JP2003067747A - 食品認識装置ならびに加熱調理器 - Google Patents

食品認識装置ならびに加熱調理器

Info

Publication number
JP2003067747A
JP2003067747A JP2001261415A JP2001261415A JP2003067747A JP 2003067747 A JP2003067747 A JP 2003067747A JP 2001261415 A JP2001261415 A JP 2001261415A JP 2001261415 A JP2001261415 A JP 2001261415A JP 2003067747 A JP2003067747 A JP 2003067747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
food
tableware
electromagnetic field
recognition
recognition device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001261415A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Aono
俊宏 青野
Hideyuki Kimura
秀行 木村
Toshiyuki Aoki
利幸 青木
Masaki Shimozawa
雅規 下澤
Satoru Sannomaru
悟 山王丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Home Tech Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Home Tech Ltd filed Critical Hitachi Home Tech Ltd
Priority to JP2001261415A priority Critical patent/JP2003067747A/ja
Publication of JP2003067747A publication Critical patent/JP2003067747A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単純な手順で食品を確実に認識する装置を実
現する。 【解決手段】 撮影手段1において、食品6及び食品6
が盛付けられた食器8を撮影し、この撮影された画像
と、食器8の外周8aや内部の仕切り8bの形状を表わ
す食器フレームモデル2fのマッチングを食器認識手段
3において行なうことで食器8の位置と向きを推測し、
食品認識手段5において、推測された食器8の領域Sに
食品マップ4mに記憶されている食品6を当てはめるこ
とで各領域Sの食品6を認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影手段によって
撮影された食器や食品の画像を処理し、撮影された食品
の種類を認識する食品認識装置ならびに本装置を応用し
て加熱調理器内の食品を認識し、食品の種類に適した加
熱を行なう加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品を認識する技術に関しては、これま
で主に加熱調理器への応用を対象に考案されてきた事例
がみられる。
【0003】例えば、特開平10−238785号公報
においては、電子レンジの中に置かれた被加熱物の形状
と色彩を画像センサ部によって検出し、その形状と色彩
に関して所定のパターンとのマッチングを行なうことに
より被加熱物の種類を認識している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】食品を認識すること
と、食品の盛付けられた食器を認識することの困難さを
比較すると、食品を認識することのほうが一般に困難で
ある。その理由は、まず、食品は形状が一定しないこと
である。例えば同じ魚の切り身をとって考えてみても、
人間がみれば同じ形だと容易に認識できるが、これを機
械によって同じ形だと認識するのは容易ではない。
【0005】もう一つの理由としては、色は必ずしも食
品を特定するのに有効な情報ではないということであ
る。例えば同じ白でも、白飯もあれば豆腐もあればクリ
ームもあり、これを識別しようとしたらテクスチャや、
艶やなども考慮しなくてはいけないのだが、ここまでの
認識機能を安定に実現できる手法は現在のところ実現さ
れていない。
【0006】一方で、食器は同じ種類のものは同一の形
状をしている。例えばあるお店で販売される焼き魚弁当
を考えれば、中の魚の形状は一定しないが、その容器の
外形や仕切りの形状は同一である。また、ある家庭で用
いられる焼き魚の皿を考えても、焼き魚の形状は毎回変
わるが、皿の形状は一定している。従って、食品に比べ
て食器のほうが機械で認識するのに適している。また、
食器の形状は直線や円弧で構成されることが多く、この
ことも機械で認識することを容易にしている。
【0007】従って、本発明では、単純な方法で、安定
的に食品を認識する装置を実現することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、撮影手段にお
いて食品及び食品が盛付けられた食器を撮影し、この撮
影された画像と、食器の外周や内部の仕切りの形状を表
わす食器フレームモデルのマッチングを食器認識手段に
おいて行なうことで食器の位置と向きを推測し、食品認
識手段において、推測された食器の領域に食品マップに
記憶されている食品を当てはめることで各領域の食品を
認識するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施例について図面を参
照して説明する。
【0010】図1は本発明の一実施形態例の構成図を示
すもので、8は食器である。この食器8は外周8aと仕
切り8bから構成されている。6は食器8に盛付けられ
た食品である。実施例では、食品6は仕切り8bが設け
られている食器8に食品6a、6b、6cが盛付けられ
ている。
【0011】本発明は、食品6及び食品6が盛付けられ
た食器8を撮影する撮影手段1と、食器8の外周8aと
仕切り8bの形状を記憶する食器フレームモデル記憶手
段2と、撮影された画像に食器フレームモデル記憶手段
2の情報を当てはめることで食器8の位置と向きを推測
する食器認識手段3と、食品6が盛付けられている食器
8上における食品6の領域Sを記憶する食品マップ記憶
手段4と、食器認識手段3によって推測された食器8上
の各領域Sに盛付けられている食品6の種類を、食品マ
ップ記憶手段4の情報を検索することで認識する食品認
識手段5から構成される。
【0012】ここでは、食器フレームモデル記憶手段2
の食器フレームモデル2fと、食品マップ記憶手段4の
食品マップ4mという2種類の予め記憶しておくべき情
報について説明した後、食器認識手段3と食品認識手段
5という2つの処理手段について説明する。
【0013】食器フレームモデル2fは、食器8の外周
8aと仕切り8bの形状を記述するモデルで、各食器8
毎に、例えば図2(a)に示すようなL1、L2、・・
・の形式の形状データが記述されている。このL1、L
2、・・・は外周8a或いは仕切り8bを形成する線分
Lを示し、始点終点の座標を指定することで表される。
例えば図2(b)で示すように線分L1は(20,3
0)−(30,40)として表す。
【0014】また、図2(a)に示すようなS1、S
2、・・・は食器8上の領域Sを示し、取り囲む線分L
を指定することで表される。図2(a)で示すように関
連線分LであるL1、L2、L3、L4、L5として表
す。実施例における食品6ごとの領域Sを表したものが
図2(c)である。
【0015】食品マップ4mには、食器8毎に、食器8
上の領域Sとそこに盛付けられている食品6の対応関係
が記述されている。食品マップ4mの一例を図3に示
す。
【0016】本発明を、例えばコンビニエンスストアの
弁当(図示せず)を食品6毎に分別して加熱することに
用いようとしたら、新しい弁当が追加されるたびに、上
記の2種類の情報は入力されなくてはならない。これ
は、例えば食器フレームモデル2fの作成は弁当(図示
せず)の開発業者がCADデータから変換しても良い
し、物差しで寸法を測って作成しても良い。作成された
食器フレームモデル2fと食材マップ4mは、例えばI
Cカード(図示せず)のようなメディアで各コンビニエ
ンスストアに配布されても良いし、あるいは、インター
ネット経由で配布されても良い。
【0017】以上で、予め入力しておくべき情報の説明
を終わる。次に、2つの処理手段の働きについて説明す
る。
【0018】食器認識手段3では、撮影された画像に、
食器フレームモデル2fを当てはめることで食器8の位
置と向きを推測する。この方法の具体的な一例を図4の
フローチャートを用いて説明する。
【0019】図5に示すような撮影された画像からは、
図6に示すようなエッジが抽出される(ステップ40
1)。エッジとは、色の濃淡が変化している部分で、こ
れを抽出することで、食器8の外周8aや仕切り8b、
食品6a、6b、6cの色の変化している部分が抽出で
きる。
【0020】抽出されたエッジ画像は、図7に示すよう
にいくつかのエリアa(図7の例では縦5列×横5列の
25エリア)に分割され、各エリアaから図8に示すよ
うに線分Lxが抽出される(ステップ402)。線分L
xを抽出する方法の一例としては、ハフー変換と呼ばれ
る、画像処理では広く用いられている方法がある。
【0021】この抽出された線分Lxは、食器8の食器
フレームモデル2fを構成する線分Lかもしれないし、
食品6を構成する線分Laであるかもしれない。一般的
に、食器8の食器フレームモデル2fを構成する線分L
は、食品6を構成する線分Laより長くてはっきりして
いると考えられるので、抽出された線分Laを、指標
【0022】
【数1】
【0023】に従って並べ、大きい方から一定割合のも
のを選択する(ステップ403)。選択の結果残った線分
Laの一例を図9に示す。この割合は、食器8が撮影さ
れた画像のなかに占める大きさに依存するものである
が、それほど微妙な調整は要しないので、いくつかの食
器8について選択する割合と再現されるフレームの形状
の関係を調べてみて、最もフレームが良く再現される選
択の割合を使用する。
【0024】線分Laが選択されたら、この線分Laに
基づいて評価関数場を作成する(ステップ404)。これ
は図10に示すように、線分La上の点の評価関数は1
とし、距離に従って評価関数が減衰し、十分遠いところ
では評価関数値が0となるように評価関数を定義するこ
とで作成される。このように幅を持たせた評価関数場と
するのは、線分Laの抽出の際に入る誤差に対して確実
に食器フレームモデル2fのマッチングを行なえるよう
にするためである。作成された評価関数場の一例を図1
1に示す。ここでは、評価関数値が1のところを実線で
示し、0.5のところを破線、0になるところを点線で
示す。
【0025】撮影画像から抽出された線分Laに基づき
評価関数場が作成されたら、作成された評価関数場と食
器フレームモデル2fのマッチングを行なう(ステップ
405)。これは、食器フレームモデル2fの外周8a
や仕切り8bの線分L上の点の評価関数の合計を計算
し、この合計が最大になるように食器フレームモデル2
fの位置と向きを調節することである。位置と向きの調
節方法は、例えば、撮影手段1の全ての画素を1画素ず
つスキャンし、向きは360°を1°ずつスキャンし、
それぞれの場合についてフレームの下の評価関数の合計
値を求めると言う方法でも良いし、計算時間を節約する
ために、位置を数画素ずつスキャンしても良いし、角度
を数度ずつスキャンしても良い。このマッチングの結果
を図12に示す。太い実線がマッチングされる食器フレ
ームモデル2fである。このマッチングによって求めた
評価関数の合計値が最大となる位置と向きが、食器8の
位置と向きである。
【0026】これが食器認識手段3による食器8の位置
と向きの推定方法である。
【0027】こうして食器8の位置と向きが推定された
ら、食品マップ記憶手段4から食品マップ4mを検索す
ることで、食器8上の各領域Sに盛付けられた食品6を
認識する。食品6を認識した結果を図13に示す。
【0028】以上のように、撮影画像と食器フレームモ
デル2fのマッチングをとり、食器8の位置と向きを推
定し、食器8とそれに盛付けられる食品6の対応関係を
検索することで食品6の認識が行なえる。この方法で
は、食品6そのものを認識するのではなく、まず食器8
を認識しておいてから食器8の各領域Sに食品6を割り
付けるので、単純な方法で確実な食品6認識が可能とな
る。
【0029】以上で第1の実施の形態の説明を終える。
次に、食器フレームモデル2fに記憶された食器8の種
類が複数ある場合の実施の形態について説明する。
【0030】この場合の構成は図1に示される第1の実
施の形態の構成と同じであるが、食器認識手段3の働き
が異なる。食器認識手段3の働きを図14のフローチャ
ートに従い説明する。
【0031】撮影された画像からエッジを抽出し、線分
Laを抽出・選択し、評価関数場を作成するところ(ス
テップ404)までは、図4に示される第1の実施形態
のフロート同じである。
【0032】撮影された画像に基づく評価関数場が作成
されたら、各食器8の種類ごとに食器フレームモデル2
fとマッチングを行なう(ステップ1405)。各食器8
ごとに食器8の位置と向きを推定し、さらに評価関数の
和を計算する。これを用いて、評価関数の和が最大にな
るのが撮影されている食器8であると認識し(ステップ
1406)、この食器フレームモデル2fを用いたとき
の位置と姿勢を、撮影されている食器8の位置と姿勢で
あると認識する(ステップ1407)。このようにするこ
とで、撮影されている食器8が事前に特定できない場合
でも、食器8の種類と位置、向きの推定は可能となる。
【0033】以上で第2の実施形態の説明を終える。
【0034】ところで、コンビニエンスストアの電子レ
ンジ(図示せず)の庫内の食品6の認識に本発明を適用
しようとした場合、会計システムのバーコードリーダ
(図示せず)から食器8の種類が特定できる場合があ
る。この場合の実施形態を第3の実施形態として説明す
る。この形態での構成を図15に示す。この構成は、図
1に示す第1の実施形態の構成に、食器種類入力手段7
を追加したものである。この場合の食器8の位置を向き
を推定する手順を図16に示す。撮影された画像からエ
ッジを抽出し、線分Laを抽出・選択し、評価関数場を
作成するところ(ステップ404)までは、図4に示され
る第1の実施形態のフロート同じである。
【0035】撮影画像に基づく評価関数場が作成された
ら、食器種類入力手段7より食器8の種類を入力し(ス
テップ1605)、この食器8の食器フレームモデル2
fを選択し、この食器フレームモデル2fに基づいて評
価関数場と食器フレームモデル2fのマッチングを行な
い、食器8の位置と向きの推定を行なう(ステップ16
06)。このようにすることで、第2の実施形態で全て
の食器8のフレームモデル2fについてマッチングを行
なっていたのに比べると、少ない計算量で食器8の位置
と向きの推定が可能となり、食品6の認識全体の計算量
も削減できる。
【0036】以上で、第3の実施形態の説明を終える。
【0037】次に、第4の実施形態について説明する。
【0038】これは、仕切りのない食器8上の食品6を
認識する場合の実施形態である。家庭で用いられる食器
8は、通常仕切り8bがないので、領域Sを認識しても
意味がないが、食器8によって盛付けられる食品6はあ
る程度決まっている。例えばご飯用の茶わんには、白飯
や豆ご飯など、ご飯類がもられ、これらを電子レンジで
加熱する際の目標温度はほぼ同じである。また、カップ
にしても、牛乳なり、コーヒーなり、スープが盛られる
が、これらの目標温度もほぼ一定である。従って、食器
8の種類が特定できれば食品6のおおまかな種類が特定
できる。
【0039】この実施形態の構成は図1に示される第1
あるいは第2の実施形態のものと同一である。
【0040】食器フレームモデル2fは、図2に示され
るようなモデルから、内部の仕切り8bがない単一領域
Sのものが食器8ごとに用意されている。また、食品マ
ップ4mは、図3に示す食品マップ4mで特に単一領域
Sのものが食器8ごとに用意されている。
【0041】食品6の認識の手順は、図17に示す。こ
れは、図14に示す第2の実施形態の場合と同じように
食器8ごとの食器フレームモデル2fとマッチングを行
ない(ステップ1405)、食器8ごとの評価関数の総和
の比較を行なう(ステップ1406)。比較の結果、最も
大きい評価関数の総和となる食器8を現在撮影されてい
る食器8であると認識する(ステップ1707)。この認
識結果に基づいて、食品マップ記憶手段4を検索し、食
器8に盛られている食品6を認識する。
【0042】このようにすることで、特に食器8に仕切
り8bがない場合でも食品6の認識が可能となる。
【0043】以上で、第4の実施形態の説明を終わる。
【0044】ここまでは、食品認識装置に関する実施形
態についての説明であったが、ここからは食品認識装置
を応用した加熱調理器の実施形態を説明する。
【0045】第1から第3の実施形態の食品認識装置を
用いた加熱調理器を第5の実施形態として説明する。こ
の実施形態の構成を図18に示す。この実施形態は、第
1から第3の実施形態の食品認識装置1801と、食品
6毎の目標加熱温度を記憶する目標温度テーブル180
2と、食品6の温度を計測する食品温度計測手段108
5と、食品6を加熱するための電磁場を発生する電磁場
発生手段1803と、各食品6を目標温度まで加熱する
ように電磁場の分布と継続時間を制御する電磁場制御手
段1804からなる。
【0046】本実施形態では、食品認識装置1801に
より食品6の種類が認識されると、目標温度テーブル1
802を参照し、食品6毎の目標加熱温度を検索する。
加熱室10内に複数の食品6が配置されている場合は、
各々の食品6を認識し、食品6毎に目標加熱温度を検索
する。食品温度計測手段1805では、食品6毎の温度
を計測し、電磁場制御手段1804では、全ての食品6
の温度が目標温度に達するまで、食品6に与えるべき電
磁場の分布と継続時間を計算し、電磁場発生手段180
3を制御する。この加熱室10内では、加熱される食品
6毎に与えられる電磁場の強さと時間が制御され、同じ
加熱室10内でも食品6毎に異なる温度に加熱すること
が可能となる。
【0047】以上で第5の実施形態の説明を終わる。
【0048】第6の実施形態は、仕切り8bのない食器
8に食品6が盛付けられている場合に、加熱室10内の
食品6全体を一様に加熱するが、食品6の種類によって
加熱時間を自動的に設定できるようにしようというもの
である。
【0049】この場合の構成は図18に示す第5の実施
形態の構成と同じであるが、食品認識装置1801は第
4の実施形態の食品認識装置を用いる。
【0050】本実施形態では、食品認識装置1801に
より、加熱室10内に配置された一種類の食品6が認識
されると、目標温度デーブル1802を参照し、目標加
熱温度が検索される。食品温度計測手段1805は加熱
室10内の温度を計測し、電磁場制御手段1804は計
測温度が目標温度に到達するまで電磁場発生手段180
3が電磁場を発生するように制御し、食品6の加熱を行
なう。
【0051】こうすることによって、加熱時間を入力し
なくても自動的に食品6を認識し、それに適した加熱を
行なうことができる。
【0052】以上で第6の実施形態の説明を終わる。
【0053】第5、第6の実施形態は、食品6の温度を
計測し、目標温度に到達するまで電磁場を発生するもの
であるが、食品6ごとの目標加熱時間を予め保持してお
いて、この時間に至るまで電磁場を発生することで食品
6を目標温度に加熱しようと言うのが第7の実施形態で
ある。
【0054】本実施形態の構成を図19に示す。この実
施形態は、図18に示す第5、第6の実施形態の構成か
ら、目標温度テーブル1802と食品温度計測手段18
05を取り除き、かわりに加熱時間メモリ1902を備
えたものである。
【0055】この実施形態では、食品認識装置1801
によって加熱室10内の食品6の種類を認識し、認識結
果に従い加熱時間メモリ1902を参照し、目標加熱時
間を決定する。電磁場制御手段1804では、この目標
時間に至るまで電磁場発生手段1803より電磁場を発
生し、食品6を加熱する。この実施形態では、加熱室1
0内の食品は1種類でも複数種類でも良く、複数種類の
場合は食品6ごとに加熱時間を設定し、1種類のときは
全体を目標加熱時間まで加熱する。このようにすること
で、加熱時間を入力しなくとも食品6に適した加熱が行
なえる。
【0056】以上で第7の実施例の説明を終わる。
【0057】以上、本発明によって、食器8を認識する
ことでそれに盛られた食品6を認識することが出来る。
これは、食品6そのものを認識するより、単純な方法で
実現でき、確実性も高い。また、この食品6を認識する
装置を加熱装置に適用することで、食品6の認識結果に
応じて食品6に適した加熱が実現できるようになる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、食器の位置と向き、必
要に応じて種類を認識し、その結果を用いてその上に盛
付けられた食品を認識することで、食品そのものを認識
するより簡単な方法で、かつ確実に食品の認識が行なえ
るようになる。これは、食品認識装置の調整やメンテナ
ンスの簡明化につながり、誤認識率の低下にも寄与す
る。また、あらたな食品の追加のような場合でも、食品
に関する情報を簡単に追加でき、システムの拡張性も高
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食品認識装置の一実施形態例の構成図
である。
【図2】食器フレームモデル記憶手段のデータ構造の一
例を示す図である。
【図3】食品マップ記憶手段のデータ構造の一例を示す
図である。
【図4】本発明における食器認識手段の動作手順の一例
を示す図である。
【図5】撮影手段により撮影された画像の一例を示す図
である。
【図6】エッジ抽出の結果の一例を示す図である。
【図7】いくつかのエリアに分割されたエッジ抽出結果
の一例を示す図である。
【図8】線分抽出の結果の一例を示す図である。
【図9】線分選択の結果の一例を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態における評価関数の一例
を示す図である。
【図11】本発明の一実施形態における評価関数場の一
例を示す図である。
【図12】食器フレームモデルをマッチングした結果の
一例を示す図である。
【図13】本発明の一実施形態における食品認識結果の
一例を示す図である。
【図14】本発明における食器認識手段の動作手順の一
例を示す図である。
【図15】本発明の食品認識装置の一実施形態例の構成
図である。
【図16】本発明における食器認識手段の動作手順の一
例を示す図である。
【図17】本発明における食器認識手段の動作手順の一
例を示す図である。
【図18】本発明の加熱調理器の一実施形態例の構成図
である。
【図19】本発明の加熱調理器の一実施形態例の構成図
である。
【符号の説明】
1・・・撮影手段 2・・・食器フレームモデル記憶手段 3・・・食器認識手段 4・・・食品マップ記憶手段 5・・・食品認識手段 6・・・食品 7・・・食器種類入力手段 8・・・食器 8a・・外周 8b・・仕切り S・・・領域 1801・・食品認識装置 1802・・目標温度テーブル 1803・・電磁場発生手段 1804・・電磁場制御手段 1805・・食品温度計測手段 1902・・加熱時間メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24C 7/02 345 F24C 7/02 345J G06T 1/00 280 G06T 1/00 280 H05B 6/68 320 H05B 6/68 320U (72)発明者 下澤 雅規 千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日 立ホームテック内 (72)発明者 山王丸 悟 千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日 立ホームテック内 Fターム(参考) 3K086 AA01 AA10 BA08 BB10 CA09 CA20 CB04 CB05 CC01 CD04 3L086 AA01 CA04 CA07 CB05 CB20 CC07 DA29 DA30 5B057 BA02 CA12 CA16 DC16 DC36 5L096 CA02 FA03 HA09 JA11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品(6)及び食品(6)が盛付けられ
    た食器(8)を撮影する撮影手段(1)と、食器(8)
    の外周(8a)や内部の仕切り(8b)の形状を記憶す
    る食器フレームモデル記憶手段(2)と、前記撮影手段
    (1)で撮影された食器(8)等の画像に前記食器フレ
    ームモデル記憶手段(2)の情報とマッチングを行なう
    ことで食器(8)の位置と向きを推測する食器認識手段
    (3)と、食品(6)が食器(8)のどの領域(S)に
    配置されるかという情報を記憶する食品マップ記憶手段
    (4)と、推測された食器(8)上の領域(S)の位置
    に食品マップ記憶手段(4)に記憶されている食品
    (6)を当てはめることで各領域(S)の食品(6)を
    認識する食品認識手段(5)とからなることを特徴とし
    た食品認識装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の食品認識装置において、
    食器フレームモデル記憶手段(2)に記憶される食器
    (6)の種類が複数の場合、食器認識手段(3)では食
    器(6)の位置と向きに加えて食器(6)の種類も認識
    することを特徴とした食品認識装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の食品認識装置において、
    食器(6)の種類を入力する食器種類入力手段(7)を
    追加して、食器認識手段(3)では入力された食器
    (8)の種類に基づいて、食器(8)の位置と向きを認
    識することを特徴とした食品認識装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の食品認識装置において、
    食器フレームモデル記憶手段(2)に記憶されている食
    器(8)は、この食器(8)の仕切り(8b)のないも
    ので、食器認識手段(3)は食器(8)の位置と種類、
    あるいは種類のみを認識し、食品マップ記憶手段(4)
    には食器(8)とその食器(8)に盛りつけられる食品
    (6)の対応関係が記憶されており、食品認識手段
    (3)では食品マップ記憶手段(4)からの情報を参照
    することで食器(8)の種類に対応する食品(6)を特
    定することを特徴とした食品認識装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から3記載の食品認識装置と、
    食品(6)ごとの目標加熱温度を記憶する目標温度テー
    ブル(1802)と、食品(6)の温度を計測する食品
    温度計測手段(1805)と、食品(6)を加熱するた
    めの電磁場を発生する電磁場発生手段(1803)と、
    各食品(6)を目標温度まで加熱するように電磁場の分
    布と継続時間を制御する電磁場制御手段(1804)と
    からなることを特徴とした加熱調理器。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の食品認識装置と、食品
    (6)ごとの目標加熱温度を記憶する目標温度テーブル
    (1802)と、食品(6)の温度を計測する食品温度
    計測手段(1805)と、食品(6)を加熱するための
    電磁場を発生する電磁場発生手段(1803)と、各食
    品(6)を目標温度まで加熱するように電磁場の継続時
    間を制御する電磁場制御手段(1804)とからなるこ
    とを特徴とした加熱調理器。
  7. 【請求項7】 請求項5ないしは6記載の加熱調理器に
    おいて、目標温度テーブル(1802)と食品(6)の
    温度を計測する手段の代わりに、認識した食品(6)の
    種類に応じて電磁場の継続時間を記憶する加熱時間メモ
    リ(1902)を備えることを特徴とした加熱調理器。
JP2001261415A 2001-08-30 2001-08-30 食品認識装置ならびに加熱調理器 Pending JP2003067747A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001261415A JP2003067747A (ja) 2001-08-30 2001-08-30 食品認識装置ならびに加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001261415A JP2003067747A (ja) 2001-08-30 2001-08-30 食品認識装置ならびに加熱調理器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003067747A true JP2003067747A (ja) 2003-03-07

Family

ID=19088465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001261415A Pending JP2003067747A (ja) 2001-08-30 2001-08-30 食品認識装置ならびに加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003067747A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006153430A (ja) * 2004-10-25 2006-06-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加熱調理器およびそのプログラム
JP2013152673A (ja) * 2012-01-26 2013-08-08 Toyota Motor Corp 物体認識装置、認識方法、及び認識プログラム
WO2016199378A1 (ja) * 2015-06-12 2016-12-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 加熱調理器
CN108174470A (zh) * 2017-12-20 2018-06-15 广东美的厨房电器制造有限公司 一种烹饪设备的控制方法、装置及烹饪设备
KR101884752B1 (ko) * 2017-08-16 2018-08-29 자이글주식회사 어육류 조리시 탄화 시점 관리 서비스 제공 시스템 및 그 구동방법, 조리관리 서비스 제공서버
CN109166054A (zh) * 2017-08-16 2019-01-08 嘉易烤株式会社 烹饪鱼肉类时碳化时点管理服务提供系统
WO2019208284A1 (ja) * 2018-04-25 2019-10-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 加熱調理器
CN113536014A (zh) * 2021-06-30 2021-10-22 杭州电子科技大学 一种融合容器信息的菜品信息检索方法

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006153430A (ja) * 2004-10-25 2006-06-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加熱調理器およびそのプログラム
JP2013152673A (ja) * 2012-01-26 2013-08-08 Toyota Motor Corp 物体認識装置、認識方法、及び認識プログラム
US10674568B2 (en) 2015-06-12 2020-06-02 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Heating cooker
WO2016199378A1 (ja) * 2015-06-12 2016-12-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 加熱調理器
JPWO2016199378A1 (ja) * 2015-06-12 2018-04-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 加熱調理器
KR101884752B1 (ko) * 2017-08-16 2018-08-29 자이글주식회사 어육류 조리시 탄화 시점 관리 서비스 제공 시스템 및 그 구동방법, 조리관리 서비스 제공서버
CN109166054A (zh) * 2017-08-16 2019-01-08 嘉易烤株式会社 烹饪鱼肉类时碳化时点管理服务提供系统
WO2019035587A1 (ko) * 2017-08-16 2019-02-21 자이글 주식회사 어육류 조리시 탄화 시점 관리 서비스 제공 시스템
JP2019034140A (ja) * 2017-08-16 2019-03-07 ザイグル カンパニー リミテッド 魚肉類調理時炭化時点管理サービス提供システム
CN108174470A (zh) * 2017-12-20 2018-06-15 广东美的厨房电器制造有限公司 一种烹饪设备的控制方法、装置及烹饪设备
CN108174470B (zh) * 2017-12-20 2021-05-18 广东美的厨房电器制造有限公司 一种烹饪设备的控制方法、装置及烹饪设备
WO2019208284A1 (ja) * 2018-04-25 2019-10-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 加熱調理器
CN112005054A (zh) * 2018-04-25 2020-11-27 松下知识产权经营株式会社 加热烹调器
JPWO2019208284A1 (ja) * 2018-04-25 2021-04-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 加熱調理器
CN112005054B (zh) * 2018-04-25 2023-02-28 松下知识产权经营株式会社 加热烹调器
CN113536014A (zh) * 2021-06-30 2021-10-22 杭州电子科技大学 一种融合容器信息的菜品信息检索方法
CN113536014B (zh) * 2021-06-30 2023-09-01 青岛中科英泰商用系统股份有限公司 一种融合容器信息的菜品信息检索方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11618155B2 (en) Multi-sensor array including an IR camera as part of an automated kitchen assistant system for recognizing and preparing food and related methods
CN111684368B (zh) 基于成分识别的食物制备方法和系统
WO2018217230A1 (en) Thermal imaging cooking system
JP6704125B2 (ja) 加熱調理器
US20070114224A1 (en) Ingredient cooking-operation recognition system and ingredient cooking-operation recognition program
CN106326794A (zh) 一种烹饪系统、终端、服务器及烹饪方法
WO2010012340A1 (en) Oven and method of operating the same
JP2010061382A (ja) 自動レシピ作成装置およびプログラム
JP3036671U (ja) 加熱調理器
JP2003067747A (ja) 食品認識装置ならびに加熱調理器
CN108932512A (zh) 一种冰箱食材录入方法
JP6972481B2 (ja) 食事の識別システムと識別方法及び識別プログラム
CN107095590A (zh) 烹饪方法及装置
CN110222720A (zh) 一种具有短视频获取功能的烹饪设备
US20220357043A1 (en) Method and system for controlling an oven, and oven for heating food items
CN110909833A (zh) 食材烹饪方法、设备及计算机可读存储介质
JP2020139866A (ja) 温度計測装置、加熱調理器、および温度計測方法
JPH0544941A (ja) 調理器
JP2020128824A (ja) 調理管理の方法、システム、プログラム、および機器
CN111419096A (zh) 一种食物加工的方法、控制器及食物加工设备
JP6569307B2 (ja) 画像処理装置及びプログラム
CN107157231B (zh) 一种数字碗及其控制方法
CN111329324A (zh) 一种煲汤机的煲汤控制方法、装置、存储介质及煲汤机
JPH06229557A (ja) 調理器具
CN111160168A (zh) 烹饪箱内部食物的识别方法、识别装置、计算机存储介质