JP2020118074A - 排気系部材支持構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】排気系部材と支持部材との間の接続部に伝達する、車体からの振動を抑制する。【解決手段】排気系部材としてのマフラ10を支持する支持部材12は、天板12aと、天板12aに対して略垂直に設けられ、その上端が天板12aに接続される側板12bとを含んで構成される。支持部材12は、マフラ側壁10aに溶接される第1接続部位12cと、車体に間接的に接続される第2接続部位12dとを含む。第1接続部位12cは、側板12bの前端からさらに前方に突出し、その下面が側板12bの下面と面一となっている。第2接続部位12dは、天板12aの後部に設けられている。側板12bには、前後方向に伸びる、断面が湾曲形状の湾曲ビード20が設けられる。第1接続部位12cは、第2接続部位12dから見て湾曲ビード20を介した反対側に位置している。【選択図】図1
Description
本発明は、排気系部材を支持するための排気系部材支持構造に関する。
内燃機関を搭載する車両には、内燃機関の排気が流通する排気系部材が設けられる。排気系部材としては、例えば、内燃機関の排気騒音を低減するためのマフラなどが挙げられる。
排気系部材は、車両の下部に設けられ、車体(例えばフレームやボディ)に直接あるいは間接的に接続された支持部材によって支持されるのが一般的である。例えば、特許文献1には、排気系部材であるマフラーが支持部材であるブラケット体によって支持される構造が開示されている。
排気系部材が支持部材によって支持される場合、支持部材は、排気系部材と車体の双方に接続される。したがって、例えば路面入力などによって車体に振動が生じると、車体からの振動が、支持部材を介して、排気系部材と支持部材との間の接続部(例えば溶接部)に入力される。車体からの振動が当該接続部に伝達すると、排気系部材と支持部材との間の接続不良が生じ得る。
本発明の目的は、排気系部材と支持部材との間の接続部に伝達する、車体からの振動を抑制することにある。
本発明は、内燃機関からの排気が流通する排気系部材と、前記排気系部材に接続される第1接続部位、車体に直接又は間接的に接続される第2接続部位、及び、前記第1接続部位と前記第2接続部位とを繋ぐ板部を有し、前記排気系部材を車体に支持する支持部材と、を備え、前記板部は、断面が湾曲形状である湾曲ビードを有する、ことを特徴とする排気系部材支持構造である。
湾曲ビードは断面が湾曲形状であるから、ばね特性(弾性)を有しており、振動を吸収する機能を発揮する。上記構成によれば、排気系部材に接続される第1接続部位と、車体に接続される第2接続部位とが湾曲ビードを介した反対側に位置しているから、第2接続部位から入力された車体からの振動は、湾曲ビード20によって吸収され、第1接続部位への伝達が抑制される。つまり、湾曲ビード20により、車体からの振動が、排気系部材と第1接続部位との間の接続部への伝達が抑制される。
本発明によれば、排気系部材と支持部材との間の接続部に伝達する、車体からの振動を抑制することができる。
図1は、排気系部材としてのマフラ10と、マフラ10を支持する支持部材12とを含む、本実施形態に係る排気系部材支持構造の斜視図である。また、図2は支持部材12の平面図であり、図3は支持部材12の前面図である。マフラ10及び支持部材12は、内燃機関としてのエンジンを動力とする車両に設けられている。本実施形態では、マフラ10及び支持部材12は、車両後方の下部(フロアパネルの下)に設けられている。なお、本明細書において、前(Fr)及び後の用語は車両前後方向の前後を意味し、左及び右(Rh)の用語は前を向いたときの左右を意味し、上(Up)及び下は車両上下方向の上下を意味する。
マフラ10には、エンジンからの排気が流通する。マフラ10にエンジンからの排気が流通することで、エンジンの排気騒音が低減される。具体的には、マフラ10は、内部が複数の部屋に仕切られており、エンジンからの排気が当該複数の部屋を流通することで、排気騒音が低減される。マフラ10の後端においてマフラ側壁10aが形成されており、マフラ側壁10aに支持部材12が接続される。
支持部材12は、マフラ10と、車両のフレームあるいはボディなどである車体とに接続され、これによりマフラ10を車体に支持するものである。
支持部材12は、天板12aと、天板12aに対して略垂直に設けられる板部としての側板12bを含んで構成されている。本実施形態では、図1〜3に示される通り、天板12aは平行でない面を含む複数の面で構成されているが、これら複数の面をまとめて天板12aと呼ぶ。また、側板12bも平行でない面を含む複数の面で構成されているが、これら複数の面をまとめて側板12bと呼ぶ。
側板12bの上端部が天板12aと一体に形成されている。本実施形態では、天板12aの左端部と側板12bの上端部とが一体形成されている。これにより、図3に示すように、支持部材12は略L字形状となっている。
支持部材12は、第1接続部位12cを有する。図1〜3(特に図2)に示されるように、第1接続部位12cは、側板12bの前端からさらに前方に突出して設けられている。第1接続部位12cの前端部は車幅方向に屈折しており、第1接続部位12cは平面視でL字形状を有している。図1に示されるように、第1接続部位12cの下面は、側板12bの下面と面一となっており、第1接続部位12cの高さ(上下方向の長さ)は側板12bの高さよりも低くなっている。
マフラ側壁10aと第1接続部位12cが接続されることで、マフラ10と支持部材12が接続される。本実施形態では、マフラ側壁10aと第1接続部位12cは、溶接により接続される。
天板12aの後部において、車幅方向(左右方向)に伸びる、断面形状が略半円の溝が設けられている。当該溝を第2接続部位12dと呼ぶ。第2接続部位12dには、車体接続ロッド14が接続される。
車体接続ロッド14は、車幅方向に伸びる円柱状の部材である。車体接続ロッド14は、不図示の車体に接続されている。本実施形態では、車体接続ロッド14の下側半分が第2接続部位12dに挿入された上で、第2接続部位12dと車体接続ロッド14の下側半分が溶接される。これにより、支持部材12と車体接続ロッド14が接続され、支持部材12が車体接続ロッド14を介して車体に接続される。
なお、本実施形態では、支持部材12は、車体接続ロッド14を介して間接的に車体に接続されているが、支持部材12は、車体側接続部において車体に直接接続されてもよい。また、支持部材12と車体接続ロッド14との間の接続方法、あるいは支持部材12が車体に直接接続される場合の支持部材12と車体との間の接続方法は、溶接以外の方法であってもよい。
車体接続ロッド14と平行に車幅方向に伸びている回転防止ロッド16は、マフラ10から伸びる排気管(不図示)に接続され、当該排気管の回転を防止するものである。
以上のようにして、本発明の板部を構成する側板12bは、第1接続部位12cと第2接続部位12dとを繋いでおり、車体に加わる振動が側板12bを介してマフラ10に伝達される。
側板12bには、湾曲ビード20が設けられる。以下、図4〜6を参照しながら、湾曲ビード20について説明する。
図4は、支持部材12の斜視図である。図4においては、湾曲ビード20が見やすいように、車体接続ロッド14及び回転防止ロッド16の図示が省略されている。また、図5は、支持部材12の側面図である。
湾曲ビード20は筋状に伸びる形状を有している。図4及び図5に示される通り、本実施形態では、湾曲ビード20は前後方向に伸びる形状を有している。
湾曲ビード20は、第1接続部位12cの少なくとも一部分が、第2接続部位12dから見て湾曲ビード20を介した反対側に位置するように、第1接続部位12cと第2接続部位12dの間に設けられる。換言すれば、湾曲ビード20は、第1接続部位12cの少なくとも一部が湾曲ビード20に対して一方側に位置し、第2接続部位12dが湾曲ビード20に対して他方側に位置するように設けられる。
本実施形態では、第1接続部位12cは、第1接続部位12cの下面と側板12bの下面とが面一になるように、側板12bの前端からさらに前方に突出して設けられており、第2接続部位12dは、天板12aに設けられている。したがって、側板12bにおいて、前後方向に伸びる湾曲ビード20を設けることで、第1接続部位12cの大部分(湾曲ビード20よりも下側の部分)が湾曲ビード20に対して一方側(下側)に位置し、第2接続部位12dが湾曲ビード20に対して他方側(上側)に位置することになる。
なお、本実施形態では、第1接続部位12cの一部分が湾曲ビード20よりも上側に位置しているが、第1接続部位12cの全てが湾曲ビード20の下側に位置するように、湾曲ビード20を図4に示す位置よりも高い位置に設けるようにしてもよい。
図6には、図5のA−A方向からみた湾曲ビード20の端面図が示されている。図6に示される通り、湾曲ビード20は、その断面が湾曲形状となっている。したがって、湾曲ビード20は、ばね特性(弾性)を有している。具体的には、湾曲ビード20は、ばね特性により、湾曲ビード20の上側から伝来してきた振動を吸収し、湾曲ビード20の上側から下側に伝達する振動を抑制する効果を発揮する。
例えば路面入力などによって車体が振動した場合、車体の振動は、車体接続ロッド14を介して、第2接続部位12dから支持部材12に入力される。本実施形態では、湾曲ビード20が設けられているから、第2接続部位12dから入力された振動は、湾曲ビード20によって吸収され、振動の湾曲ビード20の下側へ伝達が抑制される。したがって、第2接続部位12dから見て湾曲ビード20を介した反対側に位置している第1接続部位12cへの車体の振動の伝達が抑制される。すなわち、マフラ側壁10aと第1接続部位12cとの間の溶接部への車体の振動の伝達が抑制される。これにより、当該溶接部の亀裂などの接続不良の発生が抑制される。
湾曲ビード20の幅が広くなる程、湾曲ビード20のばね特性が大きくなり、振動の吸収力が大きくなる。したがって、第2接続部位12dから入力される振動をより吸収すべく、第2接続部位12dに近い程、湾曲ビード20の幅が広くなっているのが好ましい。本実施形態では、上述の通り、第2接続部位12dは、天板12aの後部(図5参照)に設けられているから、湾曲ビード20の幅は、後方に行くほど広くなっている。
以上、本発明に係る実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、湾曲ビード20は、前後方向に伸びていたが、第1接続部位12cが、第2接続部位12dから見て湾曲ビード20を介した反対側に位置する限りにおいて、湾曲ビード20はどのような方向に伸びていてもよい。
また、上記実施形態では、マフラ側壁10aと第1接続部位12cとが溶接により接続されていたが、溶接以外の方法で接続された場合であっても、本発明によれば、マフラ10と第1接続部位12cとの間の接続不良の発生を抑制できる。例えば、マフラ10と第1接続部位12cとがビス止めで接続される場合には、本発明により車体の振動が第1接続部位12cに伝達することが抑制されるから、マフラ10と第1接続部位12cとを接続するビスのゆるみなどが抑制される。あるいは、マフラ10と第1接続部位12cとが接着剤などで接着される場合にも、車体の振動が第1接続部位12cに伝達することが抑制されることで、マフラ10と第1接続部位12cとの接着不良が抑制される。
10 マフラ、10a マフラ側壁、12 支持部材、12a 天板、12b 側板、12c 第1接続部位、12d 第2接続部位、14 車体接続ロッド、16 回転防止ロッド、20 湾曲ビード。
Claims (1)
- 内燃機関からの排気が流通する排気系部材と、
前記排気系部材に接続される第1接続部位、車体に直接又は間接的に接続される第2接続部位、及び、前記第1接続部位と前記第2接続部位とを繋ぐ板部を有し、前記排気系部材を車体に支持する支持部材と、
を備え、
前記板部は、断面が湾曲形状である湾曲ビードを有する、
ことを特徴とする排気系部材支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019009275A JP2020118074A (ja) | 2019-01-23 | 2019-01-23 | 排気系部材支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019009275A JP2020118074A (ja) | 2019-01-23 | 2019-01-23 | 排気系部材支持構造 |
Publications (1)
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2019
- 2019-01-23 JP JP2019009275A patent/JP2020118074A/ja active Pending
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