JP2020133214A - 床版取替方法及び車両乗越板 - Google Patents

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哲 武川
中村 善彦
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善彦 中村
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【課題】主桁上に新設されたプレキャスト床版上への車両の乗り入れを可能にすることにより、床版撤去工程と床版新設工程とを効率よく行うことのできる床版取替方法及び車両乗越板を提供する。【解決手段】主桁1上に設置されたプレキャスト床版3上に、プレキャスト床版3間の隙間Sを車両が乗り越えて通行可能な車両乗越板10を設置し、プレキャスト床版3を積載した運搬車両をプレキャスト床版3上に乗り入れて床版設置箇所へのプレキャスト床版3の搬入を行うようにしたので、既設床版上のみならずプレキャスト床版3上にも車両の乗り入れが可能になる。これにより、既設床版上での床版撤去工程とプレキャスト床版3(新設床版)上での床版新設工程とをそれぞれ独立して同時並行で行うことができ、工期の大幅な短縮を図ることができる。【選択図】図4

Description

本発明は、既設の床版を撤去して新たな床版を設置する床版取替方法及び車両乗越板に関するものである。
従来、一般道や高速道路等の橋梁において、床版が老朽化した場合は既設床版を主桁上から撤去して新たな床版を架設する床版取替施工が行われる。この場合、新たな床版は、工場で製作されたコンクリート製のプレキャスト床版を橋軸方向に複数枚配列して架設することにより形成される。
このような床版取替方法としては、既設床版を主桁上から全て撤去した後、プレキャスト床版を主桁上に架設する方法がある。また、他の床版取替方法としては、橋軸方向に分割した既設床版の撤去とプレキャスト床版の新設を1枚または3〜4枚ずつ繰り返し行うことにより、既設床版の撤去と新設床版の架設とを橋軸方向に移動しながら行う方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2016−98489号公報
ところで、床版取替施工においては、既設床版を解体して主桁上から撤去し、撤去した既設床版を施工現場から搬出する床版撤去工程と、新設用のプレキャスト床版を施工現場に搬入し、プレキャスト床版を主桁上に設置する床版新設工程とが行われるが、これらの工程をそれぞれ独立して同時並行で進行することが工期短縮を図る上で望ましい。
しかしながら、前者の従来例のように全区間の既設床版を撤去した後に新設床版を架設する方法では、床版撤去工程と床版新設工程とが同時に行われることはないため、作業の効率化による工期の短縮を図ることができなかった。
また、主桁上にプレキャスト床版を架設した状態の新設床版においては、プレキャスト床版同士が互いに橋軸方向の端面間に継手用の隙間を有しているため、新設床版上に工事車両を直接走行させることはできない。このため、後者の従来例のように既設床版の撤去とプレキャスト床版の新設を一部ずつ橋軸方向に移動しながら行うようにした方法においても、既設床版を車両で搬出する作業と、新設用のプレキャスト床版を車両で搬入する作業は、いずれも既設床版上に車両を乗り入れて交互に行わざるを得ず、床版撤去工程と床版新設工程とを同時並行で行うことはできなかった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、主桁上に新設されたプレキャスト床版上への車両の乗り入れを可能にすることにより、床版撤去工程と床版新設工程とを効率よく行うことのできる床版取替方法及び車両乗越板を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、既設床版を解体して主桁上から撤去し、撤去した床版を施工現場から搬出する床版撤去工程と、新設用のプレキャスト床版を床版設置箇所に搬入し、プレキャスト床版を主桁上に設置する床版新設工程とを含む床版取替方法において、前記主桁上に架設されたプレキャスト床版上に、プレキャスト床版間の隙間を車両が乗り越えて通行可能な車両乗越板を設置し、プレキャスト床版を積載した車両をプレキャスト床版上に乗り入れて床版設置箇所へのプレキャスト床版の搬入を行うようにしている。
これにより、既設床版上のみならずプレキャスト床版上にも車両の乗り入れが可能になることから、既設床版上での床版撤去工程とプレキャスト床版上での床版新設工程とをそれぞれ独立して同時並行で行うことができる。
本発明によれば、既設床版上での床版撤去工程とプレキャスト床版上での床版新設工程とをそれぞれ独立して同時並行で行うことができるので、床版撤去工程と床版新設工程とを効率よく行うことのでき、工期の大幅な短縮を図ることができる。
本発明の一実施形態を示す車両乗越板の斜視図 車両乗越板の側面断面図 車両乗越板の設置工程を示す斜視図 車両乗越板を設置した状態を示すプレキャスト床版の側面断面図 床版撤去工程及び床版新設工程を示す側面図 床版撤去工程及び床版新設工程を示す側面図 本発明の他の実施形態を示す車両乗越板の平面図 車両乗越板の要部斜視図 車両乗越板の設置工程を示す要部側面断面図 車両乗越板の設置状態を示す要部側面断面図
図1乃至図6は本発明の一実施形態を示すもので、既設の床版を撤去して新たな床版を設置する床版取替方法を示すものである。
本実施形態の床版取替方法は、主桁1上に設けられた既設床版2を解体して主桁1上から撤去し、撤去した既設床版2を施工現場から搬出する床版撤去工程と、新設用のプレキャスト床版3を施工現場に搬入し、プレキャスト床版3を主桁1上に設置する床版新設工程とを含み、これらの工程は橋軸方向一方から他方に向かって進行するように行われる。
主桁1は、ウエブ1aの上端及び下端にそれぞれ上フランジ1b及び下フランジ1cを有する鋼桁からなり、互いに橋軸直角方向に間隔をおいて複数列に配置されている。
既設床版2は、橋軸方向複数箇所でコンクリートカッターにより橋軸直角方向に切断されることにより解体され、クレーン車Aによって主桁1上から吊り上げられるとともに、運搬車両Bに積載されて1枚または複数枚ずつ施工現場から搬出される。
プレキャスト床版3は、工場で製作されたコンクリート製の床版であり、長手方向が橋軸直角方向となるように形成され、その橋軸方向両端面からは複数の継手鉄筋3aが突出している。各継手鉄筋3aはループ状に形成され、互いに橋軸直角方向に間隔をおいて配置されている。主桁1上に設置されるプレキャスト床版3は、互いに橋軸方向の端面間に継手用の隙間S(間詰め部)を有するように間隔をおいて配置され、隣り合うプレキャスト床版3同士の各継手鉄筋3aは互いに先端側が橋軸直角方向に交互に配置されるようになっている。また、プレキャスト床版3には橋軸方向の端面の下端から隙間Sの下方を覆うように橋軸方向に延出する延出部3bが形成され、プレキャスト床版3の設置後、プレキャスト床版3の端面及び延出部3bで囲まれた隙間Sには間詰め用のコンクリートが充填される。
また、プレキャスト床版3は周知の門型の床版吊下装置4によって主桁1上に設置される。この床版吊下装置4は、運搬車両Cに積載されたプレキャスト床版3をチェーンブロックによって吊り上げるとともに、チェーンブロックをトロリにより橋軸方向に移動させてプレキャスト床版3を主桁1上に吊り降ろすように構成され、主桁1上のプレキャスト床版3上に敷設された軌条4aによって橋軸方向に自走可能になっている。
また、本実施形態では、主桁1上に設置されたプレキャスト床版3上に、プレキャスト床版3間の隙間Sを車両が乗り越えて通行可能とする車両乗越板10が設置される。
車両乗越板10は、橋軸方向両端側がプレキャスト床版3間の隙間Sを間にしてプレキャスト床版3の端部上面にそれぞれ載置される乗越板本体11と、乗越板本体11の橋軸方向両端側とプレキャスト床版3の上面との間にそれぞれ配置される第1の緩衝部材12と、第1の緩衝部材12よりも乗越板本体11の橋軸方向中央側に配置される第2の緩衝部材13と、乗越板本体11の下面の橋軸方向中央側に配置されるスペーサ部14とから構成され、第1の緩衝部材12、第2の緩衝部材13及びスペーサ部14はそれぞれゴム、合成樹脂、木材等、衝撃吸収性を有する緩衝材によって形成されている。
乗越板本体11は板状に形成された鋼材からなり、その上面は橋軸方向両端側以外が平坦部11aによって形成されるとともに、橋軸方向両端側がそれぞれ下方に向かって緩やかに傾斜する傾斜面11bによって形成されている。乗越板本体11の下面には、橋軸方向両端側と橋軸方向中央側との間にそれぞれ凹部11cが形成され、乗越板本体11の厚さが各凹部11cに対応する部分よりも橋軸方向中央側が大きくなっている。
第1の緩衝部材12は薄い板状に形成され、乗越板本体11の下面の橋軸方向両端側を覆うように設けられている。
第2の緩衝部材13は第1の緩衝部材12よりも厚い板状に形成され、乗越板本体11の凹部11c内にその下面が第1の緩衝部材12の下面と面一になるように設けられている。この場合、第2の緩衝部材13は凹部11c内の橋軸方向端部寄りに設けられ、凹部11c内の橋軸方向中央側には第2の緩衝部材13の存在しない空間部11dが形成されている。
スペーサ部14は板状に形成され、乗越板本体11の下面の橋軸方向中央側を覆うように設けられている。この場合、スペーサ部14は、橋軸方向の長さが隙間Sの上端側の橋軸方向の間隔よりも若干小さくなるように形成されている。
ここで、本実施形態の床版取替方法について、図5及び図6を参照して説明する。尚、図5及び図6は橋軸直角方向中央から見た図を示す。また、以下の床版撤去工程及び床版新設工程はそれぞれ独立して同一方向に同時並行で行われる。
まず、床版撤去工程では、図5に示すように既設床版2上にクレーン車A及び運搬車両Bを乗り入れ、解体された既設床版2をクレーン車Aによって主桁1上から吊り上げる。次に、図6に示すようにクレーン車Aを旋回するとともに、既設床版2を水平方向に90゜回転する。続いて、クレーン車Aの後方に待機する運搬車両Bに既設床版2を吊り降ろし、既設床版2を運搬車両Bによって施工現場から搬出する。このような床版吊り上げ作業及び床版搬出作業を橋軸方向に繰り返し行うことにより主桁1上から既設床版2を撤去する。尚、既設床版2の上面は車両が走行可能な路面が残された状態である。
次に、床版新設工程では、図5に示すように主桁1上に設置されたプレキャスト床版3上に車両乗越板10を設置し、車両乗越板10でプレキャスト床版3の隙間Sを覆うことにより車両を通行可能にする。この場合、車両乗越板10は、図3に示すようにプレキャスト床版3の橋軸直角方向の寸法よりも小さい幅寸法に形成されており、車両乗越板10は車両の車輪通過位置に対応する箇所のみに幅方向二箇所ずつ設置される。続いて、プレキャスト床版3を積載した運搬車両Cを床版吊下装置4内まで乗り入れるとともに、床版吊下装置4によってプレキャスト床版3を運搬車両Cから吊り上げ、図6に示すように運搬車両Cを退去させる。この後、床版吊下装置4によってプレキャスト床版3を吊り下げながら床版設置箇所の上方に移動するとともに水平方向に90゜回転し、プレキャスト床版3を吊り降ろして主桁1上に設置する。このような床版搬入作業及び床版設置作業を橋軸方向に繰り返し行うことにより主桁1上にプレキャスト床版3を新設する。
また、車両乗越板10は、図4に示すように隣接するプレキャスト床版3の端部側上面に乗越板本体11が隙間Sを間にして跨がるように載置される。その際、乗越板本体11の橋軸方向両端側とプレキャスト床版3の上面との間に第1及び第2の緩衝部材12,13が介在し、各緩衝部材12,13によって車両乗り越え時の衝撃や振動が吸収される。また、プレキャスト床版3の端面間にはスペーサ部14が介在し、スペーサ部14によって乗越板本体11が橋軸方向に位置決めされる。その際、スペーサ部14は緩衝材からなるので、プレキャスト床版3の端面との接触による衝撃がスペーサ部14によって吸収される。また、プレキャスト床版3の端縁部と乗越板本体11との間には凹部11cの空間部11dが位置することから、プレキャスト床版3の端縁部が乗越板本体11に接触することがない。
このように、本実施形態によれば、主桁1上に設置されたプレキャスト床版3上に、プレキャスト床版3間の隙間Sを車両が乗り越えて通行可能な車両乗越板10を設置し、プレキャスト床版3を積載した運搬車両Cをプレキャスト床版3上に乗り入れて床版設置箇所へのプレキャスト床版3の搬入を行うようにしたので、既設床版2上のみならずプレキャスト床版3上にも車両の乗り入れが可能になる。これにより、既設床版2上での床版撤去工程とプレキャスト床版3(新設床版)上での床版新設工程とをそれぞれ独立して同時並行で行うことができ、工期の大幅な短縮を図ることができる。
この場合、プレキャスト床版3の橋軸直角方向の寸法よりも小さい車両乗越板10を車両の車輪通過位置に対応する箇所のみに設置するようにしたので、車両乗越板10が無用に大型化することがなく、車両乗越板10の低コスト化を図ることができるとともに、車両乗越板10の設置作業及び回収作業も容易に行うことができる。
また、車両乗越板10は、乗越板本体11の橋軸方向両端側とプレキャスト床版3の上面との間に配置される第1及び第2の緩衝部材12,13を備えているので、各緩衝部材12,13によって乗越板本体11側からの衝撃や振動を吸収することができ、プレキャスト床版3を車両乗り越え時の衝撃や振動から保護することができる。
更に、乗越板本体11の下面の橋軸方向中央側にはプレキャスト床版3の端面間に配置されるスペーサ部14が設けられているので、スペーサ部14によって乗越板本体11を橋軸方向に位置決めすることができ、車両乗越板10の設置作業を容易に行うことができる。
この場合、スペーサ部14が緩衝材によって形成されているので、プレキャスト床版3の端面と接触した場合でも、その衝撃をスペーサ部14によって吸収することができ、プレキャスト床版3の端面を車両乗越板10との接触から保護することができる。尚、スペーサ部14は、その少なくとも橋軸方向両端側が緩衝材によって形成されていればよいので、その橋軸方向両端側のみを緩衝材によって形成し、橋軸方向両端側は鋼材によって形成するようにしてもよい。
また、乗越板本体11の下面側が空間部11dによってプレキャスト床版3の端縁部と非接触となるように形成されているので、乗越板本体11側からの荷重がプレキャスト床版3の端縁部に加わることがなく、プレキャスト床版3の端縁部の欠損防止に効果的である。
更に、乗越板本体11の橋軸方向中央側がその橋軸方向両側の凹部11cに対応する部分よりも上下方向の厚さが大きくなるように形成されているので、載荷時の曲げモーメントが最大となる橋軸方向中央側の強度を十分に確保することができるとともに、橋軸方向中央側よりも曲げモーメントの小さい部分(部分凹部11cに対応する部分)の厚さ寸法を小さくして軽量化を図ることができる。
尚、前記実施形態では、クレーン車Aを用いて既設床版2の吊り上げ作業を行うようにしたものを示したが、クレーン車Aに代えて、床版新設用の床版吊下装置4と同様の床版吊下装置を用いて既設床版2の吊り上げ作業を行うようにしてもよい。
また、前記実施形態では、床版吊下装置4を用いてプレキャスト床版3の設置作業を行うようにしたものを示したが、床版吊下装置4に代えて、クレーン車を用いてプレキャスト床版3の設置作業を行うようにしてもよい。
図7乃至図10は本発明の他の実施形態を示すもので、車両乗越板10が乗越板本体11とプレキャスト床版3とを固定可能な固定手段としての固定部材15を備え、乗越板本体11の4箇所をそれぞれ固定部材15によってプレキャスト床版3に固定するようにしたものである。尚、固定部材15を備えた点以外の構成については、前記実施形態と同等であるため図示を省略する。
本実施形態の固定部材15は、L形に屈曲した金属板からなり、乗越板本体11の側面に固定される第1の固定片部15aと、プレキャスト床版3の上面に固定される第2の固定片部15bとを有している。第1の固定片部15aは、橋軸方向に延びる長孔15cを有し、長孔15cを挿通する2本のボルト16を乗越板本体11の側面に設けられたネジ孔11eに螺合することにより乗越板本体11に締結される。また、第2の固定片部15bは、橋軸直角方向に延びる長孔15dを有し、長孔15dを挿通するボルト17をプレキャスト床版3の上面に設けられた長ナット3cに螺合することによりプレキャスト床版3に締結される。長ナット3cは、プレキャスト床版3を工場で製作する際、その上面がプレキャスト床版3の上面に露出するように予め床版本体に埋設される。
本実施形態によれば、各固定部材15によって車両乗越板10をプレキャスト床版3に固定するようにしているので、プレキャスト床版3上に設置された車両乗越板10の位置ずれを確実に防止することができる。その際、固定部材15は、橋軸方向に延びる長孔15cに挿通されたボルト16と、橋軸直角方向に延びる長孔15dに挿通されたボルト17によって車両乗越板10及びプレキャスト床版3に締結されるので、橋軸方向及び橋軸直角方向にそれぞれ位置を調整することができる。また、固定部材15の固定により車両乗越板10を介してプレキャスト床版3同士を連結することができるので、継手鉄筋3a及び間詰めコンクリートによって接続される前のプレキャスト床版3同士を仮接続することができるという利点もある。
1…主桁、2…既設床版、3…プレキャスト床版、10…車両乗越板、11…乗越板本体、12…第1の緩衝部材、13…第2の緩衝部材、14…スペーサ部、15…固定部材、A…クレーン車、B,C…運搬車両。

Claims (8)

  1. 既設床版を解体して主桁上から撤去し、撤去した床版を施工現場から搬出する床版撤去工程と、新設用のプレキャスト床版を床版設置箇所に搬入し、プレキャスト床版を主桁上に設置する床版新設工程とを含む床版取替方法において、
    前記主桁上に架設されたプレキャスト床版上に、プレキャスト床版間の隙間を車両が乗り越えて通行可能な車両乗越板を設置し、
    プレキャスト床版を積載した車両をプレキャスト床版上に乗り入れて床版設置箇所へのプレキャスト床版の搬入を行う
    ことを特徴とする床版取替方法。
  2. 前記プレキャスト床版の橋軸直角方向の寸法よりも小さい車両乗越板を工事車両の車輪通過位置に対応する箇所のみに設置する
    ことを特徴とする請求項1記載の床版取替方法。
  3. 主桁上に架設されたプレキャスト床版上に設置され、プレキャスト床版間の隙間を車両が乗り越えて通行可能とする車両乗越板であって、
    橋軸方向両端側がプレキャスト床版間の隙間を間にしてプレキャスト床版の端部上面にそれぞれ載置される乗越板本体と、
    乗越板本体の橋軸方向両端側とプレキャスト床版の上面との間に配置される緩衝部材とを備えた
    ことを特徴とする車両乗越板。
  4. 前記乗越板本体の下面の橋軸方向中央側に設けられ、プレキャスト床版の端面間に配置されるスペーサ部を備えた
    ことを特徴とする請求項3記載の車両乗越板。
  5. 前記スペーサ部の少なくとも橋軸方向両端側を緩衝材によって形成した
    ことを特徴とする請求項4記載の車両乗越板。
  6. 前記乗越板本体の下面側をプレキャスト床版の端縁部と非接触となるように形成した
    ことを特徴とする請求項3、4または5記載の車両乗越板。
  7. 前記乗越板本体の橋軸方向中央側をその橋軸方向両側よりも上下方向の厚さが大きくなるように形成した
    ことを特徴とする請求項3、4、5または6記載の車両乗越板。
  8. 前記乗越板本体とプレキャスト床版とを固定可能な固定手段を備えた
    ことを特徴とする請求項3、4、5、6または7記載の車両乗越板。
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