JP2020154961A - 剛性評価方法及び剛性評価装置、並びに剛性評価プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
Description
L.W.I.=M/(A×Ct)
M;車体重量
A:ホイールベース×トレッド
Ct:ねじり剛性
前記構造体の全体及び一部について、剛性を決定する複数の変形モードのうち、面外の曲げ変形の度合いを剛性の評価指標とすることを特徴とする剛性評価方法。
K=K0×(t/t0)b ・・・(1)
K0:比例定数、t0:元の板厚、t:変更後の板厚
前記第1ステップで得られた剛性値を用いて、前記(1)式により、比例定数K0と曲げ変形度合いbとの関係を取得する第2ステップと、
前記第2ステップで得られた前記関係を用いて、近似的手法により曲げ変形度合いbを同定する第3ステップと
を実行することを特徴とする2.に記載の剛性評価方法。
前記構造体の全体及び一部について、剛性を決定する複数の変形モードのうち、面外の曲げ変形の度合いを剛性の評価指標とすることを特徴とする剛性評価装置。
K=K0×(t/t0)b ・・・(1)
K0:比例定数、t0:元の板厚、t:変更後の板厚
前記剛性値取得部で得られた剛性値を用いて、前記(1)式により、比例定数K0と曲げ変形度合いbとの関係を取得する関係取得部と、
前記関係取得部で得られた前記関係を用いて、近似的手法により曲げ変形度合いbを同定する同定部と
を備えたことを特徴とする8.に記載の剛性評価装置。
前記構造体の全体及び一部について、剛性を決定する複数の変形モードのうち、面外の曲げ変形の度合いを剛性の評価指標として、前記評価指標の算出工程をコンピュータに実行させることを特徴とする剛性評価プログラム。
K=K0×(t/t0)b ・・・(1)
K0:比例定数、t0:元の板厚、t:変更後の板厚
前記構造体の解析モデルを用いて、異なる板厚で剛性値を取得する第1ステップと、
前記第1ステップで得られた剛性値を用いて、前記(1)式により、比例定数K0と曲げ変形度合いbとの関係を取得する第2ステップと、
前記第2ステップで得られた前記関係を用いて、近似的手法により曲げ変形度合いbを同定する第3ステップと
を含むことを特徴とする14.に記載の剛性評価プログラム。
先ず、諸実施形態に共通する発明の基本骨子について説明する。図1は、鋼板の代表的な変形モードとそれらの剛性の板厚との関係を示す模式図である。
K=K0×(t/t0)b ・・・(1)
K0:比例定数、t0:元の板厚、t:変更後の板厚
以下、第1の実施形態について説明する。図2は、本実施形態による剛性評価装置を示すブロック図である。図3は、本実施形態による剛性評価方法を示すフロー図である。
ここで、第1の実施形態の諸実施例について説明する。
本実施例では、板厚及び重量を揃えた2種の板状構造体を評価対象として、第1の実施形態による剛性評価方法によりb値と剛性との関係について調べた。解析モデルとしては、図5(a)及び図6(a)に示す四角形状の閉断面を持つ構造体20A、及び図5(b)及び図6(b)に示すハット断面を持つ構造体20Bについて作成した。
本実施例では、所定の板状構造体について、その板厚を一律に変更して(板厚変更に伴って重量も変化する)、第1の実施形態による剛性評価方法によりb値の板厚依存性について調べた。板状構造体は、自動車の車体に用いられるセンターピラーとした。センターピラーについて解析モデルを作成し、当該センターピラーと、当該センターピラーの板厚を一律0.2倍及び2倍としたものを評価対象とした。
本実施例では、同一の板状構造体について荷重負荷をかける態様を変更して、第1の実施形態による剛性評価方法によりb値の影響について調べた。板状構造体は、自動車の車体に用いられるセンターピラーとした。センターピラーについて解析モデルを作成し、評価対象とした。解析モデルのセンターピラーを構造体30とする。構造体30の上部を図9(a)に示しており、その上方の両端で固定し、下方の部位でx方向及びy方向に荷重負荷をかける。構造体30の下部を図9(b)に示しており、その下方の両端で固定し、上方の部位でx方向及びy方向に荷重負荷をかける。本実施例の比較例として、本実施例と同じ解析モデルで同じ荷重負荷態様として、剛性/重量について調べた。
本実施例では、類似する2種の板状構造体について、第1の実施形態による剛性評価方法により、ねじり剛性のb値の影響について調べた。板状構造体は、車種の異なる2種の自動車の車体部分(以下、A車及びB車とする)とした。A車及びB車について解析モデルを作成し、評価対象とした。本実施例の比較例として、本実施例と同じ解析モデルで同じねじり剛性の負荷態様として、L.W.Iについて調べた。
以下、第2の実施形態について説明する。図12は、本実施形態による剛性評価装置を示すブロック図である。図13は、本実施形態による剛性評価方法を示すフロー図である。
ここで、第2の実施形態の実施例について説明する。本実施例では、板状構造体について、第2の実施形態による剛性評価方法により、各部品の板状構造体の全体に対するb値の影響について調べた。板状構造体は自動車の車体とし、その解析モデルを作成して評価対象とした。
上述した第1の実施形態による剛性評価装置の各構成要素(図2の剛性値取得部1、取得部2、関係取得部2、及び同定部3等)、及び第2の実施形態による剛性評価装置の各構成要素(図12の剛性値取得部1、取得部2、関係取得部2、同定部3、及び比較部4等)の各機能は、コンピュータのRAMやROM等に記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。同様に、第1の実施形態による破断予測方法の各ステップ(図3のステップS1〜S3等)、及び第2の実施形態による破断予測方法の各ステップ(図13のステップS11〜S13等)は、コンピュータのRAMやROM等に記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本実施形態に含まれる。
なお、通常のコンピュータ端末装置を用いる代わりに、剛性評価装置に特化された所定の計算機等を用いても良い。
2 関係取得部
3 同定部
4 比較部
Claims (19)
- 板状部材からなる構造体を評価対象とする剛性評価方法であって、
前記構造体の全体及び一部について、剛性を決定する複数の変形モードのうち、面外の曲げ変形の度合いを剛性の評価指標とすることを特徴とする剛性評価方法。 - 剛性値Kを以下のように表し、曲げ変形度合いbを前記評価指標とすることを特徴とする請求項1に記載の剛性評価方法。
K=K0×(t/t0)b ・・・(1)
K0:比例定数、t0:元の板厚、t:変更後の板厚 - 前記構造体の解析モデルを用いて、異なる板厚で剛性値を取得する第1ステップと、
前記第1ステップで得られた剛性値を用いて、前記(1)式により、比例定数K0と曲げ変形度合いbとの関係を取得する第2ステップと、
前記第2ステップで得られた前記関係を用いて、近似的手法により曲げ変形度合いbを同定する第3ステップと
を実行することを特徴とする請求項2に記載の剛性評価方法。 - 前記異なる板厚は、元の板厚値及び前記元の板厚値を挟んだ2値であることを特徴とする請求項3に記載の剛性評価方法。
- 前記2値は、前記元の板厚値を中央値とする対称値であり、前記元の板厚値の±0.1%〜50%の範囲内の値であることを特徴とする請求項4に記載の剛性評価方法。
- 前記構造体の全体について同定された前記曲げ変形度合いbと、一部について一律に板厚を変えた前記構造体について同定された前記曲げ変形度合いbとを比較する第4ステップを更に実行することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の剛性評価方法。
- 板状部材からなる構造体を評価対象とする剛性評価装置であって、
前記構造体の全体及び一部について、剛性を決定する複数の変形モードのうち、面外の曲げ変形の度合いを剛性の評価指標とすることを特徴とする剛性評価装置。 - 剛性値Kを以下のように表し、曲げ変形度合いbを前記評価指標とすることを特徴とする請求項7に記載の剛性評価装置。
K=K0×(t/t0)b ・・・(1)
K0:比例定数、t0:元の板厚、t:変更後の板厚 - 前記構造体の解析モデルを用いて、異なる板厚で剛性値を取得する剛性値取得部と、
前記剛性値取得部で得られた剛性値を用いて、前記(1)式により、比例定数K0と曲げ変形度合いbとの関係を取得する関係取得部と、
前記関係取得部で得られた前記関係を用いて、近似的手法により曲げ変形度合いbを同定する同定部と
を備えたことを特徴とする請求項8に記載の剛性評価装置。 - 前記異なる板厚は、元の板厚値及び前記元の板厚値を挟んだ2値であることを特徴とする請求項9に記載の剛性評価装置。
- 前記2値は、前記元の板厚値を中央値とする対称値であり、前記元の板厚値の±0.1%〜50%の範囲内の値であることを特徴とする請求項10に記載の剛性評価装置。
- 前記構造体の全体について同定された前記曲げ変形度合いbと、一部について一律に板厚を変えた前記構造体について同定された前記曲げ変形度合いbとを比較する比較部を更に備えたことを特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載の剛性評価装置。
- 板状部材からなる構造体を評価対象とする剛性評価プログラムであって、
前記構造体の全体及び一部について、剛性を決定する複数の変形モードのうち、面外の曲げ変形の度合いを剛性の評価指標として、前記評価指標の算出工程をコンピュータに実行させることを特徴とする剛性評価プログラム。 - 剛性値Kを以下のように表し、曲げ変形度合いbを前記評価指標とすることを特徴とする請求項13に記載の剛性評価プログラム。
K=K0×(t/t0)b ・・・(1)
K0:比例定数、t0:元の板厚、t:変更後の板厚 - 前記算出工程は、
前記構造体の解析モデルを用いて、異なる板厚で剛性値を取得する第1ステップと、
前記第1ステップで得られた剛性値を用いて、前記(1)式により、比例定数K0と曲げ変形度合いbとの関係を取得する第2ステップと、
前記第2ステップで得られた前記関係を用いて、近似的手法により曲げ変形度合いbを同定する第3ステップと
を含むことを特徴とする請求項14に記載の剛性評価プログラム。 - 前記異なる板厚は、元の板厚値及び前記元の板厚値を挟んだ2値であることを特徴とする請求項15に記載の剛性評価プログラム。
- 前記2値は、前記元の板厚値を中央値とする対称値であり、前記元の板厚値の±0.1%〜50%の範囲内の値であることを特徴とする請求項16に記載の剛性評価プログラム。
- 前記構造体の全体について同定された前記曲げ変形度合いbと、一部について一律に板厚を変えた前記構造体について同定された前記曲げ変形度合いbとを比較する第4ステップを更に実行することを特徴とする請求項13〜17のいずれか1項に記載の剛性評価プログラム。
- 請求項13〜18のいずれか1項に記載の剛性評価プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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JP2019054537A JP7252445B2 (ja) | 2019-03-22 | 2019-03-22 | 剛性評価方法及び剛性評価装置、並びに剛性評価プログラム及び記録媒体 |
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JP2007094567A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Fuji Heavy Ind Ltd | 剛性管理装置、及び、剛性管理方法 |
JP2011108184A (ja) * | 2009-11-20 | 2011-06-02 | Daihatsu Motor Co Ltd | パネル部材の剛性評価方法 |
JP2012008787A (ja) * | 2010-06-24 | 2012-01-12 | Nippon Steel Corp | 構造体設計支援装置 |
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2019
- 2019-03-22 JP JP2019054537A patent/JP7252445B2/ja active Active
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JP2011108184A (ja) * | 2009-11-20 | 2011-06-02 | Daihatsu Motor Co Ltd | パネル部材の剛性評価方法 |
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