JP6632843B2 - 警報器 - Google Patents

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Description

本発明は、警報器に関する。
従来より、ガスセンサを内蔵し、ガス漏れを検出して警報を発する警報器や、COセンサを内蔵し、一酸化炭素の発生を検出して警報を発する警報器など、雰囲気中の所定のガスを検出して警報を発する警報器が知られている。この類の警報器は、室内等に設置して使用されるものであるから、その外観の美感も重要な要素となっている。そこで、従来ではあまり採用されることがなかったが、警報器に関する種々の状態表示にLCDなどの表示パネルの採用が進められている。
例えば、特許文献1には、表示パネルであるLCDディスプレイを備えた電池式警報器が開示されている。この電池式警報器によれば、電池電圧に応じて、電池が残っているかそれとも電池切れかをLCDディスプレイに表示することとしている。
特開2012−103949号公報
しかしながら、特許文献1には、表示パネルにおける具体的な表示方法について開示されるものの、警報器に対する表示パネルの具体的な配設方法については開示されていない。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、表示パネルが適切に配設された警報器を提供することである。
かかる課題を解決するために、本発明は、表示窓となる開口を備えるケース本体と、ケース本体内に収容される基板と、基板に実装され、警報対象となる被検出ガスを検出するセンサと、ケース本体の背面側から表示窓に配設されたレンズ部と、端子を介して基板に実装される表示パネルと、を有する警報器を提供する。この場合、レンズ部は、透明平板状のレンズ本体と、レンズ本体の背面側に、当該レンズ本体を囲むように周縁部に立設された枠体部と、枠体部から基板側に向かって延出されて、レンズ本体を基板上方に配設する脚部と、を備え、レンズ本体の背面に表示パネルが対向配置され、枠体部により当該表示パネルの周囲が保持され、表示パネルは、レンズ部を介して表示窓に臨むように基板に実装されている。
また、本発明において、警報器の設置状態を基準とした場合に、レンズ本体は、その上端側及び下端側の一方がその他方よりも突き出すように傾斜した状態で配置されており、レンズ本体の傾斜した状態は、警報対象となる被検出ガスに応じて設定されることが好ましい。
また、本発明において、警報対象となる被検出ガスは、都市ガスを含み、レンズ本体は、警報器の設置状態を基準とした場合に、レンズ本体の上端側がその下端側よりも突き出すように傾斜して配置されていることが好ましい。
また、本発明において、脚部は、当該脚部の先端に形成された突起を備え、レンズ部は、突起が基板に圧入されてレンズ部全体を固定し、レンズ本体の外周部が表示窓周囲のケース本体背面側に当接配置されることが好ましい。
また、本発明は、電源となる電池をさらに有し、電池の電圧に応じて表示パネルの表示を切り替えることが好ましい。
本発明によれば、警報器に表示パネルを搭載することができるので、警報器に関する種々の状態表示を行うことができる。また、表示パネルが臨む表示窓にレンズ部を配設することで、表示窓から静電気が飛び込んだり、液水などが浸入したりすることを抑制することができる。これにより、表示パネルに加え、警報器の保護を図ることができる。
本実施形態にかかる警報器を模式的に示す正面図 図1に示す警報器を模式的に示す分解斜視図 基板及びその実装部品を示す説明図 レンズ部の構成を示す説明図 表示パネルの基板への実装工程を示す説明図
図1は、本実施形態にかかる警報器1を模式的に示す正面図であり、図2は、図1に示す警報器1を模式的に示す分解斜視図である。図1において、紙面上方は警報器1の設置時における鉛直上方に相当し、紙面下方は警報器1の設置時における鉛直下方に相当する。本実施形態にかかる警報器1は、例えばメタンや水素、あるいは一酸化炭素(CO)に対する警報を行う警報器であり、例えば室内の壁等に設置されて使用され、設置場所で発生した異常状態(ガス漏れや燃焼機器の不完全燃焼など)を検出して警報を行う。この警報器1は、電池式のものである。
警報器1は、ケース本体10と、基板30,31と、ガスセンサ50と、COセンサ60とを主体に構成されている。
ケース本体10は、基板30,31、ガスセンサ50、COセンサ60、電池(図示せず)等を内部に収容する筐体である。ケース本体10は、互いに分離可能な下ケース11と上ケース12とで構成されており、下ケース11と上ケース12とを相互に嵌め合わせることで筐体が形成される。警報器1を設置する場合には、下ケース11が背面となるように壁等に固定される。
下ケース11は、正面側が開放された箱状の部材であり、合成樹脂などで形成されている。下ケース11は、矩形板状の背面部11aと、この背面部11aの周縁に立設された矩形枠状の周壁部11bとで構成されている。
上ケース12は、背面側が開放された箱状の部材であり、合成樹脂などで形成されている。上ケース12は、矩形板状の正面部12aと、この正面部12aの周縁に立設された矩形枠状の周壁部12bとで構成されている。
上ケース12において、正面部12aの外面(正面)には、スピーカ出力部13、操作部14、表示窓15、表示部16が配置されている。
スピーカ出力部13は、例えば複数のスリットで構成されており、基板30に配置されたスピーカと対応する位置に形成されている。
操作部14は、利用者の押圧動作を通じてスイッチ36の操作を行うものである。具体的には、操作部14は、上ケース12における所要の部位が弾性変形に可能に構成されるとともに、「警報停止」といった文字表記が形成されて構成されている。操作部14は、基板30に配置されたスイッチと対応する位置に形成されている。
表示窓15は、上ケース12の一部を矩形状に切り抜いた開口で構成されており、基板30に配置された表示パネル37(後述する図3参照)と対応する位置に形成されている。表示窓15には、表示パネル37の保護及び基板30への位置決めを行うためのレンズ部40が配設されている。レンズ部40を用いた表示パネル37の配設方法については後述する。
表示部16は、上ケース12の一部を縦長矩形状に切り抜いた開口で構成されており、基板30に配置された複数のLED35と対応する位置に形成されている。表示部16をなす開口には、当該開口を閉塞する透明又は半透明な板状のプレートが配設されている。
また、ケース本体10には、当該ケース本体10の内外を貫通する開口部であるスリット17が形成されている。スリット17は、下ケース11の周壁部11b、上ケース12の周壁部12bから正面部12aに跨がる位置にそれぞれ形成されている。このスリット17は、周壁部11b,12bの長手方向に沿って複数形成されている。また、下ケース11の方が上ケース12よりもスリット17の形成数が多く設定され、下ケース11のスリット形成範囲は上ケース12のそれよりも広範囲に及んでいる。これらのスリット17は、警報器1の周囲の雰囲気が、警報器1の内部に流入するための開口部として機能する。
図3は、基板30,31及びその実装部品を示す説明図である。基板30,31は、プリント配線板であり、ガスセンサ50、COセンサ60の他、複数の電子部品が半田付け等によって実装されている。基板30,31は、実装された電子部品と電気的に接続されて電気回路を構成する配線パターンを有している。
基板30は、下ケース11の背面部11aに対して平行又は略平行な状態で配置されている。この基板30には、COセンサ60が実装されている。COセンサ60は、円筒状の外形形状を備え、その長手方向(円筒体の軸方向)が基板30に対して平行するように配置されている。換言すれば、COセンサ60は、下ケース11(ケース本体10)内において横置き状に配置されている。
また、基板30には、複数のLED35、スイッチ36、表示パネル37、スピーカ(図示せず)、マイクロコンピュータ(図示せず)などが実装されている。
複数のLED35は、例えば赤、黄、緑に対応する3つのLEDで構成されている。これらのLED35は、マイクロコンピュータに制御され、ガスセンサ50及びCOセンサ60による警報を出力したり、警告状態を出力したりする。
スイッチ36は、マイクロコンピュータに対して点検動作の開始を指示したり、警報の停止を指示したりする。
表示パネル37は、例えばLCDパネルである。表示パネル37は、端子37aを介して基板30に実装されている。この表示パネル37は、マイクロコンピュータに制御され、電池状態を表示する。
スピーカは、マイクロコンピュータに制御され、ガスセンサ50及びCOセンサ60による警報を出力する。
マイクロコンピュータは、警報器1の制御を司るものであり、ガスセンサ50及びCOセンサ60から出力される検出信号に基づいてLED35やスピーカを制御して警報を行う。
これに対して、基板31は、下ケース11の背面部11aに対して直交又は略直交する状態で配置されている。基板31には、ガスセンサ50が実装されている。ガスセンサ50は、円筒状の外形形状を備え、その長手方向(円筒体の軸方向)が基板30に対して垂直となるように配置されている。このため、ガスセンサ50は、COセンサ60と同様、下ケース11(ケース本体10)内において横置き状に配置されている。
ガスセンサ50は、例えば接触燃焼式ガスセンサである。ガスセンサ50は、スリット17からケース本体10内に流入する雰囲気中に含まれるメタンの濃度を検出し、その濃度に応じた検出信号をマクロコンピュータに出力する。なお、ガスセンサ50としては、半導体ガスセンサ等の周知のガスセンサを用いることもできる。
ガスセンサ50は、円筒形状のセンサ本体50aと、センサ本体50aの一方の端部に配置されて被検出ガスを検知するための検知部50bとで構成されている。ガスセンサ50は、ケース本体10内に横向きの状態(背面部11a及び正面部12aに対して平行する状態)で配置されている。
COセンサ60は、例えば電気化学式COセンサである。COセンサ60は、スリット17からケース本体10内に流入する雰囲気中に含まれる一酸化炭素の濃度を検出し、その濃度に応じた検出信号をマイクロコンピュータに出力する。
COセンサ60は、円筒形状のセンサ本体60aと、センサ本体60aの一方の端部に配置されて被検出ガスを検知するための検知部60bとで構成されている。COセンサ60は、ケース本体10内に横向きの状態(背面部11a及び正面部12aに対して平行する状態)で配置されている。
以下、本実施形態に係る特徴の一つである、レンズ部40を用いた表示パネル37の配設手法について説明する。本実施形態のケース本体10(上ケース12)には、開口からなる表示窓15が形成されている。この表示窓15には、ケース本体10の内側、すなわわち、上ケース12の背面側からレンズ部40が配設されている。そして、表示パネル37は、レンズ部40を介して表示窓15に臨むように基板30に実装されている。
図4は、レンズ部40の構成を示す説明図である。同図において、(a)はレンズ部40の斜視図、(b)は(a)に示すレンズ部40の正面図、(c)は(a)に示すレンズ部40の右側面図であり、(d)は(a)に示すレンズ部40の背面図である。レンズ部40は、レンズ本体41と、枠体部42と、脚部43とで構成されており、透明な合成樹脂等により一体形成されている。
レンズ本体41は、矩形平板形状を有している。レンズ本体41の中央部41aは、その外周部41bと比べて厚肉となるように台状に形成されている。この中央部41aは、表示窓15と対応する矩形形状に設定されている。
枠体部42は、レンズ本体41の背面側に、当該レンズ本体41を囲むようにその周縁部に立設されている。
脚部43は、枠体部42から基板30側に向かって延出されており、レンズ本体41を基板30上方に配設する脚部である。本実施形態において、脚部43は、警報器1の設置状態を基準とした場合におけるレンズ部40の上下に対応する2箇所に設けられている。
上下の脚部43のうち、上側の脚部43は下側の脚部43よりも長く設定されている。また、個々の脚部43の先端には、突起43aが形成されている。
このような構成のレンズ部40において、脚部43の突起43aが基板30に圧入されて、レンズ部40全体を固定している。この場合において、表示パネル37は、レンズ部40の背面側にセットされている。具体的には、表示パネル37はレンズ本体41の背面に対向配置され、当該表示パネル37の周囲が枠体部42により保持されている。
ここで、上下の脚部43のうち、上側の脚部43は下側の脚部43よりも長く設定されている。このため、図3に示すように、基板30に搭載されたレンズ部40において、レンズ本体41は、その上端側が下端側よりも突き出すように、角度θ(例えば10°)だけ傾斜して配置されている。
また、基板30がケース本体10内に収容された状態において、レンズ本体41の外周部41bはケース本体10の表示窓15周囲の背面側に当接配設される。この場合において、レンズ本体41の中央部41aは表示窓15と嵌まり合う。これにより、レンズ本体41の中央部41aがケース本体10の外部に露出し、このレンズ本体41を介して表示パネル37が外部に臨むこととなる。
図5は、表示パネル37の基板30への実装工程を示す説明図である。以下、表示パネル37の基板30への実装工程を中心とする警報器1の製造方法について説明する。まず、表示パネル37を、レンズ部40の背面側に収容する。すなわち、表示パネル37をレンズ本体41の背面に当接配置し、当該表示パネル37の周囲を枠体部42により保持する。
つぎに、脚部43の突起43aを基板30に圧入し、レンズ部40を基板30に固定する。この際、レンズ部40の背面側には表示パネル37がセットされている。このため、表示パネル37も基板30上の所要の位置に配設され、表示パネル37の端子37aが基板30のスルーホール30bに挿入される。そして、表示パネル37の端子37aが基板30に半田付けされる。
また、基板30に搭載されたレンズ部40において、レンズ本体41は、上端側が下端側よりも突き出すように、角度θだけ傾斜した状態となっている。そのため、レンズ本体41の背面側に対向配置された表示パネル37も、レンズ本体41と同様に、角度θだけ傾斜した状態で基板30に実装されることとなる。このように、レンズ部40は、基板30に対して表示パネル37を位置決めしつつ基板30に実装する治具としての機能を備える。
また、基板30,31に対して全ての電子部品が実装されると、当該基板30,31を下ケース11に収容し、そして、当該下ケース11と上ケース12とを嵌め合わせ、ケース本体10内に基板30,31を収容する。この場合、レンズ本体41の外周部41bが表示窓15周囲のケース本体10背面側に当接配設され、レンズ本体41の中央部41aが表示窓15と嵌まり合う。これにより、レンズ本体41の中央部41aがケース本体10の外部に露出し、このレンズ本体41を介して表示パネル37が外部に臨むこととなる。
このような工程により製造された警報器1において、表示パネル37は、警報器1の電源となる電池の電池切れを表示する。具体的には、電池の電圧が、電池切れを判定する所定電圧以上の場合、表示パネル37は、電池ありの表示を行う。表示パネル37は、例えば、電池の形状に対応するシンボルを黒いベタ表示で行う。
一方、電池電圧が所定電圧未満となった場合、表示パネル37上の黒いベタ表示が無くなる。このため、光が透過することとなり、電池切れの旨を示す印刷が視認可能となる。使用者は、この印刷を視認することにより電池切れを把握することができる。
このようの本実施形態において、警報器1は、表示窓15となる開口を備えるケース本体10(上ケース12)と、ケース本体10内に収容される基板30,31と、基板30,31に実装され、警報対象となる被検出ガスを検出するガスセンサ50、COセンサ60と、ケース本体10の内側から表示窓15に配設されたレンズ部40と、端子37aを介して基板30に実装される表示パネル37と、を有している。そして、表示パネル37は、レンズ部40を介して表示窓15に臨むように基板30に実装されている。
この構成によれば、警報器1に表示パネル37を搭載することができるので、警報器1に関する種々の状態表示を行うことができる。また、表示パネル37が臨む表示窓15にレンズ部40を配設することで、表示窓15から静電気が飛び込んだり、液水などが浸入したりすることを抑制することができる。これにより、表示パネル37に加え、警報器1の保護を図ることができる。
また、本実施形態において、レンズ部40は、透明平板状のレンズ本体41と、レンズ本体41の背面側に、当該レンズ本体を囲むように周縁部に立設された枠体部42と、この枠体部42から基板30側に向かって延出されて、レンズ本体41を基板30上方に配設する脚部43と、を備えている。そして、このレンズ部40は、レンズ本体41の背面に表示パネル37が対向配置され、枠体部42により当該表示パネル37の周囲が保持されている。
この構成によれば、当該レンズ部40の背面側に表示パネル37を収容することで、レンズ本体41と枠体部42とにより当該表示パネル37が保持される。そのため、レンズ部40に表示パネル37を保持させた状態で、当該レンズ部40を基板30に取り付けることで、表示パネル37を基板30に位置決めすることができる。すなわち、レンズ部40を治具として利用することができる。
加えて、本実施形態では、表示パネル37を傾斜した状態で基板30に実装する必要があるため、これを単独で基板30に実装する場合には、その位置精度を確保することが難しい。しかしながら、レンズ部40を治具として利用することができるので、表示パネル37を位置精度よく基板30に実装することができる。また、レンズ部40を基板30に取り付けた後は、上述したように、レンズ部40により表示パネル37を保護する機能を得ることができる。
また、本実施形態の警報器1において、警報対象となる被検出ガスは、都市ガスを含んでいる。この場合、レンズ本体41は、警報器1の設置状態を基準とした場合に、レンズ本体41の上端側がその下端側よりも突き出すように角度θだけ傾斜して配置されている。
この構成によれば、レンズ本体41が傾斜状態に設定されているため、この背面側に配置される表示パネル37もレンズ部40に沿って傾斜状態で配置されることとなる。都市ガスに対応する警報器1は、天井付近の壁面に配置されるため、利用者が警報器1を視認する場合には、警報器1を見上げる格好となる。そのため、表示パネル37を、ケース本体10正面の面状態に合わせて平面的に配置した場合には、表示パネル37の視野角により、その表示内容を視認することができない可能性がある。この点、本実施形態によれば、レンズ本体41の向きに応じて表示パネル37が下向の傾斜状態で配設されているので、警報器1を見上げるように視認する場合であっても、表示パネル37の視野角に拘わらず、その表示内容を適切に視認することができる。
もっとも、レンズ本体41は、その上端側及び下端側の一方がその他方よりも突き出すように傾斜した状態で配置されていればよく、レンズ本体41の傾斜した状態は、警報対象となる被検出ガスに応じて設定されることが好ましい。例えば、LPガスの場合、警報器1は床面付近の壁面に配置されるため、レンズ本体41は、警報器1の設置状態を基準とした場合に、レンズ本体41の下端側がその上端側よりも突き出すように傾斜して配置されている、といった如くである。
また、本実施形態において、脚部43は、当該脚部43の先端に形成された突起43aを備えている。この場合において、レンズ部40は、突起43aが基板30に圧入されてレンズ部40全体を固定し、レンズ本体41の外周部が表示窓15周囲のケース本体10背面側に当接配置されている。
この構成によれば、レンズ部40が基板30に固定されているので、ケース本体10に対してレンズ部40を固着する必要がない。このため、レンズ部40をケース本体10に溶着するなどの固定作業を行う必要がないので、製造工程の簡素化やコストの削減を図ることができる。
また、表示パネル37はレンズ部40内に配置されているが、これらの相互が固定された状態にはない。同様に、レンズ部40とケース本体10とが接触状態にあるが、これらの相互が固定された状態にはない。このように、これらの3つの部材が相互に固定されておらず、表示パネル37がフリーな状態とされているため、落下などにより警報器1に衝撃が作用した場合であっても、表示パネル37を適切に保護することができる。また、熱的なストレスにより、レンズ部40が割れたりすることがあるが、表示パネル37がフリーにされていることで、レンズ部40の破損の影響が表示パネル37に作用するといったことを抑制することができる。さらに、表示パネル37は、端子37aにより基板30に接続されている。このため、表示パネル37をフリーな状態としておくことで、端子37aの弾性作用を通じて衝撃吸収を行うことができる。これにより、表示パネル37を適切に保護することができる。
また、本実施形態において、表示パネル37は、電池の電圧に応じて表示パネル37の表示を切り替える。
電池式警報器1では、電池切れの状態を確認できることが好ましいが、この構成によれば、表示パネル37により電池の状態に応じた表示がなされるので、電池切れを適切かつ分かり易く把握することができる。
以上、本実施形態にかかる警報器について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されることなく、その発明の範囲において種々の変更が可能である。例えば、上述した実施形態では、ガスセンサやCOセンサを備える警報器を示したが、被検出ガスはこれに限定されず、警報器は、それぞれが雰囲気中の所定のガスを検出する複数のセンサを備えていればよい。
1 警報器
10 ケース本体
11 下ケース
11a 背面部
11b 周壁部
12 上ケース
12a 正面部
12b 周壁部
15 表示窓
17 スリット
30 基板
30b スルーホール
31 基板
35 LED
37 表示パネル
37a 端子
40 レンズ部
41 レンズ本体
41a 中央部
41b 外周部
42 枠体部
43 脚部
43a 突起
50 ガスセンサ
60 COセンサ

Claims (5)

  1. 表示窓となる開口を備えるケース本体と、
    前記ケース本体内に収容される基板と、
    前記基板に実装され、警報対象となる被検出ガスを検出するセンサと、
    前記ケース本体の背面側から前記表示窓に配設されたレンズ部と、
    端子を介して前記基板に実装される表示パネルと、を有し、
    前記レンズ部は、
    透明平板状のレンズ本体と、
    前記レンズ本体の背面側に、当該レンズ本体を囲むように周縁部に立設された枠体部と、
    前記枠体部から前記基板側に向かって延出されて、前記レンズ本体を前記基板上方に配設する脚部と、を備え、
    前記レンズ本体の背面に前記表示パネルが対向配置され、前記枠体部により当該表示パネルの周囲が保持され、
    前記表示パネルは、前記レンズ部を介して前記表示窓に臨むように前記基板に実装されていることを特徴とする警報器。
  2. 前記警報器の設置状態を基準とした場合に、前記レンズ本体は、その上端側及び下端側の一方がその他方よりも突き出すように傾斜した状態で配置されており、
    前記レンズ本体の傾斜した状態は、前記警報対象となる被検出ガスに応じて設定されることを特徴とする請求項に記載された警報器。
  3. 前記警報対象となる被検出ガスは、都市ガスを含み、
    前記レンズ本体は、前記レンズ本体の上端側がその下端側よりも突き出すように傾斜して配置されていることを特徴とする請求項に記載された警報器。
  4. 前記脚部は、当該脚部の先端に形成された突起を備え、
    前記レンズ部は、前記突起が前記基板に圧入された状態で固定されており、前記レンズ本体の外周部が前記表示窓周囲のケース本体背面側に当接配置されていることを特徴とする請求項に記載された警報器。
  5. 電源となる電池をさらに有し、
    前記電池の電圧に応じて前記表示パネルの表示を切り替えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載された警報器。
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