JP2020129633A - 保持装置および保持装置の製造方法 - Google Patents

保持装置および保持装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】セラミックス部材の表面の温度分布の制御性の低下を抑制する。【解決手段】保持装置は、第1の方向に略直交する第1の表面を有するセラミックス部材と、複数のヒータ電極とを備える。第1の表面を、基準点を中心とする仮想円によって複数の同心領域に分割したとき、各ヒータ電極は第1の方向視で互いに異なる同心領域に重なる。最も外周側の同心領域に重なる最外周ヒータ電極のヒータライン部は、所定の方向に平行である特定要素と、所定の方向に平行ではない非特定要素とを含む。第1の表面を、基準点を通ると共に互いに直交する2本の仮想直線によって4つの4分の1円領域に分割したとき、最外周ヒータ電極のヒータライン部は、第1の方向視で、基準点を通る所定の方向に平行な基準線が通過する2つの4分の1円領域に重なる部分において、特定要素の長さの合計が非特定要素の長さの合計より大きい。【選択図】図3

Description

本明細書に開示される技術は、対象物を保持する保持装置に関する。
例えば半導体を製造する際にウェハを保持する保持装置として、静電チャックが用いられる。静電チャックは、所定の方向(以下、「第1の方向」という。)に略直交する略円形の表面(以下、「吸着面」という。)を有するセラミックス部材と、セラミックス部材の内部に設けられたチャック電極とを備えており、チャック電極に電圧が印加されることにより発生する静電引力を利用して、セラミックス部材の吸着面にウェハを吸着して保持する。
静電チャックの吸着面に保持されたウェハの温度が所望の温度にならないと、ウェハに対する各処理(成膜、エッチング等)の精度が低下するおそれがあるため、静電チャックにはウェハの温度分布を制御する性能が求められる。そのため、例えば、セラミックス部材の内部や、吸着面とは反対側の表面(以下、「下面」という。)に、複数のヒータ電極が設けられる。各ヒータ電極は、上記第1の方向視で線状の抵抗発熱体であるヒータライン部と、ヒータライン部の両端部に接続されたヒータパッド部とを有する。各ヒータ電極に電圧が印加されると、各ヒータ電極のヒータライン部が発熱することによってセラミックス部材が加熱され、これにより、セラミックス部材の吸着面の温度分布の制御(ひいては、吸着面に保持されたウェハの温度分布の制御)が実現される。
静電チャックが備える各ヒータ電極は、例えば、セラミックス部材の形成材料であるセラミックスグリーンシート上に、ヒータ電極の形成材料であるメタライズペーストをスクリーン印刷し、その後、セラミックスグリーンシートと共にメタライズペーストを焼成することにより形成される(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−223257号公報
ヒータ電極の形成材料であるメタライズペーストをスクリーン印刷する際には、ヒータ電極のヒータライン部の延伸方向とスキージの移動方向との関係に応じて、メタライズペーストの塗布厚さにバラツキが生じやすい。例えば、ヒータライン部の延伸方向とスキージの移動方向とが略直交する関係(またはそれに近い関係)にある箇所では、他の箇所と比較して、メタライズペーストの塗布厚さが薄くなりやすい。メタライズペーストの塗布厚さにバラツキが生じると、できあがったヒータ電極のヒータライン部の各位置における発熱量にバラツキが生じ、ひいては吸着面の温度分布の制御性が低下するため、好ましくない。特に、このような課題は、複数のヒータ電極の内、最外周側に位置するヒータ電極において生じやすい。
なお、このような課題は、静電引力を利用してウェハを保持する静電チャックに限らず、セラミックス部材と複数のヒータ電極とを備え、セラミックス部材の表面上に対象物を保持する保持装置一般に共通の課題である。
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本明細書に開示される保持装置は、第1の方向に略直交する略円形の第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、を有するセラミックス部材と、前記セラミックス部材の前記第2の表面または内部に配置された複数のヒータ電極であって、それぞれ、前記第1の方向視で線状の抵抗発熱体であるヒータライン部と、前記ヒータライン部の両端部に接続されたヒータパッド部と、を有する複数のヒータ電極と、を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置において、前記第1の表面を、所定の基準点を中心とする少なくとも2つの仮想円によって複数の同心領域に仮想的に分割したとき、前記複数のヒータ電極のそれぞれは、前記第1の方向視で、互いに異なる前記同心領域に重なるように配置され、最も外周側の前記同心領域に重なるように配置された前記ヒータ電極である最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部は、延伸方向が所定の方向に平行である特定要素と、延伸方向が前記所定の方向に平行ではない非特定要素と、を含み、前記第1の表面を、前記基準点を通ると共に互いに直交する2本の仮想直線によって4つの4分の1円領域に仮想的に分割したとき、前記最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部は、前記第1の方向視で、前記基準点を通る前記所定の方向に平行な基準線が通過する2つの前記4分の1円領域のそれぞれに重なる部分において、前記特定要素の長さの合計が前記非特定要素の長さの合計より大きいという第1の関係を満たすように構成されている。本保持装置では、最外周ヒータ電極のヒータライン部が、第1の方向視で上記基準点を通る上記所定の方向に平行な基準線が通過する2つの4分の1円領域のそれぞれに重なる部分において、延伸方向が上記所定の方向である特定要素の長さの合計が、延伸方向が該所定の方向に平行ではない非特定要素の長さの合計より大きいという第1の関係を満たすように構成されている。そのため、最外周ヒータ電極の形成材料であるメタライズペーストを塗布するためのスクリーン印刷の際のスキージの移動方向を、上記2つの4分の1円領域に重なるヒータライン部の内の過半の部分の延伸方向である上記所定の方向に一致させることにより、メタライズペーストの塗布厚さのバラツキを抑制することができ、これにより、最外周ヒータ電極のヒータライン部の各位置における発熱量のバラツキを抑制することができ、ひいてはセラミックス部材の第1の表面の温度分布の制御性の低下を抑制することができる。
(2)上記保持装置において、前記最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部は、前記第1の方向視で、4つの前記4分の1円領域のそれぞれに重なる部分において、前記第1の関係を満たすように構成されている構成としてもよい。本保持装置によれば、最外周ヒータ電極のヒータライン部の全体にわたって、ヒータライン部の各位置における発熱量のバラツキを抑制することができ、ひいてはセラミックス部材の第1の表面の温度分布の制御性の低下を効果的に抑制することができる。また、本保持装置によれば、セラミックス部材の第1の表面において、最外周ヒータ電極が配置された同心領域と、最外周ヒータ電極に隣り合うヒータ電極が配置された同心領域との境界付近の温度差を低減することができ、セラミックス部材の第1の表面の温度分布の制御性の低下を効果的に抑制することができる。
(3)上記保持装置において、前記最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部は、前記第1の方向視で、前記基準線が通過する2つの前記4分の1円領域のそれぞれに重なる部分において、前記第1の関係を満たし、かつ、残りの2つの前記4分の1円領域のそれぞれに重なる部分において、前記第1の関係を満たさないように構成されている構成としてもよい。ヒータライン部が上記第1の関係を満たすように構成されると、延伸方向が上記所定の方向に平行である特定要素の個数が多くなり、その結果、特定要素間をつなぐ折り返し箇所の個数も多くなり、ヒータライン部にクラックが生ずる可能性が高くなるおそれがある。本保持装置によれば、最外周ヒータ電極のヒータライン部の内、上記残りの2つの4分の1円領域に重なる部分において、折り返し箇所の個数を減らすことができるため、セラミックス部材の第1の表面の温度分布の制御性の低下を抑制しつつ、ヒータライン部にクラックが生ずることを抑制することができる。
(4)上記保持装置において、前記最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部は、前記非特定要素として、2つの前記特定要素における外周側の端部間を連結する外周側連結要素と、2つの前記特定要素における前記基準点側の端部間を連結する基準側連結要素と、を含み、前記複数のヒータ電極の内、前記第1の方向視で、外周側から2番目の前記同心領域に重なるように配置された前記ヒータ電極である第2のヒータ電極の前記ヒータライン部は、延伸方向が前記所定の方向に平行である第2の特定要素と、2つの前記第2の特定要素における外周側の端部間を連結する第2の外周側連結要素と、2つの前記第2の特定要素における前記基準点側の端部間を連結する第2の基準側連結要素と、を含み、前記最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部の前記外周側連結要素は、前記所定の方向において、前記第2のヒータ電極の前記ヒータライン部の前記第2の外周側連結要素に対向し、前記最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部の前記基準側連結要素は、前記所定の方向において、前記第2のヒータ電極の前記ヒータライン部の前記第2の基準側連結要素に対向する構成としてもよい。本保持装置では、最外周ヒータ電極が配置された同心領域と、最外周ヒータ電極に隣り合うヒータ電極が配置された同心領域との境界付近に注目すると、最外周ヒータ電極の基準側連結要素と隣のヒータ電極の外周側連結要素とが、上記基準点を中心とする円周方向に沿って互い違いに並ぶような構成となっている。そのため、本保持装置によれば、セラミックス部材の第1の表面において、最外周ヒータ電極が配置された同心領域と隣のヒータ電極が配置された同心領域との境界付近の温度差を低減することができ、セラミックス部材の第1の表面の温度分布の制御性の低下を効果的に抑制することができる。
(5)本明細書に開示される保持装置の製造方法は、第1の方向に略直交する略円形の第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、を有するセラミックス部材と、前記セラミックス部材の前記第2の表面または内部に配置された複数のヒータ電極であって、それぞれ、前記第1の方向視で線状の抵抗発熱体であるヒータライン部と、前記ヒータライン部の両端部に接続されたヒータパッド部と、を有する複数のヒータ電極と、を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置の製造方法において、前記第1の表面を、所定の基準点を中心とする少なくとも2つの仮想円によって複数の同心領域に仮想的に分割したとき、前記複数のヒータ電極のそれぞれは、前記第1の方向視で、互いに異なる前記同心領域に重なるように配置され、最も外周側の前記同心領域に重なるように配置された前記ヒータ電極である最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部は、延伸方向が所定の方向に平行である特定要素と、延伸方向が前記所定の方向に平行ではない非特定要素と、を含み、前記第1の表面を、前記基準点を通ると共に互いに直交する2本の仮想直線によって4つの4分の1円領域に仮想的に分割したとき、前記最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部は、前記第1の方向視で、前記基準点を通る前記所定の方向に平行な基準線が通過する2つの前記4分の1円領域のそれぞれに重なる部分において、前記特定要素の長さの合計が前記非特定要素の長さの合計より大きいという第1の関係を満たすように構成されており、前記保持装置の製造方法は、前記セラミックス部材の形成材料であるセラミックスグリーンシート上に、前記ヒータ電極の形成材料であるメタライズペーストを、前記所定の方向にスキージを移動させて塗布するスクリーン印刷工程を備える。本保持装置の製造方法によれば、スクリーン印刷の際のスキージの移動方向を、最外周ヒータ電極のヒータライン部の過半の部分の延伸方向である上記所定の方向に一致させることにより、メタライズペーストの塗布厚さのバラツキを抑制することができ、これにより、最外周ヒータ電極のヒータライン部の各位置における発熱量のバラツキを抑制することができ、ひいてはセラミックス部材の第1の表面の温度分布の制御性の低下を抑制することができる。
なお、本明細書に開示される技術は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、保持装置、静電チャック、CVDヒータ等のヒータ装置、真空チャック、それらの製造方法等の形態で実現することが可能である。
第1実施形態における静電チャック100の外観構成を概略的に示す斜視図である。 第1実施形態における静電チャック100のXZ断面構成を概略的に示す説明図である。 第1実施形態における静電チャック100のXY断面構成を概略的に示す説明図である。 第1実施形態における静電チャック100のXY断面構成を概略的に示す説明図である。 本実施形態における静電チャック100の製造方法を示すフローチャートである。 第2実施形態における静電チャック100のXY断面構成を概略的に示す説明図である。
A.第1実施形態:
A−1.静電チャック100の構成:
図1は、第1実施形態における静電チャック100の外観構成を概略的に示す斜視図であり、図2は、第1実施形態における静電チャック100のXZ断面構成を概略的に示す説明図であり、図3および図4は、第1実施形態における静電チャック100のXY断面構成を概略的に示す説明図である。図3には、図2のIII−IIIの位置における静電チャック100のXY断面構成が示されており、図4には、静電チャック100の一部分(図3のX1部)のXY断面構成が拡大して示されている。各図には、方向を特定するための互いに直交するXYZ軸が示されている。本明細書では、便宜的に、Z軸正方向を上方向といい、Z軸負方向を下方向というものとするが、静電チャック100は実際にはそのような向きとは異なる向きで設置されてもよい。また、本明細書では、Z軸に平行な方向を面方向という。
静電チャック100は、対象物(例えばウェハW)を静電引力により吸着して保持する装置であり、例えば半導体製造装置の真空チャンバー内でウェハWを固定するために使用される。静電チャック100は、所定の配列方向(本実施形態では上下方向(Z軸方向))に並べて配置されたセラミックス部材10およびベース部材20を備える。セラミックス部材10とベース部材20とは、セラミックス部材10の下面S2(図2参照)とベース部材20の上面S3とが、後述する接合部30を挟んで上記配列方向に対向するように配置される。すなわち、ベース部材20は、ベース部材20の上面S3がセラミックス部材10の下面S2側に位置するように配置される。
セラミックス部材10は、上述した配列方向(Z軸方向)に略直交する略円形の上面(以下、「吸着面」という。)S1と、吸着面S1とは反対側の下面S2とを有する板状部材であり、セラミックス(例えば、アルミナや窒化アルミニウム等)により形成されている。セラミックス部材10の直径は例えば50mm〜500mm程度(通常は200mm〜350mm程度)であり、セラミックス部材10の厚さは例えば1mm〜10mm程度である。セラミックス部材10の吸着面S1は、特許請求の範囲における第1の表面に相当し、セラミックス部材10の下面S2は、特許請求の範囲における第2の表面に相当し、Z軸方向は、特許請求の範囲における第1の方向に相当する。
図2に示すように、セラミックス部材10の内部には、導電性材料(例えば、タングステン、モリブデン、白金等)により形成されたチャック電極40が配置されている。Z軸方向視でのチャック電極40の形状は、例えば略円形である。チャック電極40に電源(図示しない)から電圧が印加されると、静電引力が発生し、この静電引力によってウェハWがセラミックス部材10の吸着面S1に吸着固定される。
また、セラミックス部材10の内部には、セラミックス部材10の吸着面S1の温度分布の制御(すなわち、吸着面S1に保持されたウェハWの温度分布の制御)のためのヒータ電極層50が配置されている。図3に示すように、ヒータ電極層50は、複数の(本実施形態では3つの)ヒータ電極500(500a,500b,500c)を含んでいる。各ヒータ電極500は、Z軸方向視で線状の抵抗発熱体であるヒータライン部510と、ヒータライン部510の両端部に接続されるヒータパッド部(第1のヒータパッド部521および第2のヒータパッド部522)とを有する。以下では、第1のヒータパッド部521および第2のヒータパッド部522を、まとめてヒータパッド部521,522ともいう。Z軸方向視で、ヒータパッド部521,522の幅は、ヒータライン部510の幅より大きい。なお、図3では、一部のヒータ電極500のヒータライン部510の図示を省略している。ヒータ電極層50の構成については、後に詳述する。
図2に示すように、静電チャック100は、各ヒータ電極500への給電のための構成を備えている。具体的には、セラミックス部材10の内部に、導電性材料(例えば、タングステン、モリブデン、白金等)により形成された複数のドライバ電極60が配置されている。各ヒータ電極500の一対のヒータパッド部521,522は、それぞれ、ビア61を介して、互いに異なるドライバ電極60と電気的に接続されている。また、静電チャック100には、ベース部材20の下面S4からセラミックス部材10の内部に至る端子用孔120が形成されており、各端子用孔120には、柱状の給電端子74が収容されている。また、端子用孔120を構成するセラミックス部材10の下面S2側の凹部の底面には、電極パッド73が設けられており、給電端子74は、例えばろう付け等により電極パッド73に接合されている。各電極パッド73は、ビア71を介して、ドライバ電極60と電気的に接続されている。
給電端子74は、電源(図示しない)に接続されている。電源からの電圧は、給電端子74、電極パッド73、および、ビア71を介してドライバ電極60に供給され、さらに、ビア61を介して各ヒータ電極500に印加される。各ヒータ電極500に電圧が印加されると、各ヒータ電極500が発熱してセラミックス部材10が加熱され、これにより、セラミックス部材10の吸着面S1の温度分布の制御(すなわち、吸着面S1に保持されたウェハWの温度分布の制御)が実現される。本実施形態の静電チャック100では、各ヒータ電極500への印加電圧を個別に制御することができ、これにより、吸着面S1の温度分布をきめ細かく制御することができる。
ベース部材20は、例えばセラミックス部材10と同径の、または、セラミックス部材10より径が大きい円形平面の板状部材であり、例えば金属(アルミニウムやアルミニウム合金等)により形成されている。ベース部材20の直径は例えば220mm〜550mm程度(通常は220mm〜350mm)であり、ベース部材20の厚さは例えば20mm〜40mm程度である。
ベース部材20は、セラミックス部材10の下面S2とベース部材20の上面S3との間に配置された接合部30によって、セラミックス部材10に接合されている。接合部30は、例えばシリコーン系樹脂やアクリル系樹脂、エポキシ系樹脂等の接着材により構成されている。接合部30の厚さは、例えば0.1mm〜1mm程度である。
ベース部材20の内部には冷媒流路21が形成されている。冷媒流路21に冷媒(例えば、フッ素系不活性液体や水等)が流されると、ベース部材20が冷却され、接合部30を介したベース部材20とセラミックス部材10との間の伝熱(熱引き)によりセラミックス部材10が冷却され、セラミックス部材10の吸着面S1に保持されたウェハWが冷却される。これにより、ウェハWの温度分布の制御が実現される。
A−2.ヒータ電極層50の詳細構成:
次に、ヒータ電極層50の詳細構成について説明する。上述したように、本実施形態の静電チャック100では、ヒータ電極層50は、3つのヒータ電極500(500a,500b,500c)を含んでいる。
ここで、図2および図3に示すように、セラミックス部材10の吸着面S1を、所定の基準点(本実施形態では、吸着面S1の中心点P0)を中心とする少なくとも2つの仮想円VCsによって、複数の同心領域Z(Za,Zb,Zc)に仮想的に分割する。本実施形態では、各同心領域Zは、円環形状または円形状である。このとき、複数のヒータ電極500のそれぞれは、Z軸方向視で、互いに異なる同心領域Zに重なるように配置されている。すなわち、各ヒータ電極500は、吸着面S1の内、主としてZ軸方向視で各ヒータ電極500と重なる同心領域Zの温度制御のために用いられる。例えば、最も外周側の同心領域Zである最外周同心領域Zaに重なるように配置されたヒータ電極500(以下、「最外周ヒータ電極500a」という。)は、主として吸着面S1の内の最外周同心領域Zaの温度制御のために用いられる。同様に、最外周同心領域Zaの1つ内側の同心領域Zである中間同心領域Zbに重なるように配置されたヒータ電極500(以下、「中間ヒータ電極500b」という。)は、主として吸着面S1の内の中間同心領域Zbの温度制御のために用いられる。なお、図3では、便宜上、各同心領域ZをZ軸方向におけるヒータ電極層50の位置に示しているが、実際には、各同心領域Zは、吸着面S1上の領域である。また、以下では、便宜上、一のヒータ電極500がZ軸方向視で一の同心領域Zに重なるように配置されていることを、該一のヒータ電極500は該一の同心領域Zに配置されていると表現することがある。
A−3.最外周ヒータ電極500aの詳細構成:
次に、最外周同心領域Zaに配置された最外周ヒータ電極500aの詳細構成について説明する。図3および図4に示すように、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510は、延伸方向が所定の方向(本実施形態では、Y軸方向)に平行である要素(以下、「特定要素Es1」という。)と、延伸方向が上記所定の方向(Y軸方向)に平行ではない要素(以下、「非特定要素En1」という。)とを含んでいる。
より詳細には、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510は、特定要素Es1として、上記所定の方向(Y軸方向)に直交する方向(X軸方向)に沿って略均等間隔に配置された複数の直線状の要素を含んでいる。各特定要素Es1は、最外周同心領域ZaをY軸方向に沿って略均等に2分割したとき、分割された2つの領域のそれぞれにおけるY軸正方向側の端部付近からY軸負方向側の端部付近まで延伸するような形状である。
また、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510は、非特定要素En1として、X軸方向に隣り合う2つの特定要素Es1における外周側の端部間を連結する外周側連結要素OC1と、X軸方向に隣り合う2つの特定要素Es1における上記基準点側(中心点P0側)の端部間を連結する基準側連結要素IC1とを含んでいる。本実施形態では、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510に含まれる各外周側連結要素OC1は、他の構成要素(例えば、リフトピン挿通孔やガス孔)を避ける等のためにやむを得ない場合を除き、上記基準点(中心点P0)を中心とする仮想円VCo1上に位置するように構成されている。同様に、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510に含まれる各基準側連結要素IC1は、他の構成要素を避ける等のためにやむを得ない場合を除き、上記基準点(中心点P0)を中心とする仮想円VCi1上に位置するように構成されている。
ここで、図3に示すように、セラミックス部材10の吸着面S1を、上記基準点(中心点P0)を通ると共に互いに直交する2本の仮想直線VLによって4つの4分の1円領域QC(第1の4分の1円領域QC1,第2の4分の1円領域QC2,第3の4分の1円領域QC3,第4の4分の1円領域QC4)に仮想的に分割する。なお、図3では、便宜上、各4分の1円領域QCを特定する矢印を最外周側に示しているが、実際には、各4分の1円領域QCは、吸着面S1上の領域である。また、本実施形態では、各仮想直線VLは、上記所定の方向(Y軸方向)とのなす角が45度の直線である。以下、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510の構成を、Z軸方向視で、上記4つの4分の1円領域QCのそれぞれに重なる部分に分けて説明する。
本実施形態の静電チャック100では、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510は、Z軸方向視で、第1の4分の1円領域QC1および第3の4分の1円領域QC3に重なる部分において、各特定要素Es1の長さの合計が各非特定要素En1の長さの合計より大きいという関係(以下、「第1の関係R1」という。)が満たされている。ここで、第1の4分の1円領域QC1および第3の4分の1円領域QC3は、4つの4分の1円領域QCの内、上記基準点(中心点P0)を通る上記所定の方向(Y軸方向)に平行な基準線RLが通過する2つの4分の1円領域QCである。そのため、上述した本実施形態の最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510の構成は、Z軸方向視で、上記基準点(中心点P0)を通る上記所定の方向(Y軸方向)に平行な基準線RLが通過する2つの4分の1円領域QCに重なる部分において、上記第1の関係R1を満たすような構成であると換言することができる。
なお、本実施形態の静電チャック100では、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510は、Z軸方向視で、第1の4分の1円領域QC1および第3の4分の1円領域QC3に重なる部分に加えて、第2の4分の1円領域QC2および第4の4分の1円領域QC4に重なる部分においても、上記第1の関係R1が満たされている。すなわち、本実施形態の静電チャック100では、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510は、Z軸方向視で、4つの4分の1円領域QCのそれぞれに重なる部分において、上記第1の関係R1を満たすように構成されている。
A−4.中間ヒータ電極500bの詳細構成:
次に、中間同心領域Zbに配置された中間ヒータ電極500bの詳細構成について説明する。図3および図4に示すように、中間ヒータ電極500bのヒータライン部510は、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510と同様に、延伸方向が上記所定の方向(Y軸方向)に平行である要素(以下、「特定要素Es2」という。)と、延伸方向が上記所定の方向(Y軸方向)に平行ではない要素(以下、「非特定要素En2」という。)とを含んでいる。なお、中間ヒータ電極500bは、特許請求の範囲における第2のヒータ電極に相当し、中間ヒータ電極500bのヒータライン部510の特定要素Es2は、特許請求の範囲における第2の特定要素に相当する。
より詳細には、中間ヒータ電極500bのヒータライン部510は、特定要素Es2として、上記所定の方向(Y軸方向)に直交する方向(X軸方向)に沿って略均等間隔に配置された複数の直線状の要素を含んでいる。各特定要素Es2は、中間同心領域ZbをY軸方向に沿って略均等に2分割したとき、分割された2つの領域のそれぞれにおけるY軸正方向側の端部付近からY軸負方向側の端部付近まで延伸するような形状である。
また、中間ヒータ電極500bのヒータライン部510は、非特定要素En2として、X軸方向に隣り合う2つの特定要素Es2における外周側の端部間を連結する外周側連結要素OC2と、X軸方向に隣り合う2つの特定要素Es2における上記基準点側(中心点P0側)の端部間を連結する基準側連結要素IC2とを含んでいる。本実施形態では、中間ヒータ電極500bのヒータライン部510に含まれる各外周側連結要素OC2は、他の構成要素(例えば、リフトピン挿通孔やガス孔)を避ける等のためにやむを得ない場合を除き、上記基準点(中心点P0)を中心とする仮想円(図示しない)上に位置するように構成されている。同様に、中間ヒータ電極500bのヒータライン部510に含まれる各基準側連結要素IC2は、他の構成要素を避ける等のためにやむを得ない場合を除き、上記基準点(中心点P0)を中心とする仮想円(図示しない)上に位置するように構成されている。なお、中間ヒータ電極500bのヒータライン部510の外周側連結要素OC2は、特許請求の範囲における第2の外周側連結要素に相当し、中間ヒータ電極500bのヒータライン部510の基準側連結要素IC2は、特許請求の範囲における第2の基準側連結要素に相当する。
図3および図4に示すように、本実施形態の静電チャック100では、中間ヒータ電極500bのヒータライン部510を構成する各特定要素Es2のX軸方向における位置は、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510を構成する各特定要素Es1のX軸方向における位置と略同一となっている。すなわち、中間ヒータ電極500bのヒータライン部510を構成する一の特定要素Es2と、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510を構成する一の特定要素Es1とは、Y軸に平行な1つの直線上に位置している。また、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510の外周側連結要素OC1は、上記所定の方向(Y軸方向)において、中間ヒータ電極500bのヒータライン部510の外周側連結要素OC2に対向しており、同様に、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510の基準側連結要素IC1は、上記所定の方向(Y軸方向)において、中間ヒータ電極500bのヒータライン部510の基準側連結要素IC2に対向している。そのため、本実施形態の静電チャック100では、最外周ヒータ電極500aが配置された最外周同心領域Zaと、中間ヒータ電極500bが配置された中間同心領域Zbとの境界付近に注目すると、最外周ヒータ電極500aの基準側連結要素IC1と中間ヒータ電極500bの外周側連結要素OC2とが、上記基準点(中心点P0)を中心とする円周方向に沿って互い違いに並ぶような構成となっている。
なお、本実施形態の静電チャック100では、中間ヒータ電極500bのヒータライン部510は、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510と同様に、Z軸方向視で、4つの4分の1円領域QCのそれぞれに重なる部分において、上記第1の関係R1を満たすように構成されている。
A−5.静電チャック100の製造方法:
次に、本実施形態における静電チャック100の製造方法を説明する。図5は、本実施形態における静電チャック100の製造方法を示すフローチャートである。
はじめに、セラミックス部材10の形成材料として、例えばアルミナを主成分とするセラミックスグリーンシートを複数枚準備し、所定のセラミックスグリーンシート上に、各ヒータ電極500の形成材料であるメタライズペースト(メタライズインク)を、スクリーン印刷によって塗布する(S110)。このスクリーン印刷の際には、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510を構成する各特定要素Es1の延伸方向、すなわち上記所定の方向(Y軸方向)にスキージを移動させてメタライズペーストを塗布する。なお、メタライズペーストとしては、例えば、アルミナを主成分とするセラミックスグリーンシート用の原料粉末にタングステン粉末を混合してスラリー状としたものが用いられる。また、S110では、各セラミックスグリーンシートに対し、必要な他の加工(例えば、チャック電極40用のメタライズペーストの塗布、スルーホールの形成およびビア用インクの充填等)を行う。
次に、複数のセラミックスグリーンシートを積層して熱圧着し、その積層体を所定の形状にカットし、還元雰囲気下で焼成(例えば、1400〜1800℃、5時間)を行う(S120)。この焼成処理により、複数のセラミックスグリーンシートからセラミックス部材10が形成され、各メタライズペーストから各ヒータ電極500が形成される。
次に、例えばシリコーン系樹脂やアクリル系樹脂、エポキシ系樹脂等の接着剤を用いて、セラミックス部材10とベース部材20とを接合する(S130)。主として以上の工程により、上述した構成の静電チャック100が製造される。
A−6.本実施形態の効果:
以上説明したように、本実施形態の静電チャック100は、Z軸方向に略直交する略円形の吸着面S1と吸着面S1とは反対側の下面S2とを有するセラミックス部材10と、セラミックス部材10の内部に配置された複数のヒータ電極500とを備え、セラミックス部材10の吸着面S1上に対象物(例えばウェハW)を保持する装置である。複数のヒータ電極500のそれぞれは、Z軸方向視で線状の抵抗発熱体であるヒータライン部510と、ヒータライン部510の両端部に接続されたヒータパッド部521,522とを有する。また、セラミックス部材10の吸着面S1を、所定の基準点(本実施形態では吸着面S1の中心点P0)を中心とする少なくとも2つの仮想円VCsによって複数の同心領域Zに仮想的に分割したとき、複数のヒータ電極500のそれぞれは、Z軸方向視で、互いに異なる同心領域Zに重なるように配置されている。また、最も外周側の同心領域Z(最外周同心領域Za)に重なるように配置されたヒータ電極500(最外周ヒータ電極500a)のヒータライン部510は、延伸方向が所定の方向(本実施形態ではY軸方向)に平行である特定要素Es1と、延伸方向が該所定の方向(Y軸方向)に平行ではない非特定要素En1とを含む。また、セラミックス部材10の吸着面S1を、上記基準点(中心点P0)を通ると共に互いに直交する2本の仮想直線VLによって4つの4分の1円領域QCに仮想的に分割したとき、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510は、Z軸方向視で、上記基準点(中心点P0)を通る上記所定の方向(Y軸方向)に平行な基準線RLが通過する2つの4分の1円領域QC(第1の4分の1円領域QC1および第3の4分の1円領域QC3)のそれぞれに重なる部分において、特定要素Es1の長さの合計が非特定要素En1の長さの合計より大きいという第1の関係R1を満たすように構成されている。
ここで、静電チャック100が備えるヒータ電極500は、セラミックス部材10の形成材料であるセラミックスグリーンシート上にヒータ電極500の形成材料であるメタライズペーストをスクリーン印刷し、その後焼成を行うことにより形成される。このスクリーン印刷の際には、ヒータ電極500のヒータライン部510の延伸方向とスキージの移動方向との関係に応じて、メタライズペーストの塗布厚さにバラツキが生じやすい。例えば、ヒータライン部510の延伸方向とスキージの移動方向とが略直交する関係(またはそれに近い関係)にある箇所では、他の箇所と比較して、メタライズペーストの塗布厚さが薄くなりやすい。メタライズペーストの塗布厚さにバラツキが生じると、できあがったヒータ電極500のヒータライン部510の各位置における発熱量にバラツキが生じ、ひいては吸着面S1の温度分布の制御性が低下するため、好ましくない。特に、このような課題は、最外周ヒータ電極500aにおいて生じやすい。また、特に、4つの4分の1円領域QCの内、上記基準点(中心点P0)を通る上記所定の方向(Y軸方向)に平行な基準線RLが通過する2つの4分の1円領域QC(第1の4分の1円領域QC1および第3の4分の1円領域QC3)では、ヒータライン部510の延伸方向とスキージの移動方向とが略直交する関係(またはそれに近い関係)になりやすく、メタライズペーストの塗布厚さのバラツキが発生しやすい。なお、本明細書において、セラミックス部材10の吸着面S1の温度分布の制御性が高いとは、吸着面S1全体の温度分布が均一に近いことと、同心領域Z毎に吸着面S1の温度分布が均一に近いこととの少なくとも一方の意味を含む。
これに対し、本実施形態の静電チャック100では、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510が、Z軸方向視で第1の4分の1円領域QC1および第3の4分の1円領域QC3のそれぞれに重なる部分において、延伸方向が上記所定の方向(Y軸方向)である特定要素Es1の長さの合計が、延伸方向が該所定の方向(Y軸方向)に平行ではない非特定要素En1の長さの合計より大きいという第1の関係R1を満たすように構成されている。そのため、最外周ヒータ電極500aの形成材料であるメタライズペーストを塗布するためのスクリーン印刷の際のスキージの移動方向を、第1の4分の1円領域QC1および第3の4分の1円領域QC3に重なるヒータライン部510の内の過半の部分の延伸方向である上記所定の方向(Y軸方向)に一致させることにより、メタライズペーストの塗布厚さのバラツキを抑制することができ、これにより、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510の各位置における発熱量のバラツキを抑制することができ、ひいては吸着面S1の温度分布の制御性の低下を抑制することができる。
また、本実施形態の静電チャック100では、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510は、Z軸方向視で、4つの4分の1円領域QCのそれぞれに重なる部分において、上記第1の関係R1を満たすように構成されている。そのため、本実施形態の静電チャック100によれば、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510の全体にわたって、ヒータライン部510の各位置における発熱量のバラツキを抑制することができ、ひいては吸着面S1の温度分布の制御性の低下を効果的に抑制することができる。また、本実施形態の静電チャック100によれば、吸着面S1において、最外周ヒータ電極500aが配置された最外周同心領域Zaと、中間ヒータ電極500bが配置された中間同心領域Zbとの境界付近の温度差を低減することができ、吸着面S1の温度分布の制御性の低下を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態の静電チャック100では、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510は、非特定要素En1として、2つの特定要素Es1における外周側の端部間を連結する外周側連結要素OC1と、2つの特定要素Es1における上記基準点(中心点P0)側の端部間を連結する基準側連結要素IC1とを含む。また、複数のヒータ電極500の内、Z軸方向視で、外周側から2番目の同心領域Z(中間同心領域Zb)に重なるように配置されたヒータ電極500(中間ヒータ電極500b)のヒータライン部510は、延伸方向が上記所定の方向(Y軸方向)に平行である特定要素Es2と、2つの特定要素Es2における外周側の端部間を連結する外周側連結要素OC2と、2つの特定要素Es2における上記基準点(中心点P0)側の端部間を連結する基準側連結要素IC2とを含む。また、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510の外周側連結要素OC1は、上記所定の方向(Y軸方向)において、中間ヒータ電極500bのヒータライン部510の外周側連結要素OC2に対向しており、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510の基準側連結要素IC1は、上記所定の方向(Y軸方向)において、中間ヒータ電極500bのヒータライン部510の基準側連結要素IC2に対向している。すなわち、本実施形態の静電チャック100では、最外周ヒータ電極500aが配置された最外周同心領域Zaと、中間ヒータ電極500bが配置された中間同心領域Zbとの境界付近に注目すると、最外周ヒータ電極500aの基準側連結要素IC1と中間ヒータ電極500bの外周側連結要素OC2とが、上記基準点(中心点P0)を中心とする円周方向に沿って互い違いに並ぶような構成となっている。そのため、本実施形態の静電チャック100によれば、吸着面S1において、最外周ヒータ電極500aが配置された最外周同心領域Zaと中間ヒータ電極500bが配置された中間同心領域Zbとの境界付近の温度差を低減することができ、吸着面S1の温度分布の制御性の低下を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態の静電チャック100の製造方法は、セラミックス部材10の形成材料であるセラミックスグリーンシート上に、ヒータ電極500の形成材料であるメタライズペーストを、上記所定の方向(Y軸方向)にスキージを移動させて塗布するスクリーン印刷工程(S110)を備える。そのため、本実施形態の静電チャック100の製造方法によれば、スクリーン印刷の際のスキージの移動方向を、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510の過半の部分の延伸方向である上記所定の方向(Y軸方向)に一致させることにより、メタライズペーストの塗布厚さのバラツキを抑制することができ、これにより、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510の各位置における発熱量のバラツキを抑制することができ、ひいては吸着面S1の温度分布の制御性の低下を抑制することができる。
B.第2実施形態:
図6は、第2実施形態における静電チャック100のXY断面構成を概略的に示す説明図である。以下では、第2実施形態の静電チャック100の構成の内、上述した第1実施形態の静電チャック100の構成と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。
図6に示すように、第2実施形態の静電チャック100は、主として、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510の内、Z軸方向視で、上記基準線RLが通過しない2つの4分の1円領域QC(第2の4分の1円領域QC2および第4の4分の1円領域QC4)に重なる部分の構成が、上述した第1実施形態の静電チャック100の構成と異なっている。具体的には、第2実施形態の静電チャック100では、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510の内、Z軸方向視で、第2の4分の1円領域QC2および第4の4分の1円領域QC4に重なる部分が、上記第1の関係R1(各特定要素Es1の長さの合計が各非特定要素En1の長さの合計より大きいという関係)を満たしていない。例えば、第2実施形態の静電チャック100では、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510が、上記基準点(中心点P0)を中心とした円弧状に延びる非特定要素En1を多く含んでいるため、上記第1の関係R1を満たしていない。
なお、第2実施形態の静電チャック100では、上述した第1実施形態の静電チャック100と同様に、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510の内、Z軸方向視で、第1の4分の1円領域QC1および第3の4分の1円領域QC3に重なる部分は、上記第1の関係R1を満たしている。そのため、第2実施形態の静電チャック100によれば、第1実施形態の静電チャック100と同様に、最外周ヒータ電極500aの形成材料であるメタライズペーストを塗布するためのスクリーン印刷の際のスキージの移動方向を、第1の4分の1円領域QC1および第3の4分の1円領域QC3に重なるヒータライン部510の内の過半の部分の延伸方向である上記所定の方向(Y軸方向)に一致させることにより、メタライズペーストの塗布厚さのバラツキを抑制することができ、これにより、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510の各位置における発熱量のバラツキを抑制することができ、ひいては吸着面S1の温度分布の制御性の低下を抑制することができる。
なお、ヒータライン部510が上記第1の関係R1を満たすように構成されると、延伸方向が上記所定の方向(Y軸方向)に平行である特定要素Es1の個数が多くなり、その結果、特定要素Es1間をつなぐ折り返し箇所の個数も多くなり、ヒータライン部510にクラックが生ずる可能性が高くなるおそれがある。第2実施形態の静電チャック100では、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510は、Z軸方向視で、上記基準線RLが通過する2つの4分の1円領域QC(第1の4分の1円領域QC1および第3の4分の1円領域QC3)に重なる部分においては、上記第1の関係R1を満たし、かつ、残りの2つの4分の1円領域QC(第2の4分の1円領域QC2および第4の4分の1円領域QC4)に重なる部分においては、上記第1の関係R1を満たさないように構成されている。そのため、第2実施形態の静電チャック100では、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510の内、上記残りの2つの4分の1円領域QCに重なる部分において、折り返し箇所の個数を減らすことができる。従って、第2実施形態の静電チャック100によれば、吸着面S1の温度分布の制御性の低下を抑制しつつ、ヒータライン部510にクラックが生ずることを抑制することができる。
C.変形例:
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態における静電チャック100の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、上記実施形態では、静電チャック100が備えるヒータ電極500の個数(同心領域Zの個数)は3つであるが、静電チャック100が備えるヒータ電極500の個数は2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。また、上記実施形態では、セラミックス部材10の吸着面S1を複数の同心領域Zに仮想的に分割する際の所定の基準点として、吸着面S1の中心点P0が用いられているが、該基準点として他の点が用いられてもよい。また、上記実施形態では、複数のヒータ電極500のそれぞれへの印加電圧を個別に制御することができるとしているが、静電チャック100が、互いに独立して制御され得ず同一の制御の対象となる複数のヒータ電極500を備えるとしてもよい。
また、上記実施形態では、各ヒータ電極500がセラミックス部材10の内部に配置されているが、各ヒータ電極500がセラミックス部材10の下面S2に配置されていてもよい。
また、上記実施形態における各ヒータ電極500のヒータライン部510の構成(形状、配置等)は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、上記実施形態では、中間ヒータ電極500bのヒータライン部510を構成する各特定要素Es2のX軸方向における位置は、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510を構成する各特定要素Es1のX軸方向における位置と略同一となっているが、必ずしもこのような構成である必要はない。また、上記実施形態では、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510の外周側連結要素OC1は、上記所定の方向(Y軸方向)において、中間ヒータ電極500bのヒータライン部510の外周側連結要素OC2に対向しており、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510の基準側連結要素IC1は、上記所定の方向(Y軸方向)において、中間ヒータ電極500bのヒータライン部510の基準側連結要素IC2に対向しているが、必ずしもこのような構成である必要はない。
また、上記実施形態では、中間ヒータ電極500bのヒータライン部510は、Z軸方向視で4つの4分の1円領域QCのそれぞれに重なる部分において、上記第1の関係R1を満たすように構成されているが、Z軸方向視で少なくとも1つの4分の1円領域QCに重なる部分において、上記第1の関係R1を満たさないとしてもよい。
また、上記実施形態では、セラミックス部材10の厚さが面方向に略一定であるが、セラミックス部材10における上側の外周部分が欠損し、セラミックス部材10の外周部分の厚さが、外周部を除く部分の厚さより薄い構成であってもよい。この場合において、セラミックス部材10における厚さの厚い部分(外周部を除く部分)の上面が、吸着面S1となる。また、この場合において、吸着面S1における最外周同心領域Zaに重なるように配置されたヒータ電極500(最外周ヒータ電極500a)が、面方向において、セラミックス部材10における厚さの厚い部分(外周部を除く部分)からセラミックス部材10の外周部分まで延伸していてもよい。すなわち、吸着面S1における最外周同心領域Zaに重なるように配置されたヒータ電極500とは、少なくとも一部が最外周同心領域Zaに重なるように配置されたヒータ電極500を意味する。
また、上記実施形態では、セラミックス部材10の内部に1つのチャック電極40が設けられた単極方式が採用されているが、セラミックス部材10の内部に一対のチャック電極40が設けられた双極方式が採用されてもよい。また、上記実施形態の静電チャック100における各部材を形成する材料は、あくまで例示であり、各部材が他の材料により形成されてもよい。
また、上記実施形態における静電チャック100の製造方法は、あくまで一例であり、種々変形可能である。
また、本発明は、セラミックス部材10とベース部材20とを備え、静電引力を利用してウェハWを保持する静電チャック100に限らず、セラミックス部材を備え、セラミックス部材の表面上に対象物を保持する他の保持装置(例えば、CVDヒータ等のヒータ装置や真空チャック等)にも適用可能である。
10:セラミックス部材 20:ベース部材 21:冷媒流路 30:接合部 40:チャック電極 50:ヒータ電極層 60:ドライバ電極 61:ビア 71:ビア 73:電極パッド 74:給電端子 100:静電チャック 120:端子用孔 500:ヒータ電極 500a:最外周ヒータ電極 500b:中間ヒータ電極 510:ヒータライン部 521,522:ヒータパッド部 En1:非特定要素 En2:非特定要素 Es1:特定要素 Es2:特定要素 IC1:基準側連結要素 IC2:基準側連結要素 OC1:外周側連結要素 OC2:外周側連結要素 P0:中心点 QC:4分の1円領域 RL:基準線 S1:吸着面 S2:下面 S3:上面 S4:下面 VCs:仮想円 VL:仮想直線 W:ウェハ Z:同心領域 Za:最外周同心領域 Zb:中間同心領域

Claims (5)

  1. 第1の方向に略直交する略円形の第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、を有するセラミックス部材と、
    前記セラミックス部材の前記第2の表面または内部に配置された複数のヒータ電極であって、それぞれ、前記第1の方向視で線状の抵抗発熱体であるヒータライン部と、前記ヒータライン部の両端部に接続されたヒータパッド部と、を有する複数のヒータ電極と、
    を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置において、
    前記第1の表面を、所定の基準点を中心とする少なくとも2つの仮想円によって複数の同心領域に仮想的に分割したとき、前記複数のヒータ電極のそれぞれは、前記第1の方向視で、互いに異なる前記同心領域に重なるように配置され、
    最も外周側の前記同心領域に重なるように配置された前記ヒータ電極である最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部は、延伸方向が所定の方向に平行である特定要素と、延伸方向が前記所定の方向に平行ではない非特定要素と、を含み、
    前記第1の表面を、前記基準点を通ると共に互いに直交する2本の仮想直線によって4つの4分の1円領域に仮想的に分割したとき、前記最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部は、前記第1の方向視で、前記基準点を通る前記所定の方向に平行な基準線が通過する2つの前記4分の1円領域のそれぞれに重なる部分において、前記特定要素の長さの合計が前記非特定要素の長さの合計より大きいという第1の関係を満たすように構成されている、
    ことを特徴とする保持装置。
  2. 請求項1に記載の保持装置において、
    前記最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部は、前記第1の方向視で、4つの前記4分の1円領域のそれぞれに重なる部分において、前記第1の関係を満たすように構成されている、
    ことを特徴とする保持装置。
  3. 請求項1に記載の保持装置において、
    前記最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部は、前記第1の方向視で、前記基準線が通過する2つの前記4分の1円領域のそれぞれに重なる部分において、前記第1の関係を満たし、かつ、残りの2つの前記4分の1円領域のそれぞれに重なる部分において、前記第1の関係を満たさないように構成されている、
    ことを特徴とする保持装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の保持装置において、
    前記最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部は、前記非特定要素として、2つの前記特定要素における外周側の端部間を連結する外周側連結要素と、2つの前記特定要素における前記基準点側の端部間を連結する基準側連結要素と、を含み、
    前記複数のヒータ電極の内、前記第1の方向視で、外周側から2番目の前記同心領域に重なるように配置された前記ヒータ電極である第2のヒータ電極の前記ヒータライン部は、延伸方向が前記所定の方向に平行である第2の特定要素と、2つの前記第2の特定要素における外周側の端部間を連結する第2の外周側連結要素と、2つの前記第2の特定要素における前記基準点側の端部間を連結する第2の基準側連結要素と、を含み、
    前記最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部の前記外周側連結要素は、前記所定の方向において、前記第2のヒータ電極の前記ヒータライン部の前記第2の外周側連結要素に対向し、
    前記最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部の前記基準側連結要素は、前記所定の方向において、前記第2のヒータ電極の前記ヒータライン部の前記第2の基準側連結要素に対向する、
    ことを特徴とする保持装置。
  5. 第1の方向に略直交する略円形の第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、を有するセラミックス部材と、
    前記セラミックス部材の前記第2の表面または内部に配置された複数のヒータ電極であって、それぞれ、前記第1の方向視で線状の抵抗発熱体であるヒータライン部と、前記ヒータライン部の両端部に接続されたヒータパッド部と、を有する複数のヒータ電極と、
    を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置の製造方法において、
    前記第1の表面を、所定の基準点を中心とする少なくとも2つの仮想円によって複数の同心領域に仮想的に分割したとき、前記複数のヒータ電極のそれぞれは、前記第1の方向視で、互いに異なる前記同心領域に重なるように配置され、
    最も外周側の前記同心領域に重なるように配置された前記ヒータ電極である最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部は、延伸方向が所定の方向に平行である特定要素と、延伸方向が前記所定の方向に平行ではない非特定要素と、を含み、
    前記第1の表面を、前記基準点を通ると共に互いに直交する2本の仮想直線によって4つの4分の1円領域に仮想的に分割したとき、前記最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部は、前記第1の方向視で、前記基準点を通る前記所定の方向に平行な基準線が通過する2つの前記4分の1円領域のそれぞれに重なる部分において、前記特定要素の長さの合計が前記非特定要素の長さの合計より大きいという第1の関係を満たすように構成されており、
    前記保持装置の製造方法は、前記セラミックス部材の形成材料であるセラミックスグリーンシート上に、前記ヒータ電極の形成材料であるメタライズペーストを、前記所定の方向にスキージを移動させて塗布するスクリーン印刷工程を備える、
    ことを特徴とする保持装置の製造方法。
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