JP2020118321A - 流下式製氷機 - Google Patents

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Abstract

【課題】氷塊を適度な大きさに生成して氷塊の放出不良や製氷能力の低下を防止し得る流下式製氷機を提供する。【解決手段】流下式製氷機は、除氷運転中に給水管29からタンク16への給水がなされると共に、該タンク16内の貯留水を製氷板12の製氷面に供給して製氷運転を行う。製氷・除氷運転を繰り返す制御装置50xは、除氷運転中におけるタンク16への給水終了時点から遅延時間を計測する計時処理と、遅延時間の計測中にポンプモータPMを駆動する駆動処理と、遅延時間の計測終了に応じて除氷運転を終了させる除氷終了処理とを実行する。そして、蒸発管14の出口側に配設されたサーミスタ61における遅延時間計測中の検知温度に基づいて、次の製氷運転中に行う給水管29からタンク16への追加給水の給水量を変更し得るようにした。【選択図】図3

Description

本発明は、製氷板に氷塊を生成する製氷運転および該製氷板から氷塊を離脱させる除氷運転を交互に連続的に実行可能な流下式製氷機に関するものである。
氷塊を連続的に製造する自動製氷機として、縦向きの製氷板の製氷面(表面)に製氷水を流下させて氷塊を生成する流下式製氷機が、喫茶店やレストラン等の施設その他の厨房において好適に使用されている。以下、流下式製氷機の構成を簡単に説明する。
図6(a)に示す流下式製氷機Mは、縦向きに配置した製氷板12の裏面に沿って蛇行状の蒸発管14を配設した製氷ユニットUを備えている。製氷ユニットUの下方には、水を貯留するタンク16が配設されており、このタンク16は上下方向に延在する移送路17によって製氷板12上部の散水部18と接続されている。移送路17にはポンプモータPMが設けられており、このポンプモータPMの駆動によってタンク16内の貯留水が移送路17内を順次移動し、移送路17から散水部18を通じて製氷板12の製氷面に散布される。そして、製氷板12を蒸発管14との熱交換により冷却しつつ、ポンプモータPMを駆動して製氷板12の製氷面に水(製氷水)を散布すること(「製氷運転」を行うこと)で、製氷板12の製氷面に所定サイズの氷塊Sを生成する。なお、製氷板12の製氷面側を流下した水は、タンク16に帰還して再び製氷に用いられる。また、水道系と製氷ユニットUとを繋ぐ給水管29の給出口(図示せず)が蒸発管14の上方に位置しており、この給水管29の管路を開閉する給水バルブWVが当該給水管29に設けられている。給水バルブWVの開放によって給水管29から供給される水は、製氷板12の裏側を流下してタンク16に貯留される。
なお、タンク16内にはフロートスイッチFSが配設されている(図6(b)参照)。そして、このフロートスイッチFSにより、タンク16内の貯留水が上限水位となったことおよび下限水位となったことが検知される。そして、製氷運転中にタンク16内の貯留水が下限水位まで減少したことをフロートスイッチFSが検知した場合に、当該製氷運転を終了するようになっている。
流下式製氷機Mには、製氷ユニットUやタンク16を収容する製氷室30が機内上部に画成され、この製氷室30の下方(機内下部)には、生成された氷塊Sを貯留する貯氷室32が画成されている。貯氷室32は、シュート部34によって製氷室30と連通している。また、製氷室30の側方には、圧縮機22、凝縮器24、膨張弁26等を収容する機械室36が画成されている。なお、圧縮機22、凝縮器24および膨張弁26と、前述の蒸発管14とは、冷媒配管によって環状に接続されており、冷媒が循環する冷凍系20を構成している。
冷凍系20には、圧縮機22の吐出側および蒸発管14の吸入側を繋ぐホットガス管28と、このホットガス管28の管路を開閉するホットガス弁28aとが設けられている。そして、ホットガス弁28aの開放によりホットガスを蒸発管14に供給しつつ、給水バルブWVを開放して製氷板12の裏側に水(除氷水)を流下させる(「除氷運転」を行う)ことで、製氷板12の製氷面に生成された氷塊Sの製氷板12に対する凍結を解除し、これにより氷塊Sを製氷板12の製氷面から離脱させて貯氷室32に貯留する。なお、図6(a)中の符号19は、製氷板12から離脱して落下した氷塊Sを貯氷室32に滑落案内する案内部材である。この案内部材19は、製氷ユニットUから流下してきた水を下方へ通過させてタンク16内へ流入させる。
特開2011−237080号公報
近年では、省エネの要望から蒸発管14の除氷効率が高められており、製氷板12の製氷面に生成される複数段・複数列の氷塊Sを連結状態で一斉に製氷板12から離脱させる方式が採用されている。この場合、複数の氷塊Sが横方向だけでなく縦方向にも連結した状態で落下するので、製氷運転時に生成される氷塊Sのサイズが大きいと、除氷運転中に製氷板12の製氷面から離脱した連結状態の氷塊Sが製氷板12と案内部材19との間に引っ掛かって貯氷室32に到達せず(氷塊Sの放出不良)、製氷室30内に残留したまま次の製氷運転に移行する。
前述した氷塊Sの放出不良等の不具合を防止するには、氷塊Sのサイズが小さく生成されるよう製氷運転の期間を予め短く設定しておくことが考えられる。しかしながら、生成される氷塊Sのサイズが過度に小さくなると、除氷運転中に温度上昇し易くなり氷塊Sの融け量が増加するため、流下式製氷機Mの製氷能力が低下する。
また、流下式製氷機Mを製造する際、機械毎に個体差が生じることは避けられず、例え同種の流下式製氷機Mであっても、製氷運転時に生成される氷塊Sの大きさには機械毎にばらつきが生じる。このため、氷塊Sが適度なサイズで生成されるよう設定することは困難となっている。
そこで本発明は、従来の流下式製氷機に内在する前記問題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、氷塊を適度な大きさに生成して氷塊の放出不良や製氷能力の低下を防止し得る流下式製氷機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1の発明に係る流下式製氷機は、
縦向き配置された製氷板と、該製氷板の裏面に配設された蒸発管と、水を貯留するタンクと、前記タンク内の貯留水を前記製氷板の製氷面に供給するポンプモータと、水道系に繋がる給水管と、該給水管を開閉する給水バルブと、製氷運転および除氷運転を繰り返す制御を行う制御装置とを備え、除氷運転中に前記給水管から前記タンクへの給水がなされ、また該タンク内の貯留水を前記製氷板の製氷面に供給して製氷運転を行うよう構成された流下式製氷機において、
前記蒸発管の出口側に温度センサが配設され、
前記制御装置は、
除氷運転中における前記タンクへの給水終了時点から遅延時間を計測する計時処理と、前記遅延時間の計測中に前記ポンプモータを駆動する駆動処理と、前記遅延時間の計測終了に応じて除氷運転を終了させる除氷終了処理とを実行すると共に、
前記遅延時間の計測中における前記温度センサの検知温度に基づいて、次の製氷運転中に行う前記給水管から前記タンクへの追加給水の給水量を変更し得るように構成されていることを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、製氷室内に氷塊が残留している(氷塊の放出不良が生じている)場合に除氷運転中における蒸発管の出口温度(温度センサの検知温度)が低くなる現象を利用することで、遅延時間の計測中における温度センサの検知温度に基づいて前回の製氷運転で生成した氷塊のサイズが過度に大きかったか否かを把握し得る。従って、次の製氷運転中に行う給水管からタンクへの追加給水の給水量を遅延時間の計測中における温度センサの検知温度に基づいて調整することにより、次の製氷運転で生成する氷塊のサイズを適度な大きさとすることができる。
請求項2に係る発明では、
前記制御装置は、前記遅延時間の計測中における時間経過に応じた前記温度センサの検知温度の温度変化傾向を該遅延時間の計測終了時に判定する傾向判定処理を実行して、該傾向判定処理により把握される前記温度変化傾向が上昇傾向であれば、前記給水管から前記タンクへの追加給水を行う時間として第1の追加給水時間を選択する一方、該温度変化傾向が下降傾向であれば、前記追加給水を行う時間として前記第1の追加給水時間より短い第2の追加給水時間を選択するようにしたことを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、遅延時間の計測中における時間経過に応じた温度センサの検知温度の温度変化傾向を判定する傾向判定処理を行うことで、前回の製氷運転で生成した氷塊のサイズが過度に大きかったか否かを正確に把握し得る。そして、この傾向判定処理の結果に応じて追加給水時間を異ならせることで、次の製氷運転中に行う給水管からタンクへの追加給水の給水量を容易に可変させることができる。
本発明に係る流下式製氷機によれば、氷塊を適度な大きさに生成し得ると共に、氷塊の放出不良や製氷能力の低下を防止し得る。
(a)は、実施例に係る流下式製氷機の概略構成図であり、(b)は、タンクの内部構造を示す要部拡大図である。 制御装置により実行される除氷運転時の制御の流れを示すフローチャートである。 制御装置により実行される移行処理(図2のステップS107)の具体的な制御内容を示すフローチャートである。 除氷運転開始後における時間経過に応じたサーミスタによる検知温度の温度変化を示す説明図である。 制御装置により実行される製氷運転時の制御の流れを示すフローチャートである。 (a)は、従来の流下式製氷機の概略構成図であり、(b)は、タンクの内部構造を示す要部拡大図である。
次に、本発明に係る流下式製氷機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、実施例に係る流下式製氷機M1について、前述した従来の流下式製氷機Mと対応する部材・部位には、従来の流下式製氷機Mと共通の名称を用い、かつ同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図1(a)に示すように、実施例に係る流下式製氷機M1には、蒸発管14の出口側にサーミスタ(温度センサ)61が配設されている。製氷運転の終了後、除氷運転を開始すると、蒸発管14にはホットガスが流通し、また給水管29からタンク16に供給される水が製氷板12の裏側を経由するので、蒸発管14の外面に氷結している氷が融ける。そして、蒸発管14の外面の氷が減少していくに従って、当該蒸発管14の温度が徐々に上昇する。これに対し、制御装置50xは、除氷運転中、サーミスタ61の温度上昇を監視し、サーミスタ61の検知温度が所定温度に達したことを契機として除氷運転を終了するように構成されている。但し、実施例では、制御装置50xの制御により、サーミスタ61の検知温度が所定温度に達してから予め定めた遅延時間の間、蒸発管14へのホットガスの供給を継続するようにしている。そして、制御装置50xは、遅延時間の計測開始と同時に給水管29からの給水(除氷水の供給)を停止し、遅延時間が計測されている間(以下「節水除氷期間」という)にタンク16内の貯留水を除氷水に用いて除氷運転を行うように構成されている。
ここで先ず、図4を参照し、除氷運転の開始後におけるサーミスタ61の検知温度の温度変化について説明する。図4中において、実線Aおよび二点鎖線Bは、サーミスタ61による検知温度の温度変化の一例を示している。このうち実線Aは、節水除氷期間が開始される前に全ての氷塊Sが製氷板12から離脱して滞りなく貯氷室32まで移動した場合の温度変化(以下「正常時温度変化A」という)であり、二点鎖線Bは、節水除氷期間が終了(除氷運転が終了)するまで氷塊Sが製氷板12と案内部材19との間に引っ掛かって残留している場合の温度変化(以下「異常時温度変化B」という)である。また、符号a1および符号b1は、節水除氷期間の開始時点(遅延時間の計測開始時点)を示しており、符号a2および符号b2は、節水除氷期間の終了時点(遅延時間の計測終了時点)を示している。なお、座標軸のX軸方向は、除氷運転の開始時点からの経過時間、Y軸方向は、サーミスタ61による検知温度である。
サーミスタ61の正常時温度変化Aは、除氷運転の開始時点から徐々に温度上昇して、所定温度となって節水除氷期間が開始(符号a1)されると、水道系からの除氷水の供給状態がタンク16からの低温の除氷水の供給状態に変化するため、一旦は温度低下するが、蒸発管14へのホットガスの供給は継続しており、製氷室30内に氷塊Sが残留していない状態で循環供給されるタンク16内の水温が上昇するため、節水除氷期間が終了(除氷運転が終了)する(符号a2)までに温度変化が「上昇傾向」に転じるものである。これに対し、サーミスタ61の異常時温度変化Bでは、製氷板12と案内部材19との間に残留している氷塊Sの影響により、節水除氷期間においてサーミスタ61による検知温度は上昇に転じず、節水除氷期間(符号b1から符号b2まで)における温度変化が「下降傾向」のままとなる。なお、製氷板12と案内部材19との間での氷塊Sの引っ掛かりが節水除氷期間(符号b1から符号b2まで)の途中(符号bx)で解除されて貯氷室32に氷塊Sが移動した場合には、図4中に一点鎖線Cで示すように、氷塊Sの引っ掛かりが解除した時点(符号bx)からの第1サーミスタ61の温度変化が「上昇傾向」となる(これを以下「正常時温度変化C」という)。
以上のように、節水除氷期間の終了時点で製氷室30内に氷塊Sが残存している場合と残存していない場合とで、サーミスタ61の検知温度における時間経過に応じた温度変化傾向に違いが生じる。これに対し、実施例に係る流下式製氷機M1は、節水除氷期間中おける時間経過に応じたサーミスタ61の温度変化傾向を判定し、その判定結果に基づいて、製氷室30内に氷塊Sが残存しているか否かを特定するように構成されている。ここで、製氷室30内に氷塊Sが残存している(氷塊Sの放出不良が生じている)場合、前回の製氷運転中に生成された氷塊Sが正常より大きかったと推測されることから、節水除氷期間中のサーミスタ61の検知温度に基づいて(具体的には、時間経過に応じた温度変化傾向が「下降傾向」であった場合に)、次の製氷運転での氷塊Sのサイズが前回の製氷運転より小さくなるよう、タンク16に貯留される製氷水の給水量を通常よりも少ない給水量に変更するようにしている。
なお、実施例に係る流下式製氷機M1では、除氷運転中だけでなく製氷運転(後述)中にも給水バルブWVを開放して給水管29からタンク16への給水を行い、製氷水として用いるタンク16内の貯留水の水量を確保している。すなわち、タンク16への給水を複数回に分けて行うことにより、タンク16の小型化が実現されている。そして、節水除氷期間中のサーミスタ61の検知温度における時間経過に応じた温度変化傾向が「下降傾向」であった場合に、次の製氷運転中における給水量(追加給水量)の減少を決定することで、次の製氷運転での氷塊Sのサイズが前回の製氷運転より小さくなるように調整している。
ここで、制御装置50xは、節水除氷期間中おける所定の時間間隔毎(例えば1秒経過毎)のサーミスタ61の検知温度を記憶する温度情報記憶手段(RAM)と、前記所定の時間間隔を計測する間隔計測手段とを備えている。そして、制御装置50xは、除氷運転終了時に温度情報記憶手段に記憶されている検知温度データ(節水除氷期間中の所定の時間間隔毎のサーミスタ61の検知温度)に基づいて、サーミスタ61による検知温度の温度変化傾向が「上昇傾向」(図4に示す正常時温度変化A,Cの態様)であるか「下降傾向」(図4に示す異常時温度変化Bの態様)であるかを特定するように構成されている(後述するステップS201,S202)。
また、制御装置50xは、製氷運転中にタンク16への追加給水を行う際に用いる時間情報として、基準時間情報と、短縮時間情報とを記憶する時間情報記憶手段(ROM)を備えている。そして、前記検知温度データに基づいて特定した温度変化傾向が「上昇傾向」であった場合に、次の製氷運転中における所定のタイミングで、基準時間情報に対応する第1の追加給水時間にわたって追加給水を行う一方、前記検知温度データに基づいて特定した温度変化傾向が「下降傾向」であった場合に、次の製氷運転中における所定のタイミングで、基準時間情報に対応する時間から短縮時間情報に対応する時間を差し引いた第2の追加給水時間(通常より短い時間)に限り追加給水を行うことでタンク16への追加給水量を減少させるように構成されている(後述するステップS303〜S305)。
(除氷運転時の制御内容について)
次に、実施例に係る流下式製氷機M1の制御装置50xによって実行される除氷運転時の具体的な制御の流れを、図2および図3を参照して説明する。
制御装置50xは、電源投入の直後または製氷運転の終了後に、除氷運転に移行する。図2に示すように、除氷運転の開始時には、ホットガス弁28aを開放してホットガスを蒸発管14に供給すると共に、給水バルブWVを開放して給水管29からの水(除氷水)を製氷板12の裏側に流下させる(ステップS101)。そして、後述する温度検知データを時間情報記憶手段から消去する(ステップS102)。なおこの場合に消去される温度検知データは、前回の除氷運転で前述した間隔計測手段によって計測される所定の時間間隔毎に記憶されたサーミスタ61の検知温度を示すデータであり、前回の除氷運転のデータであるためこの時点で消去する。
除氷運転中、制御装置50xは、蒸発管14の出口に配設されたサーミスタ61(図1(a)参照)の温度上昇を監視し、所定温度に達したか否かを判定する(ステップS103)。サーミスタ61の検知温度が所定温度となった場合には、給水バルブWVを閉鎖して給水管29からの給水(除氷水の供給)を停止させる一方、ポンプモータPMを駆動してタンク16から製氷板12側への水(除氷水)の循環供給を開始する(ステップS104、駆動処理)。なおこの時(ステップS104)、制御装置50xは、遅延タイマによる遅延時間の計測(計時処理)を開始する。そして、遅延タイマによる遅延時間の計測終了タイミングとなったことを判定(ステップS105)すると、ホットガス弁28aを閉鎖して、蒸発管14へのホットガスの供給を停止すると共に、ポンプモータPMの駆動を停止することで、除氷運転を終了する(ステップS106)。
すなわち、遅延タイマによる遅延時間の計測開始タイミングは、節水除氷期間の開始タイミングに対応しており、遅延タイマによる遅延時間の計測終了タイミングは、節水除氷期間の終了タイミングに対応している。そして、節水除氷期間の終了(除氷運転の終了)に伴い、制御装置50xは、移行処理(ステップS107)を実行する。この移行処理については後述する(図3参照)。
また、制御装置50xは、遅延タイマによる計測(計時処理)を開始(ステップS104)してから遅延タイマの計測終了タイミングであると判定するまで(ステップS105が肯定となるまで)の期間である節水除氷期間において、前述した間隔計測手段による計測に基づいて、所定の時間間隔に対応するタイミング(例えば、節水除氷期間における1秒経過毎のタイミング)であるか否かを判定する(ステップS108)。そして、節水除氷期間における所定の時間間隔に対応するタイミングであれば、その時点でのサーミスタ61の検知温度を温度検知データとして前述した温度情報記憶手段に記憶する(ステップS109)。一方、所定の時間間隔に対応するタイミングでなければ、その時点ではサーミスタ61の検知温度を温度情報記憶手段に記憶しないようにする。これにより、温度情報記憶手段には、節水除氷期間中における所定の時間間隔毎のサーミスタ61の検知温度に対応する複数の温度検知データが、その時系列と対応付けて複数記憶される。
移行処理(ステップS107)において制御装置50xは、図3に示すように、節水除氷期間中に温度情報記憶手段(RAM)に記憶した複数の温度検知データを読み出すと共に、読み出した複数の温度検知データに基づいて節水除氷期間中の時間経過に応じたサーミスタ61の検知温度の温度変化傾向を、「上昇傾向」または「下降傾向」として特定する(ステップS201)。次に、制御装置50xは、ステップS201で特定した温度変化傾向が「上昇傾向」および「下降傾向」の何れであったかを判定する(ステップS202、傾向判定処理)。
制御装置50xは、前記傾向判定処理(ステップS202)において「上昇傾向」と判定した場合、次の製氷運転での追加給水時間についての変更を決定することなく、次の製氷運転へと移行する(ステップS203)。この場合には、時間情報記憶手段(ROM)に記憶されている基準時間情報に対応する第1の追加給水時間が、そのまま次の製氷運転の追加給水時間として選択される。一方で、傾向判定処理(ステップS202)において「下降傾向」と判定した場合、次の製氷運転での追加給水時間を短縮することを決定(ステップS204)し、次の製氷運転へと移行する(ステップS203)。この場合は、時間情報記憶手段(ROM)に記憶されている基準時間情報に対応する時間から、当該時間情報記憶手段(ROM)に記憶されている短縮時間情報に対応する時間を差し引いた時間に対応する第2の追加給水時間(第1の追加給水時間より短い時間)が、次の製氷運転の追加給水時間として選択される。
すなわち、実施例に係る流下式製氷機M1は、節水除氷期間の終了時(除氷運転の終了時)に、その節水除氷期間中のサーミスタ61の検知温度の温度変化傾向から、前回の製氷運転で生成された氷塊Sのサイズの大小を推測する。そして、節水除氷期間中のサーミスタ61の検知温度(温度変化傾向)に基づいて、次の製氷運転での追加給水時間を、基準時間情報に対応する第1の追加給水時間とするか、第1の追加給水時間より短い第2の追加給水時間とするかを決定し、これにより次の製氷運転での追加給水の給水量を調整可能に構成されている。
(製氷運転時の制御内容について)
次に、実施例に係る流下式製氷機M1の制御装置50xによって実行される製氷運転時の具体的な制御の流れを、図5を参照して説明する。
実施例に係る制御装置50xは、冷凍系20において圧縮機22、凝縮器24、膨張弁26、蒸発管14、圧縮機22の順で冷媒を循環させるように制御すると共に、ポンプモータPMを駆動してタンク16内の貯留水を製氷板12の製氷面に供給することで、製氷運転を行う(ステップS301)。制御装置50xは、製氷運転を開始すると、タンク16内に配設されているフロートスイッチFS(図1(b)参照)によってタンク16の貯留水が下限水位まで減少したことが検知されているか否かを確認する(ステップS302)。この制御装置50xによるステップS302の確認処理は、フロートスイッチFSによって下限水位が検知されるまで繰り返し行われる。そして、フロートスイッチFSによってタンク16の貯留水が下限水位まで減少したことが検知されると、給水バルブWVを開放して給水管29からタンク16への追加給水を開始する(ステップS303)。この場合に、制御装置50xは、前回の除氷運転の終了時に判定された傾向判定処理において判定された温度変化傾向が「上昇傾向」であれば、追加給水時間を変更しないことが決定されているので、追加給水時間として第1の追加給水時間を選択・設定する一方、「下降傾向」であれば、追加給水時間を短縮することが決定されているので、追加給水時間として第2の追加給水時間を選択・設定する。
制御装置50xは、タンク16への追加給水の開始後、設定されている追加給水時間(第1の追加給水時間および第2の追加給水時間の何れか)が経過したか否かを確認する(ステップS304)。この制御装置50xによるステップS304の確認処理は、前回の除氷運転の終了時に設定された追加給水時間が経過するまで繰り返し行われる。追加給水時間が経過すると、給水バルブWVを閉鎖してタンク16への追加給水を終了する(ステップS305)。これにより、製氷運転中にタンク16内の貯留水(製氷水)が増加する。
制御装置50xは、前述の追加給水の終了後、フロートスイッチFSによってタンク16の貯留水が下限水位まで減少したことが検知されているか否かを再び確認する(ステップS306)。この制御装置50xによるステップS302の再確認処理は、フロートスイッチFSによって下限水位が検知されるまで繰り返し行われる。そして、フロートスイッチFSによってタンク16の貯留水が下限水位まで減少したことが検知されると、ポンプモータPMを駆動停止して製氷運転を終了し(ステップS307)、次の除氷運転を開始させる(ステップS308)。
(実施例の作用)
前述の如く構成される実施例の流下式製氷機M1は、製氷運転および除氷運転を交互に繰り返すように制御可能であり、除氷運転中に給水管29からタンク16への給水がなされ、その後にタンク16内の貯留水を製氷板12の製氷面に供給して製氷運転(ステップS301〜S307)を行うものである。当該実施例の流下式製氷機M1は、除氷運転中のタンク16への給水に加えて、製氷運転中にタンク16への追加給水を行うことで、タンク16の小型化を実現している。
また、実施例の流下式製氷機M1は、制御装置50xの制御により、節水除氷期間(第1サーミスタ61の検知温度が所定温度に達してから遅延時間)の間、蒸発管14へのホットガスの供給を継続しつつ、給水管29からの給水(除氷水の供給)を停止しつつタンク16内の貯留水を除氷水に用いて除氷運転を行うようにしている。すなわち、制御装置50xは、除氷運転中におけるタンク16への給水終了時点から該除氷運転を終了するまでの遅延時間を計測する(ステップS104,S105、計時処理)と共に、この遅延時間の計測中(節水除氷期間中)に、ポンプモータPMを駆動(ステップS104、駆動処理)して、遅延時間の計測終了に応じて除氷運転を終了させる(ステップS106、除氷終了処理)。このため、製氷室30内に氷塊Sが残留している(氷塊Sの放出不良が生じている)状況では、除氷水として用いられるタンク16内の貯留水の水温が低下していき、除氷運転中における蒸発管14の出口温度が低くなる。一方、製氷室30内に氷塊Sが残留していない場合は、タンク16内の貯留水の温度が上昇していくので、除氷運転中における蒸発管14の出口温度が高くなる。すなわち、遅延時間の計測中におけるサーミスタ(温度センサ)61の検知温度に基づき、前回の製氷運転で生成した氷塊Sのサイズが過度に大きかったか否かを把握することができる。これに対し、制御装置50xは、除氷運転の終了時(遅延時間の計測終了時、節水除氷期間の終了時)の移行処理(ステップS107)において、遅延時間の計測中におけるサーミスタ61の検知温度に基づいて、次の製氷運転中に行う給水管29からタンク16への追加給水の給水量を変更することで、次の製氷運転での製氷時間を可変でき、当該次の製氷運転で生成する氷塊Sのサイズを適度な大きさとすることができる。
より具体的に、制御装置50xは、遅延時間の計測中における時間経過に応じたサーミスタ61の検知温度の温度変化傾向を該遅延時間の計測終了時に判定して(ステップS201、傾向判定処理)、これにより把握される温度変化傾向が「上昇傾向」であれば、次の製氷運転における給水管29からタンク16への追加給水時間として、第1の追加給水時間を選択する一方、温度変化傾向が「下降傾向」であれば、次の製氷運転における給水管29からタンク16への追加給水時間として、第1の追加給水時間より短い第2の追加給水時間を選択して(ステップS303)、これにより次の製氷運転中に行う給水管29からタンク16への追加給水の給水量を遅延時間の計測中におけるサーミスタ61の検知温度に基づき調整する。このように、サーミスタ61の検知温度の温度変化傾向を判定することで、前回の製氷運転で生成した氷塊Sのサイズが過度に大きかったか否かを正確に把握し得る。そして、この傾向判定処理の結果に応じて追加給水時間を異ならせることで、次の製氷運転中に行う給水管29からタンク16への追加給水の給水量を容易に可変させることができる。
(変更例)
(1) 実施例では、遅延時間の計測中における温度センサ(サーミスタ)の温度変化傾向が上昇傾向であれば第1の追加給水時間を決定し、下降傾向であれば第2の追加給水時間を決定することで、次の製氷運転中に行うタンクへの追加給水の給水量(追加給水時間)を変更するように構成したが、遅延時間の計測終了時点における温度センサ(サーミスタ)の検知温度が規定温度の範囲である場合に第1の追加給水時間を決定し、規定温度の範囲外である場合に第2の追加給水時間を決定するようにしてもよい。
(2) 実施例では、遅延時間の計測中における温度センサ(サーミスタ)の検知温度(温度変化傾向)を判定する傾向判定処理の判定結果に基づいて次の製氷運転中に行うタンクへの追加給水の給水量(追加給水時間)を変更するように構成したが、連続する複数回の除氷運転の終了時に夫々行った傾向判定処理の判定結果が何れも下降傾向となった場合に、運転停止状態または除氷運転に移行させるようにしてもよい。
12 製氷板,14 蒸発管,16 タンク,29 給水管,32 貯氷室,
50,50x 制御装置,61 サーミスタ(温度センサ),PM ポンプモータ,
S 氷塊,WV 給水バルブ

Claims (2)

  1. 縦向き配置された製氷板(12)と、該製氷板(12)の裏面に配設された蒸発管(14)と、水を貯留するタンク(16)と、前記タンク(16)内の貯留水を前記製氷板(12)の製氷面に供給するポンプモータ(PM)と、水道系に繋がる給水管(29)と、該給水管(29)を開閉する給水バルブ(WV)と、製氷運転および除氷運転を繰り返す制御を行う制御装置(50x)とを備え、除氷運転中に前記給水管(29)から前記タンク(16)への給水がなされ、また該タンク(16)内の貯留水を前記製氷板(12)の製氷面に供給して製氷運転を行うよう構成された流下式製氷機において、
    前記蒸発管(14)の出口側に温度センサ(61)が配設され、
    前記制御装置(50x)は、
    除氷運転中における前記タンク(16)への給水終了時点から遅延時間を計測する計時処理(S104,S105)と、前記遅延時間の計測中に前記ポンプモータ(PM)を駆動する駆動処理(S104)と、前記遅延時間の計測終了に応じて除氷運転を終了させる除氷終了処理(S106)とを実行すると共に、
    前記遅延時間の計測中における前記温度センサ(61)の検知温度に基づいて、次の製氷運転中に行う前記給水管(29)から前記タンク(16)への追加給水の給水量を変更し得るように構成されている
    ことを特徴とする流下式製氷機。
  2. 前記制御装置(50x)は、前記遅延時間の計測中における時間経過に応じた前記温度センサ(61)の検知温度の温度変化傾向を該遅延時間の計測終了時に判定する傾向判定処理(S202)を実行して、該傾向判定処理(S201)により把握される前記温度変化傾向が上昇傾向であれば、前記給水管(29)から前記タンク(16)への追加給水を行う時間として第1の追加給水時間を選択する一方、該温度変化傾向が下降傾向であれば、前記追加給水を行う時間として前記第1の追加給水時間より短い第2の追加給水時間を選択するようにした請求項1記載の流下式製氷機。
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