JP2020117642A - 4−スチレン誘導体を重合したポリマー並びに、これを用いたマグネシウム二次電池用バインダーもしくはコート剤、及びマグネシウム二次電池 - Google Patents
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Abstract
Description
構造の単位(A)が、構造の単位(A)及び構造の単位(B)の合計に対して99モル%〜5モル%である、4−スチレンスルホニル(アルキルスルホニル)イミド系共重合体に係る。
構造の単位(B);
一般式(3)
一般式(4);
及び
一般式(5);
マグネシウム二次電池用電極は、前記集電体上にマグネシウム二次電池用電極合剤を用いて形成された電極活物質層を有しており、
前記マグネシウム二次電池用電極合剤は、上記のマグネシウム二次電池用バインダー又はコート剤と電池活物質とを含有するマグネシウム二次電池用電極合剤からなる、
マグネシウム二次電池に係る発明である。
本発明のマグネシウム二次電池用バインダーもしくはコート剤に用いられる含フッ素重合体を製造するために、第一の単量体を単体で重合して重合体を得ることができる。さらに第二の単量体あるいは第一の単量体以外の二種以上の単量体と第一の単量体とを共重合させて共重合体とする。
単量体の製造方法としては、例えばナトリウム 4−スチレンスルホニル(トリフルオロメチルスルホニル)イミドであれば、反応容器にトリフルオロメタンスルホンアミド、炭酸ナトリウム、溶媒として酢酸エチルを仕込み、反応物が十分に混合できる程度に撹拌しながら、0℃〜70℃、好ましくは10℃〜60℃、さらに好ましくは20℃〜50℃に、通常は40℃程度に加熱する。
含フッ素重合体は単量体を基本単位とした重合体である。
含フッ素重合体の製造方法としては、例えば上記した単量体、例えば4−スチレンスルホニル(トリフルオロメチルスルホニル)イミドの水溶液を、水などの溶媒、開始剤として例えば開始剤として過硫酸アンモニウム、添加剤として例えば3−メルカプト−1,2−プロパンジオールを反応容器入れた後、重合反応を進行させるために脱酸素雰囲気で、例えば不活性気体存在下、さらに具体的には窒素雰囲気下、所定温度、10℃〜80℃、好ましくは20℃〜70℃、さらに好ましくは30℃〜60℃に、通常は50℃程度に、所定時間、例えば1時間〜50時間、好ましくは5時間〜40時間、さらに好ましくは10時間〜30時間、通常は24時間程度撹拌する。
上記により得られる含フッ素重合体を、さらに水酸化マグネシウムなどのアルカリ土類金属の水酸化物や、その他のアルカリ土類金属化合物により反応あるいは処理することで、マグネシウム二次電池用バインダーもしくはコート剤として、より適したものとなる。
本発明のマグネシウム金属二次電池用電極の製造に用いられるマグネシウム金属二次電池用電極合剤(以下、単に電極合剤ということがある。)は、本発明のマグネシウム金属二次電池用バインダーもしくはコート剤を含有するほか、電極活物質を含有する。必要に応じて導電材を含有してもよく、これら以外のその他の成分を含有してもよい。
本発明のマグネシウム二次電池用電極は、集電体と、該集電体上に、本発明のマグネシウム二次電池用バインダーもしくはコート剤および電極活物質を含有する電極活物質層を有する。
本実施形態のマグネシウム二次電池は、前述した正極と、負極と、非水電解液とを有するものである。正極と負極との間にはセパレータが介在している。正極については前述したとおりであるため、以下では、正極以外の構成について詳細に説明する。
負極は、マグネシウムイオンを吸蔵及び放出可能な負極活物質を含む。
セパレータは、正極と負極との間に介在するように設けられ、正極と負極とを絶縁する。セパレータとしては、特に制限されず、公知のセパレータを使用することができる。セパレータの材料としては、ガラス、セラミックス、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリテトラフルオロエチレン等が挙げられる。セパレータの形状としては多孔質体等が挙げられる。
非水電解液は電解質と非水溶媒を含む。これら電解質と非水溶媒は本発明の目的を達し得るものであれば特に制限されず、それぞれ公知の材料を使用することができる。
マグネシウム二次電池の形状は特に制限されず、コイン型、円筒型、積層型等のいずれであってもよい。また、マグネシウム二次電池内の電気的な接続形態(電極構造)は、非双極型(内部並列接続型)であっても双極型(内部直列接続型)であってもよい。
本発明により得られる化合物については、核磁気共鳴分析(以下、「NMR分析」と示す。)により反応系中における目的化合物の生成、および反応生成物を同定し、ゲル浸透クロマトグラフィー分析(以下、「GPC分析」と示す。)により反応系中における重合転化率、数平均分子量、および重量平均分子量を測定した。
加熱天秤により得られた化合物(乾燥品)を加熱し、その温度−重量プロファイルを測定した。また、示差走査熱量計(DSC)により加熱冷却曲線を測定した。
これらを以下に示す。
装置:パーキンエルマー社製、 Optima 8300
測定サンプルの調製方法:試料約0.5gを超純水に溶解し、25mLとした後、ICP−AES分析により、ナトリウムイオン及びマグネシウムイオン含有量を測定した。
装置:ブルカー・バイオスピン社製、 AV−400M
測定試料の調製方法:内部標準物質として約0.05%のテトラメチルシランを含むジメチルスルホキシド−d6(99.5%)約0.7mLに試料を溶解し、1H−NMRおよび19F−NMRを測定した。
装置:東ソー株式会社製、 HLC−8320GPC
カラム:TSK guardcolumn Super AW−H/TSKgel Super AW6000/TSKgel Super AW4000/TSKgel Super AW2500
溶離液:臭化リチウム(0.01mol/L)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液
カラム温度:40℃、流量:0.5mL/min
検出器:示差屈折率(RI)検出器、注入量:10μL
検量線:東ソー株式会社製の標準ポリスチレンキット PStQuick C/PStQuick D/PStQuick Eのピークトップ分子量と溶出時間から作成した。
測定サンプルの調製方法:試料約0.1mLを溶離液約5mLに溶解した。
装置:日立ハイテクサイエンス社製、型式:TG−DTA7200
測定方法:試料を5.4mg秤りとり加熱天秤へ入れ、10℃/分の速度で加熱し、温度および重量をモニターした。重量の測定誤差は+/−0.1mgである。
装置:日立ハイテクサイエンス社製、型式:DSC7020
測定方法:試料を4.4mg秤りとりDSCへ入れ、10℃/分の速度で1回目加熱をし、その後、10℃/分の速度で冷却した。さらに10℃/分の速度で2回目加熱をした。
[SEM−EDS測定]
装置:JEOL(日本電子株式会社)製、型式:JCM−6000Plus
測定方法:試料を加速電圧15kV、積算回数50回の条件で測定した。
以下の実施例1〜7により、マグネシウム金属二次電池用バインダーもしくはコート剤を製造した。
20Lの四口フラスコに撹拌機と温度計を装着し、トリフルオロメタンスルホンアミド736.8g(4.94mol)、炭酸ナトリウム1061.4g(10.01mol)、酢酸エチル7159.7gを入れた後に撹拌しながら40℃に加熱した。次に、36.9%4−スチレンスルホニルクロリド/トルエン溶液2750.0g(5.01mol)を滴下し、さらに60℃で撹拌を13時間継続した。得られた反応液を室温まで放冷した後、水8250.0gを加え、1時間撹拌した後に、分液し、得られた有機層を20%食塩水で洗浄した。トルエン6860.0gを加え、ロータリーエバポレータで濃縮したところ、目的物であるナトリウム 4−スチレンスルホニル(トリフルオロメチルスルホニル)イミドが1175.0g(収率68.6%)得られた。
1H−NMR (400 MHz, DMSO−d6): δ (ppm) 7.74 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.58 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 6.79 (dd, J = 12.0 Hz, 20.0 Hz, 1H), 5.96 (d, J = 20.0 Hz, 1H), 5.39 (d, J = 12.0 Hz, 1H);19F−NMR(376 MHz, DMSO−d6): δ (ppm)−77.85(s, 3F).
実施例1で得られたナトリウム 4−スチレンスルホニル(トリフルオロメチルスルホニル)イミド53.8g(169.6mmol)を水484.4gに溶解させた後、強酸性カチオン交換樹脂アンバーライト IR120B 150mLを充填した直径30cmのガラスカラムに5mL/分の流速で通液し、さらに水100gを5mL/分の流速で通液したところ、目的物である4−スチレンスルホニル(トリフルオロメチルスルホニル)イミドの水溶液が590.5g(純分46.9g、収率93.3%)得られた。
1H−NMR (400 MHz, DMSO−d6): δ (ppm) 7.74 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.58 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 6.79 (dd, J = 12.0 Hz, 20.0 Hz, 1H), 5.96 (d, J = 20.0 Hz, 1H), 5.39 (d, J = 12.0 Hz, 1H);19F−NMR (376 MHz, DMSO−d6): δ (ppm)−77.85(s, 3F).
1Lの四口フラスコに撹拌機と温度計を装着し、合成例2で得られた4−スチレンスルホニル(トリフルオロメチルスルホニル)イミドの水溶液125.9g(純分10.0g、31.7mmol)、水酸化マグネシウム927mg(15.9mmol)を入れた後、窒素雰囲気下、25℃で1時間撹拌した。次に、アセトニトリル312.9g、塩化マグネシウム六水和物133.2g(655.0mg)を加え、さらに25℃で撹拌を1時間継続した後に、分液した。得られた有機層にトルエン312.9gを加え、ロータリーエバポレータで濃縮したところ、目的物であるマグネシウム 4−スチレンスルホニル(トリフルオロメチルスルホニル)イミドが9.4g(収率90.8%)得られた。
NMR分析結果は次の通りであった。
100mLの四口フラスコに撹拌機と温度計を装着し、実施例2で得られた4−スチレンスルホニル(トリフルオロメチルスルホニル)イミドの水溶液37.8g(純分3.0g、9.5mmol)、水22.2g、過硫酸アンモニウム2mg(10μmol)、3−メルカプト−1,2−プロパンジオール31mg(285μmol)を入れた後、窒素雰囲気下、50℃で24時間撹拌したところ、目的物であるポリ(4−スチレンスルホニル(トリフルオロメチルスルホニル)イミド)の水溶液が56.5g(純分2.8g、収率93.3%)得られた。
実施例4における過硫酸アンモニウム2mg(10μmol)を22mg(95μmol)、3−メルカプト−1,2−プロパンジオール31mg(285μmol)を10mg(10μmol)に変えたところ、目的物であるポリ(4−スチレンスルホニル(トリフルオロメチルスルホニル)イミド)の水溶液が56.4g(純分2.8g、収率93.3%)得られた。
100mLの四口フラスコに撹拌機と温度計を装着し、実施例1で得られたナトリウム 4−スチレンスルホニル(トリフルオロメチルスルホニル)イミド6.7g(19.9mmol)、N−メチル−2−ピロリドン36.9g、アゾビスイソブチロニトリル65mg(397μmol)を入れた後、窒素雰囲気下、70℃で24時間撹拌したところ、目的物であるポリ(ナトリウム 4−スチレンスルホニル(トリフルオロメチルスルホニル)イミド)のN−メチル−2−ピロリドン溶液が43.6g(純分6.7g、収率100.0%)得られた。
実施例6で得られたポリ(ナトリウム 4−スチレンスルホニル(トリフルオロメチルスルホニル)イミド)のN−メチル−2−ピロリドン溶液43.6g(純分6.7g)にN−メチル−2−ピロリドン90.4gを加えて希釈した後、アンバーライト 200CHT 150mLを充填した30φのクロマトカラムに5mL/分の流速で通液し、さらにN−メチル−2−ピロリドン200gを5mL/分の流速で通液したところ、目的物であるポリ(4−スチレンスルホニル(トリフルオロメチルスルホニル)イミド)のN−メチル−2−ピロリドン溶液が379.4g(純分6.7g、収率100.0%)得られた。
100mLの四口フラスコに撹拌機と温度計を装着し、実施例5で得られたポリ(4−スチレンスルホニル(トリフルオロメチルスルホニル)イミド)の水溶液56.5g(純分2.8g)、水酸化マグネシウム258mg(4.4mol)を入れた後、窒素雰囲気下、25℃で1時間撹拌したところ、目的物であるポリ(マグネシウム 4−スチレンスルホニル(トリフルオロメチルスルホニル)イミド)の水溶液が56.8g(純分2.9g、収率100.0%)得られた。
100mLの四口フラスコに撹拌機と温度計を装着し、実施例7で得られたポリ(4−スチレンスルホニル(トリフルオロメチルスルホニル)イミド)の水溶液15.3g(純分0.765g)、水酸化マグネシウム1.5g(0.0257mol)を入れた後、窒素雰囲気下、25℃で48時間撹拌し、目的物であるポリ(マグネシウム 4−スチレンスルホニル(トリフルオロメチルスルホニル)イミド)の水溶液が(純分0.60g、収率78.4%)得られた。
大気開放系での測定のため、含有水分による重量減少も考えられるが、熱重量(TG)測定のカーブの形状から、二段階の分解が起こっていることが推察される。
以下の手順でマグネシウム二次電池用正極を製造した。
正極作成にあたっては、活物質であるMgCo2O4(MCO)0.125gと、アセチレンブラック(AB)0.125gに対し、バインダーとしてp−TfNS−Mg(以下、「Mg−poly」とも称する。)を0.025g又は0.05g粉末状態で混合し、その後溶媒としてN−メチルピロリジン(NMP)1.9g(又はmL)を段階的に加え、スラリーを作製した。
(実施例11)
正極は、実施例10で得たMCO Mg−poly複合正極を用い、セパレータとしてワットマン(φ=16mm)を用い、負極にはAZ31(φ=9mm)を用いたコインセルを用いた。電解液にはMg(TFSI)2の0.5M triglyme電解質溶液を用い、Ar雰囲気下で作製した。図6に示すように、正極、セパレータ(ワットマン)、負極の順に積層し、マグネシウム二次電池を作製した。
(実施例12)
実施例11で作製したマグネシウム二次電池について、100℃の恒温槽内で0.1C、すなわち0.1時間で満充電し充電量の全てを放電する条件で充放電試験を行った。
実施例11で作製したマグネシウム二次電池について、実施例12と同様に評価し、その結果を図9および図10に示した。
マグネシウム二次電池の安定動作のため、正極活物質であるコバルト酸マグネシウム(MgCo2O4、MCO)に適した新規ポリマーバインダーを開発した。MCO表面に擬似的なSEI(Solid Electrolyte Interface)層を形成させ、電池の安定的な充放電を実現させる目的で、Mgイオンのみがフリーに移動可能なポリアニオンを新規に設計した。
このMg含有新規ポリマー(Mg-poly)を正極にバインダーとして約17%使用したところ、放電容量は25 mAh/gと小さいながら8サイクルまで大きな容量低下が起こらず、安定的に充放電が発現していることが分かった。
2:ワッシャー
3:SUS
4:ワットマン
5:SUS
6:ガスケット
7:ケース
8:AZ31(負極)
9:カソード(正極)
Claims (6)
- 下記一般式(1);
(式(1)中、Mは水素原子、アルカリ金属またはアルカリ土類金属を示し、R1は、フッ素原子又は、少なくとも1つのフッ素原子を含む任意の数の置換基を有する炭素数1〜10の直鎖若しくは分岐鎖アルキルを示す。) - 以下の構造の単位(A)及び構造の単位(B)を含み、
構造の単位(A)が、構造の単位(A)及び構造の単位(B)の合計に対して99モル%〜5モル%である、4−スチレンスルホニル(アルキルスルホニル)イミド系共重合体。
(A);一般式(2)
構造の単位(B);
一般式(3)
一般式(4);
及び
一般式(5);
- 一般式(6);
(式(6)中、M2はアルカリ土類金属を示し、R1は上記式(1)と同じである。) - 請求項3に記載の一般式(6)で表される構造を含む4−スチレンスルホニル(アルキルスルホニル)イミド系重合体のアルカリ土類塩を製造するための4−スチレンスルホニル(アルキルスルホニル)イミドの単量体であって、
下記一般式(8);
(式(8)中、M2はアルカリ土類金属を示し、R1は、フッ素原子又は、少なくとも1つのフッ素原子を含む任意の数の置換基を有する炭素数1〜10の直鎖若しくは分岐鎖アルキルを示す。) - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の一般式(1)もしくは一般式(6)で表される構造を含む4−スチレンスルホニル(アルキルスルホニル)イミド系重合体、または、前記構造の単位(A)及び構造の単位(B)を含み、構造の単位(A)が、構造の単位(A)及び構造の単位(B)の合計に対して99モル%〜5モル%である、4−スチレンスルホニル(アルキルスルホニル)イミド系共重合体を含む、マグネシウム二次電池用バインダー又はコート剤。
- 集電体と、マグネシウム二次電池用電極と、電解液とを備え、
マグネシウム二次電池用電極は、前記集電体上にマグネシウム二次電池用電極合剤を用いて形成された電極活物質層を有しており、
前記マグネシウム二次電池用電極合剤は、請求項5に記載のマグネシウム二次電池用バインダー又はコート剤と電池活物質とを含有するマグネシウム二次電池用電極合剤からなる、
マグネシウム二次電池。
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