JP2020116278A - 遊技機 - Google Patents

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慎太朗 佐藤
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祐介 工藤
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和己 八子
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Abstract

【課題】枠体に対する前面扉の開閉を適切に行う。【解決手段】本実施形態例に係るパチンコ機(遊技機)Pでは、前面扉3(ベース部材30)には、この前面扉3が本体枠(枠体)4に対して閉じている状態(前面扉3の閉状態)で遊技盤5の左下領域(遊技盤の一部)5aと対向する位置に、左スピーカ(演出装置)17aが設けられている。本体枠4は、前面扉3の閉状態において左スピーカ17aと対向する位置に、衝突を避けるための逃げ部5fを有している。また、前面扉3は、左スピーカ17aが設けられている位置に前面扉3の背面側に突出する突出部3aを有しており、逃げ部5fは、有底形状の凹部となるように形成されている。【選択図】図8

Description

本発明は、遊技盤を保持する枠体に対して前面扉が開閉自在に取り付けられた遊技機に関する。
従来、遊技盤を保持する枠体に対して開閉自在に取り付けられた前面扉に、遊技に関する演出を行う演出装置が設けられた遊技機が知られている。例えば、特許文献1に記載の遊技機は、遊技盤を保持する枠体(外枠および内枠)と、枠体に対して開閉自在に取り付けられた前面扉とを備え、前面扉の上部には、発光部を備えた回転灯装置(演出装置)が配置されている。この回転灯装置は、前面扉の前面側に突出して設けられているので、遊技者との距離が近くなっており、遊技の進行に応じて発光すると、遊技者の注意を惹き付け易くなっている。
特開2011−115210号公報
しかしながら、上記のような遊技機においては、前面扉における演出装置の形状や配置位置によっては、枠体に対する前面扉の開閉を適切に行うことができない場合がある。例えば、全長の長い円筒状の演出装置を前面扉の所定位置に配置する場合、この演出装置の後端部分が前面扉の背面側にはみ出してしまい、前面扉を枠体に対して閉じることができない虞がある。
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、枠体に対する前面扉の開閉を適切に行うことができる遊技機を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技盤を保持する枠体と、前記枠体の前面に開閉自在に取り付けられた前面扉と、を備え、前記前面扉には、前記遊技領域を除いた前記遊技盤の一部と対向する位置に、遊技に関する演出を行う演出装置が設けられており、前記遊技盤は、前記前面扉が前記枠体に対して閉じている状態において前記演出装置と対向する位置に、衝突を避けるための逃げ部を有している、ことを特徴とする。
また、上記構成において、本発明は、前記前面扉は、前記演出装置が設けられている位置に該前面扉の背面側に突出する突出部を有している、ことを特徴とする。
また、上記構成において、本発明は、前記逃げ部は、有底形状の凹部である、ことを特徴とする。
本発明によると、枠体に対する前面扉の開閉を適切に行うことができる。
本実施形態例に係るパチンコ機の外観を示す正面図である。 図1に示すパチンコ機の外観を示す斜視図である。 図1に示すパチンコ機の前面扉を開放した状態を示す斜視図である。 図1に示すパチンコ機の背面図である。 図3に示す前面扉の突出部と本体枠が保持する遊技盤の逃げ部を示す拡大図である。 図3に示す前面扉のベース部材を示す正面図である。 図6のA―A線断面図である。 図7に示す突出部が逃げ部に収納されている状態を示す拡大図である。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1と図2に示すように、本発明の実施形態例に係るパチンコ機(遊技機)Pは、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の外枠1と、外枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた内枠2と、内枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられた前面扉3等を備えている。外枠1と内枠2によって、本体枠(枠体)4が構成されており、この本体枠4は後述する遊技盤を保持している。前面扉3には、ガラスやプラスチック等からなる透明板6が取り付けられている。
外枠1の左側枠部には、上側軸受け体1Aと下側軸受け体1Bが固着されている。一方、内枠2の左側枠部の上下両端には、第1ピン(図示せず)が設けられている。これら両第1ピンを上側軸受け体1Aと下側軸受け体1Bに軸支することによって、内枠2を外枠1に対して開閉自在に支持する第1ヒンジ機構が構成されている。
内枠2の右側枠部は第1ヒンジ機構と反対側の自由端側であり、この右側枠部にはシリンダ錠7が設けられている。図示は省略されているが、内枠2の右側面にはシリンダ錠7を有する施錠装置が設置されている。この施錠装置は内枠2の裏面側に突出する後部施錠杆と、内枠2の前面側に突出する前部施錠杆とを備えている。常態では、施錠装置の後部施錠杆によって外枠1に対して内枠2が施錠されると共に、前部施錠杆によって内枠2に対して前面扉3が施錠されている。シリンダ錠7の鍵穴に図示せぬ鍵を差し込んでこれを一方向(例えば時計回り)へ回動すると、後部施錠杆が下動して内枠2が開錠されるようになっている。また、シリンダ錠7の鍵穴に差し込んだ鍵を他方向(反時計回り)へ回動すると、前部施錠杆が上動して前面扉3が開錠されるようになっている。
前面扉3の左側枠部の上下両端には、第2ピン(図示せず)が設けられており、これら両第2ピンを内枠2の左側枠部に突設した上下の支持板2a,2bに軸支することによって、前面扉3を内枠2の左側枠部に対して開閉自在に支持する第2ヒンジ機構が構成されている。
図3に示すように、内枠2の上部内側には遊技盤5が収納されており、この遊技盤5は遊技球が流下する遊技領域50を有している。遊技盤5の遊技領域50は、ガイドレール51等によって略円形状に区画されているとともに、透明板6を透して目視可能となっている。この遊技領域50には、演出表示装置52、始動入賞口53、一般入賞口54等が設けられており、遊技盤5よりも下方の内枠2には遊技球を遊技領域50に向けて発射する発射装置40等が配設されている。
内枠2の左側枠部には、上下方向に沿って一対の保持部材8a,8bが設けられている。遊技盤5は、例えば合成樹脂材料からなるカバー部材50aを遊技領域50の周りに有しており、このカバー部材50aは、遊技盤5が内枠2に収納された状態において保持部材8a,8bと衝突しないように形成されている。具体的には、遊技盤5の左下領域5aにおいては、カバー部材50aは、下方の保持部材8aとの干渉を避けるために、左側面から所定形状に切り取られた切欠き部60を有している。また、遊技盤5の左上領域5bにおいては、カバー部材50aは、上方の保持部材8bとの干渉を避けるために、遊技領域50に沿って半アーチ形状に形成されている。このように構成された遊技盤5の左下領域5aおよび左上領域5bによって、遊技盤5をその左側部から内枠2に挿入可能な構成が実現されている。
一方で、遊技盤5の右上領域5cと右下領域5dにおいては、上下方向に一対の固定機構9a,9bが設けられている。詳細な説明は省略するが、遊技盤5を内枠2に挿入した状態で、固定機構9a,9bのつまみを所定方向に回動させることにより、遊技盤5が内枠2にロックされるようになっている。なお、図3においては、下方の固定機構9bは前面側を蓋部で閉じられた状態になっているが、この蓋部の背面側においては上方の固定機構9aと同様につまみを有したロック構造となっている。
図1および図2に戻り、前面扉3は、ベース部材30(図6参照)と、ベース部材30の前面側に配置される前面ユニット31とで構成されている。ベース部材30は、その中央に透明板6によって塞がれる開口部300を有しており、この開口部300を除いた位置に前面ユニット31が設けられている。この前面ユニット31は、透明板6の下方に位置して遊技球を収容可能な上段受皿13および下段受皿14と、下段受皿14の右側方に取り付けられて遊技球の発射操作を行うための操作ハンドル16とを有している。また、この前面ユニット31は、前面扉3に設けられる各種演出装置の基台となるものであり、前面ユニット31の所定位置に各種演出装置が設けられている。具体的には、透明板6の上方から左側方にかかる部位を囲むように装飾レンズ10が設けられ、透明板6の右上方に回転灯ユニット11が設けられ、回転灯ユニット11の真下であって透明板6の右側方にサイドパネルユニット12が設けられ、上段受皿13の前面中央に演出操作ユニット15が設けられ、透明板6の左右下方と上方にスピーカ17a〜17dが設けられている。
装飾レンズ10の内部には複数のLED(図示せず)が設けられており、これらLEDが遊技の進行に伴って種々の色や発光パターンで発光するという演出が行われるようになっている。回転灯ユニット11には環状に配置した複数のLED(図示せず)が設けられており、各LEDが配置順に点灯と消灯を繰り返すことにより、恰も回転灯が発光しているような演出を実行できるようになっている。サイドパネルユニット12は前方に向けて突出するように形成された略長方形薄板状の装飾用装置であって、この装置に内装されたデザインシート(図示せず)の視認性を高めるためのものである。
上段受皿13には、図示せぬ遊技球貸出装置により貸し出される遊技球や、パチンコ機Pの賞球払出装置から払い出される賞球が導かれるようになっており、この上段受皿13が遊技球で一杯になると、その後に貸し出されたり払い出されたりする遊技球は下段受皿14に導かれるようになっている。操作ハンドル16は遊技者が所定方向へ向けて回転操作できるように形成されており、遊技者が操作ハンドル16を回転操作すると、上段受皿13に受容されている遊技球が前述した発射装置40(図3参照)に送られ、この発射装置40により操作ハンドル16の回転角度に応じた強度で遊技球が発射されるようになっている。演出操作ユニット15は、遊技の進行に伴って実行される演出の切り替え等を行えるようになっている。スピーカ17a〜17dは、遊技の進行に応じて、遊技に関する様々な音を出力できるようになっている。
本実施形態例では、スピーカ17a〜17dは何れも、磁石やコイル等から構成された駆動回路を包囲する円筒状の外装ケースと、この外装ケースの前方に取り付けられるホーン部とを有している。そして、これらスピーカ17a〜17dのうち、透明板6の右下方に設けられたスピーカ17bと透明板6の上方に設けられたスピーカ17c,17dは、前面扉3の前面ユニット31内にその外装ケースが収容されるように配置されている。一方で、透明板6の左下方に設けられたスピーカ(以下、左スピーカと言う。)17aは、上段受皿13とのスペースの制約により、前面扉3の背面側に外装ケースが突出するように配置されている。詳細は後述するが、図5に示すように、前面扉3は、この左スピーカ17aの形状や配置位置に合わせて背面側に突出している突出部3aを有している。そして、本体枠4が保持する遊技盤5は、この突出部3aとの衝突を回避できるように構成されている。
図4に示すように、このパチンコ機Pの背面側には、遊技に関する主要な処理を行う主制御基板18と、主制御基板18からの指令を受けて演出表示装置52やスピーカ17a〜17d等の各種演出装置を制御する副制御基板19と、前述した賞球払出装置20と、主制御基板18からの指令を受けて賞球払出装置20を制御する払出制御基板21と、操作ハンドル16の回転操作量に応じて発射装置40の作動を制御する発射制御基板22と、大当たり回数等の各種情報を遊技場のホールコンピュータに出力する外部端子基板23等が設けられている。主制御基板18には、CPU(Central Processing Unit)と、予め定められた制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)と、生成された処理情報の一時記憶および記憶した情報の削除を行うRAM(Random Access Memory)等が実装されており、このCPUがROMに格納された各種プログラムやデータを読み込んで実行することにより、遊技に関する主要な処理が行われる。
図3に示すように、本実施形態例に係るパチンコ機Pでは、発射装置40により発射されて遊技盤5の遊技領域50を流下する遊技球が、一般入賞口54または始動入賞口53に入球すると、所定個数の遊技球が賞球として払い出される。また、遊技球が始動入賞口53に入球した場合には、特別遊技を実行させるか否かを決定する大当たりの電子抽選が行われる。このとき、演出表示装置52では、遊技状況に応じて遊技に関する各種演出が表示され、遊技が進行していくようになっている。
図6と図7に示すように、前面扉3の上記したベース部材30は、例えば合成樹脂材料からなる縦長方形状の板状部材である。このベース部材30は、中央の開口部300に対する左下領域であって、遊技領域50を除いた遊技盤5の左下領域5aと対向する位置に、背面側に突出する突出部3aを有している。この突出部3aは、左スピーカ17aの形状や配置位置に合わせて形成されている。ここで、左スピーカ17aは、上記したように円筒状の外装ケースを有しており、この外装ケースが前面扉3の背面側に突出するように配置されている。そのため、突出部3aは、左スピーカ17aの突出している外装ケースの側面を覆う第1壁部3bと、左スピーカ17aの突出している外装ケースの底面を覆う第1底部3cとから構成されている。第1壁部3bは、前面扉3(ベース部材30)から遊技盤5に向かって下方に傾斜するように設けられている。第1底部3cは、前面扉3(ベース部材30)から遊技盤5に向かって上方に傾斜するように設けられている。第1壁部3bの遊技盤5側の一端と第1底部3cの前面扉3側の周端とが連結されて、第1壁部3bと第1底部3cとが一体となっている。これら第1壁部3bと第1底部3cとによって形成された空間内に、左スピーカ17aの突出している外装ケースが収められることになる。
なお、ベース部材30の開口部300よりも下方の領域の右側には、上記した施錠装置の周囲を囲むように形成された窪み部300aや操作ハンドル16を挿通させるための開口部300b等が設けられている。
本実施形態例では、図5,7,8に示すように、遊技盤5の左下領域5aに、前面扉3の突出部3aとの衝突を避けるための逃げ部5fが設けられている。この逃げ部5fは、前面扉3が内枠2に対して閉じている状態(以下、前面扉3の閉状態と言う。)において、突出部3aを収納する収納部として機能し、前面扉3の突出部3aと遊技盤5の左下領域5aとが互いに干渉し合うことが避けられるようになっている。
逃げ部5fは、前面扉3の閉状態において、突出部3aと対向するカバー部材50aを有底形状の凹部となるように形成したものである。具体的には、逃げ部5fは、前面扉3の閉状態において最も遊技盤5側に位置する第1壁部3bの周部分と対向する第2壁部5gと、第1底部3cの略上半分と対向する第2底部5hとから構成されている。第2壁部5gは、第1壁部3bの形状に合わせて略半円形状に曲がるように形成されている。第2底部5hは、第1底部3cの傾斜に合わせて遊技盤5の前面側から背面側に向かって深くなるように形成されており、逃げ部5f自体が遊技盤5を貫通しないようになっている。
図8に示すように、前面扉3の突出部3aが遊技盤5の逃げ部5fに収納された状態において、突出部3aの外面と逃げ部5fの内面とは互いに接触しないようになっている。具体的には、突出部3aの第1壁部3bと逃げ部5fの第2壁部5gとが互いに離れて位置しているとともに、突出部3aの第1底部3cと逃げ部5fの第2底部5hとが互いに離れて位置している。こうして、前面扉3の閉状態においては、前面扉3の突出部3aと遊技盤5の左下領域5aとの干渉を避けるだけでなく、突出部3aが逃げ部5fに接触して衝撃を受けることを防止できるようになっている。
なお、逃げ部5fは、図5に示すように、その左側において、上記した遊技盤5を保持する保持部材8aの周りに形成された切欠き部60とつながっている。具体的には、切欠き部60の右側部分が逃げ部5fの左側部分に入り込んだようになっている。この切欠き部60の入り込んだ部分も、前面扉3の突出部3aの一部との衝突を避けるようになっている。そのため、本実施形態例では、逃げ部5fは、切欠き部60の右側部分を利用して、突出部3aとの衝突を避けるための空間を形成している。
以上説明したように、本実施形態例に係るパチンコ機(遊技機)Pでは、前面扉3には、この前面扉3が本体枠(外枠1および内枠2)4に対して閉じている状態において、この本体枠4の遊技領域50を除いた遊技盤5の左下領域(遊技盤の一部)5aと対向する位置に、左スピーカ(演出装置)17aが設けられている。遊技盤5は、前面扉3の閉状態において突出部3aと対向する位置に、前面扉3との衝突を避けるための逃げ部5fを有している。したがって、前面扉3を本体枠4に対して閉じるときに、前面扉3と遊技盤5の左下領域5aとが互いに干渉し合うことが避けられ、本体枠4に対する前面扉3の開閉を適切に行うことができる。
また、本実施形態例に係るパチンコ機Pでは、前面扉3は、左スピーカ17aが設けられている位置に前面扉3の背面側に突出する突出部3aを有している。この構成によれば、左スピーカ17aが上段受皿13とのスペースの制約により、前面扉3の背面側に突出するように配置しなければならない場合であっても、左スピーカ17a(外装ケース)を適切に保護して配置することができる。
また、本実施形態例に係るパチンコ機Pでは、逃げ部5fは、遊技盤5に設けられた有底形状の凹部になっている。そのため、逃げ部5fを形成する際に、遊技盤5に貫通孔を設ける場合に比べて、遊技盤5の強度の低下を抑制することができる。
また、本実施形態例に係るパチンコ機Pでは、遊技盤5の左下領域5aには、遊技盤5を内枠2に保持する保持部材8a,8bの配置を確保するための切欠き部60が設けられており、逃げ部5fは、この切欠き部60の右側部分を利用して、前面扉3の突出部3aとの衝突を避けるための空間を形成している。そのため、遊技盤5に逃げ部5fを形成する際に、既存の遊技盤5の形状を有効活用して逃げ部5fを効率良く形成することができる。
なお、上記実施形態例では、遊技領域50を除いた遊技盤5の左下領域5aと対向する位置に、左スピーカ(演出装置)17aが前面扉3の背面側に突出するように設けられ、遊技盤5の左下領域5aに逃げ部5fが形成されていたが、これに限られない。スピーカ(演出装置)は、遊技盤5の一部と対向する位置に前面扉3の背面側に突出するように設けられればよく、逃げ部は前面扉3の閉状態においてこのスピーカと対向する位置に設けられればよい。例えば、スピーカが遊技盤5の左上領域5bと対向する位置に前面扉3の背面側に突出するように設けられた場合、前面扉3のこのスピーカが設けられた位置に背面側に突出する突出部が設けられ、逃げ部はこの突出部との衝突を避けるように遊技盤5の左上領域5bに設けられればよい。こうすれば、上記実施形態例と同様の効果を奏することができる。
また、上記実施形態例では、本発明が適用される演出装置の一例として、左スピーカ17aを挙げて説明をしたが、これに限られない。例えば、この演出装置には、遊技の進行に応じて発光するランプや、大当たり時またはリーチ発生時に所定動作を行う役物等も含まれる。この場合、これらランプや役物等が、前面扉3において遊技盤5の一部と対向する位置に設けられたとしても、上記実施形態例と同様に、前面扉3の背面側の対応する位置に突出部が設けられるとともに、遊技盤5にこの突出部との衝突を避けるための逃げ部が設けられるようにすればよい。
また、上記実施形態例では、左スピーカ17aが前面扉3の背面側に突出するように設けられたことに合わせて、前面扉3のベース部材30が背面側に突出する突出部3aを有していたが、これに限られない。例えば、前面扉3のベース部材30自体はこのような突出部3aを有することなく、左スピーカ17aが背面側に直接露出するようにしてもよい。この場合、遊技盤5の左下領域5aに形成される逃げ部5fは、左スピーカ17aと直接衝突することを避けるようになっているとともに、この左スピーカ17aは逃げ部5fに直接収納されることになる。
また、上記実施形態例では、左スピーカ17aが前面扉3の背面側に突出するように配置されていたが、これに限られない。例えば、左スピーカ17a自体は前面扉3の背面側に突出するように設けられなくてもよく、左スピーカ17aに付随する配線等を格納する空間を形成する部分として、左スピーカ17aが配置された前面扉3の背面側に突出する突出部が設けられてもよい。
P パチンコ機(遊技機)
3 前面扉
4 本体枠(枠体)
5 遊技盤
50 遊技領域
5a 左下領域(遊技盤の一部)
5f 逃げ部
17a 左スピーカ(演出装置)

Claims (3)

  1. 遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技盤を保持する枠体と、前記枠体の前面に開閉自在に取り付けられた前面扉と、を備え、
    前記前面扉には、前記遊技領域を除いた前記遊技盤の一部と対向する位置に、遊技に関する演出を行う演出装置が設けられており、
    前記遊技盤は、前記前面扉が前記枠体に対して閉じている状態において前記演出装置と対向する位置に、衝突を避けるための逃げ部を有している、ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記前面扉は、前記演出装置が設けられている位置に該前面扉の背面側に突出する突出部を有している、ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記逃げ部は、有底形状の凹部である、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
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