JP2019059686A - 整髪された毛髪用後処理剤組成物、整髪された毛髪用後処理剤、整髪された毛髪用後処理剤を用いる整髪された毛髪の処理方法 - Google Patents

整髪された毛髪用後処理剤組成物、整髪された毛髪用後処理剤、整髪された毛髪用後処理剤を用いる整髪された毛髪の処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】25℃で固形のロウ又は25℃で固形の炭化水素油を含む整髪剤組成物により整髪された髪型であっても、該整髪された毛髪用後処理剤組成物を用いて整髪された毛髪を処理することにより、該髪型が外的な衝撃を受けても崩れにくく、該髪型を長時間保持することができる整髪された毛髪用後処理剤組成物を提供する。
【解決手段】本発明に係る整髪された毛髪用後処理剤組成物は、25℃で固形のロウ又は25℃で固形の炭化水素油を含む整髪剤組成物により整髪された毛髪に対して用いられる後処理剤組成物であって、ポリオキシプロピレンソルビット(成分A)と、エタノール(成分B)とを含有し、前記成分Aの含有量が2質量%以上、10質量%以下であり、前記成分Bの含有量が30質量%以上である。
【選択図】なし

Description

本発明は、整髪された髪型を保持するために用いられる組成物に関する。
整髪するための化粧料としては、皮膜形成性樹脂が整髪主機能成分として配合された液状、ジェル状、泡状又は霧状の頭髪用化粧料がある(例えば、特許文献1〜4を参照)。また、ロウ類や炭化水素油などの油剤が整髪主機能成分として配合されたクリーム状又はワックス状の頭髪用化粧料がある(例えば、特許文献5〜6を参照)。現在では、皮膜形成性樹脂又は油剤が配合された頭髪用化粧料が主流となっている。
しかしながら、従来の皮膜形成性樹脂又は油剤が配合された頭髪用化粧料では、優れた整髪性能を十分に発揮させることができる反面、更に整髪後に、手又は櫛などで毛髪に刺激を与えると、整髪力が大きく低下しやすい。
特開平9−301838号公報 特開2001−335425号公報 特開2000−204025号公報 特開2011−251918号公報 特開2009−173602号公報 特開2002−114652号公報
ヘアワックス等の25℃で固形のロウ又は25℃で固形の炭化水素油を含む整髪剤組成物により整髪された髪型は、自由に再整髪できるという利点があるものの、整髪保持力に劣ることから、整髪した髪型を長時間保持できないという短所がある。
そこで、本発明の目的は、25℃で固形のロウ又は25℃で固形の炭化水素油を含む整髪剤組成物により整髪された髪型であっても、整髪された毛髪用後処理剤組成物を用いて整髪された毛髪を処理することにより、該髪型が外的な衝撃を受けても崩れにくく、該髪型を長時間保持することができる整髪された毛髪用後処理剤組成物を提供することである。また、本発明は、上記整髪された毛髪用後処理剤組成物を用いた整髪された毛髪用後処理剤を提供することも目的とする。また、本発明は、上記整髪された毛髪用後処理剤を用いる整髪された毛髪の処理方法を提供することも目的とする。
本発明は、25℃で固形のロウ又は25℃で固形の炭化水素油を含む整髪剤組成物により整髪された毛髪に対して用いられる後処理剤組成物であり、下記成分(A)と、下記成分(B)とを含有し、前記成分(A)の含有量が2質量%以上、10質量%以下であり、前記成分(B)の含有量が30質量%以上である、整髪された毛髪用後処理剤組成物(以下、後処理剤組成物と記載することがある)を提供する。
成分(A):ポリオキシプロピレンソルビット
成分(B):エタノール
本発明に係る後処理剤組成物は、下記成分(C)を含有することが好ましい。
成分(C):必須のモノマー成分として(メタ)アクリル酸アルキルを用いて得られるアニオン性皮膜形成ポリマー
本発明に係る後処理剤組成物では、前記成分(C)の含有量が2質量%以上、10質量%以下であることが好ましい。
本発明に係る後処理剤組成物は、下記成分(D)を含有することが好ましい。
成分(D):モノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノイソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、モノイソステアリン酸ポリオキシエチレンブチレングリコール、及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油からなる群より選ばれる非イオン性界面活性剤
本発明に係る後処理剤組成物では、前記成分(D)の含有量が0.1質量%以上、5質量%以下であることが好ましい。
また、本発明は、25℃で固形のロウ又は25℃で固形の炭化水素油を含む整髪剤組成物により整髪された毛髪に対して用いられる後処理剤であり、ノンエアゾール吐出容器と、上述した後処理剤組成物とを備え、前記ノンエアゾール吐出容器内に、前記後処理剤組成物が充填されている、整髪された毛髪用後処理剤(以下、後処理剤と記載することがある)を提供する。
また、本発明は、25℃で固形のロウ又は25℃で固形の炭化水素油を含む整髪剤組成物により整髪された毛髪に対して用いられる後処理剤であり、エアゾールスプレー容器と、上述した後処理剤組成物と、噴射剤とを備え、前記エアゾールスプレー容器内に、前記後処理剤組成物と前記噴射剤とが充填されている、整髪された毛髪用後処理剤(以下、後処理剤と記載することがある)を提供する。
また、本発明は、上述した後処理剤を用いる整髪された毛髪の処理方法であり、25℃で固形のロウ又は25℃で固形の炭化水素油を含む整髪剤組成物を毛髪に塗布し、整髪する第1の工程と、前記後処理剤を用いて、前記後処理剤組成物を、整髪された毛髪に対して塗布する第2の工程とを備える、整髪された毛髪用後処理剤を用いる整髪された毛髪の処理方法を提供する。
本発明に係る整髪された毛髪用後処理剤組成物は、25℃で固形のロウ又は25℃で固形の炭化水素油を含む整髪剤組成物により整髪された毛髪に対して用いられる後処理剤組成物である。本発明に係る整髪された毛髪用後処理剤組成物は、特定の成分(A)、成分(B)を含有し、成分(A)の含有量が2質量%以上、10質量%以下であり、成分(B)の含有量が30質量%以上であるので、25℃で固形のロウ又は25℃で固形の炭化水素油を含む整髪剤組成物により整髪された髪型であっても、該整髪された毛髪用後処理剤組成物を用いて整髪された毛髪を処理することにより、該髪型が外的な衝撃を受けても崩れにくく、該髪型を長時間保持することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の整髪された毛髪用後処理剤組成物(以下、後処理剤組成物と記載することがある)は、25℃で固形のロウ又は25℃で固形の炭化水素油を含む整髪剤組成物により整髪された毛髪に対して用いられる後処理剤組成物である。上記25℃で固形のロウ又は25℃で固形の炭化水素油を含む整髪剤組成物は、25℃で固形のロウを含んでいてもよく、25℃で固形の炭化水素油を含んでいてもよく、25℃で固形のロウと25℃で固形の炭化水素油との双方を含んでいてもよい。25℃で固形のロウ又は25℃で固形の炭化水素油を含む整髪剤組成物の剤型としては、特に限定されないが、例えば、ヘアワックス等が挙げられる。
本発明の後処理剤組成物は、ポリオキシプロピレンソルビットと、エタノールとを含有する。
本明細書において、上記「ポリオキシプロピレンソルビット」を「成分(A)」と称する場合がある。
本明細書において、上記「エタノール」を「成分(B)」と称する場合がある。
本発明の後処理剤組成物は、成分(A)、成分(B)を含有する。本発明の後処理剤組成物では、成分(A)の含有量が2質量%以上、10質量%以下であり、成分(B)の含有量が30質量%以上である。この構成によって、本発明では、25℃で固形のロウ又は25℃で固形の炭化水素油を含む整髪剤組成物により整髪された髪型であっても、該整髪された毛髪用後処理剤組成物を用いて整髪された毛髪を処理することにより、該髪型が外的な衝撃を受けても崩れにくく、該髪型を長時間保持することができる。
なお、以下の説明において、「25℃で固形のロウ又は25℃で固形の炭化水素油を含む整髪剤組成物により整髪された髪型」を、「特定の固形分により整髪された髪型」と呼ぶことがある。
本発明の後処理剤組成物は、必須のモノマー成分として(メタ)アクリル酸アルキルを用いて得られるアニオン性皮膜形成ポリマーを含有してもよい。
本明細書において、上記「必須のモノマー成分として(メタ)アクリル酸アルキルを用いて得られるアニオン性皮膜形成ポリマー」を「成分(C)」と称する場合がある。
本発明の後処理剤組成物は、モノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノイソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、モノイソステアリン酸ポリオキシエチレンブチレングリコール、及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油からなる群より選ばれる非イオン性界面活性剤を含有してもよい。
本明細書において、上記「モノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノイソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、モノイソステアリン酸ポリオキシエチレンブチレングリコール、及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油からなる群より選ばれる非イオン性界面活性剤」を「成分(D)」と称する場合がある。
上記のように、本発明の後処理剤組成物は、成分(A)と成分(B)とを少なくとも含有する。本発明の後処理剤組成物は、成分(A)、成分(B)以外の他の成分を含有してもよい。本発明の後処理剤組成物は、成分(A)、成分(B)、成分(C)、成分(D)以外の他の成分を含有してもよい。
上記の成分、例えば、成分(A)、成分(B)、成分(C)、成分(D)や他の成分は、それぞれ、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
以下、本発明の後処理剤組成物に用いられる各成分の詳細を説明する。
(成分(A))
成分(A)は、ポリオキシプロピレンソルビットである。成分(A)を用いることにより、特定の固形分により整髪された髪型における毛髪間に粘着力を付与することができる。
特定の固形分により整髪された髪型は、整髪保持力に劣ることから、整髪した髪型を長時間保持できない。しかし、成分(A)を用いることにより、特定の固形分により整髪された髪型における毛髪間に良好な粘着力を付与することができる。
成分(A)が、特定の固形分により整髪された髪型における毛髪の表面上に局在することで、毛髪間に粘着力をより一層効果的に付与し、外的な衝撃を受けても髪型がかなり崩れにくく、髪型をかなり長時間保持することができる特性を付与することができると考えられる。
外的な衝撃を受けても、特定の固形分により整髪された髪型をかなり崩れにくくし、該髪型をかなり長時間保持するために、成分(A)、即ちポリオキシプロピレンソルビットを選択して用いることには大きな意味がある。
また、成分(A)を、成分(B)とともに用いることにより、外的な衝撃を受けても、特定の固形分により整髪された髪型が崩れにくく、該髪型を長時間保持することができる。成分(A)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
ポリオキシプロピレンソルビットの数平均分子量は、特に限定されないが、特定の固形分により整髪された髪型における毛髪間に良好な粘着力を付与する観点から、好ましくは200以上、より好ましくは300以上、好ましくは1000以下、より好ましくは900以下である。
本発明の後処理剤組成物100質量%中、成分(A)の含有量は、2質量%以上、10質量%以下である。本発明の後処理剤組成物100質量%中、成分(A)の含有量は、好ましくは2.5質量%以上、好ましくは7質量%以下である。成分(A)の含有量が上記下限以上及び上記上限以下であると、外的な衝撃を受けても、特定の固形分により整髪された髪型が崩れにくく、該髪型を長時間保持することができる。成分(A)の含有量は、本発明の後処理剤組成物中の全ての成分(A)の含有量の合計である。
(成分(B))
成分(B)は、エタノールである。成分(B)を用いることにより、後処理剤組成物の塗布性が良好になる。
また、成分(B)を、成分(A)とともに用いることにより、塗布時の速乾性を高めるとともに、べたつきを低減することができる。
さらに、本発明では、成分(B)を単に用いているだけでなく、成分(B)を比較的多く用いている。本発明の後処理剤組成物100質量%中、成分(B)の含有量は、30質量%以上である。本発明の後処理剤組成物100質量%中、成分(B)の含有量は、好ましくは35質量%以上、より好ましくは40質量%以上である。成分(B)の含有量が上記下限以上であると、塗布性を良好にし、塗布時の速乾性を高めるとともに、べたつきを低減することができる。また、塗布時の速乾性に優れることから成分(A)の機能を最大限発揮させることが可能となり、外的な衝撃を受けても、特定の固形分により整髪された髪型が崩れにくくなり、該髪型を長時間保持することができる。
(成分(C))
成分(C)は必須のモノマー成分として(メタ)アクリル酸アルキルを用いて得られるアニオン性皮膜形成ポリマーである。成分(C)を用いることにより、後処理剤組成物により強固な整髪性を付与することができる。この結果、特定の固形分により整髪された髪型がより一層崩れ難くなり、該髪型をより長時間保持できる。また、成分(C)を、成分(A)及び成分(B)とともに用いることにより、外的な衝撃を受けても、特定の固形分により整髪された髪型が更に一層崩れにくくなり、該髪型を更に長時間保持できる。成分(C)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記必須のモノマー成分として(メタ)アクリル酸アルキルを用いて得られるアニオン性皮膜形成ポリマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸アルキル共重合体、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸アルキル共重合体、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C1−18)/アルキル(C1−8)アクリルアミド)コポリマー、(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマー、酢酸ビニル/マレイン酸モノブチルエステル/イソボロリルアクリレート共重合体、ポリビニルピロリドン/アクリレート/(メタ)アクリル酸共重合体、(スチレン/アクリル酸アルキル)共重合体、(スチレン/アクリル酸アミド)共重合体、及びウレタン−アクリル系共重合体等が挙げられる。なお、「(メタ)アクリル」は、「アクリル」と「メタクリル」との双方を意味する。
外的な衝撃を受けても特定の固形分により整髪された髪型をより一層崩れにくくし、該髪型をより長時間保持する観点から、成分(C)は、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C1−18)/アルキル(C1−8)アクリルアミド)コポリマー、又は(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーを含むことが好ましく、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C1−18)/アルキル(C1−8)アクリルアミド)コポリマーと(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーとの双方を含むことがより好ましい。
成分(C)は、ナトリウム塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール塩(AMP)、及び2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール塩(AMPD)等を用いて中和されていてもよい。
本発明の後処理剤組成物100質量%中、成分(C)の含有量は、好ましくは2質量%以上、より好ましくは3質量%以上、好ましくは10質量%以下、より好ましくは8質量%以下である。成分(C)の含有量が上記下限以上及び上記上限以下であると、特定の固形分により整髪された髪型がより一層崩れにくくなり、該髪型をより長時間保持できる。成分(C)の含有量は、本発明の後処理剤組成物中の全ての成分(C)の含有量の合計である。
(成分(D))
成分(D)は、モノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノイソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、モノイソステアリン酸ポリオキシエチレンブチレングリコール、及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油からなる群より選ばれる非イオン性界面活性剤(少なくとも1の非イオン性界面活性剤)である。成分(D)を用いることにより、特定の固形分により整髪された髪型において髪を纏め、太い毛束を作りやすくなる。成分(D)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記成分(D)の酸化エチレン(ポリオキシエチレン基)の平均付加モル数は、特に限定されないが、3以上であることが好ましく、120以下であることが好ましい。
本発明の後処理剤組成物100質量%中、成分(D)の含有量は、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、好ましくは5質量%以下、より好ましくは4質量%以下である。成分(D)の含有量が上記下限以上及び上記上限以下であると、成分(C)による整髪性能をより一層効果的に高め、また、特定の固形分により整髪された髪型がより一層崩れにくくなり、該髪型をより長時間保持できる。成分(D)の含有量は、本発明の後処理剤組成物中の全ての成分(D)の含有量の合計である。
(他の成分)
また、本発明の後処理剤組成物は、本発明の効果を阻害しない範囲で、上述した成分(A)〜(D)とは異なる成分として、多価アルコール、炭素数12〜18の高級アルコール、エステル油、炭化水素油、油脂、シリコーン油、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、植物抽出エキス、顔料、pH調整剤、香料、防腐剤、及び水等を含有してもよい。
上記多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、ジグリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、1,2−デカンジオール、及びポリオキシプロピレンメチルグルコシド等が挙げられる。
上記炭素数12〜18の高級アルコールとしては、例えば、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、及びオレイルアルコール等が挙げられる。
上記エステル油としては、例えば、パルミチン酸イソプロピル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、ミリスチン酸イソプロピル、モノステアリン酸プロピレングリコール、モノラウリン酸プロピレングリコール、及びイソステアリン酸ポリグリセリル等が挙げられる。
上記炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、ワセリン、スクワレン、及びスクワラン等が挙げられる。
上記油脂としては、例えば、オリーブ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、及びアボカド油等が挙げられる。
上記シリコーン油としては、例えば、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、及びメチルハイドロジェンポリシロキサン等が挙げられる。
なお、本発明の後処理剤組成物は、25℃で固形のロウを含有しないことが好ましい。また、本発明の後処理剤組成物は、25℃で固形の炭化水素油を含有しないことが好ましい。
本発明の後処理剤組成物が、後述するノンエアゾール噴霧吐出型後処理剤に用いられる場合には、本発明の後処理剤組成物は、水を含有することが好ましい。
本発明の後処理剤組成物が、後述するエアゾールスプレー型後処理剤に用いられる場合には、本発明の後処理剤組成物は、水を含有しないことが好ましい。
本発明の後処理剤組成物は、公知慣用の後処理剤組成物の製造方法により、製造することができる。本発明の後処理剤組成物は、特に限定されないが、例えば、成分(A)と成分(B)と、他の成分とを混合することにより製造することができる。混合には、パドルミキサー等を用いることができる。
(後処理剤)
本発明の整髪された毛髪用後処理剤(以下、後処理剤と記載することがある)は、25℃で固形のロウ又は25℃で固形の炭化水素油を含む整髪剤組成物により整髪された毛髪に対して用いられる後処理剤である。上記後処理剤は、容器内の後処理剤組成物がミスト状、又は霧状に噴霧吐出される後処理剤、若しくは、容器内の後処理剤組成物がスプレー状に噴射吐出される後処理剤であることが好ましい。
上記後処理剤は、ノンエアゾール吐出容器と、上述した後処理剤組成物とを備えるか、又は、エアゾールスプレー容器と、上述した後処理剤組成物と、噴射剤とを備えることが好ましい。
上記後処理剤が、ノンエアゾール吐出容器と、上述した後処理剤組成物とを備える場合、上記後処理剤は、ノンエアゾール噴霧吐出型後処理剤である。
上記後処理剤が、ノンエアゾール噴霧吐出型後処理剤である場合、上記ノンエアゾール吐出容器は、容器本体と、ポンプ式ディスペンサー又はトリガー式ディスペンサーとを有する。上記ノンエアゾール噴霧吐出型後処理剤では、上記ノンエアゾール吐出容器内に、上記後処理剤組成物が充填されている。
上記後処理剤が、エアゾールスプレー容器と、上述した後処理剤組成物と、噴射剤とを備える場合、上記後処理剤は、エアゾールスプレー型後処理剤である。
上記後処理剤が、エアゾールスプレー型後処理剤である場合、上記エアゾールスプレー容器は、スプレーノズルを有する。上記エアゾールスプレー型後処理剤では、上記エアゾールスプレー容器内に、上記後処理剤組成物と上記噴射剤とが充填されている。上記後処理剤組成物は、上記エアゾールスプレー型後処理剤において、上記エアゾールスプレー容器内に充填されている充填物のうち、上記噴射剤を除く配合物である。
上記噴射剤としては、ジメチルエーテル、イソブタン、液化石油ガス及び窒素ガス等が挙げられる。上記噴射剤は1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記エアゾールスプレー型後処理剤は、既知の方法により作製することができる。上記エアゾールスプレー型後処理剤の作製方法としては、後処理剤組成物又は後処理剤組成物に含有される各配合成分をエアゾールスプレー容器内に充填して、エアゾール用バルブによりエアゾールスプレー容器をクリンチした後、噴射剤をステムより充填し、ステムに適した噴射ボタンを装着する方法等が挙げられる。
本発明の後処理剤組成物と噴射剤との合計100質量%中、本発明の後処理剤組成物の含有量は好ましくは40質量%以上、より好ましくは50質量%以上、好ましくは70質量%以下、より好ましくは60質量%以下である。本発明の後処理剤組成物の含有量が上記下限以上及び上記上限以下であると、吐出性がより一層良好になる。
本発明の後処理剤組成物と噴射剤との合計100質量%中、上記噴射剤の含有量は好ましくは30質量%以上、より好ましくは40質量%以上、好ましくは60質量%以下、より好ましくは50質量%以下である。上記噴射剤の含有量が上記下限以上及び上記上限以下であると、吐出性がより一層良好になる。
後処理剤を用いる整髪された毛髪の処理方法としては、公知の処理方法を用いることができる。上記後処理剤(上記ノンエアゾール噴霧吐出型後処理剤、又は上記エアゾールスプレー型後処理剤)を用いる整髪された毛髪の処理方法としては、25℃で固形のロウ又は25℃で固形の炭化水素油を含む整髪剤組成物を毛髪に塗布し、整髪する第1の工程と、上記後処理剤を用いて、上記後処理剤組成物を、整髪された毛髪に対して塗布する第2の工程とを備えることが好ましい。
特定の固形分により整髪された髪型は、整髪保持力に劣ることから、整髪された髪型を長時間保持できなくなる。特定の固形分により整髪された髪型における毛髪に、本発明の後処理剤組成物を塗布すると、外的な衝撃を受けても、特定の固形分により整髪された髪型が崩れにくく、該髪型を長時間保持できる。上記後処理剤組成物(特に成分(A)、即ちポリオキシプロピレンソルビット)が、特定の固形分により整髪された髪型における毛髪の表面上に局在することで、毛髪間に粘着力がより一層効果的に付与され、外的な衝撃を受けても、特定の固形分により整髪された髪型が崩れにくく、該髪型を長時間保持できると考えられる。
(実施例)
以下、本発明について、実施例及び比較例を挙げて具体的に説明する。本発明は、以下の実施例のみに限定されない。
実施例及び比較例では、下記の成分を用いた。
(成分(A))
ポリオキシプロピレンソルビット(数平均分子量700):商品名「サンニックス SP−750」、三洋化成工業社製
(成分(B))
エタノール
(成分(C))
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C1−18)/アルキル(C1−8)アクリルアミド)コポリマー:商品名「プラサイズ L−9909U」、互応化学工業社製
(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマー:商品名「プラサイズ L−9540U」、互応化学工業社製
(成分(D))
モノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル1(オキシエチレン基の平均付加モル数20):商品名「ブラウノン RGL−20MISE」、青木油脂工業社製
モノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル2(オキシエチレン基の平均付加モル数25):商品名「EMALEX GWIS−125」、日本エマルジョン社製
モノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル3(オキシエチレン基の平均付加モル数30):商品名「EMALEX GWIS−130」、日本エマルジョン社製
モノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル4(オキシエチレン基の平均付加モル数60):商品名「EMALEX GWIS−160EX」、日本エマルジョン社製
モノイソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(オキシエチレン基の平均付加モル数50):商品名「EMALEX RWIS−150」、日本エマルジョン社製
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油1(オキシエチレン基の平均付加モル数20):商品名「EMALEX HC−20」、日本エマルジョン社製
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油2(オキシエチレン基の平均付加モル数40):商品名「ブラウノン RCW−40」、青木油脂工業社製
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油3(オキシエチレン基の平均付加モル数50):商品名「ブラウノン RCW−50」、青木油脂工業社製
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油4(オキシエチレン基の平均付加モル数100):商品名「ブラウノン RCW−100」、青木油脂工業社製
モノイソステアリン酸ポリオキシエチレンブチレングリコール(オキシエチレン基の平均付加モル数10):商品名「EMALEX BGIS−110」、日本エマルジョン社製
(その他)
精製水
(実施例1〜10及び比較例1〜6)
下記の表1〜2に示す配合成分を配合(配合単位は質量%)し、後処理剤組成物を調製した。表中の配合量(後処理剤組成物100質量%中の配合量)は、純分の配合量(単位:質量%)で示した。
得られた後処理剤組成物をノンエアゾール吐出容器(容器本体とポンプ式ディスペンサー(吉野工業所社製「Y−150」)とを有する容器)に充填し、後処理剤(ノンエアゾール噴霧吐出型後処理剤)を得た。
(評価)
得られた後処理剤を用いて、以下の評価を行った。評価結果は表中に示した。なお、評価は専門パネル5名で行い、協議して評価結果を決定した。
(試験例1:整髪後の整髪保持力)
25℃で固形のロウ又は炭化水素油を含む整髪剤として、下記処方からなるヘアワックスを調製した。該ヘアワックスを、ヘアウィッグ(レッスンマネキン:ユーカリジャパン社製)の毛髪に均一に塗布し、髪全体が後方に流れるように撫でつけて整髪を施した。
<ヘアワックス処方>
キャンデリラロウ 5.0質量%
パラフィンワックス 15.0質量%
ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル 2.0質量%
ステアリン酸ソルビタン 2.0質量%
ステアリルアルコール 0.5質量%
流動パラフィン 8.0質量%
スクワラン 8.0質量%
1,3−ブチレングリコール 5.0質量%
精製水 残 部
合計 100.0質量%
次いで、得られた後処理剤を用いて、後処理剤組成物を、ヘアワックス塗布後のヘアウィッグの毛髪に均一に塗布し、髪に馴染ませた後、指先と手の平を使って髪全体が後方に流れるように撫でつけて整髪を施した。その後、ヘアウィッグを恒温恒湿機(25℃、60%RH)に1時間静置した。
静置後、ヘアウィッグから50cm離れた距離から、ヘアドライヤーを用いて冷風を30秒間ヘアウィッグへあてた時の整髪の乱れ度合いを観察し、整髪後の整髪保持力を下記基準で目視評価した。なお、整髪後の整髪保持力の評価は、整髪した髪の形状が保持され続けている場合を、整髪後の整髪保持力があると判定した。なお、比較例2、4、6の後処理剤組成物については、ポンプ式ディスペンサーからミスト状に吐出することができなかったため、試験を行わなかった。
<整髪後の整髪保持力の評価基準>
○○(かなり良好):整髪した髪の形状が保持され続けている
○(良好):若干の乱れがあるものの、整髪した髪の形状が保持され続けている
△(やや良好):明らかな乱れがあり、整髪した髪の形状が崩壊し始めている
×(不良):整髪した髪の形状が全く保持されておらず乱れている
組成及び結果を下記の表1及び表2に示す。
Figure 2019059686
Figure 2019059686

Claims (8)

  1. 25℃で固形のロウ又は25℃で固形の炭化水素油を含む整髪剤組成物により整髪された毛髪に対して用いられる後処理剤組成物であり、
    下記成分Aと、下記成分Bとを含有し、
    前記成分Aの含有量が2質量%以上、10質量%以下であり、
    前記成分Bの含有量が30質量%以上である、整髪された毛髪用後処理剤組成物。
    成分A:ポリオキシプロピレンソルビット
    成分B:エタノール
  2. 下記成分Cを含有する、請求項1に記載の整髪された毛髪用後処理剤組成物。
    成分C:必須のモノマー成分として(メタ)アクリル酸アルキルを用いて得られるアニオン性皮膜形成ポリマー
  3. 前記成分Cの含有量が2質量%以上、10質量%以下である、請求項1又は2に記載の整髪された毛髪用後処理剤組成物。
  4. 下記成分Dを含有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の整髪された毛髪用後処理剤組成物。
    成分D:モノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノイソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、モノイソステアリン酸ポリオキシエチレンブチレングリコール、及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油からなる群より選ばれる非イオン性界面活性剤
  5. 前記成分Dの含有量が0.1質量%以上、5質量%以下である、請求項4に記載の整髪された毛髪用後処理剤組成物。
  6. 25℃で固形のロウ又は25℃で固形の炭化水素油を含む整髪剤組成物により整髪された毛髪に対して用いられる後処理剤であり、
    ノンエアゾール吐出容器と、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の整髪された毛髪用後処理剤組成物とを備え、
    前記ノンエアゾール吐出容器内に、前記整髪された毛髪用後処理剤組成物が充填されている、整髪された毛髪用後処理剤。
  7. 25℃で固形のロウ又は25℃で固形の炭化水素油を含む整髪剤組成物により整髪された毛髪に対して用いられる後処理剤であり、
    エアゾールスプレー容器と、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の整髪された毛髪用後処理剤組成物と、
    噴射剤とを備え、
    前記エアゾールスプレー容器内に、前記整髪された毛髪用後処理剤組成物と前記噴射剤とが充填されている、整髪された毛髪用後処理剤。
  8. 請求項6又は7に記載の整髪された毛髪用後処理剤を用いる整髪された毛髪の処理方法であり、
    25℃で固形のロウ又は25℃で固形の炭化水素油を含む整髪剤組成物を毛髪に塗布し、整髪する第1の工程と、
    前記整髪された毛髪用後処理剤を用いて、前記整髪された毛髪用後処理剤組成物を、整髪された毛髪に対して塗布する第2の工程とを備える、整髪された毛髪用後処理剤を用いる整髪された毛髪の処理方法。
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