JP2020138680A - 車両用ホイール - Google Patents

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Takafumi Sato
敬文 佐藤
崇誉 田中
Takashige Tanaka
崇誉 田中
卓也 登里
Takuya Nobori
卓也 登里
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Abstract

【課題】本発明は、デザインに影響を与えずにすむ手法で、車両の空力抵抗の減少に貢献できる車両用ホイールを提供する。【解決手段】本発明は、外周面にタイヤ13が組み付く筒形のリム部21を有し、タイヤと共に車両の車体1に装着可能な車両用ホイール9であって、リム部のうち、車両の車体中央側に配置される端部21aは、当該端部から車体中央側へ突き出すとともに、リム部の周方向に沿って放射状に配置される複数のフィン部33を有し、複数のフィン部は、車両走行によるホイール回転時、リム部の車体中央側の端方においてタイヤの回転方向へ旋回する渦流Sを生成させるものとした。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用ホイールに関する。
自動車(車両)においては、空気抵抗の低減が求められている。そのため、車両に組み付く車両用ホイールでも空気抵抗の低減に貢献することが求められる。
特に車両用ホイールでは、ホイールの内側から外側方向へ流出する空気が、車体の空力向上を果たす車体側面に沿って流れる空気流と干渉して、車両の空力性能を損なう要因となっている。
近時では、この点に注目して、車両用ホイールの各部に、ホイールの内側から外側へ流れる空気流を抑える構造を施して、車体側面に沿って流れる空気流の乱れを抑える技術が数多く提案されている(特許文献1などを参照)。
特開2017−171267号公報
ところが、上述した公報のようなホイールからの流出空気を抑える技術は、本来の車両用ホイールのデザインが損なわれやすい。特に車両用ホイールのデザインは、車両の燃費性能などを考慮して定められているので、車両の性能に影響を与えてしまう、
そこで、本発明の目的は、デザインに影響を与えずにすむ手法で、車両の空力抵抗の減少に貢献できる車両用ホイールを提供する。
本発明の車両用ホイールの態様は、外周面にタイヤが組み付く筒形のリム部を有し、タイヤと共に車両の車体に装着可能な車両用ホイールであって、リム部のうち、車両の車体中央側に配置される端部は、当該端部から車体中央側へ突き出すとともに、リム部の周方向に沿って放射状に配置される複数のフィン部を有し、複数のフィン部は、車両走行によるホイール回転時、リム部の車体中央側の端方においてタイヤの回転方向へ旋回する渦流を生成させるものとした。
本発明によれば、車両の走行により、車両に装着されたホイールが回転すると、リム部の車体中央側の端方では、リム部と共に回転するフィン部により、タイヤの回転方向に旋回する渦流が生成される。
この渦流により、ホイールが収められる車両のタイヤハウス内では、タイヤの回転方向前側における空間部分の圧力(静圧)が上昇される。この圧力上昇に伴い、タイヤの回転方向前側の空気は、タイヤ回転方向に沿ってタイヤハウス外へ流出される。すなわち同空気は、路面へ向かって流出され、車体を押し出す作用をもたらす。
この結果、車両では、車両の空気抵抗をもたらす要因の一つとなるタイヤの回転方向前側の静圧が改善されるだけでなく、車両の推進力が付与されるため、効果的に車両の空力抵抗を減少させることができる。しかも、フィン部は、視認され難いリム部の車体中央側の端部に配置されるので、ホイールのデザインに影響を与えずにすむ。
それ故、車両用ホイールは、リム部の車体中央側の端部にフィン部を配置するというホイールのデザインに影響を与えずにすむ手法で、車両の空力抵抗の減少に貢献できる。
本発明の第1の実施形態に係る態様となる車両用ホイールを、同ホイールが装着される車両(一部)と共に示す斜視図。 車両用ホイールの裏側(車体中央側)を示す斜視図。 同車両用ホイールの裏側(車体中央側)に取り付くフィン部の構造を説明する斜視図。 (a)は本発明の第2の実施形態に係る態様となるインナカバーに設けたフィン部を示す正面図、(b)はその異なる配置のフィン部を示す正面図。 (a)は本発明の第3の実施形態に係る態様となるインナカバーに設けたフィン部を示す正面図、(b)はその異なる配置のフィン部を示す正面図。
以下、本発明を図1から図3に示す第1の実施形態にもとづいて説明する。
図1は、例えば乗用車などの車両におけるフロント側の片側(車幅方向)を示している。
このフロント側の主な構成を説明すると、図1中の符号1は車両の車体、1aは同車体1の左側のフロントフェンダ、3は同フロントフェンダ1a内に形成されたアーチ状のタイヤハウスである。そして、タイヤハウス3内に前輪7(車輪)に収まる。
前輪7は、図2に示されるようにホイール(本願の車両用ホイールに相当)である例えばアルミホイール9と、同アルミホイール9の外周面に組み付く環状のタイヤ13とを有して構成される。
アルミホイール9には、意匠性の高い、例えば1ピース製のホイールが用いられる。例えばアルミホイール9は、基本的な構成となる筒形のリム部21と、リム部21の車幅方向外側(車体外側)の端部に設けたディスク部22とを有している。タイヤ13は、このアルミホイール9におけるリム部21の外周面に組み付く。
また図1に示されるようにディスク部22は、リム部21の中心部に配置されるハブ取付部23と、ハブ取付部23とリム部21の外周縁部との間に配置される複数本のスポーク部25とを有して構成される。これによりアルミホイール9は、車両の車体1に装着可能となる。ちなみにアルミホイール9は、例えば放射状に延びるスポーク部25の表側の形状に意匠性をもたせてある。
そして、図2に示されるように前輪7、すなわちアルミホイール9ならびにタイヤ13は、ハブ取付部23が、車体1のタイヤハウス3内に配置されたハブ27の前面に、複数本のボルト軸28、複数の締付けナット(図示しない)を用いて締結されることよって、タイヤハウス3内に組み付けられる。ちなみに図2中の符号30は、ディスクブレーキ装置を示している。
なお、他の前輪や後輪(いずれも図示しない)についても、同様な構造で、車両に組み付けられる。
こうした前輪や後輪の各アルミホイール9に、車両の空気抵抗を低減させる工夫が施されている。同工夫は、いずれも同じなので、ここでは左側の前輪7のアルミホイール9を挙げて説明する。
この工夫は、図2および図3に示されるようにアルミホイール9のリム部21の車体中央側に配置される端部21aに、同車体中央側の端方において、タイヤ13の回転方向へ旋回する渦流Sを生成させるフィン部33を設ける構造でなる。
同構造には、例えば図2および図3のように樹脂製のインナカバー35を用いて、端部21aにフィン部33を組み付ける構造が用いられる。
具体的には、インナカバー35は、端部21aの外周部を覆う環状の薄板部材で形成される。インナカバー35は、所定幅をもつ。このインナカバー35の外周部の複数個所には、図3に示されるように据付用の爪部35a(支持具)が設けられる。つまりインナカバー35は、各爪部35aを端部21aの内周縁部へ嵌挿させることによって、図2のようにリム部21の端部21aに装着される。むろん、インナカバー35の装着により、リム部21の開口の外周部(一部)は覆い隠される。
このインナカバー35の表面側(車体中央側の面)に、周方向(リム部21の周方向)に沿って、例えば所定の間隔で複数のフィン部33が放射状に配置される。具体的には複数のフィン部33は、いずれもインナカバー35の表面から壁部状に突き出た帯板片から形成される。各帯板片は、いずれもフィン向きやフィン形状が所定に定められ、車両の走行に伴いアルミホイール9が回転するにしたがい、端部21aの端方において、アルミホイール9の回転方向へ旋回する渦流Sが生成される構造としている。ここではフィン部33は、アルミホイール9の回転方向に対し、帯板片を斜めに傾斜させた構造が用いられる。
つまり、前輪7(タイヤ13、リム部21)は、車両の走行により回転すると、リム部21の車体中央側の端方で、前輪7の回転方向に旋回する空気の渦流Sが発生する。
この渦流Sの発生により、車両の空気抵抗の要因の一つとなる前輪7の回転方向の前側の静圧が上昇する。さらに述べると、渦流Sにより、タイヤハウス3内の前側、すなわち前輪7の回転方向前側の圧力(通常、静圧)が上昇されて、タイヤハウス3の前側で停滞する空気が前輪7の回転方向沿いに流出される作用を誘発する。
つぎに、図1〜図3を参照してアルミホイール9のフィン部33がもたらす作用について説明する。
今、車両走行が始まり、前輪7(タイヤ13、アルミホイール9)が回転しているとする。図1,2中の矢印Xは、その前輪7の回転方向を示す。
すると、各フィン部33は、リム部21と共に回転する。これにより、ホイール回転時、リム部21の車体中央側の端方において、図2に示されるようにフィン部33の回転により、前輪7の回転方向に旋回する渦流Sが生成される。この渦流Sは、アーチ状のタイヤハウス3内において生成される。
車両のタイヤハウス3内においては、この渦流Sにより、図1に示されるように前輪7の回転方向前側の空間部分αにおける静圧が上昇する。この渦流Sがもたらす圧力上昇により、回転方向前側の空間部分αの空気は、アーチ状のタイヤハウス3に案内されながら、前輪7の回転方向に沿ってタイヤハウス3外へ流出される。すなわち、空間部分αからの空気流は、図1中の矢印γに示されるようにタイヤハウス3内から路面(図示しない)へ向かって流出される。
すると、タイヤハウス3から流出した空気流は、車両の車体1を走行方向へ押し出す力として作用する。
これにより、車両では、車両の空気抵抗をもたらす要因の一つとなる前輪7(タイヤ)の回転方向前側の静圧が改善されるだけでなく、外側に流出する空気流が車両の推進力として作用する。
つまり、車両は、空気抵抗が減少、さらには推進力が付与されながら、効果的に走行が行われる。しかも、空気抵抗を減少させるフィン部33は、視認され難いリム部21の車体中央側の端部21aに配置されるため、アルミホイール9のデザインに影響を与えずにすむ。
それ故、アルミホイール9(車両用ホイール)は、リム部21の車体中央側の端部21aにフィン部33を配置するという,アルミホイール9のデザインに影響を与えずにすむ手法で、車両の空力抵抗の減少に貢献できる。
しかも、リム部21の開口の外周側を覆うインナカバー35を用いてフィン部33をリム部21端に取り付けたことにより、リム部21の内部を通じ、内側(車体中央側)から外側へ流出される空気流も減少されるから、車体側面に沿って流れる空気流の乱れも抑えられ、一層、車両の空気抵抗の低減を図ることができる。
図4(a)は、本発明の第2の実施形態を示す。
本実施形態は、第1の実施形態のように斜めに整列させたフィン部33でなく、単に放射状に整列させたフィン部43を用いたものである。このように放射状に配置したフィン部43を用いて、前輪7の回転方向に沿う渦流Sを生成しても、第1の実施形態と同様の効果を奏する。むろん、フィン部43は、図4(a)のように等間隔でなく、図4(b)に示されるように不等間隔で配置されても同様である。
図5(a)は、本発明の第3の実施形態を示す。
本実施形態は、第2の実施形態の変形例で、円弧形に曲成したフィン部53を用いて、前輪7の回転方向に沿う渦流Sを生成したものである。このようにしても、第1の実施形態と同様の効果を奏する。むろん、フィン部43は、図5(a)のように等間隔でなく、図5(b)に示されるように不等間隔で配置されても同様である。
但し、図4(a),(b)および図5(a),(b)において、第1の実施形態と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略した。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々可変して実施しても構わない。例えば上述した実施形態では、いずれもインナカバーを用いて、リム部の端部にフィン部を突設させた構造を挙げたが、これに限らず、インナカバーを用いず、リム部の端部に直接、フィン部を設けるようにしてもよく、フィン部の取付け方には限定されるものではない。
9 アルミホイール(車両用ホイール)
13 タイヤ
21 リム部
33 フィン部
35 インナカバー
S 渦流

Claims (2)

  1. 外周面にタイヤが組み付く筒形のリム部を有し、タイヤと共に車両の車体に装着可能な車両用ホイールであって、
    前記リム部のうち、車両の車体中央側に配置される端部は、当該端部から車体中央側へ突き出すとともに、前記リム部の周方向に沿って放射状に配置される複数のフィン部を有し、
    前記複数のフィン部は、車両走行によるホイール回転時、前記リム部の車体中央側の端方において前記タイヤの回転方向へ旋回する渦流を生成させる
    ことを特徴とする車両用ホイール。
  2. 前記リム部は、前記車体中央側に配置される端部に、当該リム部の外周部を覆う環状のインナカバーを有し
    前記複数のフィン部は、前記インナカバーから車体中央側へ所定に突き出るように設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ホイール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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