JP2004321497A - 自走式香料発散具 - Google Patents

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浩彦 石田
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Abstract

【課題】香料を移動させる床面等の走行面に香料による影響を及ぼすことなく、所定の領域の全域に亘って香料を効率良く移動させて、濃度のムラのない均一な香りをスムーズに漂わせることのできる自走式香料発散具を提供する。
【解決手段】本発明の自走式香料発散具は、香料11を備えた本体部12と、本体部12を走行面から間隔をおいた状態に保持して移動させる走行部15と、所定の領域における走行面の全域に亘って本体部12が移動するように走行部15を自走させる自走移動手段とからなる。また本体部12には、走行面の清掃を行う清掃手段54が取り付けられていることが好ましく、香料11を間欠的に発香させる間欠発香手段を備えることが好ましい。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自走式香料発散具に関し、特に香料を保持した香料保持体を備えた本体部を移動させつつ香料を発香させる自走式香料発散具に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば屋内の各部屋や、展示場等の大空間における所定の仕切られた領域等を適度な強さの香りで満たす事を目的として、芳香、消臭等の機能を有する香料を発香させる芳香剤が用いられる。このような芳香剤としては、一般に据え置きタイプのものが知られており、据え置きタイプの芳香剤は、液体状、ゲル状、固体状等とした香料を容器に収容して、例えば壁面や角部等の部屋の隅に置かれて用いられるため、これを設置した場所の近傍では香りを強く感じ、離れた場所では香りを弱く感じる等、香りの濃度の不均一が生じる。
【0003】
このような香りの濃度の不均一が生じないようにするために、芳香剤にファンを取り付けて使用したり、芳香剤の設置場所を風上の窓際におく等、できるだけ香りの濃度を均一化させるような工夫がなされているが、満足の得られる十分な均一化を図ることは困難である。また、エアゾール容器等に香料を収容して、使用者自らが移動しつつ均一に香料を散布するという方法も考えられるが、香りが漂ってくるまでに多少の時間を要すると共に、香料の散布量の調節が困難である。
【0004】
香りを均一に漂わせるようにするために、芳香剤自体を移動させつつ香料を発香させることも考えられるが、このような芳香剤自体を移動させるものは未だ開発されていない一方で、床面等の清掃面に沿って移動させつつつ清掃を行う電気掃除機や清掃装置に、付随的に芳香部材を取り付けたり、香料を含有させたりして、これらの掃除用具の移動に伴って香料を発香させるようにしたものが開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0005】
すなわち、特許文献1の電気掃除機は、手動で操作される電気掃除機に、芳香剤の追加及び交換を簡単且つ清潔に行えるように当該芳香剤を収容する芳香部材を取り付けると共に、排気流に適度な香りを持続的に付与できるようにしたものである。また特許文献2の清掃装置は、高分子ゲルを建物の床に沿って自動的に這わせるように移動させながら床上のゴミを付着させて、自動的に掃除を行うと共に、高分子ゲルの中に香料を含有させて、高分子ゲルの自走に伴って、略均一に香料を放出させるようにしたものである。
【0006】
【特許文献1】
特開平3−222924号公報
【特許文献2】
特開平11−137504号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の掃除用具を移動させながら香料を発香させるようにした技術によれば、香料を均一に発香させることを主たる目的とするものではなく、清掃作業に付随させて香料を塗布させて、単に結果として移動する事によって発香させるようにしたものであることから、部屋の中等の指定された所定の領域に、ムラのない均一化した状態でスムーズ且つ積極的に香りを漂わせるために用いる場合には、種々の不具合を生じることになる。
【0008】
すなわち、特許文献1の電気掃除機によれば、当該電気掃除機を自走させる手段を何等有しておらず、使用者自らがこれを手動によって移動させる必要があるため、使用者自らが移動しつつ香料を散布する方法と実質的に変わることがない。
【0009】
特許文献2の清掃装置によれば、自走手段は備えているものの、高分子ゲルを床面に沿って這わせることにより床面に塗布した香料を当該床面から発香させるようにしたものであり、一般的に空気対流のある室内における床底面の気流速度は非常に遅いことから、床底面と離れた高さから香りを拡散させるものと比較して、スムーズに香りを拡散させるという目的において明らかに効率が悪い。
【0010】
また、床面に直接塗布された香料に含まれる香料素材として、例えば酢酸イソアミル等のエステル系の香料素材や、リモネン等のモノテルペン炭化水素系の香料素材が床面に影響を与えることになり、床面に塗装の剥がれ、腐蝕、しみ等を生じさせる場合があると共に、特に床面がフローリングの場合には、これらの香料素材による影響が大きくなる。また畳やカーペット等の吸収性を有する素材を用いて床面が形成されている場合には、香料が浸透してしまって香料の多大なロスを生じることになる。なお、エステル系香料素材やモノテルペン炭化水素系の香料素材は、フルーツ系の匂いや柑橘系の匂いを調香する上で不可欠な香料であり、多くの場合に香料に一般的に含まれて、心地よく爽やかな香りを作ることを可能にするものである。
【0011】
そして、本発明は、床面等の走行面に香料による影響を及ぼすことなく、所定の領域の全域に亘って香料を効率良く移動させて、濃度のムラのない均一な香りをスムーズに漂わせることのできる自走式香料発散具を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、香料を保持した香料保持体を備えた本体部と、該本体部を走行面から間隔をおいた状態に保持して移動させる走行部と、例えば屋内の各部屋や、展示場等の大空間における所定の仕切られた領域等の、予め定められた所定の領域における走行面の全域に亘って前記本体部が移動するように前記走行部を自走させる自走移動手段とからなる自走式香料発散具を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0013】
ここで、香料は、周囲に芳香(好ましいにおい)を漂わせる機能の他、消臭、防虫、殺菌等の機能を有する香料であっても良い。香料は、液体状のものの他、ゲル状、固体状等の状態で使用することができる。
【0014】
また、本体部は、自走式香料発散具の走行中に香料を走行面に接触させることなく非接触の状態で保持することのできる保形性を有する部分であって、球状、半球状、円筒状、矩形箱形形状、ボトル形状等、種々の形状に形成したものを採用することができる。なお、本体部の内部のみならず外側に香料保持体を取り付けるようにしても良い。
【0015】
さらに、走行部は、本体部を走行面から離間させた状態に保持しつつ滑らかに走行移動させる部分であって、例えば円盤状又は円柱状の車輪や、ベアリング状の球体等からなるものを用いることができる。また走行部は、自走移動手段によって駆動されつつ所定の領域の走行面の全域に亘ってスムーズに本体部を移動させることができるように、回転方向を自由に変化させることのできる、キャスター機構等を備えていることが好ましい。
【0016】
さらにまた、自走移動手段は、例えば特開平11−178765号公報等に開示されているいわゆる掃除ロボットに用いられる、当該掃除ロボットを所定の領域の全域に亘って移動させて自動的に掃除を行えるようにする走行機構を転用して採用することができる。また自走移動手段は、例えば本体部の内部にマイクロコンピュータ等を備えており、走行部の回転速度や回転方向等を制御しつつ、予め設定された走行ラインに沿って本体部を移動させることにより、所定の領域における走行面の全域に亘って自走式香料発散具を自動走行させるものであっても良い。さらに、例えば周囲にバンパー部を備えた本体部の内部に、モーターやコイルバネ等の走行部を回転させる回転駆動手段を設けると共に、回転方向を自由に変化できるように走行部を構成し、壁面等に衝突させつつ走行方向を逐次変換させながら、本体部をランダムに移動させることにより、所定の領域における走行面の全域に亘って自走式香料発散具を自動走行させるものであっても良い。
【0017】
なお、走行面の全域に亘って自走式香料発散具を走行させるとは、走行面の全域に亘って隙間なく自走式香料発散具を走行させることを意味するものではなく、予め定められた所定の領域に濃度のムラのない均一な香りを効率良く漂わせることのできる範囲で、略全域又は隙間があっても全域に亘るように自走式香料発散具を走行させることも含まれる。
【0018】
そして、本発明の自走式香料発散具によれば、走行面の清掃を行う清掃手段が、前記本体部に取り付けられていることが好ましい。清掃手段としては、例えば特開平11−178765号公報等に開示されているいわゆる掃除ロボットに取り付けられる、例えばモップ用プレートにペーパモップを装着したもの等を使用することができる。またモップ(乾式、湿式)、回転ブラシ、粘着ロールなどの掃除機能を有する掃除用具を清掃手段として本体部に取り付けて使用することもできる。さらに、ペーパモップ、モップ、回転ブラシ、粘着ロール等は、埃やゴミ等をからめとる性質を有する、不織布シート、布、紙、高分子ゲルシート、粘土、粘着剤のついた粘着シート、樹脂製ブラシ、獣毛製ブラシ等を用いて形成することができる。さらにまた、清掃手段として、吸引ノズルを備える電気式吸引装置等を用いることもできる。
【0019】
また、本発明によれば、香料としては、例えば天然香料、合成香料、フレーバーや、これらの調合香料等を使用することができ、香料成分を含んだお香、乾燥ハーブ等を使用することもできる。香料は、芳香用途以外にも、例えばアロマテラピー用途(リラックス、覚醒、入眠など)、消臭用途、防虫(又は虫忌避)用途、抗菌用途等として用いられるものであっても良い。
【0020】
芳香用途に用いられる香料としては、例えばレモン調、オレンジ調、グレープフルーツ調、ライム調、シトラスグリーン調等の柑橘系香料、ローズ調、ミューゲ調、リリー調、キンモクセイ調、フローラルフルーティー等のフローラル系香料、コーヒー、お茶、紅茶などのフレーバー系香料、白檀、伽羅様のお香様の香りを発香する香料等を好ましく使用することができる。
【0021】
アロマテラピー用途に用いられる香料としては、例えば鎮静効果があるといわれているラベンダー油、カモミル油、セージ油、ヒノキ油、セダー油等の天然精油や、ラベンダー調、カモミル調、セージ調、ヒノキ調、セダー調等の調合香料、また、覚醒効果があると言われているミント油、ジャスミン油、ローズ油等の天然精油やミント調、ジャスミン調、ローズ調等の調合香料等を好ましく使用することができる。
【0022】
消臭用途に用いられる香料としては、例えばレモン調、ライム調等の柑橘系調合香料、セダー調、パイン調等のフィトンチッド系調合香料、ミント系調合香料、フルーツ系調合香料、お茶様の調合香料、レモン油、オレンジ油、ライム油、ミント油、セダー油等の天然精油等を好ましく使用することができる。
【0023】
防虫用途または虫忌避用途に用いられる香料としては、例えばユーカリ油、レモンユーカリ油、樟脳油、ゼラニウム油、スペアミント油、ペパーミント油、ハッカ油、レモングラス油、シトロネラ油、カルボン、メントン、シトラール、シトロネラール、1,8−シネオール、p−メンタン−3,8−ジオール等の香料もしくはそれを含む調合香料を好ましく使用することができる。なお、防虫、忌避の対象としては、蚊、ゴキブリ、ハエ、屋内ダニ等が挙げられる。
【0024】
防虫または虫忌避効果をより高めるために、香料と組み合わせて、香料以外の揮発性薬剤、N,N−ジエチルトルアミド(ディート)、インドキサカルブ、カラン−3,4−ジオール、除虫菊エキス、合成ピレスロイドなどを用いることもできる。
【0025】
抗菌用途に用いられる香料としては、例えばヒバ油、ヒノキ油、樟脳油、ティーツリー油、タイム油、ワサビ油、ヒノキチオール、チモール、ゲラニオール、シトラール、ターピネン−4−オール、イソチオシアン酸エステル類等の香料もしくはそれを含む調合香料を好ましく使用することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1に示す本発明の好ましい第1実施形態に係る自走式香料発散具10は、香料11を常時発香可能な状態で、本体部12の外側に取り付けたものである。すなわち、香料11は、香料保持体13に保持されており、この香料保持体13を、線状支持体14を介して、例えば合成樹脂からなる、略半球状の立体形状を有し、内部に走行部15を自走させる移動手段を備える本体部12の外側から突出するようにして、当該本体部12に間接的に装着したものである。
【0027】
ここで、香料11を保持する香料保持体13としては、例えば香料11を含浸したり、樹脂に練り込んだり、ゲル化したりすることによって、当該香料11を保持可能な各種の材質のもの用いることができる。
【0028】
香料11を含浸可能な無機系粉体又は成形物としては、例えばシリカ、シリカゲル、ケイ酸アルミニウム、ゼオライト、石こう、ケイ酸カルシウム、カオリン、ベントナイト、ケイソウ土、タルク、クレー、素焼き、多孔性金属、多孔性セラミック等を好ましく挙げることができる。
【0029】
香料11を含浸可能な有機系粉体又は成形物としては、例えばセルロースビーズ、パルプ、紙、不織布、布、炭、サイクロデキストリン、マイクロカプセル等、エチレン−酢酸ビニル共重合体ビーズ、エチレン−ポリビニルアルコール共重合体ビーズ、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタン等を好ましく挙げることができる。
【0030】
香料11を練り込み可能な樹脂としては、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン、ポリウレタン、ポリビニル、ポリビニリデン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ポリビニルアルコール共重合体、ポリスチレン、ポリアクリレート、アリルスチレン共重合体等を好ましく挙げることができる。
【0031】
香料11をゲル化可能なゲル化剤としては、例えば多糖類(カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、寒天、ジェランガム、キサンタンガム等)、ゼラチン、金属石鹸(ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸アルミニウム、2−エチルヘキサン酸アルミニウム等)、高吸水性樹脂(ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸塩等)等を好ましく挙げることができる。
【0032】
これらの中で、特に、シリカ、石こう、ケイ酸カルシウム、セルロース、紙、不織布、エチレン−酢酸ビニル共重合体ビーズ、カラギーナンゲル、ジェランガムゲル、ポリビニルアルコールゲル等を使用することが、香料11の保持量が高くなるので好ましい。
【0033】
また、香料保持体13に保持される香料11の揮発性や強さを調整するために、保留剤や希釈剤を目的に応じて香料11に加えて使用することもできる。保留剤としては、例えばロジン系樹脂、ワックス、高級脂肪酸、高級アルコール、高級脂肪酸エステル、ノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤等を好ましく用いることができ、希釈剤としては、例えばエタノールなどの低級アルコール類、ジピロピレングリコール等の多価アルコール類、イソパラフィン、リモネン等の炭化水素系溶剤、シリコーンオイル、水類等を好ましく用いることができる。なお、水を用いる場合は、ノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤等の界面活性剤を用いて香料11を可溶化する。
【0034】
香料保持体13は、例えば、球状、立方体、直方体、円錐状、シート状、人形の形、動物の形、葉の形、果実の形等の形状に形成して用いることができる。また自走式香料発散具10の非使用時(非走行時)には、保持した香料11の揮発による損失を防ぐために、香料保持体13を覆ってキャップやカバー等を取り付けておくこともできる。さらに、線状支持体14と共に香料保持体13を本体部12とは別に保管しておき、使用する直前に本体部12に取り付けて用いることもできる。
【0035】
また、本第1実施形態によれば、線状支持体14として、棒状、線状、ひも状等の形状を有するものを使用することができ、合成樹脂、金属、炭素繊維、糸等の材質のものを用いることができる。これらのうち、香料保持体13の重量によって適度に湾曲することが可能な弾性を備える材質として、ピアノ線等の金属線や炭素繊維線を用いることが好ましく、線状支持体14をこれらの材質のもので形成することにより、香料保持体13を揺動可能な状態で支持することができると共に、自走式香料発散具10の走行中や方向転換時等において、線状支持体14が撓んで香料保持体13を揺動させることにより、視覚的な楽しみをもたらすことが可能になる。
【0036】
なお、本第1実施形態によれば、香料11を本体部12に取り付けるためのより好ましい具体例として、例えば香料保持体13として直径1〜3cmの多孔性紙製球体を用い、線状支持体14として弾性を有するピアノ線に接合して、このピアノ線を装着孔等に挿入することによって本体部12に取り付ける方法が採用されている。
【0037】
図2及び図3に示す本発明の好ましい第2実施形態に係る自走式香料発散具20は、香料21を常時発香可能な状態で、本体部22に取り付けたものである。すなわち、本第2実施形態によれば、香料21を香料保持体23に保持し、この香料保持体23を小型容器に収容することにより芳香部24として、内部に走行部25を自走させる移動手段を備える本体部22の外側面に沿って直接装着したり、当該本体部22の内側面に沿ってこれの内部に装着し、香料21から発した香りが、芳香部24と本体部22とを貫通して設けた通気孔から外部に発香されるようにしたものである。
【0038】
ここで、香料21を保持する香料保持体23としては、上記第1実施形態の自走式香料発散具10に用いた香料保持体13と同様の、任意の形状、材質のものを用いることができるが、本第2実施形態によれば、香料保持体23の形状を、例えば粒状、シート状、ゲル状等として用いることが好ましい。また粒状の香料保持体23としては、例えば石こう、ケイ酸カルシウム、セルロース、エチレン−酢酸ビニル共重合体ビーズ、ポリアクリル酸塩系ゲルビーズ等を用いることが好ましく、シート状の香料保持体23としては、例えば紙、不織布等を用いることが好ましい。さらに、ゲル状の香料保持体23としては、例えばカラギーナンゲル、金属石鹸ゲル、ポリビニルアルコールゲル等を用いることが好ましい。
【0039】
また、この香料保持体23が収容される芳香部24を構成する小型容器の材質は、特に限定はされないが、耐香料腐蝕性等の観点から、例えばポリオレフィン系樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポレチレンテレフタレート樹脂、金属(鉄、アルミ、ステンレス等)等からなるものを用いることが好ましい。芳香部24を構成する小型容器の形状、大きさもまた、特に限定はされないが、本体部22の外側面や内側面に沿って配置するのに適した形状、大きさを備えるものとすることが好ましい。
【0040】
さらに、自走式香料発散具20の非使用時(非走行時)には、芳香部24に収容された香料保持体23からの香料の揮発による損失を防ぐために、外気と連通する通気孔にフタ等を取り付けておくこともできる。また、香料保持体23を収容した芳香部24を本体部22とは別に保管しておき、使用する直前に本体部22に取り付けて用いることもできる。
【0041】
なお、香料保持体23を収容した芳香部24を本体部22に直接取り付けた本第2実施形態の自走式香料発散具20の好ましい具体例として、例えば香料21をセルロースビーズを用いた香料保持体23に保持させたものを、例えば直径3cm程度×高さ2cm程度の大きさの円柱箱型ポリプロピレン製容器からなる芳香部24に収納して、本体部12の内部に装着した図2に示す自走式香料発散具20や、香料保持体23としてカラギーナンゲルを用いた、同様の構成を有する図3に示す自走式香料発散具20等を挙げることができる。
【0042】
図4〜図7に示す本発明の好ましい第3実施形態に係る自走式香料発散具30は、香料31を間欠的に発香可能な状態で、本体部32に取り付けたものである。すなわち、本第3実施形態の自走式香料発散具30によれば、内部に走行部35を自走させる移動手段を備える本体部32に、例えば一定走行距離毎に、或いは一定走行時間毎に、間欠的に香料31を発香させる間欠発香手段33が設けられている。ここで、一定走行距離毎とは、例えば5m毎等であり、一定走行時間毎とは、例えば3分毎等である。
【0043】
本第3実施形態によれば、香料31は、これを間欠的に発香させやすいように液体状のものとし、エアゾール容器34、プッシュ形容器36等の容器を香料保持体として収容して用いたり、香料31を例えば液体状又はゲル状のものとし、熱伝導性を有する容器を香料保持体として収容して用いられる。
【0044】
ここで、エアゾール容器34は、LPG、フロン等の液体ガスと共に液体状の香料31を容器内に封入し、ノズル部37を押圧することにより当該ノズル部37から香料31を噴射させるようにするものである。
【0045】
また、プッシュ型容器36は、例えばカメラレンズの埃取り用エアブローや、実験器具のゴムスポイト等として使用される、吐出部38の先端部に穴を有し、下部にふくらみのある膨出部39を有する容器であって、膨出部39を押し潰すように押圧することによって、膨出部39の内部に収容した香料31を液体や気体等として吐出部38から吐出させるものである。プッシュ型容器36の材質としては、押圧された後に復元性のある材質であれば特に限定されないが、耐香料腐蝕性の観点から、例えばシリコンゴム製やポリオレフィン系樹脂製のものであることが好ましい。なお、プッシュ型容器36に収容する香料11の希釈剤として、エタノールや水を用いることが好ましい。
【0046】
さらに、熱伝導性を有する容器は、熱伝導性のある材料によって形成される容器であって、その材質は特に限定されないが、耐香料腐蝕性の観点から、例えば金属性(アルミ、鉄等)やポリオレフィン系樹脂を用いて形成することが好ましい。なお、香料31をゲル状として、熱伝導性を有する容器に収容する場合には、例えばカラギーナンゲルや金属石鹸ゲルとすることが好ましい。
【0047】
そして、本第3実施形態の自走式香料発散具30によれば、香料31を間欠的に発香させる間欠発香手段33としては、例えば以下のような機構のものを採用することができる。
【0048】
a)図4に示すように、走行部35を構成する車輪の車軸部と同軸となるように取り付けられた小径歯車40に、一定走行距離毎に1回転する大径歯車41を噛み合わせる。大径歯車41の回転をベルト42を介してカム43に伝え、カム43に設けられたツメ44が、カム43の1回転に1回、香料31を収容したエアゾール容器34のノズル部37やプッシュ形容器の膨出部を押圧するようにして、香料31を吐出させ、発香させる。
【0049】
b)図5に示すように、走行部35を構成する車輪の車軸部に回転カウンターを設け、検知部45によって車輪の回転数を検知すると共に、検知された回転数と連動させつつ、電磁式の押出し駆動部46を駆動させて、一定回転数(=走行距離)毎に、香料31を収容したエアゾール容器34のノズル部37やプッシュ形容器の膨出部を押圧するようにして、香料31を吐出させ、発香させる。
【0050】
c)走行部を構成する車輪の車軸部に回転カウンターを設け、検知部によって車輪の回転数を検知すると共に、検知された回転数をヒーターに取り付けたON,OFFスイッチと連動させ、一定回転数毎に香料を収容した容器と接触させたヒータをONとして加熱することにより香料を発香させる。または、このようにして香料から生じた香りを一定時間ためておいて、一定時間毎に蓋等を開くようにして香りを発香させる。
【0051】
d)走行部を構成する車輪の車軸部に回転カウンターを設け、検知部によって車輪の回転数を検知すると共に、検知された回転数をピエゾ発振子式等の超音波発振子と連動させ、一定回転数毎に香料を収容した容器と接触させた超音波発振子を強制振動させることにより、香料を発香させる。または、このようにして香料から生じた香りを一定時間ためておいて、一定時間毎に蓋等を開くようにして香りを発香させる。
【0052】
e)本体部にタイマーを設けておき、走行開始後、一定時間毎に、電磁式の押し出し駆動部との連動によって、香料を収容したエアゾール容器のノズル部やプッシュ容器の膨出部を押圧するようにして、香料を吐出させ、発香させる。
【0053】
f)本体部にタイマーを設けておき、走行開始後、一定時間毎に、ヒーターに取り付けたON,OFFスイッチと連動させ、香料を収容した容器と接触させたヒータをONとして加熱することにより香料を発香させる。または、このようにして香料から生じた香りを一定時間ためておいて、一定時間毎に蓋等を開くようにして香りを発香させる。
【0054】
g)本体部にタイマーを設けておき、走行開始後、一定時間毎に、ピエゾ発振子式等の超音波発振子と連動させ、香料を収容した容器と接触させた超音波発振子を強制振動させることにより、香料を発香させる。または、このようにして香料から生じた香りを一定時間ためておいて、一定時間毎に蓋等を開くようにして香りを発香させる。
【0055】
h)図6に示すように、本体部32の周面やバンパー部47に、エアゾール容器やプッシュ形容器36を装着しておき、自走式香料発散具30が壁等に衝突した際の衝撃によって、エアゾール容器のノズル部やプッシュ形容器36の膨出部39を押圧するようにして、香料31を吐出させ、発香させる。
【0056】
i)図7に示すように、本体部32の周面やバンパー部47に、スプリングのついた衝撃伝達部48を設けておき、自走式香料発散具30が壁等に衝突した際の衝撃によって、本体部32の内部に装着したエアゾール容器のノズル部やプッシュ形容器36の膨出部39を衝撃伝達部48を介して間接的に押圧するようにして、香料31を吐出させ、発香させる。
【0057】
そして、上記各実施形態の自走式香料発散具10,20,30によれば、香料11,21,31を備えた本体部12,22,32を移動させる床面等の走行面に香料による影響を及ぼすことなく、所定の領域の全域に亘って香料11,21,31を効率良く移動させて、濃度のムラのない均一な香りをスムーズに漂わせることが可能になる。すなわち、上記各実施形態の自走式香料発散具10,20,30によれば、香料11,21,31を備えた本体部12,22,32と、この本体部12,22,32を走行面から間隔をおいた状態に保持して移動させる走行部15,25,35と、走行部15,25,35を自走させる自走移動手段とからなり、所定の領域として、例えば部屋の中の床面等の走行面の全域に亘って本体部12,22,32を移動させつつ香料11,21,31から香りを漂わせて行くことができるので、濃度のムラのない均一な香りを、部屋の全体に例えば数十分〜1,2時間程度の短時間で迅速且つ効果的に漂わせることが可能になる。
【0058】
また、上記各実施形態によれば、香料11,21,31、及び香料保持体13,23,34,36は、走行部15,25,35を介して走行面から間隔をおいた状態に保持された本体部12,22,32に取り付けられて、床面等の走行面と非接触の状態で移動するので、香料11,21,31が例えば酢酸イソアミル等のエステル系の香料素材や、リモネン等のモノテルペン炭化水素系の香料素材を含むものであっても、香料11,21,31の床面への直接の接触を回避して、香料を原因とする塗装の剥がれや腐蝕等の床面への影響を与えることがない。
【0059】
さらに、間欠発香手段33を備えた上記第3実施形態の自走式香料発散具30によれば、間欠的に香料31を発香させることにより、香りの強弱による香りの揺らぎを感じさせることが可能になり、例えば部屋の中に居住者が滞在している場合には、当該居住者に森林内で遭遇するようなより自然空間に近い形で香りを感じさせることが可能になる。また予期せぬ時に発香による強い香りを感じさせて、驚きを伴った楽しみを与えることも可能になる。
【0060】
さらにまた、上述の常時発香方式と間欠発香方式の双方を備えた自走式香料発散具とすることも可能であり、このような双方の機能を備えた自走式香料発散具によれば、香りの種類を同じものとしても良く、異なる香りとすることもできる。また香りの認知しやすさの点から、間欠発香方式による香りの方をはっきりと判る香りにすることが好ましく、例えば常時発香方式の香料をレモン調香料とし、間欠発香方式の香料をコーヒーの香りとしたり、常時発香方式の香料をミント調香料とし、間欠発香方式の香料をユーカリ調香料とすると認知しやくなる。
【0061】
そして、本発明によれば、図8に示すように、香料を備えた本体部52に走行面の清掃を行う清掃手段54を取り付けて、自走式香料発散具50とすることもできる。ここで、清掃手段54は、例えばいわゆる掃除ロボットに用いられるモップ用プレートにペーパモップを装着したものを使用できる他、床面の埃やゴミ等をからめとる性質を有する、乾式又は湿式のモップ、回転ブラシ、粘着ロール等を用いることもできる。
【0062】
本体部52に走行面の清掃を行う清掃手段54を取り付けておくことにより、部屋等の指定された所定の領域を均一化された香りで満たす間に、同時に掃除もし終えることが可能になる。また、上述の間欠発香方式を組み合わせて、例えば予め設定された掃除の終了時に特有の香りを発するようにしておけば、掃除を終了した合図として香料を活用することも可能になる。
【0063】
なお、本発明の自走式香料発散具は、上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、本体部、走行部、自走移動手段等は、これらの機能が発揮される範囲で適宜変更して用いることができる。また、本発明の自走式香料発散具は、住宅内における部屋等の仕切られた領域のみならず、例えば、オフィス、店舗、空港、展示場、寺院、葬儀場、車両等におけるロビー、エントランス、ホール等の仕切られた領域を、予め定められた所定の領域として用いることもできる。さらに、本発明の自走式香料発散具は、芳香用途の他、アロマテラピー用途、消臭用途、防虫用途、抗菌用途等に使用することもでき、店舗や展示場内で商品(コーヒー、お茶、パン、香水等)の香りの宣伝用として使用することもできる。
【0064】
以下、実施例及び比較品により、本発明の自走式香料発散具をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0065】
〔実施例1〕
市販の自走式走行掃除具(商品面:ただいまそうじ虫 花王株式会社製 底部に18cm×5cmの不織布装着掃除ワイパー部を備える。〔図8〕参照)の上部に、下記の方法によって得られた香料ゲル(カラギーナンゲル)15gを設置したものを実施例1の自走式香料発散具とした。実施例1の自走式香料発散具を、所定の領域として家屋内における木質フローリング製の床面を備える4m×3mの長方形のスペースの部屋(窓は閉め切り、室温12℃)に置いて、香料ゲルを常時発香させつつ、30分間、走行面の全域に亘って移動させて、香りを漂わせ、下記の評価方法によって、香りの均一化を評価した。評価結果を表1に示す。なお、自走式走行掃除具は、30分でおおよそ全床面を走行し終えた(掃除し終えた)。
【0066】
【表1】
Figure 2004321497
【0067】
〔香料ゲル(カラギーナンゲル)の製法〕
表2に示す配合のゲル配合液からカラギーナンゲルを常法によって作成した。すなわち、表2のゲル配合液を80℃で加熱混合後、室温にて冷却し、円柱状の香料ゲルを作成した。
【0068】
【表2】
Figure 2004321497
【0069】
〔実施例2〕
実施例1で用いた掃除具と同様の自走式走行掃除具のバンパー部に香料を収容したプッシュ形容器(香料保持体)を取り付けたものを実施例2の自走式香料発散具として、部屋の周囲の壁面に衝突する度に香料が間欠的に発香されるようにした。なお、香料を収容するプッシュ形容器として、実験用シリコンゴム製スポイト(20mL)の中にラベンダーオイル50wt%、エタノール50wt%の香料溶液5gを入れ、スポイトの口径にあう様な先細り管を取り付けたものを用いた。実施例2の自走式香料発散具を、実施例1と同様の4m×3mのスペースの部屋(窓は閉め切り、室温12℃)に置いて、香料ゲルを常時発香させつつ、30分間、走行面の全域に亘って移動させて(プッシュ形容器の壁面への衝突により香りが放出される頻度は、おおよそ30秒に1回であった。)、香りを漂わせ、下記の評価方法によって、香りの均一化を評価した。評価結果を表1に示す。
【0070】
〔比較品1〕
実施例1で用いたものと同じ香料ゲル5gの単体を据置き容器に収容して比較品1の芳香剤とし、常時発香可能な状態で、実施例1と同様の4m×3mのスペースの部屋(窓は閉め切り、室温12℃)の隅部に一つ設置した。比較品1の芳香剤を部屋の隅部に設置してから30分経過後に、香りの均一化を評価した。評価結果を表1に示す。
【0071】
〔香りの均一化の評価〕
比較品1の芳香剤を設置した隅部から50cm離れた近傍(場所A)、部屋の中央部(場所B)、及び比較品1の芳香剤を設置した対角線隅部(場所C)の各々の場所において、30分後に香料による匂いを嗅ぎ、無臭を「0」、何かの匂いがするを「1」、何の匂いかがわかるを「2」、楽に匂うを「3」、強く匂うを「4」、非常に強く匂うを「5」とした匂いの強さの6段階臭気強度評価を行った。
【0072】
表1に示す香りの均一化の評価結果によれば、芳香剤を据え置いた比較品1によれば、これの近傍において不快なほど香りが強く、逆に部屋の対角線隅部では香りを殆ど感じなかったのに対し、本発明に係る実施例1及び実施例2の自走式香料発散具によれば、比較品1の芳香剤と比較して、容易に(何もする事なしに)部屋中に均一な香りを漂わせる事が可能なことが判明する。
【0073】
また、本発明に係る実施例1及び実施例2の自走式香料発散具によれば、香料を走行面である床面に全く接触させることなく移動することができた。なお、実施例1の自走式香料発散具を構成する清掃手段である掃除ワイパー部の不織布に、イソパラフィン95wt%、リモネン4wt%、酢酸イソアミル1wt%の香料組成物を不織布に対して5質量%含浸させて走行させたところ、走行面であるフローリングの表面に損傷(光沢低下、剥がれ)が生じた。
【0074】
【発明の効果】
本発明の自走式香料発散具によれば、床面等の走行面に香料による影響を及ぼすことなく、指定された領域の全域に亘って香料を効率良く移動させて、濃度のムラのない均一な香りをスムーズに漂わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る自走式香料発散具の構成を説明する略示断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る自走式香料発散具の構成を説明する略示断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る自走式香料発散具の他の構成を説明する略示断面図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る自走式香料発散具の構成を説明する略示断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係る自走式香料発散具の他の構成を説明する略示断面図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る自走式香料発散具の他の構成を説明する略示断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る自走式香料発散具の他の構成を説明する略示断面図である。
【図8】清掃手段を本体部に取り付けた自走式香料発散具を例示する略示断面図である。
【符号の説明】
10,20,30,50 自走式香料発散具
11,21,31 香料
12,22,32,52 本体部
13,23,34,36 香料保持体
14 線状支持体
15,25,35 走行部
24 芳香部
33 間欠発香手段
34 エアゾール容器
36 プッシュ形容器
40 小径歯車
41 大径歯車
42 回転ベルト
43 カム
45 検知部
46 押出し駆動部
47 バンパー部
54 清掃手段

Claims (4)

  1. 香料を保持した香料保持体を備えた本体部と、該本体部を走行面から間隔をおいた状態に保持して移動させる走行部と、所定の領域における走行面の全域に亘って前記本体部が移動するように前記走行部を自走させる自走移動手段とからなる自走式香料発散具。
  2. 走行面の清掃を行う清掃手段を前記本体部に取り付けた請求項1記載の自走式香料発散具。
  3. 前記香料を間欠的に発香させる間欠発香手段を備える請求項1又は2に記載の自走式香料発散具。
  4. 前記清掃手段による前記指定された領域における清掃の終了時に、別の香料を発香させる請求項2又は3に記載の自走式香料発散具。
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