JP2020121956A - 染毛料組成物及び染毛方法 - Google Patents
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Abstract
Description
ファッションカラー用の染毛料組成物には、染色した毛髪においてファッション性の高い鮮やかな色を呈することが求められる。直接染料を含有する染毛料組成物では、1種の直接染料で所望の色を表現することが困難な場合が多く、通常、発色性が異なる複数の直接染料が組み合わされて使用されている。ここで、直接染料、特に塩基性染料のようなイオン性の染料は、洗髪を繰り返した場合に褪色しやすい。そのため、発色性が異なる複数の直接染料について、それぞれの褪色性が大きく異なると、染毛直後と洗髪を繰り返した後とで毛髪の色相が大きく変化してしまう。毛髪の色相変化は、特にファッション性の高い鮮やかな髪色を楽しむ使用者にとって問題となる場合がある。
(B)成分として、塩基性青75、塩基性青124、及びHC青15から選択される少なくとも一種である(b1)成分、又は、塩基性青99、及びHC青16から選択される一種である(b2)成分と、を含有する染毛料組成物であって、
染毛料組成物が(B)成分として(b1)成分を含有する場合、染毛料組成物中の(b1)成分の含有量に対する染毛料組成物中の(A)成分の含有量の質量比(A)/(b1)が、0.45以上5.5以下であり、染毛料組成物が(B)成分として(b2)成分を含有する場合、染毛料組成物中の(b2)成分の含有量に対する染毛料組成物中の(A)成分の含有量の質量比(A)/(b2)が、0.010以上0.55以下である。
本開示の一態様では、(B)成分として(b1)成分を含有してもよい。
本開示の一態様の染毛料組成物は、(A)成分として、下記式(1)で表されるトリアミノトリフェニルメタン化合物と、(B)成分として、塩基性青75、塩基性青124、及びHC青15から選択される少なくとも一種である(b1)成分、又は、塩基性青99、及びHC青16から選択される一種である(b2)成分と、を含有し、染毛料組成物中の(B)成分の含有量に対する染毛料組成物中の(A)成分の含有量の質量比(A)/(B)が、後述する所定の範囲内であるものである。
(A)成分は、毛髪を赤〜紫系の色に染色する直接染料(塩基性染料)である。一方、(B)成分は、毛髪を青系の色に染色する直接染料である。そして、(A)成分と(B)成分とを組み合わせて使用することで、毛髪を鮮やかな紫系の色に染色することができる。
[(A)成分]
(A)成分は、上記式(1)で表されるトリアミノトリフェニルメタン化合物である。
本開示の一態様の染毛料組成物は、(B)成分として、下記式(8)で表される塩基性青75、下記式(9)で表される塩基性青124、及び下記式(10)で表されるHC青15から選択される少なくとも一種である(b1)成分、又は、下記式(11)で表される塩基性青99、及び下記式(12)で表されるHC青16から選択される一種である(b2)成分を含有する。
本開示の一態様の染毛料組成物は、毛髪を紫系の色に染めることができる。具体的には、黒髪をブリーチ処理した毛髪、さらに具体的には、黒髪を、CIE L*a*b*色空間表示系における、L*値が45以上50以下、a*値が10以上15以下、b*値が27以上32以下となるまでブリーチ処理した毛髪(以下、「ブリーチ毛」と呼ぶ)を、上記染毛料組成物で染色した場合、CIE L*a*b*色空間表示系における、染色後の毛髪のa*値は、好ましくは、−2以上20以下、かつ、b*値が−5以上10以下である。CIE L*a*b*色空間表示系は、物体の色を表す指標である。a*値は、赤紫から青緑の方向の色相を示し、正の値において絶対値が大きくなるほど赤紫味が強くなり、負の値において絶対値が大きくなるほど青緑味が強くなる。b*値は、黄から青の方向の色相を示し、正の値において絶対値が大きくなるほど黄色味が強くなり、負の値において絶対値が大きくなるほど青味が強くなる。染色後の毛髪のa*値は、より好ましくは0以上15以下、更に好ましくは3以上10以下である。また、染色後の毛髪のb*値は、より好ましくは−4以上5以下、更に好ましくは−3以上3以下である。なお、ブリーチ毛における、L*値、a*値、及びb*値の数値範囲は、JHCA(日本ヘアカラー協会)ヘアカラーリング・レベルスケールにおいて14レベル以上15レベル以下のものを想定した値である。
本開示の一態様の染毛料組成物は、必要に応じて、上述した成分以外の成分、例えば可溶化剤、界面活性剤、水溶性ポリマー、油性成分、多価アルコール、pH調整剤、糖、防腐剤、安定剤、動植物又は微生物の抽出物、酸化防止剤、キレート化剤、アミノ酸、冷感剤、生薬抽出物、ビタミン、香料、紫外線吸収剤等をさらに含有してもよい。
エーテル型非イオン性界面活性剤の具体例としては、例えば、POE(5.5)セチルエーテル(HLB値10.5)、POE(6)セチルエーテル(HLB値10.5)、POE(6)セチルエーテル(HLB値10.5)、POE(7)セチルエーテル(HLB値11.5)、POE(10)セチルエーテル(HLB値13.5)、POE(15)セチルエーテル(HLB値15.5)、POE(20)セチルエーテル(HLB値17.0)、POE(23)セチルエーテル(HLB値18.0)、POE(25)セチルエーテル(HLB値18.5)、POE(30)セチルエーテル(HLB値19.5)、POE(40)セチルエーテル(HLB値20.0)、POE(2)セチルエーテル(HLB値8.0)、POE(4)セチルエーテル(HLB値8.4)、POE(5)セチルエーテル(HLB値9.5)等のPOEセチルエーテル(セテス);POE(20)ステアリルエーテル(HLB値18.0)、POE(150)ステアリルエーテル(HLB値19.2)、POE(4)ステアリルエーテル(HLB値9.0)、POE(5)ステアリルエーテル(HLB値9.0)、POE(2)ステアリルエーテル(HLB値8.0)等のPOEステアリルエーテル(ステアレス);POE(10)ベヘニルエーテル(HLB値10.0)、POE(20)ベヘニルエーテル(HLB値16.5)、POE(30)ベヘニルエーテル(HLB値18.0)、POE(150)ベヘニルエーテル(HLB値19.1)、POE(2)ベヘニルエーテル(HLB値4.3)、POE(3)ベヘニルエーテル(HLB値5.8)、POE(5)ベヘニルエーテル(HLB値7.0)、POE(6)ベヘニルエーテル(HLB値8.9)等のPOEベヘニルエーテル(ベヘネス);POE(7)オレイルエーテル(HLB値10.5)、POE(10)オレイルエーテル(HLB値14.5)、POE(15)オレイルエーテル(HLB値16.0)、POE(20)オレイルエーテル(HLB値17.0)、POE(50)オレイルエーテル(HLB値18.0)、POE(2)オレイルエーテル(HLB値4.9)、POE(3)オレイルエーテル(HLB値6.6)等のPOEオレイルエーテル(オレス);POE(4.2)ラウリルエーテル(HLB値11.5)、POE(9)ラウリルエーテル(HLB値14.5)、POE(10)ラウリルエーテル(HLB値14.5)、POE(21)ラウリルエーテル(HLB値19.0)、POE(25)ラウリルエーテル(HLB値19.5)、POE(2)ラウリルエーテル(HLB値9.5)、POE(3)ラウリルエーテル(HLB値8.4)等のPOEラウリルエーテル(ラウレス);POE(2)ミリスチルエーテル(HLB値5.8)、POE(3)ミリスチルエーテル(HLB値7.7)等のPOEミリスチルエーテル;POE(2)オクチルドデシルエーテル(HLB値4.6)、POE(5)オクチルドデシルエーテル(HLB値8.5)等のPOEオクチルドデシルエーテル;POE(2)ヘキシルデシルエーテル(HLB値5.3)、POE(4)ヘキシルデシルエーテル(HLB値8.4)等のPOEヘキシルデシルエーテル;POE(5)イソステアリルエーテル(HLB値7.0)等のPOEイソステアリルエーテル;POEノニルフェニルエーテル;POEオクチルフェニルエーテル;POE(10)POP(4)セチルエーテル(HLB値10.5)、POE(20)POP(4)セチルエーテル(HLB値16.5)、POE(20)POP(8)セチルエーテル(HLB値12.5)、POE(1)POP(4)セチルエーテル(HLB値9.5)等のPOEポリオキシプロピレンセチルエーテル:POE(12)POP(6)デシルテトラデシルエーテル(HLB値8.5)等のPOEポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル等が挙げられる。
水溶性ポリマーは、例えば染毛料組成物に適度な粘度を与える目的で、染毛料組成物に配合してもよい。水溶性ポリマーとしては、例えば天然高分子、半合成高分子、合成高分子、及び無機物系高分子が挙げられる。
油性成分は、例えば、毛髪にうるおい感を付与する目的で、染毛料組成物に配合してもよい。油性成分としては、例えば油脂、ロウ類、炭化水素、エステル油、高級アルコール、高級脂肪酸、アルキルグリセリルエーテル、シリコーン等が挙げられる。
炭化水素の具体例としては、例えばパラフィン、オレフィンオリゴマー、ポリイソブテン、水添ポリイソブテン、スクワラン、ポリブテン、ポリエチレン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン、流動パラフィン、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、イソパラフィン、α−オレフィンオリゴマー、合成スクワラン等が挙げられる。油性成分の中でも炭化水素は、製剤安定性を向上させる観点から、好ましく用いられる。これらの炭化水素の中でも、製剤安定性の向上効果に優れる観点から、流動パラフィンが好ましい。染毛料組成物中における炭化水素の含有量は、適宜設定されるが、好ましくは0.01質量%以上20質量%以下、より好ましくは0.1質量%以上10質量%以下である。かかる範囲内の場合、製剤安定性をより向上させることができる。
シリコーンの具体例としては、例えばジメチルポリシロキサン(ジメチコン)、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、末端水酸基変性ジメチルポリシロキサン(ジメチコノール)、ポリエーテル変性シリコーン(例えば、(PEG/PPG/ブチレン/ジメチコン)コポリマー)、アミノ変性シリコーン(例えば、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(アモジメチコン))、ベタイン変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、メルカプト変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン等が挙げられる。
多価アルコールとしては、例えばグリコール、グリセリン等が挙げられる。グリコールとしては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、高重合ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール等が挙げられる。グリセリンとしては、例えばグリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等が挙げられる。これらの多価アルコールのうち、一種のみが単独で含有されてもよいし、二種以上が組み合わされて含有されてもよい。
[染毛料組成物のpH]
本開示の一態様の染毛料組成物のpHは好ましくは2以上8以下、より好ましくは3以上6以下である。染毛料組成物のpHが2以上であると、染毛料組成物の染毛力をより向上させることができる。また、pHが8以下であると、染毛料組成物の染毛力を向上させるとともに、長期保存後の染毛色調安定性をより向上させることができる。なお、染毛料組成物のpHは、染毛料組成物を水に10質量%の濃度で溶解した際の、25℃におけるpHである。
本開示の一態様の染毛料組成物の剤型は特に限定されない。例えば、25℃における剤型としては、クリーム状、水溶液及び乳液等の液状、ゲル状、フォーム状等が挙げられる。
また、本開示の一態様の染毛料組成物の用途は特に限定されない。例えば、染毛料組成物の用途としては、カラートリートメント、ヘアマニキュア等が挙げられる。これらの中でも、染毛料組成物はカラークリーム等のカラートリートメントとして好適に使用することができる。
後述の表1〜3に示す実施例1〜20に係る染毛料組成物、及び表4に示す比較例1〜8に係る染毛料組成物を、それぞれ常法に従いクリーム状の乳化物として調製した。
ビューラックス社製の人毛黒髪毛束に、パウダーブリーチ剤(「ビューティーン ベースアップブリーチ」、ホーユー株式会社製)を、毛束1gに対して3gの割合で刷毛を用いて塗布した。パウダーブリーチ剤を塗布した毛束を、30℃で30分間放置した後、水洗した。水洗した毛束に対して、シャンプー(「ビゲントリートメントシャンプー」、ホーユー株式会社製)を用いて2回処理し、トリートメント(「ビゲントリートメントリンス」、ホーユー株式会社製)を用いて1回処理した。その後、処理後の毛束を乾燥させた。
得られたブリーチ毛束及びハイブリーチ毛束のそれぞれに、各染毛料組成物を、毛束1gに対して1gの割合で刷毛を用いて塗布し、30℃で20分間放置した。放置後の毛束に対して、上記と同様のシャンプー処理を2回行い、上記と同様のトリートメント処理を1回行った。これらの処理後の毛束を乾燥させることによって、染毛後のブリーチ毛束及び染毛後のハイブリーチ毛束を得た。
染毛後のブリーチ毛束と染毛後のハイブリーチ毛束とを用いて以下の評価を行った。
(染毛後の色相とシャンプーによる洗髪後の色相)
染毛後のブリーチ毛束に対して、上記と同様の、シャンプー処理、トリートメント処理、及び乾燥処理からなる一連の洗髪工程を、7回繰り返して行った。染毛後のブリーチ毛束と洗髪後のブリーチ毛束とを、標準光源下で専門のパネラーが目視にて観察し、それぞれの色相を評価した。
また、染毛後のブリーチ毛束と、洗髪後のブリーチ毛束とを、標準光源下でパネラー10名それぞれが目視にて観察し、洗髪の前後で色相変化が小さいか否かを判断した。色相変化が小さいと認められると答えたパネラーの人数が8名以上であった場合には「優れる:5」、6〜7人であった場合には「良好:4」、4〜5人であった場合には「可:3」、2〜3人であった場合には「やや不良:2」、1人以下であった場合には「不良:1」とする5段階の評価を行った。
また、染毛後のブリーチ毛束と洗髪後のブリーチ毛束とを、標準光源下でパネラー10名それぞれが目視にて観察し、色持ちが良いか否かを判断した。具体的には、パネラーは、染毛後のブリーチ毛束と洗髪後のブリーチ毛束とを比較した場合に色の濃淡の差が小さいか否かに基づき、色持ちの良さを判断した。
染毛後のブリーチ毛束と染毛後のハイブリーチ毛束とを、標準光源下でパネラー10名が目視にて観察し、両者を比較した場合に色相の差が小さいか否かを判断した。
染毛後のブリーチ毛束に、「プロマスターEX LT」(第1剤)(ホーユー株式会社製)と「プロオキサイドn(6)」(第2剤)(ホーユー株式会社製)とを1:1で混合して調製した脱色剤を、毛束1gに対して3gの割合で刷毛を用いて塗布し、塗布後の毛束を30℃で30分間放置した。放置後の毛束に対して、上記と同様のシャンプーの処理を2回行い、上記と同様のトリートメント処理を1回行った後、乾燥させた。
染毛後のブリーチ毛束を、標準光源下でパネラー10名が目視にて観察し、各例の染毛料組成物の染毛力が良いか否かを判断した。具体的には、パネラーは、染毛後のブリーチ毛束が所望の濃さに染まっているか否かに基づき、染毛力の良さを判断した。
染毛後のブリーチ毛束について、分光測色計(「CM−600d」、コニカミノルタ社製)を用いて、標準光源D65の条件で、L*値、a*値、及びb*値を測定した。また、得られたL*値、a*値、及びb*値を用いて、CIE2000色差式に基づいて色差ΔEを算出した。
実施例1〜4,7〜15に示すように、(B)成分として(b1)成分を含有し、(A)/(b1)が0.45以上5.5以下の範囲内である染毛料組成物は、色相変化の度合い及びダメージレベルでの染まり方の違いの項目についての評価が優れていた。また、色持ちの良さ、リカラー性及び染毛力の項目についての評価も優れていた。
下記表5に示される処方例1の染毛料組成物を常法に従いクリーム状の乳化物として調製し、上記実施例と同様に評価した。その結果、処方例1の染毛料組成物においても、上記各実施例と同様に、色相変化の度合い及びダメージレベルでの染まり方の違いの項目についての評価が優れることを確認した。
Claims (6)
- (A)成分として、下記式(1)で表されるトリアミノトリフェニルメタン化合物と、
(B)成分として、塩基性青75、塩基性青124、及びHC青15から選択される少なくとも一種である(b1)成分、又は、塩基性青99、及びHC青16から選択される一種である(b2)成分と、
を含有する染毛料組成物であって、
前記染毛料組成物が前記(B)成分として前記(b1)成分を含有する場合、前記染毛料組成物中の前記(b1)成分の含有量に対する前記染毛料組成物中の前記(A)成分の含有量の質量比(A)/(b1)が、0.45以上5.5以下であり、
前記染毛料組成物が前記(B)成分として前記(b2)成分を含有する場合、前記染毛料組成物中の前記(b2)成分の含有量に対する前記染毛料組成物中の前記(A)成分の含有量の質量比(A)/(b2)が、0.010以上0.55以下である、染毛料組成物。 - 前記(A)成分が、塩基性紫1、塩基性紫2、塩基性紫3、塩基性紫4、塩基性紫14、又は塩基性赤9である、請求項1に記載の染毛料組成物。
- 前記(B)成分として前記(b1)成分を含有する、請求項1又は請求項2に記載の染毛料組成物。
- 前記染毛料組成物中の前記(b1)成分の含有量に対する前記染毛料組成物中の前記(A)成分の含有量の質量比(A)/(b1)が、0.50以上3.0以下である、請求項3に記載の染毛料組成物。
- 黒髪をブリーチ処理した毛髪を、前記染毛料組成物で染色した場合、CIE L*a*b*色空間表示系における、染色前の前記毛髪と染色後の前記毛髪との色差ΔEが、20以上35以下である、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の染毛料組成物。
- 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の染毛料組成物を毛髪に適用する工程を有する、染毛方法。
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