JP2020126700A - 火災感知器 - Google Patents
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Abstract
Description
一方、近年、機器固有の識別情報を位置検出用の情報として無線により発信する情報発信モジュールが建物に設置されることがある。このような位置検出システムでは、複数の情報発信モジュールの各識別情報と各設置位置とを対応付けたマップ情報が予め用意され、端末装置に与えられる。そして、端末装置が建物内で情報発信モジュールから識別情報を受信することで、受信した識別情報とマップ情報とから建物内で位置を検出するのに利用される。
本発明者らは、情報発信モジュールを火災感知器に内蔵させることで、情報発信モジュール専用の設置箇所を別途設けることなく、複数の情報発信モジュールを建物の適切な位置に適切な間隔で配置できることを検討した。
その結果、何ら工夫なく、火災感知器に情報発信モジュールを内蔵させると、情報発信モジュールの取外しおよび取付けを容易に行うことができなくなるという課題が生じることが明らかとなった。
また、情報発信モジュールの組み込み方によっては、信号の電波強度が大きく減衰したり、所望の信号の指向性が得られないなどの課題も生じる。
被取付部に取付けられる火災感知器において、
火災を感知する感知手段と、
無線により位置検出用の情報を発信し、第一ユニットと第二ユニットとの2つのユニットからなる情報発信モジュールと、
前記感知手段を保持する本体ケースと、
を備え、
中心部に前記感知手段が配置され、前記中心部の外周部に前記情報発信モジュールの収容部が配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、情報発信モジュールの収容部は、当該情報発信モジュールを予め定められた位置で着脱自在に保持することができる。
この構成によれば、化粧カバーを着脱することで、容易に情報発信モジュールの取外しおよび取付けを行うことができる。このとき、感知手段は本体ケースに保持されており、感知手段への影響が生じ難い。また、情報発信モジュールは、化粧カバーと本体ケースとの間に収容されるので、火災感知器の大型化を抑制でき、均整のとれた火災感知器の外観を実現できる。
この構成によれば、本体ケースを着脱することで、容易に情報発信モジュールの取外しおよび取付けを行うことができる。このとき、感知手段は本体ケースに保持されており、感知手段への影響が生じ難いので、火災感知機能の信頼性が低下することはない。また、情報発信モジュールは、本体ケースのうちの被取付部側に収容されるので、火災感知器の大型化を抑制でき、均整のとれた火災感知器の外観を実現できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態のうちの第1実施形態に係る火災感知器を示す分解斜視図である。図2は、第1実施形態の火災感知器を示す縦断面図である。
第1実施形態の火災感知器100は、感知器ベース110と、回路基板112と、暗箱基台114と、防虫網116と、暗箱118と、感知器カバー120と、例えばビーコンのような情報発信モジュール122と、蓋体124とを備えている。
暗箱基台114と暗箱118と回路基板112上の素子および回路が、本発明に係る検知部、すなわち火災を感知する感知手段としての検知部の一例に相当する。
また、感知器カバー120が、感知手段を保持する本体ケースに相当する。
また、蓋体124が、本体ケースに着脱可能であり、当該本体ケース側に情報発信モジュール122の収容部を形成するカバー部材に相当する。
回路基板112は、火災検知用の回路および火災報知用の送信回路を搭載している。具体的には、回路基板112には、火災検知用の発光素子、受光素子、火災報知の信号を出力する信号処理回路、並びに、動作状態を表示するための発光素子などが実装される。回路基板112は、例えば感知器ベース110に止着される。
防虫網116は、暗箱118の横方を覆って小さな虫または塵が検知室へ進入するのを抑止する。防虫網116は、例えば暗箱118に固定される。
蓋体124は、感知器カバー120に着脱可能にされて、感知器カバー120に取り付けられたときに感知器カバー120の開口部120aを塞ぐものである。蓋体124は、暗箱118の底面部118aと間隔を開けて感知器カバー120に取り付けられる。このときの底面部118aと蓋体124との間の空間が情報発信モジュール122の収容部(モジュール収容部)131(図2を参照)となる。
また、情報発信モジュール122は、例えば蓋体124上にネジ等により止着されるようにしてもよい。
続いて、蓋体124を感知器カバー120に着脱可能とする構造について説明する。図1および図3に示すように、蓋体124には複数の係止片124bが設けられ、各係止片124bの先端部には外方を向いた係止爪124cが設けられる。一方、感知器カバー120の開口部120aの内周部120a1には、複数の係止片124bに対応する各位置に、係止爪124cを通過させる縦溝120dと、係止爪124cを係止させる横溝120eとが設けられる。縦溝120dおよび横溝120eは、本発明に係る係止部の一例に相当する。縦溝120dおよび横溝120eは、導光散乱部材121の内周面に面するように設けられた第2壁部120nの内周側に設けられている。
情報発信モジュール122は、蓋体124と暗箱118の底面部118aとの間の収容部(モジュール収容部)131(図2を参照)に収容される。収容された状態で、情報発信モジュール122は、底面部118aの凹部118cと蓋体124の凹部124aとに遊嵌されて、向きが規定され、且つ、安定的に保持される。
また、情報発信モジュール122が保持された状態で、蓋体124を感知器カバー120から外すことで、暗箱118、暗箱基台114、および防虫網116を固定したまま、情報発信モジュール122を組み外すことが可能である。
したがって、情報発信モジュール122の取外しおよび取付けを、火災感知器100の火災検知機能の信頼性を低下させずに容易に行うことができる。また、情報発信モジュール122は、感知器カバー120の中央下方の開口部120aにおいて、暗箱118の底面部118aと蓋体124とに挟まれて収容されるので、火災感知器の大型化を抑制でき、均整のとれた火災感知器の外観を維持することができる。
火災を感知する感知手段と、
無線により位置検出用の情報を発信する情報発信モジュールと、
前記感知手段を保持する本体ケースと、
前記本体ケースに着脱可能であり、当該本体ケース側に前記情報発信モジュールの収容部を形成するカバー部材と、
を備えることを特徴とする。
検知室および前記検知室の下方を覆う底面部を有し、横方から前記検知室へ気体を導入して火災に関する検知を行う前記感知手段としての検知部と、
中央下方に開口部を有し、前記開口部に前記検知部の前記底面部を露出させた状態で前記検知部を保持する前記本体ケースとしての感知器カバーと、
前記感知器カバーに着脱可能であり、前記開口部を覆って前記検知部の前記底面部との間に前記収容部を形成する前記カバー部材としての蓋体と、
を備え、
前記蓋体の着脱により、前記検知部が前記感知器カバーに保持された状態のまま、前記情報発信モジュールを前記収容部に出し入れ可能であるとよい。
この構成によれば、凹部により情報発信モジュールを安定的に保持することができる。
前記蓋体および前記底面部のうち少なくとも何れか一方には、前記情報発信モジュールの一部と係合して前記電源部が前記アンテナ部より上方に位置するように前記情報発信モジュールの向きを規定する係合部が設けられているとよい。
この構成によれば、情報発信モジュールを取り付ける際に、情報発信モジュールの向きを規定することができる。これにより、情報発信モジュールから建物内の火災感知器が設置された空間へ安定的に電波を発信することが可能となる。
前記検知部の動作状態を表示する発光素子と、
前記発光素子の光を導いて外部に放出するリング状の導光散乱部材とをさらに有し、
前記感知器カバーは、前記導光散乱部材から散乱した光を反射する壁部を有し、
前記壁部の前記開口部側に前記蓋体が着脱可能に係止される係止部が設けられているとよい。
この構成によれば、リング状の導光散乱部材により、情報発信モジュールとの干渉を回避して、検知部の動作状態を表示することができる。また、導光散乱部材の散乱光が火災感知器の内方へ散乱するのを低減する壁部を利用して、蓋体を着脱可能に係合することができる。
前記検知室および前記底面部を有し横方から煙を導入可能な暗箱と、
前記暗箱と組み合わされて前記検知室の上方を覆う暗箱基台と、
前記暗箱の横方を覆う防虫網と、
を有し、
前記暗箱が前記感知器カバーに保持されて前記暗箱基台と前記防虫網とが固定されたまま、前記蓋体が前記感知器カバーから着脱可能である構成とするとよい。
この構成によれば、情報発信モジュールの組み外しおよび組み付けの際に、暗箱基台と暗箱との位置ズレが生じたり、暗箱内に小さな虫や塵が侵入したりすることが生じ難くい。よって、情報発信モジュールの着脱を火災感知器の信頼性を低下させずに容易に行うことができる。
本発明の火災感知器は、第2実施形態の火災感知器200のように、着脱可能で別体に設けられた感知器ベースを介することなく、建物の天井等の取付個所(被取付部P)に一体的な構成のまま取付けられる火災感知器であってもよい。以下、第1実施形態と同様の構成を有する部分については同じ符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
図5は、本発明の実施の形態のうちの第2実施形態に係る火災感知器200の一例を示す分解斜視図である。図6は、火災感知器200の本体ケース10を示すもので、(a)はその平面図、(b)は斜視図である。図7は、火災感知器200の回路用の基板30を示すもので、(a)はその下面図、(b)は上面図である。図8は、火災感知器200の蓋40を示すもので、(a)はその上面図、(b)は下面図である。
本体ケース10は、基板30を収容する中央の基板収容部15と、この基板収容部15の周囲に張り出した感知器固定用のフレーム部12とから構成される。
また、基板収容部15の開口部の内側には、蓋40が載って位置決めされる段部29と、蓋40の係止片42,42が挿入されて係止される2個の係止部28,28が形成されている。
脚片18…は、基板30の3つの角部に対応した位置に設けられ、平らな部分で基板30を支持すると共に、傾斜した部分が基板30の溝部33…に入って基板30を位置決めする。
フレーム部12は、その上面が基板収容部15の上面(蓋40の上面)と同一平面に位置するように形成されている。フレーム部12には、直接に天井等の取付個所(被取付部P)に取付けられるように、複数のネジ挿通孔12a,12a,12b,12b,12c,12cが設けられている。
また、基板30には、基板収容部15の脚片18…の傾斜部が挿入される位置決め用の溝部33…が、3つの角部にそれぞれ設けられている。位置決め用の溝部33…が左右対称でないことから、基板30の表裏を間違えてセットしてしまうと云った不具合が回避される。
また、蓋40の外周部には、上面から一段下がった位置に径方向に張り出した2個の係止片42,42が設けられている。また、蓋40の下面には、基板収容部15の掛止片25に掛け止めされる係止爪41と、基板30を上から押える押え部43…が設けられている。
第一ユニット51と第二ユニット52とは、リード線53によって接続されており、当該リード線53を介して、電池部122aに着脱自在に装着されている電池(一次電池であっても二次電池であってもよい)の電力を、情報発信端末に供給できるようになっている。
図9には、本体ケース10に基板30をセットした状態の上面図を、図10には、本体ケース10に基板30と蓋40とをセットした状態の上面図を示す。なお、図9と図10においてリード線31…の図示を省略している。
本体ケース10と基板30との組み付けは、基板30の三隅の溝部33を脚片18と合わせて基板収容部15内に収容させるだけであり、ネジ止着等の固定を行う必要がない。基板30の下面側から延出するリード線31…は基板30の外側を迂回して溝部24を通って外部に出させる。この状態で、リード線31…を溝にはめ込むことにより、本体ケース10を裏返しにしても基板30が抜けない程度に仮止めされる。
図11に示すように、蓋40が組み付けられると、蓋40の押え部43…と本体ケース10の脚片18又はレンズ13の上部とで、基板30が押えられて固定されるようになっている。また、本体ケース10の溝部24と蓋40の溝部45とにより、リード線31が隙間なく挟まれて固定されるようになっている。
また、リード線31は、基板30の下面から溝部24に沿って基板30の外側を迂回して外部に延出しているため、リード線31をつたわって水が浸入した場合でも水が基板30上に載らないようになっている。また、溝部24の下に水抜き用の貫通孔20が開けられているので、リード線31をつたわってきた水は貫通孔20から外部に排出される。
図12(a),(b)に示すように、化粧カバー60の凹状部61の底面には、感知器本体1の下部を露出させる開口部61aが設けられている。すなわち、凹状部61は、内部が空洞で底面および上面のない円錐台状(あるいは、円筒状等であってもよい)をなしている。なお、前述したプロテクタ(図示省略)は、凹状部61の開口部61aの下端部(被取付部Pとは反対側の端部)に搭載される。
化粧カバー60の鍔部62の上面側には、情報発信モジュール50の第一ユニット51を予め定められた位置で着脱自在に保持する一対の第一支持片63と、情報発信モジュール50の第二ユニット52を予め定められた位置で着脱自在に保持する一対の第二支持片64とが設けられている。
図13(a)に示すように、一対の第一支持片63は、互いに離れる方向に弾性変形可能である。また、第一支持片63の先端部には、互いに相手側を向いた爪部63aが設けられており、当該爪部63aと鍔部62の上面とで第一ユニット51を挟持固定するようになっている。
第一ユニット51の取付けは、まず、一対の第一支持片63間を架け渡すように、第一支持片63の上方から爪部63a上に第一ユニット51を載置した後、第一ユニット51を押下げることで完了する。第一ユニット51を押下げることで、一対の第一支持片63が互いに離れる方向に弾性変形するため、第一ユニット51が爪部63aの下側へと移動し、これにより第一ユニット51が抜け落ちないように化粧カバー60に第一ユニット51を係止させることができる。また、第一ユニット51を引上げることで、第一ユニット51を化粧カバー60から取外すことができる。
第二ユニット52の取付けは、まず、一対の第二支持片64間を架け渡すように、第二支持片64の上方から爪部64a上に第二ユニット52を載置した後、第二ユニット52を押下げることで完了する。第二ユニット52を押下げることで、一対の第二支持片64が互いに離れる方向に弾性変形するため、第二ユニット52が爪部64aの下側へと移動し、これにより第二ユニット52が抜け落ちないように化粧カバー60に第二ユニット52を係止させることができる。また、第二ユニット52を引上げることで、第二ユニット52を化粧カバー60から取外すことができる。
図5および図13(b)に示すように、本体ケース10のフレーム部12の外周端には、下方に突出する複数(本実施形態では4つ)の係止片11が設けられている。各係止片11は、先端部に内方を向いた係止爪11aを有している。一方、化粧カバー60の鍔部62の外周面には、複数の係止片11に対応する各位置に、溝部65が設けられている。各溝部65は、係止爪11aを通過させる縦溝65aと、係止爪11aを係止させる横溝65bとを有している。
なお、化粧カバー60が自然に外れないように縦溝65aおよび/または横溝65bにラッチ機構などが設けられてもよい。
また、化粧カバー60の着脱構造は、係止片11と溝部65とからなるものに限定されず、適宜変更可能である。
情報発信モジュール50は、化粧カバー60と本体ケース10との間の収容部(モジュール収容部)131(図12(b)を参照)に収容される。収容された状態で、情報発信モジュール50は、支持片63,64の爪部63a,64aと鍔部62とに挟持されて、向きが規定され、且つ、安定的に保持される。
また、情報発信モジュール50が保持された状態で、化粧カバー60を感知器本体1から外すことで、感知器本体1が被取付部Pに取付けられた状態のまま、情報発信モジュール50を組み外すことが可能である。
また、リード線31…が基板収容部15の開口と蓋40との両方に設けられた溝部24…,45…に挟まれて外部に通されるので、リード線31…の周りに隙間を作ることなく組み付け容易にリード線31…を通すことが出来る。
したがって、本体ケース10からカバー部材(化粧カバー60)を着脱するだけで情報発信モジュール50の取外しおよび取付けができるため、容易に情報発信モジュール50の取外しおよび取付けを行うことができる。このとき、感知手段は本体ケース10に保持されており、感知手段への影響が生じ難いので、火災感知器200の火災検知機能の信頼性が低下することはない。また、情報発信モジュール50は、カバー部材(化粧カバー60)と本体ケース10との間に収容されるので、火災感知器の大型化を抑制でき、均整のとれた火災感知器の外観を維持することができる。
したがって、火災感知器200による火災監視を継続しながら、感知器本体1に化粧カバー60を取付ける作業や、感知器本体1に取付けられている化粧カバー60を交換する作業などを行うことができる。
このように、本実施形態においては、化粧カバー60や情報発信モジュール50自体の交換、並びに、情報発信モジュール50の構成要素の交換(電池や情報発信端末などの交換)や、構成要素の追加(例えば、第一ユニット51や第二ユニット52に新たな構成要素を搭載することにより実現可能)や、機能の追加(例えば、回路基板122bを交換することにより実現可能)などを、火災感知器200による火災監視を継続しつつ、容易に行うことができるため、メンテナンス性やリニューアル時の施工性などに優れている。
なお、化粧カバー60の形状は、略ハット状に限定されず、適宜変更可能である。
第3実施形態の火災感知器300は、化粧カバー60を備えていない点と、情報発信モジュール50が本体ケースと被取付部Pとの間に収容される点とが、第2実施形態の火災感知器200と異なる。以下、第2実施形態と同様の構成を有する部分については同じ符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
図14は、本発明の実施の形態のうちの第3実施形態に係る火災感知器300の一例を示す分解斜視図である。図15は、第3実施形態に係る火災感知器300の一例を示す断面図である。
フレーム部72は、その上面が基板収容部15の上面(蓋40の上面)と同一平面に位置するように形成されたフレーム本体72a(第2実施形態のフレーム部12に相当)と、フレーム本体72aの外周端全域に亘って設けられた上方に突出する突出縁部72bとから構成される。フレーム部72には、直接に天井等の取付個所(被取付部P)に取付けられるように、一対のネジ挿通孔12dが設けられている。なお、図15においては、ネジ挿通孔12dおよびネジの図示を省略している。
火災感知器300を被取付部Pに取付けたときの本体ケース70(具体的には、フレーム本体72a)と被取付部Pとの間の空間が、情報発信モジュール50の収容部(モジュール収容部)131となる。
なお、前述したように、情報発信モジュール50の着脱構造は、一対の第一支持片63および一対の第二支持片64からなるものに限定されず、適宜変更可能である。
情報発信モジュール50は、本体ケース70と被取付部Pとの間の収容部(モジュール収容部)131に収容される。収容された状態で、情報発信モジュール50は、支持片63,64の爪部63a,64aとフレーム本体72aとに挟持されて、向きが規定され、且つ、安定的に保持される。
また、情報発信モジュール50が保持された状態で、火災感知器300を被取付部Pから外すことで、情報発信モジュール50を組み外すことが可能である。
したがって、被取付部Pから本体ケース70を着脱するだけで情報発信モジュール50の取外しおよび取付けができるため、容易に情報発信モジュール50の取外しおよび取付けを行うことができる。このとき、感知手段は本体ケース70に保持されており、感知手段への影響が生じ難いので、火災感知器300の火災検知機能の信頼性が低下することはない。また、情報発信モジュール50は、本体ケース70と被取付部Pとの間に収容されるので、火災感知器の大型化を抑制でき、均整のとれた火災感知器の外観を維持することができる。
例えば、上記実施の形態では、情報発信モジュール122,50として発信機能を有するものを使用した例を示したが、発信機能の他、受信機能を有するものを使用してもよい。
また、第1実施形態では、火災の検知を行う検知部として、暗箱118の検知室に流入した煙を光学的に検知する方式の検知部を示したが、様々な方式で火災の検知を行う構成を採用してもよい。
第2実施形態においても同様に、情報発信モジュール50の第一ユニット51のうち化粧カバー60に接触する面と、化粧カバー60のうち第一ユニット51に接触する面とに、互いに電気的な接続を行う複数の端子を設けて、これらの端子を介して情報発信モジュール50に電源を供給するようにしてもよい。
また、第3実施形態においても同様に、情報発信モジュール50の第一ユニット51のうち本体ケース70に接触する面と、本体ケース70のうち第一ユニット51に接触する面とに、互いに電気的な接続を行う複数の端子を設けて、これらの端子を介して情報発信モジュール50に電源を供給するようにしてもよい。
また、第2実施形態および第3実施形態では、火災感知器として電気的に熱を感知する火災感知器200,300を示したが、煙を感知するタイプや熱膨張を利用して機械的に熱を感知するタイプの感知器にも適用できる。また、基板を支持する脚部の配置・形状や、リード線31を通す溝部24…の配置・形状、水排出用の貫通孔の配置、蓋と収容部との係止構造など、この実施の形態で述べた具体的な構造についても、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
その他、各実施の形態で示した構成は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
30 基板(感知手段)
50,122 情報発信モジュール
60 化粧カバー(カバー部材)
100,200,300 火災感知器
110 感知器ベース
112 回路基板(感知手段、検知部)
114 暗箱基台(感知手段、検知部)
116 防虫網
118 暗箱(感知手段、検知部)
118a 底面部
118c 凹部
120 感知器カバー(本体ケース)
120a 開口部
120b 開口窓
120d 縦溝(係止部)
120e 横溝(係止部)
120m 第1壁部
120n 第2壁部
121 導光散乱部材
122a 電池部
122b 回路基板
122c 送信回路部
122d アンテナ部
124 蓋体(カバー部材)
124a 凹部(係合部)
131 収容部
P 被取付部
Claims (4)
- 被取付部に取付けられる火災感知器において、
火災を感知する感知手段と、
無線により位置検出用の情報を発信し、第一ユニットと第二ユニットとの2つのユニットからなる情報発信モジュールと、
前記感知手段を保持する本体ケースと、
を備え、
中心部に前記感知手段が配置され、前記中心部の外周部に前記情報発信モジュールの収容部が配置されていることを特徴とする火災感知器。 - 前記収容部は、前記第一ユニットを予め定められた位置で着脱自在に保持する第一支持部と、前記第二ユニットを予め定められた位置で着脱自在に保持する第二支持部と、を備えることを特徴とする請求項1記載の火災感知器。
- 前記本体ケースにおける前記被取付部とは反対側に装着され、当該本体ケースとの間に前記収容部を形成する化粧カバーを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の火災感知器。
- 前記本体ケースは、前記被取付部側に前記収容部を形成することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の火災感知器。
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