JP2001070429A - 揮散媒体揺動型液体揮散装置 - Google Patents
揮散媒体揺動型液体揮散装置Info
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- JP2001070429A JP2001070429A JP24994599A JP24994599A JP2001070429A JP 2001070429 A JP2001070429 A JP 2001070429A JP 24994599 A JP24994599 A JP 24994599A JP 24994599 A JP24994599 A JP 24994599A JP 2001070429 A JP2001070429 A JP 2001070429A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動体の速度の変化に伴う運動エネルギー、
あるいは空気流により生ずる運動エネルギーを利用し
て、芳香剤、消臭剤等の液体を自動的に揮散でき、る自
動揮散装置の提供。 【解決手段】 液体を封入した容器
と、一端を該容器に嵌装した毛管体を含む弾性ウィック
と、該弾性ウィックの他端側に設けた揮散媒体と、該弾
性ウィックと該揮散媒体とが液体を毛管移動可能なよう
に接続されている揮散媒体揺動型液体揮散装置。
あるいは空気流により生ずる運動エネルギーを利用し
て、芳香剤、消臭剤等の液体を自動的に揮散でき、る自
動揮散装置の提供。 【解決手段】 液体を封入した容器
と、一端を該容器に嵌装した毛管体を含む弾性ウィック
と、該弾性ウィックの他端側に設けた揮散媒体と、該弾
性ウィックと該揮散媒体とが液体を毛管移動可能なよう
に接続されている揮散媒体揺動型液体揮散装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾性ウィックと、
該弾性ウィックに設置された揮散媒体の揺動により、芳
香剤等の液体の揮散を促進させる揮散媒体揺動型液体揮
散装置に関する。さらに詳しくは、液体を封入した容器
を移動体例えばドアに取り付け、ドアの移動により弾性
ウィック及び揮散媒体を揺動させ、あるいは空気流によ
り揮散媒体を揺動させることにより、液体、例えば、芳
香剤、消臭剤、殺菌剤、殺虫剤等の揮散を促進せしめる
揮散媒体揺動型液体揮散装置に関する。
該弾性ウィックに設置された揮散媒体の揺動により、芳
香剤等の液体の揮散を促進させる揮散媒体揺動型液体揮
散装置に関する。さらに詳しくは、液体を封入した容器
を移動体例えばドアに取り付け、ドアの移動により弾性
ウィック及び揮散媒体を揺動させ、あるいは空気流によ
り揮散媒体を揺動させることにより、液体、例えば、芳
香剤、消臭剤、殺菌剤、殺虫剤等の揮散を促進せしめる
揮散媒体揺動型液体揮散装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、移動体例えばドア等に取り付けた
自動噴霧装置は、基本的に電気回路を利用したセンサー
型やタイマー型の装置であり、回路設計コスト、電子・
電気部品コスト、組立加工コスト等がかかり、一般家庭
等を含めた広い範囲での普及は困難であった。また上記
のような電気製品の場合には電気エネルギーの供給が不
可欠であり、電池等を含めた供給源の存在を必須として
いた。
自動噴霧装置は、基本的に電気回路を利用したセンサー
型やタイマー型の装置であり、回路設計コスト、電子・
電気部品コスト、組立加工コスト等がかかり、一般家庭
等を含めた広い範囲での普及は困難であった。また上記
のような電気製品の場合には電気エネルギーの供給が不
可欠であり、電池等を含めた供給源の存在を必須として
いた。
【０００３】また、芳香剤、消臭剤、殺菌剤等の自動噴
霧が好適である場合においても、そのような装置が身近
に存在しないために、意図的に噴霧することが必要であ
り、かつ場合によっては必要な噴霧を忘れる場合もしば
しばであった。例えば、トイレへの出入り、病室への出
入り等の場合である。
霧が好適である場合においても、そのような装置が身近
に存在しないために、意図的に噴霧することが必要であ
り、かつ場合によっては必要な噴霧を忘れる場合もしば
しばであった。例えば、トイレへの出入り、病室への出
入り等の場合である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、移動体の速
度の変化に伴う運動エネルギー、あるいは空気流により
生ずる運動エネルギーを利用して、芳香剤、消臭剤等の
液体を自動的に揮散でき、かつ電気エネルギー、電子回
路等を必要としない自動揮散装置の提供を目的とする。
度の変化に伴う運動エネルギー、あるいは空気流により
生ずる運動エネルギーを利用して、芳香剤、消臭剤等の
液体を自動的に揮散でき、かつ電気エネルギー、電子回
路等を必要としない自動揮散装置の提供を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、液体を封入し
た容器と、一端を該容器に嵌装した毛管体を含む弾性ウ
ィックと、該弾性ウィックの他端側に設けた揮散媒体
と、該弾性ウィックと該揮散媒体とが液体を毛管移動可
能なように接続されていることを特徴とする揮散媒体揺
動型液体揮散装置を提供する。さらに本発明は、上記揮
散装置が、移動体に取付られていることを特徴とする揮
散媒体揺動型液体揮散装置を提供する。本発明におい
て、毛管体を含む弾性ウィックは、毛管体と弾性体との
複合体であることを特徴とする上記揮散媒体揺動型液体
揮散装置を提供する。
た容器と、一端を該容器に嵌装した毛管体を含む弾性ウ
ィックと、該弾性ウィックの他端側に設けた揮散媒体
と、該弾性ウィックと該揮散媒体とが液体を毛管移動可
能なように接続されていることを特徴とする揮散媒体揺
動型液体揮散装置を提供する。さらに本発明は、上記揮
散装置が、移動体に取付られていることを特徴とする揮
散媒体揺動型液体揮散装置を提供する。本発明におい
て、毛管体を含む弾性ウィックは、毛管体と弾性体との
複合体であることを特徴とする上記揮散媒体揺動型液体
揮散装置を提供する。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明において、毛管体を含む弾
性ウィックとは、毛管体と弾性体との複合体であり、積
層物の層間を毛管体として作用させるものの外、毛管体
を弾性体で挟持もしくは担持したもの等であり、容器内
の液体を吸い上げることができ、かつ外力により揺動で
きるという特性を有するものをいう。このような毛管体
を含む弾性ウィックとしては、下記するような構造のも
のが例示できる。プラスチックシートやプラスチックフ
ィルムを複数枚積層し、積層物の層間を毛管体として作
用させる構造体。該積層物の層間となる側にクサビ形状
等の溝を設け毛管体として作用させる構造体。金属製あ
るいはプラスチック製の板状弾性体の間に紙、布、糸、
リボン、乾燥植物、発泡樹脂のような毛管体を挟持させ
た構造体。金属製あるいはプラスチック製の円筒状ある
いは角筒状弾性体の孔に毛管体を担持させた構造体。弾
性を有する線材の周囲に毛管体を巻き付けた構造体。弾
性を有する板材の少なくとも一面に毛管体を付着させた
構造体。あるいは円柱状毛管体を弾性を有するプラスチ
ックシート等で被覆した構造体。
性ウィックとは、毛管体と弾性体との複合体であり、積
層物の層間を毛管体として作用させるものの外、毛管体
を弾性体で挟持もしくは担持したもの等であり、容器内
の液体を吸い上げることができ、かつ外力により揺動で
きるという特性を有するものをいう。このような毛管体
を含む弾性ウィックとしては、下記するような構造のも
のが例示できる。プラスチックシートやプラスチックフ
ィルムを複数枚積層し、積層物の層間を毛管体として作
用させる構造体。該積層物の層間となる側にクサビ形状
等の溝を設け毛管体として作用させる構造体。金属製あ
るいはプラスチック製の板状弾性体の間に紙、布、糸、
リボン、乾燥植物、発泡樹脂のような毛管体を挟持させ
た構造体。金属製あるいはプラスチック製の円筒状ある
いは角筒状弾性体の孔に毛管体を担持させた構造体。弾
性を有する線材の周囲に毛管体を巻き付けた構造体。弾
性を有する板材の少なくとも一面に毛管体を付着させた
構造体。あるいは円柱状毛管体を弾性を有するプラスチ
ックシート等で被覆した構造体。
【０００７】本発明において移動体とは、ドア、引戸、
蓋等の非移動性構造体に取付られた移動体、あるいは自
動車、電車、船舶等を含む意味で使用される。本発明に
おいて揮散媒体とは、弾性ウィックを経て移動してきた
液体を揮散する媒体である。揮散媒体は、揮散面積が広
い方が好ましく、通常平面形状である。揮散媒体は、
紙、織布、不織布等、液体を吸液し、かつ揮散できるも
のであれば、適宜任意の材料を選択使用することができ
る。以下本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
蓋等の非移動性構造体に取付られた移動体、あるいは自
動車、電車、船舶等を含む意味で使用される。本発明に
おいて揮散媒体とは、弾性ウィックを経て移動してきた
液体を揮散する媒体である。揮散媒体は、揮散面積が広
い方が好ましく、通常平面形状である。揮散媒体は、
紙、織布、不織布等、液体を吸液し、かつ揮散できるも
のであれば、適宜任意の材料を選択使用することができ
る。以下本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
【０００８】図１及び図２は、液体４を入れた容器１に
弾性ウィック２の一端を嵌装し、該弾性ウィック２の他
端側に揮散媒体３を設けた例を示す説明図である。図１
及び図２に示す揮散媒体は比較的広い面積を有し、空気
流中に設置すると、弾性体及び揮散媒体が揺動し、液体
の揮散が促進される。図３及び図４も本発明の揮散媒体
揺動型液体揮散装置の他の態様を示す説明図である。図
３の装置では、弾性ウィックを２股とし、かつ傾斜させ
ることにより、揮散媒体３の揺動を容易ならしめたもの
である。図４は渦巻き状の揮散媒体３を設けることによ
り、空気流による揺動を容易ならしめたものである。
弾性ウィック２の一端を嵌装し、該弾性ウィック２の他
端側に揮散媒体３を設けた例を示す説明図である。図１
及び図２に示す揮散媒体は比較的広い面積を有し、空気
流中に設置すると、弾性体及び揮散媒体が揺動し、液体
の揮散が促進される。図３及び図４も本発明の揮散媒体
揺動型液体揮散装置の他の態様を示す説明図である。図
３の装置では、弾性ウィックを２股とし、かつ傾斜させ
ることにより、揮散媒体３の揺動を容易ならしめたもの
である。図４は渦巻き状の揮散媒体３を設けることによ
り、空気流による揺動を容易ならしめたものである。
【０００９】図５は、本発明の液体揮散装置を取り付け
治具５によりドア６に取付た場合を示す説明図である。
ドアの開閉により、弾性ウィック２及び揮散媒体３が揺
動し、液体の揮散を促進する。
治具５によりドア６に取付た場合を示す説明図である。
ドアの開閉により、弾性ウィック２及び揮散媒体３が揺
動し、液体の揮散を促進する。
【００１０】
【発明の効果】本発明によれば、電気製品等のように電
力、回路設計、電子、電気部品、組み立て加工等の付随
的コストを要することなく、移動体の移動により生ずる
速度の変化による運動エネルギーあるいは空気流による
運動エネルギーを利用して、容器内部の液体等の揮散を
自動的に促進できる揮散媒体揺動型液体揮散装置が提供
される。本発明によれば、意識的な噴霧操作を必要とす
ることなく、自動的に消臭剤等の液体の揮散を促進でき
る揮散装置が提供される。
力、回路設計、電子、電気部品、組み立て加工等の付随
的コストを要することなく、移動体の移動により生ずる
速度の変化による運動エネルギーあるいは空気流による
運動エネルギーを利用して、容器内部の液体等の揮散を
自動的に促進できる揮散媒体揺動型液体揮散装置が提供
される。本発明によれば、意識的な噴霧操作を必要とす
ることなく、自動的に消臭剤等の液体の揮散を促進でき
る揮散装置が提供される。
【図１】 本発明の揮散媒体揺動型液体揮散装置を示す
説明図である。
説明図である。
【図２】 揮散媒体揺動型液体揮散装置の他の態様を示
す説明図である。
す説明図である。
【図３】 揮散媒体揺動型液体揮散装置の他の態様を示
す説明図である。
す説明図である。
【図４】 揮散媒体揺動型液体揮散装置の他の態様を示
す説明図である。
す説明図である。
【図５】 揮散媒体揺動型液体揮散装置をドアに取付た
場合を示す説明図である。
場合を示す説明図である。
１ 容器 ２ 弾性体ウィック ３ 揮散媒体 ４ 液体 ５ 取付用治具 ６ ドア ７ 壁
Claims (3)
- 【請求項１】 液体を封入した容器と、一端を該容器に
嵌装した毛管体を含む弾性ウィックと、該弾性ウィック
の他端側に設けた揮散媒体と、該弾性ウィックと該揮散
媒体とが液体を毛管移動可能なように接続されているこ
とを特徴とする揮散媒体揺動型液体揮散装置。 - 【請求項２】 液体を封入した容器が、移動体に取付ら
れていることを特徴とする請求項１記載の揮散媒体揺動
型液体揮散装置。 - 【請求項３】 毛管体を含む弾性ウィックが、毛管体と
弾性体の複合体であることを特徴とする請求項１記載の
揮散媒体揺動型液体揮散装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24994599A JP2001070429A (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | 揮散媒体揺動型液体揮散装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24994599A JP2001070429A (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | 揮散媒体揺動型液体揮散装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001070429A true JP2001070429A (ja) | 2001-03-21 |
Family
ID=17200526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24994599A Pending JP2001070429A (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | 揮散媒体揺動型液体揮散装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001070429A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004321497A (ja) * | 2003-04-24 | 2004-11-18 | Kao Corp | 自走式香料発散具 |
| JP2005263301A (ja) * | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Gifu Plast Ind Co Ltd | 芳香容器及び芳香方法 |
| JP2008537697A (ja) * | 2005-04-14 | 2008-09-25 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 揮発性材料を送出するための、エネルギーを要するシステム及び装置 |
-
1999
- 1999-09-03 JP JP24994599A patent/JP2001070429A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004321497A (ja) * | 2003-04-24 | 2004-11-18 | Kao Corp | 自走式香料発散具 |
| JP2005263301A (ja) * | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Gifu Plast Ind Co Ltd | 芳香容器及び芳香方法 |
| JP2008537697A (ja) * | 2005-04-14 | 2008-09-25 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 揮発性材料を送出するための、エネルギーを要するシステム及び装置 |
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