JP2020117241A - スパウトパウチ - Google Patents

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健太郎 村木
Kentaro Muraki
健太郎 村木
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Abstract

【課題】内容物を密封できるスパウトパウチを提供する。【解決手段】スパウトパウチ1は内容物を収容する収容空間10Aが形成されるように接合される第1シート11および第2シート12、ならびに、第1シート11と第2シート12との間に設けられ、開封用アダプタによって破断された場合に収容空間10Aと外部とを連通する孔が形成される保護シート20とを含むパウチ10と、保護シート20に接合され、開封用アダプタが挿入されるスパウト30とを備える。スパウト30は保護シート20が破断された場合に孔を介して内容物が流入する入口33Aを含む。入口33Aと保護シート20との間に隙間40が設けられる。【選択図】図5

Description

本発明はスパウトパウチに関する。
パウチに取り付けられるスパウトに開封用アダプタを挿入してパウチの一部を破断することによって内容物を取り出すことができるスパウトパウチが知られている。例えば、特許文献1はパウチ(144)、および、パウチ(144)に取り付けられるスパウト本体(120)を含むガスバリア性スパウト(100)を開示している。パウチ(144)は内容物を収容する収容空間が形成されるように接合される2枚のガスバリア性フィルム(141)、および、2枚のガスバリア性フィルム(141)の間に設けられるガスバリア性封止材(110)を備える。スパウト本体(120)はガスバリア性封止材(110)が開封用アダプタによって破断された場合に内容物が流入する入口を含む。スパウト本体(120)の入口はガスバリア性封止材(110)と融着される。スパウト本体(120)に開封用アダプタが挿入された場合、ガスバリア性封止材(110)のうちのスパウト本体(120)の入口と面する部分が破断し、スパウト本体(120)を介して内容物が取り出される。
特許第5980073号公報
上記ガスバリア性スパウト(100)では、製造過程において、ガスバリア性封止材(110)とスパウト本体(120)の入口との融着不良が発生するおそれがある。典型的な例では、ガスバリア性封止材(110)のうちのスパウト本体(110)の入口と面する部分が損傷し、充填された内容物がスパウト本体(120)を介して漏れ出すおそれがある。
(1)本発明に関するスパウトパウチは内容物を収容する収容空間が形成されるように接合される第1シートおよび第2シート、ならびに、前記第1シートと前記第2シートとの間に設けられ、開封用アダプタによって破断された場合に前記収容空間と外部とを連通する孔が形成される保護シートとを含むパウチと、前記保護シートに接合され、前記開封用アダプタが挿入されるスパウトとを備え、前記スパウトは前記保護シートが破断された場合に前記孔を介して前記内容物が流入する入口を含み、前記入口と前記保護シートとの間に隙間が設けられる。
上記スパウトパウチによれば、スパウトの入口と保護シートとが接合されていないため、スパウトパウチの製造過程において、保護シートのうちのスパウトの入口と面する部分が損傷しにくい。このため、スパウトパウチに内容物が収容されて収容空間が閉じられた場合に内容物が密封される。
(2)好ましい例では(1)に記載のスパウトパウチにおいて、前記スパウトは前記保護シートと接合される被接合部を含み、前記スパウトの長手方向における前記被接合部の寸法に対する前記隙間の最大の寸法の割合は20%〜170%の範囲に含まれる。
上記割合が20%以上の範囲に含まれる場合、スパウトの入口と保護シートとの間に十分な広さの隙間が設けられるため、保護シートと被接合部とを容易に接合できる。上記割合が170%以下の範囲に含まれる場合、スパウトパウチの入口と保護シートとの距離が短いため、開封用アダプタを用いて保護シートを容易に破断できる。
(3)好ましい例では(1)または(2)に記載のスパウトパウチにおいて、前記スパウトは前記パウチから突出する突出部を含み、前記スパウトの長手方向における前記突出部の寸法に対する前記隙間の最大の寸法の割合は15%〜125%の範囲に含まれる。
上記割合が15%以上の範囲に含まれる場合、スパウトの入口と保護シートとの間に十分な広さの隙間が設けられるため、保護シートと被接合部とを容易に接合できる。上記割合が125%以下の範囲に含まれる場合、スパウトパウチの入口と保護シートとの距離が短いため、開封用アダプタを用いて保護シートを容易に破断できる。
(4)好ましい例では(1)〜(3)のいずれか一項に記載のスパウトパウチにおいて、前記スパウトの長手方向の寸法に対する前記隙間の最大の寸法の割合は9%〜71%の範囲に含まれる。
上記割合が9%以上の範囲に含まれる場合、スパウトの入口と保護シートとの間に十分な広さの隙間が設けられるため、保護シートと被接合部とを容易に接合できる。上記割合が71%以下の範囲に含まれる場合、スパウトパウチの入口と保護シートとの距離が短いため、開封用アダプタを用いて保護シートを容易に破断できる。
(5)好ましい例では(1)〜(4)のいずれか一項に記載のスパウトパウチにおいて、前記収容空間に収容された前記内容物をさらに備える。
上記スパウトパウチによれば、(1)〜(4)のいずれか一項に記載のスパウトパウチと同様の効果が得られる。
本発明に関するスパウトパウチによれば、内容物が密封される。
実施形態のスパウトパウチの正面図。 図1の開口部が閉鎖される前のスパウトパウチの正面図。 図2のスパウトパウチの分解斜視図。 図2のスパウトの正面図。 図1のD5−D5線に沿う断面図。 図1のスパウトに挿入されるアダプタの側面図。 図1のスパウトパウチの製造工程のパウチ製造工程およびスパウト取付工程に関する図。 図5のスパウトに開封用アダプタが挿入されて、保護シートが破断した状態の断面図。 変形例のスパウトパウチの正面図。 変形例のスパウトパウチの製造工程の保護シート接合工程に関する図。
(実施形態)
図1に示されるスパウトパウチ1は内容物200の収容、および、内容物200の取り出しが可能な容器である。内容物200の一例は栄養剤および食品である。栄養剤の一例は輸液および経腸栄養剤である。食品の一例は流動食である。内容物200の状態は多種多様である。一例では、内容物200の状態は固形、半固形、ゾル、および、ゲルである。スパウトパウチ1は内容物200が変質しないように構成されている。スパウトパウチ1は種々の形状を取り得る。スパウトパウチ1が取り得る形状の例は、平袋タイプ、スタンディングタイプ、ガゼットタイプ、および、ピラータイプである。図1に例示されるスパウトパウチ1の形状は平袋タイプである。以下では、スパウトパウチ1の正面視におけるスパウトパウチ1の左右方向を標準幅方向と称し、標準幅方向と直交する方向を標準高さ方向と称する。
スパウトパウチ1を構成する主な要素はパウチ10およびスパウト30である。パウチ10は第1シート11、第2シート12、シール部13、開口部14、および、保護シート20を含む。図1等のドットはシール部13を表している。第1シート11および第2シート12は内容物200を収容する収容空間10Aが各シート11、12の間に形成されるように対向している。第1シート11および第2シート12の構成は任意に選択できる。第1例では、1枚のシートが折り曲げられることにより、対向する第1シート11および第2シート12が形成される。第2例では、第1シート11および第2シート12は個別に形成された2枚のシートである。
各シート11、12は複数の層が積層された層構造を備えている。各シート11、12の層構造は任意に選択できる。第1例では、各シート11、12は同じ層構造を備える。第2例では、各シート11、12は異なる層構造を備える。図1等では第1例の層構造を備えるスパウトパウチ1を示している。
各シート11、12は最外層、第1中間層、第2中間層、および、最内層を含む。各シート11、12の製造方法の一例はドライラミネートである。第1中間層は最外層と第2中間層との間に積層される。第2中間層は第1中間層と最内層との間に積層される。
最外層は主に耐久性、耐水性、および、印刷適正に優れる。最外層を構成する材料の一例はポリエチレンテレフタレートである。第1中間層は主にガスバリア性および遮蔽性に優れる。第1中間層を構成する材料の一例はアルミニウムである。第2中間層は主にガスバリア性および防湿性に優れる。第2中間層を構成する材料の一例はナイロンである。最内層はヒートシール性および耐衝撃性に優れる。最内層を構成する材料の一例は無軸延伸ポリプロピレンである。
保護シート20は第1シート11と第2シート12との間に設けられ、スパウト30に挿入される開封用アダプタ100(図6参照)によって破断された場合に収容空間10Aと外部とを連通する孔20A(図8参照)が形成される。保護シート20は複数の層が積層された層構造を備えている。保護シート20は最外層、中間層、および、最内層を含む。保護シート20の製造方法の一例はドライラミネートである。中間層は最外層と最内層との間に積層される。最外層および最内層は主にヒートシール性および耐衝撃性に優れる。最内層を構成する材料の一例は無軸延伸ポリプロピレンである。中間層は主にガスバリア性および遮蔽性に優れる。中間層を構成する主な材料はアルミニウムである。
保護シート20が配置される位置は第1シート11と第2シート12との間において任意に選択できる。図1等に示される例では、保護シート20は第1シート11と第2シート12との間において開口部14と反対側の端部を閉鎖するように配置される。図3等に示されるように、保護シート20は1枚のシートが谷折りされた状態で第1シート11と第2シート12との間に配置される。保護シート20は谷折部20Xに対して一方に位置する第1部分21と谷折部20Xに対して他方に位置する第2部分22とに区分される。
図1等に示されるシール部13を形成する方法の一例はヒートシールである。正面視におけるスパウトパウチ1の外郭形状は任意に選択できる。図1等に示される例では、スパウトパウチ1の外郭形状は長方形である。各シート11、12はシール部13に囲まれた部分(以下「内方部15」という)とシール部13とに区分できる。収容空間10Aは第1シート11の内方部15と第2シート12の内方部15とに囲まれた空間である。収容空間10Aはスパウトパウチ1の外部と連通しないようにシール部13および保護シート20によって閉じられている。
シール部13は第1シール部13A、第2シール部13B、第3シール部13C、スパウトシール部13D、および、閉鎖シール部13Eを含む。第1シール部13Aは第1シート11と第2シート12とが分離しないように各シート11、12を接合している。一例では、第1シール部13Aは第1シート11の最内層と第2シート12の最内層とを接合している。第1シール部13Aは標準幅方向において内方部15の右側および左側、かつ、標準高さ方向において保護シート20の谷折部20Xよりも下側に設けられている。
第2シール部13Bは第1シート11、第2シート12、および、保護シート20が分離しないように各シート11、12、および、保護シート20を接合している。一例では、第2シール部13Bは各シート11、12の最内層と保護シート20の最外層とを接合している。第2シール部13Bは標準幅方向において内方部15の右側および左側、かつ、標準高さ方向において保護シート20の谷折部20Xよりも上側に設けられている。
第3シール部13Cは第1シート11、第2シート12、および、保護シート20が分離しないように各シート11、12、および、保護シート20を接合している。一例では、第3シール部13Cは各シート11、12の最内層と保護シート20の最外層とを接合し、かつ、保護シート20の第1部分21の最内層と第2部分22の最内層とを接合している。第3シール部13Cは標準高さ方向において内方部15の上側に設けられている。
スパウトシール部13Dは保護シート20とスパウト30とが分離しないように保護シート20とスパウト30の被接合部31とを接合している。一例では、スパウトシール部13Dは保護シート20の最内層とスパウト30の被接合部31とを接合している。スパウトシール部13Dは標準高さ方向において内方部15の上側に設けられている。スパウトパウチ1の正面視および背面視において、スパウトシール部13Dは第3シール部13Cと一部が重なるように設けられる。
閉鎖シール部13Eは第1シート11と第2シート12とが分離しないように各シート11、12を接合している。閉鎖シール部13Eは開口部14を閉鎖している。一例では、閉鎖シール部13Eは第1シート11の最内層と第2シート12の最内層とを接合している。閉鎖シール部13Eは標準高さ方向において内方部15の下側に設けられている。
開口部14は内容物200を収容空間10Aに収容することができるように第1シート11の下部11Aと第2シート12の下部12Aとの間に形成されている。図1に示されるスパウトパウチ1では、開口部14が閉鎖シール部13Eによって閉鎖されている。以下では、開口部14が閉鎖されたスパウトパウチ1を閉鎖後のスパウトパウチ1という場合がある。
図2は開口部14が閉じられる前のスパウトパウチ1(以下「閉鎖前のスパウトパウチ1」という場合がある)である。閉鎖前のスパウトパウチ1の開口部14から収容空間10Aに内容物200が投入される。内容物200が投入された後に閉鎖シール部13Eが形成されるように第1シート11および第2シート12にヒートシールが施されることによって、図1に示される閉鎖後のスパウトパウチ1が得られる。
スパウト30を構成する材料は任意に選択できる。好ましい例では、スパウト30は開封用アダプタ100(図6参照)が挿入された場合であっても実質的に変形しない材料によって構成される。その一例はポロプロピレンおよびポリエチレンである。
図4および図5に示されるように、スパウト30は被接合部31、突出部32、および、流路33を備える。被接合部31は保護シート20の第1部分21と第2部分22との間に挿入され、スパウトシール部13Dによって第1部分21と第2部分22とに接合されている。標準幅方向におけるスパウト30が設けられる位置は任意に選択できる。図1等に示される第1例では、スパウト30は標準幅方向において中央に設けられる。第2例では、スパウト30は標準幅方向において右寄りまたは左寄りに設けられる。スパウト30の長手方向、すなわち、流路33に沿う方向における被接合部31の寸法LAは任意に選択できる。一例では、寸法LAは12mm〜24mmの範囲に含まれる。寸法LAは例えば12mmである。
突出部32は被接合部31と一体的に形成される。突出部32はパウチ10の外郭から突出している。突出部32には、開封用アダプタ100のキャップ110(図6参照)に設けられる雌ねじ111(図8参照)と噛み合う雄ねじ32Aが設けられる。スパウト30の長手方向、すなわち、流路33に沿う方向における突出部32の寸法LBは任意に選択できる。一例では、寸法LBは16mm〜32mmの範囲に含まれる。寸法LBは例えば16mmである。
流路33は被接合部31および突出部32を貫通するように設けられる。流路33には開封用アダプタ100の破断部120(図6参照)が挿入される。流路33の入口33Aは被接合部31の端部に設けられる。流路33の出口33Bは突出部32の端部に設けられる。
図5に示されるように、被接合部31のうちの入口33Aが設けられる端面31Aと保護シート20とは接合されていない。換言すれば、端面31Aと保護シート20との間に隙間40が設けられる。スパウト30の長手方向、すなわち、流路33に沿う方向における隙間40の最大の寸法LCは任意に選択できる。一例では、寸法LCは5mm〜20mmの範囲に含まれる。寸法LCは例えば10mmである。
寸法LAに対する寸法LCの割合(以下「第1割合RA」という)は任意に選択できる。好ましい例では、第1割合RAはスパウト30と保護シート20との接合のしやすさ、および、開封用アダプタ100による保護シート20の破断のしやすさとの関係に基づいて決められる。第1割合RAの最大値の一例は170%である。第1割合RAが170%以下の範囲に含まれる場合、入口33Aと保護シート20の谷折部20Xとの距離が短いため、開封用アダプタ100を用いて保護シート20を容易に破断できる。第1割合RAの最小値の一例は20%である。第1割合RAが20%以上の範囲に含まれる場合、入口33Aと保護シート20の谷折部20Xとの間に十分な広さの隙間40が設けられるため、保護シート20と被接合部31とを容易に接合できる。第1割合RAが取り得る好ましい範囲の一例は20%〜170%である。一例では、第1割合RAは83%である。
寸法LBに対する寸法LCの割合(以下「第2割合RB」という)は任意に選択できる。好ましい例では、第2割合RBはスパウト30と保護シート20との接合のしやすさ、および、開封用アダプタ100による保護シート20の破断のしやすさとの関係に基づいて決められる。第2割合RBの最大値の一例は125%である。第2割合RBが125%以下の範囲に含まれる場合、入口33Aと保護シート20の谷折部20Xとの距離が短いため、開封用アダプタ100を用いて保護シート20を容易に破断できる。第2割合RBの最小値の一例は15%である。第2割合RBが15%以上の範囲に含まれる場合、入口33Aと保護シート20の谷折部20Xとの間に十分な広さの隙間40が設けられるため、保護シート20と被接合部31とを容易に接合できる。第2割合RBが取り得る好ましい範囲の一例は15%〜125%である。一例では、第2割合RBは62.5%である。
寸法LAと寸法LBとの和であるスパウト30の長手方向の寸法LDに対する寸法LCの割合(以下「第3割合RC」という)は任意に選択できる。好ましい例では、第3割合RCはスパウト30と保護シート20との接合のしやすさ、および、開封用アダプタ100による保護シート20の破断のしやすさとの関係に基づいて決められる。第3割合RCの最大値の一例は71%である。第3割合RCが71%以下の範囲に含まれる場合、入口33Aと保護シート20の谷折部20Xとの距離が短いため、開封用アダプタ100を用いて保護シート20を容易に破断できる。第3割合RCの最小値の一例は9%である。第3割合RCが9%以上の範囲に含まれる場合、入口33Aと保護シート20の谷折部20Xとの間に十分な広さの隙間40が設けられるため、保護シート20と被接合部31とを容易に接合できる。第3割合RCが取り得る好ましい範囲の一例は9%〜71%である。一例では、第3割合RCは35.7%である。
スパウトパウチ1の製造方法の一例について説明する。
スパウトパウチ1の製造方法はパウチ製造工程、スパウト取付工程、充填工程、および、閉鎖工程を含む。図7に示されるように、パウチ製造工程では、第1シール部13A、第2シール部13B、および、第3シール部13Cが形成されるように、各シート11、12と保護シート20とが接合される。スパウト取付工程はパウチ製造工程の後に実施される。スパウト取付工程では、隙間40(図5参照)が形成されるように、かつ、スパウトシール部13Dが形成されるように、スパウト30の被接合部31と保護シート20とが接合される。スパウト取付工程が完了することによって、閉鎖前のスパウトパウチ1(図2参照)が完成する。充填工程はスパウト取付工程の後に実施される。充填工程では、開口部14から内容物200が投入される。閉鎖工程は充填工程の後に実施される。閉鎖工程では、閉鎖シール部13Eが形成されるように第1シート11と第2シート12とが接合される。閉鎖工程が完了することによって、閉鎖後のスパウトパウチ1(図1参照)が完成する。
スパウトパウチ1の使用方法について説明する。
閉鎖後のスパウトパウチ1から内容物200が取り出される場合、開封用アダプタ100の破断部120がスパウト30の流路33に挿入されるように、キャップ110が突出部32に取り付けられる。キャップ110の雌ねじ111が突出部32の雄ねじ32Aに締め付けられるようにキャップ110が回転されることによって、破断部120の先端が保護シート20に接近する。破断部120が保護シート20と接触した状態でさらに回転した場合、破断部120の先端によって保護シート20の任意の箇所が破断される。典型的な例では、破断部120によって保護シート20の谷折部20Xを含む所定の範囲が破断される。図8に示されるように、保護シート20が破断されることによって、保護シート20にスパウト30の流路33を介して収容空間10Aと外部とを連通する孔20Aが形成される。開封用アダプタ100がスパウト30から取り外された後、流路33および孔20Aには、例えばチューブ(図示)が挿入される。内容物200はチューブによって注出される。
実施形態のスパウトパウチ1によれば、次のような作用および効果が得られる。
スパウト30の入口33Aと保護シート20とが接合されていないため、スパウトパウチ1の製造過程において、保護シート20のうちのスパウト30の入口33Aと面する部分が損傷しにくい。このため、スパウトパウチ1に内容物200が収容されて収容空間10Aが閉じられた場合に内容物200が密封される。
(変形例)
なお、上記実施形態は本発明に関するスパウトパウチが取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に関するスパウトパウチは実施形態に例示された形態とは異なる形態を取り得る。その一例は、実施形態の構成の一部を置換、変更、もしくは、省略した形態、または、実施形態に新たな構成を付加した形態である。以下に実施形態の変形例の一例を示す。
・スパウトパウチ1の構成は任意に変更可能である。図9に示される変形例のスパウトパウチ1は標準幅方向における保護シート20の寸法が第1シート11および第2シート12の寸法よりも短い。この変形例のスパウトパウチ1の製造方法の一例について説明する。変形例のスパウトパウチ1の製造方法は保護シート接合工程、中間パウチ製造工程、および、結合工程を含む。保護シート接合工程では、図10に示されるように、スパウトシール部13Dが形成されるように、スパウト30の被接合部31と保護シート20とが接合される。中間パウチ製造工程は保護シート接合工程の前または後に実施される。中間パウチ製造工程では、第1シール部13Aが形成されるように第1シート11と第2シート12とが接合される。なお、変形例のスパウトパウチ1では第1シート11の側方の全体と第2シート12の側方の全体とが接合されることによって、第1シール部13Aが形成される。結合工程は保護シート接合工程および中間パウチ製造工程の後に実施される。結合工程では、第3シール部13Cが形成されるように、スパウト30に接合された保護シート20と各シート11、12とが接合される。
・スパウト30の構成は任意に変更可能である。変形例のスパウトパウチ1は出口33Bを閉鎖するように突出部32に取り付けられるキャップをさらに備える。
1 :スパウトパウチ
10 :パウチ
10A:収容空間
11 :第1シート
12 :第2シート
20 :保護シート
30 :スパウト
31 :被接合部
32 :突出部
32A:雄ねじ
33A:入口
40 :隙間
100:開封用アダプタ

Claims (5)

  1. 内容物を収容する収容空間が形成されるように接合される第1シートおよび第2シート、ならびに、前記第1シートと前記第2シートとの間に設けられ、開封用アダプタによって破断された場合に前記収容空間と外部とを連通する孔が形成される保護シートとを含むパウチと、
    前記保護シートに接合され、前記開封用アダプタが挿入されるスパウトとを備え、
    前記スパウトは前記保護シートが破断された場合に前記孔を介して前記内容物が流入する入口を含み、
    前記入口と前記保護シートとの間に隙間が設けられる
    スパウトパウチ。
  2. 前記スパウトは前記保護シートと接合される被接合部を含み、
    前記スパウトの長手方向における前記被接合部の寸法に対する前記隙間の最大の寸法の割合は20%〜170%の範囲に含まれる
    請求項1に記載のスパウトパウチ。
  3. 前記スパウトは前記パウチから突出する突出部を含み、
    前記スパウトの長手方向における前記突出部の寸法に対する前記隙間の最大の寸法の割合は15%〜125%の範囲に含まれる
    請求項1または2に記載のスパウトパウチ。
  4. 前記スパウトの長手方向の寸法に対する前記隙間の最大の寸法の割合は9%〜71%の範囲に含まれる
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のスパウトパウチ。
  5. 前記収容空間に収容された前記内容物をさらに備える
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のスパウトパウチ。
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