JP2020133564A - Vバンク型エンジンの遮音装置 - Google Patents

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Isao Toikawa
勲 樋川
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【課題】排気マニホールドの放熱と遮音の両立を図ることを目的とする。【解決手段】本発明に係るVバンク型エンジンの遮音装置は、シリンダが左右2列にV字型に配置された2つのバンクを含むシリンダブロックと、前記2つのバンクのそれぞれの上端に設置される2つのシリンダヘッドを含み、前記2つのシリンダヘッドの間の空間に排気マニホールドが配置され、前記2つのシリンダヘッドのそれぞれを基準に前記排気マニホールドの逆側の両方に吸気マニホールドがそれぞれ配置されるVバンク型エンジンの遮音装置であって、前記空間に走行風を導入する風導管と、前記空間を、前記吸気マニホールドの一方から前記吸気マニホールドの他方までの橋渡しで覆うカバーと、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、Vバンク型エンジンの遮音装置に関する。
各1列の気筒(以下、シリンダという)群を有するバンクがV型に形成されたエンジンが知られている。特に、V型のバンク間にエキゾーストマニホールドが配置されたエンジンが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2010−048114号公報
ところで、エキゾーストマニホールド(以下、排気マニホールドという)はエンジン音の大部分を占める音源部品である。エンジン音は例えば騒音規制の観点から抑制することが望ましい。V型のバンク間に排気マニホールドが配置されたエンジンのエンジン音についても例外ではなく、抑制することが望ましい。
エンジン音を抑制するためには、例えば排気マニホールドをカプセル化して遮音することが想定される。しかしながら、排気マニホールドの内部には高熱の排気ガスが流通しており、排気マニホールドをカプセル化して遮音することは熱的に難しいという問題があった。
そこで、本発明では、排気マニホールドの放熱と遮音の両立を図ることを目的とする。
本発明に係るVバンク型エンジンの遮音装置は、シリンダが左右2列にV字型に配置された2つのバンクを含むシリンダブロックと、前記2つのバンクのそれぞれの上端に設置される2つのシリンダヘッドを含み、前記2つのシリンダヘッドの間の空間に排気マニホールドが配置され、前記2つのシリンダヘッドのそれぞれを基準に前記排気マニホールドの逆側の両方に吸気マニホールドがそれぞれ配置されるVバンク型エンジンの遮音装置であって、前記空間に走行風を導入する風導管と、前記空間を、前記吸気マニホールドの一方から前記吸気マニホールドの他方までの橋渡しで覆うカバーと、を含む。
本発明によれば、排気マニホールドの放熱と遮音を両立することができる。
図1はVバンク型エンジンを概略的に示す平面図の一例である。 図2はVバンク型エンジンにおけるA−A断面の模式図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1はVバンク型エンジン10を概略的に示す平面図の一例である。図2はVバンク型エンジン10におけるA−A断面の模式図の一例である。尚、図1及び図2において、X軸は車両の前後方向を表している。Y軸は車両の車幅方向を表している。Z軸は車両の高さ方向を表している。
図1及び図2に示すように、Vバンク型エンジン10は2つのシリンダヘッドとしてRH(Right Hand)シリンダヘッド11RとLH(Left Hand)シリンダヘッド11Lを含んでいる。特に、図2に示すように、RHシリンダヘッド11Rの天井部にはRHヘッドカバー11Rcが設けられる。LHシリンダヘッド11Lの天井部にはLHヘッドカバー11Lcが設けられる。また、図1及び図2に示すように、Vバンク型エンジン10はシリンダブロック12を含んでいる。
図2に示すように、シリンダブロック12は第1のRHシリンダ12R1と第1のLHシリンダ12L1を含んでいる。第1のRHシリンダ12R1と第1のLHシリンダ12L1は、Vバンク型エンジン10の出力軸であるクランクシャフト40側ほど互いに近づくように傾斜している。すなわち、第1のRHシリンダ12R1と第1のLHシリンダ12L1は左右にV字型に配置される。
図1に示すように、第1のRHシリンダ12R1の車両前方側には、第1のRHシリンダ12R1と同様に、第2のRHシリンダ12R2が配置される。第1のRHシリンダ12R1の車両後方側には、第1のRHシリンダ12R1と同様に、第3のRHシリンダ12R3が配置される。また、第1のLHシリンダ12L1の車両前方側には、第1のLHシリンダ12L1と同様に、第2のLHシリンダ12L2が配置される。第1のLHシリンダ12L1の車両後方側には、第1のLHシリンダ12L1と同様に、第3のLHシリンダ12L3が配置される。
図1に示すように、直線的に配置された第1のRHシリンダ12R1と第2のRHシリンダ12R2と第3のRHシリンダ12R3のシリンダ列によりRHバンクが構成される。同様に、直線的に配置された第1のLHシリンダ12L1と第2のLHシリンダ12L2と第3のLHシリンダ12L3のシリンダ列によりLHバンクが構成される。したがって、Vバンク型エンジン10ではRHバンクとLHバンクがV字型に配置されていると言い換えてもよい。
図2に示すように、RHバンク側の第1のRHシリンダ12R1の内部には、ピストン13Rが設けられている。ピストン13Rは第1のRHシリンダ12R1内を往復動作することができる。LHバンク側の第1のLHシリンダ12L1の内部には、ピストン13Lが設けられている。ピストン13Lは第1のLHシリンダ12L1内を往復動作することができる。これら2つのピストン13R,13Lは、クランクシャフト40に連結されていて、2つのピストン13R,13Lが往復動作するのに従ってクランクシャフト40が回転する。
ここで、図2に示すように、シリンダブロック12の上端には、第1のRHシリンダ12R1に対応してRHシリンダヘッド11Rが設置されて固定されている。すなわち、RHバンクの上端にはRHシリンダヘッド11Rが設置されて固定されている。また、シリンダブロック12の上端には、第1のLHシリンダ12L1に対応するようにLHシリンダヘッド11Lが設置されて固定されている。すなわち、LHバンクの上端にはLHシリンダヘッド11Lが設置されて固定されている。結果的に、図2に示すように、RHシリンダヘッド11Rはクランクシャフト40の中心を通過するZ軸方向に平行な中心軸αの右側に配置される。LHシリンダヘッド11Lはその中心軸αの左側に配置される。
図2に示すように、RHシリンダヘッド11Rには、シリンダブロック12の第1のRHシリンダ12R1の燃焼室へと吸気を供給するための吸気ポート17R1が形成されている。RHシリンダヘッド11Rには、第1のRHシリンダ12R1の燃焼室から排気を排出するための排気ポート18R1が形成されている。排気ポート18R1は、RHシリンダヘッド11RとLHシリンダヘッド11Lの間の空間(以下、ヘッド間空間という)30に向いて開口している。ヘッド間空間30はシリンダブロック12に設置されて固定されたRHシリンダヘッド11RとLHシリンダヘッド11Lのそれぞれの下端からそれぞれの上端までの空間だけでなく、その空間の上方に位置する空間も含んでいる。一方、吸気ポート17R1は、RHシリンダヘッド11Rを基準に、ヘッド間空間30と逆側に向いて開口している。
同様に、LHシリンダヘッド11Lには、シリンダブロック12の第1のLHシリンダ12L1の燃焼室へと吸気を供給するための吸気ポート17L1が形成されている。LHシリンダヘッド11Lには、第1のLHシリンダ12L1の燃焼室から排気を排出するための排気ポート18L1が形成されている。排気ポート18L1は、ヘッド間空間30に向いて開口している。吸気ポート17L1は、LHシリンダヘッド11Lを基準に、ヘッド間空間30と逆側に向いて開口している。
ヘッド間空間30には、RH排気マニホールド19RとLH排気マニホールド19Lが配置される。RH排気マニホールド19Rは排気ポート18R1と接続されている。LH排気マニホールド19Lは排気ポート18L1と接続されている。
図1に示すように、RHシリンダヘッド11Rに形成された排気ポート18R2,18R3も、排気ポート18R1と同様に、RH排気マニホールド19Rが接続される。特に、排気ポート18R1,18R2,18R3はRHシリンダヘッド11Rの内部で1つに集約されてRH排気マニホールド19Rと接続される。これにより、RHシリンダヘッド11Rの内部を流通する冷媒(例えば冷却水や不凍液など)により排気ポート18R1,18R2,18R3の内部を流通する排気が冷却される。排気ポート18R1,18R2,18R3から排出される排気はRH排気マニホールド19Rの内部に流入し、車両後方に向けて流通する。
同様に、LHシリンダヘッド11Lに形成された排気ポート18L2,18L3も、排気ポート18L1と同様に、LH排気マニホールド19Lが接続されている。特に、排気ポート18L1,18L2,18L3はLHシリンダヘッド11Lの内部で1つに集約されてLH排気マニホールド19Lと接続される。これにより、LHシリンダヘッド11Lの内部を流通する冷媒により排気ポート18L1,18L2,18L3の内部を流通する排気が冷却される。排気ポート18L1,18L2,18L3から排出される排気はLH排気マニホールド19Lの内部に流入し、車両後方に向けて流通する。
図1に示すように、RH排気マニホールド19R及びLH排気マニホールド19Lのそれぞれの流出口は排気管20と接続されている。したがって、RH排気マニホールド19R及びLH排気マニホールド19Lのそれぞれから流出した排気は排気管20に流入する。排気管20の下流には三元触媒コンバータを含む排気浄化システムが設けられている。排気は排気浄化システムにより浄化されて、車両の外部に放出される。
図2に示すように、Vバンク型エンジン10には、RHシリンダヘッド11Rを基準にRH排気マニホールド19Rの逆側に樹脂製のRH吸気マニホールド21Rが配置される。特に、RH吸気マニホールド21RはRHシリンダヘッド11Rの吸気ポート17R1付近からRHシリンダヘッド11RのRHヘッドカバー11Rcまでを覆うように配置される。
図2に示すように、RH吸気マニホールド21RはRHヘッドカバー11Rcとステイ21Rsを介して固定される。本実施形態では、RHヘッドカバー11Rcにステイ21Rsが設けられ、RH吸気マニホールド21Rがステイ21Rsを介してボルトB1Rにより締結される。尚、RH吸気マニホールド21Rにステイ21Rsが設けられ、RHヘッドカバー11Rcがステイ21Rsを介してボルトB1Rにより締結されてもよい。
図2に示すように、RH吸気マニホールド21Rは吸気ポート17R1付近でも固定される。具体的には、RH吸気マニホールド21Rと吸気ポート17R1との接続口よりRHヘッドカバー11Rc側の部分でフランジ(不図示)とボルトB2RによりRH吸気マニホールド21RはRHシリンダヘッド11Rと締結される。RH吸気マニホールド21Rと吸気ポート17R1との接続口よりシリンダブロック12側の部分でフランジ(不図示)とボルトB3RによりRH吸気マニホールド21RはRHシリンダヘッド11Rと締結される。
ここで、RH吸気マニホールド21Rにおける吸気ポート17R1との接続口部分は、RH吸気マニホールド21RがVバンク型エンジン10に配置された状態のときに、シリンダブロック12の側壁の一部を覆えるように下方に延伸し、カバー部21Rvを形成している。RH吸気マニホールド21Rは樹脂製であるため、部分的に延伸してカバー部21RvをRH吸気マニホールド21Rと一体的に形成することができる。カバー部21Rvによりピストン13Rのピストンリングの摩擦音を含む燃焼室付近から発生する各種のエンジン音を抑制することができる。尚、カバー部21Rvのシリンダブロック12側の裏面には吸音材25Rを設けることが望ましい。これにより、エンジン音の抑制効果が向上する。尚、吸音材25Rとしては例えば発泡材などがある。
同様に、Vバンク型エンジン10には、LHシリンダヘッド11Lを基準にLH排気マニホールド19Lの逆側に樹脂製のLH吸気マニホールド21Lが配置されている。特に、LH吸気マニホールド21LはLHシリンダヘッド11Lの吸気ポート17L1付近からLHシリンダヘッド11LのLHヘッドカバー11Lcまでを覆うように配置されている。
LH吸気マニホールド21LはLHヘッドカバー11Lcとステイ21Lsを介して固定される。本実施形態では、LHヘッドカバー11Lcにステイ21Lsが設けられ、LH吸気マニホールド21Lがステイ21Lsを介してボルトB1Lにより締結される。尚、LH吸気マニホールド21Lにステイ21Lsが設けられ、LHヘッドカバー11Lcがステイ21Lsを介してボルトB1Lにより締結されてもよい。
また、LH吸気マニホールド21Lは吸気ポート17L1付近でも固定される。具体的には、LH吸気マニホールド21Lと吸気ポート17L1との接続口よりLHヘッドカバー11Lc側の部分でフランジ(不図示)とボルトB2LによりLH吸気マニホールド21LはLHシリンダヘッド11Lと締結される。LH吸気マニホールド21Lと吸気ポート17L1との接続口よりシリンダブロック12側の部分でフランジ(不図示)とボルトB3LによりLH吸気マニホールド21LはLHシリンダヘッド11Lと締結される。
LH吸気マニホールド21Lにおける吸気ポート17L1との接続口部分は、LH吸気マニホールド21LがVバンク型エンジン10に配置された状態のときに、シリンダブロック12の側壁の一部を覆えるように下方に延伸し、カバー部21Lvを形成している。LH吸気マニホールド21Lは樹脂製であるため、部分的に延伸してカバー部21LvをLH吸気マニホールド21Lと一体的に形成することができる。カバー部21Lvによりピストン13Lのピストンリングの摩擦音を含む燃焼室付近から発生する各種のエンジン音を抑制することができる。尚、カバー部21Lvのシリンダブロック12側の裏面には吸音材25Rと同様に吸音材25Lを設けることが望ましい。
このように配置されたRH吸気マニホールド21Rが吸気ポート17R1に接続される。また、このように配置されたLH吸気マニホールド21Lが吸気ポート17L1に接続される。RH吸気マニホールド21R及びLH吸気マニホールド21Lはいずれも車両外部からの吸気を一時的に貯められるサージタンク(図示略)を含んでいる。
ここで、図1に示すように、RHシリンダヘッド11Rに形成された吸気ポート17R2,17R3も、吸気ポート17R1と同様に、RH吸気マニホールド21Rが接続されている。これにより、RH吸気マニホールド21Rのサージタンクに貯められた吸気を吸気ポート17R1,17R2,17R3のそれぞれに流入することができる。また、LHシリンダヘッド11Lに形成された吸気ポート17L2,17L3も、吸気ポート17L1と同様に、LH吸気マニホールド21Lが接続されている。これにより、LH吸気マニホールド21Lのサージタンクに貯められた吸気を吸気ポート17L1,17L2,17L3のそれぞれに流入することができる。
図1に示すように、RH吸気マニホールド21R及びLH吸気マニホールド21Lの上流側(即ち車両前方)の間にはエアコネクタ22が配置される。エアコネクタ22に設けられた2つの吸気流出口の一方はRH吸気マニホールド21Rに設けられた吸気流入口と接続される。2つの吸気流出口の他方はLH吸気マニホールド21Lに設けられた吸気流入口と接続される。エアコネクタ22の上流側にはスロットル弁23aを含むスロットルボディ23が配置される。エアコネクタ22の設けられた吸気流入口はスロットルボディ23と接続される。スロットルボディ23にはエアクリーナから流出した吸気が流入する。
さらに、図1に示すように、スロットルボディ23の下方には車両の走行風をヘッド間空間30に導入する風導管24が設けられている。これにより、車両が走行すると、風導管24を通じて走行風がヘッド間空間30を車両前方から車両後方に向けて流れる。ヘッド間空間30にはRH排気マニホールド19RとLH排気マニホールド19Lが配置されている。このため、走行風によりRH排気マニホールド19RとLH排気マニホールド19Lの内部を流通する排気が冷却される。
次に、RH排気マニホールド19R及びLH排気マニホールド19Lに起因する音(具体的には排気音)の遮音について説明する。
図1及び図2に示すように、Vバンク型エンジン10はカバー(以下、Vバンクカバーという)50を含んでいる。Vバンクカバー50は、ヘッド間空間30を、RH吸気マニホールド21RとLH吸気マニホールド21Lの一方からRH吸気マニホールド21RとLH吸気マニホールド21Lの他方までの橋渡しで覆う。図2に示すように、本実施形態では、Vバンクカバー50の一部がハット型の形状を有しているが、その一部がアーチ型やドーム型の形状であってもよい。Vバンクカバー50のつば部51RがRH吸気マニホールド21Rの天井面に載置されて固定される。Vバンクカバー50のつば部51LがLH吸気マニホールド21Lの天井面に載置されて固定される。
この結果、図2に示すように、ヘッド間空間30に面するRH吸気マニホールド21R及びLH吸気マニホールド21Lの各部と、ヘッド間空間30に面するRHシリンダヘッド11R及びLHシリンダヘッド11Lの各部と、シリンダブロック12の天井部と、Vバンクカバー50とにより、ヘッド間空間30が閉じられる。すなわち、RH排気マニホールド19RとLH排気マニホールド19Lがカプセル化される。特に、RH排気マニホールド19RとLH排気マニホールド19Lがカプセル化されるだけでなく、ヘッド間空間30には走行風が流通するため、エアダクトといった通風路が形成される。これにより、RH排気マニホールド19RとLH排気マニホールド19Lの放熱と遮音を両立することができる。
尚、図2に示すように、Vバンクカバー50のシリンダブロック12側の裏面には吸音材54を設けることが望ましい。これにより、RH排気マニホールド19R及びLH排気マニホールド19Lに起因する音の遮音効果が向上する。吸音材54としては例えば発泡材などがある。また、Vバンクカバー50に吸音材54を設けた場合、RH排気マニホールド19R及びLH排気マニホールド19LとVバンクカバー50の間に、多数のフィン60aを含む放熱部品60を設置してもよい。放熱部品60を設置することにより、RH排気マニホールド19RとLH排気マニホールド19Lの排熱による熱害が吸音材54に及ぶことを回避することができる。本実施形態では、放熱部品60が、RH吸気マニホールド21RとLH吸気マニホールド21Lの一方からRH吸気マニホールド21RとLH吸気マニホールド21Lの他方までの橋渡しで設置されているが、設置場所や設置形態は設計に応じて適宜変更してもよい。
以上、本実施形態に係るVバンク型エンジン10の遮音装置では、Vバンク型エンジン10がシリンダブロック12とRHシリンダヘッド11RとLHシリンダヘッド11Lを含んでいる。シリンダブロック12は複数のシリンダが左右2列にV字型に配置された2つのバンクを含んでいる。RHシリンダヘッド11RとLHシリンダヘッド11Lは2つのバンクのそれぞれの上端に設置される。RHシリンダヘッド11RとLHシリンダヘッド11Lの間のヘッド間空間30にはRH排気マニホールド19RとLH排気マニホールド19Lが配置される。一方で、RHシリンダヘッド11Rを基準にRH排気マニホールド19Rの逆側にはRH吸気マニホールド21Rが配置される。LHシリンダヘッド11Lを基準にLH排気マニホールド19Lの逆側にはLH吸気マニホールド21Lが配置される。
そして、このようなVバンク型エンジン10の遮音装置は風導管24とVバンクカバー50を含んでいる。風導管24はヘッド間空間30に走行風を導入する。Vバンクカバー50は、ヘッド間空間30を、RH吸気マニホールド21RとLH吸気マニホールド21Lの一方からRH吸気マニホールド21RとLH吸気マニホールド21Lの他方までの橋渡しで覆う。これにより、RH排気マニホールド19RとLH排気マニホールド19Lの放熱と遮音を両立することができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 Vバンク型エンジン
11R RHシリンダヘッド
11L LHシリンダヘッド
12 シリンダブロック
19R RH排気マニホールド
19L LH排気マニホールド
21R RH吸気マニホールド
21L LH吸気マニホールド
24 風導管
50 Vバンクカバー

Claims (1)

  1. シリンダが左右2列にV字型に配置された2つのバンクを含むシリンダブロックと、前記2つのバンクのそれぞれの上端に設置される2つのシリンダヘッドを含み、前記2つのシリンダヘッドの間の空間に排気マニホールドが配置され、前記2つのシリンダヘッドのそれぞれを基準に前記排気マニホールドの逆側の両方に吸気マニホールドがそれぞれ配置されるVバンク型エンジンの遮音装置であって、
    前記空間に走行風を導入する風導管と、
    前記空間を、前記吸気マニホールドの一方から前記吸気マニホールドの他方までの橋渡しで覆うカバーと、
    を含むことを特徴とするVバンク型エンジンの遮音装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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