JP2020135303A - カード処理機及び料金収受システム - Google Patents
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Abstract
Description
これに対し、特許文献1に開示されたカード処理機は、保守員が筐体から突出するノブを回転させ、カード処理機内部に引き込まれたカードをカード処理機外部へ排出することができるように構成されている。
しかし、特許文献1に開示されたカード処理機はATMに内蔵されるため、カードの所持者がノブにアクセスすることが難しく、ATM内部に引き込まれたカードを排出することが難しい。
本態様によれば、例えば、カード詰まりでない場合には強制排出機構の操作が重いため、カード詰まりでない正常な処理が妨げられることを牽制できる。
本態様によれば、例えば、電断時でない場合には強制排出機構の操作が重いため、カード詰まりでない正常な処理が妨げられることを牽制できる。
本態様によれば、例えば、ユーザパネル上の操作機構を操作するためにはユーザがカバーを開ける作業が必要なため、操作機構をユーザが不必要に操作することを牽制できる。
本態様によれば、例えば、カードの所持者は、ユーザパネルに設けられている呼出部を操作することで、同じくユーザパネルに設けられている操作機構の操作方法を確認することができる。
料金収受システム4は、カード処理機1を備える。
カード処理機1は、カードを挿入可能となっている。
例えば、カードは、ICクレジットカードでもよいし、ETCカードでもよい。
ここでETCカードとは、電子式料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection System(登録商標)、「自動料金収受システム」ともいう)で使用されるカードである。
カードの所持者HDが、カード処理機1にカードを挿入することにより、カードによる支払いが可能となっている。
また、カードのICチップは、内部に利用日時、走行履歴、収受金額等を含む利用明細情報を記録できる記録媒体である。
さらに、カードには、ICチップとは別に、内部に個人情報等が記録された記録媒体が搭載されている。
具体的には、図1に示すように、カード処理機1は、料金所における車線Lの路側(アイランド)に設置される。
カード処理機1の正面1Aは、通過する車両Aの側面を向いている。
本実施形態において、カードの所持者HDは、車線Lを走行する車両Aの搭乗者である。
カードの所持者HDは、所持するカードをカード処理機1に自力で挿入することにより、カード処理機1との間で料金収受処理を行う。
特に車両Aの進入する方向を+X方向、カード処理機1の正面1Aが向く方向を+Y方向、上方向を+Z方向ともいう。
監視盤2は、事務所Rに設置されている。
これにより、カード処理機1にアクセスする所持者HDは、ネットワークNWを介して、監視盤2との間で情報を送受信することができる。
例えば、カード処理機1にディスプレイやスピーカ等を設け、映像及び音声を通じて、監視盤2を監視している監視員がカードの所持者HDに応対することができるように、カード処理機1が構成されてもよい。
カード処理機1は、読み出した処理対象データを上位装置3へ送信する。
上位装置3は、処理対象データを用いて各種処理を行うコンピュータである。
図2及び図3に示すように、カード処理機1は、ユーザパネル11と、カード挿入口12と、オートローディング機構13と、制御部14と、強制排出機構15と、を備える。
カード処理機1は、案内部16と、呼出部17と、マイク18と、筐体19をさらに備えてもよい。
例えば、筐体19は、Z方向に延びている直方体形状を有し、カード処理機1の正面1Aは、筐体19の一面であってもよい。
ユーザパネル11は、オートローディング機構13へのアクセスを制限するように構成されている。
具体的には、ユーザパネル11は、カードの所持者HDに対面する側に板面11aを有する板状の部材である。これにより、ユーザパネル11は、オートローディング機構13へのアクセスを遮断している。
例えば、ユーザパネル11は、カード処理機1の外部とオートローディング機構13との間に設けられ、後述する操作機構151が、ユーザパネル11からカード処理機1の外部へ突出している。これにより、ユーザパネル11は、オートローディング機構13へのアクセスを遮断している。
ユーザパネル11は、板面11a内に開口11bをさらに有する。
ユーザパネル11には、カードの所持者HDにより操作される各部が設けられている。これにより、ユーザパネル11は、カードの所持者HDによる操作を受付可能とされている。
その際、カバー11cは開閉可能であり、手動により開くことができるように構成される。
例えば、図3に示すように、カバー11cは通常閉状態にあり、手で持ち上げられることにより、図4に示すように、開状態とすることができる。
カバー11cの開状態において、カードの所持者HDは、オートローディング機構13の+Y側を向く面である正面13Aに設けられている各部分にアクセスすることができる。
また、カバー11cの閉状態において、カバー11cは、オートローディング機構13の正面13Aを覆うことができる。
カバー11cは、閉状態において、オートローディング機構13の正面13Aに対し、防水カバーとして機能してもよい。
また、カバー11cは、閉状態において、オートローディング機構13の正面13Aに対し、防塵カバーとして機能してもよい。
さらに、カバー11cは、閉状態において、オートローディング機構13の正面13Aに対し、防滴カバーとして機能してもよい。
例えば、カバー11cは、板面でオートローディング機構13の正面13Aを覆うことができる透明又は半透明な樹脂板であってもよい。
例えば、カバー11cは、板面でオートローディング機構13の正面13Aを覆うことができる透明又は半透明なガラス板であってもよい。
カード挿入口12は、ユーザパネル11に設けられている。
本実施形態において、カード挿入口12は、カバー11cの開状態において、開口11bから+Y方向に向かって露出するように、ユーザパネル11の開口11bに設けられている。
例えば、カード挿入口12は、オートローディング機構13の正面13Aに搭載されてもよい。
カード挿入口12は、X方向に延びているスリット形状の開口12sを有する。
カード挿入口12は、カードの所持者HDにより開口12sに挿入されたカードを、オートローディング機構13内部へ導くように構成されている。
オートローディング機構13は、筐体19内に収容されている。
図5に示すように、オートローディング機構13は、カード挿入口12から挿入されたカードTをカード処理機1の内部に引き込むことができる。
また、オートローディング機構13は、カード処理機1の内部に引き込まれたカードを、カード挿入口12からカード処理機1の外部へ排出させることができる。
例えば、オートローディング機構13は、オートローディング機構13の内部にカードTを引き込んだり、オートローディング機構13の外部へカードTを排出させたりできる。
オートローディング機構13の正面13Aは、カバー11cの開状態において、開口11bから+Y方向に向かって露出している。
オートローディング機構13は、搬送部137と、磁気ヘッド138と、コンタクト部139と、をさらに備えてもよい。
モータ132は、軸芯132aを有する。
モータ132の入力端子間に印加される電気エネルギーにより、モータ132の軸芯132aは、第一回転軸AX1を中心に回転駆動する。
例えば、モータ132は、パルスモータである。
本実施形態では、制御部14が、「順搬送指令」として、モータ132の入力端子間にDCパルスを印加する。これにより、軸芯132aは+X側からみて反時計回りCCWに回転駆動する。
制御部14は、「逆搬送指令」として、モータ132の入力端子間に逆DCパルスを印加する。これにより、軸芯132aは+X側からみて時計回りCWに第一回転軸AX1を中心に回転駆動する。
また、制御部14は、「搬送停止指令」として、モータ132の入力端子間を、例えば半導体スイッチにより短絡する。これにより、軸芯132aの回転はロックされる。
さらに、制御部14は、「フリー指令」として、モータ132の入力端子間を、電気的に開放する。
例えば、制御部14は、モータ132の入力端子間を半導体スイッチにより、電気的に開放する。
これにより、軸芯132aはフリー状態となる。
ここで「フリー状態」とは、モータ132内の磁界により制動されることなく、手で自由に回転できる状態をいう。
また、モータ132の「入力端子間の開放」とは、モータ132の入力端子間をハイインピーダンスとすることをいう。
例えば、カード処理機1が電断時に軸芯132aをフリー状態とするために、電断時にモータ132の入力端子間を開放するように、半導体スイッチを含む入力端子側の回路が構成されてもよい。
ベルト134の+Y側は、第二プーリ135に掛けられている。
ベルト134を介して、第一プーリ133と第二プーリ135とは、同じ方向に回転する。
ベルト134は、例えば、無端ベルトである。
また、第二プーリ135は、搬送部137の軸芯137aにねじSCで固定されている。
例えば、搬送部137の軸芯137aが反時計回りCCWに回転すると、搬送部137は、カード挿入口12から挿入されたカードTをカード処理機1の内部に引き込むことができる。
例えば、搬送部137の軸芯137aが時計回りCWに回転すると、搬送部137は、カード処理機1の内部に引き込まれたカードTを、カード挿入口12からカード処理機1の外部へ排出させることができる。
例えば、磁気ヘッド138は、カードTが搬送部137によって搬送されている間に、磁気ストライプMGから磁気データを読み取る。
コンタクト部139は、カード処理機1の内部に引き込まれたカードTに搭載されているICチップCPに接触可能である。
例えば、コンタクト部139は、カードTに搭載されているICチップCPと電気的接点をとるデバイスである。カードTが搬送部137によって適切な位置に搬送されることでコンタクト部139の位置とICチップCPの位置とが整合し、電気的接点が形成される。
制御部14は、オートローディング機構13を駆動制御する。
本実施形態において、制御部14は、制御基板141と、検知センサ142を、を備える。
制御部14は、オートローディング機構13に対し、「順搬送指令」、「逆搬送指令」、「搬送停止指令」、「フリー指令」のいずれかの指令を行う。
その際、制御基板141は、オートローディング機構13の+X方向を向く側面に板面を沿わせて設けられる。
例えば、複数の検知センサ142のうち、カード挿入口12にいちばん近い検知センサ142は、カード挿入口12に投入されたカードTを検知する。
カード挿入口12にいちばん近い検知センサ142が、挿入されたカードTを検知すると、制御部14は、オートローディング機構13に対し、カードTを引き込むように「順搬送指令」を行う。
制御部14は、複数の検知センサ142に検知に基づき、搬送部137の搬送方向にカードTが移動しているか否かを検知する。
制御部14は、「順搬送指令」又は「逆搬送指令」を行っている場合において、搬送方向にカードTが数秒間に亘り移動していないと判定すると、引き込まれたカードTに対し「カード詰まり」を検知する。
制御部14は、カード詰まりが検知された場合にオートローディング機構13をフリー状態にする。
強制排出機構15は、カード処理機1の内部に引き込まれたカードTを、カード処理機1外部へ強制排出可能とする。
図7に示すように、強制排出機構15は、操作機構151と固定部152と、を備える。
強制排出機構15は、操作機構151に基づいて駆動される。
本実施形態では、強制排出機構15は、所持者HDによる操作機構151の回転操作により、カード処理機1の内部に詰まったカードTを強制排出するように駆動される。
例えば、ワッシャ153は、軸芯137aに貫通され、固定部152と制御基板141の板面の間に設けられる。
固定部152と制御基板141との間の摩擦を小さくできるように、ワッシャ153の板面は平滑面とされてもよい。
さらに、固定部152と制御基板141との間の摩擦を小さくできるように、ワッシャ153の板面は平滑な樹脂面であってもよい。
その際、操作機構151は、カバー11cの開状態において、周面151bが開口11bから+Y方向に向かって露出するように、ユーザパネル11の開口11bに設けられてもよい。
例えば、操作機構151は、金属材料で形成されてもよい。さらに、操作機構151の周面151bは、樹脂で被覆されていてもよい。
これにより、操作機構151を手動で回転させると、第二回転軸AX2を中心に軸芯137aが回転される。
例えば、固定部152は、操作機構151と一体成形されてもよい。
本実施形態では、図4に示すように、カバー11cの開状態において、操作機構151は、開口11bから+Y方向に向かって露出するように、ユーザパネル11の開口11bに設けられている。
なお、カバー11cは、閉状態において、操作機構151を覆うことができるように構成されている。
案内部16は、ユーザパネル11に設けられている。
本実施形態において、案内部16は、カバー11cの開状態において、開口11bから+Y方向に向かって露出するように、ユーザパネル11の開口11bに設けられている。
案内部16は、カードTの所持者HDに対し、操作機構151の操作方法を案内している。
例えば、案内部16は、オートローディング機構13の正面13Aに設けられてもよい。
例えば、案内部16は、カードTを強制排出できる操作機構151の回転方向を示す矢印の表示であってもよい。
呼出部17は、ユーザパネル11に設けられている。
本実施形態において、呼出部17は、ユーザパネル11の板面11aに設けられている。
呼出部17は、カードTの所持者HDが押すことにより、監視盤2を監視している監視員を呼び出すことができる。
例えば、呼出部17は押下されることにより、監視盤2に対し、音又は表示を発生させることができる。
マイク18は、ユーザパネル11に設けられている。
本実施形態において、マイク18は、ユーザパネル11の板面11aに設けられている。
マイク18は、カードTの所持者HDの音声を、電気信号に変換する。
電気信号に変換されたカードTの所持者HDの音声は、ネットワークNWを介して、監視盤2に送信され、監視盤2を監視している監視員に対して再生される。
これにより、カードTの所持者HDの音声が、監視盤2を監視している監視員に伝えられる。
カード処理機1は、例えば以下のように動作する。
まず、制御部14が「順搬送指令」を行う場合の動作について説明する。
例えば、検知センサ142によりオートローディング機構13の内部に他のカードが検知されない場合において、カード挿入口12にいちばん近い検知センサ142がカードTを検知すると、制御部14は、「順搬送指令」を行う。
「順搬送指令」を行う場合、制御部14は、モータ132の軸芯132aを、+X側からみて反時計回りCCWに回転させる。
図8に示すように、モータ132の軸芯132aを反時計回りCCWに回転させると、モータ132は、第一プーリ133、ベルト134、第二プーリ135を介して、軸芯137aを反時計回りCCWに回転させることができる。
軸芯137aが反時計回りCCWに回転されると、搬送部137は−Y方向に搬送物を搬送するように作動するため、カード処理機1は、カード挿入口12から挿入されたカードTをカード処理機1の内部に引き込む。
例えば、オートローディング機構13が引き込んだカードTに対し、磁気ヘッド138及びコンタクト部139によるデータ処理が終わったと判定すると、制御部14は、「逆搬送指令」を行う。
「逆搬送指令」を行う場合、制御部14は、モータ132の軸芯132aを、+X側からみて時計回りCWに回転させる。
図9に示すように、モータ132の軸芯132aを時計回りCWに回転させると、モータ132は、第一プーリ133、ベルト134、第二プーリ135を介して、軸芯137aを時計回りCWに回転させることができる。
軸芯132aが時計回りCWに回転されると、搬送部137は+Y方向に搬送物を搬送するように作動するため、カード処理機1は、カード処理機1の内部に引き込まれたカードTを、カード挿入口12からカード処理機1の外部へ排出する。
例えば、オートローディング機構13が引き込んだカードTに対し、コンタクト部139によるデータ処理中であると判定すると、制御部14は、「搬送停止指令」を行う。
「搬送停止指令」を行う場合、制御部14は、オートローディング機構13をロック状態とする。例えば、制御部14は、モータ132の軸芯132aをロックさせる。
軸芯132aがロックされると、第一プーリ133、ベルト134、第二プーリ135、軸芯137a、がロックされ、操作機構151の回転操作がロックされる。
操作機構151の回転操作がロックされると、操作機構151による搬送部137の搬送方向の動きの操作は、ロックされる。
例えば、制御部14は、引き込まれたカードTに対し「カード詰まり」を検知すると、制御部14は、「フリー指令」を行う。
「フリー指令」を行う場合、制御部14は、オートローディング機構13をフリー状態とする。例えば、制御部14は、軸芯132aはフリー状態にする。
軸芯132aがフリー状態とされると、第一プーリ133、ベルト134、第二プーリ135、及び軸芯137aがフリー状態となり、操作機構151の回転操作がフリー状態となる。
操作機構151の回転操作がフリー状態となると、所持者HDは、操作機構151をユーザパネル11の開口11bから手で回転することができ、搬送部137の搬送方向の動きを手動で自由に操作できる。
したがって、図10に示すように、所持者HDは、操作機構151を時計回りCWに回転させることにより、カード処理機1の内部に詰まったカードTを手動で強制排出することができる。
なお、電断時も同様に操作機構151の回転操作がフリー状態となり、所持者HDは、操作機構151をユーザパネル11の開口11bから手で回転することができ、搬送部137の搬送方向の動きを手動で自由に操作できる。
本実施形態によれば、ユーザパネル11に操作機構151が設けられている。このため、カードTの所持者HDは、カード処理機1内部に引き込まれたカードTを排出しやすい。
これにより、操作機構151は、搬送されるカードTに対し、慣性を与えることができ、カードTの搬送を安定させることができる。
これより、操作機構151の回転にある程度の負荷が掛かると、周面151bと手との間で滑りが発生する。
したがって、操作機構151の回転操作がロックされた場合に、手で操作機構151の強制回転させることが困難となり、いたずらや不正操作を抑制することができる。
しかし、オートローディング機構を備えるカード処理機は、カード全体を内部に引き込んでしまうため、手動で引き抜くことが難しい。
このような場合、カードの所持者は、自力でカードを引き抜くことができないため、保守員を呼び出す必要がある。さらに、近くに保守員がいない場合、カードの所持者は、保守員が到着するまでに長い時間待たされることとなる。
これに対し、本実施形態のカード処理機1が、たとえ保守員が一人もいない環境に設置されていたとしても、カードTの所持者HDは、自力でカードTを引き抜くことができる。
具体的には、カードTの所持者HDは、操作機構151により、保守員の手を借りずにカード処理機1内に挿入されているカードTを排出し、引き抜くことができる。
さらに、操作機構151は、電動式でなく、手動式であれば、電断時でも手動でカードTを引き抜くことが可能である。
したがって、上述のとおり、本実施形態のカード処理機1は、保守員を呼ばなくても、カードTの保持者単独でカードTを引き抜くことができる。
また、上述のとおり、本実施形態のカード処理機1は、手動で動く機構なので、地震等の災害時でもカードTを引き抜くことが可能である。
上述の実施形態では、カード処理機1は、カードTが挿入可能となっているが、カードであれば、どのようなカードが挿入可能となっていてもよい。
変形例として、カード処理機1は、カードとして、例えば、ICチップCPを有さないカードであってもよい。その際、カード処理機1は、コンタクト部139を備えなくてもよい。
他の変形例として、カード処理機1は、カードTとして、例えば、磁気ストライプMGを有さないカードであってもよい。その際、カード処理機1は、磁気ヘッド138を備えなくてもよい。
さらに他の変形例として、カード処理機1は、カードTとして、例えば、磁気ストライプMG及びICチップCPを有さないカードであってもよい。その際、カード処理機1は、磁気ヘッド138及びコンタクト部139を備えなくてもよい。
変形例として、カードTの所持者として、車両Aの搭乗者でない者が、ユーザパネルを操作するタイプのカード処理機に、カード処理機1が適用されてもよい。例えば、カードTの所持者として、ATMを操作する者が、ユーザパネルを操作するタイプのカード処理機に、カード処理機1が適用されてもよい。
他の変形例として、カードTの所持者として、有人ブースに待機する収受員が、ユーザパネルを操作するタイプのカード処理機に、カード処理機1が適用されてもよい。
例えば、案内部16は、液晶パネルやスピーカであってもよい。案内部16が液晶パネルやスピーカであれば、監視盤2を監視している監視員が操作機構151の操作方法をカードTの所持者HDに案内できるように、カード処理機1を構成することができる。
1A 正面
2 監視盤
3 上位装置
4 料金収受システム
11 ユーザパネル
11a 板面
11b 開口
11c カバー
12 カード挿入口
12s 開口
13 オートローディング機構
13A 正面
14 制御部
15 強制排出機構
16 案内部
17 呼出部
18 マイク
19 筐体
132 モータ
132a 軸芯
133 第一プーリ
134 ベルト
135 第二プーリ
137 搬送部
137a 軸芯
138 磁気ヘッド
139 コンタクト部
141 制御基板
142 検知センサ
151 操作機構
151a 盤面
151b 周面
152 固定部
153 ワッシャ
A 車両
AX1 第一回転軸
AX2 第二回転軸
CP ICチップ
HD 所持者
L 車線
MG 磁気ストライプ
NW ネットワーク
R 事務所
T カード
Claims (10)
- カードの所持者による操作を受付可能とされるユーザパネルと、
前記ユーザパネルに設けられたカード挿入口と、
前記カード挿入口から挿入された前記カードを内部に引き込むオートローディング機構と、
前記オートローディング機構を駆動制御する制御部と、
内部に引き込まれた前記カードを強制排出可能とする強制排出機構と、
を備え、
前記強制排出機構は、前記ユーザパネルに設けられた操作機構に基づいて駆動されるカード処理機。 - 前記ユーザパネルは、前記オートローディング機構へのアクセスを制限している請求項1に記載のカード処理機。
- 前記ユーザパネルは、前記カード処理機の外部と前記オートローディング機構との間に設けられ、
前記操作機構は、前記ユーザパネルから前記カード処理機の外部へ突出している請求項1に記載のカード処理機。 - 前記制御部は、カード詰まりが検知された場合に前記オートローディング機構をフリー状態とする請求項1から3のいずれか一項に記載のカード処理機。
- 電断された場合に、前記オートローディング機構をフリー状態とする請求項1から4のいずれか一項に記載のカード処理機。
- 前記オートローディング機構が、モータの駆動力を用いて、前記カードを内部に引き込むことが可能であり、
前記モータの入力端子間を電気的に開放可能な請求項1から5のいずれか一項に記載のカード処理機。 - 前記操作機構を覆うカバーをさらに備える請求項1から6のいずれか一項に記載のカード処理機。
- 前記ユーザパネルに設けられ、前記操作機構の操作を案内可能な案内部をさらに備える請求項1から7のいずれか一項に記載のカード処理機。
- 前記ユーザパネルに設けられた呼出部をさらに備える請求項1から8のいずれか一項に記載のカード処理機。
- 請求項1から9のいずれか一項に記載のカード処理機を備える料金収受システム。
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