JP7262724B2 - 毛髪化粧料用組成物及びその使用方法 - Google Patents
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Description
本発明の目的は、アルカリ剤及び酸化剤を含有する染毛剤等の毛髪化粧料組成物と混合して使用することができ、優れた毛髪の弾力性向上作用を付与することができる毛髪化粧料用組成物及びその使用方法を提供することにある。
前記毛髪化粧料用組成物を毛髪に塗布した後、前記アルカリ剤及び酸化剤を含有する毛髪化粧料組成物を、毛髪に塗布された毛髪化粧料用組成物上に重ねて塗布する工程、を含むことを特徴とする。
2剤式の毛髪脱色・脱染剤は、例えば、少なくともアルカリ剤を含有する第1剤と、少なくとも酸化剤を含有する第2剤とから構成される。この第1剤と第2剤との混合物は、通常の脱色・脱染処理工程において用いることができる。さらに脱色・脱染剤の混合物が後述する毛髪化粧料用組成物と混合され、特に弾力性が低下した毛髪に対して脱色又は脱染のために用いられる。
第1剤は、アルカリ剤を含有し、(B)カチオン性ポリマー等を含有してもよい。第1剤に含有されるアルカリ剤は、第2剤に含有される酸化剤の作用を促進させることにより、毛髪の脱色効果又は脱染効果を向上する働きをする。アルカリ剤としては、例えばアンモニア、アルカノールアミン、ケイ酸塩、炭酸塩、炭酸水素塩、メタケイ酸塩、硫酸塩、塩化物、リン酸塩、有機アミン、塩基性アミノ酸、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物等が挙げられる。アルカノールアミンの具体例としては、例えばモノエタノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられる。ケイ酸塩の具体例としては、例えばケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム等が挙げられる。炭酸塩の具体例としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム等が挙げられる。炭酸水素塩の具体例としては、例えば炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等が挙げられる。メタケイ酸塩の具体例としては、例えばメタケイ酸ナトリウム、メタケイ酸カリウム等が挙げられる。硫酸塩の具体例としては、例えば硫酸アンモニウム等が挙げられる。塩化物の具体例としては、例えば塩化アンモニウム等が挙げられる。リン酸塩の具体例としては、例えばリン酸二水素アンモニウム、リン酸水素二アンモニウム等が挙げられる。有機アミンの具体例としては、例えば2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール(AMP)、2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオール、グアニジン等が挙げられる。塩基性アミノ酸の具体例としては、例えばアルギニン、リジン等が挙げられる。アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物の具体例としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が挙げられる。これらのアルカリ剤のうち、一種のみが単独で含有されてもよいし、二種以上が組み合わされて含有されてもよい。これらの中で、脱色等効果の向上の観点から、アンモニア及びアンモニウム塩が好ましく適用される。
第2剤は、酸化剤の他、上述した可溶化剤等を配合することもできる。酸化剤は、毛髪に含まれるメラニンの脱色性をより向上させる。酸化剤の具体例としては、過酸化水素、過酸化尿素、過酸化メラミン、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化マグネシウム、過酸化バリウム、過酸化カルシウム、過酸化ストロンチウム、硫酸塩の過酸化水素付加物、リン酸塩の過酸化水素付加物、及びピロリン酸塩の過酸化水素付加物等が挙げられる。これらの酸化剤の具体例の内、一種のみが単独で含有されてもよいし、二種以上が組み合わされて含有されてもよい。第2剤中における酸化剤の含有量は、適宜設定されるが、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは2.0質量%以上であり、さらに好ましくは3.0質量%以上である。酸化剤の含有量が0.1質量%以上の場合、メラニンの脱色性をより向上することができる。また、第2剤中における酸化剤の含有量は、好ましくは15.0質量%以下であり、より好ましくは9.0質量%以下であり、さらに好ましくは6.0質量%以下である。酸化剤の含有量が15.0質量%以下の場合、毛髪のダメージ等をより抑制することができる。
3剤式の毛髪脱色・脱染剤は、例えば、アルカリ剤を含有する第1剤と、上述した2剤式の毛髪脱色・脱染剤の第2剤と同じ組成を有する第2剤と、上述した2剤式の毛髪脱色・脱染剤の第1剤からアルカリ剤を除いた組成を有する第3剤とから構成される。このようにして構成される3剤式の毛髪脱色・脱染剤は良好な保存安定性を有する。また、上述した2剤式の毛髪脱色・脱染剤の第1剤からアルカリ剤を除いた組成を有する第1剤と、上述した2剤式の毛髪脱色・脱染剤の第2剤と同じ組成を有する第2剤と、過硫酸塩等の酸化助剤又は過炭酸塩等の酸化剤を含む第3剤とから構成されてもよい。
1剤式の毛髪脱色剤では、粉末状の各成分を含有する。1剤式の毛髪脱色剤は、粉末状の剤型として構成されるため、アルカリ剤及び酸化剤は、好ましくは粉末状のものが用いられる。1剤式の毛髪脱色剤は、毛髪脱色剤に一般的に含有され、且つ前述した各成分の作用を阻害しない各成分を含有してもよい。1剤式の毛髪脱色剤は、使用時に上述した溶媒に溶解させることにより使用される。
2剤式の染毛剤は、例えば、少なくともアルカリ剤及び酸化染料を含有する第1剤と、少なくとも酸化剤を含有する第2剤とから構成される。この染毛剤は、第1剤と第2剤との混合物が通常の染毛処理工程において用いることができる。さらに染毛剤の混合物が後述する毛髪化粧料用組成物と混合され、特に弾力性が低下した毛髪に対して染毛処理のために用いられる。以下、上述した毛髪脱色・脱染剤との相違点を中心に説明する。
染毛剤の第1剤は、例えばアルカリ剤、及び酸化染料を含有し、(B)カチオン性ポリマー等を含有してもよい。第1剤に含有されるアルカリ剤及び(B)カチオン性ポリマーの例としては、上述した毛髪脱色・脱染剤において使用されるアルカリ剤及び(B)カチオン性ポリマーの具体例として先に説明したのと同じである。酸化染料は、第2剤に含有される酸化剤による酸化重合に起因して発色可能な化合物であり、染料中間体及びカプラーに分類され、酸化染料は好ましくは染料中間体及びカプラーを含んでいる。
(2剤式の染毛剤の第2剤)
染毛剤の第2剤は、例えば、上述した毛髪脱色・脱染剤の第2剤と同じ組成を有する。
1剤式の染毛剤では、粉末状の各成分を含有する。1剤式の染毛剤は、粉末状の剤型として構成されるため、アルカリ剤及び酸化剤は、好ましくは粉末状のものが用いられる。1剤式の染毛剤は、染毛剤に一般的に含有され、且つ前述した各成分の作用を阻害しない各成分を含有してもよい。1剤式の染毛剤は、使用時に上述した溶媒に溶解させることにより使用される。
3剤式の染毛剤は、例えば、アルカリ剤を含有する第1剤と、上述した2剤式の染毛剤の第2剤と同じ組成を有する第2剤と、上述した2剤式の染毛剤の第1剤からアルカリ剤を除いた組成を有する第3剤とから構成される。また、上述した2剤式の染毛剤の第1剤からアルカリ剤を除いた組成を有する第1剤と、上述した2剤式の染毛剤の第2剤と同じ組成を有する第2剤と、過硫酸塩等の酸化助剤又は過炭酸塩等の酸化剤を含む第3剤とから構成されてもよい。
本実施形態の毛髪化粧料用組成物は、上述した毛髪化粧料組成物と混合して使用される。毛髪化粧料用組成物は、(A)酸の他、該(A)酸以外のpH調整剤、(B)カチオン性ポリマー、(C)HLBが10以上のPOEアルキルエーテル型の非イオン性界面活性剤、可溶化剤等を含有してもよい。(A)酸としては、毛髪化粧料組成物に配合されるアルカリ剤との反応により、塩を形成するものであれば、いずれも適用することができる。(A)酸は、毛髪化粧料組成物中のアルカリ剤と反応し、塩を生成するとともに、毛髪化粧料組成物と毛髪化粧料用組成物との混合物のpHを低下させる。(A)酸としては、例えば無機酸、有機酸、それらの塩等が挙げられる。無機酸の具体例としては、例えばリン酸、塩酸、硝酸、硫酸、ホウ酸等が挙げられる。さらにリン酸の具体例としては、例えばオルトリン酸、ポリリン酸、ピロリン酸、メタリン酸等が含まれる。有機酸の具体例は、例えばクエン酸、イソクエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、リンゴ酸、レブリン酸、酢酸、酪酸、吉草酸、シュウ酸、マレイン酸、フマル酸、マンデル酸等が挙げられる。有機酸塩の具体例としては、例えばナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等が挙げられる。これらの具体例のうち、一種のみが単独で含有されてもよいし、二種以上が組み合わされて適用されてもよい。これらの中で、3価以上の酸が好ましく、リン酸がより好ましい。3価以上の酸の適用は、既染毛又は既脱色毛(以下、「既染毛等」という)と新生毛に対する明度の均一性に優れる。また、酸を配合すると仕上がりの色調が変化する場合があるが、1価又は2価の酸を配合した場合に比べて色調の変化を抑制することができる。リン酸の適用は、毛髪の弾力性向上作用により優れ、色調の変化抑制作用により優れるとともに、毛髪の感触に優れる。また、既染毛と新生毛に対する明度の均一性に優れる。
まず、上述した複数剤からなる毛髪化粧料組成物の各剤が混合されることにより、又は1剤式の毛髪化粧料組成物に水等の溶媒が配合されることにより、アルカリ剤及び酸化剤を含有する毛髪化粧料組成物の混合物が調製される。次に、かかる毛髪化粧料組成物の混合物と本実施形態の毛髪化粧料用組成物とが混合された後、毛髪に塗布される。毛髪化粧料用組成物と毛髪化粧料組成物との混合物は、毛髪全体に塗布してもよいが、1又は2回以上アルカリ剤及び酸化剤を含有する毛髪化粧料組成物で処理された毛髪(既染毛等)に適用されることが好ましい。かかる既染毛等は、ダメージが蓄積され、毛髪の弾力性が低下しているため、毛髪化粧料用組成物の適用により弾力性を付与することができる。また、毛髪化粧料用組成物と毛髪化粧料組成物との混合物は、毛髪化粧料組成物の混合物よりもpHが低下しているため、毛髪へのダメージを抑制することができる。例えば、最初に新生毛を含む生え際の染毛処理工程において、毛髪化粧料用組成物を含まない毛髪化粧料組成物の混合物を塗布し、次に既染毛等の染毛処理工程において、毛髪化粧料用組成物と毛髪化粧料組成物とを混合して得られた混合物を塗布してもよい。毛髪化粧料用組成物と毛髪化粧料組成物との混合物は、毛髪化粧料組成物の混合物よりもpHが低下しているため、最初に毛髪化粧料組成物を用いて染毛等された生え際(新生毛)に対して明度の均一性等の効果を向上させることができる。
(1)本実施形態では、アルカリ剤及び酸化剤を含有する染毛剤又は毛髪脱色・脱染剤として構成される毛髪化粧料組成物と混合して使用され、(A)酸を0.5質量%以上含有する毛髪化粧料用組成物を構成した。したがって、染毛剤又は毛髪脱色・脱染剤として構成される毛髪化粧料組成物に対して、優れた毛髪の弾力性向上作用を付与することができる。特に、既染毛等のようなダメージが蓄積され、毛髪の弾力性が低下している箇所においては、毛髪化粧料用組成物の適用により弾力性を付与することができる。
・上記実施形態において、(B)カチオン性ポリマー及び(C)HLBが10以上のPOEアルキルエーテル型の非イオン性界面活性剤は、使用時に毛髪化粧料用組成物と毛髪化粧料組成物の混合物中に配合されていればよく、保存時において毛髪化粧料組成物を構成する各剤、毛髪化粧料用組成物のいずれに配合されてもよい。
・上記実施形態において、毛髪化粧料用組成物の配合成分を全て含有する1剤式の毛髪化粧料用組成物として構成した。しかしながら、毛髪化粧料用組成物に含有される各成分の一部を別剤として構成し、複数剤式、例えば2剤式以上に構成してもよい。
<試験例1:毛髪の弾力性等の評価>
表1,2に示す各成分を含有する、酸化染毛剤組成物の第1剤及び第2剤をそれぞれ調製した。また、表3に示す各成分を含有する、毛髪化粧料用組成物としての第3剤を調製した。なお、各表における各成分を示す欄中の数値は当該欄の成分の含有量を示し、その単位は質量%である。表中「成分」欄における(A)~(C)の表記は、本願請求項記載の各成分に対応する化合物を示す。
上記各例の染毛処理を施した毛束について、パネラー5名が毛髪の弾力性を、以下の基準で判断した。毛髪の弾力性が、優れる(5点)、良好(4点)、可(3点)、やや不良(2点)及び不良(1点)の5段階で採点し、各パネラーの採点結果について平均値を算出し、平均値が4.6点以上を「優れる:5」、3.6点以上4.6点未満を「良好:4」、2.6点以上3.6点未満を「可:3」、1.6点以上2.6点未満を「やや不良:2」、及び1.6点未満を「不良:1」とし、評価結果とした。結果を表3に示す。
毛髪の取り扱い性は、上記毛髪の弾力性、毛髪の感触より総合的に判断した。
パネラー5名が、取り扱い性を以下の基準で判断した。取り扱い性が、優れる(5点)、良好(4点)、可(3点)、やや不良(2点)及び不良(1点)の5段階で採点し、各パネラーの採点結果について平均値を算出し、平均値が4.6点以上を「優れる:5」、3.6点以上4.6点未満を「良好:4」、2.6点以上3.6点未満を「可:3」、1.6点以上2.6点未満を「やや不良:2」、及び1.6点未満を「不良:1」とし、評価結果とした。結果を表3に示す。
パネラー5名が標準光源下で目視にて、上記各例の染毛処理後の毛束の明度と、前処理直後の毛束の明度とを比較し、明度の差について、以下の基準で評価することにより、明度の均一性が優れるか否かについて判断した。明度の差がなく、優れる(5点)、明度の差がほとんどなく、良好(4点)、明度の差が小さく、可(3点)、明度の差がやや大きく、やや不良(2点)、及び明度の差が大きく、不良(1点)の5段階で採点し、各パネラーの採点結果について平均値を算出し、平均値が4.6点以上を「優れる:5」、3.6点以上4.6点未満を「良好:4」、2.6点以上3.6点未満を「可:3」、1.6点以上2.6点未満を「やや不良:2」、及び1.6点未満を「不良:1」とし、評価結果とした。結果を表3に示す。
試験例1と同様に、表1,2に示す各成分を含有する、酸化染毛剤組成物の第1剤及び第2剤をそれぞれ調製した。また、表4に示す各成分を含有する、毛髪化粧料用組成物としての第3剤を調製した。
毛先への塗布性について、パネラー5名が、以下の基準で判断した。毛先への塗布性が、優れる(5点)、良好(4点)、可(3点)、やや不良(2点)及び不良(1点)の5段階で採点し、各パネラーの採点結果について平均値を算出し、平均値が4.6点以上を「優れる:5」、3.6点以上4.6点未満を「良好:4」、2.6点以上3.6点未満を「可:3」、1.6点以上2.6点未満を「やや不良:2」、及び1.6点未満を「不良:1」とし、評価結果とした。結果を表4に示す。
下記表5に示される処方例1の毛髪化粧料用組成物を調製した。試験例1と同様の染毛処理方法において、染毛処理を行った。その結果、各実施例と同等の評価が得られることを確認した。
Claims (5)
- アルカリ剤及び酸化剤を含有する染毛剤又は毛髪脱色・脱染剤として構成される毛髪化粧料組成物と別剤として構成され、該毛髪化粧料組成物と混合して使用され、該毛髪化粧料組成物と混合された際のpHが9.2以上である毛髪化粧料用組成物(炭素数2~6の有機酸0.5~10質量%、炭素数2~6の有機酸のアルカリ金属塩、シクロデキストリン、及び非イオン界面活性剤を含み、pHが3~8である毛髪処理用水系液体消臭剤組成物を除き、乳酸4.5質量%又は8質量%含有する直接染毛剤であって、28%アンモニア水、ヒドロキシエチルセルロースジメチルアリルアンモニウムクロリド0.8質量%、ポリオキシエチレン(21)ラウリルエーテル5質量%を含有する1剤、過酸化水素水(35%)を含有する2剤を重量比1:1で混合し、毛髪に塗布した後、続いで塗布される直接染毛剤を除く)であって、
前記毛髪化粧料用組成物中において(A)酸(脂肪酸類を除く)を0.5質量%以上含有し、さらに前記(A)酸が3価の以上の酸の場合、15質量%以下であり、前記(A)酸が2価の酸の場合、10.5質量%以下であり、前記(A)酸が1価の酸の場合、45質量%以下である毛髪化粧料用組成物。 - さらに、前記毛髪化粧料用組成物と毛髪化粧料組成物との混合物中において、
(B)カチオン性ポリマーを含有し、
前記混合物中における(B)カチオン性ポリマーの含有量に対する(A)酸の含有量の質量比が、0.2~10である請求項1に記載の毛髪化粧料用組成物。 - さらに、前記毛髪化粧料用組成物と毛髪化粧料組成物との混合物中において、(C)HLBが10以上のPOEアルキルエーテル型の非イオン性界面活性剤を1質量%以上含有する請求項1又は2に記載の毛髪化粧料用組成物。
- 前記(A)酸は、三価以上の酸を含む請求項1~3のいずれか一項に記載の毛髪化粧料用組成物。
- 請求項1~4のいずれか一項に記載の毛髪化粧料用組成物の使用方法であって、
前記アルカリ剤及び酸化剤を含有する毛髪化粧料組成物と、前記毛髪化粧料用組成物を混合した後、毛髪に適用される工程、
前記アルカリ剤及び酸化剤を含有する毛髪化粧料組成物を毛髪に塗布した後、前記毛髪化粧料用組成物を、毛髪に塗布された毛髪化粧料組成物上に重ねて塗布する工程、又は
前記毛髪化粧料用組成物を毛髪に塗布した後、前記アルカリ剤及び酸化剤を含有する毛髪化粧料組成物を、毛髪に塗布された毛髪化粧料用組成物上に重ねて塗布する工程、を含む毛髪化粧料用組成物の使用方法。
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