JP2020122046A - 微粘着ボード - Google Patents
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Abstract
Description
である。
微粘着ボード10は、物品の貼付と剥離を繰り返し行うことができる微粘着層14が表側に設けられた略矩形のボードである。微粘着ボード10は、販促用ボード(ピールオフ広告用ボードなど)、描画用ボード(ホワイトボードなど)又は工事現場用ボードなど様々な用途に用いることができる。なお、ピールオフ広告とは、微粘着層14に多数の販促品15を貼り付けた状態で設置する広告であり、販促品15を剥がして持ち帰ったり、販促品15の剥離後にその下から印刷面が現れるようにしたりするものである(図1参照)。また、微粘着ボード10の形状は略矩形以外であってもよい。
微粘着シート11の製造方法は、シリル化ウレタン樹脂系接着剤(液状)とシリコン樹脂(液状)を混合して攪拌することにより上述の粘着剤組成物を製造する混合攪拌工程と、基材シート12の上面に粘着剤組成物を塗布する塗布工程と、基材シート12に塗布された粘着剤組成物の厚みを一定にする(上面を平坦化する)均し工程と、ヒートボックス内で加熱により粘着剤組成物を乾燥させて固化する固化工程とを順番に実行するものである。なお、固化工程後に、剥離シート16を積層すると共に、基材シート12の裏側に接着層18を形成している。また、微粘着ボード10の製造方法は、さらに、接着層18を介して微粘着シート11の裏側をボード材20に貼り付ける工程を行う。
実施例1は、大気圧下で摂氏25℃においてシリル化ウレタン樹脂系接着剤(無溶剤形)とシリコン樹脂(水性シリコン樹脂)との体積比が100:15である粘着剤組成物(液状)からなる微粘着層14が、ポリプロピレン樹脂からなる基材シート12上に形成された微粘着シート11である。微粘着層14は、上述した混合攪拌工程、塗布工程、均し工程、及び固化工程などを経て形成した。
実施例2は、大気圧下で摂氏25℃においてシリル化ウレタン樹脂系接着剤とシリコン樹脂との体積比が100:22である粘着剤組成物からなる微粘着層14が、ポリプロピレン樹脂からなる基材シート12上に形成された微粘着シート11である。体積比以外は、実施例1と同じである。
実施例3は、大気圧下で摂氏25℃においてシリル化ウレタン樹脂系接着剤とシリコン樹脂との体積比が100:40である粘着剤組成物からなる微粘着層14が、ポリプロピレン樹脂からなる基材シート12上に形成された微粘着シート11である。体積比以外は、実施例1と同じである。
比較例1は、大気圧下で摂氏25℃においてシリル化ウレタン樹脂系接着剤とシリコン樹脂との体積比が100:5である粘着剤組成物からなる微粘着層14が、ポリプロピレン樹脂からなる基材シート12上に形成された微粘着シート11である。体積比以外は、実施例1と同じである。
比較例2は、大気圧下で摂氏25℃においてシリル化ウレタン樹脂系接着剤とシリコン樹脂との体積比が100:60である粘着剤組成物からなる微粘着層14が、ポリプロピレン樹脂からなる基材シート12上に形成された微粘着シート11である。体積比以外は、実施例1と同じである。
微粘着層14に対し、コート紙と金属製の小箱とを貼り付けることができるか否かの試験を行った。金属製の小箱は、寸法が縦20cm×横15cm×高さ10cmで、重さが200gであった。微粘着層14に対しては小箱の底面(縦20cm×横15cm)を貼り付けた。表1では、微粘着層14に安定的に貼り付けることができたものに「〇」、微粘着層14に貼り付けることができなかったものに「×」を付けている。表1に示すように、シリコン樹脂を多めに配合した比較例2を除いてコート紙を貼り付けることができること、実施例3及び比較例2を除いて金属製の小箱を貼り付けることができることを確認できた。
微粘着層14の剥離性として、微粘着層14に対し密着するように貼り付けた紙をきれいに剥離できるか否かの試験を行った。紙としては上質紙とコート紙を用いた。表1では、きれいに剥離できたものに「〇」、きれいに剥離できなかったもの(微粘着層14に紙の一部が剥がれて残ったもの)に「×」を付けている。表1に示すように、シリコン樹脂を少なめに配合した比較例1を除いてコート紙をきれいに剥がすことができること、実施例3については上質紙もきれいに剥がすことができることを確認できた。また、粘着力試験の結果と共に、実施例1〜3は、コート紙を貼り付けることができ、貼り付けたコート紙をきれいに剥がすことができることを確認できた。
微粘着層14の表面について埃等の汚れが付着して粘着力が低下した状態から、微粘着層14の表面を水洗いすることにより、粘着力を復活させることができるか否かの試験を行った。水洗いの前後における粘着力の変化は、人間の手による触感で評価した。表1では、粘着力が復活したものに「〇」、粘着力が復活しなかったものに「×」を付けている。表1に示すように、全ての試験対象について粘着力が復活することを確認できた。
微粘着層14の表面について埃等の汚れが付着して粘着力が低下した状態から、微粘着層14の表面に粘着テープを貼り付けて剥がすことにより、埃を除去して粘着力を復活させることができるか否かの試験を行った。粘着テープの貼付及び剥離の前後における粘着力の変化は、人間の手による触感で評価した。表1では、粘着力が復活したものに「〇」、粘着力が復活しなかったものに「×」を付けている。表1に示すように、実施例3及び比較例2について粘着力が復活することを確認できた。
微粘着層14の表面に水性マジックで線を描画した状態から、ティッシュペーパーで拭き取ってインクを除去できる否かの試験を行った。表1では、微粘着層14からインクを除去できたもの(微粘着面に線が残らなかったもの)に「〇」、インクを除去できなかったものに「×」を付けている。表1に示すように、実施例3及び比較例2についてインクを除去できることを確認できた。
11 微粘着シート
12 基材シート
14 微粘着層
16 剥離シート
18 接着層
20 ボード材
Claims (4)
- 基材シートと、
前記基材シートに積層され、シリル化ウレタン樹脂系接着剤とシリコン樹脂とを主成分とする粘着剤組成物からなる微粘着層とを備え、
前記粘着剤組成物における前記シリル化ウレタン樹脂系接着剤と前記シリコン樹脂との体積比は、摂氏25℃において100:10〜100:50であり、
前記微粘着層に対し、物品の貼付と剥離を繰り返し行うことができる、微粘着シート。 - 前記粘着剤組成物における前記シリル化ウレタン樹脂系接着剤と前記シリコン樹脂との体積比は、摂氏25℃において100:10〜100:20である、請求項1に記載の微粘着シート。
- 前記粘着剤組成物における前記シリル化ウレタン樹脂系接着剤と前記シリコン樹脂との体積比は、摂氏25℃において100:30〜100:50である、請求項1に記載の微粘着シート。
- 請求項1乃至3の何れか1つに記載の微粘着シートと、
前記微粘着シートにおける前記微粘着層とは反対側に貼り付けられたボード材とを備えた、微粘着ボード。
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2019
- 2019-01-29 JP JP2019013166A patent/JP6614543B1/ja active Active
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