JP7277031B2 - エアゾールスプレー整髪剤 - Google Patents
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Description
成分(X):トランス-1,3,3,3-テトラフルオロプロペン
(成分(A))
成分(A)は、アニオン性皮膜形成ポリマー、及び両性皮膜形成ポリマーからなる群より選ばれる皮膜形成ポリマー(少なくとも1の皮膜形成ポリマー)である。成分(A)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
成分(B)は、エタノールである。上記整髪剤組成物は、成分(B)を含むことが好ましい。成分(B)は溶媒としての役割を果たす。また、成分(B)を用いることにより、非水系の整髪剤組成物又は水の含有量が少ない整髪剤組成物にすることができるため、整髪力及び速乾性をより一層高めることができる。
上記整髪剤組成物は、本発明の効果を阻害しない範囲で、成分(A),(B)以外の成分を含んでいてもよい。成分(A),(B)以外の成分としては、特に限定されないが、例えば、水、カチオン性皮膜形成ポリマー、ノニオン性皮膜形成ポリマー、増粘剤、油性成分、多価アルコール、高級アルコール、界面活性剤、清涼剤、pH調整剤、防腐剤、抗酸化剤、金属封鎖剤、ビタミン類、動植物抽出エキス、パール化剤、着色剤、及び香料等が挙げられる。上記他の成分は、それぞれ1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
(成分(X))
成分(X)は、トランス-1,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234Ze)である。成分(X)を用いることにより、成分(A)を特定量で含む整髪剤組成物と噴射剤との相溶性を高め、その結果、製剤安定性を高めることができる。また、成分(X)を用いることにより、速乾性を高めることができ、また、乾き際のべたつきを抑えることができる。
上記噴射剤は、成分(X)以外の噴射剤を含んでいてもよい。成分(X)以外の噴射剤としては、液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル(DME)、イソブタン、及び窒素ガス等が挙げられる。成分(X)以外の噴射剤は1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
本発明のエアゾールスプレー整髪剤は、エアゾールスプレー容器と、上述した整髪剤組成物と、噴射剤とを備える。上記エアゾールスプレー容器は、スプレーノズルを有する。上記エアゾールスプレー整髪剤では、上記エアゾールスプレー容器内に、上記整髪剤組成物と上記噴射剤とが充填されている。上記整髪剤組成物は、上記エアゾールスプレー整髪剤において、上記エアゾールスプレー容器内に充填されている充填物のうち、上記噴射剤を除く配合物である。
の実施例のみに限定されない。なお、以下の実施例5は参考例である。
アニオン性皮膜形成ポリマー:
(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーAMP(互応化学工業社製「プラスサイズ L-9540B」)
アクリル酸アルキルコポリマーAMP(大阪有機化学工業社製「アニセットHPA40」)
両性皮膜形成ポリマー:
(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー(三菱化学社製「ユカフォーマー 104D」)
ポリクオタニウム-11(大阪有機化学工業社製「H.C.ポリマー1N(M)」)
ポリビニルピロリドン(アイエスピー社製「PVP K-30」)
エタノール
トランス-1,3,3,3-テトラフルオロプロペン
液化石油ガス(LPG)(小池化学社製「LPG20℃ 0.15MPa」)
ジメチルエーテル(DME)
下記の表1,2に示す配合成分を配合(配合単位は質量%)し、下記の表1,2に示す組成を有する整髪剤組成物(原液)を調製した。得られた整髪剤組成物(原液)をエアゾールスプレー容器(容量95mL)に充填した。次いで、エアゾール用バルブをエアゾールスプレー容器にクリンチした後、下記の表1,2に示す噴射剤をステムより充填し、ステムに適したボタンを装着して、エアゾールスプレー整髪剤を作製した。表中の配合量(整髪剤組成物100質量%中の配合量及び噴射剤100質量%中の配合量)は、純分の配合量(単位:質量%)で示した。
得られたエアゾールスプレー整髪剤について、以下の評価を行った。評価結果は表1,2中に示した。なお、評価は専門パネル3名で行い、協議して評価結果を決定した。
得られた各整髪剤組成物、及び各噴射剤を、耐圧ビン(東京高分子社製「エアゾール試験瓶」、容量:100mL)に整髪剤組成物と噴射剤とが合計で30gとなるように充填(整髪剤組成物と噴射剤の質量比は、表1,2に示したとおりである)し、下記の基準に従い、製剤安定性を評価した。なお、製剤安定性の評価が不良の場合は、試験例2~5を行わなかった。
○○(かなり良好):充填直後に濁り及び析出なし、又は、1~3回の振盪で濁り及び析出が消失する
○(良好):4~10回の振盪で濁り及び析出が消失する
×(不良):10回振盪しても濁り及び析出が消失しない
得られたエアゾールスプレー整髪剤を最後まで噴射し続けた際の噴射物の状態について目視で観察した。噴射安定性を下記の基準に従って評価した。
○○(かなり良好):均一な粒子で霧状の噴射物が最後まで噴射される
○(良好):途中から僅かに粒子が粗くなるが、霧状の噴射物が最後まで噴射される
×(不良):途中から明らかに粒子が粗くなる、又は、棒状に噴射される
得られたエアゾールスプレー整髪剤を、15cm離れた位置からショートヘアのウィッグ(レッスンマネキン:ユーカリジャパン社製)の毛髪上に3秒間均一に噴霧し、毛髪の根元から上向きに髪を立ち上げて整髪を施した。整髪力を下記の基準に従って評価した。
○○(かなり良好):毛髪をしっかり立ち上げることができ、そのまま固定される
○(良好):毛髪をしっかり立ち上げることができるが、一部固定されない
△(やや不良):毛髪の一部が、立ち上がらない
×(不良):毛髪が立ち上がらない
試験例3において整髪を施した際に、乾き際のべたつきを評価し、下記の基準に従って評価した。
○○(かなり良好):乾き際のべたつきがない
○(良好):乾き際のべたつきが少しある
×(不良):乾き際に不快なべたつきがある
試験例3において整髪を施した際に、速乾性を評価し、下記の基準に従って評価した。
○○(かなり良好):塗布後すぐに乾く
○(良好):塗布後少し塗れ感があるが、整髪開始後すぐに乾く
△(やや不良):塗布後明らかに塗れ感があり、整髪中に乾く
×(不良):塗布後明らかに塗れ感があり、整髪中に乾かない
(整髪剤組成物)
アクリル酸アルキルコポリマーAMP 18.0質量%
グリセリン 0.2質量%
香料 0.1質量%
エタノール 81.7質量%
合計 100.0質量%
(噴射剤)
トランス-1,3,3,3-テトラフルオロプロペン 100.0質量%
整髪剤組成物:噴射剤=58:42(質量比)
Claims (2)
- エアゾールスプレー容器と、
整髪剤組成物と、
噴射剤とを備え、
前記エアゾールスプレー容器内に、前記整髪剤組成物と前記噴射剤とが充填されており、
前記整髪剤組成物が、下記成分Aと、下記成分Bとを含み、
前記整髪剤組成物が、水を含まないか、又は、水を5.0質量%以下で含み、
前記噴射剤が、下記成分Xを含み、
前記整髪剤組成物100質量%中、前記成分Aの含有量が10.0質量%以上、19.0質量%以下であり、
前記整髪剤組成物100質量%中、前記成分Bの含有量が70.0質量%以上、90.0質量%以下であり、
前記噴射剤100質量%中、前記成分Xの含有量が45.0質量%以上であり、
前記整髪剤組成物と前記噴射剤との合計100質量%中、前記整髪剤組成物の含有量が58.0質量%以上、75.0質量%以下である、エアゾールスプレー整髪剤。
成分A:アニオン性皮膜形成ポリマー、及び両性皮膜形成ポリマーからなる群より選ばれる皮膜形成ポリマー
成分B:エタノール
成分X:トランス-1,3,3,3-テトラフルオロプロペン - 前記整髪剤組成物100質量%中、前記成分Aの含有量が15.0質量%以上、19.0質量%以下であり、
前記整髪剤組成物100質量%中、前記成分Bの含有量が70.0質量%以上、85.0質量%以下である、請求項1に記載のエアゾールスプレー整髪剤。
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