JP2020128824A - 調理管理の方法、システム、プログラム、および機器 - Google Patents

調理管理の方法、システム、プログラム、および機器 Download PDF

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Abstract

【課題】被調理物から非接触で形状情報を取得し、この形状情報から芯温を推定する。【解決手段】この調理管理方法は、加熱前、加熱中または加熱後の何れかの被調理物の形状情報を取得する工程と、該形状情報により被調理物の芯温を推定する工程とを含む。被調理物を基準温度以上に加熱した場合の予測形状情報を演算する工程と、加熱中または加熱後の被調理物から形状情報を取得する工程と、該形状情報と前記予測形状情報とを比較することにより、前記被調理物の芯温を推定する工程とを含む。【選択図】図2

Description

本発明はたとえば、加熱調理される被調理物の芯温の推定を含む温度管理技術に関する。
保健衛生上、被調理物の芯温管理は不可欠であり、芯温計測には芯温計が用いられている。この芯温計は、被調理物に温度検出部を差し込むなど、接触測定が一般的である。
この被調理物の芯温計測に関し、加熱中の被調理物の重量変化から芯温を推定することが知られている(たとえば、特許文献1)。
特開2017−133780号公報
ところで、スチームコンベンションオーブンでは、被調理物の芯温を検出する芯温計を搭載した製品が普及している。食中毒の防止には、徹底した衛生管理が求められ、芯温管理は不可欠である。
この芯温管理について、芯温計は厚みを持った食材向けが一般的であり、芯温計を差し込むことができない被調理物に芯温計での芯温計測は難しく、芯温計を被調理物に接触させただけでは正確に芯温を計測することができないし、また、被調理物に芯温計を取り付けることに手間を要するという課題がある。
発明者は、焼物の調理試験において、プロの調理人が芯温計を用いることなくステーキ肉の芯温を75〔℃〕、85〔℃〕に調整して焼き上げることが可能であるという知見を得ている。
そこで、本発明の目的は、上記課題および上記知見に基づき、被調理物から非接触で形状情報を取得し、この形状情報から芯温を推定することにある。
上記目的を達成するため、本発明の調理管理方法の一側面によれば、加熱前、加熱中または加熱後の何れかの被調理物の形状情報を取得する工程と、該形状情報により被調理物の芯温を推定する工程とを含む。
この調理管理方法において、さらに、被調理物を基準温度以上に加熱した場合の予測形状情報を演算する工程と、加熱中または加熱後の被調理物から形状情報を取得する工程と、該形状情報と前記予測形状情報とを比較することにより、前記被調理物の芯温を推定する工程とを含んでよい。
この調理管理方法において、さらに、前記形状情報により加熱の良否を判定する工程を含んでよい。
この調理管理方法において、前記形状情報は、被調理物から取得した画像情報を含んでよい。
この調理管理方法において、さらに、被調理物の属性情報、形状情報、形状比、温度情報または判定情報の何れかまたは二以上を含む提示情報を提示する工程を含んでよい。
上記目的を達成するため、本発明の調理管理システムの一側面によれば、加熱前、加熱中または加熱後の何れかの被調理物の形状情報を取得する情報取得部と、前記形状情報により被調理物の芯温を推定する処理部とを備える。
この調理管理システムにおいて、さらに、前記処理部は、被調理物を基準温度以上に加熱した場合の予測形状情報を演算し、加熱中または加熱後の被調理物から形状情報を取得し、該形状情報と前記予測形状情報とを比較することにより、前記被調理物の芯温を推定してよい。
この調理管理システムにおいて、さらに、前記処理部は、前記形状情報により加熱の良否を判定してよい。
この調理管理システムにおいて、前記処理部が取得する前記形状情報は、被調理物から取得した画像情報を含んでよい。
この調理管理システムにおいて、さらに、情報提示部を備え、この情報提示部に被調理物の属性情報、形状情報、形状比、温度情報または判定情報の何れかまたは二以上を含む提示情報を提示してよい。
上記目的を達成するため、本発明のプログラムの一側面によれば、コンピュータによって実現するプログラムであって、加熱前、加熱中または加熱後の何れかの被調理物の形状情報を取得する機能と、該形状情報により被調理物の芯温を推定する機能とを前記コンピュータに実現させる。
このプログラムにおいて、さらに、被調理物を基準温度以上に加熱した場合の予測形状情報を演算する機能と、加熱中または加熱後の被調理物から形状情報を取得する機能と、該形状情報と前記予測形状情報とを比較することにより、前記被調理物の芯温を推定する機能とを含んでよい。
このプログラムにおいて、さらに、前記形状情報により加熱の良否を判定する機能を含んでよい。
このプログラムにおいて、さらに、前記形状情報は、被調理物から取得した画像情報を含んでよい。
このプログラムにおいて、さらに、情報提示部に被調理物の属性情報、形状情報、形状比、温度情報または判定情報の何れかまたは二以上を含む提示情報を提示させる機能を含んでよい。
上記目的を達成するため、本発明の機器の一側面によれば、加熱前、加熱中または加熱後の何れかの被調理物の形状情報を取得する情報取得部と、該形状情報により被調理物の芯温を推定する処理部とを備える。
この機器において、さらに、前記処理部は、被調理物を基準温度以上に加熱した場合の予測形状情報を演算し、加熱中または加熱後の被調理物から形状情報を取得し、該形状情報と前記予測形状情報とを比較することにより、前記被調理物の芯温を推定してよい。
この機器において、さらに、前記処理部は、前記形状情報により加熱の良否を判定してよい。
この機器において、前記処理部が取得する前記形状情報は、被調理物から取得した画像情報を含んでよい。
この機器において、さらに、情報提示部を備え、この情報提示部に被調理物の属性情報、形状情報、形状比、温度情報または判定情報の何れかまたは二以上を含む提示情報を提示してよい。
この機器において、さらに、被調理物を加熱する加熱部を備えてよい。
本発明によれば、次のいずれかの効果が得られる。
(1) 加熱前、加熱中または加熱後の何れかの被調理物の形状情報により被調理物の芯温を推定でき、芯温計測の迅速化と、芯温計測による被調理物の品質低下を防止できる。
(2) 被調理物の形状情報を取得して調理中または調理後の被調理物に非接触で芯温を推定でき、芯温計測の接触による被調理物の劣化も防止できる。
(3) 被調理物の形状情報により加熱の良否を判定でき、加熱の良否判定の迅速化とともに被調理物の安全性が高めることができる。
(4) 被調理物の芯温計測に要していた人的負荷を軽減できる。
第1の実施の形態に係る、被調理物からの比較情報の取得工程を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る、被調理物の芯温の推定工程を示すフローチャートである。 比較情報ファイルの一例を示す図である。 Aは被調理物の加熱前画像を示す図であり、Bは被調理物の加熱後画像を示す図である。 被調理物の形状情報と芯温の関係を示す図である。 調理管理ファイルを示す図である。 Aは被調理物の加熱前画像を示す図であり、Bは被調理物の加熱後画像を示す図である。 被調理物の形状変化と芯温の関係を示す図である。 第2の実施の形態に係る調理管理システムを示す図である。 管理装置のハードウェアを示す図である。 比較情報の取得シーケンスを示す図である。 比較情報の提示を示す図である。 芯温の推定シーケンスを示す図である。 芯温の推定情報の提示を示す図である。 第3の実施の形態に係る調理機器を示す図である。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る、被調理物からの比較情報の取得工程を示している。図1に示す工程は一例であり、斯かる工程に本発明が限定されるものではない。
この調理管理工程では、比較情報の取得工程で、被調理物Fから比較情報Frefを取得し、芯温Tiの推定工程で、芯温Tiの推定対象である被調理物Fxの予測形状情報を演算し、この予測形状情報と加熱中または加熱後の被調理物Fxの形状情報とを比較して被調理物Fxの芯温Tiを推定する。
<比較情報Frefの取得>
この比較情報Frefの取得には、図1に示すように、被調理物Fの特定(S101)、被調理物Fの加熱前形状情報の取得(S102)、被調理物Fの加熱(S103)、被調理物Fの加熱後形状情報の取得(S104)、形状比qrの演算(S105)、比較情報Frefの作成(S106)、情報の提示(S107)が含まれる。
被調理物Fの特定(S101):被調理物Fは、被調理物Fxと共通または類似の属性であることが好ましい。被調理物Fxが複数であれば、被調理物Fxから被調理物Fを選定すればよい。
被調理物Fの加熱前形状情報の取得(S102):形状情報には被調理物Fxのたとえば、形状、面積、幅、長さ、周縁長、体積、厚みなどが含まれる。この実施の形態では一例として、被調理物Fから取得した画像情報(=加熱前画像Gs)を用いている。この画像情報は、スチールカメラやビデオカメラによる撮影で取得すればよい。加熱前画像Gsは二次元画像または三次元画像の何れでもよい。
被調理物Fの加熱前形状情報として、被調理物Fから取得した加熱前画像Gsから加熱前面積Ssを算出する。この加熱前面積Ssは、被調理物Fの加熱前画像Gsの画素(ピクセル)数で算出できる。
被調理物Fの加熱(S103):被調理物Fは、被調理物Fxと同様の調理法により、芯温Tiが基準温度Trefに昇温するまで加熱する。Ti=Trefの到達時点で加熱を終了する。
被調理物Fの加熱後形状情報の取得(S104):Ti=Trefの到達時点で、被調理物Fの形状情報として画像情報(=加熱後画像Gg)を取得し、この加熱後画像Ggから加熱後面積Sgを算出する。
形状比qrの演算(S105):この形状比qrは、被調理物Fの加熱よる形状変化を表している。この形状比qrは、加熱前面積Ssおよび加熱後面積Sgにより、式(1) により求めることができる。
qr=Sg/Ss ・・・(1)
被調理物Fがたとえば、ステーキ肉など、加熱すれば、面積Sが縮小する場合には、形状比qrは、qr<1である。
比較情報Frefの作成(S106):被調理物Fについて、属性情報、比較情報Frefを作成し、比較情報ファイル2(図3)に格納する。比較情報Frefには、少なくとも被調理物Fの加熱前面積Ss、加熱後面積Sg、形状比qrが含まれるが、属性情報を含んでよい。
情報の提示(S107):被調理物F、その属性情報および比較情報Frefがたとえば、情報提示部52(図10)により提示される。
<被調理物Fxの芯温Tiの推定>
図2は、第1の実施の形態に係る調理管理工程について、被調理物Fxの芯温の推定工程を示している。図2に示す工程は一例であり、斯かる工程に本発明が限定されるものではない。
被調理物Fxの芯温Tiの推定には、図2に示すように、被調理物Fxの特定(S201)、被調理物Fxの加熱前形状情報の取得(S202)、被調理物Fxの予測加熱後形状情報の演算(S203)、被調理物Fxの加熱中形状情報の取得(S204)、被調理物Fxの芯温Tiの推定(S205)、加熱の良否判定(S206)、情報の提示(S207)が含まれる。
被調理物Fxの特定(S201):芯温Tiの推定対象である被調理物Fxを特定する。この被調理物Fxについて、被調理物Fxを表す属性情報を取得する。この属性情報にはたとえば、肉、その加工品、その他の名称、その生産情報などが含まれる。
被調理物Fxの加熱前形状情報の取得(S202):この実施の形態では一例として、被調理物Fxから取得した画像情報(=加熱前画像Gsx)を用いる。この画像情報は、被調理物Fと同様にスチールカメラやビデオカメラによる撮影で取得すればよい。加熱前画像Gsxは二次元画像または三次元画像の何れでもよい。
加熱前の被調理物Fxの形状情報として、被調理物Fxから取得した加熱前画像Gsxより加熱前面積Ssxを算出する。この加熱前面積Ssxは、加熱前画像Gsxの画素数で算出できる。
被調理物Fxの予測加熱後形状情報の演算(S203):加熱後の予測形状情報の演算では、芯温Tiを基準温度Trefに昇温するまで加熱した場合の予測形状情報である予測加熱後画像Ggxが有する予測加熱後面積Sgxを演算する。この予測加熱後面積Sgxは、形状比qrおよび加熱前面積Ssxにより、式(1) により求めることができる。
Sgx=qr×Ssx=(Sg/Ss)×Ssx ・・・(2)
被調理物Fxの加熱中形状情報の取得(S204):被調理物Fxの形状情報は継続して観測することにより、加熱中の被調理物Fxの形状情報として、加熱中画像Gpxを取得する。
被調理物Fxの加熱中形状情報として、加熱中画像Gpxより加熱中面積Spxを算出する。この加熱中面積Spxは、同様に加熱中画像Gpxの画素数で算出できる。
芯温Tiの推定(S205):芯温Tiの推定は、加熱中の被調理物Fxの形状情報と予測形状情報を比較すればよい。そこで、加熱中面積Spxと予測加熱後面積Sgxを比較し、加熱中面積Spxが予測加熱後面積Sgx以下になれば、被調理物Fxの芯温Tiが基準温度ref以上に昇温し、被調理物Fxが基準温度Tref以上に加熱されたと推定できる。
加熱の良否判定(S206):被調理物Fxの加熱の良否は、被調理物Fxの芯温Tixが基準温度Trefに到達したかにより判定すればよい。つまり、被調理物Fxから得た形状情報である加熱中面積Spxが、Spx≦Sgxであれば、Ti≧Trefであるから、加熱良と判断する。また、加熱中面積Spxが、Spx>Sgxであれば、Ti<Trefであるから、加熱不良と判断する。この判定結果が加熱の良否を表す判定情報となる。
情報の提示(S207):この情報の提示では、被調理物Fxの芯温Tiの推定に関する提示情報として、被調理物Fxの属性情報、加熱前面積Ssx、加熱後温度Tgx、形状比qr、予測加熱後面積Sgx、計測情報の何れかまたは二以上を提示する。判定情報には加熱の良否を表す情報の他、加熱不良の場合にアラーム情報を含むことが安全性を高める上で有効である。
<比較情報ファイル2>
図3は比較情報ファイル2の一例を示している。この比較情報ファイル2は比較情報データベースの一例である。
この比較情報ファイル2には番号部4、被調理物部6、属性情報部8、比較情報部10が備えられる。番号部4には被調理物Fの特定などに用いられるデータ番号が格納される。被調理物部6には被調理物Fとして複数の被調理物F1、F2、・・・が存在する場合、各識別情報が格納される。属性情報部8には被調理物Fの名称などの属性情報が格納される。
比較情報部10には加熱前面積部10−1、加熱後面積部10−2、形状比部10−3が備えられる。加熱前面積部10−1には被調理物Fの加熱前面積Ssが格納される。加熱後面積部10−2には被調理物Fの加熱後面積Sgが格納される。形状比部10−3には形状比qr(=Sg/Ss)が格納される。この場合、被調理物F1、F2、・・・ごとに求められる形状比qr1、qr2、・・・が格納される。
<被調理物Fの座標情報>
図4のAは、被調理物Fの加熱前画像Gsを示している。図4のBは、被調理物Fの加熱後画像Ggを示している。この図4のAおよびBにおいて、XY座標で表すグリッドは画素である。説明を容易にするため、1ピクセルを拡大して表示しているが、ピクセルの大きさは観測精度に応じて調整できるものであり、図示の大きさに限定されない。
加熱前画像Gsにおける被調理物Fの輪郭線内には画素数Nsが存在する。画素の単位面積をsiとすれば、加熱前面積Ssは、式(3)から算出できる。
Ss=si×Ns ・・・(3)
同様に、加熱後画像Ggにおける被調理物Fの輪郭線内には画素数Ngが存在するので、加熱後面積Sgは、式(4) から算出できる。
Sg=si×Ng ・・・(4)
したがって、式(1) の形状比qrは、式(5) で表すことができる。
qr=Sg/Ss=si×Ng/si×Ns=Ng/Ns ・・・(5)
形状比qrは、加熱前画像Gsと加熱後画像Ggとの画素数比である。
<被調理物Fの加熱前面積Ss、加熱後面積Sgと芯温Tiの関係>
図5は、横軸に面積S、縦軸に芯温Tiを取り、被調理物Fの加熱前面積Ss、加熱後面積Sgと芯温Tiの関係を示している。図5おいて、Tsは加熱前温度、Tgは加熱後温度である。
被調理物Fは、芯温TiがTi=Tsから、芯温Tiが基準温度Trefに上昇するまで加熱する。このとき、Ti=Tsで加熱前面積Ssであった被調理物Fは基準温度Trefに加熱すると、加熱後面積Sgに減少している。
加熱前温度Tsと加熱前面積Ssの交点と、基準温度Trefと加熱後面積Sgの交点を結ぶ直線Lrefは、一例である被調理物Fの面積推移を示している。なお、形状比qrは、加熱前面積Ssと加熱後面積Sgとの比であるから、被調理物Fxの属性によって異なる。たとえば、肉の場合、牛肉と豚肉のように属性が異なれば、形状比qrは異なる値となる。
<調理管理ファイル12>
図6は、被調理物Fxの調理管理ファイル12を示している。この調理管理ファイル12には実際の被調理物Fxの形状情報としてたとえば、二次元のXY座標上の画像情報が格納される。この調理管理ファイル12は調理管理情報データベースの一例である。
この調理管理ファイル12には番号部14、被調理物部16、属性情報部18、加熱前面積部20、加熱前温度部22、形状比部24、予測加熱後面積部26、計測情報部28が備えられる。
番号部14には被調理物Fx(=Fa、Fb、・・・)のデータ番号が格納される。被調理物部16には被調理物Fa、Fb、・・・の識別情報が格納される。属性情報部18には被調理物Fa、Fb、・・・の名称などの属性情報が格納される。
加熱前面積部20には調理開始時点の各被調理物Fa、Fb、・・・の加熱前面積Ssx(=Ssa、Ssb、・・・)が格納される。
加熱前温度部22には各被調理物Fa、Fb、・・・の加熱前温度Tsxが格納される。形状比部24には各被調理物Fa、Fb、・・・と共通属性または類似属性に係る被調理物Fの形状比qrが格納される。
予測加熱後面積部26には各被調理物Fa、Fb、・・・の基準温度Trefに昇温するまで加熱した場合の面積の演算結果である予測加熱後面積Sgx(=Sga、Sgb、・・・)が格納される。この予測加熱後面積Sga、Sgb、・・・は、芯温Tiが基準温度Trefに昇温したか否かを推定するための比較情報である。
計測情報部28には時間部28−1、面積部28−2が設定される。時間部28−1には加熱中の被調理物Fxの画像取得時の時間情報などが格納される。面積部28−2には各被調理物Fa、Fb、・・・の加熱中面積Spx(=Spa、Spb)が画像情報の取得時点に関係付けられて格納される。
<被調理物Fxの画僧情報>
図7のAは、被調理物Fa(図6)の加熱前画像Gaを示している。この加熱前画像Gaの包絡線内の画素数をNsa、画素の単位面積をsiとすれば、加熱前面積Ssaは、式(3) と同様に、式(6) で求められる。
Ssa=si×Nsa ・・・(6)
図7のBは、被調理物Faの加熱中画像(芯温Tiが基準温度Trefに到達前の途上画像)Gpを示している。この加熱中画像Gpの包絡線内の画素数をNpaとすれば、同様に、加熱中面積Spaは、式(7) で求められる。
Spa=si×Npa ・・・(7)
<被調理物Fxの予測加熱後面積Sgx>
被調理物Fa、Fbの予測加熱後面積Sgx(=Sga、Sgb、・・・)は、芯温Tiが基準温度Trefに昇温するまで加熱した時点の予測面積である。これら予測加熱後面積Sga、Sgb、・・・は、形状比qrと加熱前面積Ssx(=Ssa、Ssb、・・・)を基準にして式(8) および(9) から求められる。
Sga=qr×Ssa ・・・(8)
Sgb=qr×Ssb ・・・(9)
<被調理物Fx(=Fa、Fb、・・・)と芯温Tiの関係>
図8は、被調理物F、Fxの面積Sの変化と芯温Tiの関係を示している。Lrefは、被調理物Fによる比較情報Frefである。Laは加熱前面積Ssaが比較情報Frefの加熱前面積Ssより小さい場合(Ssa<Ss)の被調理物Fx、Lbは加熱前面積Ssbが比較情報Frefの加熱前面積Ssより大きい場合(Ssb>Ss)の被調理物Fxを示している。
この場合、被調理物F、Fa、Fbが同一の属性を持つことから、形状比qrが共通であり、Lref、La、Lbは同一の傾きとなっている。
よって、被調理物Faでは、加熱中の面積Spaが予測加熱後面積Sgaに到達すれば、芯温Tiが基準温度Trefに到達したと判定でき、同様に、被調理物Fbでは、加熱中の面積Spbが予測加熱後面積Sgbに到達すれば、その芯温Tiが基準温度Trefに到達したと判定できる。
<被調理物Fa、Fbの加熱の良否判定>
加熱中の被調理物Fa、Fbは形状情報である面積変化から芯温Tiを推定し、同様に、形状情報である面積変化から加熱の良否を判定できる。つまり、Ti≧Trefであれば、加熱=良と判定でき、Ti<Trefであれば、加熱=不良と判定できる。
<第1の実施の形態の効果>
この第1の実施の形態によれば、次のいずれかの効果が得られる。
(1) 被調理物Fxと同等の被調理物Fの加熱前面積Ssと、基準温度Trefに昇温させた加熱後面積Sgの形状比qrを求め、被調理物Fxの加熱前面積Ssxをベースに基準温度Trefに昇温時の予測加熱後面積Sgxを演算することができる。
(2) 被調理物Fxの加熱中面積Spxと予測加熱後面積Sgxと比較し、加熱中または加熱後の芯温Tiを推定できる。
(3) 芯温Tiを推定すべき被調理物Fxと同一属性に係る被調理物Fに対する加熱により生じる被調理物Fxの面積変化により容易に芯温Tiを推定できる。
(4) 被調理物Fxの形状情報は画像情報で取得でき、芯温計測の迅速化を図ることができ、調理品の品質の低下を防止できる。
(5) 被調理物Fxの形状情報はカメラ撮影による画像情報により取得でき、加熱中または加熱後の被調理物Fxに非接触で芯温Tiを推定できるので、芯温測定による被調理物の劣化防止を図ることができる。
(6) 被調理物Fxの芯温Tiが所定の基準温度Trefに到達しているか否かを判定でき、加熱の良否判定の迅速化とともに被調理物Fxの安全性を高めることができる。
〔第2の実施の形態〕
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る調理管理システムを示している。図9に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この調理管理システム30は、既述の調理管理方法をコンピュータによる情報処理で実現することができる。
この調理管理システム30は図9に示すように、カメラ32、管理装置34および温度計測部36、調理部38を備える。カメラ32は特定された被調理物F、Fxから形状情報である画像情報を取得する情報取得部の一例であり、被調理物F、Fxから画像情報を取得する。調理部38は被調理物Fxを加熱する加熱部の一例である。
この実施の形態では、カメラ32は、被調理物Fxの調理手段である調理部38の調理庫40に設置されている。調理部38はたとえば、スチームコンベクションオーブンなどの機器であればよい。被調理物F、Fxは、調理容器の一例であるホテルパン42により調理庫40に収容される。
管理装置34は、形状情報から芯温Tiを推定する処理部の一例であり、形状情報により調理中または調理後の被調理物Fxの芯温Tiを推定する。
温度計測部36はたとえば、電子温度計であり、主として被調理物Fから加熱前温度Ts、加熱後温度Tgの取得や、被調理物Fxから加熱前温度Tsxの取得、加熱検証などに用いられる。
<管理装置34のハードウェア>
図10は、管理装置34のハードウェアを示している。図10において、図9と同一部分には同一符号を付してある。
管理装置34には、プロセッサ44、入出力部(I/O)46、記憶部48、操作入力部50、情報提示部52、通信部54が含まれる。
プロセッサ44は記憶部48にあるOS(Operating System)を実行し、既述の情報処理を含む調理管理プログラムを実行する。
I/O46は、プロセッサ44の制御により、情報の入力、情報取出しなどに用いられる。具体的には、カメラ32の制御出力の取出し、カメラ32からの画像情報の取込み、温度計測部36からの温度情報の取込み、情報提示部52への提示情報の出力などが行われる。
記憶部48はROM(Read-Only Memory)、RAM(Random-Access Memory)などの記憶素子を備え、OS、調理管理プログラムなどの各種のプログラムを格納するとともに、比較情報ファイル2(図3)、調理管理ファイル12(図6)などを格納している。
操作入力部50には情報入力に用いられるキーボード、バーコード読取り部、マウス、I/O46に接続された情報端末の他、タッチパネルが含まれる。タッチパネルは情報提示部52の表示画面に設置すればよい。
情報提示部52はたとえば、LCD(Liquid Crystal Display:液晶表示器)で構成され、プロセッサ44の制御により、たとえば、被調理物F、Fxの属性情報、加熱前面積Ss、Ssx、加熱後面積Sg、予測加熱後面積Sgx、形状比qr、計測情報、判定情報などを含む提示情報を提示する。
通信部54はプロセッサ44の制御により、管理センターや携帯情報端末などと無線接続または有線接続により情報の授受を行う。
<管理装置34の情報処理>
被調理物Fからの比較情報Frefの取得処理には既述したように、a)被調理物Fの特定、b)温度情報の取得、c)形状情報の取得、d)加熱前面積Ssの演算、e)Ti=Trefの加熱後面積Sgの演算、f)形状比qrの算出、g)比較情報ファイル2の作成、h)情報の提示などが含まれる。
被調理物Fの芯温Tiの推定処理には既述したように、i)被調理物Fxの特定、j)温度情報の取得、k)形状情報の取得、l)加熱前面積Ssxの演算、m)Ti=Trefの予測加熱後面積Sgxの演算、n)調理管理ファイル12の作成、o)芯温Tiの推定、p)加熱の良否の判定、q)情報の提示などが含まれる。
<被調理物Fからの比較情報Frefの取得処理>
図11は、比較情報Frefの取得処理の処理シーケンスを示している。この処理シーケンスは、本発明の調理管理プログラムまたは温度管理方法の一例である。この処理シーケンスにおいて、Sは、手順または工程を示し、Sに付した番号は手順または工程の順序の一例である。
この処理シーケンスは被調理物Fの温度推定の前工程である。管理装置34は初期設定を行うとともに、被調理物Fの特定を行う(S301)。温度計測部36は被調理物Fの温度計測を行い(S302)、この温度計測部36から管理装置34が温度情報を取得する(S303)。
管理装置34はカメラ32に撮影を指示し(S304)、カメラ32は被調理物Fを撮影する(S305)。管理装置34は加熱前の被調理物Fの画像として加熱前画像Gsを取得する(S306)。管理装置34は加熱前画像Gsから被調理物Fの加熱前面積Ssを演算し(S307)、調理部38に加熱を指示する(S308)。
加熱指示を受けた調理部38は加熱を開始し(S309)、基準温度Trefに昇温するまで被調理物Fを加熱する(S310)。このとき、管理装置34は調理部38に加熱終了を指示し(S311)、調理部38は加熱を終了する(S312)。
管理装置34は、被調理物Fを撮影しているカメラ32から、加熱後の被調理物Fの画像(=加熱後画像Gg)を取得する(S313)。管理装置34は加熱後画像Ggから被調理物Fの加熱後面積Sgを演算する(S314)。これにより、管理装置34は被調理物Fについて、加熱前画像Gsおよび加熱後画像Ggを取得し、これらにより形状比qrを演算し(S315)、比較情報Frefを作成する(S316)。そして、管理装置34は、既述の提示情報を提示し(S317)、被調理物Fからの比較情報Frefの取得処理を完了する。
<比較情報Frefの提示>
図12は、被調理物Fによる比較情報Frefの提示画面を示している。この提示画面は、情報提示部52の画面表示部に提示される。
この提示画面56には被調理物提示部58、形状推移提示部60、温度提示部62、64、判定情報提示部66が含まれる。被調理物提示部58にはプロセッサ44の制御により被調理物Fの名称などの情報が提示される。形状推移提示部60には形状部60−11、60−31、面積部60−12、60−32が設定され、被調理物Fの加熱前画像Gs、加熱後画像Gg、加熱前面積Ss、加熱後面積Sgが提示される。温度提示部62には加熱前温度Tsが提示され、温度提示部64には芯温Tiや基準温度Trefを表す加熱後温度Tgが提示される。判定情報提示部66には加熱の判定結果として加熱の良否が表示される。
<被調理物Fxの芯温Tiの推定>
図13は、被調理物Fxの芯温推定の処理シーケンスを示している。この処理シーケンスは、本発明の調理管理プログラムまたは温度管理方法の一例である。この処理シーケンスにおいて、Sは、手順または工程を示し、Sに付した番号は手順または工程の順序の一例である。
被調理物Fxの芯温Tiの推定前、管理装置34は初期設定を行うとともに、被調理物Fxの特定を行う(S401)。温度計測部36は被調理物Fxの温度計測を行い(S402)、この温度計測部36から管理装置34は温度情報を取得する(S403)。
管理装置34はカメラ32に撮影を指示し(S404)、カメラ32は被調理物Fxを撮影する(S405)。管理装置34は加熱前の被調理物Fxの画像(=加熱前画像Gsx)を取得する(S406)。管理装置34は加熱前画像Gsxから被調理物Fxの加熱前面積Ssxを演算し(S407)、被調理物Fxの予測加熱後面積Sgxを演算する(S408)、管理装置34は調理部38に加熱を指示する(S409)。
加熱指示を受けた調理部38は加熱を開始し(S410)、基準温度Trefに昇温するまで被調理物Fを加熱する(S410)。
管理装置34は、被調理物Fを撮影しているカメラ32から、加熱中の被調理物Fxの画像(加熱中画像Gpx)を取得する(S411)。管理装置34は加熱中画像Gpxから被調理物Fxの加熱中面積Spxを演算する(S412)。管理装置34は加熱中面積Spxと予測加熱後画像Ggxの予測加熱後面積Sgxを比較し、芯温Tiが基準温度Trefに到達しているかを推定する(S413)。この場合、一例として、Spx≦Sgxかを判断してよい。Spx>Sgxであれば、S411〜S413の処理を繰り返し、Spx≦Sgxであれば、Ti≧Trefと推定し、加熱の良否判定を行う(S414)。
このとき、管理装置34は調理部38に加熱終了を指示し(S415)、調理部38は加熱を終了する(S416)。そして、管理装置34は、既述の提示情報を提示し(S417)、被調理物Fからの芯温Tiの推定および加熱の良否判定を完了する。
<芯温情報の提示>
図14は、被調理物Fxの芯温Tiなどの提示画面を示している。この提示画面は、情報提示部52の画面表示部に提示される。
被調理物提示部58にはプロセッサ44の制御により被調理物Fxの名称などの情報が提示される。形状推移提示部60の形状部60−11には加熱前画像Gsx、面積部60−12には加熱前面積Ssx、形状部60−21には加熱中画像Gpx、面積部60−22には加熱中面積Spx、形状部60−31には予測加熱後画像Ggx、面積部60−32には予測加熱後面積Sgxが提示される。温度提示部62には加熱前温度Tsが提示され、温度提示部64には芯温Tiや基準温度Trefを表す加熱後温度Tgが提示される。判定情報提示部66には加熱の判定結果として加熱の良否が表示される。
<第2の実施の形態の効果>
この第2の実施の形態によれば、次のいずれかの効果が得られる。
(1) この実施の形態によれば、既述の被調理物F、Fxの調理管理方法をコンピュータによる情報処理により実現することができる。
(2) この調理管理システムおよび調理管理プログラムによれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
〔第3の実施の形態〕
図15は、第3の実施形態に係る調理機器を示している。図15において、図10と同一部分には同一符号を付してある。
この調理機器68にはたとえば、同一の機器筐体に調理部38および管理装置34が設置される。調理部38は調理制御部70で制御され、この調理制御部70は管理装置34と連結され、管理装置34と統合制御が可能である。
この調理機器68において、管理装置34の構成および機能は第2の実施の形態で説明しているので、その説明を割愛する。
<第3の実施の形態の効果>
この第3の実施の形態によれば、次のいずれかの効果が得られる。
(1) この実施の形態によれば、調理機器68において、既述の被調理物F、Fxの調理管理方法をコンピュータによる情報処理により実現することができる。
(2) この調理機器68によれば、調理管理システムおよび調理管理プログラムにより、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
(3) 調理機器68において調理される被調理物Fxの安全性を高めることができる。
〔第4の実施の形態〕
上記実施形態では、被調理物の形状変化について、画像情報により取得した面積変化を一例として記載している。この形状変化について、被調理物の幅、長さ、周縁長、体積、厚みの変化情報を取得してよい。基準温度まで加熱した被調理物の予測情報を演算し、この予測厚み情報と加熱中情報とを比較して芯温Tiを推定してもよい。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態などについて説明した。本発明は、上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、または発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論である。斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
この発明によれば、被調理物Fxの芯温Tiを形状情報により非接触で推定でき、被調理物Fxの芯温計測の迅速化とともに、安全性を高めることができる。
2 比較情報ファイル
4 番号部
6 被調理物部
8 属性情報部
10 比較情報部
10−1 加熱前面積部
10−2 加熱後面積部
10−3 形状比部
12 調理管理ファイル
14 番号部
16 被調理物部
18 属性情報部
20 加熱前面積部
22 加熱前温度部
24 形状比部
26 予測加熱後面積部
28 計測情報部
28−1 時間部
28−2 面積部
30 調理管理システム
32 カメラ
34 管理装置
36 温度計測部
38 調理部
40 調理庫
42 ホテルパン
44 プロセッサ
46 入出力部(I/O)
48 記憶部
50 操作入力部
52 情報提示部
54 通信部
56 提示画面
58 被調理物提示部
60 形状推移提示部
60−11、60−21、60−31 形状部
60−12、60−22、60−32 面積部
62、64 温度提示部
66 判定情報提示部
68 調理機器
70 調理制御部

Claims (21)

  1. 加熱前、加熱中または加熱後の何れかの被調理物の形状情報を取得する工程と、
    該形状情報により被調理物の芯温を推定する工程と、
    を含むことを特徴とする調理管理方法。
  2. さらに、被調理物を基準温度以上に加熱した場合の予測形状情報を演算する工程と、
    加熱中または加熱後の被調理物から形状情報を取得する工程と、
    該形状情報と前記予測形状情報とを比較することにより、前記被調理物の芯温を推定する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の調理管理方法。
  3. さらに、前記形状情報により加熱の良否を判定する工程を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の調理管理方法。
  4. 前記形状情報は、被調理物から取得した画像情報を含むことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかの請求項に記載の調理管理方法。
  5. さらに、被調理物の属性情報、形状情報、形状比、温度情報または判定情報の何れかまたは二以上を含む提示情報を提示する工程を含むことを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかの請求項に記載の調理管理方法。
  6. 加熱前、加熱中または加熱後の何れかの被調理物の形状情報を取得する情報取得部と、
    前記形状情報により被調理物の芯温を推定する処理部と、
    を備えることを特徴とする調理管理システム。
  7. さらに、前記処理部は、被調理物を基準温度以上に加熱した場合の予測形状情報を演算し、加熱中または加熱後の被調理物から形状情報を取得し、該形状情報と前記予測形状情報とを比較することにより、前記被調理物の芯温を推定することを特徴とする請求項6に記載の調理管理システム。
  8. さらに、前記処理部は、前記形状情報により加熱の良否を判定することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の調理管理システム。
  9. 前記処理部が取得する前記形状情報は、被調理物から取得した画像情報を含むことを特徴とする請求項6ないし請求項8の何れかの請求項に記載の調理管理システム。
  10. さらに、情報提示部を備え、この情報提示部に被調理物の属性情報、形状情報、形状比、温度情報または判定情報の何れかまたは二以上を含む提示情報を提示することを特徴とする請求項6ないし請求項9の何れかの請求項に記載の調理管理システム。
  11. コンピュータによって実現するプログラムであって、
    加熱前、加熱中または加熱後の何れかの被調理物の形状情報を取得する機能と、
    該形状情報により被調理物の芯温を推定する機能と、
    を前記コンピュータに実現させるためのプログラム。
  12. さらに、被調理物を基準温度以上に加熱した場合の予測形状情報を演算する機能と、
    加熱中または加熱後の被調理物から形状情報を取得する機能と、
    該形状情報と前記予測形状情報とを比較することにより、前記被調理物の芯温を推定する機能と、
    を前記コンピュータに実現させるための請求項11に記載のプログラム。
  13. さらに、前記形状情報により加熱の良否を判定する機能を前記コンピュータに実現させるための請求項11または請求項12に記載のプログラム。
  14. さらに、前記形状情報は、被調理物から取得した画像情報を含む請求項11ないし請求項13の何れかの請求項に記載のプログラム。
  15. さらに、情報提示部に被調理物の属性情報、形状情報、形状比、温度情報または判定情報の何れかまたは二以上を含む提示情報を提示させる機能を含む請求項11ないし請求項14の何れかの請求項に記載のプログラム。
  16. 加熱前、加熱中または加熱後の何れかの被調理物の形状情報を取得する情報取得部と、
    前記形状情報により被調理物の芯温を推定する処理部と、
    を備えることを特徴とする機器。
  17. さらに、前記処理部は、被調理物を基準温度以上に加熱した場合の予測形状情報を演算し、加熱中または加熱後の被調理物から形状情報を取得し、該形状情報と前記予測形状情報とを比較することにより、前記被調理物の芯温を推定することを特徴とする請求項16に記載の機器。
  18. さらに、前記処理部は、前記形状情報により加熱の良否を判定することを特徴とする請求項16または請求項17に記載の機器。
  19. 前記処理部が取得する前記形状情報は、被調理物から取得した画像情報を含むことを特徴とする請求項16ないし請求項18の何れかの請求項に記載の機器。
  20. さらに、情報提示部を備え、この情報提示部に被調理物の属性情報、形状情報、形状比、温度情報または判定情報の何れかまたは二以上を含む提示情報を提示することを特徴とする請求項16ないし請求項19の何れかの請求項に記載の機器。
  21. さらに、被調理物を加熱する加熱部を備えることを特徴とする請求項16ないし請求項20の何れかの請求項に記載の機器。
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