JP7166190B2 - ホーニングツールを用いた加工方法及びホーニングツール - Google Patents
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Description
ホーニングツールを用いた加工方法において、
軸方向に往復移動可能なロッドと、
径方向外端部にホーニング砥石を有し、径方向内端部が上記ロッドの外周面を摺動可能な砥石装着プレートと、
上記砥石装着プレートの軸方向両端に設けられ、該砥石装着プレートを軸中心へ向かって付勢することにより支持する付勢部材と、
円筒形状をなして上記ロッドの外周を覆い、上記ホーニング砥石及び上記砥石装着プレートが周方向に隙間を有して挿通される挿通孔が形成されたツール本体と、を備え、
上記ロッドは、上記挿通孔の周方向の中心からずれた位置に上記砥石装着プレートの径方向内端部を嵌め込み可能な溝部が形成されたホーニングツールを準備する工程と、
上記砥石装着プレートを上記挿通孔の周方向の略中心に位置させた状態でホーニングツールを回転駆動し、該回転によって該砥石装着プレートの径方向外端部が回転方向後側に傾き、上記ホーニング砥石の角部がワーク加工面に当接した状態でワークを加工する粗加工工程と、
上記ホーニング砥石の挙動を変化させる(例えば、回転負荷や砥石拡張の繰り返し等を行う)ことによって、上記砥石装着プレートの径方向内端部が上記ロッドの溝部へ嵌め込まれる変位工程と、
上記変位工程後に、上記溝部の側壁へ上記砥石装着プレートの一方側の側壁が当接するとともに、上記挿通孔の側壁へ該砥石装着プレートの他方側の側壁が当接し、上記ホーニング砥石とワーク加工面との接触点におけるワーク加工面の接線と、該砥石装着プレートの中心線とのなす角度のうち、回転方向前側の角度が粗加工工程時よりも大きくなった状態でワークを加工する仕上げ工程と、を備える。
軸方向に往復移動可能なロッドと、
径方向外端部にホーニング砥石を有し、径方向内端部が上記ロッドの外周面を摺動可能な砥石装着プレートと、
上記砥石装着プレートの軸方向両端に設けられ、該砥石装着プレートを軸中心へ向かって付勢することにより支持する付勢部材と、
円筒形状をなして上記ロッドの外周を覆い、上記ホーニング砥石及び上記砥石装着プレートが周方向に隙間を有して挿通される挿通孔が形成されたツール本体と、を備え、
上記ロッドは、上記挿通孔の周方向の中心からずれた位置に溝部が上記砥石装着プレートの径方向内端部を嵌め込み可能に形成され、
上記溝部へ上記砥石装着プレートの径方向内端部が嵌め込まれた状態では、該溝部の側壁へ該砥石装着プレートの一方側の側壁が当接するとともに、上記挿通孔の周方向の側壁へ該砥石装着プレートの他方側の側壁が当接し、嵌め込まれる前と比して、上記ホーニング砥石とワーク加工面との接触点におけるワーク加工面の接線と、該砥石装着プレートの中心線とのなす角度のうち、回転方向前側の角度が大きくなるように構成されている。
以上のように構成されたホーニングツール10をホーニング加工機へ装着し、ワーク80の被加工孔に対してホーニング加工を行う際の手順を図に基づいて説明する。
このように本実施形態では、砥石装着プレート40の側壁41a,41bと挿通孔22の側壁22a,22bとの間に隙間Sを有するため、ホーニングツール10の回転駆動によって砥石装着プレート40の姿勢が傾く。その際、ホーニング砥石50の回転方向前側の角部50eがワーク加工面80aに接触することで、ホーニング砥石50のエッジが加工に用いられるため、加工負荷が小さくなり、切れ味は大幅に上がり、粗加工の効率が良い。
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としても良い。
20 ツール本体
22 挿通孔
22a 側壁(回転方向前側)
22b 側壁(回転方向後側)
30 ロッド
31 基端側ロッド
32 先端側ロッド
33 外周部
34 溝部
34a 側壁
34b 底壁
40 砥石装着プレート
41 径方向外端部
41a 側壁(一方側)
41b 側壁(他方側)
41c 段部
41d 角部(回転方向前側)
41e 角部(回転方向後側)
42 径方向内端部
42a 側壁(一方側)
50 ホーニング砥石
60 付勢部材
80 ワーク
80a ワーク加工面
91,92 固定治具
Claims (2)
- ホーニングツールを用いた加工方法において、
軸方向に往復移動可能なロッドと、
径方向外端部にホーニング砥石を有し、径方向内端部が上記ロッドの外周面を摺動可能な砥石装着プレートと、
上記砥石装着プレートの軸方向両端に設けられ、該砥石装着プレートを軸中心へ向かって付勢することにより支持する付勢部材と、
円筒形状をなして上記ロッドの外周を覆い、上記ホーニング砥石及び上記砥石装着プレートが周方向に隙間を有して挿通される挿通孔が形成されたツール本体と、を備え、
上記ロッドは、上記挿通孔の周方向の中心からずれた位置に上記砥石装着プレートの径方向内端部を嵌め込み可能な溝部が形成されたホーニングツールを準備する工程と、
上記砥石装着プレートを上記挿通孔の周方向の略中心に位置させた状態でホーニングツールを回転駆動し、該回転によって該砥石装着プレートの径方向外端部が回転方向後側に傾き、上記ホーニング砥石の角部がワーク加工面に当接した状態でワークを加工する粗加工工程と、
上記ホーニング砥石の挙動を変化させることによって、上記砥石装着プレートの径方向内端部が上記ロッドの溝部へ嵌め込まれる変位工程と、
上記変位工程後に、上記溝部の側壁へ上記砥石装着プレートの一方側の側壁が当接するとともに、上記挿通孔の側壁へ該砥石装着プレートの他方側の側壁が当接し、上記ホーニング砥石とワーク加工面との接触点におけるワーク加工面の接線と、該砥石装着プレートの中心線とのなす角度のうち、回転方向前側の角度が粗加工工程時よりも大きくなった状態でワークを加工する仕上げ工程と、
を備えることを特徴とするホーニングツールを用いた加工方法。 - 軸方向に往復移動可能なロッドと、
径方向外端部にホーニング砥石を有し、径方向内端部が上記ロッドの外周面を摺動可能な砥石装着プレートと、
上記砥石装着プレートの軸方向両端に設けられ、該砥石装着プレートを軸中心へ向かって付勢することにより支持する付勢部材と、
円筒形状をなして上記ロッドの外周を覆い、上記ホーニング砥石及び上記砥石装着プレートが周方向に隙間を有して挿通される挿通孔が形成されたツール本体と、を備え、
上記ロッドは、上記挿通孔の周方向の中心からずれた位置に溝部が上記砥石装着プレートの径方向内端部を嵌め込み可能に形成され、
上記溝部へ上記砥石装着プレートの径方向内端部が嵌め込まれた状態では、該溝部の側壁へ該砥石装着プレートの一方側の側壁が当接するとともに、上記挿通孔の周方向の側壁へ該砥石装着プレートの他方側の側壁が当接し、嵌め込まれる前と比して、上記ホーニング砥石とワーク加工面との接触点におけるワーク加工面の接線と、該砥石装着プレートの中心線とのなす角度のうち、回転方向前側の角度が大きくなるように構成されていることを特徴とするホーニングツール。
Priority Applications (1)
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JP2019027124A JP7166190B2 (ja) | 2019-02-19 | 2019-02-19 | ホーニングツールを用いた加工方法及びホーニングツール |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019027124A JP7166190B2 (ja) | 2019-02-19 | 2019-02-19 | ホーニングツールを用いた加工方法及びホーニングツール |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2020131347A JP2020131347A (ja) | 2020-08-31 |
JP7166190B2 true JP7166190B2 (ja) | 2022-11-07 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
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JP (1) | JP7166190B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006102855A (ja) | 2004-10-04 | 2006-04-20 | Atoraizu Inaken:Kk | ホーニングヘッドとホーニングヘッド本体の製造方法 |
JP2012187686A (ja) | 2011-03-11 | 2012-10-04 | Honda Motor Co Ltd | ホーニング用研削工具 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4430637Y1 (ja) * | 1965-11-15 | 1969-12-17 | ||
US5170592A (en) * | 1989-07-31 | 1992-12-15 | Boulton Michael A | Honing stone and guide assemblies |
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2019
- 2019-02-19 JP JP2019027124A patent/JP7166190B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006102855A (ja) | 2004-10-04 | 2006-04-20 | Atoraizu Inaken:Kk | ホーニングヘッドとホーニングヘッド本体の製造方法 |
JP2012187686A (ja) | 2011-03-11 | 2012-10-04 | Honda Motor Co Ltd | ホーニング用研削工具 |
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JP2020131347A (ja) | 2020-08-31 |
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