JP2020147456A - オゾン発生装置及び運搬ケース - Google Patents
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Abstract
Description
第一実施形態は、車輪の回転によりオゾン発生器を駆動する運搬ケースに関する実施形態である。
[構成と動作]
図1は、第一実施形態の運搬ケースの例である運搬ケース100の構成を表す概念図である。
[効果]
本実施形態の運搬装置は、主に、人が車輪を使用して運搬ケースを運搬する際に運搬ケース部内にオゾンを放出する。そのような運搬中は、運搬ケースは通常閉じられており、人が発生したオゾンを直接吸入する可能性は低い。さらに、運搬ケースは、運搬が終了されてすぐにふたが開けられることはまれであり、通常は、運搬終了からふたが開けられるまでに多少の時間がある。従い、運搬中にケース部内に放出されたオゾンの濃度は、ふたが開けられた際には低減している場合が多い。従い、本実施形態の運搬ケースは、ケース部内を消臭するオゾンを人が吸入する危険性を低減する。そのため、実施形態の運搬装置は、オゾン発生器が放出するオゾンによりケース部内をより安全に消臭し得る。
<第二実施形態>
第一実施形態のオゾン発生器は、車輪がある程度の回転速度で回転するとオゾンを放出する。そのため、前記オゾン発生器は、ケース部のふたが開いていても、誤って又はいたずら等により車輪が回転した場合にはオゾンを放出し、そのオゾンが人により吸引され得る。第二実施形態のオゾン発生装置は、上記課題を解決するために、車輪の回転速度が一定期間継続し、運搬ケースが運搬中である可能性がより高いときのみにケース部内にオゾンを放出する。
[構成と動作]
図2は本実施形態の運搬ケースの例である運搬ケース100の構成を表す概念図である。また、図3は、オゾン発生装置110の各構成の図2には表さない接続関係を表すブロック図である。
[効果]
本実施形態の運搬ケースは、所定の車輪の回転速度が回転速度閾値を超える期間が所定の期間を超えたときのみに、ケース部内にオゾンを放出する。当該回転速度閾値及び当該所定の期間は、運搬ケースが運搬中であることがより確実である値に設定され得る。従い、本実施形態の運搬ケースは、ケース部内を消臭するオゾンを人が吸入する危険性を、第一実施形態の運搬ケースと比較して一層低減し得る。そのため、実施形態の運搬装置は、第一実施形態の運搬ケースと比較して、オゾン発生器によるケース部内の消臭をより安全に行い得る。
<第三実施形態>
運搬ケースが例えばスーツケースである場合、人が車輪により運搬する際に、4輪による場合に加えて、運搬ケースを傾けて2輪により運搬する場合がある。さらに、例えばスーツケースを傾ける方向が途中で変わり、そのため、運搬に使われる車輪が変わる場合も想定され得る。また、4輪による運搬中であっても、すべての車輪がきちんと接地して回転するとは限らない、地面から浮いている車輪は回転していないことも想定され得る。第三実施形態は、複数の車輪のいずれかの回転速度が所定の値を超える場合にケース部内をオゾンにより消臭することにより上記課題を解決する運搬ケースに関する実施形態である。
[構成と動作]
図5は本実施形態の運搬ケースの例である運搬ケース100の構成を表す概念図である。また、図6は、オゾン発生装置110の各構成の図5には表さない接続関係を表すブロック図である。
[効果]
本実施形態の運搬ケースは、第二実施形態の運搬ケースと同様に車輪の回転速度が回転速度閾値を超える期間が所定の期間を超えるときのみ、ケース部内にオゾンを放出する。そのため、本実施形態の運搬ケースは、まず、第二実施形態の運搬ケースが奏する効果を奏する。それに加え、本実施形態の運搬ケースは、複数の車輪のいずれかの回転速度が回転速度閾値を超える期間が所定の期間を超えたときのみに、ケース部内にオゾンを放出する。従い、本実施形態の運搬ケースは、人が運搬ケースをいずれの車輪により運搬しても、ケース部内を消臭し得る。そのため、本実施形態の冒頭で述べたような、運搬ケースを傾ける向きが変わる等により運搬に使われる車輪が途中で変わる場合や、一部の車輪が浮いた場合にも、ケース部内をオゾンにより消臭し得る。
<第四実施形態>
第一乃至第三実施形態のオゾン発生装置は、運搬ケースの車輪が回転する場合にオゾンを放出する。しかしながら、運搬ケースは、車輪によらず、例えば持ち運ばれる場合も想定され得る。第四実施形態は、車輪による運搬が行われなくてもケース部内を消臭し得る運搬ケースに関する実施形態である。
[構成と動作]
図8は本実施形態の運搬ケースの例である運搬ケース100の構成を表す概念図である。また、図9は、オゾン発生装置110の各構成の図8には表さない接続関係を表すブロック図である。
[効果]
本実施形態の運搬ケースは、ふたが所定の期間閉じているときのみに、ケース部内にオゾンを放出する。従い、本実施形態の運搬ケースは、ケース部内を消臭するオゾンを人が吸入する危険性を低減し得る。本実施形態の運搬ケースは、また、運搬ケースが車輪により運搬されるか否かに関係なくケース部内を消臭し得る。運搬する際に、運搬ケースは、車輪によらず例えば持ち運ばれる場合も想定され得る。本実施形態の運搬ケースは、運搬が車輪により行われない場合であっても、ケース部内を消臭し得る。
<第五実施形態>
第二及び第三実施形態のオゾン発生装置は、車輪の回転が一定期間継続した場合にオゾンを発生する。しかしながら、回転が一定期間以上継続した場合にも、例えば、幼児が長時間いたずらして車輪を回転させた場合にはオゾンが放出され得る。また、第四実施形態のオゾン発生装置は、ふたが閉じられている期間が一定期間以上継続した場合にオゾンを発生する。その場合には、運搬ケースが運搬中でなく単にふたが閉められた状態でおかれている場合が含まれる。その場合、ケース部内に充満したオゾンは、突然ふたが開けられることにより人に吸引され得る。第五実施形態は、所定の振動を検知し、運搬ケースが運搬中である可能性がより高いときにケース部内にオゾンを放出する運搬ケースに関する実施形態である。
[構成と動作]
図11は本実施形態の運搬ケースの例である運搬ケース100の構成を表す概念図である。また、図12は、オゾン発生装置110の各構成の図11には表さない接続関係を表すブロック図である。
[効果]
本実施形態の運搬ケースは、所定の車輪の回転速度が回転速度閾値を超え、ふたが閉じており、かつ、振動レベルが振動閾値を超える期間が所定の期間を超えるときに、ケース部内にオゾンを放出する。ふたが閉じていることに加えて当該回転速度閾値、振動閾値及び当該期間は、運搬ケースが運搬中であることがより確実である値に設定され得る。従い、本実施形態の運搬ケースは、運搬中である場合のみオゾンをケース部内に放出する確率を一層向上させ得る。そのため、本実施形態の運搬ケースは、ケース部内を消臭するオゾンを人が吸入する危険性を、第一乃至第四実施形態の運搬ケースと比較して一層低減し得る。そのため、本実施形態の運搬ケースは、第一乃至第四実施形態の運搬ケースと比較して、オゾン発生器によるケース部内の消臭を一層安全に行い得る。
(付記1)
開閉可能なふたを備えるケース部の運搬にともなう所定の事象が検出された場合に所定の出力を行う出力部と、
前記出力により前記ケース部内にオゾンを放出するオゾン発生器と、
を備える、オゾン発生装置。
(付記2)
前記事象は前記ケース部の備える車輪の回転である、付記1に記載されたオゾン発生装置。
(付記3)
前記出力部は、前記回転により電力を発生する発電器を備え、前記オゾン発生器は、前記電力により前記放出を行う、付記2に記載されたオゾン発生装置。
(付記4)
前記出力部は、前記ケース部の備える車輪の回転を表す回転情報の前記出力を行う回転検知部を備え、
前記検出を回転情報により行う回転情報処理部をさらに備える、
付記2に記載されたオゾン発生装置。
(付記5)
前記事象は前記ケース部の備える車輪の回転の回転速度が回転速度閾値を超えることであり、
前記出力部は、前記ケース部の備える車輪の回転速度を表す回転速度情報の前記出力を行う回転速度検知部を備え、
前記検出を回転速度情報により行う回転速度情報処理部をさらに備える、
付記1に記載されたオゾン発生装置。
(付記6)
前記事象は前記ケース部の備える車輪の回転の回転速度が、所定の期間、回転速度閾値を超えたことであり、
前記出力部は、前記ケース部の備える車輪の回転速度を表す回転速度情報の前記出力を行う回転速度検知部を備え、
前記検出を回転速度情報により行う回転速度情報処理部をさらに備える、
付記1に記載されたオゾン発生装置。
(付記7)
前記事象が、前記車輪である第一車輪の前記回転速度が前記回転速度閾値である第一回転速度閾値を超えるか、前記車輪である第二車輪の前記回転速度が前記回転速度閾値である第二回転速度閾値を超えるか、のいずれかである、
付記6に記載されたオゾン発生装置。
(付記8)
前記事象は前記ケース部の備えるふたが閉じていることである、付記1に記載されたオゾン発生装置。
(付記9)
前記出力部は、前記ケース部の備えるふたが閉じている旨を表す閉情報の前記出力を行う開閉検知部を備え、
前記検出を前記閉情報により行う開閉情報処理部をさらに備える、
付記8に記載されたオゾン発生装置。
(付記10)
前記事象は前記ケース部の備えるふたが、所定の期間、閉じていることである、付記1に記載されたオゾン発生装置。
(付記11)
前記出力部は、前記ケース部の備えるふたが閉じている旨を表す閉情報の前記出力を行う開閉検知部を備え、
前記検出を前記閉情報により行う開閉情報処理部をさらに備える、
付記10に記載されたオゾン発生装置。
(付記12)
前記事象は前記ケース部の振動があることである、付記1に記載されたオゾン発生装置。
(付記13)
前記出力部は、前記ケース部の振動を表す振動情報の前記出力を行う振動検知部を備え、
前記検出を前記振動情報により行う振動情報処理部をさらに備える、
付記12に記載されたオゾン発生装置。
(付記14)
前記事象は前記ケース部の振動の大きさを表す振動値が振動値閾値を超えたことである、付記1に記載されたオゾン発生装置。
(付記15)
前記出力部は、前記振動値の前記出力を行う振動値検知部を備え、
前記検出を前記振動値により行う振動値処理部をさらに備える、
付記14に記載されたオゾン発生装置。
(付記16)
前記事象は前記ケース部の振動の大きさを表す振動値が、所定の期間、振動値閾値を超えたことである、付記1に記載されたオゾン発生装置。
(付記17)
前記出力部は、前記振動値の前記出力を行う振動値検知部を備え、
前記検出を前記振動値により行う振動値処理部をさらに備える、
付記16に記載されたオゾン発生装置。
(付記18)
前記ケース部に設置された、付記1乃至付記17のうちのいずれか一に記載されたオゾン発生装置。
(付記19)
前記ケース部の内部に設置された、付記18に記載されたオゾン発生装置。
(付記20)
付記1乃至付記19のうちのいずれか一に記載されたオゾン発生装置と、前記ケース部とを備える、運搬ケース。
(付記21)
前記ふたが閉じた状態では前記ケース部の内部が略密閉状態になる、付記20に記載された運搬ケース。
(付記22)
前記ケース部がスーツケースである、付記20又は付記21に記載された運搬ケース。
(付記23)
前記ケース部は使用により内部に異臭が発生する場合があるものである、付記20乃至付記22のうちのいずれか一に記載された運搬ケース。
101、101x オゾン発生器
102 開閉センサ
103 電源部
104 制御部
105 ケース部
106 振動センサ
107a、107b 回転センサ
107x 出力部
109 発電部
110、110x オゾン発生装置
111a、111b 車輪
991 配線
Claims (10)
- 開閉可能なふたを備えるケース部の運搬にともなう所定の事象が検出された場合に所定の出力を行う出力部と、
前記出力により前記ケース部内にオゾンを放出するオゾン発生器と、
を備える、オゾン発生装置。 - 前記事象は前記ケース部の備える車輪の回転である、請求項1に記載されたオゾン発生装置。
- 前記出力部は、前記回転により電力を発生する発電器を備え、前記オゾン発生器は、前記電力により前記放出を行う、請求項2に記載されたオゾン発生装置。
- 前記事象は前記ケース部の備える車輪の回転の回転速度が、所定の期間、回転速度閾値を超えたことである、請求項1に記載されたオゾン発生装置。
- 前記出力部は、前記ケース部の備える車輪の回転速度を表す回転速度情報の前記出力を行う回転速度検知部を備え、
前記検出を回転速度情報により行う回転速度情報処理部をさらに備える、
請求項4に記載されたオゾン発生装置。 - 前記事象が、前記車輪である第一車輪の前記回転速度が前記回転速度閾値である第一回転速度閾値を超えるか、前記車輪である第二車輪の前記回転速度が前記回転速度閾値である第二回転速度閾値を超えるか、のいずれかである、
請求項4又は請求項5に記載されたオゾン発生装置。 - 前記事象は前記ケース部の備えるふたが、所定の期間、閉じていることである、請求項1に記載されたオゾン発生装置。
- 前記出力部は、前記ケース部の備えるふたが閉じている旨を表す閉情報の前記出力を行う開閉検知部を備え、
前記検出を前記閉情報により行う開閉情報処理部をさらに備える、
請求項7に記載されたオゾン発生装置。 - 前記事象は前記ケース部の振動の大きさを表す振動値が、所定の期間、振動値閾値を超えたことである、請求項1に記載されたオゾン発生装置。
- 請求項1乃至請求項9のうちのいずれか一に記載されたオゾン発生装置と、前記ケース部とを備える、運搬ケース。
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