JP2020147916A - 踏切用舗装板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】色分けする踏切用舗装板の線を安定させ、より美観に優れて表示が安定した踏切用舗装板の製造方法を提供する。【解決手段】ベース部12となる樹脂組成物の上面の、着色積層部13を設置する位置に、着色積層部13の平面形状を有するスペーサー21を押し付けながら、ベース部12となる第一の樹脂組成物を硬化させることで、スペーサー21の位置に凹み部22を一旦形成させる。その後、凹み部22に着色積層部13となる第二の樹脂組成物を充填し、第二の樹脂組成物を硬化させることで、着色積層部13を形成する。【選択図】図5

Description

この発明は、踏切内においてレールの軌間内外に敷設される踏切用舗装板に関する。
踏切用舗装板1は、図7に例示するように、踏切において、バラストB上のマクラギTにレール締結具Cを用いて固定された一対のレールR、Rの軌間内外に敷設されるものである。この踏切用舗装板1は、マクラギT上に載置され、レールRに面する端部3が、レールRの基部Rbと頭部Rtの間の凹状の腹部Rmに嵌め込まれて、このレールRに固定される。軌間内に敷設する踏切用舗装板1inの前記端部3には輪縁路部4が形成され、電車等の車輪のフランジ部が通る輪縁路が確保されている。その一方で、軌間外に敷設する踏切用舗装板1outにおいては、輪縁路部4は形成されておらず、その端部はレールRの基部Rbから頭部Rtの全体にかけて、そのレールRに嵌め込まれた状態となっている。踏切のレール長さ方向の端部には係止部材Hが設けられ、この係止部材Hで、踏切用舗装板1(1in、1out)がレール長さ方向にずれるのを防止している。
マクラギTへのレールRの固定箇所では、踏切用舗装板1の端部の下側に凹部が形成されている。このように凹部を形成することにより、レール締結具Cと踏切用舗装板1の端部が干渉するのを防止している。なお、図7においては、踏切用舗装板1の内部に、補強部材として鋼管Pを埋設した構成を示したが、この鋼管Pの代わりに補強布等の補強部材を用いたり、補強部材を用いない構成としたりすることもある。
近年、踏切においては、車両、歩行者、自転車等の通行区分を明確にするため、踏切用舗装板1の表面を塗料で塗装し、例えば車両は赤色、歩行者は緑色、というように色分けによって通行区分を決め、歩車分離を図る事例が増えている。なお、踏切用舗装板1の素材としては、コンクリート板が用いられる他、成形が容易で、耐久性やコストの面で優れる樹脂やゴムが用いられる場合がある。
この踏切用舗装板1の表面塗装は、車両等の通行や風雨にさらされることによって次第に剥離・退色し、通行区分が不明確となりやすい。特に、踏切用舗装板1の素材としてゴムを用いる場合、このゴムは弾性が大きく容易に変形するのに対し、塗布後に乾燥した塗料はゴムほど弾性を有しないことから、長期に亘る使用の結果、両者が密着せずに剥離してしまう問題が生じることがある。
そこで、例えば特許文献1及び2では、踏切用舗装板にゴムを用いる構成において、ベース部となるゴムの表面全体に、着色したゴムからなる層を積層させた構成を採用している。この構成においては、着色したゴムの厚みを例えば10−20mmとすれば(特許文献1の段落[0012]を参照)、年月が経過してこの着色したゴムからなる層が多少摩耗したとしても、その摩耗がベース部となるゴムまで到達することは通常ない。このため、着色したゴムによる色分けが消えることはなく、通行区分が不明確となる問題は生じない。また、この着色したゴムは、ベース部となるゴム(一般的には、カーボンブラックを混ぜた黒色のゴム)と比較して高価であることが多い。そこで、このようにベース部となるゴムに着色したゴムを積層させることにより、全体に着色したゴムを使用した場合と比較して、この着色したゴムの使用量を減らすことができ、材料コストの削減を図ることができるというメリットもある。これらの特許文献1及び2に示す構成は、ベース部となる所定の大きさのゴムの表面全体に、単色のゴムからなる層を積層させた構成としている。
さらに、車道や歩道等を異なる幅の多色の色分けによって形成したい場合や、レールと道路が直交しない場合(例えば60度の角度で交差する場合)に、通行区分を所望の色分けによって構成するため、特許文献3に記載のような踏切用舗装板が提案されている。この踏切用舗装板は、レールの軌道内外に敷設される樹脂又はゴムからなるベース部と、このベース部と異なる色に着色され、このベース部の上面に積層される樹脂又はゴムからなる着色積層部と、を有し、平面視において、前記ベース部と前記着色積層部とで色分けされている。この踏切用舗装板を製造する際の手順としては、まず、ベース部となる原料ゴムの粒子を型枠に敷設し、このベース部となる原料ゴムの上面の所定の領域に、着色積層部となる原料ゴムの粒子を積層して積層体とする。積層した後に熱処理を施して粒子同士を固めて成形し、踏切用舗装板を構成させる(特許文献3の段落[0026][0038]を参照)。
特開平6−248608号公報 特開2003−64611号公報 特許第6141657号公報
しかしながら、特許文献3に記載の踏切用舗装板を製造する際に、熱処理時の条件次第ではベース部と着色積層部との境界でそれぞれの原料ゴムの粒子が混合したり、配置が歪んだりしてしまい、色分けで示そうとする線がぼやけたり歪んでしまったりすることがあった。
そこでこの発明は、色分けする踏切用舗装板の線を安定させ、より美観に優れて表示が安定した踏切用舗装板を得ることを目的とする。
この発明は、レールの軌道内外に敷設される第一の樹脂組成物からなるベース部と、このベース部と異なる色に着色され、このベース部の上面に積層される第二の樹脂組成物からなる着色積層部とを有し、平面視において、前記ベース部と前記着色積層部とで色分けされる踏切用舗装板の製造方法であって、前記ベース部となる第一の樹脂組成物の上面の、前記着色積層部を設置する位置に、前記着色積層部の平面形状を有するスペーサーを押し付けながら、前記ベース部となる第一の樹脂組成物を硬化させることで、前記スペーサーの位置に凹み部を形成した前記ベース部を形成するステップ、前記凹み部に前記着色積層部となる第二の樹脂組成物を充填するステップ、前記第二の樹脂組成物を硬化させることで、前記着色積層部を形成するステップ、を行う踏切用舗装板の製造方法によって上記の課題を解決したのである。
この発明にかかる踏切用舗装板は、レールの軌道内外に敷設される第一の樹脂組成物からなるベース部と、このベース部と異なる色に着色され、このベース部の上面に積層される第二の樹脂組成物からなる着色積層部とを有し、平面視において、前記ベース部と前記着色積層部とで色分けされる踏切用舗装板であって、前記ベース部を構成する前記第一の樹脂組成物が硬化した上面に、前記第二の樹脂組成物からなる前記着色積層部が形成された踏切用舗装板である。
この発明では、一旦前記ベース部が硬化されて形成された後に、前記着色積層部が形成される。前記着色積層部を形成させる段階ですでに前記ベース部の硬化が完了しているため、前記ベース部と前記着色積層部との間で硬化前に色の異なる樹脂組成物の粒子同士が混合することがほとんどなく、出来上がった踏切用舗装板を上から見たときに、前記ベース部と前記着色積層部との境界線が明瞭になる。
この発明にかかる踏切用舗装板の実施形態例を敷設した踏切の平面図 図1のA−A断面図 (a)この発明にかかる踏切用舗装板の実施形態例を示す平面図、(b)(a)の側面図、(c)(a)の正面図 この発明にかかる踏切用舗装板の製造手順を示す概念図 (a)この発明にかかる踏切用舗装板を製造するため、スペーサーを押し付けながらベース部を形成させた状態の斜視図、(b)(a)の後にスペーサーを外して着色積層部にするための凹み部を形成させた状態の斜視図、(c)凹み部に第二の樹脂組成物を打込む際の斜視図、(d)第二の樹脂組成物を硬化させて着色積層部を形成させた状態の斜視図 (a)2色分の着色積層部に相当する第一のスペーサーを押し付けた際の断面図、(b)第一のスペーサーを外して第一の凹み部を露出させた際の断面図、(c)第一の凹み部に樹脂組成物を打込みした際の断面図、(d)樹脂組成物に第二のスペーサーを押し付けた際の断面図、(e)第二のスペーサーを外して第二の凹み部を露出させた際の断面図、(f)第二の凹み部に樹脂組成物を打ち込みした際の断面図、(g)硬化後の断面図 踏切用舗装板の設置状態を示す部分断面斜視図
本願発明に係る踏切用舗装板1は、踏切において、バラストB上のマクラギTにレール締結具Cを用いて固定された一対のレールR、Rの軌間内外に設けられるものである(図7を参照)。
本願発明に係る踏切用舗装板1in,1outの第一の実施形態を図1、及び図2に示す。図1は踏切用舗装板1in,1outを敷設した踏切の平面図である。図2は図1のA−Aで切った縦方向断面図である。このうち、内軌用の踏切用舗装板1inはレールR,Rの軌道内に敷設されるものである。内軌用の踏切用舗装板1inは、バラストB上に並べられた複数本(実施形態では2本)のマクラギTに跨って設けられる。一方、外軌用の踏切用舗装板1outはレールR,Rの軌道外に敷設されるものである。外軌用の踏切用舗装板1outも複数本(実施形態では3本)のマクラギTに跨って設けられる。以下の説明において、レールRに沿った方向を長さ方向といい、レールRに垂直な、マクラギTに沿った方向を幅方向という。
踏切用舗装板1inを例にして三面図を図3に示す。図3(a)は平面図、図3(b)は側面図、図3(c)は正面図である。踏切用舗装板1は、レールRの頭部Rtの頂部と同じ高さに揃えられる平面部2を有する。内軌用の踏切用舗装板1inの幅方向の両側と、外軌用の踏切用舗装板1outのレールRに接する側には、平面部2から高さが下がった端部3を有する。この端部3がレールRの基部Rbと頭部Rtの間の凹状の腹部Rmに嵌め込まれて固定される。また、内軌用の踏切用舗装板1inでは、レールRの腹部Rmに嵌め込まれる端部3に通じる、腹部Rmに嵌め込まれていない部分にも同じく平面部2から高さが下がった輪縁路部4が形成されている。この輪縁路部4により、電車等の車輪のフランジ部が通る輪縁路が形成される。
踏切用舗装板1は、平面部2が基本の色となるベース部12のみからなるものと、ベース部12だけでなくベース部12とは異なる色に着色された着色積層部13を平面部2の表面に有するものとがある。この発明にかかる踏切用舗装板1は、表面に着色積層部13を有するものである。なお、着色積層部13を表面に有しないものもまとめて踏切用舗装板1として説明する。着色積層部13を表面に有する場合、ベース部12の該当箇所は凹み部となって一旦成形されており、その成形された凹み部の上に、後から着色積層部13が形成される。
踏切用舗装板1の内部には、硬質塩化ビニール管などからなる補強材が埋め込まれていてもよい。この補強材は必須のものではなく、特に補強の必要が無ければ省略することもできる。形態も特に限定されず、補強布などでもよい。
踏切用舗装板1はその他、マクラギTに固定するために必要な構造や、長さ方向に隣接した踏切用舗装板1同士を固定するために必要な構造を適宜有していてよい。平面部2及びその近傍以外のこれらの構造は適宜一般的な踏切用舗装板1が選択可能な構造を採用してよく、図はあくまで一例に過ぎない。
踏切用舗装板1のベース部12の色は道路で一般的に使われているアスファルトに近い色であると、使用時に違和感が生じにくい。一方、着色積層部13で示す色は、ベース部12の色に対して色の違いを観察者がはっきりと認識できる色であることが望ましい。線や模様、字を表示するために必要となるからである。主に、ベース部12は黒色であり、着色積層部13は白色、赤色、黄色、緑色、青色、橙色などの黒色以外の色とする配色であると視認性が高い。ただし、本発明はこれらに限定されず、ベース部12と着色積層部13との色の組み合わせは、判別可能なものであればよい。
着色積層部13が果たす役割としては、車道と歩道との境界の表示であったり、歩道や自転車道であることを示す表示であったり、注意喚起のための表示であったり、その他の文字表示であったり、特に限定されない。
ベース部12及び着色積層部13は、それぞれの色に着色された樹脂組成物の粒子を加熱して結合させて形成させる。ここで用いる樹脂の種類は特に限定されず、耐久性があり、加熱によって材料の粒子同士を融解させて結合させることができるものであればよい。なお、ここでいう樹脂とはいわゆるゴムであってもよい。用いる樹脂組成物は、樹脂そのものの他に、着色のための着色剤を有する。更に、着色剤以外にも結合性、耐久性その他の性質向上のため、その他の添加剤を含んでいてもよい。この添加剤としては例えば、補強剤、促進剤、加硫剤、老化防止剤、軟化剤などが挙げられる。これらを含む樹脂組成物の粒子としては、ゴムチップが打ち込み易く適量に調整しやすいため好適に利用可能である。
着色のための前記着色剤は、耐候性及び耐光性が高いものであればよく、顔料系の着色剤が望ましい。例えば、ベース部12が黒色である場合、顔料としてカーボンブラックを混ぜるとよい。
この発明にかかる踏切用舗装板1の着色積層部13は、ベース部12の表面に形成された凹み部に、色の違う樹脂組成物が充填された上で硬化されることで形成される。
踏切用舗装板1の製造工程の概略を図4に示す。特に図示すべきステップにおける斜視図を図5(a)〜(d)に示す。まず、原料樹脂に、所定量の着色剤、補強剤、促進剤、加硫剤、老化防止剤、軟化剤、その他の配合物を配合して混練及び熟成して樹脂組成物を調製する。ベース部12となる原料樹脂には、着色剤Aを配合した着色剤Aの色となる第一の樹脂組成物を用いる。着色積層部13となる原料樹脂には、着色剤Bを配合して着色剤Bの色となる第二の樹脂組成物を用いる。例えばベース部12を黒色にすべく着色剤Aとしてカーボンブラックを用い、着色積層部13を別の色にすべく着色剤Bとして白色や黄色、橙色などの顔料を用いる。次に、ベース部12となる第一の樹脂組成物を型枠20に打込む。このとき、踏切用舗装板1の強度向上を図るための補強材を、打込んだ第一の樹脂組成物の内部に埋設する。次に、打込んだ第一の樹脂組成物23の上面の所定の領域に、形成しようとする着色積層部13の平面形状に第一の樹脂組成物23を排除できるスペーサー21を押し付けて固定する。このスペーサー21を固定した状態の例を図5(a)に示す。この段階ではまだ第一の樹脂組成物23は硬化されていない。押し付ける強さ及び深さは、形成させようとする着色積層部13の厚みに応じて適宜調整する。特に限定されないが、ベース部12の厚さは数cm程度、着色積層部13の厚さは数mmから数cm程度とすることが多い。
型枠20内に打込んだ第一の樹脂組成物23にスペーサー21を固定したまま、加硫を行う第一の熱処理をしてベース部12を形成させる。このとき、スペーサー21が固定されていた領域は、ベース部12が平面部2から凹んだ凹み部22となる。スペーサー21を取り外して凹み部22を形成させた状態を図5(b)に示す。この凹み部22に、着色積層部13となる第二の樹脂組成物23aの粒子を打込む。この打込みの状況を図5(c)に示す。なお、この打込みの際には、第二の樹脂組成物23aの粒子が既に形成されたベース部12の上で固まらないように、少なくとも境界線付近はマスキングテープ24でマスキングしておくことが望ましい。この状態を図5(d)に示す。その上で、ベース部12ごと加硫を行う熱処理をして、ベース部12上に着色積層部13を形成させる。第一の熱処理で硬化して形状が固まっていたベース部12の上に、凹み部22に合わせて着色積層部13が形成されるので、第一の樹脂組成物23と第二の樹脂組成物23aとが混合することを抑制できる。これにより、ベース部12と着色積層部13との境界が乱れにくく、境界線が整った踏切用舗装板1となる。最後に、仕上げ・寸法測定等の検査を経て、踏切用舗装板1が完成する。この踏切用舗装板1はベース部12と着色積層部13との境界が明瞭である。
この発明にかかる踏切用舗装板1の大きさは、特に限定されない。また、踏切用舗装板1の平面部2に形成される着色積層部13の大きさも特に限定されない。ただし、内軌用の踏切用舗装板1inの幅は、レールR,R間に嵌め込むことができるものである必要がある。一方、外軌用の踏切用舗装板1outの大きさは特に限定されない。内軌用及び外軌用のいずれも、複数枚の踏切用舗装板1を並べて踏切に敷設してよい。それぞれの踏切用舗装板1に描かれている着色積層部13の線が連続して意味を為すように配置する。
また、上記の例では着色積層部13が1色の樹脂組成物からなる踏切用舗装板1を主に説明したが、着色積層部13が2色以上の部位を持ち複合して形成されるものでもよい。色の違う着色積層部13がベース部12の平面部2において、別個に配置されている場合は、それぞれの色である樹脂組成物を、それぞれの着色積層部13を形成させる凹み部22に打込むとよい。一方、2色以上の着色積層部13が隣接していたり、一の色の着色積層部13の内側に、他の色の着色積層部13が配置されていたりする場合には、上記と同じように、スペーサーを用いて凹み部を形成させる手法が採用できる。
一の色である第一着色積層部13aの内側に他の色である第二着色積層部13bを有する踏切用舗装板1の作成手順例を、図6を用いて説明する。まず、上記と同様に第一のスペーサー21aを押し付けながら第一の樹脂組成物23を硬化させてベース部12を形成させる(図6(a))。この第一のスペーサー21aの平面形状は、第一着色積層部13a及び第二着色積層部13bが平面部2に占める領域と同じになる。第一のスペーサー21aを外して第一凹み部22aを露出させる(図6(b))。この第一凹み部22aに、第一着色積層部13aに用いる第二の樹脂組成物23aの粒子を打込む(図6(c))。この第二の樹脂組成物23aの粒子を硬化させる前に、他の色の着色積層部13bの平面形状を有する第二のスペーサー21bを押し付けて固定する。この状態で第二の樹脂組成物23aの粒子を硬化させて第一着色積層部13aを形成させる(図6(d))。第二のスペーサー21bに覆われていない部分が、第一着色積層部13aの表面部分として残る。第二のスペーサー21bを外して、第二凹み部22bを露出させる(図6(e))。この第二凹み部22bに、第二着色積層部13bに用いる第三の樹脂組成物23bの粒子を打込む(図6(f))。これを硬化させて、第一着色積層部13aと第二着色積層部13bとを表面に有する踏切用舗装板が得られる(図6(g))。
第一着色積層部13aと第二着色積層部13bとの平面における表示が入れ子関係ではなく、隣接している場合でも、どちらかの着色積層部を先に形成する際に、他方の着色積層部となる場所にスペーサーを押し付けて固定して硬化させることで、同様に踏切用舗装板を製造することができる。
また、着色積層部が2色ではなく、3色以上でも、同様の手順を繰り返すことで踏切用舗装板を製造することができる。
1 踏切用舗装板
1in 内軌用の踏切用舗装板
1out 外軌用の踏切用舗装板
2 平面部
3 端部
4 輪縁路部
6 補強材
12 ベース部
13 着色積層部
13a 第一着色積層部
13b 第二着色積層部
20 型枠
21 スペーサー
21a 第一のスペーサー
21b 第二のスペーサー
22 凹み部
22a 第一凹み部
22b 第二凹み部
23 第一の樹脂組成物
23a 第二の樹脂組成物
23b 第三の樹脂組成物
24 マスキングテープ
B バラスト
C レール締結具
R レール
Rb 基部
Rm 腹部
Rt 頭部
T マクラギ

Claims (2)

  1. レールの軌道(R)内外に敷設される第一の樹脂組成物からなるベース部(12)と、このベース部(12)と異なる色に着色され、このベース部(12)の上面に積層される第二の樹脂組成物からなる着色積層部(13)とを有し、平面視において、前記ベース部(12)と前記着色積層部(13)とで色分けされる踏切用舗装板の製造方法であって、
    前記ベース部(12)となる第一の樹脂組成物の上面の、前記着色積層部(13)を設置する位置に、前記着色積層部(13)の平面形状を有するスペーサーを押し付けながら、前記ベース部(12)となる第一の樹脂組成物を硬化させることで、前記スペーサーの位置に凹み部を形成した前記ベース部(12)を形成するステップ、
    前記凹み部に前記着色積層部(13)となる第二の樹脂組成物を充填するステップ、
    前記第二の樹脂組成物を硬化させることで、前記着色積層部(13)を形成するステップ、
    を行う踏切用舗装板の製造方法。
  2. レールの軌道(R)内外に敷設される第一の樹脂組成物からなるベース部(12)と、このベース部(12)と異なる色に着色され、このベース部(12)の上面に積層される第二の樹脂組成物からなる着色積層部(13)とを有し、平面視において、前記ベース部(12)と前記着色積層部(13)とで色分けされる踏切用舗装板であって、
    前記ベース部(12)を構成する前記第一の樹脂組成物が硬化した上面に、前記第二の樹脂組成物からなる前記着色積層部(13)が形成された踏切用舗装板。
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