JP7111522B2 - 静電チャック - Google Patents

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Description

本明細書に開示される技術は、静電チャックに関する。
ウェハを静電引力により吸着して保持する静電チャックが知られている。静電チャックは、セラミックス部材と、ベース部材と、セラミックス部材とベース部材とを接合する接合部と、セラミックス部材の内部に設けられたチャック電極とを備えており、チャック電極に電圧が印加されることにより発生する静電引力を利用して、セラミックス部材の表面(以下、「吸着面」という)にウェハを吸着して保持する。
静電チャックの吸着面に保持されたウェハの温度が所望の温度にならないと、ウェハに対する各処理(成膜、エッチング等)の精度が低下するおそれがあるため、静電チャックにはウェハの温度分布を制御する性能が求められる。そのため、静電チャックには、ヒータ電極が設けられている。ヒータ電極に電力が供給されると、ヒータ電極が発熱し、発熱したヒータ電極による加熱によってセラミックス部材の吸着面の温度制御が行われる。
従来から、セラミックス材料の純度が99.8%以上のセラミックス部材にチャック電極やヒータ電極が設けられた静電チャックが知られている。この静電チャックでは、チャック電極におけるアルミナと導電材料との含有割合が所定の割合とされている(例えば、下記特許文献1参照)。
特許第5441020号公報
セラミックス材料の純度が99.8%以上のセラミックス部材にチャック電極やヒータ電極が設けられた静電チャックでは、チャック電極とヒータ電極とに、導電材料に加えて、セラミックス部材を構成するセラミックス材料を含めることにより、セラミックス部材におけるセラミックス部分と、チャック電極やヒータ電極と、の密着性を向上させることができる。しかし、仮に、チャック電極におけるセラミックス材料の含有率と、ヒータ電極におけるセラミックス材料の含有率とを同じにすると、様々な不具合が生じるおそれがあり、改良の余地があった。
なお、このような課題は、チャック電極に限らず、セラミックス部材に設けられる他の導電体(例えばドライバ電極など)とヒータ電極とを備える静電チャックに共通の課題である。
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本明細書に開示される静電チャックは、第1の方向に略垂直な第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、を有するセラミックス部材と、前記セラミックス部材に設けられ、前記第1の方向に略垂直な第1の仮想平面上に配置されたヒータ電極と、前記セラミックス部材に設けられ、前記第1の方向に略垂直な第2の仮想平面上に配置され、かつ、前記第2の仮想平面での面積が、前記ヒータ電極の前記第1の仮想平面での面積より大きい導電体と、第3の表面を有し、前記第3の表面が前記セラミックス部材の前記第2の表面に対向するように配置され、熱伝導率が前記セラミックス部材の熱伝導率より高い材料により形成されたベース部材と、前記セラミックス部材の前記第2の表面と前記ベース部材の前記第3の表面との間に配置され、前記セラミックス部材と前記ベース部材とを接合する接合部と、を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する静電チャックにおいて、前記セラミックス部材は、セラミックス材料の純度が99.8%以上であり、前記ヒータ電極は、導電性材料と前記セラミックス材料とを含んでおり、前記導電体は、導電性材料と前記セラミックス材料とを含んでおり、前記ヒータ電極と前記導電体とを含む特定断面であって、前記第1の方向に略平行な少なくとも1つの特定断面について、前記ヒータ電極における前記セラミックス材料の含有率は、前記導電体における前記セラミックス材料の含有率に比べて小さい。本静電チャックでは、導電体の第2の仮想平面での面積は、ヒータ電極の第1の仮想平面での面積に比べて大きい。このため、導電体とセラミックス部材との熱膨脹差に起因する導電体の反りは、ヒータ電極とセラミックス部材との熱膨脹差に起因するヒータ電極の反りに比べて大きく、セラミックス部材の変形や剥がれ等に大きく影響し、ひいては、導電体とセラミックス部材との密着性に影響する。これに対して、本静電チャックでは、反りおよび密着性の影響がヒータ電極よりも大きい導電体に関して、ヒータ電極におけるセラミックス材料の含有率よりも、導電体におけるセラミックス材料の含有率が高い。導電体におけるセラミックス材料の含有率を相対的に高くすることで、導電体とセラミックス部材との密着性を担保することができる。一方、ヒータ電極におけるセラミックス材料の含有率を、導電体におけるセラミックス材料の含有率と等しくする、または、高くすると、ヒータ電極の抵抗率(Ω・m)が増大するため、例えばヒータ電極の導通を確保できなくなったり、ヒータ電極の発熱量が所望の範囲を超えたりすることがある。これに対して、本静電チャックでは、ヒータ電極におけるセラミックス材料の含有率は、導電体におけるセラミックス材料の含有率より低い。これにより、本静電チャックによれば、ヒータ電極の抵抗率の増大を抑制し、導電体の反りを抑制し、かつ、導電体とセラミックス部材の密着性を確保することができる。
(2)上記静電チャックにおいて、前記セラミックス材料は、Al2O3であり、前記ヒータ電極におけるAl2O3の含有率は、10面積%以上、かつ、30面積%以下である構成としてもよい。本静電チャックによれば、ヒータ電極におけるAl2O3の含有率が10面積%未満である構成に比べて、ヒータ電極とセラミックス部材との熱膨張差に起因するヒータ電極の反りを抑制し、ヒータ電極とセラミックス部材との密着性を確保することができる。また、本静電チャックによれば、ヒータ電極におけるAl2O3の含有率が30面積%より高い構成に比べて、ヒータ電極の抵抗値の増大を抑制しつつ所定の発熱量を確保することができる。
(3)上記静電チャックにおいて、前記セラミックス材料は、Al2O3であり、前記導電体におけるAl2O3の含有率は、35面積%以上、かつ、50面積%以下である構成としてもよい。本静電チャックによれば、導電体におけるAl2O3の含有率が35面積%未満である構成に比べて、導電体とセラミックス部材との熱膨張差に起因する導電体の反りを抑制し、ヒータ電極とセラミックス部材との密着性を確保することができる。また、本静電チャックによれば、導電体におけるAl2O3の含有率が50面積%より高い構成に比べて、導電体の導通を確実に確保することができる。
なお、本明細書に開示される技術は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、静電チャック、その製造方法等の形態で実現することが可能である。
実施形態における静電チャック100の外観構成を概略的に示す斜視図である。 実施形態における静電チャック100のXZ断面構成を概略的に示す説明図である。 図2のIII-IIIの位置における静電チャック100のXY断面構成を示す説明図である。 図2のIV-IVの位置における静電チャック100のXY断面構成を示す説明図である。 静電チャック100におけるチャック電極40の周辺部分の特定断面(XZ断面)を示す模式図である。 静電チャック100におけるヒータ電極50の周辺部分の特定断面(XZ断面)を示す模式図である。
A.実施形態:
A-1.静電チャック100の構成:
図1は、本実施形態における静電チャック100の外観構成を概略的に示す斜視図であり、図2は、本実施形態における静電チャック100のXZ断面構成を概略的に示す説明図である。各図には、方向を特定するための互いに直交するXYZ軸が示されている。本明細書では、便宜的に、Z軸正方向を上方向といい、Z軸負方向を下方向というものとするが、静電チャック100は実際にはそのような向きとは異なる向きで設置されてもよい。
静電チャック100は、対象物(例えばウェハW)を静電引力により吸着して保持する装置であり、例えば半導体製造装置の真空チャンバー内でウェハWを固定するために使用される。静電チャック100は、所定の配列方向(本実施形態では上下方向(Z軸方向))に並べて配置されたセラミックス部材10およびベース部材20を備える。セラミックス部材10とベース部材20とは、セラミックス部材10の下面(以下、「セラミックス側接合面S2」という)とベース部材20の上面(以下、「ベース側接合面S3」という)とが上記配列方向に対向するように配置されている。静電チャック100は、さらに、セラミックス部材10のセラミックス側接合面S2とベース部材20のベース側接合面S3との間に配置された接合部30を備える。上下方向(Z軸方向)は、特許請求の範囲における第1の方向に相当し、セラミックス側接合面S2は、特許請求の範囲における第2の表面に相当し、ベース側接合面S3は、特許請求の範囲における第3の表面に相当する。
セラミックス部材10は、例えば円形平面の板状部材であり、セラミックスにより形成されている。セラミックス部材10の直径は、例えば50mm~500mm程度(通常は200mm~350mm程度)であり、セラミックス部材10の厚さは、例えば1mm~10mm程度である。セラミックス部材10の形成材料について後で詳説する。
セラミックス部材10の内部には、導電性材料(例えば、タングステンやモリブデン等の高融点の金属材料)により形成された一対のチャック電極40が設けられている。一対のチャック電極40に電源(図示せず)から電圧が印加されると、静電引力が発生し、この静電引力によってウェハWがセラミックス部材10の上面(以下、「吸着面S1」という)に吸着固定される。吸着面S1は、特許請求の範囲における第1の表面に相当する。
また、セラミックス部材10の内部には、導電性材料(例えば、タングステンやモリブデン等)を含む抵抗発熱体により構成されたヒータ電極50が設けられている。ヒータ電極50に電源(図示せず)から電圧が印加されると、ヒータ電極50が発熱することによってセラミックス部材10が温められ、セラミックス部材10の吸着面S1に保持されたウェハWが温められる。これにより、ウェハWの温度制御が実現される。ヒータ電極50は、例えば、セラミックス部材10の吸着面S1をできるだけ満遍なく温めるため、Z方向視で略同心円状に形成されている。
ベース部材20は、例えばセラミックス部材10と同径の、または、セラミックス部材10より径が大きい円形平面の板状部材であり、熱伝導率がセラミックス部材10を形成するセラミックス材料の熱伝導率より高い材料(例えば金属(アルミニウムやアルミニウム合金等))により形成されている。ベース部材20の直径は、例えば220mm~550mm程度(通常は220mm~350mm程度)であり、ベース部材20の厚さは、例えば20mm~40mm程度である。
ベース部材20の内部には冷媒流路21が形成されている。冷媒流路21に冷媒(例えば、フッ素系不活性液体や水等)が供給されると、ベース部材20が冷却される。上述したヒータ電極50によるセラミックス部材10の加熱と併せてベース部材20の冷却が行われると、接合部30を介したセラミックス部材10とベース部材20との間の伝熱により、セラミックス部材10の吸着面S1に保持されたウェハWの温度が一定に維持される。さらに、プラズマ処理中にプラズマからの入熱が生じた際には、ヒータ電極50に加える電力を調整することにより、ウェハWの温度制御が実現される。
接合部30は、例えばシリコーン系樹脂やアクリル系樹脂、エポキシ系樹脂等の接合剤(接着剤)を含んでおり、セラミックス部材10とベース部材20とを接合している。接合部30の厚さは例えば0.1mm以上、1mm以下である。
A-2.チャック電極40およびヒータ電極50の構成:
図3は、図2のIII-IIIの位置における静電チャック100のXY断面構成を示す説明図であり、図4は、図2のIV-IVの位置における静電チャック100のXY断面構成を示す説明図である。
図2に示すように、ヒータ電極50は、上下方向(Z軸方向)に略垂直な第1の仮想平面L1上に配置されている。具体的には、図3に示すように、ヒータ電極50は、複数のヒータ電極50(本実施形態では、第1のヒータ電極51、第2のヒータ電極52、第3のヒータ電極53、第4のヒータ電極54)を含んでいる。複数のヒータ電極50(51~54)は、単一の仮想平面(第1の仮想平面L1)において互いに異なる領域(セグメント)に配置されている。より具体的には、上下方向視で、セラミックス部材10の中心位置で互いに直交する2本の第1の仮想区画直線Q1によって仕切られる4つの扇形状の領域を、第1の領域R1~第4の領域R4とする。第1の領域R1に第1のヒータ電極51が配置され、第2の領域R2に第2のヒータ電極52が配置され、第3の領域R3に第3のヒータ電極53が配置され、第4の領域R4に第4のヒータ電極54が配置されている。各ヒータ電極50(51~54)の上下方向視での形状は、略線状である。なお、静電チャック100では、4つのヒータ電極50のそれぞれに互いに異なる電圧を印加することにより、4つのヒータ電極50を互いに独立に温度制御可能とされている。
図2に示すように、チャック電極40は、上下方向(Z軸方向)に略垂直な第2の仮想平面L2上に配置されている。なお、第1の仮想平面L1と第2の仮想平面L2とは上下方向において互いに異なる位置に位置している。すなわち、チャック電極40とヒータ電極50とは、セラミックス部材10において、上下方向の互いに異なる位置に配置されている。具体的には、図4に示すように、一対のチャック電極40(第1のチャック電極41、第2のチャック電極42)は、単一の仮想平面(第2の仮想平面L2)において互いに異なる領域に配置されている。より具体的には、上下方向視で、セラミックス部材10の中心位置を通る第2の仮想区画直線Q2によって仕切られる2つの半円形状の領域を、第5の領域R5と第6の領域R6とする。第5の領域R5に第1のチャック電極41が配置され、第6の領域R6に第2のチャック電極42が配置されている。各チャック電極40の上下方向視での形状は、略半円形である。チャック電極40は、特許請求の範囲における導電体に相当する。
ここで、チャック電極40の第2の仮想平面L2での面積は、ヒータ電極50の第1の仮想平面L1での面積より大きい。チャック電極40の第2の仮想平面L2での面積は、単一の仮想平面(第2の仮想平面L2)上に位置するチャック電極40の上下方向視での面積であり、図4の例では、一対のチャック電極40(41,42)の上下方向視での合計面積である。ヒータ電極50の第1の仮想平面L1での面積は、単一の仮想平面(第1の仮想平面L1)上に位置するヒータ電極50の上下方向視での面積であり、図3の例では、4つのヒータ電極50(51~54)の上下方向視での合計面積である。なお、上下方向視で、セラミックス部材10の第1の仮想平面L1での面積に対する、ヒータ電極50の第1の仮想平面L1での面積の割合は、12%以上であることが好ましく、また、25%以下であることが好ましい。また、上下方向視で、セラミックス部材10の第2の仮想平面L2での面積に対する、チャック電極40の第2の仮想平面L2での面積の割合は、80%以上であることが好ましく、また、90%以下であることが好ましい。
A-3.各部材の形成材料:
図5は、静電チャック100におけるチャック電極40の周辺部分の特定断面(XZ断面)を示す模式図であり、図6は、静電チャック100におけるヒータ電極50の周辺部分の特定断面(XZ断面)を示す模式図である。図5では、セラミックス部材10における上側(Z軸正方向側)のセラミックス部分11と下側(Z軸負方向側)のセラミックス部分11との間に、チャック電極40が介在しており、図6では、セラミックス部材10における上側のセラミックス部分11と下側のセラミックス部分11との間に、ヒータ電極50が介在している。
セラミックス部材10は、酸化アルミニウム(アルミナ、Al)の純度が99.8%以上である。チャック電極40とヒータ電極50とは、それぞれ、上述した導電性材料に加えて、セラミックス部材10を構成するセラミックス材料であるアルミナを含んでいる。なお、チャック電極40に含まれる導電性材料と、ヒータ電極50に含まれる導電性材料とは、互いに同種の材料でもよいし、互いに異なる種類の材料であるとしてもよい。なお、セラミックス部材10におけるアルミナの純度(例えばwt%)は、例えば、XRD分析(X-Ray DifAnalysisraction Analysis)やXRF分析(X-Ray Fluorescence Analysis)を行う公知の装置を用いて、セラミックス部材10の表面に対する定性分析を行うことによって特定することができる。
また、静電チャック100(セラミックス部材10)は、チャック電極40とヒータ電極50とを含む特定断面であって、上下方向(Z軸方向)に略平行な少なくとも1つの特定断面について、次の条件1を満たす。
条件1:ヒータ電極50におけるアルミナの含有率(面積%)は、チャック電極40におけるアルミナの含有率に比べて小さい。
なお、ヒータ電極50におけるアルミナの含有率と、チャック電極40におけるアルミナの含有率との差は、20%より高いことが好ましく、また、45%以下であることが好ましい。
ここで、チャック電極40におけるアルミナの含有率は、上記特定断面において、チャック電極40に相当する部分に含まれる全材料(少なくとも導電性材料とアルミナとを含む)に対するアルミナの含有割合(面積%)である。なお、チャック電極40におけるアルミナの含有率の特定方法について、図5を用いて説明する。まずは、チャック電極40に相当する部分を決定する。すなわち、特定断面において、チャック電極40とセラミックス部材10におけるセラミックス部分11との境界が明確でないことがある。そこで、図5の上段に示すように、特定断面(XZ断面)で、チャック電極40を構成する導電性材料部分(白部分)のうち、最も上(Z軸正方向)側の端から下方向(Z軸負方向)に第1の所定距離D1(例えば2μm)だけ移動した点を通過し、かつ、上下方向に垂直な線を、第1の仮想直線M1とする。また、チャック電極40を構成する導電性材料部分のうち、最も下側の端から上方向に第1の所定距離D1だけ移動した点を通過し、かつ、上下方向に垂直な線を、第2の仮想直線M2とする。そして、特定断面(XZ断面)において、第1の仮想直線M1と第2の仮想直線M2とによって挟まれる領域を、チャック電極40に相当する部分40Aに決定する。次に、決定されたチャック電極40に相当する部分40Aに対して二値化処理を行う。図5の下段には、チャック電極40に相当する部分40Aを二値化処理して生成されたチャック電極40の二値化画像40Bが示されている。チャック電極40の二値化画像40Bのうち、白部分が導電性材料部分であり、黒部分がアルミナ部分である。チャック電極40の二値化画像40Bの全体の面積(白部分と黒部分との合計面積)に対する黒部分の面積の割合が、チャック電極40におけるアルミナの含有率である。
また、ヒータ電極50におけるアルミナの含有率は、上記特定断面において、ヒータ電極50に相当する部分に含まれる全材料(少なくとも導電性材料とアルミナとを含む)に対するアルミナの含有割合(面積%)である。なお、ヒータ電極50におけるアルミナの含有率の特定方法について、図6を用いて説明する。まずは、ヒータ電極50に相当する部分を決定する。すなわち、特定断面において、ヒータ電極50とセラミックス部材10におけるセラミックス部分11との境界が明確でないことがある。そこで、図6の上段に示すように、特定断面(XZ断面)で、ヒータ電極50を構成する導電性材料部分(白部分)のうち、最も上(Z軸正方向)側の端から下方向(Z軸負方向)に第2の所定距離D2(例えば2μm)だけ移動した点を通過し、かつ、上下方向に垂直な線を、第3の仮想直線M3とする。また、ヒータ電極50を構成する導電性材料部分のうち、最も下側の端から上方向に第2の所定距離D2だけ移動した点を通過し、かつ、上下方向に垂直な線を、第4の仮想直線M4とする。そして、特定断面(XZ断面)において、第3の仮想直線M3と第4の仮想直線M4とによって挟まれる領域を、ヒータ電極50に相当する部分50Aに決定する。次に、決定されたヒータ電極50に相当する部分50Aに対して二値化処理を行う。図6の下段には、ヒータ電極50に相当する部分50Aを二値化処理して生成されたヒータ電極50の二値化画像50Bが示されている。ヒータ電極50の二値化画像50Bのうち、白部分が導電性材料部分であり、黒部分がアルミナ部分である。ヒータ電極50の二値化画像50Bの全体の面積(白部分と黒部分との合計面積)に対する黒部分の面積の割合が、ヒータ電極50におけるアルミナの含有率である。なお、第2の所定距離D2は、第1の所定距離D1と同じ値でもよいし、異なる値でもよい。
また、静電チャック100は、上記少なくとも1つの特定断面について、次の条件2を満たすことが好ましい。
条件2:ヒータ電極50におけるアルミナの含有率は、10面積%以上、かつ、30面積%以下である。
なお、ヒータ電極50における導電性材料の含有率は、70面積%以上、かつ、90面積%以下であることが好ましい。
また、静電チャック100は、上記少なくとも1つの特定断面について、次の条件3を満たすことが好ましい。
条件3:チャック電極40におけるアルミナの含有率は、35面積%以上、かつ、50面積%以下である。
なお、チャック電極40における導電性材料の含有率は、50面積%以上、かつ、65面積%以下であることが好ましい。
A-4.静電チャック100の製造方法:
次に、本実施形態における静電チャック100の製造方法の一例を説明する。はじめに、セラミックス部材10とベース部材20とを準備する。セラミックス部材10は、例えば以下の方法により作製される。すなわち、アルミナ原料とブチラール樹脂と可塑剤と溶媒とからなるスラリーをキャスティングし、乾燥させてシート化したセラミックスグリーンシートを複数作製する。このとき、スラリーにおけるアルミナ原料の含有率を99.8%以上とすることにより、アルミナの純度が99.8%以上であるセラミックスグリーンシートを作製する。また、チャック電極40やヒータ電極50やその他の配線として、タングステンまたはモリブデンと樹脂と溶剤とからなる金属ペーストを作製する。このとき、チャック電極40用およびヒータ電極50用の金属ペーストには、アルミナ原料を含めつつ、ヒータ電極50用の金属ペーストにおけるアルミナ原料の含有率を、チャック電極40用の金属ペーストにおけるアルミナ原料の含有率に比べて小さくする。そして、セラミックスグリーンシートに対して、チャック電極40用およびヒータ電極50用の金属ペーストの塗布や、スルーホールの形成や配線用の金属ペーストの充填等の必要な加工を行う。次に、それらのセラミックスグリーンシートを積層し、脱脂後、焼成を行うことによってセラミックス部材10を作製する。なお、ベース部材20は、公知の製造方法によって製造可能であるため、ここでは製造方法の詳細な説明を省略する。
次に、例えばシリコーン系樹脂やアクリル系樹脂、エポキシ系樹脂等の接着剤を用いて、セラミックス部材10とベース部材20とを接合する。これにより、上述した構成の静電チャック100の製造が完了する。
A-5.本実施形態の効果:
以上説明したように、本実施形態における静電チャック100では、セラミックス材料(本実施形態ではアルミナ)の純度が99.8%以上のセラミックス部材10にヒータ電極50やチャック電極40が設けられている。このような静電チャック100では、ヒータ電極50やチャック電極40に、導電性材料に加えて、セラミックス部材10を構成するセラミックス材料(アルミナ)が含まれており、これにより、セラミックス部材10におけるセラミックス部分11とヒータ電極50やチャック電極40との密着性を向上させることができる。
また、静電チャック100では、チャック電極40の第2の仮想平面L2での面積は、ヒータ電極50の第1の仮想平面L1での面積に比べて大きい。このため、チャック電極40とセラミックス部材10(セラミックス部分11)との熱膨脹差に起因するチャック電極40の反りは、ヒータ電極50とセラミックス部材10との熱膨脹差に起因するヒータ電極50の反りに比べて大きく、セラミックス部材10の変形や剥がれ等に大きく影響し、ひいては、チャック電極40とセラミックス部材10との密着性に影響する。ここで、仮に、セラミックス材料の純度が99.8%未満(例えば95%)のセラミックス部材であれば、セラミックス部材中の軟化成分(例えばガラス成分)がチャック電極の界面に存在することで、チャック電極とセラミックス部材との密着性を担保することができる。しかしながら、本実施形態のように、セラミックス材料の純度が99.8%以上のセラミックス部材10である場合、セラミックス部材10中の軟化成分が少ないため、40とセラミックス部材10との密着性は、セラミックス材料の純度が99.8%未満のセラミックス部材に比べて、悪い。
これに対して、本実施形態の静電チャック100では、反りおよび密着性の影響がヒータ電極50よりも大きいチャック電極40に関して、ヒータ電極50におけるセラミックス材料の含有率よりも、チャック電極40におけるセラミックス材料の含有率が高い(上記条件1)。チャック電極40におけるセラミックス材料の含有率を相対的に高くすることで、チャック電極40の界面に存在する軟化成分の量を増やし、チャック電極40とセラミックス部材10との密着性を担保することができる。
一方、ヒータ電極50におけるセラミックス材料の含有率を、チャック電極40におけるセラミックス材料の含有率と等しくする、または、高くすると、ヒータ電極50の抵抗率(Ω・m)が増大するため、例えばヒータ電極50の導通を確保できなくなったり、ヒータ電極50の発熱量が所望の範囲を超えたりすることがある。また、ヒータ電極50の極細化にも対応できなくなるおそれがある。これに対して、本実施形態の静電チャック100では、ヒータ電極50におけるセラミックス材料の含有率は、チャック電極40におけるセラミックス材料の含有率より低い(上記条件1)。これにより、本実施形態の静電チャック100によれば、ヒータ電極50の抵抗率の増大を抑制し、チャック電極40の反りを抑制し、かつ、チャック電極40とセラミックス部材10との密着性を確保することができる。
また、本実施形態によれば、静電チャック100が、上記条件2を満たすことにより、ヒータ電極50におけるアルミナの含有率が10面積%未満である構成に比べて、ヒータ電極50とセラミックス部材10との熱膨張差に起因するヒータ電極50の反りを抑制し、ヒータ電極50とセラミックス部材10との密着性を確保することができる。また、本実施形態によれば、ヒータ電極50におけるアルミナの含有率が30面積%より高い構成に比べて、ヒータ電極50の抵抗値の増大を抑制しつつ所定の発熱量を確保することができる。
また、本実施形態によれば、静電チャック100が、上記条件3を満たすことにより、チャック電極40におけるアルミナの含有率が35面積%未満である構成に比べて、チャック電極40とセラミックス部材10との熱膨張差に起因するチャック電極40の反りを抑制し、ヒータ電極50とセラミックス部材10との密着性を確保することができる。また、本実施形態によれば、チャック電極40におけるアルミナの含有率がヒータ電極50面積%より高い構成に比べて、チャック電極40の導通を確実に確保することができる。
B.変形例:
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態における静電チャック100の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、上記実施形態では、導電体として、チャック電極40を例示したが、例えば、チャック電極40やヒータ電極50と、セラミックス部材10に設けられた外部端子(図示せず)とを電気的に接続するドライバ電極であってもよい。要するに、導電体は、少なくとも、該導電体が配置された第2の仮想平面での面積が、ヒータ電極の第1の仮想平面での面積より大きいという条件を満たすものであればよい。また、導電体の電気抵抗は、ヒータ電極の電気抵抗より小さいことが好ましい。また、導電体は、セラミックス部材10の内部において、吸着面S1とヒータ電極50との間に配置されているものに限らず、ヒータ電極50と、吸着面S1とは反対側の下面との間に配置されているものでもよい。
また、上記実施形態におけるヒータ電極50の個数や、各ヒータ電極50の形状、セラミックス部材10における各ヒータ電極50の配置は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、上記実施形態の静電チャック100は、4つのヒータ電極50を備えるが、静電チャック100が備えるヒータ電極50の個数は、3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。また、上記実施形態では、静電チャック100が備える複数のヒータ電極50がZ軸方向において互いに同一の位置に配置されているが、静電チャック100が、Z軸方向において互いに位置の異なる複数のヒータ電極50を備えていてもよい。
また、上記実施形態では、セラミックス部材10の内部に一対のチャック電極40が設けられた双極方式が採用されているが、セラミックス部材10の内部に1つのチャック電極40が設けられた単極方式が採用されてもよい。
また、上記実施形態の静電チャック100における各部材を形成する材料は、あくまで例示であり、各部材が他の材料により形成されてもよい。例えば、上記実施形態では、セラミックス部材10は、アルミナの純度が99.8%以上であったが、セラミックス部材10は、他のセラミックス材料(例えば窒化アルミニウム(AlN)など)の純度が99.8%以上であってもよい。また、上記実施形態において、静電チャック100は、上記条件2および条件3の少なくとも1つを満たさなくてもよい。
10:セラミックス部材 11:セラミックス部分 20:ベース部材 21:冷媒流路 30:接合部 40(41,42):チャック電極 40A:チャック電極に相当する部分 40B:チャック電極の二値化画像 50(51~54):ヒータ電極 50A:ヒータ電極に相当する部分 50B:ヒータ電極の二値化画像 100:静電チャック D1:第1の所定距離 D2:第2の所定距離 L1:第1の仮想平面 L2:第2の仮想平面 M1:第1の仮想直線 M2:第2の仮想直線 M3:第3の仮想直線 M4:第4の仮想直線 Q1:第1の仮想区画直線 Q2:第2の仮想区画直線 R1:第1の領域 R2:第2の領域 R3:第3の領域 R4:第4の領域 R5:第5の領域 R6:第6の領域 S1:吸着面 S2:セラミックス側接合面 S3:ベース側接合面 W:ウェハ

Claims (3)

  1. 第1の方向に略垂直な第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、を有するセラミックス部材と、
    前記セラミックス部材に設けられ、前記第1の方向に略垂直な第1の仮想平面上に配置されたヒータ電極と、
    前記セラミックス部材に設けられ、前記第1の方向に略垂直な第2の仮想平面上に配置され、かつ、前記第2の仮想平面での面積が、前記ヒータ電極の前記第1の仮想平面での面積より大きい導電体と、
    第3の表面を有し、前記第3の表面が前記セラミックス部材の前記第2の表面に対向するように配置され、熱伝導率が前記セラミックス部材の熱伝導率より高い材料により形成されたベース部材と、
    前記セラミックス部材の前記第2の表面と前記ベース部材の前記第3の表面との間に配置され、前記セラミックス部材と前記ベース部材とを接合する接合部と、
    を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する静電チャックにおいて、
    前記セラミックス部材は、セラミックス材料の純度が99.8%以上であり、
    前記ヒータ電極は、導電性材料と前記セラミックス材料とを含んでおり、
    前記導電体は、導電性材料と前記セラミックス材料とを含んでおり、
    前記ヒータ電極と前記導電体とを含む特定断面であって、前記第1の方向に略平行な少なくとも1つの特定断面について、前記ヒータ電極における前記セラミックス材料の含有率は、前記導電体における前記セラミックス材料の含有率に比べて小さい、
    ことを特徴とする静電チャック。
  2. 請求項1に記載の静電チャックにおいて、
    前記セラミックス材料は、Alであり、
    前記ヒータ電極におけるAlの含有率は、10面積%以上、かつ、30面積%以下である、
    ことを特徴とする静電チャック。
  3. 請求項1または請求項2に記載の静電チャックにおいて、
    前記セラミックス材料は、Alであり、
    前記導電体におけるAlの含有率は、35面積%以上、かつ、50面積%以下である、
    ことを特徴とする静電チャック。
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