JP2020138266A - ホーニング装置 - Google Patents

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重美 塩谷
Shigemi Shiotani
重美 塩谷
直克 堀田
Naokatsu Hotta
直克 堀田
伊藤 博之
Hiroyuki Ito
博之 伊藤
和哉 三ヶ島
Kazuya Mitsugashima
和哉 三ヶ島
博樹 野中
Hiroki Nonaka
博樹 野中
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Abstract

【課題】シリンダの内周面に凹凸が生成されることを抑制することができるホーニング装置を提供する。【解決手段】ホーニング装置10では、砥石16及び砥石ホルダ17の揺動中心がテーパ部材30及び31とシュー18の2つの当接箇所の軸方向の中央に配置されている。これにより、砥石16の往復運動の方向の反転時に、砥石16にかかる荷重を2つの当接箇所に均等に分散させることができる。その結果、砥石16の挙動が安定し、シリンダの内周面に凹凸が生成されることを抑制する。【選択図】図1

Description

本発明は、ホーニング装置に関する。
従来より、シリンダ(円筒部材)の内周面をホーニング加工するホーニングヘッドを備えるホーニング装置が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。ホーニングヘッドは、2つのテーパ部材を備える回転軸と、当該2つのテーパ部材の外周を囲むように配置され、複数の砥石が外周に沿って等間隔に配置されたシューとを備えている。
特許文献1及び2では、砥石がばね支持部(弾性部材)を介してシューに装着されている。シリンダの内周面をホーニング加工する場合、砥石は、シリンダの内周面の径変化に沿って首振り揺動しながら回転し、且つ軸方向に沿って上下に往復運動(レシプロ運動)をする。そして、シリンダの上下端にて、砥石の往復運動の方向を反転する。
特開2012−86282号公報 特開2018−99762号公報
従来のホーニングヘッドでは、砥石をシューに装着するばね支持部が、シューとテーパ部材との2つの当接箇所の中央に配置されていないので、当該2つの当接箇所にかかる荷重に偏りが発生する。
特に、砥石の往復運動の方向を反転する際には、砥石をシリンダの内周面に押し付ける力の方向が上下に変動するため、砥石にかかる荷重が変動する。砥石にかかる荷重は、2つの当接箇所にかかる荷重の偏りにより、2つの当接箇所に均等に分散させることができず、砥石の挙動が不安定になり、シリンダの内周面の上下端に凹凸が生成されるという課題がある。
本発明は、上記を鑑みなされたものであって、シリンダの内周面に凹凸が生成されることを抑制することができるホーニング装置を提供することを目的とする。
本発明に係るホーニング装置は、軸方向に延伸するスリットを有する中空のヘッド本体と、前記ヘッド本体の内部に設けられ、前記軸方向に移動可能で且つ前記軸方向に沿って上下に配置された第1テーパ部材及び第2テーパ部材と、前記第1テーパ部材及び前記第2テーパ部材と当接し、前記ヘッド本体のスリットに拡径方向及び縮径方向に移動可能に取り付けられたシューと、前記軸方向に延在する砥石と、前記拡径方向に延びる長孔を有し、前記砥石を保持し、前記拡径方向及び前記縮径方向に移動可能に且つ前記長孔に差し込まれたピンを中心に揺動可能に前記シューに装着される砥石保持部材と、前記シューと前記砥石保持部材との間に配置され、前記砥石保持部材を前記拡径方向に付勢する弾性部材と、を備え、前記砥石及び前記砥石保持部材の揺動の中心が、前記第1テーパ部材及び前記第2テーパ部材と前記シューとの2つの当接箇所の前記軸方向の中央に配置されていることを特徴とする。
上述した本発明のホーニング装置によれば、シリンダの内周面に凹凸が生成されることを抑制することができる。
本実施の形態に係るホーニング装置を示す図である。 (A)はホーニングヘッドの水平方向の断面図であり、(B)は変形例に係るホーニングヘッドの水平方向の断面図である。 軸方向に径変化のある円形状の断面を有するシリンダの内周面の一例を示す図である。 ホーニングヘッドが軸方向に3段分の砥石を備えている場合のシリンダの内周面と砥石との位置関係を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本実施の形態に係るホーニング装置を示す図である。図2(A)はホーニングヘッドの水平方向の断面図であり、図2(B)は変形例に係るホーニングヘッドの水平方向の断面図である。図3は、軸方向に径変化のある円形状の断面を有するシリンダの内周面の一例を示す図である。
本実施の形態に係るホーニング装置10は、例えば、図3に示す軸方向に径変化のある円形状の断面を有するシリンダの内周面100をホーニング加工する装置である。尚、図1の上側がホーニング装置10の上側を示し、図1の下側がホーニング装置10の下側を示すものとする。軸方向は、回転軸Pに沿った鉛直方向(図1の上下方向)であり、拡径方向は回転軸Pから放射状に径が広がる方向であり、縮径方向は回転軸Pに向かって径が縮む方向である。
図1に示すように、ホーニング装置10は、図3のシリンダの内周面100をホーニング加工するホーニングヘッド11と、ホーニングヘッド11と連結され、回転軸Pを中心としてホーニングヘッド11を回転させるユニバーサルジョイント12と、ユニバーサルジョイント12介してホーニングヘッド11を回転させると共に上下方向(即ち回転軸Pの軸方向)に往復移動させる駆動装置13とを備えている。
ホーニングヘッド11は、軸方向に延伸するスリット14を有する中空のヘッド本体15と、ヘッド本体15のスリット14に拡径方向及び縮径方向に移動可能に取り付けられたシュー18とを備えている。複数の砥石16は、ホーニングヘッド11の外周に等間隔に、かつ、ホーニングヘッド11の回転軸Pから等距離の位置に設けられている。
砥石16は、軸方向に延在し、砥石保持部材としての砥石ホルダ17に保持される。砥石ホルダ17の中心には、拡径方向に延びる長孔21が形成されている。長孔21に固定ピン19を差し込まれて、砥石16及び砥石ホルダ17は、シュー18に取り付けられる。弾性体20はシュー18と砥石ホルダ17との間に配置され、砥石ホルダ17を拡径方向に付勢する。砥石16及び砥石ホルダ17は、弾性体20により拡径方向へ押圧支持される。この構造により、砥石16及び砥石ホルダ17は拡径方向及び縮径方向に移動可能に且つ固定ピン19を中心に揺動可能にシュー18に装着される。なお、砥石16を押圧支持する複数の弾性体20は、長さ及びばね定数が互いに同じである。
本実施の形態では、図2(A)に示すように、1つの砥石16は、1つの砥石ホルダ17に保持されるが、図2(B)に示すように、複数の砥石16が1つの砥石ホルダ17に保持されてもよい。この場合、複数の砥石16はホーニングヘッド11の外周に沿って並列に配置される。図2(B)の場合、図2(A)と比べて、研削面積が増加するので、ホーニング加工の効率を向上させることができる。
ヘッド本体15の内部には、軸方向に移動可能な2つのテーパ部材30及び31が設けられている。第1テーパ部材としてのテーパ部材30は第2テーパ部材としてのテーパ部材31の軸方向上側に配置されている。テーパ部材30及び31には、円筒形状の下部部分を下方に向けて縮径方向に傾斜させた円筒斜面32及び33がそれぞれ形成されている。シュー18には、下方に向けて縮径方向に傾斜する上部斜面41及び下部斜面42が形成されており、上部斜面41には円筒斜面32が当接し、下部斜面42には円筒斜面33が当接する。
2つのテーパ部材30及び31を軸方向下方に移動させると、円筒斜面32及び33により、シュー18の上部斜面41及び下部斜面42が拡径方向に押し広げられ、それにより、砥石16が拡径方向に押し出される。一方、2つのテーパ部材30及び31を軸方向上方に移動させると、戻りばね43及び44の収縮力により、シュー18の上部斜面41及び下部斜面42が縮径方向に引き込まれ、それにより、砥石16が縮径方向に引き込まれる。
ホーニングヘッド11は、シリンダの内部に挿入されて、シリンダの円形状の内周面100のホーニング加工をする。シリンダにホーニングヘッド11を挿入する時は、ホーニングヘッド11の外径をシリンダの内径よりも小さくする必要があるため、テーパ部材30及び31を軸方向上方に移動させて、砥石16を縮径方向に引き込んだ状態で、シリンダにホーニングヘッド11を挿入する。そして、シリンダの内周面100のホーニング加工を開始する時は、テーパ部材30及び31を軸方向下方に移動させて、砥石16を拡径方向に押し出し、その状態でホーニング加工を開始する。
本実施の形態では、砥石16は、シリンダの径変化に沿って固定ピン19を中心に首振り揺動しながら回転軸P中心に回転し、軸方向上下に往復運動(レシプロ運動)をする。ホーニング加工時には、シリンダの上下端にて、砥石16の往復運動の方向を反転させるが、このとき、砥石16に加わる力の方向が大きく変動するため、砥石16の挙動を安定させる必要がある。
このため、本実施の形態では、図1に示すように、砥石16及び砥石ホルダ17の揺動中心(即ち、砥石16及び砥石ホルダ17の軸方向の中心)がテーパ部材30及び31とシュー18の2つの当接箇所(即ち、円筒斜面32と上部斜面41との当接箇所、及び円筒斜面33と下部斜面42との当接箇所)の軸方向の中央に配置されている。これにより、砥石16の往復運動の方向の反転時に、砥石16にかかる荷重を2つの当接箇所に均等に分散させることができる。その結果、砥石16の挙動が安定し、シリンダの内周面100に凹凸が生成されることを抑制することができる。尚、当接箇所は、当接部分の軸方向の中心、即ち当接中心である。
尚、砥石16が揺動した場合でも、砥石16は2つの当接箇所の間に位置し、2つの当接箇所の外側(即ち、円筒斜面32と上部斜面41との当接箇所よりも軸方向上側、及び円筒斜面33と下部斜面42との当接箇所よりも軸方向下側)に、はみ出ないように構成されている。これは、砥石16が2つの当接箇所の外側にはみ出ると、砥石16にかかる荷重を2つの当接箇所に均等に分散させることができなくなるためである。例えば、砥石16が円筒斜面32と上部斜面41との当接箇所よりも軸方向上側にはみ出ると、砥石16にかかる荷重は、円筒斜面33と下部斜面42との当接箇所よりも円筒斜面32と上部斜面41との当接箇所に多くかかる。
砥石16の軸方向の長さL1は、テーパ部材30及び31とシュー18の2つの当接箇所の間隔よりも短い。砥石16の軸方向の長さL1が、当該2つの当接箇所の間隔とほぼ同じか又は当該2つの当接箇所の間隔よりも長いと、砥石16にかかる荷重を2つの当接箇所に均等に分散させることができなくなるためである。図3に示すようにシリンダの内周面100の軸方向の長さをL2とした場合に、砥石16の軸方向の長さL1は、長さL2の1/4〜1/10倍であることが好ましい。
また、ホーニングヘッド11は、軸方向に1段の砥石16を備えており、軸方向に複数段分(2段以上)の砥石を備えていない。例えば、ホーニングヘッド11が軸方向に3段分の砥石16を備えている場合のシリンダの内周面100と砥石16との位置関係を図4に示す。この場合、弾性体20に支持される3段の砥石16を用いるため、軸方向の内周面100の形状を調整するオーバートラベル(即ち、内周面100の上下端で砥石16の一部を内周面100から外す研削調整)を行っても、全ての砥石16を内周面100から外すことはできないので、内周面100の中央部が多く研削され、内周面100の形状が崩れる。
内周面100の上下端で全ての砥石16を一旦内周面100から外すと、弾性体20の弾性力で砥石16が拡径方向に飛び出し、研削を継続することができない。砥石16を内周面100に戻すには、一旦テーパ部材30及び31を軸方向上方に移動させて、砥石16を縮径方向に引き込んだ状態で、シリンダにホーニングヘッド11を再挿入し、テーパ部材30及び31を軸方向下方に移動させて、砥石16を拡径方向に押し出す必要がある。この場合、シリンダの内周面100に砥石16との当接跡が形成され、ボーニング加工の効率が著しく悪化する。このため、本実施の形態にかかるホーニングヘッド11は、軸方向に1段の砥石16を備えている。
以上説明したように、本実施の形態に係るホーニング装置10では、砥石16及び砥石ホルダ17の揺動中心がテーパ部材30及び31とシュー18の2つの当接箇所の軸方向の中央に配置されている。これにより、砥石16の往復運動の方向の反転時に、砥石16にかかる荷重を2つの当接箇所に均等に分散させることができる。その結果、砥石16の挙動が安定し、シリンダの内周面100に凹凸が生成されることを抑制することができる。
尚、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能である。
10 ホーニング装置、11 ホーニングヘッド、12 ユニバーサルジョイント、13 駆動装置、14 スリット、15 ヘッド本体、16 砥石、17 砥石ホルダ、18 シュー、19 固定ピン、20 弾性体、21 長孔、30,31 テーパ部材、32,33 円筒斜面、41 上部斜面、42 下部斜面、100 内周面

Claims (1)

  1. 軸方向に延伸するスリットを有する中空のヘッド本体と、
    前記ヘッド本体の内部に設けられ、前記軸方向に移動可能で且つ前記軸方向に沿って上下に配置された第1テーパ部材及び第2テーパ部材と、
    前記第1テーパ部材及び前記第2テーパ部材と当接し、前記ヘッド本体のスリットに拡径方向及び縮径方向に移動可能に取り付けられたシューと、
    前記軸方向に延在する砥石と、
    前記拡径方向に延びる長孔を有し、前記砥石を保持し、前記拡径方向及び前記縮径方向に移動可能に且つ前記長孔に差し込まれたピンを中心に揺動可能に前記シューに装着される砥石保持部材と、
    前記シューと前記砥石保持部材との間に配置され、前記砥石保持部材を前記拡径方向に付勢する弾性部材と、を備え、
    前記砥石及び前記砥石保持部材の揺動の中心が、前記第1テーパ部材及び前記第2テーパ部材と前記シューとの2つの当接箇所の前記軸方向の中央に配置されていることを特徴とするホーニング装置。
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