JP2020123300A - 検知器 - Google Patents

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康司 浦崎
Yasushi Urasaki
康司 浦崎
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Abstract

【課題】ガスセンサによる周辺雰囲気中のガス濃度の検知をより正確に行う検知器を提供する。【解決手段】周辺雰囲気中の所定のガスを検知して報知する検知器1であって、筐体2と、周辺雰囲気が筐体内に流入するためのガス流入口6と、流入した検知対象空気が筐体内を流通して筐体外に流出するためのガス流出口7と、ガス流入口から筐体内に流入した周辺雰囲気中の所定のガス濃度を検知するガスセンサと、を備える。筐体は、第一筐体20と第二筐体とを組付けることによって構成され、内部が中空状に構成され第一筐体および第二筐体とは別部材であって筐体内に配置され、ガスセンサが収容される収容室が内部に形成される収容部材10をさらに備える。【選択図】図1

Description

本発明は、周辺雰囲気中の所定のガスを検知して報知する検知器の技術に関する。
従来、周辺雰囲気中の所定のガスを検知して報知する検知器の技術は公知となっている(特許文献1参照)。
前記検知器は、筐体と、周辺雰囲気が筐体内に流入するためのガス流入口と、前記流入した検知対象空気が筐体内を流通して筐体外に流出するためのガス流出口と、ガス流入口から筐体内に流入した周辺雰囲気中の所定のガス濃度を検知するガスセンサと、を備える。
特開2010−92166号公報
しかしながら、前記警報器では、筐体内は中空状に形成され、筐体内の空間にはガスセンサ以外にも他の各種の部材が配置される。このため、ガス流入口から筐体内に流入した周辺雰囲気は筐体内で広がって、ガスセンサの周りにおいてガス濃度が低下する場合があった。そして、このようにガス濃度が低下すると、ガスセンサによる周辺雰囲気中のガス濃度の検知を正確に行うことができないおそれがあった。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、ガスセンサによる周辺雰囲気中のガス濃度の検知をより正確に行うことができる検知器を提供することを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本願に開示する検知器においては、周辺雰囲気中の所定のガスを検知して報知する検知器であって、筐体と、前記筐体に設けられ、前記周辺雰囲気が前記筐体内に流入するためのガス流入口と、前記筐体に設けられ、前記流入した検知対象空気が前記筐体内を流通して前記筐体外に流出するためのガス流出口と、前記筐体内に配置され、前記ガス流入口から前記筐体内に流入した前記周辺雰囲気中の所定のガス濃度を検知するガスセンサと、を備え、前記筐体は、第一筐体と第二筐体とを組付けることによって構成されるものであり、内部が中空状に構成され、前記第一筐体および前記第二筐体とは別部材であって、前記筐体内に配置され、前記ガスセンサが収容される収容室が内部に形成されて構成される収容部材をさらに備えるものである。
本願に開示する検知器においては、前記収容室は、前記ガス流入口から流入した前記周辺雰囲気が前記収容室内を流通して前記ガス流出口から流出するように前記ガス流入口から流入した前記周辺雰囲気を案内するものである。
本願に開示する検知器においては、前記収容部材の一部が前記ガス流入口および前記ガス流出口に嵌り込むものである。
本願に開示する検知器においては、前記筐体と前記収容部材とは異なる素材で構成されるものである。
本願に開示する検知器においては、前記収容部材は点検冶具を装着可能に構成されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明によれば、ガスセンサによる周辺雰囲気中のガス濃度の検知をより正確に行うことができる。
本発明の実施形態に係る検知器の全体的な構成を示した正面図。 同じく検知器の全体的な構成を示した左側面図。 同じく検知器のブロック図。 同じく検知器の第一収容部材を示す斜視図。 同じく検知器の第二収容部材を示す斜視図。 同じく検知器の第二収容部材を示す斜視図。 同じく検知器の第二収容部材を示す斜視図。 同じく検知器の第二収容部材を取り外した状態を示す斜視図。 同じく検知器の第二収容部材を組付けた状態を示す斜視図。 同じく検知器の収容部材を示す側面断面図。 同じく検知器と検査冶具を示す平面図。 同じく検知器に検査冶具を装着した状態を示す平面図。
次に、本発明の実施形態に係る検知器1について、図1から図12を用いて説明する。
検知器1は、検知対象空気を導入して、周辺雰囲気中の所定のガスを検知して報知する。
図1から図3に示すように、検知器1は、筐体2と、表示部3と、警報部4と、操作部5と、ガス流入口6と、ガス流出口7と、ガスセンサ8と、制御部9と、収容部材10と、を備える。
筐体2は、上下方向を長手方向とし左右方向の長さが前後方向の長さに比べて長い略六面体状に構成される。筐体2は、ABS樹脂素材で構成される。筐体2は、内部が中空状に構成されて、筐体2の内部は各種の部品が配置される収容空間として構成される。
筐体2の正面には、液晶表示やランプ等を備えて各種の情報を表示する表示部3、音声や警報音等を発する警報部4、および、作業者が各種の設定を行う操作スイッチ等の操作部5等が配置される。
筐体2の正面左上部にはガス流入口6が配置され、左側面上部にはガス流出口7が配置される。
ガス流入口6は検知対象空気を筐体2内に流入可能に構成され、ガス流出口7は検知対象空気を筐体2外に流出可能に構成される。検知対象空気(検知対象となる所定のガス)がガス流入口6から筐体2内に流入し、前記流入した検知対象空気がガス流出口7から筐体2外に流出する。
筐体2は、第一筐体2aと第二筐体2bとを備え、第一筐体2aと第二筐体2bとを組付けることによって構成される。
第一筐体2aは、筐体2のうち背面側部分を構成する部材であり、その縁部が前方に突出して構成される。第二筐体2bは、筐体2のうち正面側部分を構成する部材であり、その縁部が後方に突出して構成される。
第一筐体2aと第二筐体2bとは、それぞれの縁部の突出側端部を一致させて組付けた状態で保持されることによって、内部が中空状の略六面体状に構成される。
第二筐体2bの正面側左上部には貫通孔が形成される。前記第二筐体2bの貫通孔は、ガス流入口6として構成される。
第一筐体2aの側面側左上部における突出部分は側面視で略コ字状に切欠かれる。第二筐体2bの側面側左上部における突出部分は側面視で略L字状に切欠かれる。第一筐体2aと第二筐体2bとが組付けられた状態で、前記第一筐体2aの切欠きと前記第二筐体2bの切欠きの一部とで貫通孔が形成される。前記第一筐体2aと第二筐体2bとで形成される貫通孔は、ガス流出口7として構成される。
筐体2の内部には、ガスセンサ8と制御部9と収容部材10とが配置される。
ガスセンサ8は、ガス流入口6から筐体2内に流入した周辺雰囲気中の所定のガス濃度を検知するガスセンサであり、メタンセンサ、酸素センサ、COセンサ、または、都市ガスセンサ等で構成される。ガスセンサ8は、周辺雰囲気中の特定成分の濃度を検知し、これに応じた信号を制御部9に出力する。
ガスセンサ8は、筐体2内の左上部に配置され、ガス流入口6およびガス流出口7の近傍に配置される。ガスセンサ8は、正面視でガス流入口6と重なる位置に配置される。
ガスセンサ8は、第一筐体2aに配置されるソケット(不図示)にその端子等が接続されて制御部9等と電気的に接続される。
制御部9は、警報器の各種の動作を制御し、また、各種情報を記憶する記憶装置を有する。制御部9は、ガスセンサ8や操作部5等の出力信号に基づき各種演算処理を行い、その演算結果に基づいて、表示部3や警報部4等を制御して所望の情報表示や音声出力を行う。制御部9は、ガスセンサ8の出力信号に基づいて、周辺雰囲気中のガスの濃度に応じた表示を表示部3に表示させる。また、制御部9は、周辺雰囲気中のガスの濃度が所定の閾値(許容範囲)を超える場合には、表示部3に所定の警報を表示させ、また、警報部4から所定の警報音を発報させる。
収容部材10は、ガスセンサ8を内部に収容可能に構成される。収容部材10は、筐体2(第一筐体2aおよび第二筐体2b)とは別部材であり、筐体2内の空間の左上部に配置され、ガス流入口6およびガス流出口7の近傍に配置される。
図4から図10に示すように、収容部材10は、収容室11と、流入部12と、流出部13と、流入孔14と、流出孔15と、を備え、上下方向を長手方向とし左右方向の長さが前後方向の長さに比べて長く構成される略六面体状に構成される。収容部材10は、内部が中空状に構成されて、収容部材10の内部の空間は収容室11として構成される。収容室11にはガスセンサ8が収容される。
収容部材10の正面上部には流入部12が配置され、その左側部の上部には流出部13が配置される。
収容部材10は、第一収容部材20と第二収容部材30とで構成される。
第一収容部材20は、収容部材10のうち背面側部分を構成する略平板状の部材であり、筐体2とは異なる樹脂素材(例えば、ポリアセタール)で構成される。
第一収容部材20は、第二筐体2bの背面の内側に固定される。第一収容部材20は、ガスセンサ8が接続されるソケットの前方を覆うように構成される。
第一収容部材20は、溝部21と、保持部22と、を備える。
溝部21は、第一収容部材20の縁部の若干内側において第一収容部材20の前面が溝状に切欠かれ、溝部21は正面視で環状に構成される。
第一収容部材20の保持部22は、ガスセンサ8を収容室11内(第一収容部材20)に保持する。保持部22は、ガスセンサ8の一部(例えば、ガスセンサ8の端子)が貫装されてガスセンサ8を第一収容部材20に保持可能に構成される。ガスセンサ8は、その端子の先端部がソケットに挿入される。
保持部22は、第一収容部材20の溝部21の内側の上部と下部とにそれぞれ配置される。保持部22は、第一収容部材20を貫通し、左右方向を長手方向とする正面視四角形状に形成される。
保持部22は、ガスセンサ8の仕様に応じた他の構成とすることもできる。例えば、保持部22は、その底部にガスセンサ8の端子を挿入可能な貫通孔を複数個形成し、ガスセンサ8の端子が前記貫通孔に貫入されるとともにソケットに接続される構成とすることもできる。
第二収容部材30は、収容部材10のうち正面側部分を構成する部材であり、筐体2とは異なる素材であって第一収容部材20よりも軟質な素材(例えばゴム素材)で構成される。第二収容部材30は弾性変形可能に構成される。
第二収容部材30は、下部が下方に延出し上部が前方に延出するように、側面視略L字状に構成される。また、第二収容部材30は、後方に開口する略箱状に構成される。
第二収容部材30の上部の前面には流入部12が配置され、第二収容部材30の上部の左側面には流出部13が配置される。
流入部12は、第二収容部材30の上部から前方に突出し、その突出側端部から収容室11内に貫通する貫通孔が形成されて構成される。流入部12の貫通孔は、流入孔14として構成される。流入孔14は、正面視において左右方向を長手方向とする丸長孔状に形成される。
流出部13は、第二収容部材30の上部の左側面から左方に(流入部12の突出方向と90°ずらして)突出し、その突出側端部から収容室11内に貫通する貫通孔が形成されて構成される。流出部13の貫通孔は、流出孔15として構成される。流出孔15は、側面視において前後方向を長手方向とする丸長孔状に形成される。
検知対象空気が流入孔14から収容部材10内(収容室11内)に流入し、前記流入した検知対象空気は収容室11内を流通して、流出孔15から収容部材10外に流出する。
また、第二収容部材30は、突出部31を備える。
突出部31は、上側部、下側部、左側部、および右側部の後端部から、後方に突出する。突出部31は、上側部等の外側端部よりも若干内側に配置される。突出部31は、背面視で環状に構成される。突出部31は、その厚みが第一収容部材20の溝部21の幅よりも若干大きく構成されて、第一収容部材20の溝部21に嵌装可能に構成される。
第一収容部材20にガスセンサ8が配置された状態で、第一収容部材20の溝部21に第二収容部材30の突出部31を嵌装することによって、第一収容部材20と第二収容部材30との組付けられた状態が保持され、その内部が中空状に構成される。第一収容部材20と第二収容部材30の内部の空間は、収容室11として構成される。
このように、収容部材10は、ガスセンサ8が収容される収容室11が内部に形成されて構成されることから、収容部材10の流入孔14(ガス流入口6)から流入した周辺雰囲気は筐体2内で広がって流通せず、比較的狭い収容部材10の収容室11内を流通して収容部材10の流出孔15(ガス流出口7)から流出する。
このため、検知器1によれば、検知対象が流入した際に、ガスセンサ8の周りにおいて周辺雰囲気中のガス濃度が低下することを抑制することができ、ガスセンサ8による周辺雰囲気中のガス濃度の検知をより正確に行うことができる。
また検知対象が流入した際に、ガスセンサ8の周りの空間(収容室11)を検知対象を含む雰囲気で早期に置換することができるので、ガスセンサ8の応答性を高めることができる。
収容部材10の流入孔14(流入孔14の内側の開口部)および流出孔15(流出孔15の内側の開口部)は、ガスセンサ8の近傍に配置される。収容部材10の流入孔14は正面視でガスセンサ8と重なる位置に配置される。収容室11の側壁の内面はガスセンサ8の側端部に当接するように構成され、収容室11の前壁の内面は、ガスセンサ8の前部に近接するように構成される。
このように、収容部材10の収容室11は、流入孔14から流入した周辺雰囲気が、筐体2内で広がって流通せず、収容部材10の収容室11内を流通して流出孔15から流出するように、周辺雰囲気を案内(周辺雰囲気の流路を規定)する。
このため、検知器1では、収容部材10の流入孔14(ガス流入口6)から流入した周辺雰囲気を、より確実に、収容部材10の収容室11内に流通させて流出孔15(ガス流出口7)から流出させることができ、ガスセンサ8による周辺雰囲気中のガス濃度の検知をより正確に行うことができる。
またこのため、収容部材10の流入孔14(ガス流入口6)から流入した周辺雰囲気が、筐体2内に広がって流通せず、より確実に収容部材10の流出孔15(ガス流出口7)から流出させることができる。
第一収容部材20と第二収容部材30とが組付けられた状態で、第一筐体2aと第二筐体2bとが組付けられる。このとき、収容部材10の流入部12は筐体2のガス流入口6に嵌入され、収容部材10の流出部13は筐体2のガス流出口7に嵌入される。
このように、検知器1では、収容部材10の一部(収容部材10の流入部12および流出部13)が、筐体2のガス流入口6およびガス流出口7に嵌り込むことから、ガス流入口6およびガス流出口7によって収容部材10が支持されるようにして、筐体2内における収容部材10の収容姿勢を安定させることができる。
また以上のように、第一収容部材20の溝部21に第二収容部材30の突出部31を嵌装することによって第一収容部材20と第二収容部材30との組付けられた状態が保持されることから、簡易な構成で第一収容部材20と第二収容部材30との組付けられた状態が保持することができる。
なお、第一収容部材20が突出部を備え、第二収容部材30が溝部を備え、第二収容部材30の溝部に第一収容部材20の突出部を嵌装することによって第一収容部材20と第二収容部材30との組付けられた状態を保持する構成とすることもできる。
また以上のように、筐体2と収容部材10とは異なる素材で構成(収容部10が比較的軟質な素材で構成)されることから、第一収容部材20の溝部21に第二収容部材30の突出部31を嵌装する組付け作業を容易に行うことができ、また、第一収容部材20と第二収容部材30との気密性を確保することができる。
また以上のように、第一収容部材20と第二収容部材30とは異なる素材で構成され、第二収容部材30は比較的軟質な素材で弾性変形可能に構成されることから、第一収容部材20の溝部21に第二収容部材30の突出部31を嵌装する組付け作業を容易に行うことができ、また、第一収容部材20と第二収容部材30との気密性を確保することができる。
なお、第二収容部材30を、樹脂素材(例えば、ポリアセタール)で構成し、第一収容部材20を第二収容部材30よりも軟質な素材(例えばゴム素材)で弾性変形可能に構成することもできる。このように構成することによって、第一収容部材20の溝部21に第二収容部材30の突出部31を嵌装する組付け作業を容易に行うことができ、また、第一収容部材20と第二収容部材30との気密性を確保することができる。
また、第二収容部材30の突出部31の外面と内面とには、それぞれ複数個(二個)の凸部32・32が形成される。
突出部31の外面の凸部32は、突出部31の外面から外側に若干突出するように形成され、背面視で環状に構成される。突出部31の外面の二個の凸部32・32は前後方向に並べて配置される。突出部31の内面の凸部32は、突出部31の内面から内側に若干突出するように形成され、背面視で環状に構成される。突出部31の内面の二個の凸部32・32は前後方向に並べて配置される。
このように構成することによって、第一収容部材20の溝部21に第二収容部材30の突出部31を嵌装した状態では、第二収容部材30の凸部32が第一収容部材20の溝部21の内側の面と外側の面とに弾性変形した状態で当接する。このため、第一収容部材20と第二収容部材30とを組付けた状態をより確実に保持することができ、また、第一収容部材20と第二収容部材30との気密性をより確保することができる。
なお、第二収容部材30の凸部32は、突出部31の外面のみまたは内面のみに形成する構成とすることもでき、また、仕様に応じて個数を変更することもできる。
収容部材10の第一収容部20は、切削加工によって形成される。このことから第二収容部材30の形状に合わせて第一収容部材20を修正加工し易く、第一収容部材20と第二収容部材30との組付け易さや気密性等を容易に向上させることができる。
検知器1の収容部材10は、点検冶具40を装着可能に構成される。
点検冶具40は、機能検査時において、ガスセンサ8の動作が正常に行えるか否かを点検する際に用いられる。点検冶具40は、検知器1(収容部材10)に装着された状態で検知器1を点検する作業が行われる。
図11から図12に示すように、点検冶具40は、本体41と栓体42と連結体43とを備え、本体41と栓体42とは連結体43によって連結される。
点検冶具40の本体41は、検知器1の収容部材10の流入孔14(ガス流入口6)に装着されて、ガスセンサ8の動作点検に用いられる被検知ガスを収容部材10の流入孔14から供給するともに、当該被検知ガスを排出させる。
本体41は、略六面体状に構成される部材の後面から後方に突出する挿入部44を有して構成される。本体41の挿入部44は、検知器1の収容部材10の流入孔14と一致する形状に構成される。
本体41は、その前面から挿入部44の突出側端面(後面)に貫通する貫通孔を二個備える。前記貫通孔は、左右方向に並べて配置される。本体41の一方の貫通孔にはその前面側の開口から供給管50が嵌装され、他方の貫通孔にはその前面側の開口から排出管51が嵌装される。供給管50には供給チューブ52が接続され、排出管51には排出チューブ53が接続される。
点検冶具40の栓体42は、検知器1の収容部材10の流出孔15(ガス流出口7)に装着されて、収容部材10の流出孔15から被検知ガスが流出することを防止する。
栓体42は、略六面体状に構成される部材の右側面から右方に突出する挿入部45を有して構成され、貫通孔を備えない構成とされる。栓体42の挿入部45は、検知器1の収容部材10の流出孔15と一致する形状に構成される。
このように構成される点検冶具40では、本体41の挿入部44を検知器1の収容部材10の流入孔14に挿入することによって本体41が検知器1に装着される。また、栓体42の挿入部45を検知器1の収容部材10の流出孔15に挿入することによって栓体42が検知器1に装着される。
このような状態で、点検冶具40の供給チューブ52から供給管50を介して、検知器1の収容部材10の収容室11内に被検知ガスを供給する。検知器1のガスセンサ8は、前記検知器1の収容部材10の収容室11内に供給された被検知ガスのガス濃度を検知する。前記検知器1の収容部材10の収容室11内に供給された被検知ガスは、点検冶具40の排出管51を介して排出チューブ53から排出される。
このように構成されることから、機能検査時においても、ガスセンサ8の周りにおいて被検知ガスの濃度が低下することを抑制することができ、ガスセンサ8による被検知ガスの濃度の検知をより正確に行うことができる。
またこのとき、点検冶具40の栓体42の挿入部45が検知器1の収容部材10の流出孔15に挿入された状態であることから、流入孔14から流入させた被検知ガスが、筐体2外に漏れ出すことを防止することができ、また、より確実に、排出管51を介して被検知ガスを排出させて被検知ガスの回収を行うことができる。
また以上のように、検知器1の収容部材10の流入孔14および流出孔15がそれぞれ丸長孔状に形成されることから、点検冶具40の本体41の挿入部44を検知器1の収容部材10の流入孔14に挿入した状態において、点検冶具40の本体41の挿入部44と検知器1の収容部材10の流入孔14との気密性を確保することができ、また、点検冶具40の栓体42の挿入部45を検知器1の収容部材10の流出孔15に挿入した状態において、点検冶具40の栓体42の挿入部45と検知器1の収容部材10の流出孔15との気密性を確保することができる。
なお、検知器1の収容部材10の流入孔14および流出孔15は、正面視または側面視等でそれぞれ丸長孔状に形成されることに限定せず、要求仕様に応じて適切な形状を適宜選択して構成することもできる。
また、検冶具の本体41および栓体42の挿入部45には、複数個(二個)の凸部46・47がそれぞれ形成される。
検冶具の本体41の凸部46は、本体41の挿入部44の外面を囲むようにして、本体41の挿入部44の外面から外側に若干突出するように形成され、背面視で環状に構成される。本体41の二個の凸部46・46は前後方向に並べて配置される。
検冶具の栓体42の凸部47は、栓体42の挿入部45の外面を囲むようにして、栓体42の挿入部45の外面から外側に若干突出するように形成され、側面視で環状に構成される。栓体42の二個の凸部47・47は前後方向に並べて配置される。
このように構成することによって、点検冶具40の本体41の挿入部44が検知器1の収容部材10の流入孔14に挿入された状態で、点検冶具40の本体41の凸部46が検知器1の収容部材10の流入孔14の内側の面に弾性変形した状態で当接する。このため、点検冶具40の本体41の挿入部44が検知器1の収容部材10の流入孔14に挿入された状態において、点検冶具40の本体41の挿入部44と検知器1の収容部材10の流入孔14との気密性をより確実に確保することができる。
また、点検冶具40の栓体42の挿入部45が検知器1の収容部材10の流出孔15に挿入された状態で、点検冶具40の栓体42の凸部47が検知器1の収容部材10の流出孔15の内側の面に弾性変形した状態で当接する。このため、点検冶具40の栓体42の挿入部45が検知器1の収容部材10の流出孔15に挿入された状態において、点検冶具40の栓体42の挿入部45と検知器1の収容部材10の流出孔15との気密性をより確実に確保することができる。
上記実施例では、ガス流入口6およびガス流出口7が別々に設けられる例を示したが、ガス流入口6およびガス流出口7は共通のものとして構成してもよい。
1 検知器
2 筐体
3 表示部
4 警報部
5 操作部
6 ガス流入口
7 ガス流出口
8 ガスセンサ
9 制御部
10 収容部材
11 収容室
12 流入部
13 流出部
14 流入孔
15 流出孔
20 第一収容部材
30 第二収容部材

Claims (5)

  1. 周辺雰囲気中の所定のガスを検知して報知する検知器であって、
    筐体と、
    前記筐体に設けられ、前記周辺雰囲気が前記筐体内に流入するためのガス流入口と、
    前記筐体に設けられ、前記流入した検知対象空気が前記筐体内を流通して前記筐体外に流出するためのガス流出口と、
    前記筐体内に配置され、前記ガス流入口から前記筐体内に流入した前記周辺雰囲気中の所定のガス濃度を検知するガスセンサと、を備え、
    前記筐体は、第一筐体と第二筐体とを組付けることによって構成されるものであり、内部が中空状に構成され、
    前記第一筐体および前記第二筐体とは別部材であって、前記筐体内に配置され、前記ガスセンサが収容される収容室が内部に形成されて構成される収容部材をさらに備える、
    検知器。
  2. 前記収容室は、前記ガス流入口から流入した前記周辺雰囲気が前記収容室内を流通して前記ガス流出口から流出するように前記ガス流入口から流入した前記周辺雰囲気を案内する、
    請求項1に記載の検知器。
  3. 前記収容部材の一部が前記ガス流入口および前記ガス流出口に嵌り込む、
    請求項1または請求項2に記載の検知器。
  4. 前記筐体と前記収容部材とは異なる素材で構成される、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の検知器。
  5. 前記収容部材は点検冶具を装着可能に構成される、
    請求項1からは請求項4のいずれか一項に記載の検知器。
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