JP2015113079A - タイヤ・ホイール組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却効果に優れたタイヤ・ホイール組立体を提供する。【解決手段】ホイール14とタイヤ18との組立体であって、内側筒部20と、その外周を取り囲む外側筒部22と、両筒部をつなぐ連結部24と、を備えるタイヤ・ホイール組立体10において、内側筒部20に貫通穴44を設け、連結部24を、内側筒部20の幅方向Wに延びる複数のスポーク42で構成し、該スポーク42を径方向Kに対して回転方向R後方に傾斜させる。【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤ・ホイール組立体に関するものである。
電気自動車の動力源であるモータ(電動機)は、車両に1つのモータを積むオンボード方式と、四輪の各輪にモータを組み込むインホイールモータ方式がある。インホイールモータ方式は、直接車輪にトルクを伝えるため応答性が高く、また車両制御の発展性が高いというメリットがある。その一方で、モータの発する熱がホイールの内部にこもりやすいというデメリットがある。
インホイールモータ方式に用いられるタイヤ・ホイール組立体として、特許文献1には、インホイールモータの内側に空気を通して、モータ内部の発熱部を冷却することが開示されている。しかしながら、この場合、空気を流通させるために送風機を用いる必要がある。また、発熱部で加熱された空気はホイール内に排出されるため、インホイールモータの冷却効率は必ずしも高いとは言えない。
特許文献2及び3には、スポークとして金属ばね部材を備えた非空気入りタイヤを用いてタイヤ・ホイール組立体を構成することにより、インホイールモータの発する熱を金属ばね部材で放熱することが開示されている。しかしながら、かかる放熱のみでは、インホイールモータの冷却効率が高いとは言えない。
一方、特許文献4には、ブレーキ熱によって加熱されるホイールを冷却するために、非空気入りタイヤとホイールの組立体において、ホイールのリムに貫通穴を設けるとともに、非空気入りタイヤの内周輪に貫通穴を設けて、ホイール冷却効果を高めることが開示されている。
特許文献5には、外周輪と内周輪の間を複数のリブで連結した非空気入りタイヤにおいて、該リブをタイヤ幅方向に対して傾斜させるとともにタイヤ径方向に対して傾斜させることが開示されている。しかしながら、この文献は、タイヤ自体を冷却するためにタイヤに外気を取り込むべく、上記リブをタイヤ径方向に対して回転方向前方に傾斜させたものであり、ホイール内側からの排気経路を設ける点は開示されていない。
特開2011−015576号公報 特開2012−187892号公報 特開2012−187893号公報 特開2008−049943号公報 特開平3−189202号公報
上記のようにタイヤ・ホイール組立体においては、ホイールの内側に組み込まれるモータの発する熱やブレーキ熱がホイール内部にこもらないように冷却効果を高めることが求められる。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、冷却効果に優れたタイヤ・ホイール組立体を提供することを目的とする。
本発明に係るタイヤ・ホイール組立体は、ホイールとトレッド部を含むタイヤとの組立体であって、円筒形状の内側筒部と、前記内側筒部の外周を取り囲む円筒形状の外側筒部と、前記内側筒部と前記外側筒部をつなぐ連結部と、を備え、前記内側筒部に貫通穴が設けられ、前記連結部が、前記内側筒部の周方向に間隔をおいて配設されて前記内側筒部の幅方向に延びる複数のスポークを含み、前記スポークが、径方向に対して回転方向後方に傾斜して設けられたものである。
本発明によれば、ホイールの内側で加熱された空気が、回転による遠心力により、内側筒部の貫通穴を通って、内側筒部と外側筒部の間に導かれ、幅方向外方に排出される。このようにホイールの内側から径方向外方への空気の流路を確保することができるので、タイヤ回転時におけるインホイールモータの冷却効果を高めることができる。しかも、上記スポークの傾斜により、タイヤ回転時における空気の流れの乱れを少なくすることができ、空気の排出効果を高めることができる。
第1実施形態に係るタイヤ・ホイール組立体の側面図。 同タイヤ・ホイール組立体を径方向に沿って切断した断面図。 第2実施形態に係るタイヤ・ホイール組立体の側面図。 図3のIV−IV線断面図。 第3実施形態に係るタイヤ・ホイール組立体の側面図。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、第1実施形態に係るタイヤ・ホイール組立体10を示したものである。本実施形態に係るタイヤ・ホイール組立体10は、インホイールモータ方式の電気自動車に用いられるものであり、内側にモータ(インホイールモータ)12が組み込まれるホイール14と、踏面部としてのトレッド部16を含むタイヤ18とを備えてなる。
タイヤ・ホイール組立体10は、モータ12の外周を取り囲む円筒形状の内側筒部20と、該内側筒部20の外周を取り囲む円筒形状の外側筒部22と、これら内側筒部20と外側筒部22をつなぐ連結部24とを備える。この例では、内側筒部20は、ホイール14のリム26と、該リム26に外嵌するタイヤ18の取付筒部28とからなる、内外二層構造をなしている。
詳細には、ホイール14は、金属等からなる剛体であって、円筒形状のリム26と、リム26の軸方向一端部に設けられたディスク30とを備え、該ディスク30にモータ12が固定されている。モータ12としては、ロータがステータの外側に配置されるアウターロータ型でもよく、ロータがステータの内側に配置されるインナーロータ型でもよい。いずれにしても、ロータ側が動力伝達部32を介してディスク30に連結され、ステータ側がサスペンションリンク34を介して車体側に固定されており、ロータの回転によりタイヤ・ホイール組立体10が回転するように構成されている。
タイヤ16は、非空気入りタイヤであり、取付筒部28と、外側筒部22と、連結部24と、トレッド部16とを備えてなる。取付筒部28と外側筒部22と連結部24は、金属や樹脂等により一体に形成されている。取付筒部28は、リム26の外周面に外嵌して取り付けられる円筒形状をなす。外側筒部22は、取付筒部28の周りを同軸にかつ間隙をおいて取り囲む。トレッド部16は、外側筒部22の外周面に設けられたゴム弾性体からなる。トレッド部16としては、従来の空気入りタイヤのトレッドゴムと同様のものを用いることができ、図示しないが、通常は、表面に従来の空気入りタイヤと同様のトレッドパターンが設けられる。なお、トレッド部16にはベルトなどの補強層を埋設してもよく、また埋設しなくてもよい。本実施形態では、タイヤ18は回転方向Rが指定されたタイヤであり、該回転方向Rが車両前進時の回転方向となるように車両に装着される。
上記構成において、本実施形態では、モータ12を冷却するために次の構成が採用されている。
まず、内側筒部20とモータ12の外周面12Aとの間には、モータ12を冷却するための空気流路となる第1流路部38が、モータ12の外周面12Aを取り巻くように設けられている。第1流路部38は、ホイール14のリム26が間隙をおいてモータ12の外周面12Aを取り囲むことにより、モータ12の全周にわたって設けられている。
また、内側筒部20と外側筒部22との間には、モータ12で加熱された空気を組立体10の幅方向外方に排出するための空気流路となる第2流路部40が設けられている。第2流路部40は、タイヤ18を非空気入りタイヤとして取付筒部28と外側筒部22を径方向に離間して配設したことにより、両者28,22の間において幅方向Wに開口する空間として形成されている。
本実施形態では、連結部24が、内側筒部20の周方向に間隔をおいて配設された複数のスポーク42からなる。スポーク42は、外側筒部22を内側筒部20に対して支持する壁部であり、周方向に等間隔に配置されて、内側筒部20の幅方向Wに延びている。詳細には、スポーク42は、内側筒部20(詳細には、取付筒部28)を幅方向Wに横断して、内側筒部20と外側筒部22の間の空間を周方向において均等に区画するように設けられている。この例では、スポーク42は、内側筒部20の幅方向Wに平行に延びているが、実質的に幅方向Wに延びるものであれば、幅方向Wに対して傾斜して延びるものであってもよい。
このように連結部24を複数のスポーク42で構成したことにより、これら複数のスポーク42により区画された各空間が第2流路部40となっており、各第2流路部40は、図2に示すように内側筒部20の幅方向全体にわたって連通しており、幅方向Wの両側において外方に開口している。これら複数の第2流路部40のタイヤ周方向における長さAの合計は、複数のスポーク42の厚みBの合計よりも大きく設定されており(図1参照)、これにより断面積の大きい空気流路を確保している。
また、これらの第1流路部38と第2流路部40とを連通させる貫通穴44が内側筒部20に設けられている。貫通穴44は、内側筒部20の周壁に設けられて、その内周側と外周側を連通させる穴である。これにより、ホイール14の内側のモータ12が配設された位置から、その外周を取り囲む内側筒部20を経て、タイヤ18のスポーク42間を通り幅方向外側に繋がる空気流路が形成されている。詳細には、ホイール14のリム26とタイヤ18の取付筒部28にそれぞれ貫通穴44A,44Bが設けられており、リム26と貫通穴44Aと取付筒部28の貫通穴44Bが少なくとも一部において重なることにより連通するように設けられている。
貫通穴44は、内側筒部20の幅方向中央部に設けられており、この例では幅方向中央部に限定して設けられている。また、貫通穴44は、内側筒部20の幅方向Wに延びる長穴状に形成されている。貫通穴44は、図1に示すように周方向に間隔をおいて複数設けられている。この例では、貫通穴44は、スポーク42により区画された各空間(第2流路部40)に対して1つずつ設けられており、各空間の周方向における中央位置に配置されている。
そして、本実施形態では、上記スポーク42が、タイヤ径方向Zに対して回転方向R後方(回転方向Rの反対向き)に傾斜して設けられている。すなわち、スポーク42は、内側筒部20から外側筒部22にかけて径方向Z外方ほどタイヤ回転方向R後方に位置するように、回転方向R後方に傾斜して設けられている。スポーク42のタイヤ径方向Zに対する傾斜角度θは、特に限定されず、例えば10°〜80°の範囲内で設定してもよく、あるいはまた20°〜70°の範囲内で設定してもよい。ここで、傾斜角度θは、スポーク42の断面形状において、内周端における周方向(厚み方向)の中心点と外周端における周方向(厚み方向)の中心点とを結んだ線が、タイヤ径方向Zとなす角度である。
また、この例では、スポーク42は、湾曲しながらタイヤ径方向Zに対して傾斜しており、図1に示すように回転方向R前方側に膨らみを持つ湾曲状に形成されている。
以上よりなる本実施形態のタイヤ・ホイール組立体10であると、図2に示すように、インホイールモータ12の外周面12Aを取り巻く第1流路部38において、該モータ12により加熱された空気Kは、回転による遠心力により、内側筒部20の貫通穴44を通って、内側筒部20と外側筒部22の間の第2流路部40に導かれ、第2流路部40から幅方向外方に排出される。このようにモータ12の周りから放射方向に空冷のための流路を設けたことにより、図2に示すように、モータ12に対してその側方から外気が流れ込み、モータ12で加熱された空気Kが遠心力で放射方向に流れるよう制御することができる。そのため、タイヤ回転時にモータ12を冷却するための空気流量を上げることができ、インホイールモータ12の冷却効果を高めることができる。
また、本実施形態によれば、スポーク42を回転方向R後方に傾斜させて設けたので、貫通穴44から第2流路部40に流入した空気Kをスムースに径方向Z外方に導くことができる。仮にスポークが傾斜せずに径方向に延びている場合、第2流路部に流入した空気は、タイヤの回転により発生する周方向における空気の流れにのって流動する際に、スポークに対して垂直に衝突することになり、空気の流れが乱される。これに対し、回転方向R後方に傾斜したスポーク42であると、第2流路部40に流入した空気Kが上記周方向における空気の流れにのって流動する際に、図1に示すようにスポーク42の傾斜面に沿ってスムースに径方向Z外方に導かれる。このようにして空気の流れの乱れを少なくすることで、排出効果を高めることができる。
また、本実施形態によれば、スポーク42が回転方向R前方側に膨らみを持つ湾曲状に形成されているため、空気の流れをよりスムースにすることができる。
また、本実施形態によれば、貫通穴44が内側筒部20の幅方向中央部に設けられているので、貫通穴44を通ってタイヤ18内の第2流路部40に流入した空気を、内側筒部20の幅方向Wの両側から外側に向けて効率良く排出することができる。しかも、貫通穴44が内側筒部20の幅方向Wに延びる長穴状であるため、その効果を高めることができる。
本実施形態によれば、また、複数のスポーク42により区画された各空間に対して貫通穴44を設けて第2流路部40として構成したので、タイヤ18の全周から効率良く排気することができ、インホイールモータ12の冷却効果を高めることができる。
本実施形態によれば、また、タイヤ18が非空気入りタイヤであるため、インホイールモータ12を空冷するための空気流路の確保が容易であるだけでなく、タイヤ18の剛性バランスの制御が容易である。詳細には、タイヤ径方向の剛性増加を抑えつつ、タイヤ周方向の剛性を高めることができるため、乗り心地性能の悪化を抑えつつ、トルクの応答性を高めることができる。
図3は、第2実施形態に係るタイヤ・ホイール組立体10Aを示したものである。この例では、スポークをねじれ形状とした点で第1実施形態とは異なる。
すなわち、この実施形態において、スポーク42Aは、その径方向内端である内側筒部20に対する付け根部46から、径方向外端である外側筒部22に対する付け根部48に向かって、径方向Z外方ほど幅方向Wに対する傾斜角度δが大きく形成されている。この例では、図4に示すように、スポーク42Aは、内側筒部20に対する付け根部46では幅方向Wに平行に設けられている(即ち、傾斜角度δ=0°)。該付け根部46から径方向Z外方に向かって回転方向R後方に傾斜しつつ延びていく際に、幅方向Wに対する傾斜角度δが漸次大きくなり、外側筒部22に対する付け根部48において傾斜角度δが最大になっている。外側筒部22に対する付け根部48における傾斜角度δは、特に限定されず、例えば5°〜60°であってもよく、15°〜50°であってもよい。
スポーク42Aの幅方向Wに対する傾斜方向は、車外側ほど回転方向R後方に位置するように設定されている。そのため、スポーク42Aのタイヤ径方向Zに対する傾斜角度θは、車内側で最も小さく、車外側で最も大きくなるように設定されている。なお、本実施形態に係るタイヤ18は、ホイール14に対する幅方向Wでの組み付け方向が規定されているタイヤであり、従って、回転方向だけでなく、幅方向Wでの組み付け方向も規定されている。
第2実施形態であると、上記のようにスポーク42Aを回転方向Rに対してねじれた形状としたので、タイヤ18の回転により発生する周方向における空気の流れを、スムースに幅方向W外方に導くことができるので、回転時の遠心力によって貫通穴44から第2流路部40に流れ込んできた空気Kを、タイヤ18の幅方向W外側にスムースに排出することができる。
第2実施形態であると、また、貫通穴44から第2流路部40に流れ込んできた空気Kを、車外側に排出することができるので、タイヤハウス内への空気の滞留を抑えて、冷却効果を高めることができる。第2実施形態について、その他の構成及び作用効果は第1実施形態と同じであり、説明は省略する。
図5は、第3実施形態に係るタイヤ・ホイール組立体10Bを示したものである。この例では、タイヤ18の内側筒部20(取付筒部28)と外側筒部22との間に、中間筒部50を設けた点で第1実施形態とは異なる。
中間筒部50は、内側筒部20の外周を同軸に取り囲む円筒形状をなしており、内側筒部20と外側筒部22の径方向における中間位置に配設されている。このように中間筒部50を設けることにより、剛性を高めることができる。
また、この例では、連結部24としてのスポーク42が、内側筒部20と中間筒部50との間だけでなく、中間筒部50と外側筒部22との間にも設けられている。すなわち、内側筒部20と中間筒部50を連結する内側スポーク42Xと、中間筒部50と外側筒部22を連結する外側スポーク42Yが設けられている。そして、中間筒部50には、その内側の第2流路部40に対して開口する貫通穴52が設けられている。貫通穴52を設けることで、中間筒部50の径方向外側にも排気のための空気流路となる第2流路部が設けられている。
このように中間筒部50を設けた場合にも、その内外にスポーク42X,42Yを設けるとともに、貫通穴52を設けたことにより、モータ12により加熱された空気を、中間筒部50の内周側でも外周側でも効果的に排気することができる。
なお、図5の例では、中間筒部46の内周側と外周側の双方にスポーク42X,42Yを設けたが、いずれか一方側のみに設けてもよい。その場合、例えば、他方側においては一般的なスポークにより連結部を構成してもよい。いずれか一方側のみに設ける場合、中間筒部50の内周側、即ち、内側筒部20と中間筒部50の間に設けることが好適である。その場合、中間筒部50に貫通穴52は不要である。第3実施形態について、その他の構成及び作用効果は第1実施形態と同じであり、説明は省略する。
なお、以上の実施形態では、連結部24を径方向Zに対して傾斜したスポーク42,42Aのみで構成したが、径方向に対して傾斜していないスポークを追加的に設けてもよい。また、幅方向に傾斜したスポークや、周方向に延びるスポークなど様々なスポークを、上記実施形態の効果を損なわない範囲で適宜追加してもよい。
また、上記実施形態では、内側筒部20を内外二層構造として、ここにホイール14とタイヤ18の境界を設けたが、内側筒部は一層構造でもよい。その場合、タイヤとホイールは単一部材として一体に形成されてもよく、あるいはまた、外側筒部までをホイールとして、その外周にトレッド部を含むタイヤを取り付けるように構成してもよい。また、タイヤとしては、上記の非空気入りタイヤに限定されず、空気入りタイヤを用いることもできる。空気入りタイヤを用いる場合、例えば、外側筒部をホイールのリムとして、その外周に空気入りタイヤを装着するように構成すればよい。
また、上記実施形態では、インホイールモータ方式のタイヤ・ホイール組立体について説明したが、モータを内蔵しないタイヤ・ホイール組立体に適用してもよい。その場合でも、一般にホイール内にはブレーキが組み込まれているので、ブレーキ熱により加熱された空気を排気することができ、冷却効果を高めることができる。このようにホイール内に組み込まれて熱源となるものとしてはモータやブレーキ等があり、本実施形態による冷却が効果的である。
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
10,10A,10B…タイヤ・ホイール組立体、12…モータ、12A…外周面、
14…ホイール、16…トレッド部、18…タイヤ、20…内側筒部、
22…外側筒部、26…リム、28…取付筒部、38…第1流路部、40…第2流路部、
42,42A,42X,42Y…スポーク、44…貫通穴、
46…内側筒部に対する付け根部、48…外側筒部に対する付け根部、
R…回転方向、W…幅方向、Z…径方向

Claims (7)

  1. ホイールとトレッド部を含むタイヤとの組立体であって、
    円筒形状の内側筒部と、前記内側筒部の外周を取り囲む円筒形状の外側筒部と、前記内側筒部と前記外側筒部をつなぐ連結部と、を備え、
    前記内側筒部に貫通穴が設けられ、
    前記連結部が、前記内側筒部の周方向に間隔をおいて配設されて前記内側筒部の幅方向に延びる複数のスポークを含み、前記スポークが、径方向に対して回転方向後方に傾斜して設けられた
    ことを特徴とするタイヤ・ホイール組立体。
  2. 前記タイヤが非空気入りタイヤである請求項1記載のタイヤ・ホイール組立体。
  3. 前記スポークは、回転方向前方側に膨らみを持つ湾曲状に形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載のタイヤ・ホイール組立体。
  4. 前記スポークは、当該スポークの径方向内端から外端に向かって、径方向外方ほど幅方向に対する傾斜角度が大きく形成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のタイヤ・ホイール組立体。
  5. 前記内側筒部が、前記ホイールのリムと、前記リムに外嵌する取付筒部とからなり、前記タイヤが、前記取付筒部と、前記外側筒部と、前記連結部と、前記外側筒部の外周面に設けられたゴム弾性体からなる前記トレッド部とを含む非空気入りタイヤであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のタイヤ・ホイール組立体。
  6. 前記ホイールは内側にモータが組み込まれるものであり、前記内側筒部は前記モータの外周を取り囲むものであり、前記モータを冷却するための空気流路となる第1流路部が、前記内側筒部と前記モータの外周面との間に当該外周面を取り巻くように設けられ、前記内側筒部と前記外側筒部との間に、前記モータで加熱された空気を幅方向外方に排出するための空気流路となる第2流路部が設けられ、前記貫通穴が前記第1流路部と前記第2流路部を連通させるものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のタイヤ・ホイール組立体。
  7. 前記内側筒部が、前記ホイールのリムと、前記リムに外嵌する取付筒部とからなり、前記リムが間隙をおいて前記モータの外周面を取り囲むことで、前記第1流路部が設けられたことを特徴とする請求項6記載のタイヤ・ホイール組立体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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