JP2020143541A - トイレ用リモコン - Google Patents

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Abstract

【課題】取付面に着脱自在に取り付けた際に、取付面からの突出量を小さくできるトイレ用リモコンを提供する。【解決手段】トイレ装置を操作するために用いるトイレ用リモコンRであって、前記トイレ装置に操作信号を送信するリモコン本体10と、取付面Tに固定されて前記リモコン本体10を着脱自在に保持するホルダ30と、を備え、前記リモコン本体10に凹部15が設けられ、前記ホルダ30が前記凹部15に位置した状態で、前記リモコン本体10が前記ホルダ30に保持される。【選択図】図1

Description

本発明は、トイレ用リモコンに関する。
従来、トイレ装置を操作するために用いるトイレ用リモコンが知られている。トイレ用リモコンは、トイレ装置に操作信号を送信するリモコン本体を備えている。リモコン本体は、持ち運びできるハンディタイプのものがある。ハンディタイプのリモコン本体は、一般に、取付面に固定されたホルダに着脱自在に保持される。例えば下記特許文献1の図1には、箱型をなすホルダにリモコン本体を挿入して保持するものが記載されている。ホルダは、上面側が開口した形態をなし、リモコン本体は上方から挿入される。リモコン本体は、ホルダの周面及び下面によって、ホルダに保持される。
特開2011−84867号公報
しかしながら、上記のような構成では、ホルダの厚さ寸法分、すなわちリモコン本体の厚さ寸法とリモコン本体の着脱のためのクリアランスとを含む寸法分が、取付面から突出する。このため、トイレ用リモコンが取付面から突出する量が大きく、見た目がよくなかったり、邪魔になったりするという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、取付面に着脱自在に取り付けた際に、取付面からの突出量を小さくできるトイレ用リモコンを提供することを目的とする。
本発明のトイレ用リモコンは、トイレ装置を操作するために用いるトイレ用リモコンであって、前記トイレ装置に操作信号を送信するリモコン本体と、取付面に固定されて前記リモコン本体を着脱自在に保持するホルダと、を備え、前記リモコン本体に凹部が設けられ、前記ホルダが前記凹部に位置した状態で、前記リモコン本体が前記ホルダに保持されるものである。
本発明によれば、ホルダがリモコン本体の凹部に位置してリモコン本体をホルダが保持するため、取付面とリモコン本体との間の隙間を小さくできるから、トイレ用リモコンの取付面からの突出量を小さくできる。
本実施例におけるトイレ用リモコンであって、リモコン本体の裏面側及びホルダの表面側を示す斜視図 取付面に固定されたホルダにリモコン本体が保持された状態を示す正面図 取付面に固定されたホルダにリモコン本体が保持された状態を示す断面図であって、図2のA−A位置における断面に相当する断面図 リモコン本体の裏面を示す背面図 蓋部材を取り外した状態のホルダを示す斜視図
本発明の好ましい形態を以下に示す。
本発明のトイレ用リモコンは、前記リモコン本体と前記ホルダとを固定する磁石を備えているものとしてもよい。このような構成によれば、磁力によりリモコン本体がホルダに保持されるから、保持力を確保できる。
本発明のトイレ用リモコンは、取付面に固定された前記ホルダに前記リモコン本体が保持されたリモコン取付状態において、前記凹部の上下両面及び前記ホルダの上下両面が、前記ホルダに対する前記リモコン本体の上下方向の位置決めを行う位置決め部であるものとしてもよい。このような構成によれば、リモコン本体の凹部をホルダに嵌め込むことにより、リモコン本体の上下方向の位置を決めることができる。
また、本発明のトイレ用リモコンは、前記リモコン本体が、前記リモコン取付状態において、前記取付面の正面側から見たときに、前記ホルダの全体を覆っているものとしてもよい。このような構成によれば、リモコン取付状態で取付面の正面側からホルダが見えないから、見た目を良くすることができる。
また、本発明のトイレ用リモコンは、前記凹部に操作部が設けられているものとしてもよい。このような構成によれば、リモコン本体をホルダに着脱する際、操作部に手が触れにくいから、意図しない操作部の操作を防止できる。
また、本発明のトイレ用リモコンにおいて、前記リモコン本体は、前記取付面に臨む側の面に操作部が設けられ、前記ホルダは、前記リモコン取付状態において前記操作部と対向する領域に窪み部が形成されているものとしてもよい。このような構成によれば、リモコン取付状態でホルダがリモコン本体の操作部に接触しないから、ホルダと操作部との当接を防ぐことができる。
<実施例>
以下、本発明を具体化した一実施例について、図1〜図4を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例におけるトイレ用リモコンRは、図示しないトイレ装置を操作するために用いられる。トイレ用リモコンRは、トイレ装置に操作信号を送信するリモコン本体10を備えている。リモコン本体10は、持ち運びできるハンディタイプのものである。トイレ用リモコンRは、リモコン本体10を着脱自在に保持するホルダ30を備えている。ホルダ30は、取付面Tに固定される。リモコン本体10には、ホルダ30が位置する凹部15が設けられている。リモコン本体10は、凹部15がホルダ30に位置した状態で取付面Tに固定されたホルダ30に保持される。以下、各構成部材において、取付面Tに固定されたホルダ30にリモコン本体10が保持された状態(リモコン取付状態)における上側(図3では上側)を上方、下側(図3では下側)を下方とし、リモコン取付状態における取付面Tに臨む側(図3では左側)を裏側、その反対側(図3では右側)を表側として説明する。
リモコン本体10は、片手で持って操作できる大きさを有している。リモコン本体10は、上下方向に長い略長方形の板状をなしている。リモコン本体10の上下方向の寸法及び左右方向の寸法は、ホルダ30の上下方向の寸法及び左右方向の寸法より大きい。
リモコン本体10の表面12(リモコン取付状態において取付面Tと反対側の面)は、図3に示すように、全体が透明な樹脂カバー13で覆われた凹凸のないフラットな面である。
リモコン本体10の表面12には、図2に示すように、第1操作部14が設けられている。第1操作部14は、使用頻度の多い操作スイッチを有している。操作スイッチは、トイレ装置の各種機能を実行する際に操作されるものであり、例えば便器洗浄(大、小)、局部洗浄、便座便蓋の開閉操作、温風乾燥、洗浄強さの調整、ノズル位置の調整、各種温度の調整などのスイッチである。第1操作部14は、触れるだけで反応する静電スイッチが用いられている。
リモコン本体10の裏面11には、図1及び図4に示すように、ホルダ30に嵌合する凹部15が設けられている。凹部15の大きさは、リモコン本体10の長さ(上下方向の寸法)の半分よりも大きく、リモコン本体10の幅(左右方向の寸法)の半分よりも大きく形成されている。凹部15は、リモコン本体10の上側略半分以上の領域(第1操作部14に対応する領域)に形成されている。凹部15は、周面(上下両面16及び左右両面17)によって全周が取り囲まれた方形状の凹みである。凹部15の奥面18は、リモコン本体10の表面12と略平行である。
凹部15の上下両面16及び左右両面17には、凹部15とホルダ30との嵌合動作を案内する傾斜部19が設けられている。傾斜部19は、図3に示すように、凹部15の奥面18から裏側(凹部15の開放側)に向かって互いの間隔が広がるように傾斜している。
リモコン本体10の裏面11には、図4に示すように、第2操作部21が設けられている。第2操作部21は、使用頻度の少ない設定スイッチを有している。設定スイッチは、リモコン本体の電源のON,OFFや、節電や自動洗浄等のON,OFF設定、また時刻の設定等を行う際に操作される。第2操作部21は、押圧操作により動作する押圧スイッチが用いられている。リモコン本体10の裏面11には、設定状態などを表示する表示部22が備えられている。
第2操作部21及び表示部22は、凹部15の奥面18に設けられている。第2操作部21は、凹部15の奥面18のうち上側の領域に配されている。表示部22は、凹部15の奥面18のうち下側の領域に配されている。
リモコン本体10には、図1に示すように、リモコン本体10とホルダ30とを固定する磁石(以後、本体側磁石23と称する。)が備えられている。本体側磁石23は、凹部15の形成範囲内に備えられている。本体側磁石23は、後述するホルダ30の窪み部36を避けた位置に配置されている。本体側磁石23は、凹部15の下端の左右両端部に一対と、凹部15の上下方向における中間部の左右両側に一対とが備えられている。言い換えると、本体側磁石23は、表示部22の角部の近傍に一ずつ配置されている。
リモコン本体10には、第1操作部14の操作時に振動する振動モータや、リモコン本体10の傾き検出に用いられる3軸センサが備えられている。リモコン本体10の下部(凹部15より下側の部分)には、電池が収納される収納部24が設けられている。
ホルダ30は、図1に示すように、リモコン本体10の凹部15と概ね同形の長方形状をなしている。ホルダ30の大きさは、リモコン本体10の長さ(上下方向の寸法)の半分よりも大きく、リモコン本体10の幅(左右方向の寸法)の半分よりも大きく形成されている。ホルダ30は、リモコン本体10より薄い板状をなしている。ホルダ30は、全体が凹部15に嵌合する。言い換えると、ホルダ30の面方向の大きさ(上下方向の寸法及び左右方向の寸法)は、凹部15の奥面18の大きさより小さい。ホルダ30の厚さ寸法(表裏方向の寸法)は、図3に示すように、凹部15の深さ寸法(表裏方向の寸法)より大きい。
ホルダ30は、取付面Tに固定された状態(以後、固定状態と称する。)において取付面Tに略平行をなす表面及び裏面を備えている。ホルダ30は、表面及び裏面の外周を取り囲む外周面(上下両面34及び左右両面35)を備えている。ホルダ30の上下両面34及び左右両面35には、図3に示すように、凹部15の上下両面16及び左右両面17の傾斜部19と概ね同じ勾配で傾斜した傾斜部33が設けられている。傾斜部33は、上下両面34及び左右両面35の表側の端部に形成されている。
ホルダ30の表面31には、図1に示すように、リモコン取付状態において第2操作部21と対向する部分に窪み部36が形成されている。窪み部36は、ホルダ30の表面31の上側領域にわたる方形状をなす。窪み部36は、第2操作部21が配置された領域全体に相当する大きさである。窪み部36は、段差部37で全周を囲まれている。ホルダ30の表面31は、段差部37を除き平坦な面とされている。
ホルダ30には、図1に示すように、リモコン本体10とホルダ30とを固定する磁石(以後、ホルダ側磁石38と称する。)が備えられている。ホルダ側磁石38は、本体側磁石23と対応する位置に4つが配置されている。ホルダ側磁石38は、本体側磁石23より大きいブロック状をなしている。
ホルダ30には、図3に示すように、ホルダ30を取付面Tに固定するための固定部39が設けられている。固定部39には、ビス孔が形成されている。固定部39は、図5に示すように、ホルダ30のうち窪み部36より下方の領域に設けられている。固定部39は、上下に一対が備えられている。固定部39は、ホルダ30に対し着脱自在な蓋部材41で覆われている。
次に、リモコン取付状態について説明する。
固定状態のホルダ30の上下両面34は左右方向で概ね水平をなし、ホルダ30の左右両面35は概ね垂直をなす(図2参照)。
リモコン取付状態では、リモコン本体10の凹部15の上下両面16とホルダ30の上下両面34とが当接または近接して配される。凹部15の上下両面16及びホルダ30の上下両面34は、ホルダ30に対してリモコン本体10の上下方向の位置決めを行う位置決め部である。
リモコン取付状態では、リモコン本体10の凹部15の左右両面17とホルダ30の左右両面35とが当接または近接して配される。凹部15の左右両面17及びホルダ30の左右両面35は、ホルダ30に対してリモコン本体10の左右方向の位置決めを行う位置決め部である。
リモコン取付状態では、本体側磁石23とホルダ側磁石38とが近接する。本体側磁石23及びホルダ側磁石38の磁力によりリモコン本体10がホルダ30にガタつきなく固定される。
ホルダ30の表面31は、図3に示すように、窪み部36を除き、凹部15の奥面18と当接または近接して配される。図3の拡大図に示すように、窪み部36においては、ホルダ30の表面31は、凹部15の奥面18から離れて配される。
リモコン取付状態におけるトイレ用リモコンRを取付面Tの正面側から見ると、図2に示すように、リモコン本体10がホルダ30の全体を覆っている。
リモコン取付状態におけるトイレ用リモコンRを側面側から見ると、図3に示すように、リモコン本体10の裏面11と取付面Tとの間に若干の隙間Sが空いている。隙間Sの表裏方向の寸法は、ホルダ30の厚さ寸法(表裏方向の寸法)の半分程度の寸法である。
次に、本実施例にかかるトイレ用リモコンRの使用に関する動作の一例を説明する。
まず、リモコン本体10をホルダ30から取り外す。使用者がリモコン本体10を把持してホルダ30から離す方向に動かす。このとき、使用者は、リモコン本体10を任意の方向に動かしてホルダ30から取り外すことができる。すなわち、使用者は、リモコン本体10を、上下左右のどの方向に動かしてもホルダ30から取り外すことができる。この際、使用者は、第1操作部14を避けた領域を把持しやすい。すなわち使用者は、第1操作部14に対応する位置に設けられた凹部15ではなく、他の部分を把持しやすい。第2操作部21が凹部15の奥面18に設けられているから、リモコン本体10を把持した使用者の指が第2操作部21を押圧しにくい。これにより、リモコン本体10をホルダ30から取り外す際の第2操作部21の誤操作を防ぐことができる。
次に、リモコン本体10を操作する。第1操作部14をタッチして、便器洗浄や局部洗浄などトイレ装置の各種機能を実行する。この際、振動モータが振動し、使用者は触覚的フィードバックを得られる。また、第2操作部21を押圧して、各種の設定を行う。第2操作部21の操作は、リモコン本体10の裏面11を上方に向け、リモコン本体10を横向きに把持して行われる。この際、3軸センサにより、使用者が第2操作部21を操作しようとしていることが検出され、第1操作部14は操作不能になる。よって、使用者の手指が第1操作部14に触れても、第1操作部14が誤って操作されることを防ぐことができる。
次に、リモコン本体10をホルダ30に取り付ける。リモコン本体10の裏面11を取付面Tに向けて凹部15をホルダ30に嵌合する。この際、使用者は、リモコン本体10を任意の方向からホルダ30に近づけることができる。すなわち、使用者は、リモコン本体10を、上下左右のどの方向からでもホルダ30に近づけることができる。この際、第2操作部21が凹部15の奥面18に設けられているから、リモコン本体10を把持した使用者の指が第2操作部21を押圧しにくい。これにより、リモコン本体10をホルダ30に取り付ける際の第2操作部21の誤操作を防ぐことができる。
リモコン本体10の凹部15がホルダ30の位置に配されると、凹部15の傾斜部19及びホルダ30の傾斜部33によって凹部15とホルダ30との嵌合が案内される。凹部15とホルダ30とが嵌合すると同時に、本体側磁石23とホルダ側磁石38とが表裏に近接し、本体側磁石23及びホルダ側磁石38の磁力でリモコン本体10が固定される。
以上により、トイレ用リモコンRの使用に関する一連の動作が完了する。
次に、上記のように構成された実施例の作用および効果について説明する。
本実施例におけるトイレ用リモコンRは、トイレ装置を操作するために用いるトイレ用リモコンRである。トイレ用リモコンRは、トイレ装置に操作信号を送信するリモコン本体10と、取付面Tに固定されてリモコン本体10を着脱自在に保持するホルダ30と、を備えている。リモコン本体10には凹部15が設けられている。ホルダ30が凹部15に嵌合した状態で、リモコン本体10がホルダ30に保持される。この構成によれば、取付面Tとリモコン本体10との間の隙間Sを小さくできるから、トイレ用リモコンRの取付面Tからの突出量を小さくできる。
また、トイレ用リモコンRは、リモコン本体10とホルダ30とを固定する本体側磁石23、ホルダ側磁石38を備えている。この構成によれば、磁力によりリモコン本体10がホルダ30に保持されるから、保持力を確保できる。
また、トイレ用リモコンRは、リモコン取付状態において、凹部15の上下両面16及びホルダ30の上下両面34が、リモコン本体10及びホルダ30の上下方向の位置決めを行う位置決め部である。この構成によれば、リモコン本体10の凹部15をホルダ30に嵌め込むことにより、リモコン本体10がホルダ30に位置決めされるから、リモコン本体10をホルダ30に取り付ける作業を容易に行うことができる。
また、トイレ用リモコンRは、リモコン取付状態におけるリモコン本体10が、取付面Tの正面側から見たときに、ホルダ30の全体を覆う大きさを有する。この構成によれば、リモコン取付状態で取付面Tの正面側からホルダ30が見えないから、リモコン取付状態の見た目を良くすることができる。
また、トイレ用リモコンRは、凹部15に第2操作部21が設けられている。この構成によれば、リモコン本体10をホルダ30に着脱する際、操作部に手が触れにくいから、意図しない第2操作部21の操作を防止できる。
また、リモコン本体10は、裏面11に第2操作部21が設けられ、ホルダ30は、リモコン取付状態において第2操作部21と対向する領域に窪み部36が形成されている。この構成によれば、リモコン取付状態でホルダ30がリモコン本体10の第2操作部21に接触しないから、ホルダ30と第2操作部21との当接を防ぐことができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、凹部15は、周面によって全周が取り囲まれているが、これに限らず、凹部は、例えば左右が開放されていてもよい。
(2)上記実施例では、凹部15及びホルダ30は、ともに長方形状をなしているが、これに限らず、凹部及びホルダは互いに嵌合できる形状であればよく、例えば共に円形状であってもよいし、一方が長方形状、他方が台形状等、凹部とホルダとが異なる形状であってもよい。
(3)上記実施例では、リモコン本体10とホルダ30とを本体側磁石23及びホルダ側磁石38により固定するが、これに限らず、他の固定手段を用いてもよいし、このような固定手段を用いることなく、凹部及びホルダの嵌合のみ(例えば凹部とホルダとの嵌合代(嵌合深さ)を増す等)によってリモコン本体をホルダに保持してもよい。
(4)上記実施例では、ホルダ30の全体が凹部15に嵌合するが、これに限らず、ホルダは、凹部との嵌合部分と、この嵌合部分から取付面に平行な方向に延出する部分(リモコン取付状態において、取付面の正面側から見たときに、リモコン本体によって覆われない部分)を有していてもよい。
(5)上記実施例では、凹部15の上下両面16及びホルダ30の上下両面34が、ホルダ30に対するリモコン本体10の上下方向の位置決めを行うが、これに限らず、凹部の上下両面及びホルダの上下両面は、必ずしもこのような位置決め機能を有しなくてもよい。
(6)上記実施例では、リモコン取付状態におけるリモコン本体10を取付面Tの正面側から見たときに、リモコン本体10がホルダ30の全体を覆う大きさを有するが、これに限らず、リモコン本体は、ホルダを部分的に覆う大きさであってもよい。
(7)上記実施例では、リモコン本体10の裏面11の凹部15に第2操作部21が設けられているが、必ずしもリモコン本体の裏面に操作部を設けなくてもよいし、第2操作部をリモコン本体の裏面の凹部ではない領域に設けてもよい。
(8)上記実施例では、ホルダ30に窪み部36が設けられているが、必ずしもホルダに窪み部を設けなくてもよい。この場合、第2操作部側に窪み部を設けてもよく、例えば凹部の奥面に窪み部を形成し、この窪み部に第2操作部を設けてもよい。
(9)上記実施例では、本体側磁石23及びホルダ側磁石38の形状、個数、配置位置などを例示したが、これに限らず、磁石の形状、個数、配置位置などは任意に変更でき、例えば磁石の形状は、棒状や枠状などであってもよい。
(10)上記実施例では、ホルダ30の上下両面34及び左右両面35に、凹部15の上下両面16及び左右両面17の傾斜部19と概ね同じ勾配で傾斜した傾斜部33が設けられているが、これに限らず、ホルダの傾斜部は凹部の傾斜部と同じ勾配でなくてもよく、また湾曲面などであってもよい。
(11)上記実施例では、リモコン本体10の凹部15にホルダ30が嵌合するが、その嵌合は、リモコン本体10とホルダ30との間に隙間があるようにしてもよい。
(12)上記実施例では、リモコン本体10に本体側磁石23を設け、ホルダ30にホルダ側磁石38を設けたが、これに限らず、リモコン本体及びホルダのどちらか一方のみに磁石を設けてもよい。
R…トイレ用リモコン
T…取付面
10…リモコン本体
11…リモコン本体の裏面(リモコン本体のうち取付面に臨む側の面)
15…凹部
16…凹部の上下両面
21…第2操作部(操作部)
23…本体側磁石
30…ホルダ
34…ホルダの上下両面
36…窪み部
38…ホルダ側磁石

Claims (6)

  1. トイレ装置を操作するために用いるトイレ用リモコンであって、
    前記トイレ装置に操作信号を送信するリモコン本体と、
    取付面に固定されて前記リモコン本体を着脱自在に保持するホルダと、を備え、
    前記リモコン本体に凹部が設けられ、
    前記ホルダが前記凹部に位置した状態で、前記リモコン本体が前記ホルダに保持されるトイレ用リモコン。
  2. 前記リモコン本体と前記ホルダとを固定する磁石を備えている請求項1に記載のトイレ用リモコン。
  3. 取付面に固定された前記ホルダに前記リモコン本体が保持されたリモコン取付状態において、前記凹部の上下両面及び前記ホルダの上下両面が、前記ホルダに対する前記リモコン本体の上下方向の位置決めを行う位置決め部である請求項1又は請求項2に記載のトイレ用リモコン。
  4. 前記リモコン本体は、前記リモコン取付状態において、前記取付面の正面側から見たときに、前記ホルダの全体を覆っている請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のトイレ用リモコン。
  5. 前記凹部に操作部が設けられている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のトイレ用リモコン。
  6. 前記リモコン本体は、前記取付面に臨む側の面に操作部が設けられ、
    前記ホルダは、前記リモコン取付状態において前記操作部と対向する領域に窪み部が形成されている請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のトイレ用リモコン。
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