JP2020152643A - 固形状整髪剤組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
成分(B):皮膜形成ポリマー
成分(C):水
成分(D):顔料
成分(E):エタノール
成分(A)は、脂肪酸塩である。成分(A)は、固化剤として機能する。成分(A)を用いることにより、整髪剤組成物の性状を固形状とすることができる。また、成分(A)を用いることにより、塗布性を高めることができ、洗髪時に固形状整髪剤組成物を容易に洗い流すことができる。成分(A)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
成分(B)は、皮膜形成ポリマーである。成分(B)は、主たる整髪成分として機能する。成分(B)を用いることにより、塗布後の毛髪に皮膜を良好に形成させることができるので、整髪力を高めることができ、また、本発明の固形状整髪剤組成物が成分(D)を含む場合に、毛髪着色後の色移りを抑えることができる。成分(B)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
成分(C)は、水である。成分(C)を用いることにより、成分(A)を良好に溶解させることができ、かつ溶解後に冷却等することにより、整髪剤組成物の性状を固形状とすることができる。
成分(D)は、顔料である。成分(D)は用いられてもよく、用いられなくてもよい。毛髪を良好に着色する観点からは、固形状整髪剤組成物は成分(D)を含むことが好ましい。成分(D)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
成分(E)は、エタノールである。成分(E)を用いることにより、塗布性を高めることができる。また、成分(E)を用いることにより、毛髪への塗布後に、固形状整髪剤組成物が乾燥するまでの時間を短くすることができ、短時間で成分(B)による皮膜を形成させることができる。また、成分(E)を用いることにより、本発明の固形状整髪剤組成物が成分(D)を含む場合に、毛髪着色後の色移りを抑えることできる。
本発明の固形状整髪剤組成物は、上述した成分(A)〜(E)以外の成分を含んでいてもよい。成分(A)〜(E)以外の成分としては、特に限定されないが、例えば、25℃で固体の炭化水素油、25℃で固体のエステル油、25℃で液状の炭化水素油、25℃で液状のエステル油、油脂、多価アルコール、高級アルコール、界面活性剤、清涼剤、pH調整剤、防腐剤、抗酸化剤、金属封鎖剤、ビタミン類、動植物抽出エキス、パール化剤、着色剤、及び香料等が挙げられる。上記他の成分は、それぞれ1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
本発明の固形状整髪剤組成物の性状は、25℃で固形状である。上記固形状には、ペースト状は含まれず、ジェル状は含まれず、グリース状は含まれない。本発明の固形状整髪剤組成物は、流動性を有さない。本発明の固形状整髪剤組成物は、25℃で静置状態にて、形状を保持することができる。より具体的には、外径22mm及び長さ30mmの円柱状に成型された本発明の固形状整髪剤組成物は、25℃で静置状態にて、形状を保持することができる。
ステアリン酸ナトリウム
ポリビニルピロリドン:商品名「クリージャスK−90」、第一工業製薬社製、ノニオン性皮膜形成ポリマー
N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体:商品名「ユカフォーマー301」、三菱化学社製、N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体(両性皮膜形成ポリマー)含有率30質量%
精製水
カーボンブラック水分散体:商品名「WD−CB2」、大東化成工業社製、カーボンブラック含有率25質量%
カーボンブラック:商品名「DK BLACK No.2」、三菱化学社製
エタノール
プロピレングリコール
ポリエチレングリコール1500
パルミチン酸2−エチルヘキシル
高融点パラフィン
流動パラフィン
カルナウバロウ
ヒマワリ種子ロウ
マイクロクリスタリンワックス
イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル
高融点マイクロクリスタリンワックス
セスキイソステアリン酸ソルビタン
整髪剤組成物及び整髪剤の調製:
下記の表1〜4に示す配合成分を、表1〜4に示す配合量(配合単位は質量%)で配合し、85℃で混合して混合液を調製した。次いで、得られた混合液を内径22mm×高さ80mmのスティック型の繰り出し容器に充填した。次いで、25℃に冷却し固化させて、整髪剤組成物及び整髪剤を調製した。表中の配合量(固形状整髪剤組成物100質量%中の配合量)は、カーボンブラック水分散体を除き、純分の配合量(単位:質量%)で示した。なお、表中のカーボンブラック水分散体はカーボンブラックの配合量ではなく、カーボンブラック水分散体の配合量で示した。
得られた整髪剤組成物について、以下の評価を行った。評価結果は表1〜4中に示した。なお、試験例2〜7は、専門パネル3名が協議して評価結果を決定した。比較例2,3は、試験例1の判定結果が「×」又は「××」であったため、試験例2〜7を行わなかった。また、試験例3,4,6は、成分(D)を配合し、かつ試験例1の判定結果が「○」であった実施例1〜15及び比較例1,4に対して行った。
得られた整髪剤組成物が固化しているかを目視にて観察した。目視にて固化していると判断した整髪剤組成物については、容器から30mm繰り出した状態で直立させ、25℃で24時間静置させた後の形状の変化を目視で観察した。成型性を下記の基準で評価した。
○(良好):24時間静置後に形状が変化していない(整髪剤組成物の性状が固形状)
×(不良):固化しない
××(不良):成分(A)の一部が他の成分に溶解しない
得られた固形状整髪剤の容器を掴みながら、固形状整髪剤組成物を白髪100%毛束(商品番号「BM−W−A」、ビューラックス社製)に塗布し、整髪を施した。その際の、塗布のしやすさを下記の基準で評価した。
○(良好):固形状整髪剤組成物を毛束上に均一に塗布できる
△(やや良好):固形状整髪剤組成物を毛束上にほぼ均一に塗布できる
×(不良):固形状整髪剤組成物を毛束上に均一に塗布しにくい
試験例2で整髪した毛束を3分間静置した後、毛束を濾紙で挟んだ。この濾紙の上に、水を加えて1kgにした1Lビーカーを載せた後、すぐに毛束を濾紙から引き抜いた。速乾性を下記の評価基準に従って目視評価した。
○(良好):濾紙への色移りがほとんど見られない
△(やや良好):濾紙への色移りが見られるが、毛束に着色した色より薄い
×(不良):濾紙への色移りが見られ、毛束に着色した色と同等レベルである
試験例2で整髪した毛束を10分間静置した後、毛束を濾紙で挟んだ。この濾紙の上に、水を加えて1kgにした1Lビーカーを載せた後、すぐに毛束を濾紙から引き抜いた。毛髪着色後の色移りを下記の評価基準に従って目視評価した。
○(良好):濾紙への色移りがほとんど見られない
△(やや良好):濾紙への色移りが見られるが、毛束に着色した色より薄い
×(不良):濾紙への色移りが見られ、毛束に着色した色と同等レベルである
得られた固形状整髪剤の容器を掴みながら、固形状整髪剤組成物をカットウィッグ(商品名「A−386」、ユーカリジャパン社製)に髪を後方に流しながら撫で付けるように塗布して整髪を施した。次いで、カットウィッグを温度25℃で20分間静置した。静置後の髪の形状を下記の評価基準に従って目視評価した。
○(良好):髪の形状がくっきりと保持されている
△(やや良好):髪の形状がややくずれている
×(不良):髪の形状が明らかにくずれている
試験例2で整髪した毛束を10分間静置した後、下記の評価基準に従って目視評価した。
○(良好):毛束が黒色に着色されている
×(不良):毛束が灰色に着色されている、又は、着色されていない
試験例2で整髪した毛束を10分間静置した後、ぬるま湯で30秒間水洗した。水洗後、ドライヤーで乾燥した毛束を下記の評価基準に従って触感により評価した。
○(良好):毛束の触感が固形状整髪剤組成物を塗布していない毛束の触感と同等である
×(不良):毛束に固形状整髪剤組成物の付着を感じる
Claims (3)
- 下記成分Aと、下記成分Bと、下記成分Cとを含み、
前記成分Aの含有量が2.0質量%以上、13.0質量%以下であり、
前記成分Bの含有量が2.0質量%以上、10.0質量%以下であり、
前記成分Cの含有量が20.0質量%以上、95.0質量%以下である、固形状整髪剤組成物。
成分A:脂肪酸塩
成分B:皮膜形成ポリマー
成分C:水 - 下記成分Dを含む、請求項1に記載の固形状整髪剤組成物。
成分D:顔料 - 下記成分Eを含む、請求項1又は2に記載の固形状整髪剤組成物。
成分E:エタノール
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- 2019-03-18 JP JP2019049251A patent/JP7258423B2/ja active Active
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