JP2020134590A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020134590A
JP2020134590A JP2019024785A JP2019024785A JP2020134590A JP 2020134590 A JP2020134590 A JP 2020134590A JP 2019024785 A JP2019024785 A JP 2019024785A JP 2019024785 A JP2019024785 A JP 2019024785A JP 2020134590 A JP2020134590 A JP 2020134590A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image forming
control unit
toner
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019024785A
Other languages
English (en)
Inventor
デニス・アリオラ
Arreola Denise
メイ・ザラゴーザ ロドーラ
Mei Zalagoza Lodola
メイ・ザラゴーザ ロドーラ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2019024785A priority Critical patent/JP2020134590A/ja
Publication of JP2020134590A publication Critical patent/JP2020134590A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

【課題】印刷対象とされる画像の領域毎にトナーの消費量を節減可能にする【解決手段】画像形成装置10は、トナーからなる画像を記録紙に形成する画像形成部12と、上記画像における重要領域及び非重要領域を判定し、上記非重要領域を記録紙に形成するときに画像形成部12により消費されるトナー消費量の予め定められた節減処理を行い、上記重要領域を記録紙に形成するときには画像形成部12により消費されるトナー消費量の上記節減処理を行わない制御部31とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、トナーからなる画像を記録紙に形成する画像形成装置に関し、特にトナーの消費量を節減するための技術に関する。
画像形成装置では、帯電させたトナーを像担持体上の静電潜像に付与して、静電潜像をトナー像に現像し、像担持体上のトナー像を記録紙に転写して定着させている。また、トナーの消費量を節減するための様々な技術が提案されている。
例えば、特許文献1では、カラー/モノクロのテキストデータ、モノクロのグラフィックスデータ、カラーのグラフィックスデータ、イメージデータなどに対応付けられたそれぞれのトナーセーブモードを用意しておき、印刷データの種類に応じた最適なトナーセーブモードを選択して、画像を記録紙に形成している。
また、特許文献2では、トナーセーブモードの実行中での印字に際し、画像の印字率が所定値以下であるか否かを判定し、印字率が所定値以下である場合には、トナーセーブモード中であってもトナー消費量を増大させて、画像形成を行い、トナーセーブモード中の画像品質の低下を抑えている。
特開2000−132006号公報 特開2013−148691号公報
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2のいずれにおいても、印刷対象とする画像全体でトナーの消費量を節減しており、トナーの消費量の節減をより細やかに行うことができなかった。例えば、画像の領域毎に、トナーの消費量を節減することができなかった。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、印刷対象とされる画像の領域毎にトナーの消費量を節減可能にすることを目的とする。
本発明の一局面にかかる画像形成装置は、トナーからなる画像を記録紙に形成する画像形成部と、前記画像における重要領域及び非重要領域を判定し、前記非重要領域を記録紙に形成するときに前記画像形成部により消費されるトナー消費量を低減させる予め定められた節減処理を行い、前記重要領域を記録紙に形成するときには前記節減処理を行わない制御部と、を備えるものである。
本発明によれば、画像の領域毎に、トナーの消費量を節減することができる。
本発明の一実施形態にかかる画像形成装置を示す断面図である。 本実施形態の画像形成装置の主要内部構成を示すブロック図である。 表示部に表示された初期画面を示す図である。 表示部に表示されたトナー節減機能を設定するための設定画面を示す図である。 本実施形態の画像形成装置による画像形成処理の手順を示すフローチャートである。 印刷データによって示される画像を例示する図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる画像形成装置を示す断面図である。図1に示すように本実施形態の画像形成装置10は、例えばコピー機能、プリンター機能、ファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えたMFP(複合機)である。この画像形成装置10は、画像読取部11と、画像形成部12とを備えている。
画像読取部11は、原稿の画像を光学的に読み取る撮像素子を有しており、この撮像素子のアナログ出力がデジタル信号に変換されて、原稿の画像を示す画像データが生成される。
画像形成部12は、上記原稿の画像又は外部から受信した画像を記録紙に形成するものであり、マゼンタ用の画像形成ユニット3M、シアン用の画像形成ユニット3C、イエロー用の画像形成ユニット3Y、及びブラック用の画像形成ユニット3Bkを備えている。各画像形成ユニット3M、3C、3Y、及び3Bkのいずれにおいても、感光体ドラム4の表面を均一帯電させ、感光体ドラム4の表面を露光して、感光体ドラム4の表面に静電潜像を形成し、感光体ドラム4の表面の静電潜像をトナー像に現像して、感光体ドラム4の表面のトナー像を中間転写ベルト5に1次転写する。これにより、カラーのトナー像が中間転写ベルト5上に形成される。このカラーのトナー像は、中間転写ベルト5と2次転写ローラー6の間のニップ域Nにおいて給紙部14から搬送路8を通じて搬送されてきた記録紙Pに2次転写される。
この後、定着装置15で記録紙Pが加熱及び加圧されて、記録紙P上のトナー像が熱圧着により定着され、更に記録紙Pが排出ローラー16を通じて排出トレイ17に排出される。
次に、図2は、本実施形態の画像形成装置の主要内部構成を示すブロック図である。図2に示すように本実施形態の画像形成装置10は、画像読取部11と、画像形成部12と、表示部21と、操作部22と、タッチパネル23と、ファクシミリ通信部24と、ネットワーク通信部25と、画像メモリー26と、記憶部28と、制御ユニット29とを備えている。これらの構成要素は、互いにバスを通じてデータ又は信号の送受信が可能とされている。
表示部21は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(OLED:Organic Light-Emitting Diode)ディスプレイなどから構成される。操作部22は、テンキー、決定キー、スタートキーなどの物理キーを備えている。
表示部21の画面には、タッチパネル23が配置されている。タッチパネル23は、所謂抵抗膜方式や静電容量方式などのタッチパネルであって、タッチパネル23に対するユーザーの指などの接触(タッチ)をその接触位置とともに検知して、その接触位置の座標を示す検知信号を制御ユニット29の後述する制御部31などに出力する。
ネットワーク通信部(NW通信部)25は、不図示のLANチップなどの通信モジュールを備える通信インターフェイスであり、ネットワーク上の端末装置40に接続され、端末装置40との間で画像などの送受信を行う。
ファクシミリ通信部(FAX通信部)24は、画像を、ネットワークを通じて他の画像形成装置やファクシミリ装置(図示せず)などとの間で送受信する。
記憶部28は、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)などの大容量の記憶装置であって、各種のアプリケーションプログラムや種々のデータを記憶している。
制御ユニット29は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)などから構成される。プロセッサーは、例えばCPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又はMPU(Micro Processing Unit)等である。制御ユニット29は、上記のROM又は記憶部28に記憶された制御プログラムが上記のプロセッサーで実行されることにより、制御部31として機能する。
制御部31は、画像形成装置10を統括的に制御する。制御ユニット29は、画像読取部11、画像形成部12、表示部21、操作部22、タッチパネル23、ファクシミリ通信部24、ネットワーク通信部25、画像メモリー26、及び記憶部28などと接続されている。制御部31は、これらの構成要素の動作制御や、当該各構成要素との間での信号またはデータの送受信を行う。
制御部31は、画像形成装置10による画像形成に必要な各種の処理などを実行する処理部としての役割を果たす。また、制御部31は、タッチパネル23から出力される検出信号あるいは操作部22の物理キーの操作に基づき、ユーザーにより入力された操作指示を受け付ける。また、制御部31は、表示部21の表示動作を制御する機能、ファクシミリ通信部24及びネットワーク通信部25の通信動作を制御する機能を有する。また、制御部31は、画像を画像メモリー26に一旦記憶させて、当該画像に対して各種の処理を施す。
このような構成の画像形成装置10において、ユーザーは、操作部22又はタッチパネル23を操作することによりファクシミリ通信機能、コピー機能、プリンター機能、及びスキャナー機能のいずれかを選択して、ジョブを実行させる指示を入力する。例えば、ユーザーが、操作部22又はタッチパネル23を操作してコピー機能を選択してコピージョブの実行指示を入力すると、制御部31は、画像読取部11により原稿の画像を読取らせ、原稿の画像を画像メモリー26に一旦記憶させて、画像形成部12により原稿の画像を記録紙に記録させる。
あるいは、ユーザーは、自己の端末装置(PCやモバイル)40を操作して、プリントジョブを当該端末装置40からネットワークを通じて画像形成装置10に送信させる。画像形成装置10では、プリントジョブがネットワーク通信部25で受信されると、制御部31は、プリントジョブの印刷データを解析して、印刷データによって示される画像を生成し、この画像を画像メモリー26に一旦記憶させ、画像形成部12により当該画像を記録紙に形成させる。
また、ユーザーによる操作部22又はタッチパネル23の操作で、トナー消費量の一律節減機能及び自動節減機能を設定する指示が操作部22又はタッチパネル23に入力される。
ここで、制御部31は、例えば、図3に示すような初期画面G1を表示部21に表示させる。この初期画面G1には、それぞれの機能に対応付けられた複数の機能キーK41a、K41b、K41c、…、K41h等が表示されている。この初期画面G1が表示されている状態で、ユーザーがトナー節減機能を設定するための機能キーK41hにタッチ操作すると、トナー節減機能を設定するための設定画面の表示指示が入力される。制御部31は、当該入力された表示指示に従って、図4に示すようなトナー節減機能を設定するための設定画面G2を表示部21に表示させる。
この図4に示す設定画面G2には、トナー消費量の一律節減機能及び自動節減機能を選択する指示を受け付けるためのそれぞれのキーK11、K12が表示されている。ユーザーが各キーK11にタッチ操作すると、タッチパネル23に、トナー消費量の一律節減機能を設定する指示が入力される。制御部31は、トナー消費量の一律節減機能を設定する指示に従って、トナー消費量の一律節減機能を設定する。
また、ユーザーが各キーK12にタッチ操作すると、タッチパネル23に、トナー消費量の自動節減機能を設定する指示が入力される。制御部31は、トナー消費量の自動節減機能を設定する指示に従って、トナー消費量の自動節減機能を設定する。
トナー消費量の一律節減機能が設定された状態では、制御部31は、例えばネットワーク通信部25で受信されたプリントジョブの印刷データによって示される画像をラスターデータ化して画像メモリー26に記憶させた後、画像の全体の濃度を低下させる全体濃度低下処理を当該画像に施して、画像形成部12により当該画像を記録紙に形成させる。この画像全体の濃度の低下により、画像形成部12によるトナーの消費量が節減される。
また、トナー消費量の自動節減機能が設定されているときは、制御部31は、ネットワーク通信部25で受信されたプリントジョブの印刷データによって示される画像を記録紙に形成するときに消費されるトナー消費量TRを算出する。制御部31は、トナー消費量TRが予め設定された閾値S以上であるか否かを判定して、トナー消費量TRが閾値S以上である場合に、上記印刷データによって示される画像に含まれる重要領域及び非重要領域を判定し、非重要領域に対しては、トナー消費量を低減させる予め定められた節減処理を行い、重要領域には当該節減処理を行わない。そして、制御部31は、当該処理後の画像を画像形成部12により記録紙に形成させる。当該重要領域は、例えば、下線付き文字である。一方、制御部31は、トナー消費量TRが閾値S未満である場合には、上記印刷データによって示される画像に対して全く前記節減処理を実行しない。
これにより、重要領域を記録紙に形成するときには画像形成部12によるトナー消費量の節減を行わずに画像品質を保ち、一方、非重要領域を記録紙に形成するときには画像形成部12によるトナー消費量を節減することで、印刷対象とされる画像の領域毎に、トナーの消費量を節減できるようにする
次に、画像形成装置10による画像形成処理の手順を、図5に示すフローチャートなどを参照して詳しく説明する。
例えば、ユーザーがプリントジョブを自己の端末装置40からネットワークを通じて画像形成装置10に送信させると、画像形成装置10では、プリントジョブがネットワーク通信部25で受信され、制御部31は、プリントジョブの印刷データ(例えばページ記述言語)を取得する(S101)。
そして、制御部31は、トナー消費量の一律節減機能又は自動節減機能が設定されているか否かを判定し(S102)、いずれの節減機能も設定されていないと判定すると(S102「通常」)、上記印刷データによって示される画像に対して上記節減処理を全く行うことなく、画像形成部12により当該画像を記録紙に形成させる(S104)。この場合は、画像が通常の濃度で記録紙に形成され、トナーの消費量は節減されない。
また、制御部31は、トナー消費量の一律節減機能が設定されていると判定すると(S102「一律」)、上記印刷データによって示される画像の全体に対して上記節減処理を実行する(S105)。例えば、制御部31は、当該節減処理として、画像の濃度を一定の割合だけ低下させる処理を当該画像に施す。制御部31は、この節減処理が行われた画像を、画像形成部12により記録紙に形成させる(S104)。制御部31は、例えば上記印刷データによって示される画像をラスターデータ化して画像メモリー26に記憶させた後、画像の全体の濃度を上記一定の割合だけ低下させる全体濃度低下処理を上記節減処理として当該画像に施し、画像形成部12により当該画像を記録紙に形成させる。
例えば、制御部31は、画像の濃度を低下させる処理として、画像形成部12における各画像形成ユニット3M、3C、3Y、及び3Bk別に、感光体ドラム4の表面を露光する露光装置の光強度を画素単位で調節して、感光体ドラム4の表面の帯電電荷を各画素別に設定し、現像装置により現像されたときの感光体ドラム4の表面の各画素の濃度を変更する。ここでは、上記印刷データによって示される画像の全体の濃度が一定の割合だけ低下されているので、制御部31は、各画像形成ユニット3M、3C、3Y、及び3Bk別に、感光体ドラム4の表面の静電潜像の全ての画素に対する露光の光強度を適宜調節して、現像装置により現像されたときの感光体ドラム4の表面の全ての画素の濃度を一定の割合だけ低下させる。これにより、画像形成部12により記録紙に形成された画像の全体の濃度が低下されて、トナー消費量が節減される。例えば、画像の全体におけるトナー消費量の節減の程度は、S102で「通常」かつS104の場合に行われる通常濃度の画像の形成時と比較して、50%の節減とする。
また、制御部31は、トナー消費量の自動節減機能が設定されていると判定すると(S102「自動」)、まず、上記印刷データによって示される画像に基づき当該画像を記録紙に形成させるときに消費されるトナーの消費量TRを算出する(S106)。例えば、制御部31は、上記印刷データによって示される画像から当該画像の印字率を算出し、当該画像の印字率に基づきトナー消費量TRを算出する。或いは、制御部31は、上記印刷データによって示される画像をラスターデータ化して画像メモリー26に記憶させ、当該画像に基づき記録紙における当該画像の印字率を算出し、当該画像の印字率に基づきトナー消費量TRを算出する。この場合、制御部31は、上記印刷データによって示される画像と、上記印刷データによって示される画像をラスターデータ化した画像の両方を保有する。
そして、制御部31は、トナー消費量TRが閾値S以上であるか否かを判定し(S107)、トナー消費量TRが閾値S未満であると判定すると(S107「No」)、上記印刷データによって示される画像に対して全く上記節減処理を行うことなく、画像形成部12により当該画像を記録紙に形成させる(S104)。従って、トナー消費量TRが閾値S未満である場合には、画像が通常の濃度で記録紙に形成され、トナーの消費量が節減されない。
また、制御部31は、トナー消費量TRが閾値S以上であると判定すると(S107「Yes」)、S101で受信したプリントジョブの上記印刷データを解析して、印刷データによって示される重要領域及び非重要領域を判定する(S108)。例えば、制御部31は、当該印刷データを解析し、当該印刷データが示す画像における例えば下線付き文字を検出し、当該検出した下線付き文字が存在する領域を重要領域と判定し、また、当該画像において当該下線付き文字が存在する領域以外の領域を非重要領域であると判定する。
例えば、図6に示すように、上記印刷データによって示される画像D1には、各文字列T1、T2、T3、…が含まれているものとする。制御部31は、S101で受信したプリントジョブの印刷データが示す画像D1における下線付き文字を検出し、下線付き文字を検出したならば、この検出した下線付き文字が存在する領域Qを当該画像D1における重要領域Qであると判定し、また他の領域を当該画像D1における非重要領域Rであると判定する。
あるいは、制御部31は、上記印刷データによって示される画像におけるイメージデータ部分に対しては、周知のOCR処理を施して、当該イメージデータに含まれる文字及び記号を抽出し、抽出した文字及び記号の内、予め定められた文字種(例えば、アルファベット大文字、日本語、又は数字のいずれか等)を検出し、当該文字種が存在する領域を重要領域と判定し、また、当該文字種が存在する領域以外の領域を非重要領域であると判定するようにしてもよい。
そして、制御部31は、上記印刷データによって示される画像における非重要領域に対しては上記節減処理を行い、当該画像における重要領域に対しては上記節減処理を行わない(S109)。制御部31は、このように処理がされた後の画像を画像形成部12により記録紙に形成させる(S104)。例えば、制御部31は、例えば上記印刷データによって示される画像をラスターデータ化して画像メモリー26に記憶させた後、当該画像における非重要領域部分の濃度を上記一定の割合だけ低下させる全体濃度低下処理を上記節減処理として当該画像に施し、画像形成部12により当該画像を記録紙に形成させる。
この場合、制御部31は、各画像形成ユニット3M、3C、3Y、及び3Bk別に、感光体ドラム4の表面の静電潜像における非重要領域に対する露光の光強度を当該静電潜像における重要領域に対する露光の光強度と異ならせて、現像装置により現像されたときの感光体ドラム4の表面における非重要領域の濃度を重要領域の濃度よりも低下させる。これにより、画像形成部12により記録紙に形成された非重要領域の濃度が低下されて、非重要領域を形成するときのトナー消費量が節減され、また記録紙に形成された重要領域の濃度が維持されて、重要領域を形成するときのトナー消費量の節減が行われず、トナーの消費量の節減がより細やかに行われることとなる。
例えば、非重要領域におけるトナー消費量の節減の程度は、S102で「通常」かつS104の場合における通常濃度の画像の形成時と比較して、50%の節減とする。あるいは、非重要領域におけるトナー消費量を、画像全体の形成に消費されるトナー消費量が閾値S未満となるように節減してもよい。
このように本実施形態では、トナー消費量の自動節減機能が設定され、印刷データによって示される画像を記録紙に形成させるときに消費されるトナーの消費量TRが閾値S以上である場合に、画像における重要領域及び非重要領域を判定して、非重要領域を記録紙に形成するときの画像形成部12によるトナー消費量を節減し、重要領域を記録紙に形成するときの画像形成部12によるトナー消費量の節減を行わないようにしているので、トナーの消費量の節減を、印刷対象とされる画像の領域毎に、細やかに行うことができる。
また、ユーザーは、画像の作成時に、任意の領域における文字に下線を予め付与しておくことにより当該任意の領域を重要領域として設定して、この重要領域に対してはトナー消費量の節減を行わせないようにすることができる。
なお、図1乃至図6を用いて説明した上記実施形態の構成及び処理は、本発明の一例に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。例えば、上記実施形態では、プリントジョブがネットワーク通信部25で受信され、制御部31は、当該プリントジョブの印刷データ(例えばページ記述言語)を対象として、トナー消費量の自動節減機能に基づく処理を実行しているが、制御部31は、当該プリントジョブの印刷データに代えて、画像読取部11によって読み取られた原稿の画像を対象として、トナー消費量の自動節減機能に基づく処理を実行するようにしてもよい。この場合、制御部31は、画像読取部11によって読み取られた原稿の画像に対して周知のOCR処理を施して、当該画像に含まれる文字及び記号を抽出し、抽出した文字及び記号の内、予め定められた文字種(例えば、アルファベット大文字、日本語、又は数字のいずれか等)を検出し、当該文字種が存在する領域を重要領域と判定し、また、当該文字種が存在する領域以外の領域を非重要領域であると判定する。
また、本実施形態では、下線付き文字の領域を重要領域としているが、制御部31は、太文字や予め設定された書体の文字の領域を重要領域としてもよい。この場合も、制御部31は、プリントジョブの印刷データ(例えば、ページ記述言語)を解析して、印刷データによって示される画像における太文字やその書体の文字を検出し、太文字やその書体の文字を検出したならば、当該画像における当該検出した太文字やその書体の文字の領域を重要領域と判定し、また当該画像における当該検出した太文字やその書体の文字以外の領域を非重要領域と判定する。
また、制御部31は、プリントジョブの印刷データによって示される画像における枠線、ヘッダー、フッター、又は頁番号の領域を非重要領域としてもよい。この場合、制御部31は、プリントジョブの印刷データ(例えば、ページ記述言語)を解析して、印刷データによって示される画像における枠線、ヘッダー、フッター、又は頁番号を検出したならば、当該画像における当該検出した枠線、ヘッダー、フッター、又は頁番号の領域を非重要領域と判定し、また当該画像における当該検出した枠線、ヘッダー、フッター、又は頁番号以外の領域を重要領域と判定する。
更に、制御部31は、プリントジョブの印刷データ(例えば、ページ記述言語)に基づき、当該印刷データによって示される画像における、例えば、下線付き文字、太文字、予め設定された書体の文字の領域を重要領域とし、枠線、ヘッダー、フッター、又は頁番号の領域を第1非重要領域とし、重要領域及び第1非重要領域とは異なる他の領域を第2非重要領域として判定し、第1非重要領域及び第2非重要領域に対して上記節減処理を行ってもよい。この場合、制御部31は、重要領域に対しては上記節減処理を行わず、第2非重要領域に対しては、画像の濃度を予め定められた割合だけ低下させる処理を上記節減処理として行い、第1非重要領域に対しては、画像の濃度を上記予め定められた割合よりも大きな割合で更に低下させる処理を上記節減処理として行う。制御部31は、これらの処理後の画像を、画像形成部12により記録紙に形成させる。これにより、トナーの消費量の節減を、印刷対象とされる画像の領域毎に、更に細やかに行うことができる。
10 画像形成装置
11 画像読取部
12 画像形成部
21 表示部
22 操作部
23 タッチパネル
24 ファクシミリ通信部
25 ネットワーク通信部
26 画像メモリー
28 記憶部
29 制御ユニット
31 制御部

Claims (6)

  1. トナーからなる画像を記録紙に形成する画像形成部と、
    前記画像における重要領域及び非重要領域を判定し、前記非重要領域を記録紙に形成するときに前記画像形成部により消費されるトナー消費量を低減させる予め定められた節減処理を行い、前記重要領域を記録紙に形成するときには前記節減処理を行わない制御部と、を備える画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記画像の形成に消費されるトナー消費量を算出し、当該トナー消費量が予め設定された閾値以上である場合に、前記非重要領域について、前記節減処理を行い、前記トナー消費量が前記閾値未満である場合には前記節減処理を行わない請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記節減処理において、前記画像の形成に消費されるトナー消費量が前記閾値未満になるように前記非重要領域を記録紙に形成するときの前記画像形成部により消費されるトナー消費量を低減する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記節減処理において、複数種類の非重要領域を判定し、各種類の非重要領域毎に、非重要領域を記録紙に形成するときの前記画像形成部により消費されるトナー消費量の節減程度を異ならせる請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記重要領域を、太文字、下線付き文字、又は予め設定された書体の文字を含む領域とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記非重要領域を、枠線、ヘッダー、フッター、又は頁番号を含む領域とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の画像形成装置。
JP2019024785A 2019-02-14 2019-02-14 画像形成装置 Pending JP2020134590A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019024785A JP2020134590A (ja) 2019-02-14 2019-02-14 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019024785A JP2020134590A (ja) 2019-02-14 2019-02-14 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020134590A true JP2020134590A (ja) 2020-08-31

Family

ID=72278607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019024785A Pending JP2020134590A (ja) 2019-02-14 2019-02-14 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020134590A (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001219626A (ja) * 2000-02-08 2001-08-14 Ricoh Co Ltd プリントシステム
JP2005136818A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Sharp Corp 画像処理方法、画像処理装置及びコンピュータプログラム
JP2010120341A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Hitachi Ltd 帳票出力方法及びその実施装置とプログラム
JP2011151703A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置、文字拡大処理方法および文字拡大プログラム
JP2012175406A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Sharp Corp 画像形成装置、および、画像形成方法
JP2013020206A (ja) * 2011-07-14 2013-01-31 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成制御方法及び画像形成制御プログラム
JP2014095744A (ja) * 2012-11-07 2014-05-22 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成方法
JP2015091096A (ja) * 2013-11-07 2015-05-11 キヤノン株式会社 印刷制御装置、印刷制御装置の制御方法、及びプログラム
JP2015174308A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 株式会社リコー 孔版印刷システム及び孔版印刷システム用マイノート生成方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001219626A (ja) * 2000-02-08 2001-08-14 Ricoh Co Ltd プリントシステム
JP2005136818A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Sharp Corp 画像処理方法、画像処理装置及びコンピュータプログラム
JP2010120341A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Hitachi Ltd 帳票出力方法及びその実施装置とプログラム
JP2011151703A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置、文字拡大処理方法および文字拡大プログラム
JP2012175406A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Sharp Corp 画像形成装置、および、画像形成方法
JP2013020206A (ja) * 2011-07-14 2013-01-31 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成制御方法及び画像形成制御プログラム
JP2014095744A (ja) * 2012-11-07 2014-05-22 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成方法
JP2015091096A (ja) * 2013-11-07 2015-05-11 キヤノン株式会社 印刷制御装置、印刷制御装置の制御方法、及びプログラム
JP2015174308A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 株式会社リコー 孔版印刷システム及び孔版印刷システム用マイノート生成方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20110310413A1 (en) Image processing apparatus performing power-saving operation
US10863043B2 (en) Image forming apparatus for forming image on recording sheet
JP2012114510A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP5159281B2 (ja) 画像形成装置
JP5904170B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置における温度制御方法及び温度制御プログラム
JP4323506B2 (ja) 画像処理装置
JP2020134590A (ja) 画像形成装置
JP2009300525A (ja) 画像形成装置および画像形成装置における画像安定化方法
JP6702262B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成システム
JP2010032808A (ja) 画像形成装置
JP6759080B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、およびプログラム
JP2006264246A (ja) 画像形成処理装置
JP4984525B2 (ja) 画像形成装置
JP6180391B2 (ja) 画像形成装置
US11809116B2 (en) Image processing device
JP6822433B2 (ja) 画像形成装置
US11494133B2 (en) Image forming system including image forming apparatus configured to output voice guidance to a user during transfer of a job, and method for controlling image forming apparatus
JP2009105492A (ja) 画像処理装置及び画像形成装置
JP2018122532A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2012018278A (ja) 画像形成装置
JP2008158463A (ja) 画像処理装置
JP2003274197A (ja) 画像形成装置
JP2024034565A (ja) 画像処理装置、画像形成システム及びプログラム
JP2023173026A (ja) 画像処理装置、画像形成装置及びプログラム
JP2021165780A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220128

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20220928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230424

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230516