JP3125361U - シート状貼り付け具 - Google Patents

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武 勝木
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株式会社スリーケイ
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Abstract

【課題】使い易く、汚れても洗浄により接着性を回復可能であり、かつまた、時間が経っても変質したり貼り付け跡が残ったりしないシート状貼り付け具を提供する。
【解決手段】
ブチルゴム素材に有機溶剤を混合したものを材料として、差し渡しが数十ミリメートル以下、その場合の厚さが約2ミリメートル以下のシート状基材を形成し、上記シート状基材の表面における接着性を変化させるために、当該シート状基材の表面と裏面の一部又は全部に、平滑面又は粗面を形成する。上記ブチルゴム素材にはイソブチレン−イソプレン共重合体の塩化物、有機溶剤にはエチレングリコールモノブチルエーテルを使用することが望ましい。
【選択図】 図2

Description

本考案は、繰り返し使用可能なシート状貼り付け具に関するものである。
従来、チラシやパンフレット、広告その他の印刷物などの紙やシート状のものを、壁や仕切り板或いはドア、ガラス面などに貼り付けるには、セロファンテープや両面に粘着部を設けたテープ類が多く使用されてきた。この種のテープ類は貼り付けるのも剥がすのも手軽にできるが、時間が経つと変質し、貼り付けた面から剥がしにくくなるのみならず、貼り付けた跡が残って汚い感じとなる欠点がある。
貼り付ける場所が鉄合金製の場合には、磁石を使用して貼り付けることも可能である。しかし、壁や仕切り板などが磁性体からできていない場合には磁石を使用することはできず、何所にでも貼り付けられるものではない。また、磁石の場合には磁気吸着力がものによって変化し、保持力が低い場合ずれて押さえが効きにくくなるということもある。
特許文献では、実開平6−81798号に、片面が粘着性かつ他面が剥離性である粘着片を粘着面と剥離面が接触するようにして多数枚重ねて納めた粘着片保持具の考案を提案している。しかし、同考案における粘着面には前記テープ類と同様の粘着剤が使用され、やはり変質したり、跡が残ったりすると考えられる。
実用新案出願公開平成6年第81798号
本考案は以上の点に着目して成されたもので、その課題は、使い易く、汚れても洗浄により接着性を回復可能なシート状貼り付け具を提供することである。また、本考案の他の課題は、時間が経っても変質したり跡が残ったりしないシート状貼り付け具を提供することである。
前記の課題を解決するため本考案は、ブチルゴム素材に有機溶剤を混合したものを材料として、差し渡しが数十ミリメートル以下、その場合の厚さが約2ミリメートル以下のシート状基材を形成し、上記シート状基材の表面における接着性を変化させるために、当該シート状基材の表面と裏面の一部又は全部に、平滑面又は粗面を形成するという手段を講じたものである。
本考案に係るシート状貼り付け具は、シート状をした貼り付け具であり、冒頭に記載したチラシやパンフレット、広告その他の印刷物などの紙やシート状の物(以下、貼り付け物という。)を、壁や仕切り板或いはドア、ガラス面などの面(以下、被着面という。)に貼り付ける用途に使用することができる。本考案の貼り付け具におけるシート状という形態は、貼り付け物とそれを貼り付ける被着面との間に介在させたり、或いは貼り付け物と被着面の両方に同時にかかるように貼り付けたりすることを可能にするために必要な形態である。
そこで、このシート状貼り付け具は、差し渡しが数十ミリメートル以下、その場合の厚さが約2ミリメートル以下のシート状基材という形態を取る。差し渡しが数十ミリメートルを超え、かつ、厚さが約2ミリメートルを超えると、シート状基材自体の重さも大きくなり過ぎるのに対して、接着力は向上することが少なく、また、広告その他の印刷物などの紙やシート状の貼り付け物に対して大き過ぎて使いにくい。最も望ましい形態は、差し渡しが20〜40ミリメートル、厚さが約1ミリメートルである。
このような本考案のシート状基材は、ブチルゴム素材に有機溶剤を混合したものを材料として形成しているものである。ブチルゴムは、イソプレンにイソブチレンを共重合させたもので、二重結合が少なく加硫しにくいとされているが、本考案では、これに、有機溶剤を混合することにより、粘着性を帯びさせて接着手段とする。
本考案の場合、そのブチルゴム素材は、クロロブチル(イソブチレン−イソプレン共重合体の塩化物)、有機溶剤にはブチルセロソルブ(エチレングリコールモノブチルエーテル)を使用している。そして、クロロブチル100重量パーセントに対して、ブチルセロソルブ5〜19重量パーセントを混合したものである。
さらに、本考案では、上記シート状基材の表面と裏面における接着性を変化させるために、当該シート状基材の表面と裏面の一部又は全部に、平滑面又は粗面を形成する。シート状基材の表面と裏面の一部とは、どのような形態も取り得る。例えば、表面と裏面の両面とも平滑面か、粗面にする場合、表面を平滑面、裏面を粗面にする場合がある。また、表面の一部を平滑面、残りの部分を粗面に形成することもでき、裏面についても同様である。よって、両面とも光沢面から成る最も接着性の良いものと、両面とも粗面からなる最も接着性の良くないものとの間で、被着面と貼り付け物に適した組み合わせを取ることができる。
この構成により、本考案のシート状基材は、その一面で、被着面に自由に接着することができ、かつまた、その他面に、広告その他の印刷物などの紙やシート状の貼り付け物を貼り付けることができる。しかも、被着面はガラスや壁紙など、貼り付け物は紙ないしプラスチックシートなどと、接着性の異なる場合も多いけれども、接着しにくいものに対しては光沢面で接着させ、接着し過ぎるものに対しては粗面で接着させる、というように対象に応じて接着性を選択することができる。
なお、本考案のシート状基材は、それ自体が接着性を有しているので、接着と剥離を繰り返すと、接着面に汚れが付着し、その結果接着性は当然低下することになる。使用前に埃の付着することもある。しかし、シート状基材自体の物性は変化せず、単に表面又は裏面が汚れているだけであるので、洗浄することにより元のとおりの接着性を回復することができる。
本考案は上記のように、ブチルゴム素材に有機溶剤を混合したものを材料として構成されるものであるから、使い易く、汚れても洗浄により接着性を回復可能なシート状貼り付け具を提供することができ、かつシート状基材の表面と裏面における平滑面又は粗面により接着性を変化させることができるという効果を奏する。また、本考案によれば、時間が経っても変質したり跡が残ったりしないシート状貼り付け具を提供することができる。
以下図示の実施形態を参照し、本考案に係るシート状貼り付け具10について、より詳細に説明する。図1は、クロロブチル100重量パーセントに12重量パーセントのブチルセロソルブを混合したものを材料として、シート状に成形し、それをプレスにより型抜きして、差し渡しが約30ミリメートル、厚さが約1ミリメートルのシート状基材を形成したもので、図1Aは円形のもの、図1Cは方形のものの例である。いずれのものも、一様な厚さを有しており(図1B)、かつ、単一の断面構造を有している(図1D)。
さらに、本考案におけるシート状基材には、その表面と裏面における接着性を変化させるために、当該シート状基材の表面の一部又は全部に、平滑面11又は粗面12が形成されている。図2Aは鏡面仕上げのように滑らかな平滑面11を表面全部に形成した例、図2Bは梨地模様のように荒れさせた粗面12を表面全部に形成した例を示す。
図3に本考案に係るシート状貼り付け具10の使用状態を例示する。図3において、符号13は印刷物などの貼り付け物を示す。シート状貼り付け具10は、図3の左半分では貼り付け物13と被着面14の間に位置しているので、シート状貼り付け具10の表面は貼り付け物13に接着し、シート状貼り付け具10の裏面は被着面14に接着していることになる(図4)。貼り付け物13が紙の場合には、本考案のシート状貼り付け具10は十分な接着性を示す。これに対して被着面14が凹凸のある壁紙の場合、接着性が良いとはいえないので、平滑面11で被着面14に接着するようにする。
図3の右半分では、1枚のシート状貼り付け具10が、貼り付け物13と被着面14の両方に接着しているので、シート状貼り付け具10の裏面は一部でのみ貼り付け物に接着し、かつ、被着面14にも接着していることになるので、良好な接着性が求められる(図5)。よってこの場合一般的には、平滑面11で、貼り付け物13及び被着面14に接着することが望ましい。しかし、貼り付け物13及び被着面14が、ともに平滑で接着性の良いものである場合には、粗面12でも十分な接着力を期待できる。
よって本考案によれば、どのような被着面14に対しても、殆どの貼り付け物13を、確実に貼り付けることができ、シート状貼り付け具10という形態的な特徴により、自由度の高い貼り付けが可能である。これまでの説明では、貼り付け物13の4隅にシート状貼り付け具10を用いているだけである。しかし、本考案のものはあたかも接着剤のように何所にでも使うことができ、例えば図3に鎖線で示したように、貼り付け物13の中央部でも自由に貼り付けられ、荷重を負担したり、平面性を保ったりするなどの用途にも効果を発揮する。
本考案に係るシート状貼り付け具を示すもので、Aはその一例の平面図、Bはその側面図、Cは同じく他の例の平面図、Dはその断面図である。 図1のものの表面の形態の2分の1を示すもので、Aは平滑面の平面図、Bは粗面の平面図である。 本考案の適用例を示す、一部省略平面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図3のV−V線断面図である。
符号の説明
10 シート状貼り付け具
11 平滑面
12 粗面
13 貼り付け物
14 被着面

Claims (2)

  1. ブチルゴム素材に有機溶剤を混合したものを材料として、差し渡しが数十ミリメートル以下、その場合の厚さが約2ミリメートル以下のシート状基材を形成し、
    上記シート状基材の表面における接着性を変化させるために、当該シート状基材の表面と裏面の一部又は全部に、平滑面又は粗面を形成してなることを特徴とするシート状貼り付け具。
  2. ブチルゴム素材はイソブチレン−イソプレン共重合体の塩化物であり、有機溶剤はエチレングリコールモノブチルエーテルである請求項1記載のシート状貼り付け具。
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