JP2020141608A5 - α-エチル化された糖類の製造方法、該製造方法で生産されたα-エチル化された糖類の混合物、及び該製造方法で生産された純度の高いα-エチル化された糖類 - Google Patents

α-エチル化された糖類の製造方法、該製造方法で生産されたα-エチル化された糖類の混合物、及び該製造方法で生産された純度の高いα-エチル化された糖類 Download PDF

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Description

本発明は、α-エチル化された糖類を酵素的に製造する方法、具体的には、麹菌由来のα-グルコシダーゼを利用してα-エチルイソマルトシド及びα-エチルマルトシドを製造する方法、該製造方法で生産された経口摂取用又は化粧品用のα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシドの混合物、並びに該製造方法で生産された経口摂取用又は化粧品用の純度の高いα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシド、に関する。
そこで、本発明は、食習慣のある清酒製造工程での生産を模した、安全なα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシドの製造方法及び精製方法、該製造方法で生産された経口摂取用又は化粧品用のα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシドの混合物、並びに該製造方法で生産された経口摂取用又は化粧品用の純度の高いα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシド、を提供することを目的とする。
本発明はかかる知見に基づきなされたものであり、エタノールと、マルトースとを含む溶液に、α-グルコシダーゼを添加することにより合成液を調製する工程と、前記合成液を酵素反応させることによりα-エチルイソマルトシド及びα-エチルマルトシドを酵素的に生成する酵素反応工程と、を有する、α-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシドの製造方法、該製造方法で生産された経口摂取用又は化粧品用のα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシドの混合物並びに該製造方法で生産された経口摂取用又は化粧品用の純度の高いα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシド、を提供するものである。

Claims (15)

  1. エタノールと、マルトースとを含む溶液に、α-グルコシダーゼを添加することにより合成液を調製する工程と、
    前記合成液を酵素反応させることによりα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシドを酵素的に生成する酵素反応工程と、
    を有する、α-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシドの製造方法。
  2. 前記α-グルコシダーゼが、アスペルギルス(Aspergillus)属糸状菌由来の酵素である、請求項1に記載のα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシドの製造方法。
  3. 前記α-グルコシダーゼが、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)由来の酵素である、請求項1又は2に記載のα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシドの製造方法。
  4. 前記アスペルギルス(Aspergillus)属糸状菌が、α-グルコシダーゼ遺伝子(agdA)を組み込み作製したAgdA高発現株である、請求項2又は3に記載のα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシドの製造方法。
  5. 前記アスペルギルス(Aspergillus oryzae)属糸状菌が、独立行政法人製品評価技術基盤機構特許微生物寄託センターに受領番号NITE AP-02912として寄託されたNTAA1株である、請求項2~4のいずれか1項に記載のα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシドの製造方法。
  6. 前記エタノール濃度が、20~60重量%である、請求項1~5のいずれか1項に記載のα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシドの製造方法。
  7. 前記マルトース濃度が、1~10重量%である、請求項1~6のいずれか1項に記載のα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシドの製造方法。
  8. 前記α-グルコシダーゼ濃度が、0.5~70Unit/100mlである、請求項1~6のいずれか1項に記載のα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシドの製造方法。
  9. 前記酵素反応工程が、10~60℃、1~48時間反応させる工程である、請求項1~8のいずれか1項に記載のα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシドの製造方法。
  10. さらに、前記酵素反応工程の後、80℃以上で10分以上加熱することにより、酵素反応を停止する加熱処理工程を有する、請求項1~9のいずれか1項に記載のα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシドの製造方法。
  11. さらに、前記加熱処理工程の後、酵母を添加することにより、酵素反応液中に存在するグルコースを酵母により消費させるインタクトセル処理工程を有する、請求項10に記載のα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシドの製造方法。
  12. さらに、前記インタクトセル処理工程の後、α-エチルマルトシドと、α-エチルイソマルトシドとを分離精製する分離精製工程を有する、請求項11に記載のα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシドの製造方法。
  13. 前記分離精製工程が、前記インタクトセル処理した溶液を全糖40%に調整する工程と、
    液体クロマトグラフィーによりα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシドを含むフラクションを回収する工程と、
    前記α-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシドを含むフラクションを濃縮し、再度液体クロマトグラフィーによりα-エチルマルトシドを含むフラクションと、α-エチルイソマルトシドを含むフラクションをそれぞれ回収する工程と、
    回収液を凍結乾燥する工程と、
    を有する、請求項12に記載のα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシドの製造方法。
  14. エタノールと、マルトースとを含む溶液に、α-グルコシダーゼを添加することにより合成液を調製する工程と、
    前記合成液を酵素反応させることによりα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシドを酵素的に生成する酵素反応工程と、
    を有する製造方法で生産された経口摂取用又は化粧品用のα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシドの混合物。
  15. エタノールと、マルトースとを含む溶液に、α-グルコシダーゼを添加することにより合成液を調製する工程と、
    前記合成液を酵素反応させることによりα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシドを酵素的に生成する酵素反応工程と、
    を有する製造方法で生産された経口摂取用又は化粧品用の純度の高いα-エチルマルトシド及びα-エチルイソマルトシド。
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