JPH0354101A - ポータブル型のオゾン発生器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、脱臭、殺菌等のために使用されるポータブル
型のオゾン発生器に関する。

［従来の技術］ オゾンは、その大きな酸化力に起因した殺菌作用や有機
物、無機物の分解作用を利用して、汚水や下水等の処理
に使用されてきた。また、最近では、オゾン発生器が小
型になり消費電力も少なくて済むことから、冷蔵庫に組
み込まれて冷凍食品や鮮魚保存等の殺菌にも使用されて
いる。

オゾン発生器としては、ガラス製二重円筒管の内外に電
極を取り付け、電極間で無声放電を行うジーメンス管を
原形として、これまで各種の機構が開発されている。

また、最近では、第３図に示すように、セラミックス管
５１の表面に細線状のタングステン電極５２を多数取り
付けたオゾン発生器も開発されている（昭和６１年１１
月２０日、三琲書房発行『オゾン利用の新技術」第３４
〜３５頁）。このオゾン発生器においては、高電圧電源
５３でタングステン電極５２に高電圧が印加され、アー
ス端子５４に結線された誘導電極５５との間に電界が発
生する．そして、絶縁破壊が生じると、セラミックス管
５２の表面に沿って沿面放電５６が発生する。そこで、
このセラミックス管５２に沿って酸素を含有する原料ガ
ス５７を送り込むと、沿面放電５６に曝された０２の一
部がＯ，になって、オゾン化ガス５８として送り出され
る。

この形式では、放電路が極めて短く、無声放電に必要な
電圧を小さくすることができ、装置の小型化や消費電力
の節減等が図られる。また、一対の電極を対向させた方
式にあっても、放電間隙を小さくしたものが種々開発さ
れている。

このような機構の改良によって、最近では乾電池を使用
して１０Ｖ以下で駆動させることができる携帯可能なオ
ゾン発生器も市販されている。

（発明が解決しようとする課題１ ところで、オゾン発生器においては、電源の投入を手動
或いはタイマーによって行うものが大半である。この延
長で、電池内蔵型のオゾン発生器を駆動させるとき、電
池の無駄な消費を無くすためには、電源のオン・オフを
頻繁に行うことが必要となる。そのため、取扱いが煩わ
しくなり、オゾン発生器自体ら敬遠されがちである。ま
た、タイマーでオン・オフする場合には、一定の通電パ
ターンの６のしか得られない。

そこで、本発明は、この電源の投入を自動的に行う方式
を採用することによって、電池や充電器の消耗を極力抑
え、しかもオゾン化ガスを効果的に利用することを目的
とする。

〔課題を解決するための手段１ 本発明のボータプル型のオゾン発生器は、その目的を達
成するため、扉，蓋等の開閉をキャッチする光センサー
と、オゾン発生用電源としての電池と、前記光センサー
と連動してオゾン発生器のオン・オフを行うタイマーと
を備えていることを特徴とする。

［実施例］ 以下、図面を参照しながら、本発明のオゾン発生器をア
イスボックスに取り付けた実施例を説明する． オゾン発生器ｌは、たとえば吸盤式の吸着器でアイスボ
ックス２の内壁に取外し可能に取り付けられる。このオ
ゾン発生器１は、タイマーを内蔵しており、そのタイマ
ーに光センサー３が接続されている。光センサー３は、
アイスボックス１の蓋４を開放したときに外部の光を検
知できる位置に設けられている。

開放された蓋４を再び閉じるとき、アイスボックス２の
内部は暗くなる。そこで、この一旦明るくなった後で暗
くなったことを光センサー３によって検出し、その検出
結果をタイマーに入力し、タイマーで設定された時間だ
けオゾン発生器ｌを稼動させ、アイスボックス２の内部
にオゾン化ガスを充満させる。

第２図は、本実施例におけるオゾン発生器１に対する通
電パターンを、タイマーで単純にオン・オフする場合と
比較して示したものである。

本実施例においては、第２図に示すように、蓋４の開い
た時点ｔ１では、アイスボックス２の内゜部に光が入射
する。この入射光を光センサー３が検出し、オゾン発生
器１に対する通電が行われているときはこれを中断する
。

そして、光センサー３によって閉動作が検出された時点
ｔ，で、タイマーを初期状態にリセットする。次いで、
タイマーによって設定された時点ｔ３まで、オゾン発生
器ｌが作動し、アイスボックス２の内部を所定のオゾン
濃度を持った雰囲気にする。この期間（ｔｓ　−ｔｚ　
）は、オゾン発生器１の能力やアイスボックス２の容量
に応じて、適宜定められる。

その後、タイマーに設定された時点ｔ４までオゾン発生
器１に対する通電を停止させた後、時間（ｔｇ−ｔ４）
の間、オゾン発生器ｌを再び作動させる。或いは、ｔ１
〜ｔ３と同様に蓋４の開閉を検出して，タイマーをリセ
ットし、オゾン発生器１を作動させる。このようにして
、アイスボックス２の内部を常に所定オゾン濃度の雰囲
気に維持するし 発生したオゾンは、Ｍ４を閉じて密閉したアイスボック
ス２の内部に蓄えられ、外部に放散することがない。そ
のため、蓋４閉鎖時に発生されたオゾン化ガスは、長期
間にわたって有効に作用する。

このように、必要とする期間だけオゾン発生器が自動的
に働くので、内蔵されている電池を無駄に消耗すること
なく、アイスボックス２に収容されている品物の長期間
にわたる殺菌に、オゾン化ガスを効果的に使用すること
ができる。

なお、以上に述べたオゾン発生器は、特定のアイスボッ
クスに専用されるものとしても良い。しかし、場所的な
制約を受けないポータブル型であり、機器から自由に取
り外すことができるため、谷種の用途に応じた使い方が
できる。たとえば、冷蔵庫，戸棚，箪笥，押入れ，トイ
レ，金庫，下駄箱等の密閉できる容器や収納庫等に交互
に使用するとき、一つのオゾン発生器で多数の用途を賄
うことができる。この場合、タイマーの設定時間を、容
器又は収納庫等の容量や密閉度に応じて調整することが
好ましい。

また、充電式の電池を使用したり、ＡＣアダプターから
ごで７Ｕを１■：｛るとき、ほぼ永久的な使用が可能ど
なる。

［発明の効果１ 以上に説明したように、本発明のオゾン発生器は、光セ
ンサーによって扉や蓋が開閉したことを検出し、開故時
にはオゾン発生器の電源をオフの状熊にし、扉或いは蓋
が閉まった後の所定時間だけ駆動丁るよう｛ごし、容器
や収納この内部を所定オゾン濃度の雰囲気にしている。

そのため、電力消費凰が少なく、電池内蔵型にも拘らず
，長期間の使用が可能となる。しかも、電源のオン・オ
フを光センザーによる検出で自動的に行っているため、
取扱いの煩わしさもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のオゾン発生器をアイスボックスに適用
した実施例を説明するための図であり、第２図はオゾン
発生器に対ずる通電パターンを示し、第３図はオゾン発
生機構を説明するための図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　光センサーと、オゾン発生用電源としての電池と、前
   記光センサーと連動してオゾン発生器のオン・オフを行
   うタイマーとを備えていることを特長とするポータブル
   型のオゾン発生器。