JP2015091096A - 印刷制御装置、印刷制御装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

印刷制御装置、印刷制御装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 印刷すべき印刷情報に含まれる各オブジェクトの重要度を決定して、各オブジェクトの印刷処理方法を変更することで自動的に節約印刷を行える。【解決手段】情報処理装置から取得する印刷情報を処理する印刷制御装置において、前記印刷情報が特定のアプリケーションで作成されていると判断した場合、前記印刷情報から抽出される作成元から前記印刷情報に対応づけられたファイル情報を取得し、かつ、当該取得したファイル情報に付加されているシート情報を取得する。そして、取得した前記シート情報を解析して前記印刷情報の中に含まれる各コンテンツの配置に関する特徴情報を算出する。さらに、算出した各コンテンツの特徴情報から印刷情報から印刷すべき各コンテンツの重要度を決定する。そして、決定した重要度に基づいて、各コンテンツを印刷すべき印刷情報を再生成することを特徴とする。【選択図】 図4

Description

本発明は、印刷制御装置、印刷制御装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
複写機、レーザプリンタ、インクジェットプリンタ等の印刷装置では、印刷に際してトナーやインク等の色材、および出力用紙を消費する。これらの消耗品を節約する技術として特許文献1がある。特許文献1では、印刷対象の文書中に含まれる特定種類の描画オブジェクトを印刷対象から除外することにより、トナーの消費量を削減する方法も知られている。
特開2012−168750号公報
しかしながら、特許文献1に開示される技術を用いた場合には、印刷対象文書から本来必要な描画オブジェクトを除外してしまう可能性がある。また、不要な描画オブジェクトが印刷対象として残ってしまう可能性がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、印刷すべき印刷情報に含まれる各オブジェクトの重要度を決定して、各オブジェクトの印刷処理方法を変更することで自動的に節約印刷を行える仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の印刷制御装置は以下に示す構成を備える。
情報処理装置から取得する印刷情報を処理する印刷制御装置であって、前記印刷情報が特定のアプリケーションで作成されているかどうかを判断する判断手段と、前記特定のアプリケーションで作成されていると判断した場合、前記印刷情報から抽出される作成元から前記印刷情報に対応づけられたファイル情報を取得し、かつ、当該取得したファイル情報に付加されているシート情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記シート情報を解析して前記印刷情報の中に含まれる各コンテンツの配置に関する特徴情報を算出する算出手段と、前記算出手段が算出した各コンテンツの特徴情報から前記印刷情報から印刷すべき各コンテンツの重要度を決定する決定手段と、前記決定手段が決定した重要度に基づいて、各コンテンツを印刷すべき印刷情報を再生成する生成手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、印刷すべき印刷情報に含まれる各オブジェクトの重要度を決定して、各オブジェクトの印刷処理方法を変更することで自動的に節約印刷を行える。
できる。
印刷制御装置を適用する印刷装置の構成を説明するブロック図である。 図1に示した印刷制御装置におけるソフトウェアモジュール構成図である。 エコプリントの設定画面の一例を示す図である。 印刷制御装置の制御方法を説明するフローチャートである。 印刷制御装置の制御方法を説明するフローチャートである。 レイアウト情報を説明する図である。 コンテンツの描画処理例を説明する図である。 コンテンツの描画処理例を説明する図である。 重要度とエコモードとの対応を示す図である。 印刷制御装置の制御方法を説明するフローチャートである。 情報処理装置別のコンテンツ表示画面を説明する図である。 コンテンツ情報を説明する図である。 スタイル情報を説明する図である。 印刷結果を示す図である。 情報処理装置の構成を説明するブロック図である。 情報処理装置のデータ処理方法を説明するフローチャートである。 印刷制御装置の制御方法を説明するフローチャートである。 印刷システムのシステム構成を示すブロック図である。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す印刷制御装置を適用する印刷装置の構成を説明するブロック図である。
図1において、200はコントローラユニットで、プリンタ100において、画像信号やデバイス情報の入出力を総括的に制御する。CPU1は、ROM3あるいはHDD4に記憶されたプログラムをRAM2に読み出して実行する。さらに、CPU1は、システムバス5に接続される各デバイスをCPU1が統括的に制御する。
RAM2は、CPU1の主メモリ、ワークエリアとして機能する。ROM3には電源ON時に実行されるブートプログラムが格納され、HDD4にはオペレーティングシステムと本装置の制御プログラム本体が格納される。
また、HDD4は画像データやプリントデータ等の大容量データを一時的あるいは長期的に保持する目的でも使用される。Network6はローカルエリアネットワーク13に接続し、印刷データやデバイス情報の入出力を担う。
操作部I/F7は、操作部14とのインタフェース部で、操作部14に表示する画像データを操作部14に対して出力する。また、操作部14から本装置の使用者が入力した情報を、CPU1に伝える役割をする。操作部14は、出力器として液晶パネルと音源を備え、入力器としてタッチパネルとハードキーを備えるものである。コントローラ200はデバイスI/F8を介して、プリンタエンジン15に接続される。
デバイスI/F8は、CPU1の指示に基づき、画像信号の送出、デバイス動作指示、デバイス情報の受信を行う。プリンタエンジン15はコントローラ200からの画像信号を媒体上に出力する出力機であり、電子写真方式、インクジェット方式の何れでも構わない。Raster Image Processor(RIP)9はディスプレイリスト(以後、DLと略記する)をラスタイメージに展開する専用ハードウェアである。RIP9は、CPU1によりRAM2上に生成されたDLを高速かつ、CPU1の実行と並列に、処理するものである。プリンタ画像処理部10は、プリント出力画像データに対して、画像補正、ハーフトーニング等を行う。画像回転部12は画像データの回転を行う。画像圧伸部11は、多値画像データはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MHの圧縮伸張処理を行う。
<エコ印刷システムのソフトウェアモジュール構成図>
図2は、図1に示した印刷制御装置におけるソフトウェアモジュール構成図である。なお、図2の(a)および図2の(b)に記載した各ソフトウェアモジュールは、プログラムとしてHDD4に格納され、RAM2にロードされCPU1により実行されるものである。
より具体的には、各ソフトウェアモジュールはCPU1上で動作するOS(オペレーティングシステム)によりRAM2にロードされ、実行されるものである。
図2において、データ受信部201は、ホストから送信されたプリントデータを受信し、受信したデータはジョブ制御部202を介してジョブデータ管理部208で保持される。ジョブ制御部202はデータ受信から印刷までのジョブ制御の全般を司る。
レイアウタ203は、ジョブ制御部202からの指示によりHTMLデータをPDLデータに変換する。そして、変換されたPDLデータはジョブ制御部202を介してジョブデータ管理部208で保持される。PDLインタプリタ204は、PDLデータを解釈して、中間データであるDLを生成する。生成されたDLはジョブ制御部202を介してジョブデータ管理部208で保持される。
レンダラ205は、DLからビットマップイメージを生成するモジュールであり、多くの処理は専用ハードウェアRIP9により実行される。生成されたビットマップイメージはジョブ制御部202を介してジョブデータ管理部208で保持される。プリントドライバ206は、デバイスI/F8を介してプリンタエンジンへの印刷指示とビットマップイメージの送出を行う。この際に、プリントドライバ206はプリンタ画像処理部10による画像補正も行う。ユーザインタフェース207は、操作部I/F7を介して、操作部14を制御するモジュールである。操作部14の液晶パネルに表示するデータを生成し、タッチパネルからの入力に従い液晶パネルの表示を更新する。また、タッチパネルからの入力が何らかのジョブ実行指示であった場合は、ジョブ制御部202に指示を伝達する。ジョブデータ管理部208はプリントデータ、DL、ビットマップイメージのそれぞれを一時的もしくは長期的に保持管理するデータベースである。
図2の(b)は、図2の(a)のレイアウタ203の内部構成を説明するソフトウェアモジュール構成に対応する。
図2の(b)において、HTMLインタプリタ211は、HTMLデータを解釈しページに配置する描画オブジェクト情報を生成する。HTMLデータの解釈に必要なビットマップやスクリプトデータ等のリソースが不足する場合に、HTMLインタプリタ211は、データ取得部212を介して当該リソースを取得する。データ取得部212は、指定されたリソースをhttpプロトコルにより指定されたロケーションから取得する。リソースおよびロケーションはURIとしてHTMLインタプリタ211から指示される。
スタイルシートコンバータ213はHTMLデータに付随するスタイルシートデータをエコ印刷設定を反映したスタイルシートデータに変換する。データコンバータ215は、データ取得部212から画像ファイル等のコンテンツデータを取得しエコ印刷設定を反映したコンテンツデータに変換する。PDL出力部214は、HTMLインタプリタ211から与えられた描画オブジェクト情報を元にPDLデータを生成する。
<エコプリントの設定>
図3は、図1に示した操作部14の液晶パネルに表示されるエコプリントの設定画面の一例を示す図である。なお、本実施形態において、エコプリントは省資源を意図した印刷を行う機能である。なお、当該画面は、受信した印刷情報に対する節約印刷要求を受け付ける受付画面として用いられる。
図3において、エコプリント301で、ユーザの操作でON302を押下するとエコプリントが有効となり、ユーザの操作でOFF303を押下するとエコプリントが無効となる。ここで、CPU1は画面上の押下された位置の情報から選択された項目を判定し、その設定値をRAM2に保存する。
即ち、CPU1は液晶タッチパネル上の302の領域が押下されたことを検知して、RAM2にエコプリントが有効か無効かという情報を記憶する。有効の場合に値1が記憶され、無効の場合に値0が記憶される。
<エコプリントの基本フロー>
図4は、本実施形態を示す印刷制御装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示したコントローラ200によるエコプリントの基本フローをあらわすフローチャートである。なお、本説明では図2の(a)および図2の(b)の各ソフトウェアモジュールを主体として説明を行う。また、本フローチャートはHDD4に記憶された図2(A)の各ソフトウェアモジュール内の各プログラムがRAM2に読み出され、CPU1により実行されることにより実現される。
また、図4の(a)は受信データを解析しエコ変換を行いディスプレイリストを生成する処理のフローを表わしている。図4の(b)は、図4(a)のフローで生成したディスプレイリストをレンダリングする処理フローを表わしている。図4(c)は、図4(b)のフローで生成したビットマップ画像を印刷する印刷処理フローについて表わしている。
最初にS4001において、データ受信部201は、印刷情報としてのPDLデータを受信し、ジョブ制御部202を介してジョブデータ管理部208に保持させる。次にS4002において、ジョブ制御部202はエコプリントの設定値を取得する。エコプリントの設定値は図3の設定画面によりRAM2に有効の場合に値「1」が記憶され、無効の場合に値「0」が記憶されている。
次にS4003で、ジョブ制御部202はエコプリントの設定値が有効か否か判定する。ここで、エコプリントの設定が有効であるとジョブ制御部202が判断した場合はS4004へ進み、有効でないとジョブ制御部202が判断した場合はS4008へ進む。
そして、S4004において、ジョブ制御部202は、当該PDLデータがWebブラウザから作られたものか否かを判定する。ここで、PDLデータに付属するジョブチケットには、そのPDLデータの元となった文書名の情報がプリンタドライバによって埋め込まれている。そして、Webブラウザの場合はhttp://xxx.yyy.zzz/index.html等のURLが文書名として採用されるているので、当該情報を抽出できる。
従って、ジョブ制御部202は当該PDLデータの文書名がhttp:から始まるURLか否かによって、Webブラウザから作られたPDLデータか否かを判定する。S4004で、PDLデータがWebブラウザから作られたものであるとジョブ制御部202が判断した場合はS4005へ進み、PDLデータがWebブラウザから作られたものでないとジョブ制御部202が判断した場合はS4008へ進む。
次にS4005において、ジョブ制御部202は、PDLデータの作成元となる元URLのWebページが複数のレイアウト情報を有するか否か判定する。ここで、ジョブ制御部202は、まず前述の元URLからhtmlファイル(ファイル情報)をダウンロードして取得する。そして、ジョブ制御部202はこのhtmlファイルから参照されるスタイルシート(シート情報)をさらにダウンロードして取得する。ジョブ制御部202は、このスタイルシートの中に@mediaコマンドによる属性値としてWebブラウザの最小・最大幅を表わす特徴情報に対応すべきmin−width,max−widthが指定された記述を探す。あるいはジョブ制御部202は、デバイスの最小・最大幅を表わすmin−device−width,max−device−widthが指定された記述を探す。
記載方法はmin−width,max−widthとmin−device−width,max−device−widthで違いはないためここではmin−width,max−widthとして説明する。
S4005で、複数のレイアウト情報を有するとジョブ制御部202が判断した場合は複数レイアウトを有すると判定する。ここで、min−widthはその記述以降に指定されたレイアウト指定がmin−widthで指定された幅よりも大きいメディアにのみ有効であることを意味する。
また、max−widthは反対にその記述以降に指定されたレイアウト指定がmax−widthで指定された幅よりも小さいメディアにのみ有効であることを意味する。
具体的な記載例については後述する。
次に、ジョブ制御部202はS4005でYesの場合はS4006へ進み、Noの場合はS4008へ進む。
S4006において、ジョブ制御部202は、PDLデータから論理ページサイズを取り出す。論理ページサイズはPDLデータに付属するジョブチケットに記載された印刷用紙サイズを論理ページサイズとみなす。例えば、用紙サイズA4であれば、210mm×297mmが論理ページサイズとなる。
次にS4007へ進み、レイアウタ203は、元URLからWebページをダウンロードして、エコプリントを実現するための省トナーに貢献するコンテンツの変換処理を行い、PDLデータを再生成する。この処理の詳細については後述する。
S4008へ進み、PDLインタプリタ204は、PDLデータを解析処理し、当該ページの描画情報を表す中間データであるディスプレイリストを生成する。S4009へ進み、PDLインタプリタ204はレンダラ205に対してディスレプリリストの生成完了を通知し、レンダリングを依頼する。そして、S4010へ進み、PDLインタプリタ204は全ページの処理が終了したか判定する。Yesの場合は本フローの処理を終了し、Noの場合はS4008へ戻り、残りのページの処理を継続する。
図4の(b)に示すフローはレンダラ205によって実行される。
S4101でレンダラ205は、1ページ分のディスプレイリストの生成完了を待つ。S4009でディスプレイリストの生成完了が通知されるとレンダラ205はS4101から次の処理に進む。
S4102において、レンダラ205はレンダリングを行いビットマップと属性マップを生成する。ここで、生成されるビットマップはCMYKの各色8ビットの諧調を有し、属性マップはビットマップの各ピクセルに対応した2ビットの情報を有する。ディスプレイリスト内には、各オブジェクトの属性フラグが含まれており、オブジェクトがグラフィックス情報、イメージ、文字の何れであるかが識別される。この属性フラグがレンダリング時に属性マップに展開される。即ち、属性マップは各ピクセルがグラフィックス(00)、テキスト(01)、イメージ(10)の何れであるかを示す。
次にS4103において、レンダラ205はビットマップをジョブデータ管理部208に保存し、プリントドライバ206にプリントを依頼する。プリントの依頼はプリントドライバ206に対してレンダリング終了通知を送信することにより実行される。
依頼を受けたプリントドライバ206は、図4の(c)に示すS4201において、エンジンに対してプリント開始要求コマンドを送信し、画像転送する。また、画像転送に先立ってビットマップ画像に対して画像処理を施す。次にS4104へ進み、レンダラ205は全ページのレンダリングが完了したか判定する。Yesの場合は、図4のフローを終了する。Noの場合は、S4101へ戻り、処理を繰り返す。
<エコプリント変換処理フロー>
図5は、本実施形態を示す印刷制御装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図2に示したレイアウタ203により実行されるエコプリント変換処理例である。なお、図5は、図4のS4007を詳細化したものである。なお、本説明では図2の(a)および図2の(b)の各ソフトウェアモジュールを主体として説明を行う。また、本フローチャートはHDD4に記憶された図2(A)の各ソフトウェアモジュール内の各プログラムがRAM2に読み出され、CPU1により実行されることにより実現される。
最初にS5001において、データ取得部212は、指定されたURLからHTMLデータをダウンロードする。ここで指定されるURLとは、ジョブ制御部202からレイアウタ203へ渡されるPDLデータの元URLを意味する。
S5002において、HTMLインタプリタ211はダウンロードしたHTMLデータを解釈し、スタイルシートの所在を判別する。スタイルシートはHTMLデータ内に直接埋め込むことも可能であるが、外部ファイルとして記載されることが非常に多い。例えば、<link rel=”stylesheet" href="css/common.css" type="text/css" />のように<link>要素を使って表現される。この例ではスタイルシート(CSSファイル)はcss/common.cssとして存在していることが分かる。元のHTMLデータのURLがhttp://xxx.yyy.zzz/index.htmlである場合、スタイルシートのURLはhttp://xxx.yyy.zzz/css/common.cssとなる。
HTMLインタプリタ211はこのように判別したURLからのダウンロードをデータ取得部212に依頼する。依頼を受けたデータ取得部212はスタイルシートをダウンロードする。なお、S5002の処理はHTMLインタプリタ211とデータ取得部212の協調動作により実現されることに注意されたい。
S5003において、データコンバータ215はS5002でダウンロードしたスタイルシートから、メディアクエリーの記載を探す。そして、スタイルシートコンバータ213はレイアウトが切り替わるブレークポイントを判別する。例えば、スタイルシートは"@media alland(max−width:800px){...}"のように記述される。実際には、{}の間には、レイアウト情報、フォント情報、色情報などのスタイル情報が指定される。具体的な記述例に関しては図13により後述する。本実施例においてはコンテンツの配置方法を決定するレイアウトに関する情報、コンテンツの表示方法を決定する表示属性が最も重要なスタイル情報であり、それらが指定されるものとして説明する。
この例では、幅が800ピクセル以下の全てのメディアで{...}に記載されたレイアウトを採用するという意味である。すなわち、幅800ピクセルを分岐点としてレイアウトを変更している。このようにレイアウトを切り換えるピクセル幅をブレークポイントと呼ぶ。本実施例ではブレークポイントを表すメディア特性の記載方法としてmin−widthとmax−widthを採用する。デスクトップPC用、タブレット端末用、スマートフォン用と複数のレイアウトを用意することも可能である。この場合、ブレークポイントも二つ以上になるので全て算出する必要がある。なお、スタイルシートにおけるピクセル幅指定はデバイス非依存の表記方法であることに注意されたい。
ここでデスクトップPC用、タブレット端末用、スマートフォン用の3つのレイアウトを持つWebサイトの場合のブレークポイントと画面の幅とスタイルシートとの関係を図6を用いて説明する。
図6では3つのスタイルを持ったWebページにおいて、PC用のスタイルシートが適用される601の領域とタブレット端末用のレイアウトが適用される602の領域、スマートフォン用のレイアウトが適用される603の領域が存在する事を表わしている。
その3つの領域の境目となる画面の幅がブレークポイントであり最大のブレークポイント604は780pxであり、次に大きいブレークポイント605は480pxとなる。この時S5004ではブレークポイント004、ブレークポイント005を算出し保持しておく。
S5005においてS5004において選択したブレークポイントの前後の横幅に対応する2つのスタイルシート情報を取得する。つまり図6の場合にはまずブレークポイント004を選択しその前後のデスクトップPC用のスタイル001とタブレット端末用のスタイル002を選択し2つのスタイルの差分情報を算出する。ここで算出するスタイル差分情報はレイアウトの変更情報や、コンテンツの表示、非表示、コンテンツのサイズ変化等である。
次にスタイル情報の変化状態について説明する。最初にレイアウト情報の変化例について説明する。
図7はあるWebページの表示画面を表わす図である。
図7の(a)から図7の(f)において、コンテンツ701、702、もしくは703、704、もしくは705,706から構成されている。コンテンツ701,702,703,704,705,706内には更に文字列や外部サイトへのリンク、画像ファイル等のコンテンツが含まれている。
あるブレークポイントよりも画面の幅が大きい場合には、図7の(a)のように表示されていたページが、ブレークポイントよりも画面の幅が小さくなった場合に図7の(b)のように表示された。この時Contents_B702の位置の変化がレイアウト情報の変化として挙げられる。すなわち、現在処理中のブレークポイントよりも幅が広い場合にはContents_A701とContents_B702が横並びになっている。しかしブレークポイントよりも幅が狭くなると横並びではなく、Contents_A701とContents_B702が縦並びで表示されるようなレイアウトの変化が発生している。このコンテンツのレイアウトに関する変化をレイアウト情報の変化として検出する。
次にコンテンツの表示、非表示に関する変化について図7の(c),図7(d)を用いて説明する。図7の(c)は現在処理中のブレークポイントよりも幅が広い場合であり、Contents_C703とContents_D704が表示されている。
一方図7の(d)は現在処理中のブレークポイントよりも幅が狭い場合であり、Contents_D704が非表示となっているためContents_C703のみ表示されている。
上記S5004、S5005、S5006の処理をブレークポイントの数だけ繰り返す事によりあるブレークポイントを境にしてどの様なスタイル情報の変化があったかを算出する事ができる。
S5008では、データコンバータ215において、各ブレークポイントの前後でのスタイル変化から各コンテンツの重要度を決定する。1つのブレークポイント前後におけるスタイル変化に着目した場合に、図7の(a)のContents_A701、Contents_B702の様に横並びであったコンテンツが、図7の(b)のContents_B702のように後に回り込む場合がある。この時には回り込んだコンテンツの優先度は低いと考えられる。しかし必ずしも後ろに回り込むコンテンツの重要度が低いとは限らない。その例を図7の(e)、図7の(f)を用いて説明する。図7の(e)はあるブレークポイントより画面の幅が広い状態の表示例であり、図7の(f)はあるブレークポイントよりも画面の幅が狭い表示例である。この様にContents_E705とContents_F706が同等の横幅であり、画面サイズが狭くなったために横並びでは見辛くなるため、縦に並べて表示する場合がある。
この場合にはContents_F706がContents_E705の後ろに回り込んでも重要度が低いと判定すべきではない。例えば重要度が低いと判定する際にはContents_F706の横幅がContents_E705の横幅に対してある程度の大きさ以下であった場合にのみ重要度が低いと判定するとしてもよい。
さらにContents_F706の内容をHTMLファイルの内容から確認し、Twitter(商標)やFacebook(商標)等のSNS(Social Networking Service)へのリンクである場合は重要度が低いと判定するとしてもよい。もしくはバナーと判定可能な外部サイトへのリンクやスクリプトである場合、もしくは自サイトへのリンク情報がリスト形式で記載されている場合等に限定して重要度が低いと判定する事でより適切な重要度の判定が可能となる。
次に同じブレークポイントにおいて図7の(c)であったものが、画面の幅を狭くする事により、図7の(d)のContents_D704の様に非表示になるものがあれば後ろに回り込むコンテンツよりも重要度は低いと判断できる。また複数のブレークポイントが存在する場合には、ブレークポイントの幅が大きい程変化のあったコンテンツの重要度は低いと考えられる。
これはブレークポイントが小さい、すなわちウェブページを表示している画面の横幅が小さい場合には一度に表示できる情報量が限られるため、その状態で画面上部に表示されているものはWebページの作成者が吟味しているからである。そのため画面の横幅が小さい時に表示されているものほど重要度が高いと考えられる。逆に画面横幅が大きい場合にのみ上部に表示されたり、表示されたりするコンテンツは、Webページにおける付加的な情報であり、必須な情報ではない事を意味している。
次に図8を用いて具体的な重要度の決定方法について説明する。
図8はあるWebページのPC用レイアウト(図8の(a))、タブレット用レイアウト(図8の(b))、スマートフォン用レイアウト(図8の(c))で表示した例を表わした図である。
図8の(a)のPC用レイアウトから図8の(b)のタブレット用レイアウトに切り替わる際にはContents_D804が非表示になる。またContents_C803の位置がContents_B802の横からContents_A801とContents_B802の下に回り込んでいる事が確認できる。そのためContents_D804の優先度が一番低く、Contents_C803がその次に低い優先度と考えられる。
またタブレット用レイアウトからスマートフォン用レイアウトに切り替わる際にはContents_C803が非表示になる。またContents_B802の位置がContents_A801の横からContents_A801の下に回り込んでいる事が確認できる。そのため、Contents_C803よりもContents_B802の方が優先度が高いと判断できる。その結果Contents_A801からContents_D804の重要度はContents_A801、Contents_B802,Contents_C803,Contents_D804の順に高いという事になる。
次にS5009において、データコンバータ215はS5008で判定した重要度を用いてエコ設定を有効にしたエコプリントのためのデータ変換処理を行う。S5008で決定したコンテンツの重要度に応じたエコプリントの処理を行う。この時各重要度に応じて実施するエコプリントの設定はユーザにより予め設定しておくことが可能である。
ここで、ユーザからのエコプリントの処理方法の指定方法を図9に示す。
図9は、図1に示した操作部14の表示パネルに表示されるエコプリントの処理を決定する設定画面を示す図である。
図9において、ユーザは画面上の901,902,903を選択することで、設定可能な設定値を確認し任意の設定をする事が可能である。CPU1は液晶パネルがタッチされた事を検知し、押下された位置の情報とその後に選択されたエコプリントの設定値情報を取得しRAM2に各エコモードにおける重要度毎のエコプリント設定値を記憶する。
ここで重要度1、重要度2、重要度3はS5008で決定した重要度であり、重要度1の重要度が一番低く、数字が上がるにつれて重要度が高くなる事とする。また、エコモードA、B、Cにはデフォルトとして推奨の設定をしておき、エコモードを選択する事によりエコプリントが簡単に可能になる。
それぞれのモードで設定可能なエコプリント設定値は図9にあるようにコンテンツの非表示、コンテンツのモノクロ化、コンテンツの通常表示等が設定可能である。またコンテンツの文字、グラフィックス、写真(イメージ情報)等のコンテンツの属性に応じた処理を設定する事も可能である。例えば文字に関しては文字サイズの縮小、フォント種類の変更とする事ができる。またグラフィックス情報に関してはコンテンツのサイズの変更、描画色をトナー消費量の少ない色に置き換える処理等とする事ができる。また写真の場合には画像サイズを小さくしたり、グレースケール化する等をエコプリント設定として提供したりする事が可能である。またここで説明した以外にもエコプリントを実現するための様々な手段を設定する事が可能である。
次に、図9で示された設定の場合の各モードにおける図8の場合のエコプリント変換例を説明する。
まず、S5008で、算出した重要度は低いものから順にContents_D804、Contents_C803、Contents_B 802、Contents_A801であった。そのため図9における重要度_1はContents_D804,重要度_2はContents_C803,重要度_3はContents_B802となる。この場合ではエコプリントに使用する重要度のレベルを3段階に設定したので、4番目に重要なContents_A801に関しては特にエコプリントのための変換はされない。
エコモードAを選択した場合にはContents_A801、Contents_B802は元のままとなり、Contents_C803はモノクロ化され、Contents_D804は非表示となる。次にエコモードBを選択した場合にはContents_A801は元のまま、Contents_B802はモノクロ化されて表示され、Contents_C803、Contents_D804は非表示となる。次にエコモードCを選択した場合にはContents_A801のみレンダリングされることとなる。
また、S5009で実施する重要度に応じたエコプリントの変換処理ではエコプリントの処理方法に応じてデータコンバータ215、スタイルシートコンバータ213、HTMLインタプリタにて実施される。
例えばスタイルシート内スタイルシートの変換であればスタイルシートコンバータ213にて実行される。また指定された要素のオブジェクト自体を変換する方法であればデータコンバータ215にて実行される。例えばコンテンツの表示・非表示の切り替えであればスタイルシートに存在するvisibilityプロパティをinvisibleにする事で他のコンテンツに影響を与えることなく、該当コンテンツを非表示にする事ができる。また写真をグレースケールにしたい場合にはHTMLに記載されているJPEG画像等の画像ファイルをデータ取得部212から取得しデータコンバータ215にてグレースケール変換し利用する事でグレースケール化する事が可能である。
S5010ではHTMLインタプリタ211が、S5009で変換したスタイルシートやHTMLファイル、画像ファイルを解釈し論理ページに合わせ1ページ分の描画オブジェクトを生成し1ページ分のPDLデータを生成しフローを終了する。
<プリントドライバの処理フロー>
図10は、本実施形態を示す印刷制御装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、プリントドライバ206により実行される画像転送処理例である。また、図4のS4201を詳細化したフローチャートでもある。なお、図5は、図4のS4007を詳細化したものである。なお、本説明では図2の(a)および図2の(b)の各ソフトウェアモジュールを主体として説明を行う。また、本フローチャートはHDD4に記憶された図2(A)の各ソフトウェアモジュール内の各プログラムがRAM2に読み出され、CPU1により実行されることにより実現される。
最初にS1001において、プリントドライバ206は、レンダリング終了通知を受信するまで待つ。レンダリング終了通知は、前述したように、ジョブ制御部202によりS4103で送信されるものである。
次にS1002において、プリントドライバ206はレンダリング済みのページがジョブの先頭ページか、もしくは前ページの印字出力が完了しているか判定する。Noの場合は、前のページのレンダリング完了を待つために、S1001に戻る。前述したように、各ページのレンダリングはページ順に完了するとは限らない。S1002でYesの場合は、S1003へ進み、プリントドライバ206はエンジンに対してプリント開始要求コマンドを送信し、画像を転送する。なお、S1003において、プリントドライバ206はエンジンとの同期処理も行う。プリンタエンジンは所定のスピード以上では出力できない。コントローラ200はそのRIP処理が速すぎる場合にプリンタエンジン15の印字出力を待つ必要がある。
次にS1004において、プリントドライバ206は次ページがレンダリング済みか否か判定する。Yesであれば、S1005に進み、プリントドライバ206はエンジン同期して、プリント開始要求コマンドを送信し、画像を転送する。そして、再びS1004に戻り同様の処理を繰り返す。S1004、S1005の処理により、先にレンダリング済みのページが全て出力される。
一方、S1004でNoの場合は、S1006へ進み、プリントドライバ206は全ページの画像転送が完了したか否か判定する。Yesの場合は、S1007へ進み、プリントドライバ206はプリンタエンジン15に対してプリント完了要求コマンドを送信する。No場合は、S1001へ戻り、処理を繰り返す。
<Webページのエコ変換例>
具体的なWebページ例を使用して、コンテンツの重要度の判定を行い、重要度に応じたエコ変換を実施する方法の詳細について説明する。
図11は、本実施形態を示す印刷制御装置にWebブラウザ表示画面の一例を示す図である。
図11の(a)はWebページをデスクトップPC用のスタイルシートを用いて、Webブラウザで表示した例である。
図11の(a)において、ヘッダ部1101、コンテンツ部1102、サイド部1103、フッタ部1104から構成されている。ヘッダ部1101はタイトルに関する情報と、本Webサイト内のリンクが記載されたトップメニュー部1105から構成されており、トップメニュー部をクリックする事でサイト内の任意のページに移動する事ができる。コンテンツ部1102はメニュー部1106とメイン部1107から構成されている。
メニュー部1106は本Webサイト内へのリンクである。メイン部1107は本Webページで最もユーザに伝えたい情報が記載されている部分であり一番重要なコンテンツである。メイン部1107には二つの記事が存在し、1108は記事に関連する写真が挿入されている。サイド部1103は複数のサイドバナー1109から構成されている。サイド部1103には一般的には広告に関する画像や、TwitterやFacebook等のSNSに関連する情報が表示される事が一般的である。
これらは本サイトにとって必須な情報でない場合が多く、特に印刷には不要な可能性が高い。フッタ部1104には主にcopyrightや本WebサイトのTopページへのリンク情報、本Webサイトに関する問い合わせ先等が記載されている事が一般的である。
図11の(b)はWebページをタブレット用のスタイルシートを用いてブラウザで表示した例である。図11の(a)のデスクトップPC用のスタイルシートでの表示例と比較すると右側に表示されていたサイド部1103がコンテンツ部1102の下に回り込み、フッタ部1104が消えている事がわかる。
図11の(c)はスマートフォン用のスタイルシートを用いてブラウザ表示した例である。図11の(a)のタブレット用のスタイルシートを用いてブラウザ表示した場合に比べメニュー部1106が消えサイド部1103が消えている事がわかる。
図12は、本実施形態を示す印刷制御装置におけるWebページのHTMLファイルの記述例を示す図である。
図12において、HTMLではコンテンツのまとまりを表わす際にdivタグを用いるのが一般的である。このdivタグ自体には特に意味を持たないが、このdivタグで囲まれた範囲に対してスタイルシートを用いてコンテンツの見た目や配置を制御している。上述のヘッダ部1101、コンテンツ部1102、サイド部1103、フッタ部1104、メイン部1107に関してもdivタグを用いてそれぞれ以下の様に記載される。<div id="head">,<div id="side">,<div id="foot">,<div id="main">
本HTMLファイルから参照するスタイルシートは<head>部の中に記載され<link>要素のrelプロパティが"stylesheet"の箇所が実際に利用するスタイルシートを指定している箇所である。また図12の例ではcss/tmp.cssが参照するスタイルシートファイルとなる。
図13は、本実施形態を示す印刷制御装置におけるスタイルシートの具体例を示す図である。
図13において、スタイルシートの前半部1301には全要素に効くデフォルトの設定値を記載する。その後必要に応じてより詳細の記述を1302の様に記載する。1301や1302の設定は画面の横幅によらず有効な設定となる。
@mediaから始まる1303,1302,1304はメディアクエリーと呼ばれ、Webブラウザでの表示や、プリンタでの印刷等のメディア毎にスタイルを適用可能とするための方法である。またallと記載された場合は全てのメディアに対して有効となる事を表わす。またその後に続くmax−width、min−widthは表示しているブラウザの横幅を表わしており記載された条件と一致する場合にのみそれ以降に記載されたスタイルが有効になる。
1303,1304,1305から本スタイルシートにおけるブレークポイントは780pxと480pxである事がわかる。最初に780px前後のスタイルの違いについて算出する。780px以上のスタイルに関しては1305であり480px以上780pxまでのスタイルについては1304である。この差分を確認すると#contentsの幅と#sideの幅とfloat指定、#footのclear指定、imgの幅とfloat指定である。ここで"#"はスタイルシートにおけるidの記載方法であり、図12のHTMLではid=""として記載されているものに適用される。
この中で幅に関する情報は見た目を美しくするための調整値であり特に意識をする必要はない。またimgのfloat指定はデスクトップPCでは縦並びで表示していたものを横並び表示に変更したための情報なので不要な情報である。#sideのfloat指定とclear指定と#footのdisplay:none指定が注目すべき変化点である。
まず#footのdisplay:none指定が変化した事から#footが非表示になった事が確認でき、#footの重要度が最も低い事が確認できる。
また#sideのfloat指定とclear指定に関しては、デスクトップ用PCではfloat:left指定がされる事によりその要素の前のコンテンツ部1102に対して左側に寄せて配置されていた。一方タブレット端末用のレイアウトではclear:both指定がされたためfloat指定が解除され#side要素はコンテンツ部1102の下に配置されるように指定された事となる。以上から#side要素はコンテンツ部1102の下に回り込んで配置されるように変化した事がわかるため、フッタ部の次に重要度が低い要素はサイド部である事がわかる。
次にタブレット端末用のスタイルシートとスマートフォン用のスタイルシートを比較する。両者を比較し先ほどと同様に幅に関する情報を取り除くと#menuと#sideでdisplay:none指定がされた事とが差分となる。display:noneとはそのBox自体をなくす指定である。つまり該当する要素が表示だけでなくレイアウトからも削除される事を表わしている。以上から#sideと#menuの重要度が次に低いと判定できる。以上から重要度の低い順に#foot、#side/#menuとなる。
この時最も重要度の低い#footは非表示にし、#side/#menuはトナー消費量を落としたものが図14の(a)となり、#foot,#side,#menu供に非表示にしたものが図14の(b)となる。1401の破線内は実際にはvisivilityプロパティにhiddenが設定された場合でありBoxは削除されないが表示がされない状態となっている。
ここで#sideや#menuのコンテンツがトナー消費を落とす変換がされたり、非表示にされた場合であっても、コンテンツ部に含まれるArticle1内の画像に関してはトナー消費量を落とすための処理が実施されず元の画質を保てている。
〔第2実施形態〕
第2実施形態では、第1実施形態で説明したエコプリント変換をスマートフォン等のモバイル端末で動作する専用のプリントアプリケーションにて実行する方法を示す。
<モバイル端末のハードウェア構成>
図15は、印刷システムにおけるモバイル端末の構成を説明するブロック図である。
図15の(a)はモバイル端末1501のハードウェアに対応する。
図15の(a)において、CPU1502はROM1503あるいは主記憶装置1504に記憶されたプログラムをRAM1505に読み出して実行する。さらに、システムバス1506に接続される各デバイスをCPU1502が統括的に制御する。RAM1505は、CPU1502の主メモリ、ワークエリアとして機能する。
ROM1503には電源ON時に実行されるブートプログラムが格納され、主記憶装置1504にはオペレーティングシステムとアプリケーションプログラム、データファイル等が格納される。NetworkIF1507はローカルエリアネットワークや3GやLTEといった携帯のネットワーク回線を含むネットワーク1510に接続され、Webサーバ1508や、プリンタ1509等の外部装置と接続される。DisplayIF1511はディスプレイとのインタフェース部で、ディスプレイに表示する画像データを出力する。
<モバイル端末におけるシステム構成図>
図15の(b)は、図15の(a)に示したモバイル端末のソフトウエア構成を示すブロック図である。本例は、エコプリント変換システムのシステム構成に対応する。
図15の(b)において、プリントアプリケーション1512はモバイル端末1501のオペレーティングシステム上で動作するアプリケーションプログラムである。プリントアプリケーション1512は指定されたURLで特定されるWebサーバにアクセスし、HTMLデータやスタイルシート、ビットマップデータ等のWebページをダウンロードしてWebページの表示や印刷を行う。
データ受信部1513はhttpプロトコルを用いてWebページを取得する。ページ形成部1514はWebページの保持とHTMLデータの解釈による画面表示データの形成を実行する。ユーザインタフェース1515はメニューコマンドやWebページ中のリンクやボタンに対する入力に応じた処理を実行する。例えば、Webページ中のリンクがクリックされた場合、そのリンク先のWebページの取得をデータ受信部1513に指示する。
印刷制御部1516はWebページの印刷やレイアウト変更、エコプリント変換処理等の処理を実行する。グラフィックエンジン1517はオペレーティングシステムの描画処理を制御するモジュールであり、印刷制御部1516からの描画命令を仲介する役割を担う。印刷データ生成部1518はグラフィックエンジン1517によって仲介される描画命令を受けてPDLデータに変換して出力するモジュールである。印刷データ生成部1518で作成したエコプリント変換が為されたPDLデータをプリンタ1509へ送信する。プリンタ1509はPDLデータによる印刷が可能な電子写真方式あるいはインジェット方式のプリンタであり、モバイル端末から送信されたPDLデータを受信し印刷する。
<エコプリント変換の処理例>
図16は、本実施形態を示す情報処理装置のデータ処理方法を説明するフローチャートである。本例は、図15の(a)に示すモバイル端末1501で動作する専用のプリントアプリケーション1512によるエコプリント変換処理例である。なお、各ステップは、RAM1505にロードされた図15(b)の印刷制御部1516をCPU1502が実行することにより実現される。なお、第1実施形態とは異なり、第2実施形態ではWebページの新たなダウンロードは不要であり、ページ形成部1514に保持されたWebページが印刷時そのまま利用可能な点が異なる。本フローでは図4および図5のフローと異なる点を中心に説明する。
本フローは専用のプリントアプリケーションのメニュー等(図示しない)において、印刷指示が実行された後の印刷制御部1516の処理を示すものである。
S1601において、印刷制御部1516は、プリントアプリケーション1512のユーザインタフェース1515に表示されているWebページのURLを取得する。そして、そのURLのWebページが複数のレイアウトを有するか否か判定する。この処理は図4のS4005に該当する。Yesの場合はS1602へ進み、Noの場合はフローを終了する。
S1602において、印刷制御部1516は印刷用紙の指定よりページサイズを取り出す。印刷用紙サイズの指定は図示しないプリントアプリケーションの印刷設定画面により設定された値を用いる。
S1603からS1610は図5のS5003からS5010に対応する。S1610の処理がグラフィックエンジン1517を仲介して為される点を除くと処理に関して違いが無いため、詳細な説明は割愛する。なお、第2の実施例ではエコプリント設定は割愛したが、同様に印刷画面等に設定を追加することにより実現できることは自明である。
〔第3実施形態〕
第3実施形態では、第1実施形態で説明したエコプリント変換をWebページのURIと印刷設定を入力データとして受信した場合について示す。
なお、エコ印刷システムのソフトウェアモジュール構成に関しては第1実施形態で用いた図2と同様である。
図17は、本実施形態を示す印刷制御装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、エコプリント変換をWebページのURIと印刷設定を入力データとして受信した場合の処理例である。なお、本説明では図2の(a)および図2の(b)の各ソフトウェアモジュールを主体として説明を行う。また、本フローチャートはHDD4に記憶された図2(A)の各ソフトウェアモジュール内の各プログラムがRAM2に読み出され、CPU1により実行されることにより実現される。
また、本処理は、第1実施形態におけるS4001からS4010に相当するフローであるので、第1実施形態との変更点にのみ着目し説明する。
S1701において、データ受信部201は印刷設定値とWebページのURLに関する情報を受信し、ジョブ制御部202を介してジョブデータ管理部208に保持させる。
この時の印刷設定値には印刷に用いる用紙サイズの情報と、エコプリントの機能の有効無効を表わす値が含まれている事とする。S1702において、ジョブ制御部202はエコプリントの設定値を受信した印刷設定値の中から取得する。S1703ではジョブ制御部202が取得したエコプリント設定値からエコプリントの設定が有効であるかを判定し有効である場合にはS1704へ進む。
S1704において、ジョブ制御部202は、受信したデータに含まれるURLのWebページが、複数のレイアウト情報を有するか否か判定する。ここで、ジョブ制御部202は、まず前述のURLからhtmlファイルをダウンロードして取得する。そして、ジョブ制御部202はこのhtmlファイルから参照されるスタイルシートをさらにダウンロードして取得する。
ジョブ制御部202は、このスタイルシートの中に@mediaコマンドによる属性値としてWebブラウザの最小・最大幅を表わすmin−width,max−widthが指定された記述を探す。もしくはデバイスの最小・最大幅を表わすmin−device−width,max−device−widthが指定された記述を探す。記載方法はmin−width, max−widthとmin−device−width, max−device−widthで違いはないためここではmin−width, max−widthとして説明する。見つかった場合は複数レイアウトを有する、とジョブ制御部202は判定する。
次にS1705において、ジョブ制御部202は受信したデータ内の印刷設定から印刷に用いる用紙サイズを取得する。S1706においてレイアウタ203は、上記ステップにより取得したURLと用紙サイズ、エコプリント設定を用いてWebページのエコプリント変換処理を実施する。図17におけるS1706からS1709の処理は、図4におけるS4007からS4010と同等の処理となるため説明は省略する。
なお、本実施形態の利用例の1つとして、AndroidOSを搭載したスマートフォンからの印刷があげられる。Android(登録商標)OSを用いたスマートフォンではOSがレンダラを持っていないため、もしWebページを印刷したい場合には印刷アプリケーション側でレンダラを持ちレンダリングする必要がある。しかし本実施例で説明した方法を用いる事により印刷アプリケーションとしてはレンダラを特に持つ必要がなくなる。ユーザはWebブラウザから共有機能を用いて印刷アプリケーションを起動し、エコプリント設定と用紙設定を行った後に印刷データを送信する事でレンダラを持たない場合でもWebページの印刷が可能となる。
〔第4実施形態〕
第4実施形態では、第1実施形態で説明したエコプリント変換をクラウドシステムとプリンタで協調動作して行う方法を示す。
<クラウドサーバを含むシステム構成図>
図18は、本実施形態を示す印刷システムのシステム構成を示すブロック図である。
図18において、クラウドサーバ1802とプリンタ1801はインターネットを介して接続される。レイアウタ1703は、図2の(a)のレイアウタ203と全く同じ機能を有し、この部分が全てクラウドサーバにオフロードされることになる。クラウドサーバ側の通信部1804とプリンタ側の通信部1805がhttpプロトコルを用いてレイアウタ1803とプリンタ1801の通信を仲介する。
ジョブ制御部202によるエコプリント変換依頼が通信部1804、1805を介してクラウドにPOSTされる。クラウドサーバ側でエコプリント変換が完了したらPOSTに対するAckコマンドと変換済みPDLデータのURLを返却する。プリンタ1801はそのURLに対するGETを実行して、変換済みのPDLデータを取得する。その他、レイアウタを含む各モジュールの処理は第1実施形態と全く同じであるため省略する。レイアウタにはWebブラウザに相当する機能の大部分が必要になるため、処理負荷が重く、本実施形態のようにクラウドサーバ側にオフロードする構成も合理的である。
各実施形態によれば、複数の情報処理装置の表示デバイスに合わせた各レイアウト情報に従い複数の表示態様で同一のコンテンツを表示する際に、各コンテンツに適応した印刷処理方法を実行させることで、適切な節約印刷を実現できる。
本発明の各工程は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウエア(プログラム)をパソコン(コンピュータ)等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
201 データ受信部
202 ジョブ制御部
203 レイアウタ
204 PDLインタプリタ
205 レンダラ

Claims (11)

  1. 情報処理装置から取得する印刷情報を処理する印刷制御装置であって、
    前記印刷情報が特定のアプリケーションで作成されているかどうかを判断する判断手段と、
    前記特定のアプリケーションで作成されていると判断した場合、前記印刷情報から抽出される作成元から前記印刷情報に対応づけられたファイル情報を取得し、かつ、当該取得したファイル情報に付加されているシート情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記シート情報を解析して前記印刷情報の中に含まれる各コンテンツの配置に関する特徴情報を算出する算出手段と、
    前記算出手段が算出した各コンテンツの特徴情報から前記印刷情報から印刷すべき各コンテンツの重要度を決定する決定手段と、
    前記決定手段が決定した重要度に基づいて、各コンテンツを印刷すべき印刷情報を再生成する生成手段と、
    を備えることを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記印刷情報に対する節約印刷要求を受け付ける受付け手段を備え、
    前記判断手段は、前記印刷情報に対する節約印刷要求を受け付けた場合に、前記印刷情報が特定のアプリケーションで作成されているかどうかを判断することを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  3. 前記算出手段は、前記取得手段が取得した前記シート情報を解析して前記情報処理装置の属性に対応づけられたスタイル情報の変化状態からコンテンツの配置に関する差分情報を算出することを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  4. 前記決定手段は、前記算出手段により算出された差分情報に基づいて印刷すべき各コンテンツの重要度を決定することを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  5. 前記生成手段は、前記決定手段が決定した重要度に基づいて、いずれかのコンテンツを印刷しない印刷情報を再生成することを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  6. 前記生成手段は、前記決定手段が決定した重要度に基づいて、いずれかのコンテンツのサイズを変更した印刷情報を再生成することを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  7. 前記生成手段は、前記決定手段が決定した重要度に基づいて、いずれかのコンテンツの色情報を変更した印刷情報を再生成することを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  8. 前記生成手段は、前記決定手段が決定した重要度に基づいて、いずれかのコンテンツのグラフィック情報を変更した印刷情報を再生成することを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  9. 前記生成手段は、前記決定手段が決定した重要度に基づいて、いずれかのコンテンツのイメージ情報のサイズを変更した印刷情報を再生成することを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  10. 情報処理装置から取得する印刷情報を処理する印刷制御装置の制御方法であって、
    前記印刷情報が特定のアプリケーションで作成されているかどうかを判断する判断工程と、
    前記特定のアプリケーションで作成されていると判断した場合、前記印刷情報から抽出される作成元から前記印刷情報に対応づけられたファイル情報を取得し、かつ、当該取得したファイル情報に付加されているシート情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程が取得した前記シート情報を解析して前記印刷情報の中に含まれる各コンテンツの配置に関する特徴情報を算出する算出工程と、
    前記算出工程が算出した各コンテンツの特徴情報から前記印刷情報から印刷すべき各コンテンツの重要度を決定する決定工程と、
    前記決定工程が決定した重要度に基づいて、各コンテンツを印刷すべき印刷情報を再生成する生成工程と、
    を備えることを特徴とする印刷制御装置の制御方法。
  11. 請求項10に記載の印刷制御装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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