JP2020153192A - 作業機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作レバー(操作装置)の誤操作を防止しつつ、操作装置の操作を誤検知によって無効とすることを抑制することができる作業機械を提供する。【解決手段】座席(32)と、座席の左右方向右側に設けられた右操作装置(41)と、座席の左右方向左側に設けられた左操作装置(43)とを備えた作業機械において、座席に設けられ、作業者の質量の分布を検出する質量分布検出装置(60)と、右操作装置及び左操作装置の少なくともいずれかひとつの操作を無効とする操作無効装置(78)と、コントローラ(80)とを有し、コントローラは、作業者の質量の分布の変位に基づいて作業者の姿勢を判定する姿勢判定部(83)と、操作無効装置を制御する操作無効制御部(85)と、を含み、操作無効制御部は、姿勢判定部により作業者の姿勢が機体の操作に適していない姿勢としての不適姿勢であると判定すると、操作無効装置を作動させる。【選択図】図5

Description

本発明は作業機械に係り、特に安全性の向上を図る技術に関する。
例えば建設現場では、地面の掘削等の作業に油圧ショベルが用いられている。この油圧ショベルは、作業者が搭乗し、座席近傍に設けられた操作レバー等の操作装置を操作することで、フロントアタッチメント等の作業装置を操作することが可能である。
このように、油圧ショベルに搭乗した作業者は、作業現場の状況確認のために立ち上がることや座席後方に置いた荷物を手に取ろうと後ろを振り向くことがある。その際、腕や衣服が操作レバーに接触するような誤操作が生じる虞があった。
そこで、操作レバーに触覚センサを設けることで、左右に設けられた操作レバーを作業者が両方とも把持している場合にのみ該操作レバーの操作を許容する技術が開発されている(特許文献1)。
特開2010−250459号公報
ところで、作業者は、左右に設けられた操作レバーの一方のみを操作して油圧ショベルを操作するような場合もある。
ここで、上記特許文献1に開示される技術について鑑みると、作業者が一方の操作レバーの操作に注力することにより、もう一方の操作していない操作レバーを把持する把持力が低下したような場合、油圧ロック機構が作動して両方の操作レバーの操作が無効とされる。すなわち、把持力が低下したような誤操作が生じる可能性が低い場合にまで作業が停止するという問題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、操作レバー(操作装置)の誤操作を防止しつつ、操作装置の操作を誤検知によって無効とすることを抑制することができる作業機械を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の作業機械は、機体に設けられ、該機体を操作する作業者が着座する座席と、前記座席の左右方向右側に設けられた右操作装置と、前記座席の左右方向左側に設けられた左操作装置と、を備えた作業機械において、前記座席に設けられ、前記作業者の質量の分布を検出する質量分布検出装置と、前記右操作装置及び前記左操作装置の少なくともいずれかひとつの操作を無効とする操作無効装置と、前記操作無効装置を制御するコントローラと、を有し、前記コントローラは、前記質量分布検出装置によって検出される前記作業者の質量の分布の変位に基づいて前記作業者の姿勢を判定する姿勢判定部と、前記操作無効装置を制御する操作無効制御部と、を含み、前記操作無効制御部は、前記姿勢判定部により前記作業者の姿勢が前記機体の操作に適していない姿勢としての不適姿勢であると判定すると、前記操作無効装置を作動させることを特徴とする。
これにより、質量分布検出装置によって検出される作業者の質量の分布の変位に基づいて作業者の姿勢が機体の操作に適していない、すなわち作業者が機体を操作する意思がないと判定して操作無効装置を作動することで、作業者の意図しない誤操作によって機体が作動することを抑制することが可能とされる。
その他の態様として、前記質量分布検出装置は、前記座席のうち、前記作業者の体重が偏って加わる偏荷重位置を検出しており、前記姿勢判定部は、前記偏荷重位置を基に前記作業者の姿勢を判定するのが好ましい。
これにより、作業者の体重が偏って加わる位置を基に作業者の姿勢を判定することで、良好に作業者の姿勢を判定することが可能とされる。
その他の態様として、前記姿勢判定部は、前記質量分布検出装置によって検出される前記偏荷重位置が前記座席における前後方向後側であって左右方向外側のいずれか一方に位置するとき、不適姿勢であると判定するのが好ましい。
これにより、偏荷重位置が座席における前後方向後側であって左右方向外側のいずれか一方に位置するとき、不適姿勢であると判定することで、例えば作業者が座席の後方に置いた荷物を取るために振り返るような姿勢であることを的確に判定することが可能とされる。
その他の態様として、前記姿勢判定部は、前記質量分布検出装置によって検出される前記偏荷重位置が前記座席における前側に移動するとき、不適姿勢であると判定するのが好ましい。
これにより、偏荷重位置が座席における前後方向前側に移動するとき、不適姿勢であると判定することで、例えば作業者の重心が前方に移動するような姿勢であり、作業者が立ち上がろうとしていることを的確に判定することが可能とされる。
その他の態様として、前記姿勢判定部は、前記質量分布検出装置によって検出される前記偏荷重位置が前記座席における左右いずれか一方側に位置するとき、前記作業者の姿勢が一方に偏っていると判定し、前記操作無効制御部は、前記操作無効装置を作動して、前記偏荷重位置の近傍の前記右操作装置または前記左操作装置の操作を無効とするのが好ましい。
これにより、質量分布検出装置によって検出される偏荷重位置から作業者の姿勢が一方に偏っていると判定すると、偏荷重位置の近傍の右操作装置または左操作装置の操作を無効とすることで、作業者の姿勢が左右方向に偏ることによって右操作装置または左操作装置の誤操作が生じることを防止することが可能とされる。
その他の態様として、前記質量分布検出装置は、座席上下方向の圧力を検出する座面圧力センサを前後方向に所定数、等間隔に並べて配設することでセンサ列を形成し、該センサ列を左右方向に所定数、等間隔に並べて配設するのが好ましい。
これにより、座面圧力センサを前後方向及び左右方向に、それぞれ等間隔に複数並べて配設することで、座席に着座した作業者の質量の分布を的確に検出することが可能とされる。
その他の態様として、前記座席の傾きを検出する角度センサを有し、前記コントローラは、前記質量分布検出装置によって検出される前記作業者の質量の分布の変位を補正する補正部を有し、前記姿勢判定部は、前記補正部によって補正された前記作業者の質量の分布の変位に基づいて前記作業者の姿勢を判定するのが好ましい。
これにより、補正部が角度センサに基づいて作業者の質量の分布の変位を補正することで、例えば斜面のように機体が傾斜している状態で作業をしている際、作業者の質量の分布の変位可能とされる。
その他の態様として、前記機体を走行させる走行装置と、前記座席の前方下側に設けられ、前記走行装置を操作する走行操作装置を備え、前記座席の下方前側の床板に配設される足部圧力センサを有し、前記操作無効装置は、前記走行操作装置の操作を無効とする走行操作無効部を含み、前記操作無効制御部は、前記姿勢判定部が前記足部圧力センサによって検出される圧力が規定値以下のとき、前記作業者の両足が浮いている状態であると判定すると、前記操作無効装置の前記走行操作無効部を作動して前記走行操作装置の操作を無効とするのが好ましい。
これにより、足部圧力センサによって検出される圧力が規定値以下のとき、作業者の両足が浮いている状態であると判定し、操作無効装置の走行操作無効部を作動して走行操作装置の操作を無効とすることで、不安定な姿勢での走行操作を無効とすることが可能とされる。
本発明の作業機械によれば、質量分布検出装置によって検出される作業者の質量の分布の変位に基づいて作業者の姿勢が機体の操作に適していない、すなわち作業者が機体を操作する意思がないと判定して操作無効装置を作動するようにしたので、作業者の意図しない誤操作によって機体が作動することを抑制することができる。
これにより、操作レバー(操作装置)の誤操作を防止しつつ、操作装置の操作を誤検知によって無効とすることを抑制することができる。
機体の側面図である。 キャブユニット内部の前方斜視図である。 キャブユニット内部の上視図である。 油圧ユニットの油圧回路及びコントローラの電気回路を示すブロック図である。 コントローラが実行する、本発明に係る作業機械の制御手順が示されたルーチンのフローチャートである。 角度補正演算部が実施する補正演算を説明する説明図である。 角度補正演算部が実施する補正演算を説明する説明図である。 角度補正演算部が実施する補正演算を説明する説明図である。 角度補正演算部が実施する補正演算を説明する説明図である。 作業者の姿勢と補正後の質量の分布及び床板に対する上下方向の圧力情報との組み合わせの例を説明する説明図である。 作業者の姿勢と補正後の質量の分布及び床板に対する上下方向の圧力情報との組み合わせの例を説明する説明図である。 作業者の姿勢と補正後の質量の分布及び床板に対する上下方向の圧力情報との組み合わせの例を説明する説明図である。 作業者の姿勢と補正後の質量の分布及び床板に対する上下方向の圧力情報との組み合わせの例を説明する説明図である。 作業者の各不適姿勢に対する各電磁弁の制御態様を示す表である。
以下、図面に基づき本発明の一実施形態について説明する。
図1を参照すると、機体1の側面図が示されている。機体(建設機械)1は、下部走行体(走行装置)3及び上部旋回体5によって構成された所謂油圧ショベルである。
下部走行体3は、所謂クローラ式の自走可能な走行体である。上部旋回体5は、下部走行体3に旋回軸7を介して搭載されている。これにより、機体1は、下部走行体3によって走行することや、上部旋回体5を下部走行体3に対し旋回軸7回りで旋回させることが可能である。なお、下部走行体3を駆動させる走行用油圧回路71や上部旋回体5を旋回させる作業用油圧回路73については後述する。
上部旋回体5は、フロントアタッチメント10、後部ユニット20及びキャブユニット30を上部旋回体5の底部を形成するメインフレーム6上に搭載する。メインフレーム6には、前後方向に延びて立設された一対の縦板9により形成された中央フレーム8が例えば溶接される。
フロントアタッチメント10は、中央フレーム8を形成する一対の縦板9の間で中央ジョイント11回りで回動可能に支持され、該中央フレーム8から上部旋回体5の前方に延びている。また、フロントアタッチメント10は、中央フレーム8から順にブーム12、アーム14、バケット16が配設されて構成される。
即ち、フロントアタッチメント10は、第1ジョイント13にてブーム12とアーム14とが回動可能に接続され、第2ジョイント15にてアーム14とバケット16とが回動可能に接続されており、中央フレーム8、第1ジョイント13、第2ジョイント15にてそれぞれブーム12、アーム14、バケット16を回動させることで掘削作業等を行うことが可能に構成される。なお、バケット16は第2ジョイント15にて脱着して取り替え可能となっており、リッパ、ブレーカ及び圧砕機などに取り替えることが可能である。また、フロントアタッチメント10を稼働させる作業用油圧回路73については後述する。
後部ユニット20は、内部にエンジン22及びカウンタウエイト24を備えて構成されており、上部旋回体5におけるフロントアタッチメント10や後述するキャブユニット30より後方に配設される。エンジン22は、下部走行体3の駆動力及びフロントアタッチメント10の作動力を発生させる内燃機関である。カウンタウエイト24は、フロントアタッチメント10が上部旋回体5で視て前方に延びるときに上部旋回体5が前方に傾くことを抑制するために上部旋回体5の後部に設けられるウエイトである。
キャブユニット30は、機体1を操縦して掘削作業等の作業をする作業者が搭乗する運転席である。図2を参照すると、キャブユニット30内部の前方斜視図が示されている。このキャブユニット30には、座席32及び操作装置40が配設されている。
座席32は、シートクッション33及びシートバック35を備えている。シートクッション33は、作業者が着座するクッションであり、緩衝性を有している。シートバック35は、作業者がシートクッション33に着座した際の背もたれである。
図3を参照すると、キャブユニット30内部を上方から視た概略構成図が示されている。操作装置40は、右操作レバー(右操作装置)41、左操作レバー(左操作装置)43、右前後進レバー(走行操作装置)47、左前後進レバー(走行操作装置)48、スイッチユニット49、モニタ51及び油圧ロックレバー53を備えており、作業者による機体1の走行、旋回及び掘削作業等の各作業を実施することが可能である。なお、操作装置40の操作と後述する油圧ユニット70の態様との関連性については後述する。
右操作レバー41は、シートクッション33の右側に配設され、作業員が把持して操作することが可能なレバーである。この右操作レバー41は、例えば前後方向に傾けることでブーム12を上下に回動させ、左右方向に傾けることでバケット16を掘削及びダンプの姿勢に向けて回動することが可能である。左操作レバー43は、シートクッション33の左側に配設され、作業員が把持して操作することが可能なレバーである。この左操作レバー43は、例えば前後方向に傾けることで上部旋回体5を左右方向に回動させ、左右方向に傾けることでアーム14を掘削及びダンプの姿勢に向けて回動することが可能である。
ここで、図1を参照すると、掘削の姿勢とは、アーム14及びバケット16が第1ジョイント13及び第2ジョイント15回りで時計回りに回動することをいい、ダンプの姿勢とは、反時計回りに回動することをいう。
右前後進レバー47及び左前後進レバー48は、例えばシートクッション33の前方に配設され、作業員が把持して操作することが可能なレバーである。この右前後進レバー47及び左前後進レバー48は、いずれか一方を前方に向かって倒すことで機体1を前進させ、後方に向かって倒すことで機体1を後進させることが可能である。
また、右前後進レバー47及び左前後進レバー48には、それぞれと連動するペダルが形成されている。このペダルは、シートクッション33の前方下側に位置しており、作業者が右前後進レバー47及び左前後進レバー48のペダルを踏圧することで右前後進レバー47及び左前後進レバー48を操作することが可能である。
スイッチユニット49は、例えばキャブユニット30内に設けられたモニタ51等の機体1の電装品を制御するスイッチが複数設けられており、右操作レバー41の右方後側に配設されている。このスイッチユニット49には、後述する操作無効制御による操作無効状態を解除する解除スイッチ49aが設けられている。
油圧ロックレバー53は、例えば左操作レバー43の下方から前方に向かって延びるよう配設され、作業員が把持して操作することが可能なレバーである。この油圧ロックレバー53は、上方に向かって立ち上げることで、後述する油圧ユニット70における図示しないパイロットポンプによる作動油の流通を遮断することができる。
図2に戻り、座席32のシートクッション33の内部には、質量分布検出装置60が設けられている。また、キャブユニット30の下面を形成する床板37には、足部圧力センサ65が設けられている。質量分布検出装置60は、複数の座面圧力センサ61及び角度センサ63を含んでいる。
座面圧力センサ61は、シートクッション33における上下方向(座席上下方向)の圧力を検出する圧力センサである。この座面圧力センサ61は、前後方向に所定数(例えば3つ)、等間隔に並べて配設することでセンサ列R、C、Lを形成している。そしてこのセンサ列R、C、Lは、左右方向に所定数(例えば3列)、等間隔に並べて配設されている。換言すると、質量分布検出装置60は、座面圧力センサ61の位置及び検出した圧力から、座席32に着座した作業者の質量の分布を検出することができる。
角度センサ63は、例えば機体1が傾斜地に位置することにより座席32の向きが傾いたときの座席32の角度を検出するセンサである。このように、角度センサ63を座席32に配設することで、上部旋回体5の旋回等によっても座席32の角度を的確に検出することができる。
足部圧力センサ65は、床板37に対し上下方向の圧力を検出する圧力センサである。この足部圧力センサ65は、座席32の下方前側に左右一対となるように2つ配設されている。
図4を参照すると、油圧ユニット70の油圧回路及びコントローラ80の電気回路がブロック図で示されている。油圧ユニット70は、走行用油圧回路71、作業用油圧回路73及び片傾転油圧ポンプ74を備えており、エンジン22(ENG)の駆動力を利用して稼働している。
走行用油圧回路71は、走行用油圧モータ71aを備えた回路である。この走行用油圧回路71は、片傾転油圧ポンプ74の斜板の傾斜角度を調整することで走行用油圧モータ71aの回転速度を調整することが可能である。
作業用油圧回路73は、ブームシリンダ73a、アームシリンダ73b、バケットシリンダ73c、旋回用油圧モータ73d(以下、総じて各稼働機器ともいう)及び片傾転油圧ポンプ74を備え、図示しないオイルタンクに貯留されたオイルを流通させる開回路である。
この作業用油圧回路73は、片傾転油圧ポンプ74の斜板の傾斜角度を調整することで作業用油圧回路73内の作動油の流通量を調整することが可能である。また、走行用油圧回路71や作業用油圧回路73には、走行用油圧モータ71aや各稼働機器に接続する流路にそれぞれ油圧比例弁75が配設されており、各流路を図示しないパイロットポンプから加わる油圧に応じて開度を調整可能に開閉することが可能である。
ここで、右操作レバー41及び左操作レバー43は、各作業パイロット流路76によって油圧比例弁75を開閉可能に接続しており、右前後進レバー47及び左前後進レバー48は、各走行パイロット流路77によって油圧比例弁75を開閉可能に接続している。
詳しくは、右操作レバー41及び左操作レバー43は、図示しないパイロットポンプから各油圧比例弁75までの作動油の流路に配設されており、操作することで各油圧比例弁75に加わる油圧を調整することが可能である。また、右前後進レバー47及び左前後進レバー48は、図示しないパイロットポンプから油圧比例弁75までの作動油の流路に配設されており、操作することで各油圧比例弁75に加わる油圧を調整することが可能である。
ここで、各油圧比例弁75は、パイロットポンプから油圧が加わらないとき閉弁する、すなわち走行用油圧モータ71aを停止させるものとする。
さらに、各作業パイロット流路76及び各走行パイロット流路77には、ブーム電磁弁78a、アーム電磁弁78b、バケット電磁弁78c、旋回電磁弁78d及び走行電磁弁(走行操作無効部)78e(以下、総じて各電磁弁(操作無効装置)78ともいう)が配設されている。
ブーム電磁弁78aは、ブームシリンダ73aに、アーム電磁弁78bは、アームシリンダ73bに、バケット電磁弁78cは、バケットシリンダ73cに、旋回電磁弁78dは、旋回用油圧モータ73dに、それぞれ接続する流路の油圧比例弁75に係る作業パイロット流路76に設けられており、閉弁することで各油圧比例弁75に加わる油圧を遮断することができる。走行電磁弁78eは、各走行パイロット流路77に設けられており、閉弁することで油圧比例弁75に加わる油圧を遮断することができる。
コントローラ80は、エンジン22の運転制御をはじめとして総合的な制御を行うための制御装置であり、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央処理装置(CPU)等を含んで構成されている。
このコントローラ80の入力側には、解除スイッチ49a、座面圧力センサ61、角度センサ63及び足部圧力センサ65が電気的に接続されている。これにより、コントローラ80は、解除スイッチ49aから作業者による操作無効状態を解除する操作に関する情報が入力され、各座面圧力センサ61からシートクッション33における上下方向の圧力情報が入力され、角度センサ63から座席32の角度情報が入力され、足部圧力センサ65から床板37に対する上下方向の圧力情報が入力される。
また、コントローラ80の出力側には、モニタ51及び各電磁弁78が電気的に接続されている。これにより、各電磁弁78をそれぞれ制御することで、右操作レバー41、左操作レバー43、右前後進レバー47及び左前後進レバー48の操作をそれぞれ無効とすることができ、モニタ51を制御することで後述する操作無効表示を表示することができる。
ここで、コントローラ80には、角度補正演算部(補正部)81、姿勢判定部83及び操作無効制御部85が備えられている。角度補正演算部81は、質量分布検出装置60の座面圧力センサ61から入力される圧力情報を角度センサ63に基づいて後述する補正演算によって補正する演算部である。
姿勢判定部83は、角度補正演算部81によって補正された圧力情報及び足部圧力センサ65から入力される圧力情報に基づき、作業者の姿勢を判定する(姿勢判定制御)判定部である。操作無効制御部85は、姿勢判定部83によって判定された作業者の姿勢に基づいて、後述する操作無効制御を実行する制御部である。
図5を参照すると、コントローラ80が実行する、本発明に係る作業機械の制御手順を示すルーチンがフローチャートで示されており、以下、同フローチャートに沿い説明する。なお、説明の便宜上、シートクッション33の中央のセンサ列を中央センサ列C、右側のセンサ列を右センサ列R、左側のセンサ列を左センサ列Lとし、前後方向前側の座面圧力センサ61をセンサR1、センサC1、センサL1、前後方向中央の座面圧力センサ61をセンサR2、センサC2、センサL2、前後方向後側の座面圧力センサ61をセンサR3、センサC3、センサL3、とそれぞれ呼称する。
本ルーチンは、エンジンが始動することで開始する(ステップS1)。ステップS10では、各座面圧力センサ61から入力されるシートクッション33における上下方向の圧力情報、すなわち座席32に着座した作業者の質量の分布情報及び角度センサ63から入力される座席32の角度情報に基づき、角度補正演算部81による補正演算を実施してステップS20に移行する。
図6〜9を参照すると、角度補正演算部81が実施する補正演算を説明する説明図が示されている。以下、図6〜9に沿い、角度補正演算部81による補正演算について詳しく説明する。
図6、7によると、機体1が傾斜地に位置し、座席32が前方右側を下方に下げるようにして傾いているとき、作業者もまた前方に傾くため、センサR1の検出する圧力値(検出値)が最も大きくなり、対角線上にあるセンサL3の検出値が最も小さくなる。そのほかの各座面圧力センサ61についても、前方右側に近い座面圧力センサ61ほど検出値が大きくなる。
ここで、角度補正演算部81は、角度センサ63から入力される座席32の角度情報に基づき、線形物理法則に従って補正値を算出することで、図8のような補正値を算出することができる。さらに、角度補正演算部81は、検出値に補正値を乗算することで、図9のように補正された圧力情報の表、すなわち補正後の質量の分布を演算することができる。
ステップS20では、姿勢判定部83により、角度補正演算部81が演算した補正後の質量の分布及び足部圧力センサ65が検出する床板37に対する上下方向の圧力情報を基に作業者の姿勢を判定してステップS30に移行する。
図10〜13を参照すると、作業者の姿勢と補正後の質量の分布及び床板37に対する上下方向の圧力情報との組み合わせの例を説明する説明図が示されている。なお、図10〜13中、「〇」は質量の分布のうち、作業者の体重が偏って加わる偏荷重位置Fを示し、「×」は座面圧力センサ61の検出値が0または0に近い値(例えば1kg未満)のことを示しており、作業者が作業をするために正しく着座しているような場合は、作業者の体重が偏らないため、すべてのマスが空白になるものとする。
図10によると、偏荷重位置Fは、センサR3に対応する位置、すなわちシートクッション33の右後ろに偏荷重位置Fが位置している。このとき、作業者は、例えば座席32の後方に置いた荷物を取ろうとしているような右後方を振り返る姿勢(右側振り返り姿勢)であると判定する。なお、図示はしないが、センサL3に対応する位置に偏荷重位置Fが位置している場合も同様に左後方を振り返る姿勢(左側振り返り姿勢)であると判定する。
また、図11によると、偏荷重位置Fは、右センサ列Rに対応する位置、すなわちシートクッション33の右側に偏荷重位置Fが位置している。このとき、作業者は、例えば機体1の右下を覗き込むようにして右側に体を傾いでいる姿勢(右重心姿勢)であると判定する。なお、図示はしないが、左センサ列Lに対応する位置に偏荷重位置Fが位置している場合も同様に左側に体を傾いでいる姿勢(左重心姿勢)であると判定する。
また更に、図12によると、偏荷重位置Fは、センサR2、C2、L2及びセンサR3、C3、L3に対応する位置からセンサR1、C1、L1及び足部圧力センサ65に対応する位置、すなわちシートクッション33の後側から前方に偏荷重位置Fが移動している。このとき、作業者は、例えば座席32から立ち上がろうとしている姿勢(立ち上がり姿勢)であると判定する。
そして、図13によると、作業者の体重が偏っていないが、足部圧力センサ65の検出値が0または0に近い値(規定値以下)、すなわち、作業者の足が床板37に位置していない姿勢(両足浮き姿勢)であると判定する。
このようにして、ステップS20では、姿勢判定部83により補正後の質量の分布及び床板37に対する上下方向の圧力情報を用い、作業者の姿勢を判定することで、作業者の姿勢のうち、機体1の操作に適していない姿勢としての不適姿勢を検出することができる。
ステップS30では、操作無効制御部85が姿勢判定部83により判定した作業者の姿勢が不適姿勢か否かを判別する。ステップS30の判別結果が偽(No)で、作業者の姿勢が不適姿勢ではないと判別すると、本ルーチンを終了する。一方、ステップS30の判別結果が真(Yes)で作業者の姿勢が不適姿勢であると判別すると、ステップS40に移行する。
図14を参照すると、作業者の各不適姿勢に対する各電磁弁78の制御態様が表で示されている。ステップS40では、図14の表に従い、各不適姿勢に対応した各電磁弁78の閉弁をする操作無効制御を実行する。
具体的には、作業者の各不適姿勢が右側振り返り姿勢、左側振り返り姿勢及び立ち上がり姿勢である場合には、すべての各電磁弁78を閉弁し、右側重心姿勢である場合には、ブーム電磁弁78a及びバケット電磁弁78cを閉弁し、左側重心姿勢である場合には、アーム電磁弁78b及び旋回電磁弁78dを閉弁し、両足浮き姿勢である場合には、走行電磁弁78eを閉弁する。
このように、作業者の各不適姿勢が右側振り返り姿勢、左側振り返り姿勢及び立ち上がり姿勢である場合は、作業者が機体1を操作する意思がない場合であるため、すべての各電磁弁78を閉弁して右操作レバー41、左操作レバー43、右前後進レバー47及び左前後進レバー48(以下、各操作装置ともいう)による操作を無効とすることができる。
また、図3によると、作業者の各不適姿勢が右側重心姿勢である場合や左側重心姿勢である場合は、左右方向に体を傾いでいる姿勢なので、作業者が機体1の作業をする意思がないとまではいえないが、右操作レバー41または左操作レバー43に体が近づいており、誤操作をする可能性がある。
したがって、作業者の各不適姿勢が右側重心姿勢である場合には、ブーム電磁弁78a及びバケット電磁弁78cを閉弁して右操作レバー41の操作を無効とし、左側重心姿勢である場合には、アーム電磁弁78b及び旋回電磁弁78dを閉弁して左操作レバー43の操作を無効とすることができる。
さらに、作業者の各不適姿勢が両足浮き姿勢である場合は、作業者の足が両足とも浮いており、機体1が前後方向に移動すると作業者が大きく揺れて誤操作をする可能性がある。したがって、作業者の各不適姿勢が両足浮き姿勢である場合には、走行電磁弁78eを閉弁して機体1の走行を停止することができる。
このように、作業者の各不適姿勢のそれぞれに対応して適切に各操作装置の操作を無効とすることができる。
ステップS50では、操作無効制御部85は、ステップS40のように各操作装置のいずれかひとつでも操作を無効としたことをモニタ51に表示して作業者に報知し、ステップS60に移行する。これにより、各操作装置の操作が無効とされている理由を作業者に報知して認識させることができる。
ステップS60では、スイッチユニット49の解除スイッチ49aから操作無効制御を解除する操作が作業者によってされたか否かを判別する。このステップS60では、判別結果が真(Yes)となるまで繰り返し実行し、真(Yes)となると、ステップS70に移行する。
ステップS70では、操作無効制御部85の操作無効制御を解除して、各操作装置の操作を操作可能にし、本ルーチンを終了する。以降、本ルーチンは繰り返し実行する。
このように、ステップS50〜S70では、操作無効制御によって各操作装置の操作が無効とされていることをモニタ51によって作業者に報知し(ステップS50)、報知された作業者がスイッチユニット49の解除スイッチ49aを操作するまで各操作装置の操作を無効とすることで(ステップS60でNo)、誤操作がされている状態で作業者の姿勢が戻り、操作無効制御が解除されて誤操作が生じることを防止することができる。
以上説明したように、本発明に係る作業機械では、機体1に設けられ、機体1を操作する作業者が着座する座席32と、座席32のシートクッション33の左右方向右側に設けられた右操作レバー41と、シートクッション33の左右方向左側に設けられた左操作レバー43と、を備えた作業機械において、シートクッション33に設けられ、作業者の質量の分布を検出する質量分布検出装置60と、右操作レバー41及び左操作レバー43の少なくともいずれかひとつの操作を無効とする各電磁弁78と、各電磁弁78を制御するコントローラ80と、を有し、コントローラ80は、質量分布検出装置60によって検出される作業者の質量の分布の変位に基づいて作業者の姿勢を判定する姿勢判定部83と、各電磁弁78を制御する操作無効制御部85と、を含み、操作無効制御部85は、姿勢判定部83により作業者の姿勢が機体1の操作に適していない姿勢としての不適姿勢であると判定すると、各電磁弁78を作動させる。
従って、質量分布検出装置60によって検出される作業者の質量の分布の変位に基づいて作業者の姿勢が機体1の操作に適していない、すなわち作業者が機体1を操作する意思がないと判定して各電磁弁78を作動するようにしたので、作業者の意図しない誤操作によって機体1が作動することを抑制することができる。
そして、質量分布検出装置60は、シートクッション33のうち、作業者の体重が偏って加わる偏荷重位置Fを検出しており、姿勢判定部83は、偏荷重位置Fを基に作業者の姿勢を判定するようにしたので、良好に作業者の姿勢を判定することができる。
そして、姿勢判定部83は、質量分布検出装置60によって検出される偏荷重位置FがセンサR3またはセンサL3、すなわちシートクッション33における前後方向後側であって左右方向外側のいずれか一方に位置するとき、不適姿勢であると判定するようにしたので、例えば作業者がシートクッション33の後方に置いた荷物を取るために振り返るような姿勢であることを的確に判定することができる。
そして、姿勢判定部83は、質量分布検出装置60によって検出される偏荷重位置FがセンサR1、C1、L1、すなわちシートクッション33における前側に移動するとき、不適姿勢であると判定するようにしたので、例えば作業者の重心が前方に移動するような姿勢であり、作業者が立ち上がろうとしていることを的確に判定することができる。
そして、姿勢判定部83は、質量分布検出装置60によって検出される偏荷重位置Fが右センサ列Rまたは左センサ列L、すなわちシートクッション33における左右いずれか一方側に位置するとき、作業者の姿勢が一方に偏っていると判定し、操作無効制御部85は、各電磁弁78を作動して、偏荷重位置Fの近傍の右操作レバー41または左操作レバー43の操作を無効とするようにしたので、作業者の姿勢が左右方向に偏ることによって右操作レバー41または左操作レバー43の誤操作が生じることを防止することができる。
そして、質量分布検出装置60は、シートクッション33上下方向の圧力を検出する座面圧力センサ61を前後方向に所定数、等間隔に並べて配設することでセンサ列を形成し、該センサ列を左右方向に所定数、等間隔に並べて配設する。
従って、座面圧力センサ61を前後方向及び左右方向に、それぞれ等間隔に複数並べて配設したので、シートクッション33に着座した作業者の質量の分布を的確に検出することができる。
そして、シートクッション33の傾きを検出する角度センサ63を有し、コントローラ80は、質量分布検出装置60によって検出される作業者の質量の分布の変位を補正する角度補正演算部81を有し、姿勢判定部83は、角度補正演算部81によって補正された作業者の質量の分布の変位に基づいて作業者の姿勢を判定する。
従って、角度補正演算部81が角度センサ63に基づいて作業者の質量の分布の変位を補正したので、例えば斜面のように機体1が傾斜している状態で作業をしている際、作業者の質量の分布の変位を的確に補正することができる。
そして、機体1を走行させる下部走行体3と、シートクッション33の前方下側に設けられ、下部走行体3を操作する右前後進レバー47及び左前後進レバー48、すなわち走行操作装置を備え、シートクッション33の下方前側の床板37に配設される足部圧力センサ65を有し、各電磁弁78は、走行操作装置の操作を無効とする走行電磁弁78eを含み、操作無効制御部85は、姿勢判定部83が足部圧力センサ65によって検出される圧力が0のとき、作業者の両足が浮いている状態であると判定すると、各電磁弁78の走行電磁弁78eを作動して走行操作装置の操作を無効とするようにしたので、不安定な姿勢での走行操作を無効とすることができる。
以上で本発明に係る作業機械の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、本実施形態では、下部走行体3をクローラ式の自走可能な走行体として説明したが、車輪を有する所謂ホイルローダでもよく、柱に機体を設けたクレーンであってもよい。
また、本実施形態では、角度補正演算部81によって質量分布検出装置60の座面圧力センサ61から入力される圧力情報を角度センサ63に基づいて補正演算によって補正するようにしたが、足部圧力センサ65から入力される圧力情報についても補正演算によって補正するようにしてもよい。
また、本実施形態では、図10〜12を用いて作業者の姿勢の判定手順及び判定例を説明したが、そのほかの組み合わせから判定するようにしてもよい。
また、本実施形態では、図5のフローを用いてコントローラ80による制御態様を説明したが、同フローの順番は一例であり、本発明を実施可能な程度に順番を入れ替えるようにしてもよい。
1 機体
3 下部走行体(走行装置)
32 座席
33 シートクッション
37 床板
41 右操作レバー(右操作装置)
43 左操作レバー(左操作装置)
47 右前後進レバー(走行操作装置)
48 左前後進レバー(走行操作装置)
51 モニタ
60 質量分布検出装置
78 各電磁弁(操作無効装置)
78e 走行電磁弁
80 コントローラ
81 角度補正演算部(補正部)
83 姿勢判定部
85 操作無効制御部

Claims (8)

  1. 機体に設けられ、該機体を操作する作業者が着座する座席と、
    前記座席の左右方向右側に設けられた右操作装置と、
    前記座席の左右方向左側に設けられた左操作装置と、を備えた作業機械において、
    前記座席に設けられ、前記作業者の質量の分布を検出する質量分布検出装置と、
    前記右操作装置及び前記左操作装置の少なくともいずれかひとつの操作を無効とする操作無効装置と、
    前記操作無効装置を制御するコントローラと、を有し、
    前記コントローラは、
    前記質量分布検出装置によって検出される前記作業者の質量の分布の変位に基づいて前記作業者の姿勢を判定する姿勢判定部と、
    前記操作無効装置を制御する操作無効制御部と、を含み、
    前記操作無効制御部は、前記姿勢判定部により前記作業者の姿勢が前記機体の操作に適していない姿勢としての不適姿勢であると判定すると、前記操作無効装置を作動させる
    ことを特徴とする作業機械。
  2. 前記質量分布検出装置は、前記座席のうち、前記作業者の体重が偏って加わる偏荷重位置を検出しており、
    前記姿勢判定部は、前記偏荷重位置を基に前記作業者の姿勢を判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の作業機械。
  3. 前記姿勢判定部は、前記質量分布検出装置によって検出される前記偏荷重位置が前記座席における前後方向後側であって左右方向外側のいずれか一方に位置するとき、不適姿勢であると判定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の作業機械。
  4. 前記姿勢判定部は、前記質量分布検出装置によって検出される前記偏荷重位置が前記座席における前側に移動するとき、不適姿勢であると判定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の作業機械。
  5. 前記姿勢判定部は、前記質量分布検出装置によって検出される前記偏荷重位置が前記座席における左右いずれか一方側に位置するとき、前記作業者の姿勢が一方に偏っていると判定し、
    前記操作無効制御部は、前記操作無効装置を作動して、前記偏荷重位置の近傍の前記右操作装置または前記左操作装置の操作を無効とする、
    ことを特徴とする請求項2に記載の作業機械。
  6. 前記質量分布検出装置は、座席上下方向の圧力を検出する座面圧力センサを前後方向に所定数、等間隔に並べて配設することでセンサ列を形成し、該センサ列を左右方向に所定数、等間隔に並べて配設する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の作業機械。
  7. 前記座席の傾きを検出する角度センサを有し、
    前記コントローラは、前記質量分布検出装置によって検出される前記作業者の質量の分布の変位を補正する補正部を有し、
    前記姿勢判定部は、前記補正部によって補正された前記作業者の質量の分布の変位に基づいて前記作業者の姿勢を判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の作業機械。
  8. 前記機体を走行させる走行装置と、
    前記座席の前方下側に設けられ、前記走行装置を操作する走行操作装置を備え、
    前記座席の下方前側の床板に配設される足部圧力センサを有し、
    前記操作無効装置は、前記走行操作装置の操作を無効とする走行操作無効部を含み、
    前記操作無効制御部は、前記姿勢判定部が前記足部圧力センサによって検出される圧力が規定値以下のとき、前記作業者の両足が浮いている状態であると判定すると、前記操作無効装置の前記走行操作無効部を作動して前記走行操作装置の操作を無効とする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の作業機械。
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