JP2020141613A - 田植機 - Google Patents

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Abstract

【課題】クラッチ用の連係機構やワイヤーハーネスを支持するための構成の簡素化を図ることが要望されていた。【解決手段】苗のせ台24に載置される苗を取り出して圃場に植え付ける複数の植付機構25と、載置される苗を各別に縦送りする複数の縦送り装置54と、縦送り装置54を作動状態と停止状態とに切り換え可能な端数条縦送りクラッチ64A、64B、64Cとが備えられ、切換操作具77R,77Lと端数条縦送りクラッチ64A、64B、64Cとを連係する連係機構78,80の途中部を支持する連係支持部と、ハーネス支持部とが一体的に形成された連係用ブラケット87が、苗のせ台24の裏面側に備えられている。【選択図】図3

Description

本発明は、苗のせ台に設けられた複数の苗載置台に載置された苗を植付機構によって取り出して圃場に植えるようにした田植機に関する。
この種の田植機では、従来より、苗のせ台の苗載置部には、載置されている苗を植付機構に向けて縦送りする回動ベルト式の縦送り装置が備えられ、縦送り装置は、苗のせ台の上部に備えられた手動式の切換操作具の操作に伴って動作の入り切りを行えるように構成されている。すなわち、縦送り装置の作動を入り切りする端数条縦送りクラッチが備えられ、切換操作具と端数条縦送りクラッチとが、苗のせ台の裏面に沿って上下方向に延びる連係機構を介して連係されている。そして、苗のせ台の裏面側における縦送り装置の上下中間位置において、苗のせ台の左右方向の略全幅に亘って延びる横フレームが備えられ、この横フレームによって連係機構の途中部が支持されていた(例えば、特許文献1参照)。
又、従来より、複数の苗載置部の夫々に、載置されている苗が残り少なくなったことを検出して報知するための苗残量センサが備えられ、複数の苗残量センサの検出情報を機体側に伝えるワイヤーハーネスが苗のせ台の裏面に沿って横方向に配索されている。そして、苗のせ台の横方向の略全幅に亘って延びる横フレームの下面側に略U字状の案内溝が一体的に形成されて、ワイヤーハーネスは、案内溝の内部に収納される状態で支持されていた(例えば、特許文献2参照)。
特開2018−117562号公報 特開2004−252号公報
上記従来構成では、連係機構やワイヤーハーネスを支持するために横フレームが備えられるが、この横フレームは、支持強度を向上するために断面形状が角筒状あるいはU字状に形成され、且つ、苗のせ台の左右方向の略全幅に亘って延びる長い形状となる。その結果、横フレームが構造が複雑で且つ大型の部材となって、コスト高を招いたり、苗のせ台全体が大重量化する等の不利な面があった。
そこで、クラッチ用の連係機構やワイヤーハーネスを支持するための構成の簡素化を図ることが要望されていた。
本発明に係る田植機の特徴構成は、複数列の苗載置部が備えられた苗のせ台と、複数の前記苗載置部に載置される苗を取り出して圃場に植え付ける複数の植付機構と、複数の前記苗載置部に載置される苗を各別に縦送りする複数の縦送り装置と、手動式の切換操作具の操作に伴って前記縦送り装置を縦送り作動状態と縦送り停止状態とに切り換え可能な端数条縦送りクラッチとが備えられ、前記切換操作具と前記端数条縦送りクラッチとが、前記苗のせ台の裏面に沿って上下方向に延びる連係機構を介して連係され、前記苗のせ台の複数の苗載置部夫々に備えられる複数の苗残量センサの検出情報を機体側に伝えるワイヤーハーネスが、前記苗のせ台の裏面に沿って横方向に配索され、前記連係機構の途中部を支持するとともに、前記ワイヤーハーネスの配索途中部を支持する連係用ブラケットが、前記苗のせ台の裏面側に備えられ、前記連係用ブラケットに、前記切換操作具の操作により前記端数条縦送りクラッチが切り換わるように前記連係機構を支持する連係支持部と、前記ワイヤーハーネスを支持するハーネス支持部とが一体的に形成されている点にある。
本発明によれば、連係用ブラケットは、連係機構の途中部及びワイヤーハーネスの配索途中部を支持するものであるから、横方向並びに上下方向に幅狭の形状にて構成することができ、苗のせ台の左右方向の略全幅に亘って延びる長い形状になって部材が大型化する等のおそれはなく、小型の形状のものになる。
又、連係用ブラケットには、連係機構を支持する連係支持部と、ワイヤーハーネスを支持するハーネス支持部とが一体的に形成されるので、例えば、連係支持部とハーネス支持部とを各別に備えて、それらを各別に組付ける構成に比べて構成が簡素になり、苗のせ台への取付も容易に行える。
従って、クラッチ用の連係機構やワイヤーハーネスを支持するための構成の簡素化を図ることが可能となった。
本発明においては、前記連係用ブラケットは、前後方向視において、前記苗のせ台における隣り合う前記苗載置部の間の領域に備えられていると好適である。
本構成によれば、苗のせ台における隣り合う苗載置部同士の間には、縦送り装置が存在しない空き領域を有効に利用して、外方への突出等のない状態でコンパクトに連係用ブラケットを配備することができる。
本発明においては、複数の前記植付機構のうちの横方向に隣り合う2つの植付機構を駆動する入り状態と、前記2つの植付機構を停止させる切り状態とに切換え可能な端数条植えクラッチが備えられ、前記切換操作具と前記端数条植えクラッチとが連係され、前記端数条縦送りクラッチが、前記端数条植えクラッチの操作対象である前記2つの植付機構に対応する前記苗載置部における苗縦送りを可能にする入り状態と、前記2つの苗載置部における苗縦送りを停止させる切り状態とに切換え可能であると好適である。
本構成によれば、切換操作具の操作によって、横方向に隣り合う2つの植付機構を同時に入り状態と切り状態とに切り換えることができるとともに、前記2つの植付機構に対応する苗載置部における苗縦送りを行う状態と行わない状態とに一挙に切り換えることができる。その結果、煩わしさなく、2条分の植付け作動と縦送り作動とを適切な状態に切り換えることができる。
乗用型田植機の全体を示す左側面である。 苗植付装置の一部を示す左側面図である。 苗植付装置の正面図である。 苗植付装置を後方から見た状態での展開図である。 端数条植えクラッチを示す断面図である。 右の端数条縦送りクラッチを示す断面図である。 左の端数条縦送りクラッチを示す断面図である。 連係用ブラケットを示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、本発明を、作業機の一例である乗用型田植機に適用した実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、以下のように記載している。機体の作業走行時における前進側の進行方向(図1にて符号Fで示す方向)が「前」であり、後進側の進行方向(図1にて符号Bで示す方向)が「後」である。前後方向での前向き姿勢を基準として右側に相当する方向(図3,4にて符号Rで示す方向)が「右」であり、左側に相当する方向(図3,4にて符号Lで示す方向)が「左」である。又、図1にて符号Uで示す方向が「上」であり、符号Dで示す方向が「下」である。尚、図3では、正面視で記載しているので図面上で右と左とが反転している。
〔全体構成〕
乗用型田植機の全体構成について説明する。
図1に示すように、乗用型田植機は、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2で支持された走行車体3の後部に、上下揺動自在なリンク機構4が備えられて、リンク機構4の後部に4条植え型式の苗植付装置5が昇降自在に支持され、リンク機構4を昇降駆動する油圧シリンダ6が備えられている。
走行車体3の後部に、田面に肥料を供給する施肥装置7が設けられており、苗植付装置5の前側の下部に、田面を整地する整地装置8が支持されている。図1に示すように、施肥装置7に、ホッパー9、繰り出し部10、ブロア11、作溝器12及びホース13等が設けられている。すなわち、走行車体3において運転座席14の後側に、肥料を貯留するホッパー9及び繰り出し部10が支持されており、繰り出し部10の左の横外側にブロア11が設けられている。フロート15に作溝器12が取り付けられて、4個の作溝器12が設けられており、繰り出し部10と作溝器12とに亘って4本のホース13が接続されている。
ホッパー9の肥料が繰り出し部10により繰り出され、ブロア11の搬送風によりホース13を通って作溝器12に供給される。作溝器12により田面に溝が形成されながら、作溝器12から田面の溝に肥料が供給される。図1に示すように、整地装置8には、回転可能に支持された多数の整地体16が備えられ、整地体16が図1の反時計方向に回転駆動されて、整地体16により田面の整地が行われる。
走行車体3の前部にエンジン17が備えられている。エンジン17の動力が、ベルト伝動機構18を介して走行用の変速装置としての静油圧式無段変速装置からなる主変速装置19に伝達される。変速後の動力は、ミッションケース20内のギア式の副変速装置(図示せず)及び他のギア式の伝動機構を介して、前輪1及び後輪2に伝達される一方、苗植付装置5や施肥装置7にも伝達される。
〔苗植付装置〕
図2,3,4に示すように、苗植付装置5には、苗植付装置全体を支持する支持フレーム21、走行車体3側の動力が伝達されるフィードケース22(図4参照)、支持フレーム21の後部に連結される植付伝動ケース23、植付け用の苗を載置して所定のストロークで往復横移動する苗のせ台24、苗のせ台24の下端から1株ずつ苗を取り出して圃場に植え付ける植付機構25、田面を整地するフロート15等が備えられている。
図2に示すように、支持フレーム21は、アルミの引き抜き工法によって製作されており、台形状の断面形状を有する角筒状に構成され、左右方向略全幅に亘って延びる状態で配置されている。図4に示すように、支持フレーム21の後側部に、左右方向に間隔をあけて2つの植付伝動ケース23が連結され、後方に延出されている。植付伝動ケース23の後部の左右両側に、回転ケース26が回転自在に支持されるとともに、回転ケース26の両端に植付アーム27が夫々支持されている。回転ケース26と2つの植付アーム27により植付機構25が構成されている。従って、植付機構25は、左右方向に間隔をあけて4つ備えられており、苗植付装置5は4条植え型式に構成されている。
支持フレーム21の左右中央にフィードケース22が連結され、リンク機構4の後部の下部の前後方向の軸芯P1周りに、フィードケース22がローリング自在に支持されており、苗植付装置5の全体が軸芯P1周りにローリング自在に支持されている。
図1に示すように、走行車体3の前部に搭載されたエンジン17の動力がPTO軸28を介して、フィードケース22の内部の伝動機構(図示せず)に伝達されて、フィードケース22からの動力によって苗のせ台24が所定のストロークで左右方向に往復横送り駆動される。又、図4に示すように、フィードケース22の伝動機構に伝達された動力が、伝動軸40、左右の植付伝動ケース23の内部の伝動チェーン41及び端数条植えクラッチ42R,42Lを介して回転ケース26に伝達される。
これにより、苗のせ台24が左右方向に往復横送り駆動されるのに伴って回転ケース26が回転駆動され、苗のせ台24の下部から植付アーム27が交互に苗を取り出して田面Gに植え付ける。
図4に示すように、2つの植付伝動ケース23に備えられる端数条植えクラッチ42R,42Lは、入り状態に切り換えられることにより、伝動チェーン41の動力を植付駆動軸43に伝達することによって植付機構25を駆動する。各端数条植えクラッチ42R,42Lは、切り状態に切り換えられることにより、伝動チェーン41から植付駆動軸43への動力伝達を絶つことにより、植付機構25を停止させる。
つまり、2つの端数条植えクラッチ42R,42Lのうち、左側の端数条植えクラッチ42L(以下、左端数条植えクラッチと称する)によって2つの左側の植付機構25を駆動したり、停止させることができる。右側の端数条植えクラッチ42R(以下、右端数条植えクラッチと称する。)によって2つの右側の植付機構25を駆動したり、停止させたりできる。
図3に示すように、苗のせ台24には、左右方向に並ぶ4つの苗載置部24aが備えられている。苗のせ台24の下端部がガイドレール44等を介して複数の植付伝動ケース23に支持さている。苗のせ台24の上端側が支柱45を介して支持フレーム21に支持されている。苗のせ台24は、ガイドレール44に案内されて左右方向に移動可能な状態で支持フレーム21に支持されている。
図4に示すように、フィードケース22と苗のせ台24とにわたって横送り機構46が設けられている。横送り機構46は、横送り軸47と送り部材48とを備えている。横送り軸47は、フィードケース22からの横送り出力によって回転駆動される。送り部材48は、横送り軸47に相対回転及び摺動可能に外嵌され、横送り軸47の螺旋送り溝によって横送り軸47に沿って往復移送される。送り部材48と苗のせ台24とは、連動部材49によって連動連結されている。
苗のせ台24は、横送り機構46によって左右方向に往復移送される。そして、植付機構25が対応する苗載置部24aに載置されたマット状苗の下端部から一株分の苗を取出すように構成されている。
〔端数条植えクラッチの構成〕
図5に示すように、2つの端数条植えクラッチ42R,42Lは、入力クラッチ体50と、出力クラッチ体51とを備えている。入力クラッチ体50は、伝動チェーン41が巻回するスプロケットによって構成され、植付駆動軸43に相対回転可能に外嵌されている。出力クラッチ体51は、植付駆動軸43のスプライン部にスライド可能にかつ一体回転可能に外嵌されている。出力クラッチ体51は、噛み合い部51aが入力クラッチ体50の噛み合い部50aにかみ合うようにスプリング52によってスライド付勢されている。
クラッチケースKに支持される係止ピン53が、図示しないバネにより植付駆動軸43側に移動付勢されており、何も操作されなければ、出力クラッチ体51がカム部51bを介しての係止ピン53の押圧作用により、入力クラッチ体50から離れる側にスライド操作されて端数条植えクラッチ42R,42Lが切り状態となる。そして、後述するように、係止ピン53が付勢力に抗して引き抜かれると、出力クラッチ体51が入力クラッチ体50に噛み合い、端数条植えクラッチ42R,42Lが入り状態となる。
〔苗縦送り構造〕
図3に示すように、4つの苗載置部24aの夫々に、縦送り装置54が備えられている。縦送り装置54は、図2に示すように、下側のベルト駆動輪体55と上側の従動輪体56とに亘って縦送りベルト57が巻回されている。縦送り装置54は、苗載置部24aの夫々に左右方向に間隔をあけて2つずつ備えられている。4つのベルト駆動輪体55は、苗のせ台24の左右方向に延びる縦送り駆動軸58に支持されている。
図4に示すように、フィードケース22から横側方に延出されて回転駆動される動力軸60が備えられ、動力軸60と一体回転する状態で左右一対の回転アーム61が備えられている。
縦送り駆動軸58は、4つの苗載置部24aのベルト駆動輪体55を相対回転可能に挿通した状態で苗のせ台24の裏面側に回転可能に支持されている。縦送り駆動軸58に一方向回転クラッチ62を介して受動アーム63が支持されている。
苗のせ台24が往復移送の左のストロークエンドに到達したとき、受動アーム63が左の回転アーム61の回転域に入って受動アーム63と左の回転アーム61とが接当し、動力軸60の動力が左の回転アーム61、受動アーム63、一方向回転クラッチ62を介して縦送り駆動軸58に伝達されて縦送り駆動軸58が設定回転角だけ駆動される。苗のせ台24が往復移送の右のストロークエンドに到達したとき、受動アーム63が右の回転アーム61の回転域に入って受動アーム63と右の回転アーム61とが接当し、動力軸60の動力が右の回転アーム61、受動アーム63、一方向回転クラッチ62を介して縦送り駆動軸58に伝達され、縦送り駆動軸58が設定回転角だけ回転駆動される。
図3に示すように、縦送り駆動軸58に、3つの端数条縦送りクラッチ60A,64B,64Cが設けられている。端数条縦送りクラッチ60A,64B,64Cが入り状態であれば、縦送り駆動軸58の回転動力がベルト駆動輪体55に伝達されるが、端数条縦送りクラッチ60A,64B,64Cが切り状態に切り換わると、縦送り駆動軸58の回転動力がベルト駆動輪体55に伝達されない状態となる。従って、対象となる縦送りベルト57が作動しない状態となる。
〔右側の端数条縦送りクラッチの構成〕
図3に示すように、3つの端数条縦送りクラッチ60A,64B,64Cのうち、最右側に位置する右端数縦送りクラッチ64Aと、左右中央側に位置する中端数縦送りクラッチ64Bとは、右端の苗載置部24aとそれに隣接する苗載置部24aとの間に位置し、且つ、左右方向に近接する状態で備えられている。
図6に示すように、右端数縦送りクラッチ64Aは第1クラッチ体65を備え、中端数縦送りクラッチ64Bは第2クラッチ体66を備えている。第1クラッチ体65は、右端の苗載置部24aにおけるベルト駆動輪体55の横付近で縦送り駆動軸58にスライド可能に外嵌されている。第2クラッチ体66は、右端の苗載置部24aに隣り合う苗載置部24aにおけるベルト駆動輪体55の横付近で縦送り駆動軸58にスライド可能に外嵌されている。
第1クラッチ体65と縦送り駆動軸58との間、並びに、第2クラッチ体66と縦送り駆動軸58との間は、夫々、縦送り駆動軸58の六角形状によって一体回転可能に係合している。第1クラッチ体65は、噛み合い爪65aがベルト駆動輪体55の噛み合い部55aに噛み合う側にスプリング67によって移動付勢されている。第2クラッチ体66は、第2クラッチ体66の噛み合い爪66aがベルト駆動輪体55の噛み合い部55aにかみ合う側にスプリング68によって移動付勢されている。
右端数縦送りクラッチ64Aには、操作部としての第1シフター69が備えられ、中端数縦送りクラッチ64Bには、操作部としての第2シフター70が備えられている。第1シフター69は、支軸71に揺動可能に支持されている。第1シフター69の先端部が第1クラッチ体65に係合している。第2シフター70は、支軸72に揺動可能に支持されている。第2シフター70の先端部が第2クラッチ体66に係合している。
〔左側の端数条縦送りクラッチの構成〕
図7に示すように、最左側に位置する左端数条縦送りクラッチ64Cは、第3クラッチ体73を備えている。第3クラッチ体73は、左端の苗載置部24aに隣り合う苗載置部24aにおけるベルト駆動輪体55の横付近で縦送り駆動軸58にスライド可能に外嵌されている。第3クラッチ体73と縦送り駆動軸58とは、縦送り駆動軸58の六角形状によって一体回転可能に係合している。第3クラッチ体73は、噛み合い爪73aがベルト駆動輪体55の噛み合い部55aにかみ合う側にスプリング74によってスライド付勢されている。
左端数条縦送りクラッチ64Cには、操作部としての第3シフター75が備えられ、第3シフター75は、支軸76に揺動可能に支持されている。第3シフター75の先端部が第3クラッチ体73に係合している。
〔クラッチ操作構造〕
図3,4に示すように、苗のせ台24の上部における裏面側に左右方向に並ぶ2つの切換操作具としての切換レバー77R、77Lが設けられている。この切換レバー77R,77Lを操作することにより、端数条植えクラッチ42R,42Lと端数条縦送りクラッチ64A,64B,64Cとを連動させた状態で入り切り操作することができるように構成されている。
左端の切換レバー77L(以下、左切換レバーと称する)と、左端数縦送りクラッチ64Cの第3シフター75とが、苗のせ台24の裏面に沿って上下方向に延びる連動機構としての操作ワイヤ78を介して連動連結されている。又、左切換レバー77Lと、左端数条植えクラッチ42Lの係止ピン53とが別の操作ワイヤ79を介して連動連結されている。
右端の切換レバー77R(以下、右切換レバーと称する)と、右端数縦送りクラッチ64Aの第1シフター69、中端数縦送りクラッチ64Bの第2シフター70とが、苗のせ台24の裏面に沿って上下方向に延びる連動機構としての操作ワイヤ80を介して連動連結されている。又、右切換レバー77Rと、右端数条植えクラッチ42Rの係止ピン53とが別の操作ワイヤ81を介して連動連結されている。
各切換レバー77R,77Lはカバー82によって覆われている。切換レバー77R、77Lが入り位置又は切り位置に揺動操作されることにより、操作ワイヤ78〜81が引き側又は緩め側に操作されて端数条植えクラッチ42R,42L及び端数条縦送りクラッチ64A,64B,64Cを共に入り状態に又は切り状態に切り換えるように連結されている。
左側の切換レバー77Lがクラッチ入り位置に操作され、操作ワイヤ78,79が緩み操作されると、左側の端数条植えクラッチ42Lが入り状態となり、且つ、左端数条縦送りクラッチ64Cが入り状態になる。左端の切換レバー77Lがクラッチ切り位置に操作され、操作ワイヤ78,79が引き操作されると、左側の端数条植えクラッチ42Lが切り状態となり、且つ、左端数条縦送りクラッチ64Cが切り状態になる。尚、最左側の縦送りベルト57のベルト駆動輪体55と、それに隣接する縦送りベルト57のベルト駆動輪体55とは、伝動筒83を介して一体的に連動するように構成されている。従って、左側の2条分の苗載置部24aは、縦送り装置54の作動と植付機構25の作動は、一挙に入り切りされることになる。
右側の切換レバー77Rがクラッチ入り位置に操作され、操作ワイヤ80,81が緩み操作されると、右側の端数条植えクラッチ42R、右端数縦送りクラッチ64A、及び、中端数縦送りクラッチ64Bが夫々、クラッチ入り状態に切り換わる。右側の切換レバー77Rがクラッチ切り位置に操作され、操作ワイヤ80,81が引き操作されると、右側の端数条植えクラッチ42R、右端数縦送りクラッチ64A、及び、中端数縦送りクラッチ64Bが夫々、クラッチ切り状態に切り換わる。従って、右側の2条分の苗載置部24aは、縦送り装置54の作動と植付機構25の作動は、一挙に入り切りされることになる。
〔苗残量センサ〕
図2,3に示すように、苗載置部24aにおける左右の縦送り装置54の間に、苗載置部24aに載置される苗の残量が残り少なくなったことを検知する苗残量センサ84が備えられている。苗残量センサ84は、周知のものであるから詳述はしないが、苗のせ台24に形成した開口85から出退する検知片84aと、その検知片84aの出退変位に基づいて接点の切り換わりが行われるセンサ本体84bとで構成されている。
苗残量センサ84の検出結果は、苗のせ台24の裏面に沿って横方向に配索されるワイヤーハーネス86(図3参照)を介して機体側の制御装置(図示せず)に伝えられる。残量が少ないことが検知されると、例えば、運転部に備えられた表示器にて表示する等の報知処理が行われる。
〔連係用ブラケット〕
図3に示すように、連係機構としての操作ワイヤ78,80の途中部を支持するとともに、ワイヤーハーネス86の配索途中部を支持する連係用ブラケット87が、苗のせ台24の裏面側に備えられている。
説明を加えると、図8に示すように、連係用ブラケット87は、苗のせ台24の表面に当て付けて複数の箇所をボルト連結される平板状の取付部87Aと、取付部87Aの上下中間部から垂直方向に延出される平板状の支持部87Bとを一体的に有する形状となっている。この連係用ブラケット87は、合成樹脂材にて一体成型されて構成されている。取付部87Aと支持部87Bとの間には補強用のリブ87Cが備えられている。
支持部87Bの左右中央部には、操作ワイヤ78(80)におけるインナーワイヤ78aの通過を許容し、アウターワイヤ78bの端部を受止め支持する連係支持部としてのワイヤ保持用の凹入部88が形成されている。支持部87Bにおける凹入部88の左右両側に上下方向に貫通するハーネス支持部としての挿通孔89が形成されている。この挿通孔89には、ワイヤーハーネス86を保持するためのハーネスホルダー90が装着される。ハーネスホルダー90は、ワイヤーハーネス86を囲う円形の保持部91と、弾性変形して収縮しながら連係用ブラケット87の挿通孔89に嵌り込み抜け外れを防止する嵌り込み部92とが備えられている。
図3,8に示すように、連係用ブラケット87は、小型の形状であり、左右方向及び上下方向にコンパクトな形状に構成されている。そして、前後方向視において、苗のせ台24における隣り合う苗載置部24aの間の領域であって、且つ、縦送りベルト57の送り作用面と苗のせ台24との間の空き領域を有効に利用して、外方への突出の無い状態でコンパクトに配置されている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、端数条縦送りクラッチ64A、64B、64Cが、端数条植えクラッチ42R、42Lの操作対象である2つの植付機構25に対応する苗載置部24aにおける苗縦送りを可能にする入り状態と、2つの苗載置部24aにおける苗縦送りを停止させる切り状態とに切換え可能な構成としたが、この構成に代えて、1つの苗載置部24a毎に、端数条縦送りクラッチと端数条植えクラッチとが入り切りできるように構成するものでもよい。
(2)上記実施形態では、連係用ブラケット87が、前後方向視において、苗のせ台24における隣り合う苗載置部24aの間の領域に備えられる構成としたが、この構成に代えて、苗載置部24aの左右中間部に備える構成でもよく、連係用ブラケット87の配置構成が上記構成のものに限定されるものではない。
(3)上記実施形態では、4条植えが可能に構成した例を示したが、5条植え、6条植えなど、4条植え以外に構成してもよい。
(4)上記実施形態では、縦送り装置として、縦送りベルト57を採用した例を示したが、縦送りベルト57に代えて、縦送りホィールや縦送り爪の採用が可能である。
本発明は、苗のせ台に設けられた複数の苗載置台に載置された苗を植付機構によって取り出して圃場に植えるようにした田植機に適用できる。
24 苗のせ台
24a 苗載置部
25 植付機構
54 縦送り装置
42R,42L 端数条植えクラッチ
64A,64B,64C 端数条縦送りクラッチ
77R,77L 切換操作具
78.80 連係機構
86 ワイヤーハーネス
87 連係用ブラケット
88 連係支持部
89 ハーネス支持部

Claims (3)

  1. 複数列の苗載置部が備えられた苗のせ台と、複数の前記苗載置部に載置される苗を取り出して圃場に植え付ける複数の植付機構と、複数の前記苗載置部に載置される苗を各別に縦送りする複数の縦送り装置と、手動式の切換操作具の操作に伴って前記縦送り装置を縦送り作動状態と縦送り停止状態とに切り換え可能な端数条縦送りクラッチとが備えられ、
    前記切換操作具と前記端数条縦送りクラッチとが、前記苗のせ台の裏面に沿って上下方向に延びる連係機構を介して連係され、
    複数の前記苗載置部夫々に備えられる複数の苗残量センサの検出情報を機体側に伝えるワイヤーハーネスが、前記苗のせ台の裏面に沿って横方向に配索され、
    前記連係機構の途中部を支持するとともに、前記ワイヤーハーネスの配索途中部を支持する連係用ブラケットが、前記苗のせ台の裏面側に備えられ、
    前記連係用ブラケットに、前記切換操作具の操作により前記端数条縦送りクラッチが切り換わるように前記連係機構を支持する連係支持部と、前記ワイヤーハーネスを支持するハーネス支持部とが一体的に形成されている田植機。
  2. 前記連係用ブラケットは、前後方向視において、前記苗のせ台における隣り合う前記苗載置部の間の領域に備えられている請求項1に記載の田植機。
  3. 複数の前記植付機構のうちの横方向に隣り合う2つの植付機構を駆動する入り状態と、前記2つの植付機構を停止させる切り状態とに切換え可能な端数条植えクラッチが備えられ、
    前記切換操作具と前記端数条植えクラッチとが連係され、
    前記端数条縦送りクラッチが、前記端数条植えクラッチの操作対象である前記2つの植付機構に対応する前記苗載置部における苗縦送りを可能にする入り状態と、前記2つの苗載置部における苗縦送りを停止させる切り状態とに切換え可能である請求項1又は2に記載の田植機。
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