JP7280707B2 - 保持装置および保持装置の製造方法 - Google Patents
保持装置および保持装置の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7280707B2 JP7280707B2 JP2019022295A JP2019022295A JP7280707B2 JP 7280707 B2 JP7280707 B2 JP 7280707B2 JP 2019022295 A JP2019022295 A JP 2019022295A JP 2019022295 A JP2019022295 A JP 2019022295A JP 7280707 B2 JP7280707 B2 JP 7280707B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater
- line portion
- heater electrode
- outermost
- electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
- Drying Of Semiconductors (AREA)
Description
A-1.静電チャック100の構成:
図1は、第1実施形態における静電チャック100の外観構成を概略的に示す斜視図であり、図2は、第1実施形態における静電チャック100のXZ断面構成を概略的に示す説明図であり、図3および図4は、第1実施形態における静電チャック100のXY断面構成を概略的に示す説明図である。図3には、図2のIII-IIIの位置における静電チャック100のXY断面構成が示されており、図4には、静電チャック100の一部分(図3のX1部)のXY断面構成が拡大して示されている。各図には、方向を特定するための互いに直交するXYZ軸が示されている。本明細書では、便宜的に、Z軸正方向を上方向といい、Z軸負方向を下方向というものとするが、静電チャック100は実際にはそのような向きとは異なる向きで設置されてもよい。また、本明細書では、Z軸に平行な方向を面方向という。
次に、ヒータ電極層50の詳細構成について説明する。上述したように、本実施形態の静電チャック100では、ヒータ電極層50は、3つのヒータ電極500(500a,500b,500c)を含んでいる。
次に、最外周同心領域Zaに配置された最外周ヒータ電極500aの詳細構成について説明する。図3および図4に示すように、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510は、延伸方向が所定の方向(本実施形態では、Y軸方向)に平行である要素(以下、「特定要素Es1」という。)と、延伸方向が上記所定の方向(Y軸方向)に平行ではない要素(以下、「非特定要素En1」という。)とを含んでいる。
次に、中間同心領域Zbに配置された中間ヒータ電極500bの詳細構成について説明する。図3および図4に示すように、中間ヒータ電極500bのヒータライン部510は、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510と同様に、延伸方向が上記所定の方向(Y軸方向)に平行である要素(以下、「特定要素Es2」という。)と、延伸方向が上記所定の方向(Y軸方向)に平行ではない要素(以下、「非特定要素En2」という。)とを含んでいる。なお、中間ヒータ電極500bは、特許請求の範囲における第2のヒータ電極に相当し、中間ヒータ電極500bのヒータライン部510の特定要素Es2は、特許請求の範囲における第2の特定要素に相当する。
次に、本実施形態における静電チャック100の製造方法を説明する。図5は、本実施形態における静電チャック100の製造方法を示すフローチャートである。
以上説明したように、本実施形態の静電チャック100は、Z軸方向に略直交する略円形の吸着面S1と吸着面S1とは反対側の下面S2とを有するセラミックス部材10と、セラミックス部材10の内部に配置された複数のヒータ電極500とを備え、セラミックス部材10の吸着面S1上に対象物(例えばウェハW)を保持する装置である。複数のヒータ電極500のそれぞれは、Z軸方向視で線状の抵抗発熱体であるヒータライン部510と、ヒータライン部510の両端部に接続されたヒータパッド部521,522とを有する。また、セラミックス部材10の吸着面S1を、所定の基準点(本実施形態では吸着面S1の中心点P0)を中心とする少なくとも2つの仮想円VCsによって複数の同心領域Zに仮想的に分割したとき、複数のヒータ電極500のそれぞれは、Z軸方向視で、互いに異なる同心領域Zに重なるように配置されている。また、最も外周側の同心領域Z(最外周同心領域Za)に重なるように配置されたヒータ電極500(最外周ヒータ電極500a)のヒータライン部510は、延伸方向が所定の方向(本実施形態ではY軸方向)に平行である特定要素Es1と、延伸方向が該所定の方向(Y軸方向)に平行ではない非特定要素En1とを含む。また、セラミックス部材10の吸着面S1を、上記基準点(中心点P0)を通ると共に互いに直交する2本の仮想直線VLによって4つの4分の1円領域QCに仮想的に分割したとき、最外周ヒータ電極500aのヒータライン部510は、Z軸方向視で、上記基準点(中心点P0)を通る上記所定の方向(Y軸方向)に平行な基準線RLが通過する2つの4分の1円領域QC(第1の4分の1円領域QC1および第3の4分の1円領域QC3)のそれぞれに重なる部分において、特定要素Es1の長さの合計が非特定要素En1の長さの合計より大きいという第1の関係R1を満たすように構成されている。
図6は、第2実施形態における静電チャック100のXY断面構成を概略的に示す説明図である。以下では、第2実施形態の静電チャック100の構成の内、上述した第1実施形態の静電チャック100の構成と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
Claims (5)
- 第1の方向に略直交する略円形の第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、を有するセラミックス部材と、
前記セラミックス部材の前記第2の表面または内部に配置された複数のヒータ電極であって、それぞれ、前記第1の方向視で線状の抵抗発熱体であるヒータライン部と、前記ヒータライン部の両端部に接続されたヒータパッド部と、を有する複数のヒータ電極と、
を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置において、
前記第1の表面を、所定の基準点を中心とする少なくとも2つの仮想円によって複数の同心領域に仮想的に分割したとき、前記複数のヒータ電極のそれぞれは、前記第1の方向視で、互いに異なる前記同心領域に重なるように配置され、
最も外周側の前記同心領域に重なるように配置された前記ヒータ電極である最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部は、延伸方向が前記基準点を通る所定の方向に平行な基準線に平行である複数の特定要素と、延伸方向が前記所定の方向に平行ではない非特定要素と、を含み、
前記第1の表面を、前記基準点を通ると共に互いに直交する2本の仮想直線によって4つの4分の1円領域に仮想的に分割したとき、前記最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部は、前記第1の方向視で、前記基準線が通過する2つの前記4分の1円領域のそれぞれに重なる部分において、前記特定要素の長さの合計が前記非特定要素の長さの合計より大きいという第1の関係を満たすように構成されている、
ことを特徴とする保持装置。 - 請求項1に記載の保持装置において、
前記最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部は、前記第1の方向視で、4つの前記4分の1円領域のそれぞれに重なる部分において、前記第1の関係を満たすように構成されている、
ことを特徴とする保持装置。 - 請求項1に記載の保持装置において、
前記最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部は、前記第1の方向視で、前記基準線が通過する2つの前記4分の1円領域のそれぞれに重なる部分において、前記第1の関係を満たし、かつ、残りの2つの前記4分の1円領域のそれぞれに重なる部分において、前記第1の関係を満たさないように構成されている、
ことを特徴とする保持装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の保持装置において、
前記最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部は、前記非特定要素として、2つの前記特定要素における外周側の端部間を連結する外周側連結要素と、2つの前記特定要素における前記基準点側の端部間を連結する基準側連結要素と、を含み、
前記複数のヒータ電極の内、前記第1の方向視で、外周側から2番目の前記同心領域に重なるように配置された前記ヒータ電極である第2のヒータ電極の前記ヒータライン部は、延伸方向が前記所定の方向に平行である第2の特定要素と、2つの前記第2の特定要素における外周側の端部間を連結する第2の外周側連結要素と、2つの前記第2の特定要素における前記基準点側の端部間を連結する第2の基準側連結要素と、を含み、
前記最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部の前記外周側連結要素は、前記所定の方向において、前記第2のヒータ電極の前記ヒータライン部の前記第2の外周側連結要素に対向し、
前記最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部の前記基準側連結要素は、前記所定の方向において、前記第2のヒータ電極の前記ヒータライン部の前記第2の基準側連結要素に対向する、
ことを特徴とする保持装置。 - 第1の方向に略直交する略円形の第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、を有するセラミックス部材と、
前記セラミックス部材の前記第2の表面または内部に配置された複数のヒータ電極であって、それぞれ、前記第1の方向視で線状の抵抗発熱体であるヒータライン部と、前記ヒータライン部の両端部に接続されたヒータパッド部と、を有する複数のヒータ電極と、
を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置の製造方法において、
前記第1の表面を、所定の基準点を中心とする少なくとも2つの仮想円によって複数の同心領域に仮想的に分割したとき、前記複数のヒータ電極のそれぞれは、前記第1の方向視で、互いに異なる前記同心領域に重なるように配置され、
最も外周側の前記同心領域に重なるように配置された前記ヒータ電極である最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部は、延伸方向が前記基準点を通る所定の方向に平行な基準線に平行である複数の特定要素と、延伸方向が前記所定の方向に平行ではない非特定要素と、を含み、
前記第1の表面を、前記基準点を通ると共に互いに直交する2本の仮想直線によって4つの4分の1円領域に仮想的に分割したとき、前記最外周ヒータ電極の前記ヒータライン部は、前記第1の方向視で、前記基準線が通過する2つの前記4分の1円領域のそれぞれに重なる部分において、前記特定要素の長さの合計が前記非特定要素の長さの合計より大きいという第1の関係を満たすように構成されており、
前記保持装置の製造方法は、前記セラミックス部材の形成材料であるセラミックスグリーンシート上に、前記ヒータ電極の形成材料であるメタライズペーストを、前記所定の方向にスキージを移動させて塗布するスクリーン印刷工程を備える、
ことを特徴とする保持装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019022295A JP7280707B2 (ja) | 2019-02-12 | 2019-02-12 | 保持装置および保持装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019022295A JP7280707B2 (ja) | 2019-02-12 | 2019-02-12 | 保持装置および保持装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020129633A JP2020129633A (ja) | 2020-08-27 |
JP7280707B2 true JP7280707B2 (ja) | 2023-05-24 |
Family
ID=72174820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019022295A Active JP7280707B2 (ja) | 2019-02-12 | 2019-02-12 | 保持装置および保持装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7280707B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000332089A (ja) | 1999-05-18 | 2000-11-30 | Toshiba Ceramics Co Ltd | ウエハ加熱保持用静電チャック |
JP2002190371A (ja) | 2000-12-20 | 2002-07-05 | Ibiden Co Ltd | セラミックヒータ |
JP2003007432A (ja) | 2001-06-21 | 2003-01-10 | Nhk Spring Co Ltd | セラミックスヒータ |
-
2019
- 2019-02-12 JP JP2019022295A patent/JP7280707B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000332089A (ja) | 1999-05-18 | 2000-11-30 | Toshiba Ceramics Co Ltd | ウエハ加熱保持用静電チャック |
JP2002190371A (ja) | 2000-12-20 | 2002-07-05 | Ibiden Co Ltd | セラミックヒータ |
JP2003007432A (ja) | 2001-06-21 | 2003-01-10 | Nhk Spring Co Ltd | セラミックスヒータ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020129633A (ja) | 2020-08-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI625065B (zh) | 陶瓷加熱器及靜電夾頭 | |
WO2020213368A1 (ja) | 保持装置の製造方法、保持装置用の構造体の製造方法および保持装置 | |
JP6239894B2 (ja) | 静電チャック | |
JP6392961B2 (ja) | 静電チャック | |
JP7280707B2 (ja) | 保持装置および保持装置の製造方法 | |
JP7071130B2 (ja) | 保持装置 | |
TWI787463B (zh) | 保持裝置 | |
JP7164959B2 (ja) | 保持装置、および、保持装置の製造方法 | |
JP7164974B2 (ja) | 保持装置 | |
JP7139165B2 (ja) | 保持装置 | |
JP6994953B2 (ja) | 保持装置 | |
JP7077006B2 (ja) | 保持装置 | |
JP7111522B2 (ja) | 静電チャック | |
JP2020009932A (ja) | 保持装置 | |
JP7280663B2 (ja) | 保持装置 | |
JP6943774B2 (ja) | 保持装置 | |
JP6959090B2 (ja) | 加熱装置 | |
JP2019216201A (ja) | 保持装置 | |
JP6695204B2 (ja) | 保持装置 | |
JP7448060B1 (ja) | 静電チャック | |
JP7278049B2 (ja) | 保持装置 | |
JP7379171B2 (ja) | 保持装置 | |
JP6882040B2 (ja) | 保持装置 | |
JP2021111643A (ja) | 保持装置の製造方法 | |
JP2024119230A (ja) | 静電チャック及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221227 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221222 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230126 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230509 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230512 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7280707 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |