JP2020157464A - シート切断装置 - Google Patents

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JP2020157464A JP2019062796A JP2019062796A JP2020157464A JP 2020157464 A JP2020157464 A JP 2020157464A JP 2019062796 A JP2019062796 A JP 2019062796A JP 2019062796 A JP2019062796 A JP 2019062796A JP 2020157464 A JP2020157464 A JP 2020157464A
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泰昌 砂古
Yasumasa Sunago
泰昌 砂古
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Abstract

【課題】ラベルプリンタ等の機器に容易に着脱可能なシート切断装置を提供する。【解決手段】固定刃と、前記固定刃に対向して可動刃が設けられた可動刃ユニットと、を備え、前記可動刃ユニットを前記固定刃に向かって移動することにより、前記固定刃と前記可動刃ユニットとの間に通した被切断材料であるシートを切断するギロチン式のシート切断装置において、前記可動刃ユニットは、カバー体と、前記カバー体に対向する取付板と、前記カバー体と前記取付板との間に電動モータと、前記電動モータの回転力を前記可動刃ユニットの直動に変換する変換機構と、を備え、前記取付板は、機器に装着するための装着機構を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、シート切断装置に関する。
被切断材料である紙やプラスチックフィルム等の連続したシートに印刷し、印刷後のシートを任意位置で切断してラベルを作製するラベルプリンタがある。例えば、ラベルプリンタは、シートに印刷を行う印刷装置と、印刷後のシートを切断するシート切断装置を備える。また、シート切断装置の一例として、可動刃が固定刃に摺動してシートを切断するギロチン式のシート切断装置がある(例えば、特許文献1)。
特開2014−108502号公報
ギロチン式のシート切断装置において、ラベルプリンタ等の機器への取り付けと取り外しが容易なシート切断装置が望まれている。
そこで、本発明は、ラベルプリンタ等の機器に容易に着脱可能なシート切断装置を提供することを目的とする。
本発明に係るシート切断装置の一態様は、
固定刃と、
前記固定刃に対向して可動刃が設けられた可動刃ユニットと、を備え、
前記可動刃ユニットを前記固定刃に向かって移動することにより、前記固定刃と前記可動刃ユニットとの間に通した被切断材料であるシートを切断するギロチン式のシート切断装置において、
前記可動刃ユニットは、カバー体と、前記カバー体に対向する取付板と、前記カバー体と前記取付板との間に電動モータと、前記電動モータの回転力を前記可動刃ユニットの直動に変換する変換機構と、を備え、
前記取付板は、機器に装着するための装着機構を有することを特徴とする。
この構成により、ラベルプリンタ等の機器に容易に着脱可能なシート切断装置を提供することができる。
前記装着機構はフレームであり、
前記フレームは、前記固定刃を装着する固定刃装着部と、前記可動刃ユニットを装着する可動刃ユニット装着部と、前記固定刃装着部と前記可動刃ユニット装着部との一端を連結する連結部とを備え、
前記フレームの他端は開放端であってもよい。
装着機構がフレームであるため、機器への取り付けと取り外しが容易となる。また、フレームの他端が開放端となっているため、シートの切断時において、固定刃と可動刃の間にシートが詰まるペーパージャムの発生を防止することができる。
前記装着機構は、前記取付板に形成されたネジ孔であってもよい。
装着機構が取付板に形成されたネジ孔であるため、機器への取り付けと取り外しが容易になるだけでなく、シート切断装置の製造が容易になる。
前記可動刃の刃先は、刃幅方向の一部に凹部を有してもよい。
可動刃の刃先の刃幅方向の一部に凹部を有するため、シートの一部が切断されずに残る部分切断が可能となる。
前記変換機構は前記電動モータの軸に接続された手動ノブを有してもよい。
手動ノブを回転させることにより、ペーパージャムが発生しても、容易に解消可能となる。
前記可動刃の刃先は、刃幅方向の一端側から他端側に向かうにつれて前記固定刃と離れるように傾斜して形成され、
前記可動刃は、刃幅方向の一端側に前記固定刃に案内するガイドを有してもよい。
この構成により、より確実にシートの切断が可能となる。
前記可動刃ユニットは、前記可動刃がネジにより固定される可動刃ホルダをさらに備え、
前記可動刃ホルダは、前記変換機構により前記可動刃を前記固定刃に向かって移動可能であり、
前記ネジは、前記可動刃及び前記可動刃ホルダにおける前記取付板と干渉しない位置に固定されてもよい。
この構成により、固定刃と可動刃を交換するだけで異なる被切断材料に対応でき、要求される被切断材料の切断幅等が変わっても駆動部等の部品を統一化することで、製造コスト及びデリバリーに利点がある。
本発明に係るシート切断装置によれば、ラベルプリンタ等の機器に容易に着脱可能なシート切断装置を提供することができる。
シート切断装置の斜視図である。 シート切断装置の正面図である。 シート切断装置の背面図である。 シート切断装置の右側面図である。 シート切断装置の保護カバーを取り外した状態を示す分解図である。 突起が最も上に位置するときの説明図である。 突起が下死点に位置するときの説明図である。 変形例に係るシート切断装置の斜視図である。 変形例に係るシート切断装置の背面図である。 他の変形例に係るシート切断装置の正面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明す
る実施形態は、本発明の一例を説明するものである。本発明は以下の実施形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において実施される各種の変形形態も含む。なお、以下で説明される構成の全てが本発明の必須の構成であるとは限らない。
本実施形態に係るシート切断装置は、固定刃と、前記固定刃に対向して可動刃が設けられた可動刃ユニットと、を備え、前記可動刃ユニットを前記固定刃に向かって移動することにより、前記固定刃と前記可動刃ユニットとの間に通した被切断材料であるシートを切断するギロチン式のシート切断装置において、前記可動刃ユニットは、カバー体と、前記カバー体に対向する取付板と、前記カバー体と前記取付板との間に電動モータと、前記電動モータの回転力を前記可動刃ユニットの直動に変換する変換機構と、を備え、前記取付板は、機器に装着するための装着機構を有することを特徴とする。
本実施形態に係るシート切断装置は、可動刃ユニットを固定刃に向かって移動することにより、固定刃と可動刃ユニットとの間に通した被切断材料であるシートを切断するギロチン式のシート切断装置であり、被切断材料であるシートを幅方向に沿って切断して、所定形状の切断シートを製造する。
以下の例では、シート切断装置は、印刷装置を備えるラベルプリンタ等の機器Dに着脱可能に構成され、印刷装置によって任意の文字、絵、図形等のラベル情報が印刷された長尺状シートを切断してレシートやラベル等を作製する。
印刷方式や被切断材料であるシートの形状や材質等は特に限定されない。例えば、印刷装置は、シートが巻回されたロールを回転自在な状態で収容し、シートを搬送しながらシートに所望の情報を印刷可能であれば特に限定されない。シートの材質は、紙であっても樹脂フィルムであってもよい。また、シートは接着層を有する基材と、接着層を覆うように剥離可能に基材に貼付された剥離紙と、を有するテープ部材等であってもよい。また、シートは、接着層を有さない基材のみからなるものであってもよい。
1.シート切断装置
1.1.構成
まず、本実施形態に係るシート切断装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るシート切断装置100を模式的に示す図である。図1は、本発明の一実施形態に係るシート切断装置100の斜視図である。図2はシート切断装置100の正面図、図3はシート切断装置100の背面図、図4はシート切断装置100の右側面図、図5はシート切断装置100の保護カバー23を取り外した状態を示す分解図、図6は突起34bが最も上に位置する状態を示す説明図、図7は突起34bが下死点に位置するときの説明図突である。なお、図1〜図7において、シート切断装置100は、ラベルプリンタ等の機器D(図4参照)から取り外された状態である。
なお、図1〜図7に示す本実施形態において、シート切断装置100の幅方向、すなわち、被切断材料であるシートSの幅方向となる方向をX軸方向とする。シートSは図4に示す。本明細書において、このX軸方向に直交する方向であって、シートSの長尺方向であり、かつ、シートSが搬送される方向及び切断されたシートが排出される方向をY軸方向とする。X軸方向及びY軸方向に直交する方向であってシートSの厚さ方向となる方向をZ軸方向とする。X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向は、互いに直交する。図1〜図7において、X軸方向及びY軸方向は水平方向であり、Z軸方向は鉛直方向である。
また、本明細書において「一端側」とは、フレーム40のX軸方向において、固定刃装着部41と可動刃ユニット装着部42とが連結部43によって連結されている側を言い、
他端側とは、フレーム40において開放端が形成されている側を言うものとする。
図1〜図7に示すように、シート切断装置100は、固定刃10と、可動刃ユニット20と、変換機構30と、機器Dに装着するための装着機構の一例であるフレーム40と、を備える。
固定刃10は、後述する可動刃ユニット20の可動刃21との間に通したシートSを切断する。固定刃10は、例えば金属により形成され、可動刃21と対向する側に刃先10aを備える。固定刃10は、後述するフレーム40の固定刃装着部41に正面側からネジ止め固定される。
可動刃ユニット20は、固定刃10に対向して可動刃21が設けられ、固定刃10に向かって移動することにより、固定刃10との間に通した被切断材料であるシートSを切断する。可動刃ユニット20は、可動刃21と、可動刃ホルダ22と、保護カバー(カバー体)23と、取付板24と、電動モータ25と、変換機構30(図5参照)を備える。
可動刃21は、例えば金属により形成され、固定刃10に対向して可動刃ホルダ22に設けられる。可動刃21は、図1〜図7においてZ軸方向に沿って固定刃10側に移動して摺動し、シートS(図4参照)を切断する。すなわち、本実施形態において、可動刃21は刃先21aが固定刃10側に向き、可動刃21の下降により、固定刃10の刃先10aと可動刃21の刃先21aの間に通したシートSを幅方向に沿って切断する。可動刃21は背面側から可動刃ホルダ22にネジ止めされる。
可動刃21の刃先21aは、Y軸方向に沿う刃幅方向の一端側から他端側に向かうにつれて固定刃10と離れるように傾斜して形成される。
また、可動刃21は、刃幅方向の一端側に、可動刃21を固定刃10に案内するガイド21bを有する。ガイド21bは略長方形状に形成され、可動刃21の刃幅方向の一端に刃先21aから固定刃10側に突出して設けられる。ガイド21bの固定刃10側の端部は、可動刃21が固定刃10から最も離れた状態(図6参照)で固定刃10の刃先10aに接触していればよい。ガイド21bの長さは、可動刃21が固定刃10に最も近づいた状態、すなわちシートSを切断した状態(図7参照)で固定刃10の下端からはみ出ない長さに設定されればよい。
可動刃21の刃先21aの他端側、すなわちフレーム40の開放端に近い側には、刃幅方向の一部に、シートSの一部が切断されずに残る部分切断となるように凹部21cが形成される。凹部21cは、固定刃10から離れる方向に凹むように形成される。凹部21cの長さは、被切断材料であるシートSの厚みよりも長く設定され、可動刃21が固定刃10に最も近づいた状態(図7参照)では固定刃10に完全に重ならないように、例えば、ガイド21bの長さよりも短く設定される。
可動刃ホルダ22は、可動刃21を固定し、変換機構30により可動刃21を固定刃10に向かって移動可能にする部材である。可動刃ホルダ22は、例えば金属で形成された板状部材であり、固定刃10と対向する側は、可動刃21の刃先21aと同様に、Y軸方向に沿う刃幅方向の一端側から他端側に向かうにつれて固定刃10と離れるように傾斜して形成され、例えば、ネジ止めにより可動刃21が固定される。図5〜図7に示すように、可動刃ホルダ22の固定刃10と対向する側と反対側は、電動モータ25と、変換機構30とが配置可能なように略長方形状に切り抜き部22aが形成される。可動刃ホルダ22の固定刃10と対向する側と反対側の両端部22b、22cは、取付板24のホルダガイド24d、24eによって前後を挟持され、可動刃ホルダ22はホルダガイド24d、
24e内をZ軸方向に沿って摺動可能に形成される。可動刃ホルダ22の上部の中央付近には、第2のロータ34の突起34bが係合する係合溝22dが形成される。
保護カバー23は、可動刃ユニット20のカバー体であり、可動刃ユニット20に装着され、可動刃21以外の要素を保護する。保護カバー23は、例えば、樹脂により略直方体形状に形成され、可動刃ホルダ22と装着される面は開口する。保護カバー23の多端側の面23aは、可動刃ユニット20に装着されたときに後述する手動ノブ35が保護カバー23の外に突出するように凹部23bが形成される。
取付板24は、シート切断装置100をプリンタ等の機器に装着するためのフレーム40を取り付けるための部材であり、保護カバー23に対向して設けられる。図4および図5に示すように、取付板24は金属で形成された板状部材であり、その3つの端部は図5において手前側に突出して突出部24a、24b、24cとなっている。突出部24a、24bの一部は可動刃ホルダ22の端部22b、22cを挟持するホルダガイド24d、24eとなる。突出部24aには、可動刃ユニット20に装着されたときに後述する手動ノブ35が保護カバー23の外に突出するように凹部24fが形成される。図5に示すように、取付板24には、後述する電動モータ25を固定するための孔24gが形成される。
電動モータ25は、後述するようにシート切断装置100に駆動を供給するものである。図5に示すように、電動モータ25は、電動モータ25を挟んだ状態で保護カバー23と取付板24とを向かい合わせに嵌め合うことにより、保護カバー23と取付板24との間に設けられる。図3に示すように、電動モータ25はその一部がフレーム40の貫通孔46からフレーム40の裏側に露出するようにして可動刃ホルダ22に固定される。電動モータ25には、回転軸25aを介して手動ノブ35が接続される。
変換機構30は、電動モータ25の回転力を可動刃ユニット20の直動に変換する機構であり、ウォーム32と、第1のロータ33と、第2のロータ34と、手動ノブ35とを備える。変換機構30の第1のロータ33と、第2のロータ34とは、変換機構取付板36に取り付けられる。
ウォーム32は、電動モータ25の回転軸25aに装着され、電動モータ25の回転力を第1のロータ33に伝える小径の歯車である。
第1のロータ33は、ウォーム32の回転力を第2のロータ34に伝える歯車であり、第1の外周部33aと第2の外周部33bとを有する。第1の外周部33aのギヤは、ウォーム32に噛み合う。第2の外周部33bのギヤは、第2のロータ34の外周部34aのギヤに噛み合う。
第2のロータ34は、第1のロータ33の回転の回転力を可動刃ユニット20に伝える歯車であり、外周部34aのギヤが第1のロータ33の第2の外周部33bに噛み合う。第2のロータ34は突起34bを有する。突起34bは、保護カバー23と取付板24とを向かい合わせに嵌め合わせたときに、可動刃ホルダ22の係合溝22dに係合する(図6および図7参照)。
手動ノブ35は、ウォーム32を介して電動モータ25の回転軸25aに接続され、保護カバー23から突出して設けられる。手動ノブ35を手動で回転させることにより、その回転力を可動刃ユニット20の直動に変換する。
フレーム40は、取付板24に装着されて機器に装着するための装着機構の一例であり
、金属で形成された板状の部材である。フレーム40は、固定刃装着部41と、可動刃ユニット装着部42と、連結部43とを有する。
固定刃装着部41は、固定刃10を装着する部位であり、正面側からネジ止めにより固定刃10が固定される。図4に示すように、固定刃装着部41の下端からは機器Dに装着するための装着部41aが背面側に突出する。装着部41aには孔41bが形成され、機器Dに装着、固定できる。
可動刃ユニット装着部42は、可動刃ユニット20を装着する部位であり、背面側からネジ止めにより可動刃ユニット20が固定される(図3参照)。図4に示すように、可動刃ユニット装着部42の上端は、一対の装着部44、45が背面側に突出する。各装着部44、45にはそれぞれ孔44a、45a(図4参照)が形成され、機器Dに装着、固定できる。図3に示すように、可動刃ユニット装着部42には矩形状の貫通孔46が形成され、電動モータ25の一部が見えるようになっている。
連結部43は、固定刃装着部41の一端側と可動刃ユニット装着部42の一端側とを連結する部位である。図1に示すように、連結部43の固定刃装着部41と可動刃ユニット装着部42と連結している端部と反対側の端部は把持部43aである。フレーム40の連結部43とは反対の他端側は開放端であり、固定刃装着部41と可動刃ユニット装着部42は連結されずに一部が開口する。
シート切断装置100をプリンタ等の機器に装着するときには、フレーム40の把持部43aを把持して機器Dにシート切断装置100を装着部41a、44、45により装着し、例えばネジ止めにより、孔41b、44a、45aを介して機器Dに装着する。
1.2.シート切断装置の動作
このような構成を有するシート切断装置100は、以下に示す動作によりシートSを切断する。図6および図7を参照して、シート切断装置100作用の動作を説明する。
電力が供給されて電動モータ25が回転すると、電動モータ25の回転によって回転軸25aに装着されたウォーム32が回転する。ウォーム32の回転によって第1のロータ33が回転し、第1のロータ33の回転によって第2のロータ34が回転する。第2のロータ34が回転すると、第2のロータ34の突起34bが可動刃ホルダ22に形成された係合溝22d内をX軸方向に移動しながら可動刃ホルダ22を押し下げる。
可動刃ホルダ22が下降するにつれて、可動刃21の刃先21aが一端側から、固定刃10と可動刃21との間に搬送されてセットされたシートSと接触し、シートSを切断する。図7に示すように突起34bの下死点で可動刃21が最下位置となる。このとき、可動刃21の凹部21cは固定刃10と完全には重ならないため、凹部21cの部分ではシートSが切断されずに残る部分切断となる。
シートSを切断すると、第2のロータ34の回転に伴い突起34bが下死点から係合溝22d内を反対側に移動するとともに、可動刃ホルダ22を押し上げる。可動刃ホルダ22が上昇するにつれて、他端側から可動刃21の刃先21aがシートSから離れる。可動刃21の刃先21aがシートSから離れると、シート搬送手段(図示せず)によって、シートSが搬送され、次の切断部位が固定刃10と可動刃21との間にセットされる。そして、再び電動モータ25の回転に伴ってシートSの次の切断部位が切断される。このように、電動モータ25の回転に伴い、シートSが間欠的に部分切断される。切断されたシートは部分切断であるため、連なった状態となる。
シート切断装置100でペーパージャム等が発生した場合には、手動ノブ35を手動で回転させて、可動刃21と固定刃10との間に詰まったシートや切断物を取り除く。
シート切断装置100の交換やメンテナンスの場合には、フレーム40を機器Dから取り外すことにより、シート切断装置100を機器Dから取り外す。
2.効果
以上説明したように、本実施形態に係るシート切断装置100によれば、取付板24が機器Dに装着するための装着機構を有することにより、シート切断装置100をラベルプリンタに容易に装着することができる。
また、装着機構がフレーム40であるため、機器Dへの取り付けと取り外しが容易となる。また、固定刃10と可動刃21とがフレーム40で固定されているため、固定刃10と可動刃21との間を所望の距離に保持した状態で、シート切断装置100を機器Dに装着できる。
さらに、フレーム40の他端が開放端となっているため、シートSの切断時において、シートSが逃げるため、固定刃10と可動刃21の間にシートSが詰まるペーパージャムの発生を防止することができる。また、ペーパージャムが発生した場合であっても、固定刃10と可動刃21との間に詰まったシートSや切断物を、開放端側から容易に取り除くことができる。
また、可動刃21の刃先21aは、刃幅方向の一部に凹部21cを有するため、シートSの凹部21cが当たる部分ではシートSが切断されずに残る部分切断となる。これにより、切断したシートSの落下を防止することができる。
さらに、本実施形態に係るシート切断装置100は、変換機構30が電動モータ25の回転軸25aに接続された手動ノブ35を有するため、シート切断時に固定刃10と可動刃21との間にシートSや切断物は詰まった場合に手動で容易に解消することができる。
また、本実施形態に係るシート切断装置100の可動刃21の刃先21aは、刃幅方向の一端側から他端側に向かうにつれて固定刃10と離れるように傾斜して形成されるため、シートSが一端側から切断される。このため、より確実にシートSを切断できる。
さらに、可動刃21は、刃幅方向の一端側に固定刃10に案内するガイド21bを有するため、可動刃21を固定刃10に確実に摺接させて、より確実にシートSを切断できる。
また、本実施形態に係るシート切断装置100において、可動刃ユニット20は保護カバー23を有するため、外部からの水や異物の侵入を防止し、シート切断装置100の不具合を防止することができる。
なお、固定刃10と可動刃21とが互いに摺接する側面には、非粘着樹脂やフッ素処理等の非粘着コーティングが施されてもよい。これにより、ライナレスラベル等の粘着性を有するシートの切断時における、シートや切断物の刃への付着を防止できる。
3.変形例
上記の実施形態では、シート切断装置100の装着機構としてフレーム40を有する例を挙げたが、装着機構はネジ孔であってもよい。
図8は変形例に係るシート切断装置1000の斜視図であり、図9は変形例に係るシート切断装置1000の背面図である。なお変形例においては、上記のシート切断装置100の構成と略同一であるので、同一の構成についてはその説明は省略し、特有の構成のみを説明する。
図9に示すように、この例では、機器Dに装着するための装着機構として、取付板240に形成されたネジ孔240a、240bを有する。ネジ孔240a、240bは雌ネジから形成される。取付板240は、切り抜き部240cを備える。
また、図8および図9に示すように、固定刃10はフレーム40ではなく、機器Dに直接ネジ止めされる。このように、本変形例では、固定刃10と可動刃ユニット200とは連結されない。
可動刃210は、一対のネジ250、250により可動刃ホルダ220に固定さる。可動刃ホルダ220は、変換機構30により可動刃210を固定刃10に向かって移動可能にする。図9に示すように、可動刃210は、上記のような凹部21cを有さない。ネジ250は、取付板240と干渉しない位置に固定される。
保護カバー230は、シート切断装置1000の正面側の上部の一部に切り欠き部230aを有する。手動ノブ35は、保護カバー230の外側に突出しないが、切り欠き部230aからは突出した状態となっている。
変形例に係るシート切断装置1000を機器Dに装着する場合には、固定刃10と、可動刃ユニット200のそれぞれを機器Dの所定の位置にネジ止めすることにより行う。
変形例に係るシート切断装置1000では、装着機構がネジ孔240a、240bであるため、部品点数が少なく、製造及び取り付けが容易となる。
また、変形例に係るシート切断装置1000によれば、固定刃10と可動刃ユニット200がフレーム等によって連結されないため、固定刃10と可動刃210との間の距離を自由に設定することができる。また、手動ノブ35が保護カバー230から突出しないため、装置を小さくすることができ、様々な機種にシート切断装置1000を取り付け可能となり、多様性が増す。
さらに、変形例に係るシート切断装置1000によれば、可動刃210は凹部を有さないため、シートの全幅切断が可能となる。このシート切断装置1000で、上記のような部分切断を行う場合には、適宜、凹部を有する可動刃に交換すれば良い。ここで、交換の際には、ネジ250が取付板240と干渉しない位置に固定されるため、可動刃ユニット200を分解せずに、可動刃210を交換することができる。
なお、図8及び図9に示す変形例において、固定刃10と可動刃210とを可動刃ユニット200の幅よりも長いものに交換することができる。図10は、シート切断装置1000の変形例において、図8及び図9に示す固定刃10と可動刃210に代えて、固定刃110と可動刃210aを取り付けたシート切断装置1000を示す正面図である。
図10に示す変形例では、固定刃110と可動刃210aとは、可動刃ユニット200の幅よりも長く、可動刃ユニット200の外まで延びた状態である。この変形例では、可動刃210は、ネジ孔250aにネジ250を螺着することにより可動刃ホルダ220に固定される。ここで、取付板240は切り抜き部240cを備えるため、ネジ250は、可動刃210a及び可動刃ホルダ220における取付板240と干渉しない位置に固定さ
れる。また、可動刃210は、可動刃210aの一部に切り欠き部210bを設けることで、可動刃210aの保護カバー230への干渉を回避する。
図10に示す変形例において、固定刃110と可動刃210aとの間の距離は、可動刃210aが固定刃110に向かって降りきった時に、切り終わり側となる可動刃210aの開放端側と固定刃110とが重なり合う量が、上記の図8及び図9に示す変形例と同じ量となるように設定する。この距離は、可動刃210aのネジ孔250a、250aの位置で調整可能である。
この変形例においても、ネジ250が取付板240と干渉しない位置に固定されるため、可動刃ユニット200を分解せずに、可動刃210を交換することができる。このため、固定刃110と可動刃210aを交換するだけで、幅の異なる被切断材料に対応可能となる。なお、被切断材料の大きさ、厚み、硬さ等、要求仕様に応じて可動刃210aの可動刃ホルダ220も変更可能である。例えば、被切断材料に対する可動刃210aの強度不足が懸念される場合には、可動刃ホルダ220も延長する構成としてもよい。この場合、保護カバー等の他の部品の大きさも可動刃210aや可動刃ホルダ220の大きさに応じて変更しても良い。
このように、図10に示す変形例に係るシート切断装置1000によれば、固定刃と可動刃、場合により可動刃ホルダ220等を交換するだけで、異なる被切断材料に対応でき、要求される被切断材料の切断幅等が変わっても駆動部等の部品を統一化することで、製造コスト及びデリバリーに利点がある。これは、図1に示す装着機構としてフレーム40を備えるシート切断装置100においても同様であり、固定刃10と可動刃21の他にフレーム40の大きさも変えることで、異なる被切断材料に対応可能となる。
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
10…固定刃110…刃先、20、200…可動刃ユニット、21、210、210a…可動刃、21a…刃先、21b…ガイド、21c…凹部、22、220…可動刃ホルダ、22a…切り抜き部、22b、22c…端部、22d…係合溝、23、230…保護カバー(カバー体)、23a…多端側の面、23b…凹部、24、240…取付板、24a、24b、24c…突出部、24d、24e…ホルダガイド、24f…凹部、24g…孔、25…電動モータ、25a…回転軸、30…変換機構、32…ウォーム、33…第1のロータ、33a…第1の外周部、33b…第2の外周部、34…第2のロータ、34a…外周部、34b…突起、35…手動ノブ、36…変換機構取付板、40…フレーム、41…固定刃装着部、41a…装着部、41b…孔、42…可動刃ユニット装着部、43…連結部、43a…把持部、44…装着部、44a、45a…孔、45…装着部、46…貫通孔、100、1000…シート切断装置、210b…切り欠き部、230a…切り欠き部、240a、240b…ネジ孔、240c…切り抜き部、250…ネジ、250a…ネジ孔、D…機器、S…シート。

Claims (7)

  1. 固定刃と、
    前記固定刃に対向して可動刃が設けられた可動刃ユニットと、を備え、
    前記可動刃ユニットを前記固定刃に向かって移動することにより、前記固定刃と前記可動刃ユニットとの間に通した被切断材料であるシートを切断するギロチン式のシート切断装置において、
    前記可動刃ユニットは、カバー体と、前記カバー体に対向する取付板と、前記カバー体と前記取付板との間に電動モータと、前記電動モータの回転力を前記可動刃ユニットの直動に変換する変換機構と、を備え、
    前記取付板は、機器に装着するための装着機構を有する、シート切断装置。
  2. 前記装着機構はフレームであり、
    前記フレームは、前記固定刃を装着する固定刃装着部と、前記可動刃ユニットを装着する可動刃ユニット装着部と、前記固定刃装着部と前記可動刃ユニット装着部との一端を連結する連結部とを備え、
    前記フレームの他端は開放端である、請求項1に記載のシート切断装置。
  3. 前記装着機構は、前記取付板に形成されたネジ孔である、請求項1に記載のシート切断装置。
  4. 前記可動刃の刃先は、刃幅方向の一部に凹部を有する、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のシート切断装置。
  5. 前記変換機構は前記電動モータの軸に接続された手動ノブを有する、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のシート切断装置。
  6. 前記可動刃の刃先は、刃幅方向の一端側から他端側に向かうにつれて前記固定刃と離れるように傾斜して形成され、
    前記可動刃は、刃幅方向の一端側に前記固定刃に案内するガイドを有する、請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のシート切断装置。
  7. 前記可動刃ユニットは、前記可動刃がネジにより固定される可動刃ホルダをさらに備え、
    前記可動刃ホルダは、前記変換機構により前記可動刃を前記固定刃に向かって移動可能であり、
    前記ネジは、前記可動刃及び前記可動刃ホルダにおける前記取付板と干渉しない位置に固定される、請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のシート切断装置。
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JP2001121480A (ja) * 1999-10-29 2001-05-08 Star Micronics Co Ltd プリンタの用紙カッタ機構
JP2013056401A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Oyane Riki Mfg Co Ltd シート切断装置

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