示部9を介して、ユーザ等による操作が行われると、制御部30は、この操作が、収納袋を取り付ける収納フレームを選択する操作と、収納フレームから収納袋を取り外す操作のいずれであるかを判別する(ステップS2)。
ユーザ等によって行われた操作が、収納袋を取り付ける収納フレームを選択する操作であった場合(ステップS2において、フレーム選択)、制御部30は、操作表示部9から、収納フレームAと収納フレームBのいずれが選択されたのか、という情報を取得する。
続いて、制御部30は、収納袋の識別情報の入力を受け付ける(ステップS3)。
具体的には、選択された収納フレームに取り付けられる収納袋に付されているバーコードが、識別情報取得部10によって読み取られ、制御部30は、この収納袋に固有の識別情報を取得する。
取得された識別情報は、例えば図8に示されるようなテーブル600の形式で、記憶部61に記憶される。すなわち、図8は、記憶部61に記憶される情報の一例である。テーブル600は、左列に収納フレームを識別する情報が格納され、右列に収納袋の識別情報が格納されるテーブルである。同一行の収納フレーム識別情報と収納袋識別情報が対応する。図8に示される例示されるテーブルは、「A」という識別情報を有する収納フレーム、すなわち、収納フレームAに、「123456789」という識別情報を有する収納袋がこれから取り付けられる、または、すでに取り付けられているということを示している。また、このテーブルは、「B」という識別情報を有する収納フレーム、すなわち、収納フレームBに、「987654321」という識別情報を有する収納袋がこれから取り付けられる、または、すでに取り付けられているということを示している。
なお、テーブル600が、図示しない列をさらに有し、この列に、対応する収納袋に収納されている紙幣に関する情報、例えば、記番号、金種ごとの枚数、合計金額等が格納されてもよい。
以下、選択された収納フレームが収納フレームAで、収納フレームAに取り付けるべき収納袋が収納袋21で、収納袋21に付されている識別情報が「123456789」であるとして、説明を続ける。
収納袋21の識別情報の入力が受け付けられると、収納袋21を取り付ける収納フレームとして選択された収納フレーム、つまり、収納フレームAが備えるロックが解除される(ステップS4)。
よって、ユーザ等は、カバー43及び取付部7abに取り付けられたカバー(以下、これらを総称してカバー43と記載する)を開き、ピン81a〜81c及びピン82a〜82cを露出させ、これらのピンに、収納袋21に形成されている穴71a〜71c及び穴72a〜72cを係合させることができる。つまり、収納フレームAに収納袋21を取り付けることができる。収納フレームAに収納袋21が取り付けられた後、ユーザ等は、カバー43を閉じる。
なお、このとき、収納フレームBが備える取付部8aa、8abのカバー53のロックは解除されない(つまり、第1の状態が維持される)。よって、ユーザ等が誤って、収納袋21を収納フレームBに取り付けることを未然に防止することができる。
カバー43が閉じられた後、ユーザ等は、操作表示部9を操作し、収納フレームAへの収納袋21の取付が完了したことを入力する。すると、制御部30は、カバー43をロックする(ステップS5)。なお、カバー43のロックは、カバー43を閉じることで自動的に行われてもよい。
以上で、収納フレームAへの収納袋21の取付動作が完了する。収納袋を取り付ける収納フレームとして収納フレームBが選択された場合も同様の動作が行われる。また、収納フレームA及び収納フレームBそれぞれに収納袋を取り付ける必要がある場合、上述の工程(ステップS1〜ステップS5)が2回繰り返される。なお、収納フレームが3つ以上有り、各収納フレームに収納袋を取り付ける必要がある場合に、上述の工程(ステップS1〜ステップS5)が3回以上繰り返されることは言うまでも無い。
以上の説明から明らかなように、収納フレームA又は収納フレームBに、収納袋を取り付けるためには、ユーザ等は、取り付けられる収納フレームを選択した後に、選択された収納フレームのロックを解除するため、取り付ける収納袋の識別情報を入力する必要がある。よって、収納袋を、選択した収納フレームに誤りなく取り付けることができる。例えば、収納フレームAに取り付けるべき収納袋を誤って収納フレームBに取り付けたり、収納フレームBに取り付けるべき収納袋を誤って収納フレームAに取り付けたりすることを防止できる。
次に、操作表示部9を介して、ユーザ等によって行われた操作が、収納袋の取り外しに関する操作であった場合(ステップS2において、収納袋の取り外し)について説明する。この場合、制御部30は、操作表示部9から、収納フレームAと収納フレームBのいずれが選択されたのか、という情報を取得する。なお、ここで取得する情報は、取り外される収納袋の識別情報そのものであってもよい。
続いて、制御部30は、選択された収納フレームに収納袋が取り付けられており、且つ、取り付けられている収納袋の識別情報が正しく入力されていたか否かを判別する(ステップS6)。
例えば、記憶部61に格納されているテーブル600が、図8に示されるものである場合、収納フレームAには識別情報が123456789である収納袋が取り付けられており、収納フレームBには識別情報が987654321である収納袋が取り付けられていることになる。すなわち、収納フレームAにも収納フレームBにも、収納袋が取り付けられており、且つ、それらの収納袋の識別情報は、取付の際に正しく入力されていたということを示している。
よって、記憶部61に格納されているテーブル600が、図8に示されるものである場合、制御部30は、選択された収納フレームが収納フレームAであっても収納フレームBであっても、収納フレームには収納袋が取り付けられており、且つ、取り付けられている収納袋の識別情報は正しく入力されていたと判別する。
制御部30によって、選択された収納フレームに収納袋が取り付けられており、且つ、取り付けられている収納袋の識別情報が正しく入力されていると判別されると(ステップS6にてYES)、制御部30は、選択された収納フレームに取り付けられている収納袋の取り外しを許可する(ステップS7)。
具体的には、制御部30は、選択された収納フレームが有するカバーのロックを解除する。よって、ユーザは、選択した収納フレームから収納袋を取り出すことができる。
選択された収納フレームが収納フレームAである場合、制御部30は、カバー43のロックを解除する。よって、ユーザは、収納フレームAから、識別情報が123456789である収納袋21を取り出すことができる。また、このとき、収納フレームBが備える取付部8aa、8abのカバー53のロックは解除されない(すなわち、第1の状態が維持される)。よって、ユーザが誤って、収納フレームBから収納袋を取り出すことを未然に防止することができる。
選択された収納フレームから収納袋が取り出されると、制御部30は、選択された収納フレームの識別情報と取り出された収納袋の識別情報との関連づけを解除する(ステップS8)。例えば、収納フレームAから収納袋21が取り出されると、制御部30は、図9に示されるように、テーブル600の右列のうち、収納フレームAに対応する欄から、識別情報123456789を削除する。すなわち、図9は、記憶部61に記憶される情報の一例である。なお、テーブル600から、収納フレームAに対応する欄Aに関する情報と、収納袋21の識別情報の両方が削除されてもよい。
続いて、制御部30は収納フレームをロックする(ステップS9)。例えば、収納袋21が収納フレームAから取り出され、テーブル600から識別情報123456789が削除されると、制御部30は、カバー43をロックする(つまり、第2の状態から第1の状態への切替処理が行われる)。よって、収納袋を取り出された後、新しい収納袋の識別情報が読み取られる前に、新しい収納袋を収納フレームに取り付けることを未然に防止することができる。
そして、次に収納フレームAに新しい収納袋が取り付けられる際に、新しい収納袋から識別情報が読み取られ、新しい収納袋の識別情報が、テーブル600の右列の収納フレームAに対応する欄に格納される。
なお、テーブル600から削除される情報は、右列の収納袋の識別情報だけではなく、左列の収納フレームAに関する情報も削除されてもよい。この場合、次に収納フレームAに新しい収納袋が取り付けられる際に、新しい収納袋の識別情報が、収納フレームAに関する情報と対応付けられた状態で、テーブル600に格納される。
また、選択された収納フレームに収納袋が取り付けられていない、または、取り付けられている収納袋の識別情報が正しく入力されていないと判別された場合(ステップS6にてNO)、制御部30は動作を終了させる。
なお、選択された収納フレームに収納袋が取り付けられていないという判別は、ユーザ等が操作表示部9の操作を誤った場合に起こりうる。この場合は、ユーザ等が操作を初めからやり直すことで、取り外すべき収納袋を取り外したり、或いは、取り付けるべき収納袋を取り付けたりすることができる。
また、取り付けられている収納袋の識別情報が正しく入力されていないという判別は、収納袋を取り付ける際に正しい操作が行われなかった場合に起こりうるが、本来あり得ない状況である。つまり、何らかのトラブルが発生している可能性がある。よって、この場合、制御部30は、例えば、特別な権限を有するユーザ等が操作表示部9を操作しない限り、選択された収納フレームのカバーを開くことができない状態にしてもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。以下にその例を説明する。
図10は、収納フレームAの取付部7aaの変形例を示す斜視図である。図5に示される部材と同じ部材には同じ符号が付してある。取付部7aaの上面には、ピン81a〜81cが設けられている。ピン81a〜81cは、駆動機構(図示せず)によって駆動され、取付部7aaの上面から突出するように、矢印A2の方向に移動可能に構成される。
図10に示されるように、ピン81a〜81cが取付部7aaの上面から突き出ているときには、収納袋21の穴71a〜71cをピン81a〜81cに係合させることができる。
一方、ピン81a〜81cが取付部7aaの上面と面一または取付部7aaの上面よりも没しているときには、収納袋21の穴71a〜71cをピン81a〜81cに係合させることができない。
このように、各ピンの突出状態を変更することにより、取付部7aaに収納袋21を取り付けることができる状態とできない状態とを切り替えることができる。取付部7abについても同様に構成することができる。また、収納フレームBの取付部7aa、7abについても同様に構成することができる。
図11は、カバー43の変形例を示す模式図である。図1および図5に示される部材と同じ部材には同じ符号が付してある。この変形例では、カバー43は、取付部7aa,7abとは別体で、取付部7aa、7abの上方に配置されている。また、収納部B(つまり、取付部8aa、8ab)には、カバー53は取り付けられていない。カバー43は、駆動機構(図示せず)によって、取付部7aa,7abの上方から取付部8aa,8abの上方までの間を、矢印A3で示す方向(水平方向)に移動可能に形成されている。
図11に示されるように、カバー43が取付部7aa,7abの上方に位置する場合、取付部7aa、7abは、カバー43により覆われる。よって、取付部7aa,7abは収納袋21を取り付けることができない状態にある。逆に、取付部8aa,8abは、カバー43によって上方を覆われていないので、取付部8aa,8abは収納袋22を取り付けることができる状態となる。
一方、カバー43が取付部8aa,8abの上方に移動すると、取付部7aa,7abは、カバー43によって上方を覆われなくなる。よって、取付部7aa,7abは収納袋21を取り付けることができる状態となる。逆に、取付部8aa,8abは、上方をカバー43によって覆われる。よって、取付部8aa,8abは、収納袋22を取り付けることができない状態となる。
このように、1つのカバー43を、取付部7aa,7abの上方と取付部8aa,8abの上方との間で移動させることによっても、取付部7aaに収納袋21を取り付けることができる状態とできない状態とを切り替えることができる。同時に、取付部8aaに収納袋22を取り付けることができない状態とできる状態とを切り替えることができる。しかも、この変形例では、カバー43を2つの収納フレームAと収納フレームBとで共有することができるので、部品点数を少なくすることができる。
また、紙幣処理装置1は、取付部7aa,7abが互いに近づく方向および離れる方向(±y方向)に移動するように、取付部7aa,7abの両方または一方を駆動する駆動部を備えてもよい。この場合、制御部30が、駆動部を動作させ、取付部7aaと取付部7abとの距離を変更することによって、収納袋21を取り付けられない状態と、収納袋21を取り付けられる状態との切り替えを行うことができる。
例えば、収納袋21が取り付けられる状態(第2の状態)では、取付部7aaと第2の取付部7abとは、第1距離だけ離間している。第1距離は、例えば、図1に示される取付部7aaと取付部71abとの間の距離であり、収納袋21の穴71a〜71cを、取付部7aaのピン81a〜81cに取り付けることができると共に、収納袋21の穴72a〜72cを、取付部7abのピン82a〜82cに取り付けることができる距離である。
一方、収納袋21が取り付けられない状態(第1の状態)では、取付部7aaと取付部7abとは、第1距離より大きい第2距離にまで離れる。第2距離は、例えば、収納袋21の穴71a〜71cと、穴72a〜72cとを最も離したとき(収納袋21の開口を最も広げたとき)の穴71a〜71cと、穴72a〜72cとの距離よりも大きい距離である。この場合、無理矢理取り付けようとすると、収納袋21が破損してしまう。よって、収納袋21を取り付けることができない。
また、取付部7aaと取付部7abとを接触させることによって、収納袋21が取り付けられない状態(第1の状態)としてもよい。この場合、取付部7aaと取付部7abとの間に収納袋を挿入することができない。よって、収納袋21を取り付けることができない。
さらに、識別情報取得部10は、ユーザまたは回収業者が手に持てるハンディータイプの識別情報取得部に限られず、紙幣処理装置1の内部に設置された識別情報取得部であってもよい。識別情報取得部10は、収納フレームAに取り付けられた収納袋21の識別情報と、収納フレームBに取り付けられた収納袋22の識別情報とを読み取れるように配置されている。なお、1つの識別情報取得部10を設け、1つの識別情報取得部10によって収納袋21の識別情報と収納袋22の識別情報とを読み取ってもよいし、2つの識別情報取得部10を設け、1の識別情報取得部10により収納袋21の識別情報を、他の識別情報取得部10により収納袋22の識別情報を読み取ってもよい。
識別情報取得部10を紙幣処理装置1の内部に設置することで、収納フレームA、Bに設置された収納袋21,22の識別情報を直に読み取ることができる。このようにすれば、収納フレームA、Bに取り付けない収納袋21,22の識別情報を誤って読み取ってしまうことが未然に防止できる。また、識別情報取得部10は、撮像装置であってもよい。例えば、カメラによる撮像によって、バーコード等の識別情報を読み取ってもよい。
また、紙幣処理装置1とともに使用される紙幣を収納する容器として、収納袋21,22のような柔軟で熱溶着が可能な容器に代えて全体または一部が比較的高い剛性を有する金属または樹脂で形成された袋またはカセットを用いてもよい。
さらに、一度使用され、識別情報取得部10によって識別情報が読み取られたた収納袋の識別情報は、記憶部61または上位装置に記憶されてもよい。一度使用された収納袋の識別情報を記憶することにより、制御部30又は上位装置は、新たに読み取られ入力された識別情報が、一度使用された収納袋に付されていた識別情報と一致するか否かを判定することができる。これらの識別情報が一致すると判定された場合、制御部30又は上位装置は、操作表示部9にその旨を表示し、ユーザ等に注意を促すことができる。また、制御部30又は上位装置は、収納フレームA及び収納フレームBの状態の切り替えをできなくする、つまり、収納袋を取り付けることができないようにしてもよい。こうすることにより、再使用が禁止されているあるいは本来再使用することができない収納袋が、何らかの理由で再使用されることを未然に防止することができる。
また、収納袋21,22の識別情報と、収納フレームA、Bの収納フレーム情報との関連付けは、紙幣処理装置1に接続されるパーソナルコンピュータ、サーバ等の情報処理装置が行ってもよい。例えば、情報処理装置は、制御部30の機能を有し、識別情報取得部10から送信される収納袋21,22の識別情報および収納フレームA、Bの収納フレーム情報を受信してもよい。情報処理装置は、収納袋21,22の識別情報と、収納フレームA、Bの収納フレーム情報とを関連付け、メモリ等の記憶部に記憶する。また、上位装置が情報処理装置の機能を有してもよい。
本発明は、収納袋等の取り外し可能な容器に紙幣等の有価媒体を収納する有価媒体処理装置に好適に利用することができる。
1 紙幣処理装置
2 投入部
2a 繰出機構部
3 搬送部
4 識別部
5 一時保留部
6 投出部
6a 羽根車駆動部
A、B 収納フレーム
7aa,7ab,8aa,8ab 取付部
7ba,7bb,8ba,8bb ステージ
9 操作表示部
10 識別情報取得部
21,22 収納袋
30 制御部
41,51 ステージ駆動部
42,52 加熱部
43,53 カバー
61 記憶部
62 通信インタフェース部
71a〜71c,72a〜72c 穴
73 バーコード
81a〜81c,82a〜82c ピン
P1 紙幣

Claims (13)

  1. 有価媒体を収納する収納部が取り付けられない第1の状態、または前記収納部が取り付けられる第2の状態のいずれかに設定される取付部と、
    取付部が選択されたことに基づいて、選択された前記取付部の前記第1の状態と前記第2の状態との切替処理を行う制御部と、
    を有する有価媒体処理装置。
  2. 前記取付部は複数設けられ、
    前記制御部は、前記複数の取付部のうち、選択された取付部において、前記第1の状態と前記第2の状態との切替処理を行う、
    請求項1に記載の有価媒体処理装置。
  3. 前記制御部は、前記複数の取付部のうち、選択されなかった取付部において、前記第1の状態を維持する処理を行う、
    請求項2に記載の有価媒体処理装置。
  4. 前記取付部は複数設けられ、
    前記制御部は、前記複数の取付部のうちの1つが選択されたことを受付け、選択された前記取付部において、前記第1の状態から前記第2の状態への切替処理を行う、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の有価媒体処理装置。
  5. 前記制御部は、前記複数の取付部のうちの1つが選択されたことを受付け、さらに前記収納部に付与されている前記収納部を識別する識別情報を受付けた場合、前記選択された取付部において、前記第1の状態から前記第2の状態への切替処理を行う、
    請求項4に記載の有価媒体処理装置。
  6. 前記制御部は、選択された前記取付部に関する情報と前記識別情報とを対応させて記憶部に記憶させる、
    請求項5に記載の有価媒体処理装置。
  7. 前記制御部は、選択された前記取付部に関する情報に対応する前記識別情報が前記記憶部から削除された場合、削除された前記識別情報に対応する前記取付部において、前記第2の状態から前記第1の状態への切替処理を行う、
    請求項6に記載の有価媒体処理装置。
  8. 前記制御部は、選択された前記取付部に関する情報を前記記憶部から削除した場合、削除対象の前記取付部において、前記第2の状態から前記第1の状態への切替処理を行う、
    請求項6または7に記載の有価媒体処理装置。
  9. 前記制御部は、前記選択された前記取付部に関する情報と、前記識別情報と、前記識別情報の収納部に収納された有価媒体の情報とを対応させて前記記憶部に記憶させる、
    請求項6から8のいずれか一項に記載の有価媒体処理装置。
  10. 前記取付部は、前記収納部の取り付けを阻害する機構を有する、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の有価媒体処理装置。
  11. 前記取付部は、前記収納部の第1の部分が取り付けられる第1の取付部と、前記収納部の第2の部分が取り付けられる第2の取付部と、備え、
    前記第1の取付部および前記第2の取付部の少なくとも一方を、前記制御部の制御に応じて前記第1の取付部および前記第2の取付部が対向する方向に駆動する駆動部、をさらに備え、
    前記取付部は、前記駆動部の動作により、前記第1の取付部と前記第2の取付部との距離が変更されることによって、前記第1の状態と前記第2の状態とのいずれかに設定される、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の有価媒体処理装置。
  12. 前記第2の状態では、前記第1の取付部と前記第2の取付部とが第1の距離離間し、
    前記第1の状態では、前記第1の取付部と前記第2の取付部とは第1距離より大きい第2距離離れるか、または、前記第1の取付部と前記第2の取付部とは接触する、
    請求項11に記載の有価媒体処理装置。
  13. 前記収納部は、全体もしくは一部分が樹脂で形成された袋であるか、全体もしくは一部分が金属で形成された袋であるか、またはカセットである、
    請求項1から12のいずれか一項に記載の有価媒体処理装置。
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