JP2020531304A - センタリングコーン及び嵌込装置 - Google Patents

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Abstract

固定要素を受け部に嵌め込むためのセンタリングコーンであって、センタリングコーンは、円錐形の内面を備えた内側の円錐セクションを有し、それにバネセクションが半径方向における外側で一体的に連結され、バネセクションは半径方向の力が加えられることによってばね力を吸収するために変形するように形成されている。

Description

本発明は、請求項1のプリアンブルに従ったセンタリングコーン及びそれを内蔵する嵌込装置に関するものである。
工作機械の分野から、固定要素が嵌込要素を使用して受け部内に一時的に固定されるか又は嵌め込まれ得る嵌込装置が公知である。このようなシステムは、例えば国際公開第2007/009439号で知られているように高い位置決め精度が特徴であり、特に被加工物を加工工程のために一時的に工作機械の機械台に固定するために使用される。
複数の固定要素が一緒に、一つ又は複数の被加工物を支えることが多い。これは例えば、その下面に複数の固定要素が備えられ、その上面に一つ又は複数の被加工物を収容するために備えられたパレットによって生じ得る。好ましくはピン様の固定要素がパレットを介して剛性に互いに結合されている。このパレットは、各固定要素が機械台内の適切な受け部に入れられ、そこで嵌め込まれることで機械台内に入れられる。
パレット内に温度変化がある場合は、パレットが膨張したり収縮したりし、その結果パレットに固定された固定要素の相互の間隔がわずかに変化する。そうであってもパレットを機械台に確実に固定できるようにするため、固定要素を収容する受け部は、国際公開第2007/009439号に開示されているように、受け部に対して浮いて支承されているセンタリングコーンを備えている。これによって、各固定要素はその受け部内でわずかな量だけ、その縦軸に対して垂直にスライドされ、その際にこのスライドが独立して形成されたバネ要素に対して反対に作用する。このバネ要素は当該センタリングコーンの外側を取り巻いている。センタリングコーンと独立したバネ手段をこのように配置すると、製造の手間がかかり、それに応じて費用も高い。
国際公開第2007/009439号
従って本発明の課題は、前述の欠点を克服する、嵌込装置のためのセンタリングコーンを提示することである。
本課題は、請求項1に記載のセンタリングコーン及び請求項9に記載の嵌込装置によって解決される。さらに別の有利な実施形態が従属請求項で開示される。
本発明は、当該センタリングコーンが二重機能を形成しながら一体に作られ得、それによってその製造がより迅速で安価にできるという認識に基づいている。この二重機能では、当該センタリングコーンが一方において内部に円錐形の内面を持つ円錐セクションを有し、この内面は、これに対して相補的に形成された円錐形の固定要素外面に接して形成されている。他方では、当該センタリングコーンは当該円錐セクションと一体で形成されたバネセクションを含んでおり、このバネセクションは、当該円錐セクションに半径方向内側に作用する復元バネ力を加えるために、半径方向外側が当該円錐セクションに連結している。本発明によるセンタリングコーンは、従来技術から公知のものとは異なり、円錐セクションとバネセクションとを組み合わせて一体に結合し、高い寸法精度で、安価に、かつ紛失しないことを可能にする。従来技術で公知の、別々に形成された要素の製造公差に必要な配慮、及び当該嵌込装置受け部内で別々に位置決めすることを省略できるので、時間と費用が節約できる。
本発明によるセンタリングコーンを収容する嵌込装置は、少なくとも一つの受け部を含み、その受け部内には固定要素を一時的に嵌め込み可能であり、かつその中に固定可能である。当該受け部は、当該固定要素と同様に、完全に又は少なくとも部分的に、それぞれ一本の縦軸の周りを回転対称に形成される。少なくとも一つの、半径方向に可動又は移動可能な嵌込要素は、当該受け部に嵌め込まれた当該固定要素に選択的に嵌込力を加え、及び固定し、又は当該固定要素が当該受け部から取り外され得るよう固定を解除する。当該固定要素には、円錐形の外面が形成され、この外面は本発明によるセンタリングコーンによって当該固定要素をセンタリングするために機能する。
当該センタリングコーンは環状に円錐軸周りに形成され、この円錐軸は当該固定要素が嵌め込まれた状態でこの固定要素の縦軸と一致する。当該センタリングコーンには、当該円錐軸を取り囲む内部円錐セクションが形成され、この内部円錐セクションは当該固定要素の円錐形の外面に対して相補的に形成され、それにより、この外面と一緒に相互作用するために及び互いに接し合ってある円錐面の上に半径方向の位置決め力が当該固定要素に加えられることが可能になる。
本発明により、当該センタリングコーンはバネセクションを有し、このバネセクションは半径方向外側で当該円錐セクションに連結し、この円錐セクションと一体で形成されている。外側にある当該バネセクションは、半径方向における内側へバネ力が当該円錐セクションに、及びこの円錐セクション経由で当該固定要素にかかるよう機能し、それによってこの固定要素の半径方向の位置が当該受け部内に固定され、同時にこの固定要素の浮動支承が提供され、この支承によって当該固定要素の水平位置が当該受け部に対してわずかな量だけ変動し得る。バネ力を受けるために、当該センタリングコーンはその外周で、例えば当該受け部の壁で支え得る。
本発明の有利な一実施形態では、当該円錐セクションが当該バネセクションとは異なり、剛性に形成されている。当該円錐セクションはこの場合十分に形状安定性があり、その結果、当該円錐セクションの円錐形の内面に隣接している固定要素は、当該円錐セクションの上に半径方向又は軸方向の力が加わっても、この円錐セクションを変形させることはできない。当該バネセクションはそれとは逆に、当該円錐セクションとは異なり、所定の性質として弾性に形成されており、その結果、当該円錐セクションは当該バネセクションとは異なり半径方向にわずかな量だけ可動であり、それによって特に熱が原因の伸展作用が相殺される。目標に設定した当該円錐セクションの相対的可動性は、当該バネセクションとは異なり、1/100mmの範囲内、好ましくは0.05mmの範囲内である。
適切には、当該バネセクションは可逆的又は柔軟に負荷をかけ得る。当該円錐セクションの半径方向に当たる力は、当該バネセクションとは異なり、復元力を形成しながら当該バネセクションを変形させ、この変形は、当該センタリングコーンの逆変形時に、再び弱まって元の形になる。
本発明の有利な一実施形態では、当該円錐セクションが当該バネセクションと、ほぼV字型の断面を形成する。当該円錐セクションは、この場合、半径方向内側のV字型の脚により形成され、他方で当該バネセクションは少なくとも半径方向外側に位置しているV字型の脚により形成される。二つの脚を結合するV字断面の頂点は、選択的に当該円錐セクション又は当該バネセクションの一部であってよい。V字型の構造には簡単な方法で、比較的狭い空間で、当該円錐セクションと当該バネセクションを一体で形成することを可能にし、その際にV字型の断面がすでにバネ作用の形成に有利に働く。この断面では、内側にある当該円錐セクションが、当該円錐軸に対して傾斜した内面又は外面を備えた輪を形成し、この内面又は外面には、当該バネセクションの半径方向外側が連結している。このバネセクションは、同じく円錐軸を取り巻く輪の形を持ち、当該円錐セクションとは異なり傾斜した内面又は外面を備えている。
V字型の、本発明によるセンタリングコーンの有利な一実施形態では、当該円錐セクションを形成する内脚は、軸方向に所定量だけ、外脚よりも長い。このことにより、当該円錐セクションは、固定要素の収容時又はセンタリング時に、当該受け部の縦軸に対して垂直に伸びる、当該受け部の支持面に沿ってよりよく滑る(「浮動する」)ようにさせる。軸方向にいくらか短く形成された、当該センタリングコーンの外脚は、この支持面に、有利には、触れない。これによって、当該円錐セクションが繰り返し半径方向に負荷をかけられたり解除されたりする場合に、定義できない変形挙動及び特に軸方向へのセンタリングコーンの「移動」が回避される。
適切には、内脚及び/又は外脚の自由端は、軸方向に円錐軸に対して垂直の正面と境を接している。より長い、好ましくは内脚は、その軸方向の端面と平らに(及びそれによって定義された軸方向の位置に)当該受け部の上述の支持面に当接する。当該バネセクションを形成するV字型断面の外脚は当該支持面と接触し、短い実施形態の場合は反対に接触せず、その代わりに半径方向内側に支える当該受け部の外壁にと接する。
一部を変更した一実施形態では、当該センタリングコーンはむしろU字型の断面を持っており、その結果当該円錐セクションを形成する内脚と、当該バネセクションを形成する外脚が、少なくとも部分的に互いに平行に伸びる。好ましくは、当該バネセクションは当該円錐セクションよりも薄く(及びそれによって柔軟に)形成される。
有利な一実施形態では、当該円錐セクションを形成する内脚は、その自由端から見て、軸方向にわずかの量、頂点の軸位置の上で第二の端部まで出ている。ここでこの第二の端部は、当該円錐セクションを、当該受け部の軸に対して垂直に伸びる当該受け部の支持面に沿ってより良好に滑らせる(「浮かせる)」ために備えられている(図4参照)。
当該センタリングコーンのV字型又はU字型形状は、当該円錐セクションの自由端が当該固定要素コーンの小さい外径と一致し、及び当該固定要素コーンの大きい外径が軸方向におよそ頂点の高さにあるように選択され得る(図2参照)。
しかし逆に、この頂点は当該固定要素コーンの小さい直径の高さにあってよく、その結果当該円錐セクションの自由な脚の内面は、頂点から出て、半径方向に外へ傾斜する(図4参照)。
当該センタリングコーンのU字型の実施形態は、当該センタリングコーンが半径方向へ大きすぎる変形をしないよう、改善された保護を提供する。なぜならV字型の形態とは異なり、頂点が広いので、運動時に半径方向外へどちらかというと当該バネセクションに支えられる当該受け部の壁に当たるからである。
好ましくは、外脚の自由端はさらに、円錐軸を囲む円筒外側面と境を接する。この外面によって、当該センタリングコーンは上述の壁で、当該受け部の内側面に形成された半径方向の拡張部が面一で隣接し、それによって半径方向に所望のバネ力が形成され得る。外脚の円筒外側面形状の外面はこの場合、例えば当該センタリングコーンが嵌込装置組み立て時に軸方向に受け部階段状拡張部に嵌め込まれる又は差し込まれる時に、当該センタリングコーンを傾斜に逆らって案内する役目も担う。
当該センタリングコーンに所望のバネ特性を形成するために、当該円錐セクションが断面において当該バネセクションより大きい壁厚を備えている有利な実施形態が企図される。こうして所望のバネ特性がすでに、半径方向における外側へ当該円錐セクションと隣接する当該センタリングコーンの一部が完全に又部分的に、小さい壁厚に仕上げられており、そのために当該円錐セクションと比べて低い剛性を備えていることによって達成され得る。基本的に当該センタリングコーンの壁厚は、当該円錐セクションに求められる剛性が、当該バネセクションよりも高いことが確保されるならば、任意に選択可能である。
当該バネセクションのバネ特性は、例えば半径方向外脚が一つ又は複数の周囲を巡る溝、刻み目又は切り欠きを配置することによって軟化されることでも達成され、それにより、材料がところどころ減らされることで簡単に変形可能であるか、又はより高い弾性を生じさせ得る。刻み目又は切り込みにより、さらに、当該バネセクションが半径方向における内側に向かって変形したときに、当該バネセクションが円周方向に隣接する範囲とのわずかに接近しても十分な遊びが確保される。
当該センタリングコーンに使用された材料に応じて、特に当該バネセクションを備えた当該円錐セクションのV字型断面の場合、必要なバネ剛性は、V字断面の頂点が一時的に変形を吸収することで、すでにV字という形からもたらされ得、しかも半径方向に隣接する(当該円錐セクション)内脚又は半径方向外側に連結する外脚が異なる壁厚を備える必要はない。
本発明はさらに、嵌込装置に少なくとも一つの上述の種類のセンタリングコーンを備える。当該嵌込装置は受け軸に回転対称に形成された、固定要素を嵌め込むための受け部を含んでおり、その際に当該固定要素が、円錐形の外面を当該センタリングコーンの円錐形の内面に当接させるために有している。さらに、受け部内には、半径方向の拡張部が階段形状で備えられており、この拡張部は受け軸に対して垂直な支持面を有しており、その際に当該センタリングコーンが当該支持面に接して拡張部内に配置されている。受け軸に対して垂直な支持面は、当該センタリングコーンを半径方向にわずかな動きで「浮く」ように働き、その際に好ましくは当該円錐セクションは当該支持面に接し、それによって軸方向に支持される。
本発明によるセンタリングコーンが好ましくはV字型の部分断面を備えているにも関わらず、別の実施形態では同様に、比較的形状が安定した不動の内部セクションが、固定要素のコーン面を収容するために機能し、他方で半径方向における外側に弾性を持ったセクションが連結されていることが考えられる。「半径方向外側」とはこの場合、当該バネセクションが当該円錐セクションの半径方向外側にあるが、軸方向には上又は下を含んでいる。
以下では、本発明による装置の実施形態が図面の説明を使って詳細に説明される。
本発明によるセンタリングコーンを備えた受け部の図である。 本発明によるセンタリングコーンの部分拡大図である。 本発明によるセンタリングコーンの一つの類似した形態の図である。 本発明によるセンタリングコーンのもう一つの類似した形態の図である。 本発明によるセンタリングコーン別法の実施形態の図である。
図1は、嵌込装置1の単純化された断面図である。当該嵌込装置1は、縦軸14の周りに形成された固定要素2を収容するために備えられており、そのために当該固定要素2が当該嵌込装置1の受け軸の周りに形成された受け部5に嵌め込み可能である。
固定要素2が嵌め込まれた状態では、複数の嵌込要素4が、当該固定要素を取り巻く、詳細に図示していない突出部を後ろから把持し、それによって当該固定要素2がその嵌め込まれた位置に保たれる。当該嵌込要素4が半径方向外に動くことで、突出部ひいては当該固定要素2が解放され、当該受け部5から取り出され得る。固定要素2の上部セクションに円錐形の外面7が備えられていることで、その外面に当接する、本発明によるセンタリングコーンと相互作用することができる。
当該センタリングコーン18は円錐軸19の周りに形成され、この円錐軸は当該固定要素を嵌め込まれた状態でその固定要素の縦軸と一致する。リング状のセンタリングコーン18は、その円錐軸19が通る断面に二つのほぼV字型の個別断面を備え、これが互いに当該円錐軸19上でシンメトリであるために向かい合っており、及びそこから断面が図2の拡大部分図として見ることができる。
当該センタリングコーン18は、このほぼV字型の断面内に、当該固定要素2の円錐形の外面7に当接するための円錐形の内面21を備えた、内部円錐セクション20を含んでいる。当該円錐セクション20は同時に、V'sの内側のV脚Viである。図2で断面の上端にある頂点Vsから、断面で半径方向外へ、V'sの外側のV脚Vaに続いている。内脚Vi、及び外脚Vaは、円錐軸Aに対して互いに逆の傾斜で伸びる。
半径方向外側で当該円錐セクション20に連結するバネセクション22は、図2に示された実施形態では、脚Vs及び外脚Vaから形成され、この一つ又は両方の部分セクションが、脚Viよって形成された当該円錐セクション20よりも高い変形性又は弾性を有している。その弾性をもたせた特性により、当該バネセクション22は半径方向における内側へ向かって変形し、その結果、二つの脚Vi、Vaの自由端がわずかに互いに近づいて又は互いに遠ざかって動くことができる。半径方向内側に向いた、当該バネセクション22に作用する力が、それに応じて同じ方向に当該円錐セクション20に加えられ、その結果、その円錐形の内面21が内側へ、当該固定要素2の円錐形の外面7に対して押される。
図2は、図1に従い嵌込装置1内に嵌め込まれた状態の、当該センタリングコーン18の部分断面図である。当該センタリングコーンは、そのために階段形状の、半径方向の拡張部23内にあり、その際この階段は当該受け軸Aに対して垂直な支持面24と、当該支持面24に対して垂直に伸び、当該受け軸Aの周りに円筒状に形成される内側面25を含んでいる。取り付けられた状態で、当該センタリングコーン18は軸方向の、下端が当該支持面24に平らに当接し、その際センタリングコーンは半径方向の力の影響を受けながら内側又は外側へわずかに可動である(「浮いた支承」)。
当該コーン18の外脚Vaは、内脚Viよりも軸方向にいくらか短く形成されており、その結果外脚Vaは当該支持面24に接触しない。その代わりに外脚Vaはその外側周囲が当該階段状の拡張部23の内側面25に当接し、それによって当該センタリングコーン内に形成される又は伝達されるべきバネ力を半径方向に受けることができる。
本発明によるセンタリングコーンの機能方法は、図1に基づき、次のように解説される。固定要素2がまだ離れている状態で、当該センタリングコーン18は当該受け部5の当該拡張部23に嵌め込まれており、その際にセンタリングコーンは好ましくは高いはめ合い精度で、又は半径方向に付勢する状態で周りを巡る内側面25に挿入される。そのあと、当該固定要素2は嵌込要素4が軸方向に引き戻された状態で当該受け部5に嵌め込まれる。それに続いて、当該嵌込要素4が半径方向に動くと、この傾斜して伸びる突出部が当該固定要素2の下端を内側に向けて後ろから把持し、それによって固定要素が嵌め込み行程中に軸方向に軽くさらに下側へ引かれ、その際にその円錐形の外面7が形状接合により相補的にそのために形成されたセンタリングコーン18の円錐形の内面21に挿入される。
当該固定要素2の円錐形の外面7が当該コーン18の円錐形の内面21へ形状接合して当接することで、軸方向に作用する、当該固定要素2の当該支持面24への浮いた支承が作り出され、その結果当該固定要素2が半径方向に支持部24に沿ってわずかにスライド可能になる。同時に、当該センタリングコーン18内に保たれている、半径方向に作用するバネ力が、当該固定要素2可能な限り円錐軸19又は受け軸Aに対して同心に配置され、又はそのうちの一つが逸脱した位置に置かれるように作用する。当該嵌込要素4も、当該固定要素2の半径方向の終端位置が非強制的に又は正確にプリセットされているため、当該固定要素2は嵌め込み行程の範囲でその位置をある程度の許容誤差の範囲内に置くことができ、この許容誤差は、複数の剛性に互いに結合された固定要素2の場合、熱膨張作用が理由で必要である。その結果、嵌め込まれた当該固定要素2の当該軸14がわずかに当該受け軸Aから逸脱する。弾性をもたせて作用する当該センタリングコーンは、その際にこの逸脱ができる限りわずかになるように機能する。
図3aは、当該センタリングコーン18の実施形態を示しており、外側にある脚Vaは周囲に沿ってスリットが切られており、それによってバネ特性がさらに向上する。両方の脚Vi、Vaの壁厚又は、頂点の構造に応じて、図3bのスリットのない実施形態も考え得る。
図4は、本発明によるセンタリングコーンの別の有利な一実施形態の簡略図である。ここでは同じ符号は一部省略している。当該センタリングコーン18は、ここではほぼU字型の形状であり、やはり外脚Uaが当該バネセクション22を形成し、他方で内脚Uiは、ここでは当該円錐セクション20を形成している。両方の脚(Ui、Ua)は、さらに互いに平行に伸びるが、例外は当該円錐セクション20の半径方向の内側に向いた面であり、これは当該固定要素2の円錐形の外面7に沿って当接するために形成されている。
当該頂点Usは、図1から図3の形態とは異なり、軸方向にセンタリングコーン18のおよそ最小内径の高さにある。さらに、内脚Uiは、その自由端(ここでは上部)から見て、軸方向にわずかな量だけ頂点の軸位置の上、第二の端26まで伸びている。この端26は、当該支持面24の上に平らに当接し、それによって当該円錐セクションに沿ってこの面をよりよく滑らせられる(「浮く」)。
この形態でも、外脚Uaがその自由端で円筒状に形成された周囲面が当該階段状の拡張部23の内側面25に当接し、それによって当該センタリングコーン18内に形成される又は伝達されるべきバネ力を半径方向に受けることができる。

Claims (13)

  1. 嵌込装置(1)のためのセンタリングコーン(18)であって、
    a)前記嵌込装置(1)は、縦軸(14)を有する固定要素(2)を嵌込要素(4)を使って受け部(5)に嵌め込むために形成されており、前記固定要素(2)は円錐形の外面(7)を備えており、
    b)前記センタリングコーン(18)は、環状に円錐軸(19)の周囲に形成され、かつ、前記固定要素(2)の前記円錐形の外面(7)に当接させるための円錐形の内面(21)を備えた内側の円錐セクション(20)を有しているセンタリングコーン(18)において、
    c)前記センタリングコーン(18)は、バネセクション(22)を有し、該バネセクションは半径方向における外側で前記円錐セクション(20)と連結され、かつ、これと一体的に形成されていることを特徴とする、センタリングコーン(18)。
  2. 前記円錐セクション(20)は、前記バネセクション(22)と比較して剛性に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のセンタリングコーン(18)。
  3. 前記バネセクション(22)は、前記円錐セクション(20)の半径方向の調整力による負荷時に可逆的に変形可能であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のセンタリングコーン(18)。
  4. 前記円錐セクション(20)は、前記バネセクション(22)と共にほぼU字型又はV字型の断面を形成し、
    その際前記円錐セクション(20)は、前記半径方向における内側の脚(Vi、Ui)によって前記頂点(VS、Us)を含んで又は含まずに形成され、
    一方で前記バネセクション(22)は、半径方向における外側にあるV脚(Va、Ua)によって前記頂点(VS、Us)を有さず又は有して形成されることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のセンタリングコーン(18)。
  5. 前記円錐セクション(20)を形成する内側の脚(Vi、Ui)は、前記外側の脚(Sa)よりも、軸方向に所定量だけ長いことを特徴とする、請求項4に記載のセンタリングコーン(18)。
  6. a)前記内側の脚(Vi、Ui)の前記自由端は、軸方向において、前記円錐軸(19)に対して垂直な滑り面に、及び/又は、
    b)外側の脚(Va、Ua)の前記自由端は、半径方向において、前記円錐軸(19)を囲む円筒外側面に、境を接していることを特徴とする、請求項4又は5に記載のセンタリングコーン(18)。
  7. 前記円錐セクション(20)は、断面において前記バネセクション(22)よりも大きい壁厚を有することを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載のセンタリングコーン(18)。
  8. 前記頂点(VS、Us)は、軸方向において前記内側の脚(Vi、Ui)の最小又は最大の内径の高さにあることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載のセンタリングコーン(18)。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載のセンタリングコーン(18)を含む嵌込装置(1)。
  10. a)固定要素(2)を嵌め込むための、受け軸(A)の周りに回転対称に形成され受け部(5)を含み、
    b)その際、前記固定要素(2)は、前記センタリングコーンの円錐形の内面(21)に当接させるための円錐形の外面(7)を備えており、かつ、
    c)その際、前記受け部(5)内に段状の半径方向の拡張部(23)を備え、該拡張部は前記受け軸(A)に対して垂直な支持面(24)を有しており、
    d)その際、前記センタリングコーン(18)は、前記拡張部内において前記支持面(24)に隣接して配置されている、請求項9に記載の嵌込装置(1)。
  11. 前記拡張部(23)は、半径方向における外側で、壁と境を接しており、
    該壁の内側面(25)に、半径方向における外側の部分の前記バネセクション(22)が、好ましくは半径方向に付勢する状態で、隣接していることを特徴とする、請求項10に記載の嵌込装置(1)。
  12. 前記円錐セクション(20)は、前記支持面(24)に沿った所定の許容量だけ位置の調整のために、半径方向における内側へ作用する前記バネセクション(22)のバネ力に反して、浮いていることを特徴とする、請求項10又は11に記載の嵌込装置。
  13. 前記拡張部(23)の軸方向の深さは、少なくとも前記センタリングコーン(18)の軸方向の長さと等しく、その結果、前記センタリングコーン(18)が軸方向において完全に前記拡張部(23)内に嵌め込み可能であることを特徴とする、請求項10から12のいずれか一項に記載の嵌込装置。
JP2020533342A 2017-08-29 2018-08-09 センタリングコーン及び嵌込装置 Active JP7343908B2 (ja)

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