JP4369329B2 - 作業機械 - Google Patents
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Description
(2) 請求項2の発明は、走行体と、走行体の上部に設けられた作業機械本体と、作業機械本体に設けられた運転席とを有し、作業機械本体の前方から運転席へ乗降する作業機械において、運転席の前方で左右にそれぞれ設けられて、運転席への乗降が可能となるように起立した起立位置と、運転席への乗降ができないように起立位置から左右方向の内側に倒れる倒伏位置との2位置をとり、倒伏位置でのみ操作部による走行体の操作を有効とする一対の走行レバーとを備えることを特徴とする。
(3) 請求項3の発明は、走行体と、走行体の上部に旋回可能に設けられた上部旋回体と、上部旋回体に設けられた多関節の作業腕と、上部旋回体に設けられた運転席とを有し、上部旋回体の前方から運転席へ乗降する作業機械において、運転席の前方で左右にそれぞれ設けられて、運転席への乗降が可能となるように起立した起立位置と、運転席への乗降ができないように起立位置から左右方向の内側に倒れた倒伏位置との2位置をとり、操作部の操作によって走行体を操作する一対の走行レバーとを備えることを特徴とする。
(4) 請求項4の発明は、走行体と、走行体の上部に旋回可能に設けられた上部旋回体と、上部旋回体に設けられた多関節の作業腕と、上部旋回体に設けられた運転席とを有し、上部旋回体の前方から運転席へ乗降する作業機械において、運転席の前方で左右にそれぞれ設けられて、運転席への乗降が可能となるように起立した起立位置と、運転席への乗降ができないように起立位置から左右方向の内側に倒れる倒伏位置との2位置をとり、倒伏位置でのみ操作部による走行体の操作を有効とする一対の走行レバーとを備えることを特徴とする。
(5) 請求項5の発明は、走行体と、走行体の上部に旋回可能に設けられた上部旋回体と、上部旋回体に設けられ、上部旋回体の左右方向の略中央に位置する運転席とを有し、上部旋回体の前方から運転席へ乗降する作業機械において、上部旋回体の右側に設けられた多関節構造の第1の作業腕と、上部旋回体の左側に設けられた多関節構造の第2の作業腕と、運転席の前方で左右にそれぞれ設けられて、運転席への乗降が可能となるように起立した起立位置と、運転席への乗降ができないように起立位置から左右方向の内側に倒れた倒伏位置との2位置をとり、操作部の操作によって走行体を操作する一対の走行レバーとを備えることを特徴とする。
(6) 請求項6の発明は、走行体と、走行体の上部に旋回可能に設けられた上部旋回体と、上部旋回体に設けられ、上部旋回体の左右方向の略中央に位置する運転席とを有し、上部旋回体の前方から運転席へ乗降する作業機械において、上部旋回体の右側に設けられた多関節構造の第1の作業腕と、上部旋回体の左側に設けられた多関節構造の第2の作業腕と、運転席の前方で左右にそれぞれ設けられて、運転席への乗降が可能となるように起立した起立位置と、運転席への乗降ができないように起立位置から左右方向の内側に倒れる倒伏位置との2位置をとり、倒伏位置でのみ操作部による走行体の操作を有効とする一対の走行レバーとを備えることを特徴とする。
(7) 請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の作業機械において、走行体は、左右一対の履帯を有するクローラ式走行体であることを特徴とする。
上述の操縦装置17a,17bの操作方法は次のとおりである。運転席5に着座したオペレータは、上腕部から肘部を肘受け18a,18bに乗せ、前腕部をアーム19a,19bに乗せ、掌部で作業機操作レバー20a,20bのレバー把持部21a,21bを把持する。オペレータが前腕部を左右に揺動させることで、操縦装置17a,17bの肘受け18a,18bが軸Ua,Ubを中心に回動される(図4,図6(a))。また、オペレータは、掌部で作業機操作レバー20a,20bのレバー把持部21a,21bを傾動し、また、レバー把持部21a,21bを軸Wa,Wb回りに回動することができる。
本実施の形態の作業機械100では、操縦装置17aで第1フロント作業機Aを操作し、操縦装置17bで第2フロント作業機Bを操作する。作業機操作レバー20aが操作されると、その操作方向と第1フロント作業機Aのグラップル14aの先端部分の駆動方向とが一致するように、複数のアクチュエータが連携して駆動される。また、作業機操作レバー20bが操作されると、その操作方向と第2フロント作業機Bのグラップル14bの先端部分の駆動方向とが一致するように、複数のアクチュエータが連携して駆動される。すなわち、複数のアクチュエータが同時駆動されて、各作業機操作レバー20a,20bの操作方向と、各グラップル14a,14bの先端部分の駆動方向とが一致するように、制御装置29からブーム駆動系31a,31b、アーム駆動系32a,32b、作業具駆動系33a,33b、作業具操作系34a,34bの各系へ制御信号が送信される。
図8(a)は、走行操作レバー63a,63bを作業機械100の前方から見たときの図であり、図8(b)は、走行操作レバー63aを作業機械100の右側面から見たときの図である。走行操作レバー63a,63bは、右側の走行装置を駆動する右側走行モータ62a、および左側の走行装置を駆動する左側走行モータ62bをそれぞれ操作する左右一対のレバーであり、運転席5の前方の床面から上方に向かって配設されている。走行操作レバー63a,63bは、2点鎖線で示すように、作業機械100の前方から見たときに略垂直に起立した起立位置と、実線で示すように、起立位置から左右方向の内側に倒れる倒伏位置との2位置の間で左右方向に回動可能である。
図9を参照して、作業機械100の油圧回路について説明する。この油圧回路には、メインポンプ65と、各コントロール弁41a〜46a,41b〜46b,47と、メインリリーフ弁67と、アクチュエータ(各油圧シリンダ9a,9b、11a,11b,13a,13b,114a,114b,15a,15b、および各油圧モータ60,62a,62b)とが設けられている。なお、油圧シリンダ114a,114bは、グラップル14a,14bをそれぞれ開閉駆動する油圧シリンダである。また、この油圧回路には、油圧回路の各構成機器を制御するために、パイロットポンプ66と、リリーフ弁68と、電磁弁69と、比例電磁式減圧弁51a〜55a,51b〜55b,57と、パイロットバルブ76a,76bとが設けられている。
電磁弁69による比例電磁式減圧弁51a〜55a,51b〜55b,57およびパイロットバルブ76a,76bへのパイロット圧油の流通が許可または禁止、すなわち電磁弁69によってパイロット圧油を遮断するか否かは、レバー倒伏位置検出装置70a,70bの出力信号によって決定される。走行操作レバー63a,63bがともに倒伏位置にあることをレバー倒伏位置検出装置70a,70bが検出してその検出信号を制御装置29に出力すると、制御装置29は、電磁弁69のソレノイドを励磁する。電磁弁69は、ソレノイドが励磁されると比例電磁式減圧弁51a〜55a,51b〜55b,57およびパイロットバルブ76a,76bへのパイロット圧油の流入を許可する。
(1) 旋回体3の前方の搭乗口4bと運転席5との間で左右に配設した走行操作レバー63a,63bが起立位置にある場合には、搭乗口4bと運転席5との間でオペレータの移動を可能とし、倒伏位置にある場合には、搭乗口4bと運転席5との間でオペレータが移動できないように構成した。これにより、乗降の際に走行操作レバー63a,63bをよける必要がなくなり、乗降が容易となる。
(8) 作業機操作レバー20a,20bが操作されると、作業機操作レバー20a,20bの操作方向と、グラップル14a,14bの先端部分の駆動方向とが一致するよう構成したので、作業具の駆動方向は、作業機操作レバー20a,20bの操作感覚に近いものとなる。これにより、オペレータの意図するように作業具先端の位置を正確に制御できるので、簡単に操作できる。また、習熟度の低いオペレータでも、容易に操作できる。
(1) 上述の説明では、走行操作レバー63a,63bのうち、少なくとも一方が倒伏位置ではない場合には、アクチュエータの動作が禁止されるように構成したが、本発明はこれに限定されず、走行操作レバー63a,63bの双方が倒伏位置ではない場合にアクチュエータの動作が禁止されるように構成してもよい。
(4) 上述の説明では、パイロット圧油を遮断することで、アクチュエータの動作を禁止しているが、メインポンプ65から供給される圧油を遮断することで、アクチュエータの動作を禁止するよう構成してもよい。
(11) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
4 運転室 4a 開閉ドア
4b 乗降口(搭乗口) 5 運転席
10a,10b ブーム 11a,11b ブームシリンダ
12a,12b アーム 13a,13b アームシリンダ
14a,14b グラップル 15a,15b 作業具シリンダ
17a,17b 操縦装置 20a,20b 作業機操作レバー
21a,21b レバー把持部 29 制御装置
51a〜55a,51b〜55b,57 比例電磁式減圧弁
60 旋回モータ 62a 右側走行モータ
62b 左側走行モータ 63a,63b 走行操作レバー
64a,64b 走行ペダル 69 電磁弁
70a,70b レバー倒伏位置検出装置 76a,76b パイロットバルブ
100 作業機械 200 スキッドステアローダ
631a,631b レバー保持部 632a,632b 把持部
Claims (7)
- 走行体と、
前記走行体の上部に設けられた作業機械本体と、
前記作業機械本体に設けられた運転席とを有し、
前記作業機械本体の前方から前記運転席へ乗降する作業機械において、
前記運転席の前方で左右にそれぞれ設けられて、前記運転席への乗降が可能となるように起立した起立位置と、前記運転席への乗降ができないように前記起立位置から左右方向の内側に倒れた倒伏位置との2位置をとり、操作部の操作によって前記走行体を操作する一対の走行レバーとを備えることを特徴とする作業機械。 - 走行体と、
前記走行体の上部に設けられた作業機械本体と、
前記作業機械本体に設けられた運転席とを有し、
前記作業機械本体の前方から前記運転席へ乗降する作業機械において、
前記運転席の前方で左右にそれぞれ設けられて、前記運転席への乗降が可能となるように起立した起立位置と、前記運転席への乗降ができないように前記起立位置から左右方向の内側に倒れる倒伏位置との2位置をとり、前記倒伏位置でのみ前記操作部による前記走行体の操作を有効とする一対の走行レバーとを備えることを特徴とする作業機械。 - 走行体と、
前記走行体の上部に旋回可能に設けられた上部旋回体と、
前記上部旋回体に設けられた多関節の作業腕と、
前記上部旋回体に設けられた運転席とを有し、
前記上部旋回体の前方から前記運転席へ乗降する作業機械において、
前記運転席の前方で左右にそれぞれ設けられて、前記運転席への乗降が可能となるように起立した起立位置と、前記運転席への乗降ができないように前記起立位置から左右方向の内側に倒れた倒伏位置との2位置をとり、操作部の操作によって前記走行体を操作する一対の走行レバーとを備えることを特徴とする作業機械。 - 走行体と、
前記走行体の上部に旋回可能に設けられた上部旋回体と、
前記上部旋回体に設けられた多関節の作業腕と、
前記上部旋回体に設けられた運転席とを有し、
前記上部旋回体の前方から前記運転席へ乗降する作業機械において、
前記運転席の前方で左右にそれぞれ設けられて、前記運転席への乗降が可能となるように起立した起立位置と、前記運転席への乗降ができないように前記起立位置から左右方向の内側に倒れる倒伏位置との2位置をとり、前記倒伏位置でのみ前記操作部による前記走行体の操作を有効とする一対の走行レバーとを備えることを特徴とする作業機械。 - 走行体と、
前記走行体の上部に旋回可能に設けられた上部旋回体と、
前記上部旋回体に設けられ、前記上部旋回体の左右方向の略中央に位置する運転席とを有し、
前記上部旋回体の前方から前記運転席へ乗降する作業機械において、
前記上部旋回体の右側に設けられた多関節構造の第1の作業腕と、
前記上部旋回体の左側に設けられた多関節構造の第2の作業腕と、
前記運転席の前方で左右にそれぞれ設けられて、前記運転席への乗降が可能となるように起立した起立位置と、前記運転席への乗降ができないように前記起立位置から左右方向の内側に倒れた倒伏位置との2位置をとり、操作部の操作によって前記走行体を操作する一対の走行レバーとを備えることを特徴とする作業機械。 - 走行体と、
前記走行体の上部に旋回可能に設けられた上部旋回体と、
前記上部旋回体に設けられ、前記上部旋回体の左右方向の略中央に位置する運転席とを有し、
前記上部旋回体の前方から前記運転席へ乗降する作業機械において、
前記上部旋回体の右側に設けられた多関節構造の第1の作業腕と、
前記上部旋回体の左側に設けられた多関節構造の第2の作業腕と、
前記運転席の前方で左右にそれぞれ設けられて、前記運転席への乗降が可能となるように起立した起立位置と、前記運転席への乗降ができないように前記起立位置から左右方向の内側に倒れる倒伏位置との2位置をとり、前記倒伏位置でのみ前記操作部による前記走行体の操作を有効とする一対の走行レバーとを備えることを特徴とする作業機械。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の作業機械において、
前記走行体は、左右一対の履帯を有するクローラ式走行体であることを特徴とする作業機械。
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