JP2020154382A - 数値制御装置、数値制御プログラム、及び、数値制御プログラムを記憶した記憶装置 - Google Patents

数値制御装置、数値制御プログラム、及び、数値制御プログラムを記憶した記憶装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020154382A
JP2020154382A JP2019049590A JP2019049590A JP2020154382A JP 2020154382 A JP2020154382 A JP 2020154382A JP 2019049590 A JP2019049590 A JP 2019049590A JP 2019049590 A JP2019049590 A JP 2019049590A JP 2020154382 A JP2020154382 A JP 2020154382A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
spindle head
spindle
numerical control
magazine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019049590A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7036071B2 (ja
Inventor
賢祐 久留美
Kensuke Kurumi
賢祐 久留美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2019049590A priority Critical patent/JP7036071B2/ja
Priority to CN202010004645.8A priority patent/CN111708320B/zh
Publication of JP2020154382A publication Critical patent/JP2020154382A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7036071B2 publication Critical patent/JP7036071B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/19Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by positioning or contouring control systems, e.g. to control position from one programmed point to another or to control movement along a programmed continuous path
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/35Nc in input of data, input till input file format
    • G05B2219/35349Display part, programmed locus and tool path, traject, dynamic locus

Abstract

【課題】主軸ヘッドと工具との衝突の危険性を回避しながら工具交換時間を短縮できる数値制御装置、数値制御プログラム、及び数値制御プログラムを記憶した記憶装置を提供することである。【解決手段】工具交換処理において、数値制御装置のCPUは、主軸ヘッド7を加工領域から工具交換位置に向けて移動させる(S15)。工具交換位置は、主軸ヘッド7と工具4との衝突をさけることができる機械的に予め定まった特定位置よりも上方となる位置である。上昇する主軸ヘッド7が特定位置を通過する時(S17:YES)、CPU31は、マガジン本体71の回転を開始する(S19)。故に、主軸ヘッド7は工具4との衝突の危険性を回避できる。加工領域から上昇する主軸ヘッド7の停止目標位置が特定位置である時に比べ、主軸ヘッド7が特定位置に到達する時機が早まるので、マガジン本体71が回転する開始時機が早まり、工具交換時間は短くなる。【選択図】図10

Description

本発明は、数値制御装置、数値制御プログラム、及び、数値制御プログラムを記憶した記憶装置に関する。
工作機械の工具交換時間の短縮を図る数値制御装置が公知である。例えば特許文献1に開示の数値制御装置により制御する工作機械は、加工領域と工具交換領域との間を昇降する主軸ヘッドと、主軸ヘッドにて回転可能に支持する主軸と、複数のグリップアームを外周に設けた工具マガジンとを備える。上記数値制御装置では、工具交換領域内の基準位置であるATC原点よりも下方となるM軸回転可能位置(アーム起動位置)まで主軸ヘッドが上昇した場合、工具マガジンが回転して、使用済みの工具を抜き出したグリップアームを割出位置から離間する方向に回転し、且つ、次の工具を保持するグリップアームを割出位置に向けて回転する。
特開2013−205976号公報
しかし、上記数値制御装置では、M軸回転可能位置をATC原点から離れた位置に設定する程、工具交換時間は短くなる一方、主軸ヘッドと工具との衝突の危険性が増大する。
本発明の目的は、主軸ヘッドと工具との衝突の危険性を回避しながら工具交換時間を短縮できる数値制御装置、数値制御プログラム、及び、数値制御プログラムを記憶した記憶装置を提供することである。
本発明の第一態様の数値制御装置は、ワークに対する加工動作を行う加工領域と、工具の交換動作を行う工具交換領域との間を移動する主軸ヘッドと、前記主軸ヘッドにて回転可能に支持し、前記工具を装着可能な主軸と、前記工具を保持する複数のグリップアームを回転方向に沿って設けた工具マガジンとを備える工作機械の前記主軸ヘッドを、前記主軸ヘッドと前記工具との衝突を避けることができる機械的に予め定まった位置である特定位置に向けて移動させることで、前記工具マガジンの所定の回転位置である割出位置に位置する第一の前記グリップアームが、前記主軸に装着していた前記工具を抜き出す工具抜出制御手段と、前記工具抜出制御手段により第一の前記グリップアームが前記工具を抜き出した後、前記工具マガジンを回転し、前記工具を保持する第二の前記グリップアームを、第一の前記グリップアームに代えて前記割出位置に位置させる回転制御手段と、前記回転制御手段による前記工具マガジンの回転時、前記工具抜出制御手段が移動させた前記主軸ヘッドを前記加工領域に向けて移動させ、第二の前記グリップアームが保持する前記工具を前記主軸に装着させる工具装着制御手段とを備える数値制御装置において、前記工具抜出制御手段は、前記特定位置に対して前記加工領域とは反対側となる位置である工具交換位置まで前記主軸ヘッドを移動し、前記工具装着制御手段は、前記工具交換位置から前記主軸ヘッドを移動させ、前記回転制御手段は、前記工具抜出制御手段が移動させる前記主軸ヘッドが前記特定位置を通過した時、前記工具マガジンの回転を開始することを特徴とする。
上記構成によれば、主軸ヘッドが特定位置を通過する時機に工具マガジンは回転を開始するので、数値制御装置は、主軸ヘッドと工具との衝突の危険性を回避できる。また、工具抜出制御手段により移動する主軸ヘッドが特定位置に到達する時機は、主軸ヘッドの停止目標位置が特定位置となる時と比較して早まるので、回転制御手段が工具マガジンを回転する開始時機が早まり、工具交換時間は短くなる。故に、数値制御装置は、主軸ヘッドと工具マガジンとの衝突の危険性を回避しながら工具交換時間を短縮できる。
上記数値制御装置では、前記回転制御手段が、第二の前記グリップアームを、前記割出位置よりも手前の位置である手前割出位置を通過させた時、前記工具装着制御手段は、前記主軸ヘッドの前記加工領域に向けた移動を開始してもよい。この場合、回転制御手段により回転する第二のグリップアームが手前割出位置を通過する時機に、工具装着制御手段は主軸ヘッドの移動を開始する。故に、主軸ヘッドの加工領域に向けた移動時機が早まるので、数値制御装置は、工具交換時間を更に短縮できる。
前記数値制御装置では、前記工具装着制御手段により前記主軸ヘッドが前記特定位置に到達する時機に、前記回転制御手段は、第二の前記グリップアームを前記割出位置に到達させてもよい。この場合、特定位置と工具交換位置の距離は、工具マガジンの回転距離に応じた適正な距離になる。故に、数値制御装置は、工具交換時間を更に短縮できる。
前記数値制御装置は、NCプログラムに含まれる移動指令が示す前記主軸ヘッドの最高速度及び前記主軸ヘッドの加減速時間、並びに、前記移動指令が示す前記工具マガジンの最高速度及び加減速時間に基づき、前記工具交換位置と前記手前割出位置を取得する取得手段を備え、前記工具抜出制御手段は、前記取得手段により取得された前記工具交換位置まで前記主軸ヘッドを移動し、前記工具装着制御手段は、前記回転制御手段が第二の前記グリップアームを前記取得手段により取得された前記手前割出位置を通過させた時、前記主軸ヘッドの移動を開始してもよい。この場合、工具装着制御手段により主軸ヘッドが特定位置に到達する時機が、回転制御手段により第二のグリップアームが割出位置に到達する時機と一致するように、数値制御装置は、工具交換位置と手前割出位置を設定できる。
前記数値制御装置は、前記移動指令に基づき動作する前記主軸ヘッドと前記工具マガジンの夫々の加減速時間を計測して取得する計測手段と、前記計測手段により取得された二つの加減速時間に基づき、前記NCプログラムに含まれる前記移動指令が示す前記主軸ヘッドの加減速時間と前記工具マガジンの加減速時間を更新する更新手段とを備え、前記取得手段は、前記更新手段により更新された前記加減速時間に基づき、前記工具交換位置と前記手前割出位置を取得してもよい。この場合、取得手段によって取得される工具交換位置と手前割出位置が、計測手段によって取得された加減速時間に基づく。故に、数値制御装置は、工具装着制御手段により主軸ヘッドが特定位置に到達する時機を、回転制御手段により第二のグリップアームが割出位置に到達する時機と更に正確に一致させることができる。
本発明の第二態様の数値制御プログラムは、ワークに対する加工動作を行う加工領域と、工具の交換動作を行う工具交換領域との間を移動する主軸ヘッドと、前記主軸ヘッドにて回転可能に支持し、前記工具を装着可能な筒孔状の主軸と、前記工具を保持する複数のグリップアームを回転方向に沿って設けた工具マガジンとを備える工作機械の前記主軸ヘッドを、前記主軸ヘッドと前記工具との衝突を避けることができる機械的に予め定まった位置である特定位置に向けて移動させることで、所定の回転位置である割出位置に位置する第一の前記グリップアームが、前記主軸に装着していた前記工具を抜き出す工具抜出ステップと、前記工具抜出ステップにより第一の前記グリップアームが前記工具を抜き出した後、前記工具マガジンを回転し、前記工具を保持する第二の前記グリップアームを、第一の前記グリップアームに代えて前記割出位置に位置させる回転ステップと、前記回転ステップによる前記工具マガジンの回転時、前記工具抜出ステップが移動させた前記主軸ヘッドを前記加工領域に向けて移動させ、第二の前記グリップアームが保持する前記工具を前記主軸に装着させる工具装着ステップとを前記工作機械のコンピュータに実行させるための数値制御プログラムにおいて、前記工具抜出ステップは、前記特定位置に対して前記加工領域とは反対側となる位置である工具交換位置まで前記主軸ヘッドを移動し、前記工具装着ステップは、前記工具交換位置から前記主軸ヘッドを移動させ、前記回転ステップは、前記工具抜出ステップが移動させる前記主軸ヘッドが前記特定位置を通過した時、前記工具マガジンの回転を開始することを特徴とする。第二態様によれば、第一態様と同様の効果を奏する。
本発明の第三態様の記憶装置は、上記数値制御プログラムを記憶したことを特徴とする。第三態様によれば、第一態様と同様の効果を奏する。
工作機械1の斜視図である。 主軸ヘッド7の一部破断拡大図である。 主軸ヘッド7及びグリップアーム73の拡大側面図である。 工作機械1及び数値制御装置30の電気的構成を示すブロック図である。 工具交換時の主軸ヘッド7と工具マガジン21の速度を示すグラフである(t≧t、且つT≧2t)。 工具交換時の主軸ヘッド7と工具マガジン21の速度を示すグラフである(t<t、且つT≧2t)。 工具交換時の主軸ヘッド7と工具マガジン21の速度を示すグラフである(t<t、且つT<2t)。 工具交換時の主軸ヘッド7と工具マガジン21の速度を示すグラフである(tM'≧t)。 工具交換時の主軸ヘッド7と工具マガジン21の速度を示すグラフである(tM'<t)。 工具交換処理のフローチャートである。 主軸ヘッド時間計測処理のフローチャートである。 工具マガジン時間計測処理のフローチャートである。
本発明の一実施形態である、工作機械1を制御する数値制御装置30について、図面を参照して説明する。
工作機械1の構成を説明する。図1に示すように、工作機械1は、鉄製のベース2、ベース2の上部に位置してワークを切削する機械本体3、機械本体3の上部に位置して主軸9に装着する工具4の交換を行う工具交換装置20、機械本体3及び工具交換装置20の周囲を取り囲むカバー(図示省略)等を備える。カバーの前面に、操作パネル(図示省略)が設けてある。操作パネルは、入力部24(図3参照)、及び表示器25(液晶ディスプレイ)(図3参照)を備える。作業者は、表示器25の表示情報を確認し、入力部24を用いて、加工プログラム(NCプログラム)、工具4の種類等の工具情報、及び各種パラメータ等を入力する。
機械本体3の構成を説明する。図1に示すように、機械本体3は、角柱状のコラム5、主軸ヘッド7(図2参照)、主軸9、テーブル10等を備える。コラム5は、ベース2の上部後方に立設する。主軸ヘッド7は、コラム5の前面に沿って昇降する。主軸ヘッド7は、Z軸モータ53(図3参照)の駆動により、Z軸方向に移動する。主軸9は、主軸ヘッド7の下部に設けてある。主軸9には、工具4が装着され、主軸モータ54(図2参照)の駆動により回転する。テーブル10は、ベース2の上部中央に設けてある。テーブル10は、X軸モータ51(図3参照)、Y軸モータ52(図3参照)、ガイド機構(図示省略)によって、X軸方向、Y軸方向に移動する。コラム5の背面側に位置する制御箱6は、数値制御装置30(図3参照)を格納する。
テーブル10の移動機構を説明する。図1に示すように、テーブル10の下部には、直方体状の支持台12が設けてある。支持台12は、上面にX軸方向(機械本体3の左右方向)に延びる一対のX軸送りガイド(図示省略)を備える。一対のX軸送りガイドは、テーブル10を移動可能に支持する。
ベース2は、上部にY軸方向(機械本体3の奥行き方向)に延びる一対のY軸送りガイド(図示省略)を備える。一対のY軸送りガイドは、ベース2の長手方向に沿って延設する。一対のY軸送りガイドは、支持台12を移動可能に支持する。ベース2は、上部にY軸モータ52(図3参照)を備える。Y軸モータ52は、テーブル10をY軸送りガイドに沿ってY軸方向に移動駆動する。支持台12は、上部にX軸モータ51(図3参照)を備える。X軸モータ51は、テーブル10をX軸送りガイドに沿ってX軸方向に移動駆動する。X軸モータ51及びY軸モータ52は、サーボモータである。
テーブル10の左右両側は移動方向に収縮可能なカバー13,14を備える。支持台12の前側は移動方向に収縮可能なカバー15を備える。支持台12の後側は後ろカバーを備える。カバー13,14,15、及び後ろカバーは、X軸送りガイド及びY軸送りガイドを常に覆う。故に工作機械1は、加工領域から飛散する切粉、及びクーラント液の飛沫等が各軸送りガイド上に落下するのを防止できる。加工領域は、工作機械1がワークに対して加工動作を行う領域である。
主軸ヘッド7の昇降機構を説明する。図2に示すように、コラム5の前面側(図2における左側)で上下方向に延設するガイドレール(図示外)は、リニアガイドを介して主軸ヘッド7を昇降自在に支持する。主軸ヘッド7の上部には、主軸9を回転させる主軸モータ54が固定してある。
コラム5の前面では、上側軸受部27と下側軸受部28が、上下方向に延設したボールねじ26を回転可能に支持する。主軸ヘッド7の背面に固定したナット29に対して、ボールねじ26がねじ込まれて挿通する。ボールねじ26の上端部は、カップリング(図示外)を介して上側軸受部27の上部に固定したZ軸モータ53(図3参照)の駆動軸に連結する。ボールねじ26は、Z軸モータ53の駆動によって正逆両方向に回転する。ボールねじ26が正逆方向に回転すると、ボールねじ26に螺合するナット29が昇降し、ナット29に連結する主軸ヘッド7がZ軸方向(図2の矢印A方向)に昇降移動する。図2における上方向は、Z軸方向における正方向である。
テーブル10(図1参照)上に固定したワーク(被加工物)に対して、主軸ヘッド7が昇降すると共に、主軸9が回転して、工具4は切削加工(加工動作)を行う。具体的には、図3に示すように、主軸ヘッド7は、Z軸の機械原点であるZ軸原点よりも下方の加工領域で加工動作を行う。主軸ヘッド7は、Z軸原点よりも上方の工具交換領域(ATC領域)に移動可能である。工具交換領域は、工具4の交換動作を行う領域である。尚、機械原点とは、X軸、Y軸の機械座標が0である位置、及びZ軸の機械座標が加工可能な上限位置である。
以下、工具交換領域内の基準位置(所謂、ATC原点)を「特定位置」と称す。特定位置は、昇降する主軸ヘッド7と、グリップアーム73と共に回転する工具4との衝突を避けることができる機械的に予め定まった位置である。また、特定位置よりも上方となる位置(換言すると、特定位置に対して加工領域とは反対側となる位置)を、以下、「工具交換位置」と称し、工具交換位置と特定位置との上下方向距離を「特定上下距離l」と称す。後述するように、数値制御装置30は工具交換位置を工具交換条件に応じて設定する。即ち、数値制御装置30は、特定上下距離lを変更可能である。
主軸ヘッド7の内部構造を説明する。図2に示すように、主軸ヘッド7の前方下部の内側では、上下方向に回転軸を有する主軸9が回転可能に支持してある。主軸9は、カップリング23を介して主軸ヘッド7の上部に固定した主軸モータ54の駆動軸に連結する。主軸9は主軸モータ54の回転駆動によって回転する。主軸9の先端部(下端部)には、工具ホルダ17のテーパ装着部17aを装着するためのテーパ穴18が設けてある。テーパ穴18にテーパ装着部17aを装着すると、主軸9の内部に設けたホルダ挟持部材19が、テーパ装着部17aから上方に突出するプルスタッド17bを挟持する。主軸9は内部にドローバー81を備える。ドローバー81がホルダ挟持部材19を下方に押圧すると、ホルダ挟持部材19はプルスタッド17bの挟持を解除する。
主軸ヘッド7の後方上部の内側では、逆L字型(図2参照)のクランクレバー60が支軸61を介して揺動自在に軸支してある。クランクレバー60は、垂直方向に延びる垂直レバー60bと、垂直レバー60bの下端部から前方に向かって略水平に延びる水平レバー60aを主体に構成してある。水平レバー60aの先端部は、ドローバー81に直交して突設するピン65に係合可能である。垂直レバー60bの背面上部には、板カム体66が固定してある。板カム体66は、上側軸受部27に固定したカムフォロア67と接離可能である。垂直レバー60bと主軸ヘッド7の間には、引張コイルバネが弾力的に介装する。クランクレバー60を右側面から見た場合、クランクレバー60は時計回りに常時付勢してあるので、工具交換動作時以外、水平レバー60aはピン65から離れている。
例えば、主軸9のテーパ穴18に工具ホルダ17のテーパ装着部17aを装着した状態では、主軸ヘッド7が上昇すると、クランクレバー60に設けた板カム体66がカムフォロア67に摺動する。この場合、クランクレバー60は、右側面から見た場合に、支軸61を中心に反時計回りに回転する。すると、水平レバー60aはピン65に係合しつつ下方に押圧するので、ドローバー81がホルダ挟持部材19を下方に付勢し、ホルダ挟持部材19がプルスタッド17bの挟持を解除する。このように、工具4を保持する工具ホルダ17は、主軸9に対して着脱可能である。
工具交換装置20の構造を説明する。図2に示すように、工具交換装置20は、工具マガジン21を備える。工具マガジン21は、鍔付き円筒状のマガジン本体71と、マガジン本体71の鍔部72の裏面の外周に沿って揺動可能に列設した複数のグリップアーム73を主体に構成してある。フレーム78に固定したマガジン支持台87は、工作機械1の前側に向かって斜め下方に延びる支軸75を回転可能に支持する。マガジン本体71は支軸75に外挿してある。マガジン本体71は、工作機械1の前方に、円形状の鍔部72の正面を向けて配置してあり、回転可能に支持してある。複数のグリップアーム73は、マガジン本体71の回転方向に沿って設ける。以下、支軸75、マガジン本体71、複数のグリップアーム73の回転を、「工具マガジン21の回転」と称す場合がある。
マガジン本体71は、支軸75を内挿した筒状のボス部74と、ボス部74の外周面の前端側に鍔状に設けた鍔部72を主体に構成してある。ボス部74の後端部には、支軸75を中心とする割出円板77が外挿して固定してある。割出円板77の背面側(主軸ヘッド7に対向する面)には、ローラ形状のカムフォロア(図示外)が複数のグリップアーム73の配設位置に対応して各々設けてある。
マガジン支持台87の上部には、ケーシング82が固定してある。ケーシング82の上部には、マガジン本体71の回転割出用のマガジンモータ55が固定してある。ケーシング82の内側では、マガジンモータ55の回転軸に対して、複数のギヤ(図示外)からなる回転割出機構の一部が連結する。
複数のグリップアーム73の先端側に、工具ホルダ17を保持可能な把持部73a(図3参照)が設けてある。複数のグリップアーム73のうち、マガジン本体71の最下方位置に割り出された1本のグリップアーム73のみが、図示外のカム機構を利用することで、主軸ヘッド7の昇降動作に伴って揺動する。最下方位置のグリップアーム73の把持部73aは、主軸9に近接する「近接位置」と、主軸9から離間する「退避位置」との間を移動する。該最下方位置は割出位置である。工具マガジン21の回転方向において、近接位置と割出位置は同じ回転位置である。以下、工具マガジン21の回転方向において、近接位置及び割出位置に対して上流側(即ち、手前側)となる回転位置を「手前割出位置」と称し、手前割出位置から割出位置までの回転距離を「割出距離l」と称す。後述するように、数値制御装置30は、工具交換条件に応じて手前割出位置を設定する。即ち、数値制御装置30は割出距離lを変更できる。
工作機械1の電気的構成を説明する。図4に示すように、工作機械1は数値制御装置30を備える。数値制御装置30は、CPU31、ROM32、RAM33、揮発性記憶素子35、入出力インタフェース34、カウンタ36、軸制御回路41a〜45a、サーボアンプ41〜45、微分器51b〜55b等を備える。CPU31は、数値制御装置30の動作制御を司る。ROM32は、加工プログラムを解析して実行する本発明のプログラム、後述の工具交換処理、主軸ヘッド時間計測処理、工具マガジン時間計測処理を実行するためのプログラム等を記憶している。RAM33は、上記のプログラムの実行中に算出した値等を一時的に記憶する。揮発性記憶素子35は、後述の関係式(A)〜(D)を記憶する。CPU31は、加工プログラムの解析結果を揮発性記憶素子35に記憶する。故に、加工プログラムに含まれる移動指令が示す主軸ヘッド7の最高速度V、主軸ヘッド7の加減速時間t、工具マガジン21の最高速度V、工具マガジン21の加減速時間t、tM'、工具マガジン21の回転距離Lを揮発性記憶素子35は記憶する。カウンタ36は、主軸計数Czとマガジン計数Cmをカウントする。
サーボアンプ41〜45は、X軸モータ51、Y軸モータ52、Z軸モータ53、主軸モータ54、マガジンモータ55に接続している。X軸モータ51及びY軸モータ52は、テーブル10を夫々X軸方向、Y軸方向に移動駆動する。Z軸モータ53は、主軸ヘッド7をZ軸方向に移動駆動する。主軸モータ54は、主軸9を回転駆動する。マガジンモータ55は、工具マガジン21を回転移動する。
X軸モータ51、Y軸モータ52、Z軸モータ53、主軸モータ54、マガジンモータ55は、エンコーダ51a〜55aを備える。軸制御回路41a〜45aは、CPU31からの移動指令量を受けて、電流指令量(トルク指令値)をサーボアンプ41〜45に出力する。サーボアンプ41〜45は、この指令を受けてモータ51〜55に駆動電流を出力する。エンコーダ51a〜55aは、軸制御回路41a〜45aに位置フィードバック信号を入力する。軸制御回路41a〜45aは、位置のフィードバック制御を行う。微分器51b〜55bは、エンコーダ51a〜55aが入力した位置フィードバック信号を微分して速度フィードバック信号に変換し、軸制御回路41a〜45aに速度フィードバック信号を出力する。軸制御回路41a〜45aは、速度フィードバックの制御を行う。
電流検出器41b〜45bは、サーボアンプ41〜45がモータ51〜55に出力する駆動電流を検出する。電流検出器41b〜45bが検出した駆動電流は、軸制御回路41a〜45aにフィードバックする。軸制御回路41a〜45aは、フィードバックした駆動電流によって電流(トルク)制御を行う。軸制御回路45aは、CPU31からの移動指令量を受けてマガジンモータ55を駆動する。入力部24及び表示器25は、入出力インタフェース34に接続している。
図2、図3を参照し、工作機械1が工具4を交換する動作概要を説明する。以下の説明では、主軸9に装着されている工具4に代えて新たに装着される次の工具4を、単に「次の工具4」と称す。また、以下、主軸ヘッド7の上昇時に割出位置にあるグリップアーム73を「第一のグリップアーム73」と称し、次の工具4を保持するグリップアーム73を「第二のグリップアーム73」と称す。
工作機械1がワークに対する加工動作を終了した後、主軸ヘッド7は、加工領域から工具交換位置に向けて上昇する。割出位置にある第一のグリップアーム73の把持部73aは、主軸ヘッド7の上昇に伴い退避位置から近接位置に移動する。水平レバー60aはピン65を下方に押圧し、ホルダ挟持部材19がプルスタッド17bの挟持を解除する。主軸ヘッド7が特定位置を通過する前に、主軸9から抜き出された工具4は、近接位置にある第一のグリップアーム73の把持部73aに受け渡される(図5参照)。
その後、上昇する主軸ヘッド7が特定位置を通過する時機に、工具マガジン21は回転を開始する。主軸ヘッド7は工具交換位置に到達して停止する。第二のグリップアーム73が手前割出位置を通過する時、主軸ヘッド7は、加工領域に向けて下降を開始する。主軸ヘッド7が特定位置を通過する時機に、第二のグリップアーム73は、割出位置に到達して停止する。主軸ヘッド7が特定位置から加工領域に下降する過程で、第二のグリップアーム73の把持部73aにて把持する工具4は、主軸9に装着される。
揮発性記憶素子35が記憶する式(A)〜式(D)を説明する。式(A)〜式(D)は、特定上下距離lと割出距離lを算出するための関係式である。
本実施形態では、上昇する主軸ヘッド7が特定位置を通過する時機に、工具マガジン21は回転を開始するように設定される。また、第二のグリップアーム73が手前割出位置を通過する時機に、主軸ヘッド7は工具交換位置から特定位置に向けて下降を開始するよう設定される。更に、第二のグリップアーム73が割出位置に到達する時機に、主軸ヘッド7が特定位置に到達するよう設定される(特定位置の到達後、主軸ヘッド7は更に加工領域に向けて下降する。)。これらの設定条件が成立するよう、特定上下距離lと割出距離lを、工具交換条件である次の工具4に応じて(即ち、マガジン本体71の移動時間と移動距離に応じて)算出する必要がある。
工具マガジン21の回転距離が比較的長い時、工具マガジン21の回転経路には定速回転経路が含まれる(図5〜図7)。該条件下の特定上下距離lと割出距離lを、CPU31は以下の式(A)と式(B)に基づいて算出する。
Figure 2020154382
Figure 2020154382
式(A)、式(B)において、Vは、主軸ヘッド7のZ軸方向における最高速度である。Vは、定速回転経路がある時の工具マガジン21の最高速度である。tは、主軸ヘッド7の加減速時間である。tは、定速回転経路がある時の工具マガジン21の加減速時間である。Tは、工具マガジン21が回転している時間である。上記変数は、後述の式(C)、式(D)においても同じ意味である。上記変数のうち、V、V、t、tは何れも固定値である。式(A)と式(B)において、T=t+L/Vであり、L≧V・tである。
一方、工具マガジン21の回転距離が比較的短い時、工具マガジン21の回転経路には、定速回転経路が含まれない(図8、図9参照)。該条件下における特定上下距離lと割出距離lを、CPU31は以下の式(C)と式(D)とに基づいて算出する。
Figure 2020154382
Figure 2020154382
式(C)、式(D)では、VM'は、定速回転経路がない時の工具マガジン21の最高回転速度であり、tM'は、定速回転経路がない時の工具マガジン21の加減速時間である。更に、式(C)、式(D)においては、以下の式(1)〜式(3)が成立する。
M'=(V・L/t1/2・・・(1)
M'=(t・L/V1/2・・・(2)
<V・t ・・・(3)
式(A)、式(B)の成立根拠を説明する。図5を参照し、t≧t、T≧2tとなる時を説明する。T=0の時、工作機械1はワークに対する加工を終了しており、主軸ヘッド7は加工領域にある(図6〜図9も同様)。T=T1の時、主軸ヘッド7は特定位置に到達して減速を開始し、T=T2の時、主軸ヘッド7は工具交換位置に到達する(図6〜図8も同様)。符号S1で示すハッチングが施された三角形(横幅をtとし、縦幅をVとする三角形)は、特定上下距離lに相当する。
T=T1の時、工具マガジン21は回転を開始し、T2<T<T3の時に工具マガジン21は減速を開始する。T=T3の時、工具マガジン21は手前割出位置に到達し、且つ主軸ヘッド7は工具交換位置から加工領域に向けた下降を開始する。尚、T=T3の時、工具マガジン21の速度はvM'である。T=T4の時、工具マガジン21は割出位置に到達し、且つ主軸ヘッド7は特定位置に到達する。符号S2で示すハッチングが施された三角形は、割出距離lに相当する。また、V/t=vM'/tが成立する。lとlは、以下の式によって示される。
=V・t/2
=vM'・t/2=V・t /(2V
図6を参照し、t<t且つT≧2tとなる時を説明する。符号S1で示すハッチングが施された三角形(横幅をtとし、縦幅をVとする三角形)は、特定上下距離lに相当する。T=T1の時に工具マガジン21は回転を開始し、T=T3の時に定速回転中の工具マガジン21は手前割出位置に到達し、且つ主軸ヘッド7は工具交換位置から加工領域に向けた下降を開始する。T3<T<T4の時、工具マガジン21は減速を開始する。T=T4の時、工具マガジン21は割出位置に到達し、且つ主軸ヘッド7は特定位置に到達する。符号S2で示すハッチングが施された台形は、割出距離lに相当する。lとlは、以下の式によって示される。
=V・t/2
=V・t/2+V(t−t)=V(t−t/2)
図7を参照し、t<t、且つ、T<2tとなる時を説明する。符号S1で示すハッチングが施された三角形(横幅をtZ'とし、縦幅をvZ'とする三角形)は、特定上下距離lzに相当する。T=T1の時、工具マガジン21は回転を開始する。T=T2の時、定速回転中の工具マガジン21は、手前割出位置に到達する。T2<T<T3の時、工具マガジン21は減速を開始する。T=T3の時、工具マガジン21は割出位置に到達し、且つ主軸ヘッド7は特定位置に到達する。符号S2で示すハッチングが施された台形は、割出距離lに相当する。v/t=vZ'/tZ'、且つ、T=2tZ'より、特定上下距離lは、以下の式によって示される。
=vZ'・tZ'/2=V・tZ' /(2t)=V・T /(8t
また、割出距離lは、以下の式によって示される。
=V・t/2+V(tZ'−t)=V・(T−t)/2
尚、図5〜図7において、T−t=L/Vであるので、T=t+L/Vが成立する。
次に、式(C)、式(D)の成立根拠を説明する。図8を参照し、tM'≧tとなる時を説明する。符号S1で示すハッチングが施された三角形(横幅をtとし、縦幅をVとする三角形)は、特定上下距離lzに相当する。T=T1の時、工具マガジン21は回転を開始する。T2<T<T3の時、工具マガジン21は減速を開始する。T=T3の時、工具マガジン21は手前割出位置に到達し、主軸ヘッド7は工具交換位置から加工領域に向けて下降する。T=T4の時、工具マガジン21は割出位置に到達し、主軸ヘッド7は特定位置に到達する。符号S2で示すハッチングが施された三角形は、割出距離lに相当する。VM'/tM'=vM'/tであり、特定上下距離lと割出距離lは、以下の式によって示される。
=V・t/2
=vM'・t/2=VM'・t /(2tM'
図9を参照し、tM'<tとなる時を説明する。0<T<T1の時、主軸ヘッド7は減速を開始する。T=T1の時、主軸ヘッド7は特定位置を通過し、工具マガジン21は回転を開始する。T=T2の時、主軸ヘッド7は工具交換位置に到達し、加工領域に向けた下降を開始し、工具マガジン21は手前割出位置に到達し減速を開始する。T=T3の時、主軸ヘッド7は特定位置に到達し、工具マガジン21は割出位置に到達する。符号S1で示すハッチングが施された三角形(横幅をtM'とし、縦幅をvZ'とする三角形)は、特定上下距離lに相当し、符号S2で示すハッチングが施された三角形は、割出距離lに相当する。この場合、v/t=vZ'/tM'であり、特定上下距離lと割出距離lは、以下の式によって示される。
=vZ'・tM'/2=V・tM' /(2t
=VM'・tM'/2
図8、図9において、L=VM'M'、且つ、V/t=VM'/tM'であるので、VM' =V・L/tが成立し、上述した式(1)、式(2)が導かれる。
図10を参照し、工具交換処理を説明する。工作機械1がワークに対して加工領域を行った後、CPU31は工具交換処理を実行する。工具交換処理では、図5〜図9で示す何れかのパターンで主軸ヘッド7と工具マガジン21は回転する。
CPU31は、工具マガジン21の回転距離Lを取得する(S11)。例えば、CPU31は、加工プログラム(NCプログラム)に含まれる移動指令に基づき次の工具4を特定し、工具マガジン21の割出位置を特定する。故にCPU31は工具マガジン21の回転距離Lを取得する(S11)。
CPU31は、工具交換位置と手前割出位置を取得する(S13)。例えば、CPU31は、S11で取得した取得したマガジン本体71の回転距離Lと、V・tとの大小関係を比較する。V・tは、マガジン本体71の回転経路が定速回転経路を含む時における係数であり、固定値である。比較の結果、回転距離LがV・t以上となる時、CPU31は、式(A)、式(B)を選択し、回転距離LがV・t未満となる時、CPU31は式(C)、式(D)を選択する。
CPU31は、揮発性記憶素子35に記憶される主軸ヘッド7の最高速度V、主軸ヘッド7の加減速時間t、工具マガジン21の最高速度V、工具マガジン21の加減速時間t、工具マガジン21の回転距離Lを、式(A)と式(B)、又は、式(C)と式(D)に代入する。故にCPU31は、特定上下距離lと割出距離lを算出し、工具交換位置と手前割出位置を取得できる(S13)。
CPU31は、S13で取得された工具交換位置まで主軸ヘッド7を上昇するように指令する(S15)。具体的には、CPU31の移動指令によってZ軸モータ53が回転して、主軸ヘッド7は加工領域から工具交換位置に向けて上昇する。工具交換位置に向けた主軸ヘッド7の上昇中、主軸9から抜き出された工具4が第一のグリップアーム73に受け渡される。
CPU31は、主軸ヘッド7が特定位置に到達したか否かをエンコーダ53aの位置フィードバック信号に基づき判断する(S17)。主軸ヘッド7が特定位置に到達する前(S17:NO)、CPU31は待機する。主軸ヘッド7が特定位置に到達すると(S17:YES)、S11で特定した割出位置まで工具マガジン21が回転するようにCPU31は回転指令(移動指令)を出力する(S19)。
CPU31は、S13で取得した手前割出位置に第二のグリップアーム73が到達したか否かをエンコーダ55aの位置フィードバック信号に基づき判断する(S21)。第二のグリップアーム73が手前割出位置に到達する前(S21:NO)、CPU31は待機する。CPU31の待機中に主軸ヘッド7は工具交換位置に到達する。第二のグリップアーム73が手前割出位置に到達した時(S21:YES)、CPU31は、主軸ヘッド7が工具交換位置から加工領域まで移動するように移動指令を出力する(S23)。主軸ヘッド7が工具交換位置から加工領域に向けて下降する過程で、S19の実行に伴い割出位置まで回転した第二のグリップアーム73から、次の工具4が主軸ヘッド7に受け渡される。故に、次の工具4が主軸9に装着される。主軸ヘッド7は加工領域まで下降し、CPU31は工具交換処理を終了する。
図11を参照し、主軸ヘッド時間計測処理を説明する。主軸ヘッド時間計測処理は、工具交換処理と並行して実行される処理である。主軸ヘッド時間計測処理では、CPU31は、工具交換処理の実行に伴い移動指令に基づき上下動する主軸ヘッド7の加減速時間tを実際に計測し、揮発性記憶素子35に記憶されるtを、実際に計測した加減速時間tに更新する。
CPU31は、加工領域から工具交換位置に向けて上昇する主軸ヘッド7が特定位置に到達したか否かを、エンコーダ53aの位置フィードバック信号に基づき判断する(S31)。S31は、工具交換処理のS17と同様の処理である。主軸ヘッド7が特定位置に到達する前(S31:NO)、CPU31は待機する。
主軸ヘッド7が特定位置に到達すると(S31:YES)、CPU31は、カウンタ36を制御して、主軸計数Czを0にリセットし(S33)、主軸計数Czを1増加させる(S35)。CPU31は、主軸ヘッド7が工具交換位置にて停止した否かを、エンコーダ53aの位置フィードバック信号に基づき判断する(S37)。主軸ヘッド7が工具交換位置にて停止する前(S37:NO)、CPU31は処理をS35に移行する。CPU31がS35、S37を繰り返す間、特定位置を通過した主軸ヘッド7は工具交換位置に向けて減速しながら上昇し、CPU31は主軸計数Czを1ずつ増加させる(S35)。
主軸ヘッド7が工具交換位置にて停止すると(S37:YES)、CPU31は、主軸ヘッド7が加工領域に向けた下降を開始したか否かを判断する(S39)。主軸ヘッド7が下降を開始する前(S39:NO)、CPU31は待機する。主軸ヘッド7が下降を開始すると(S39:YES)、CPU31は、主軸計数Czを1増加させる(S41)。
CPU31は、エンコーダ53aの位置フィードバック信号に基づき、主軸ヘッド7が特定位置に到達したか否かを判断する(S43)。主軸ヘッド7が特定位置に到達する前(S43:NO)、CPU31は処理をS41に移行する。CPU31が、S41、S43を繰り返す間、主軸ヘッド7は工具交換位置から特定位置に向けて加速しながら下降し、CPU31は、主軸計数Czを1ずつ増加させる(S41)。主軸ヘッド7が特定位置に到達した時(S43:YES)、主軸ヘッド7は加工領域に向けて更に下降する。
CPU31は、主軸ヘッド7の加減速時間tを取得する(S45)。主軸ヘッド7が工具交換位置にて停止していないと判断する周期(S37:NO)と、主軸ヘッド7が特定位置まで下降していないと判断する周期(S43:NO)は、何れも、予め決まった所定周期である。CPU31は、該所定周期に、主軸計数Czを乗じ、更に1/2を乗じることで、主軸ヘッド7の加減速時間tを取得する(S45)。CPU31は、揮発性記憶素子35に記憶される主軸ヘッド7の加減速時間tを、S45で取得された加減速時間tに更新する(S47)。CPU31は、主軸ヘッド時間計測処理を終了する。更新された加減速時間tは、同じ工具交換条件となる次回の工具交換処理で、式(A)〜式(D)に代入される。
図12を参照し、工具マガジン時間計測処理を説明する。工具マガジン時間計測処理は、工具交換処理と平行して実行される処理である。工具マガジン時間計測処理では、工具交換処理の実行に伴い移動指令に基づき回転する工具マガジン21の加減速時間(t又はtM')と回転時間Tを実際に計測する。CPU31は、揮発性記憶素子35に記憶されるt、tM'、Tを、実際に計測したt、tM'、Tに更新する。
CPU31は、工具マガジン21の割出位置に向けた回転を開始したか否かを、S19(図10参照)で移動指令が出力されたか否かに基づき判断する(S51)。工具マガジン21が回転を開始すると(S51:YES)、CPU31は、マガジン計数Cmを0にリセットし(S53)、マガジン計数Cmを1増加させる(S55)。CPU31は、工具マガジン21が割出位置にて回転を停止したか否かを、エンコーダ55aの位置フィードバック信号に基づき判断する(S57)。工具マガジン21が割出位置にて回転停止する前(S57:NO)、CPU31は、処理をS55に移行する。CPU31がS55、S57を繰り返す間、工具マガジン21は割出位置に向けて回転する。
工具マガジン21が割出位置で停止すると(S57:YES)、CPU31は、加減速時間t、tM'と回転時間Tを取得する(S59)。工具マガジン21が割出位置にて停止していないと判断する周期(S57:NO)は、予め決まった所定周期である。CPU31は、該所定周期に、マガジン計数Cmを乗じることで、回転時間Tを取得する。更に、CPU31は、以下の関係式を利用することにより、加減速時間t、tM'を取得する。
=T−L/V ・・・式(4)
M'=T/2 ・・・式(5)
CPU31は、工具マガジン21の加減速時間t、tM'と回転時間Tを、S59で取得された加減速時間t、tM'と回転時間Tに更新する(S61)。CPU31は、工具マガジン時間計測処理を終了する。更新された加減速時間t、tM'と回転時間Tは、同じ工具交換条件となる次回の工具交換処理で、式(A)〜式(D)に代入される。
以上説明したように、特定位置は、上下動する主軸ヘッド7と回転する工具4との衝突を避けることができる機械的に予め定まった位置である。主軸ヘッド7が特定位置を通過する時機に(S17:YES)、CPU31は、工具マガジン21の割出位置に向けた回転を開始する(S19)。故に数値制御装置30は主軸ヘッド7と工具4の衝突の危険性を回避できる。また、S15の実行により上昇する主軸ヘッド7が特定位置に到達する時機は、主軸ヘッド7の停止目標位置が特定位置となる時と比較して主軸ヘッド7の減速時機が遅くなるので早まる。故に、CPU31がマガジン本体71を回転する開始時機が早まり(S19)、工具交換時間は短くなる。故に、数値制御装置30は、主軸ヘッド7と工具マガジン21との衝突の危険性を回避しながら、工具交換時間を短縮できる。
第二のグリップアーム73が手前割出位置を通過する時機に(S21:YES)、CPU31は、主軸ヘッド7の加工領域に向けた下降を開始する(S23)。故に、主軸ヘッド7の加工領域に向けた下降時機が早まるので、数値制御装置30は工具交換時間を更に短縮できる。
CPU31は、式(A)〜式(D)に基づき特定上下距離lと割出距離lを算出して、工具交換位置と手前割出位置を取得する(S13)。故に、S23の実行に伴い下降する主軸ヘッド7が特定位置に到達する時機に、S19の実行に伴い回転する第二のグリップアーム73は割出位置に到達する。特定上下距離lは、工具マガジン21の回転距離に応じた適正な距離になる。故に、数値制御装置30は工具交換時間を更に短縮できる。
CPU31は、揮発性記憶素子35に記憶のV、t、V、tを式(A)〜式(D)に代入することで、特定上下距離lと割出距離lを算出し、工具交換位置と手前割出位置を取得する(S13)。故に、下降する主軸ヘッド7が特定位置に到達する時機が、第二のグリップアーム73が割出位置に到達する時機と一致するように、数値制御装置30は、工具交換位置と手前割出位置を設定できる。
主軸ヘッド時間計測処理と工具マガジン時間計測処理では、CPU31は、工具交換処理で移動指令に基づき動作する主軸ヘッド7と工具マガジン21の夫々の加減速時間t、t、tM'を計測して取得し、且つ、工具マガジン21の回転時間Tを取得する。主軸ヘッド時間計測処理と工具マガジン時間計測処理を実行した後の次の工具交換処理では、CPU31は、取得された加減速時間t、t、tM'と回転時間Tを式(A)〜式(D)に代入し、工具交換位置と手前割出位置を取得する(S13)。該S13で取得される工具交換位置と手前割出位置は、主軸ヘッド時間計測処理と工具マガジン時間計測処理で計測された加減速時間t、t、tM'に基づく。故に数値制御装置30は、S23の実行により主軸ヘッド7が特定位置に到達する時機と、S19の実行により第二のグリップアーム73が割出位置に到達する時機を正確に一致させることができる。マガジンモータ55とZ軸モータ53の夫々の出力トルクの特性は、工作機械1に応じて変わる。また、主軸ヘッド7とマガジン本体71にモータ駆動力を伝達する伝達部品の大きさは、工作機械1に応じて変わる。故に、加減速時間t、t、tM'と回転時間Tが工作機械1に関わらず同じ値である時、主軸ヘッド7が特定位置に到達する時機と、第二のグリップアーム73が割出位置に到達する時機は、特定の工作機械1において大きくずれる可能性がある。本実施形態では、個々の工作機械1に応じたt、t、tM'、Tが実際の計測により取得されるので、数値制御装置30は、上記ずれを抑制することができる。
上記実施形態では、揮発性記憶素子35とROM32は、本発明の記憶装置の一例である。S15を実行するCPU31は本発明の工具抜出制御手段の一例である。S19を実行するCPU31は本発明の回転制御手段の一例である。S23を実行するCPU31は本発明の工具装着制御手段の一例である。S13を実行するCPU31は本発明の取得手段の一例である。S33〜S37、S41〜S45、S55〜S59を実行するCPU31は本発明の計測手段の一例である。S47、S61を実行するCPU31は本発明の更新手段の一例である。S15が本発明の工具抜出ステップの一例である。S19が本発明の回転ステップの一例である。S23が本発明の工具装着ステップの一例である。
本発明は上記実施形態に限らず、各種の変形が可能である。例えば、主軸ヘッド7は、Z軸方向に移動可能である代わり、X軸方向又はY軸方向に移動可能であってもよい。S13において、CPU31は、揮発性記憶素子35に予め記憶したデータテーブルを参照することで工具交換位置と手前割出位置を取得してもよい。データテーブルは、S11で取得される工具マガジン21の回転距離に応じた工具交換位置と手前割出位置を保有する。主軸ヘッド時間計測処置と工具マガジン時間計測処理は、工具交換処理と並行して実行される代わりに、工作機械1が稼働場所に初めに設置された時に一回だけ実行されてもよい。
1 工作機械
4 工具
7 主軸ヘッド
9 主軸
21 工具マガジン
30 数値制御装置
31 CPU
32 ROM
35 揮発性記憶素子
73 グリップアーム

Claims (7)

  1. ワークに対する加工動作を行う加工領域と、工具の交換動作を行う工具交換領域との間を移動する主軸ヘッドと、前記主軸ヘッドにて回転可能に支持し、前記工具を装着可能な主軸と、前記工具を保持する複数のグリップアームを回転方向に沿って設けた工具マガジンとを備える工作機械の前記主軸ヘッドを、前記主軸ヘッドと前記工具との衝突を避けることができる機械的に予め定まった位置である特定位置に向けて移動させることで、前記工具マガジンの所定の回転位置である割出位置に位置する第一の前記グリップアームが、前記主軸に装着していた前記工具を抜き出す工具抜出制御手段と、
    前記工具抜出制御手段により第一の前記グリップアームが前記工具を抜き出した後、前記工具マガジンを回転し、前記工具を保持する第二の前記グリップアームを、第一の前記グリップアームに代えて前記割出位置に位置させる回転制御手段と、
    前記回転制御手段による前記工具マガジンの回転時、前記工具抜出制御手段が移動させた前記主軸ヘッドを前記加工領域に向けて移動させ、第二の前記グリップアームが保持する前記工具を前記主軸に装着させる工具装着制御手段と
    を備える数値制御装置において、
    前記工具抜出制御手段は、前記特定位置に対して前記加工領域とは反対側となる位置である工具交換位置まで前記主軸ヘッドを移動し、
    前記工具装着制御手段は、前記工具交換位置から前記主軸ヘッドを移動させ、
    前記回転制御手段は、前記工具抜出制御手段が移動させる前記主軸ヘッドが前記特定位置を通過した時、前記工具マガジンの回転を開始することを特徴とする数値制御装置。
  2. 前記回転制御手段が、第二の前記グリップアームを、前記割出位置よりも手前の位置である手前割出位置を通過させた時、前記工具装着制御手段は、前記主軸ヘッドの前記加工領域に向けた移動を開始することを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
  3. 前記工具装着制御手段により前記主軸ヘッドが前記特定位置に到達する時機に、前記回転制御手段は、第二の前記グリップアームを前記割出位置に到達させることを特徴とする請求項2に記載の数値制御装置。
  4. NCプログラムに含まれる移動指令が示す前記主軸ヘッドの最高速度及び前記主軸ヘッドの加減速時間、並びに、前記移動指令が示す前記工具マガジンの最高速度及び加減速時間に基づき、前記工具交換位置と前記手前割出位置を取得する取得手段を備え、
    前記工具抜出制御手段は、前記取得手段により取得された前記工具交換位置まで前記主軸ヘッドを移動し、
    前記工具装着制御手段は、前記回転制御手段が第二の前記グリップアームを前記取得手段により取得された前記手前割出位置を通過させた時、前記主軸ヘッドの移動を開始することを特徴とする請求項3に記載の数値制御装置。
  5. 前記移動指令に基づき動作する前記主軸ヘッドと前記工具マガジンの夫々の加減速時間を計測して取得する計測手段と、
    前記計測手段により取得された二つの加減速時間に基づき、前記NCプログラムに含まれる前記移動指令が示す前記主軸ヘッドの加減速時間と前記工具マガジンの加減速時間を更新する更新手段と
    を備え、
    前記取得手段は、前記更新手段により更新された前記加減速時間に基づき、前記工具交換位置と前記手前割出位置を取得することを特徴とする請求項4に記載の数値制御装置。
  6. ワークに対する加工動作を行う加工領域と、工具の交換動作を行う工具交換領域との間を移動する主軸ヘッドと、前記主軸ヘッドにて回転可能に支持し、前記工具を装着可能な筒孔状の主軸と、前記工具を保持する複数のグリップアームを回転方向に沿って設けた工具マガジンとを備える工作機械の前記主軸ヘッドを、前記主軸ヘッドと前記工具との衝突を避けることができる機械的に予め定まった位置である特定位置に向けて移動させることで、所定の回転位置である割出位置に位置する第一の前記グリップアームが、前記主軸に装着していた前記工具を抜き出す工具抜出ステップと、
    前記工具抜出ステップにより第一の前記グリップアームが前記工具を抜き出した後、前記工具マガジンを回転し、前記工具を保持する第二の前記グリップアームを、第一の前記グリップアームに代えて前記割出位置に位置させる回転ステップと、
    前記回転ステップによる前記工具マガジンの回転時、前記工具抜出ステップが移動させた前記主軸ヘッドを前記加工領域に向けて移動させ、第二の前記グリップアームが保持する前記工具を前記主軸に装着させる工具装着ステップと
    を前記工作機械のコンピュータに実行させるための数値制御プログラムにおいて、
    前記工具抜出ステップは、前記特定位置に対して前記加工領域とは反対側となる位置である工具交換位置まで前記主軸ヘッドを移動し、
    前記工具装着ステップは、前記工具交換位置から前記主軸ヘッドを移動させ、
    前記回転ステップは、前記工具抜出ステップが移動させる前記主軸ヘッドが前記特定位置を通過した時、前記工具マガジンの回転を開始することを特徴とする数値制御プログラム。
  7. 請求項6に記載の数値制御プログラムを記憶したことを特徴とする記憶装置。
JP2019049590A 2019-03-18 2019-03-18 数値制御装置、数値制御プログラム、及び、数値制御プログラムを記憶した記憶装置 Active JP7036071B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019049590A JP7036071B2 (ja) 2019-03-18 2019-03-18 数値制御装置、数値制御プログラム、及び、数値制御プログラムを記憶した記憶装置
CN202010004645.8A CN111708320B (zh) 2019-03-18 2020-01-03 数控装置、数控方法以及存储有数控程序的存储装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019049590A JP7036071B2 (ja) 2019-03-18 2019-03-18 数値制御装置、数値制御プログラム、及び、数値制御プログラムを記憶した記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020154382A true JP2020154382A (ja) 2020-09-24
JP7036071B2 JP7036071B2 (ja) 2022-03-15

Family

ID=72536458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019049590A Active JP7036071B2 (ja) 2019-03-18 2019-03-18 数値制御装置、数値制御プログラム、及び、数値制御プログラムを記憶した記憶装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7036071B2 (ja)
CN (1) CN111708320B (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1148072A (ja) * 1997-08-07 1999-02-23 Brother Ind Ltd 工作機械
JP2008204365A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Sodick Co Ltd 工作機械
US7578776B1 (en) * 2008-08-19 2009-08-25 Ying Sun Apparatus for changing bits of machine tool
JP2010234471A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Brother Ind Ltd 工作機械
JP2012125845A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Brother Industries Ltd 数値制御装置、制御プログラム及び記憶媒体
JP2013205976A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Brother Ind Ltd 数値制御装置、数値制御方法、及び数値制御プログラム
JP2016062175A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 中村留精密工業株式会社 工作機械の運転制御装置

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0511821A (ja) * 1991-06-28 1993-01-22 Okuma Mach Works Ltd 自動工具交換装置を備えた数値制御装置
JP4677062B2 (ja) * 2000-03-10 2011-04-27 シチズンホールディングス株式会社 数値制御旋盤及びこの数値制御旋盤によるワークの加工方法
JP2007175804A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Fanuc Ltd 工作機械の制御装置
WO2010109536A1 (ja) * 2009-03-27 2010-09-30 三菱電機株式会社 数値制御装置および当該数値制御装置の制御方法
US20130006394A1 (en) * 2010-03-24 2013-01-03 Mitsubishi Electric Corporation Numerical control device and numerical control method
JP5556656B2 (ja) * 2010-12-28 2014-07-23 ブラザー工業株式会社 数値制御工作機械、制御プログラム及び記憶媒体
JP2012206227A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Brother Industries Ltd 工作機械
JP2013205975A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Brother Ind Ltd 数値制御装置、数値制御方法、及び数値制御プログラム
JP6398254B2 (ja) * 2014-03-27 2018-10-03 ブラザー工業株式会社 数値制御装置と数値制御装置の制御方法
JP2015225617A (ja) * 2014-05-30 2015-12-14 ブラザー工業株式会社 数値制御装置と制御方法
JP5873135B2 (ja) * 2014-06-19 2016-03-01 ファナック株式会社 工具格納位置の変更を可能としたマガジン旋回式工具交換手段
US10324449B2 (en) * 2015-02-27 2019-06-18 Makino Milling Machine Co., Ltd. Motor controlling method, control device and machine tool
JP6439542B2 (ja) * 2015-03-30 2018-12-19 ブラザー工業株式会社 数値制御装置と制御方法
JP6819414B2 (ja) * 2017-03-31 2021-01-27 ブラザー工業株式会社 数値制御装置と制御方法
JP2018205891A (ja) * 2017-05-31 2018-12-27 ブラザー工業株式会社 数値制御装置と装着判定方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1148072A (ja) * 1997-08-07 1999-02-23 Brother Ind Ltd 工作機械
JP2008204365A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Sodick Co Ltd 工作機械
US7578776B1 (en) * 2008-08-19 2009-08-25 Ying Sun Apparatus for changing bits of machine tool
JP2010234471A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Brother Ind Ltd 工作機械
JP2012125845A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Brother Industries Ltd 数値制御装置、制御プログラム及び記憶媒体
JP2013205976A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Brother Ind Ltd 数値制御装置、数値制御方法、及び数値制御プログラム
JP2016062175A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 中村留精密工業株式会社 工作機械の運転制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7036071B2 (ja) 2022-03-15
CN111708320A (zh) 2020-09-25
CN111708320B (zh) 2023-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5482639B2 (ja) 数値制御装置、制御プログラム及び記憶媒体
JP6617474B2 (ja) 数値制御装置と制御方法
KR101358503B1 (ko) 공작 기계
JP6107306B2 (ja) 数値制御装置及び駆動制御方法
JP6398254B2 (ja) 数値制御装置と数値制御装置の制御方法
WO2017168727A1 (ja) ワークの測定装置および工作機械
JP2014161974A (ja) 数値制御装置
JP6693409B2 (ja) 数値制御装置と制御方法
CN109661292B (zh) 工件测定方法
CN108311788A (zh) 一种多工位汽车零部件激光焊接设备
JP6268961B2 (ja) 工作機械
JP7036071B2 (ja) 数値制御装置、数値制御プログラム、及び、数値制御プログラムを記憶した記憶装置
JP5136853B2 (ja) 数値制御式工作機械及び数値制御式工作機械の制御プログラム
JP2013205975A (ja) 数値制御装置、数値制御方法、及び数値制御プログラム
JP2009237929A (ja) 数値制御装置、数値制御装置用制御プログラム及び数値制御装置用記録媒体
JP2012055406A (ja) ミシン
JP6819414B2 (ja) 数値制御装置と制御方法
CN208051158U (zh) 一种多工位汽车零部件激光焊接设备
JP2013205976A (ja) 数値制御装置、数値制御方法、及び数値制御プログラム
JPS5994539A (ja) 工作機械における被加工物位置決め装置
JP7020367B2 (ja) 数値制御装置
JP5344156B2 (ja) 数値制御式工作機械及びその工具交換方法
JP3821548B2 (ja) サーボプレスのスライド位置設定方法
JP5915436B2 (ja) 数値制御装置とピッチ誤差算出方法
JP7167811B2 (ja) 工作機械、情報処理方法及びコンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190822

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7036071

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150