JP2020111450A - カード用プリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】第1搬送ラインにより搬送されたICカードを第2搬送ライン上に安定して載置する。【解決手段】第1搬送ライン32と第2搬送ライン33との間に、ICカード1を保持しながら移送する搬送ローラ55,58を含む。搬送ローラ55,58近傍に第1リーダライタ27が設けられている。搬送ローラ55,58の下端部に下部回転機構52が設けられている。下部回転機構52は回転ローラ57と、回転ローラ57の周囲を回動するとともに、回転ローラ57との間でICカード1を挟持するニップローラ59aを含む回転フラップ59を有する。【選択図】図1

Description

本開示は、運転免許証、クレジットカード、キャッシュカード、社員証、身分証、その他のICカードやIDカードを作成するために用いられるカード用プリンタに関する。
従来より運転免許証、クレジットカード、キャッシュカード、社員証、身分証、その他のICカードやIDカードを作成するためカード用プリンタが用いられている。
このカード用プリンタは多数のカードを多層に積載したICカード用ホッパーを有する。そしてICカード用ホッパーからのICカードが一枚ずつ第1搬送ラインに移されて搬送される。
第1搬送ラインにより搬送されたICカードはその後、カード用プリンタ内の印刷部に送られて印刷が施され、さらに第1搬送ライン上のICカードは落下部まで送られる。その後、落下部に設けられた書込部においてカードに内蔵されたICチップに必要な情報が書き込まれる。
次にICチップに必要な情報が書き込まれたICカードは、落下部内で第2搬送ラインまで自然落下し、第2搬送ライン上を搬送される。次に第2搬送ラインにより搬送される間、ICカードに対して保護シートが設けられる。
ところでICカードを落下部内で第2搬送ラインまで自然落下させる際、第2搬送ライン上でICカードが跳ね上がり、第2搬送ライン上にICカードを安定した姿勢で載置することがむずかしい場合がある。
特開2007−99407号公報
本開示はこのような点を考慮してなされたものであり、第1搬送ラインにより搬送されるカードを第2搬送ラインまで搬送する際、カードを第2搬送ライン上で跳ね上がることなく安定して第2搬送ライン上に載置することができるカード用プリンタを提供することを目的とする。
本開示は、カードに対して印刷を施すカード用プリンタにおいて、前記カードを水平方向に搬送する第1搬送ラインと、前記第1搬送ラインの下方に配置され、前記カードを水平方向に搬送する第2搬送ラインと、前記第1搬送ラインの出口と前記第2搬送ラインの入口との間に配置され、前記カードを垂直方向に向けて前記カードを挟持しながら移送する複数の搬送ローラとを備え、前記複数の搬送ローラの下端部に、前記カードの向きを垂直方向から水平方向に変える下部回転機構が設けられ、前記下部回転機構は回転ローラと、この回転ローラの周囲を回動する回転フラップとを有し、前記回転フラップには前記回転ローラとの間で前記カードを挟持する回転フラップ用ニップローラが取り付けられている、カード用プリンタである。
本開示は、前記下部回転機構の下方に排出ラインが接続され、不良品のカードがきた際、前記下部回転機構の前記回転フラップは回動することなく、前記不良品のカードを前記排出ラインを介して下方外方へ排出する、カード用プリンタである。
本開示は、前記回転フラップの回動中心は、前記回転ローラの回転中心に一致する、カード用プリンタである。
本開示は、前記搬送ローラ、前記回転ローラおよび前記回転フラップ用ニップローラは、前記カードの印刷領域外方の外方領域において前記カードに当接する、カード用プリンタである。
本開示は、前記搬送ローラは駆動ローラと搬送ローラ用ニップローラとを有し、前記回転ローラおよび前記駆動ローラは、各々搬送ベルトにより駆動され、この駆動ベルトは前記カードに当接しない、カード用プリンタである。
以上のように本開示によれば、第1搬送ラインにより搬送されるカードを第2搬送ラインまで移送させる際、第2搬送ライン上で跳ね上がることなく、カードを安定して第2搬送ライン上に載置することができる。
図1は本実施の形態によるカード用プリンタの保持移送機構を示す詳細図。 図2はカード用プリンタの保持移送機構を示す斜視図。 図3はカード用プリンタの全体を示す全体構成図。 図4(a)はICカードの表面を示す図、図4(b)はICカードの裏面を示す図、図4(c)は追記情報ラベルを示す図。 図5はカード用プリンタの保持移送機構の概略を示す図。 図6はカード用プリンタの下部回転機構の作用を示す図。 図7はカード用プリンタの下部回転機構の作用を示す図。 図8はICカードに対する駆動ローラとニップローラの位置関係を示す図。
<本実施の形態>
以下、図面を参照して本実施の形態について説明する。
図1乃至図8は本実施の形態によるカード用プリンタを示す図である。
本実施の形態によるカード用プリンタ20は、図4(a)(b)(c)に示すようなICチップ1aを含むICカード1の表面2に対して各個人の必要な表面情報2aおよび顔画像情報2bを印字するとともに、ICカード1の裏面3に対して裏面情報3aを印字し、ICチップ1a内に表面情報2aおよび裏面情報3aを書込んで、例えば社員カード、銀行カード、運転免許証等のIDカードを作製するものである。この場合、裏面情報のうちICカード1の裏面3に印字できない追記情報5aは、追記情報ラベル5に印字される。
ここで必要な表面情報2aとは、当該個人の氏名、および住所等が考えられる。また裏面情報3aとは表面に書き込めない住所の詳細情報が考えられ、さらに追記情報ラベル5に表記される追記情報5aとは個人の詳細な運転条件等が考えられる。またICカード1の表面2に個人のID番号(ID情報)2cも、印字される。
またカード用プリンタ20においては、ICカード1のICチップ1a内に、表面情報2aが書込まれる。
さらにカード用プリンタ20の下流側には、ICカード1のICチップ1a内に裏面情報3aを書き込み、かつICカード1の裏面に裏面情報3aを印字する裏面書込機能付プリンタ40が接続されている(図3参照)。
さらにこの裏面書込機能付プリンタ40には、ICカード1のICチップ1aから裏面情報3aを読み取り、裏面情報3aのうちICカード1の裏面3に印字できない追記情報5aを印字して追記情報ラベル5を作製するとともに、この追記情報ラベル5を発行する追記情報ラベル発行部28が接続されている(図3参照)。
次に図3および図5によりICカード1に対して必要な情報を印字し、かつICチップ1a内に必要な情報を書込むカード用プリンタ20の概略を示す。ここで図3はカード用プリンタの全体を示す構成図、図5は保持移送機構の概略構成を示す図である。
図3に示すようにカード用プリンタ20は、ケーシング20Aと、ケーシング20A内上方に設けられICカード1を積層して収納する4つのカードマガジン21a、21b、21c、21dを含むICカード用ホッパー21と、ICカード用ホッパー21の各カードマガジン21a、21b、21c、21d内に収納されたICカード1を受け取って搬送するとともに,複数の搬送ローラからなる第1搬送ライン32と、第1搬送ライン32に沿って配置されICカード1の表面2に顔画像情報2bを印字するY印刷(イエロー印刷部)、M印刷(マゼンタ印刷)C印刷(シアン印刷)およびOP印刷を施す昇華印刷ユニット22とを有している。
また昇華印刷ユニット22の下流側にはICカード1の表面2に表面情報2aおよびID情報2cを印字する溶融印刷ユニット23が設けられている。この場合、昇華印刷ユニット22と溶融印刷ユニット23とによって印刷部22、23が構成されている。
溶融印刷ユニット23を通過したICカード1は第1搬送ライン32の出口32Aから当接体32aに向って送られ、当接体32aに当接した後、案内路32bにより案内されて垂直方向を向き、後述する保持移送機構50を介して第1搬送ライン32の下方にある第2搬送ライン33の入口33Aへ送られる(図5参照)。なお、第1搬送ライン32の出口32Aに設けられた当接体32aと案内路32bは、保持移送機構50の上部回転機構51を構成する。
また、後述のように駆動ローラ55とニップローラ58とを有する保持移送機構50内には、これら駆動ローラ55とニップローラ58の近傍に、第1リーダライタ(書込部)27が内蔵されている。この第1リーダライタ27は、ICカード1のICチップ1aに表面情報2aおよびID情報2cを書き込むものである。また第2搬送ライン33は、第1搬送ライン32と同様,複数の搬送ローラからなる。
また第2搬送ライン33に沿って、ICカード1の表面2に印字された表面情報2aおよび顔画像情報2bを保護するためICカード1の表面2上に第1保護シート(図示せず)を設ける第1保護シート形成部29が設けられ、第1保護シート形成部29の下流側に第1保護シート上に更に第2保護シート(図示せず)を設ける第2保護シート形成部30が設けられている。これら第1保護シート形成部29と第2保護シート形成部30によって保護シート形成部29、30が構成される。
また第2搬送ライン33の下流側には、表面情報2a、顔画像情報2b、ID情報2cが表面2に印字され、かつICチップ1a内に表面情報2aおよびID情報2cが書き込まれたICカード1を受け取り、所定のICカード1毎に収納する4つのカード収納部35a、35b、35c、35dを含むカード集積部35が設けられている。
カード集積部35に送られたICカード1は、その後必要に応じて裏面書込機能付プリンタ40および追記情報ラベル発行部28へ順次送られる。
また裏面書込機能付プリンタ40は、ICカード1のICチップ1a内に必要な裏面情報3aを書き込む第2リーダライタ41と、ICカード1の裏面3に必要な裏面情報3aを印字する裏面印字部42とを有している。さらに第2リーダライタ41および裏面印字部42の上流側に入口スタッカ40aが設けられ、第2リーダライタ41および裏面印字部42の下流側に出口スタッカ40bが設けられている。またケーシング20Aの上部には操作用のタッチパネル25が取り付けられている。
ところでカード用プリンタ20および裏面書込機能付プリンタ40は全体としてプリンタ制御装置20aにより駆動制御される。
次に図1および図2により、第1搬送ライン32と第2搬送ライン33との間に設けられた保持移送機構50について説明する。この保持移送機構50は第1搬送ライン32の出口32Aと第2搬送ライン33の入口33Aとの間に設けられ、ICカード1を第1搬送ライン32の出口32Aから第2搬送ライン33の入口33Aまで保持しながら搬送するものである。
このような保持移送機構50は、図1に示すように、ICカード1を垂直方向に向けてICカード1を挟持しながら移送する複数の駆動ローラ55と、各駆動ローラ55との間でICカード1を挟持するニップローラ(搬送ローラ用ニップローラ)58とを有する。このうち駆動ローラ55は、駆動ローラ55および案内ローラ56aに掛け渡された駆動ベルト56により駆動される。また駆動ベルト56は図示しない駆動機構により駆動されている。
なお、複数の駆動ローラ55と、各駆動ローラ55との間でICカード1を挟持しながらニップするニップローラ58とによりICカード1を移送する搬送ローラ55、58が構成される。
図1および図2に示すように、保持移送機構50の複数の駆動ローラ55は垂直方向に並んで配置され、各駆動ローラ55に対応して設けられたニップローラ58も垂直方向に並んで配置され、このことにより保持移送機構50内においてICカード1を垂直方向に向けて下方へ向かって移送することができる。
また、保持移送機構50には、上述のように第1リーダライタ27が設けられている。本実施の形態において、保持移送機構50の駆動ローラ55とニップローラ58との間で挟持されたICカード1を、駆動ローラ55の駆動を停止させることにより第1リーダライタ27近傍で確実に一旦停止させることができる。このように第1リーダライタ27近傍で一旦停止したICカード1に対して第1リーダライタ27により、情報の書き込みを行うことができる。
ところで、図5に示すように第1搬送ライン32上において、ICカード1は表面2を上方に向けて水平方向に搬送され、保持移送機構50の上端部に設けられた上部回転機構51によりICカード1が回転してICカード1の向きが垂直方向に変化する。この場合、上部回転機構51は当接体32aと案内路32bとを有し、この上部回転機構51により、表面2を上方に向けて水平方向に搬送されたICカード1は回転して、ICカード1の表面2が右側を向くよう垂直方向に姿勢を変えて保持移送機構50により移送される。
また保持移送機構50はその下端部に下部回転機構52が設けられている。この下部回転機構52は、駆動ベルト56により駆動される回転ローラ57と、この回転ローラ57の周囲を回動する回転フラップ59とを有し、回転フラップ59には回転ローラ57との間でICカード1を挟持するニップローラ(回転フラップ用ニップローラ)59aが設けられている。
下部回転機構52はICカード1が保持移送機構50により垂直方向に移送されてきた場合、回転ローラ57の周囲を回転フラップ59が回動して、このICカード1を回転させてその姿勢を垂直方向から水平方向へ変えて、第2搬送ライン33側へ送り出すものである。この場合、保持移送機構50において右側に表面2を向けて垂直方向に移送されてきたICカード1は、表面2を上方に向けて水平方向に向きを変える。
また、回転ローラ57と回転フラップ59の下方には、不良品のICカード1をこの回転ローラ57と回転フラップ59との間から下方外方へ排出する排出ライン60が設けられている。
次に図6および図7により、下部回転機構52について更に述べる。上述のように下部回転機構52は回転ローラ57と、回転ローラ57の周囲を回動する回転フラップ59とを有し、回転フラップ59には回転ローラ57との間でICカード1を挟持するニップローラ(回転フラップ用ニップローラ)59aが設けられている。
このうち回転フラップ59は回動中心L1を中心として回転ローラ57の周囲を回動する。この回転フラップ59の回動中心L1は、回転ローラ57の回転中心L2に一致している。
図6および図7に示すように、回転フラップ59は垂直方向に搬送されるICカード1がくるまで、垂直位置(図6に示す位置)をとって待機する。ICカード1が回転フラップ59側へ到達した後、プリンタ制御装置20aによって回転フラップ59が駆動制御されて回転ローラ57の周囲を回動して水平位置(図7に示す位置)をとる。この間、回転フラップ59が垂直位置をとってから水平位置をとるまで、ICカード1は回転ローラ57と回転フラップ59のニップローラ59aとの間で挟持されて回転し、その姿勢が垂直方向から水平方向へ変わるようになっている。
また例えば第1リーダライタ27によりICカード1のICチップ1aに適切な情報を書き込むことができない等、不良品のICカード1が発見された場合、第1リーダライタ27からの情報によりプリンタ制御装置20aにより、この不良品のICカード1が特定される。この場合、プリンタ制御装置20aは回転フラップ59を停止させ、回転フラップ59は垂直位置をとったままとなる。このとき回転ローラ57と回転フラップ59との間に達したICカード1は第2搬送ライン33側へ送られることはなく、排出ライン60を介して下方外方へ排出される。
なお、第2搬送ライン33の入口33Aには、駆動ベルト56により駆動する引込ローラ61とこの引込ローラ61との間でICカード1を挟持して第2搬送ライン33側へ引き込むニップローラ62とが設けられている。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まずカード用プリンタ20のICカード用ホッパー21の各カードマガジン21a〜21d内に、多数のICカード1が多層に積載されている。
この場合、カードマガジン21a〜21d内には、印字および書込みがなされていないICカード1が積載されている。
次に印字および書込みがなされていないICカード1が、ICカード用ホッパー21の各カードマガジン21a〜21dから排出される。その後ICカード1は第1搬送ライン32へ送られ、ICカード1は第1搬送ライン32に沿って搬送される。この場合、第1搬送ライン32上において、ICカード1は表面2を情報に向けて水平方向に搬送される。
第1搬送ライン32に沿ってICカード1が搬送される際、このICカード1の表面2に対して昇華印刷ユニット22によりイエロー印刷、マゼンタ印刷、シアン印刷が施され、このようにしてICカード1の表面2に顔画像情報2bが印字される。また印字された顔画像情報2b上にOP印刷が施される。
その後ICカード1は第1搬送ライン32によって溶融印刷ユニット23に送られ、この溶融印刷ユニット23においてICカード1の表面2に表面情報2aおよびID情報2cが印字される。
次にICカード1は水平方向の姿勢を維持したまま、第1搬送ライン32の出口32Aから上部回転機構51の当接体32aに向って送られ、当接体32aに当接した後、案内路32bにより案内されて垂直方向を向き、保持移送機構50に送られる。
次にICカード1はその表面を図5の右側に向けて保持移送機構50により下方へ送られる。
保持移送機構50において、ICカード1は駆動ローラ55とニップローラ58との間で挟持されながら下方へ向かって移送される。次にICカード1は第1リーダライタ27近停において停止し、ICカード1のICチップ1aに対して第1リーダライタ27から表面情報2a、顔画像情報2bおよびID情報2cが書き込まれる。
次にICカード1は保持移送機構50の下部回転機構52に至る。この際、下部回転機構52の回転フラップ59は垂直方向位置をとって待機している(図6参照)。ICカード1が下部回転機構52に到達すると、図示しない検知器によりICカード1の位置が検知され、ICカード1は回転ローラ57と回転フラップ59のニップローラ59aとの間で挟持される。次に検知器からの情報に基づいてプリンタ制御装置20aが回転フラップ59を駆動制御する。具体的には回転フラップ59が回転ローラ57の周囲を回動し、水平方向位置をとるようICカード1を回転させて、垂直方向を向いていたICカード1の姿勢を変えて水平方向に向かせる(図7参照)。この場合、ICカード1の表面2は、上方を向く。
このようにICカード1の向きを水平方向に変えた後、下部回転機構52からICカード1は引込ローラ61とニップローラ62を経て第2搬送ライン33側へ送られる。第2搬送ライン33上において、ICカード1はその表面2を上方に向けて水平方向の搬送される。
なお、保持移送機構50に送られてきたICカード1が不良品の場合、例えば第1リーダライタ27によりICカード1のICチップ1aに適切な情報を書き込むことができない場合、第1リーダライタ27からの情報によりプリンタ制御装置20aによって不良品のICカード1が特定される。この場合はプリンタ制御装置20aにより下部回転機構52の回転フラップ59が回転ローラ57の周囲を回動することはなく、回転ローラ57とニップローラ59aとの間からICカード1が排出ライン60を経て下方外方へ排出される。
この間、搬送ローラ55,58の駆動ローラ55およびニップローラ58、回転ローラ57およびニップローラ59a、および引込ローラ61およびニップローラ62は、ICカード1の印刷領域1Bの外方の外方領域1Aにおいて、ICカード1に当接する(図8参照)。図8はICカード1に対する駆動ローラ55およびニップローラ58の位置関係を示す図であるが、回転ローラ57およびニップローラ59a、および引込ローラ61およびニップローラ62も図8に示す駆動ローラ55およびニップローラ58と同様、ICカードの印刷領域1Bの外方の外方領域1Aにおいて、ICカード1に当接する。
図8に示すように、駆動ローラ55は回転軸55aと、駆動ベルト56が係合するベルト係合部55bとを有し、駆動ローラ55はその当接面55cにおいてICカード1の外方領域1Aに当接している。またニップローラ58は回転軸58aを有し、ニップローラ58はその当接面58cにおいてICカード1の外方領域1Aに当接している。
ここでICカード1の外方領域1AとはICカード1上において印刷される印刷領域1B以外の外方領域をいうが、外方領域1Aは印刷領域1Bの外縁をなす罫線1Cから更に3mm程度離れていることが好ましい(図4(a)(b)参照)。
上述のように、表面情報2a、顔画像情報2b、ID情報2cが表面2に印字され、かつICチップ1aに表面情報2aおよびID情報2cが書込まれたICカード1は、その後第2搬送ライン33に沿って搬送されて第1保護シート形成部29へ送られ、この第1保護シート形成部29においてICカード1の表面に第1保護シートが形成される。次にICカード1は第2搬送ライン33に沿って第2保護シート形成部30へ送られ、この第2保護シート形成部30においてICカード1の第1保護シート上に第2保護シートが形成される。
次にICカード1は第2搬送ライン33により搬送され、カード集積部35に達する。ICカード1はこのカード集積部35の所定のカード収納部35a、35b、35c、35d内に振り分けられて収納される。
次にICカード1は、必要に応じて、裏面書込機能付プリンタ40へ送られる。そしてICカード1はこの裏面書込機能付プリンタ40内において、第2リーダライタ41によりICチップ1a内に裏面情報3aが書込まれ、続いて裏面印字部42によりICカード1の裏面3に裏面情報3aが印字される。
このようにしてカード用プリンタ20および裏面書込機能付プリンタ40によって、ICカード1に対する印字および書込作業が終了し、印字および書込済のICカード1が得られる。
なお、カード用プリンタ20および裏面書込機能付プリンタ40における各構成部分は、上述のようにプリンタ制御装置20aにより駆動制御される。
印字すべき裏面情報がないと判断されたICカード1は、裏面書込機能付プリンタ40を経ることなく外方へ排出される。
次に裏面書込機能付プリンタ40を経たICカード1は、必要に応じて追記情報ラベル発行部28に送られる。この追記情報ラベル発行部28では、ICカード1のICチップ1aから裏面情報3aを読み取り、裏面情報3aのうちICカード1の裏面に印字できない追記情報5aを印字して追記情報ラベル5を作製し発行する。このようにして得られた追記情報ラベル5は、その後ICカード1の裏面3の所望位置に貼付される。
以上のように本実施の形態によれば、第1搬送ライン32により水平方向に搬送されたICカード1を保持移送機構50により駆動ローラ55とニップローラ58との間で挟持しながら垂直方向に搬送し、次に下部回転機構52によりICカード1の姿勢を垂直方向から水平方向に変えて第2搬送ライン33により水平方向に搬送することができる。この場合、下部回転機構52の回転ローラ57の周囲を回転フラップ59が回動することにより、回転ローラ57と回転フラップ59のニップローラ59aによりICカード1を挟持しながら、ICカード1の姿勢を垂直方向から水平方向へ確実に変えることができる。また、保持移送機構50により移送されるICカード1を第1リーダライタ27近傍において確実に停止させることができる。
このためICカード1を第1搬送ライン32から第2搬送ライン33まで自然落下させる場合に比べて、第2搬送ライン33上において跳ね上がることはなく、ICカード1を安定して第2搬送ライン33上に載置することができる。また、保持移送機構50により移送されるICカード1を確実に第1リーダライタ27近傍において停止させることができ、このことによりICカード1に対して第1リーダライタ27から確実に情報の書き込みを行うことができる。
なお上記実施の形態において、ICカード1に対してカード用プリンタ20により印刷を施す例を示したが、ICチップ1aをもたないカードに対してカード用プリンタ20により印刷を施してもよい。
1 ICカード
1a ICチップ
20 カード用プリンタ
20a プリンタ制御装置
21 ICカード用ホッパー
21a〜21d カードマガジン
22 昇華印刷ユニット
23 溶融印刷ユニット
27 第1リーダライタ
29 第1保護シート形成部
30 第2保護シート形成部
32 第1搬送ライン
32A 出口
33 第2搬送ライン
33A 入口
50 保持移送機構
51 上部回転機構
52 下部回転機構
55 駆動ローラ
57 回転ローラ
58 ニップローラ(搬送ローラ用ニップローラ)
59 回転フラップ
59a ニップローラ(回転フラップ用ニップローラ)
60 排出ライン
L1 回転フラップの回動中心
L2 回転ローラの回転中心

Claims (5)

  1. カードに対して印刷を施すカード用プリンタにおいて、
    前記カードを水平方向に搬送する第1搬送ラインと、
    前記第1搬送ラインの下方に配置され、前記カードを水平方向に搬送する第2搬送ラインと、
    前記第1搬送ラインの出口と前記第2搬送ラインの入口との間に配置され、前記カードを垂直方向に向けて前記カードを挟持しながら移送する複数の搬送ローラとを備え、
    前記複数の搬送ローラの下端部に、前記カードの向きを垂直方向から水平方向に変える下部回転機構が設けられ、
    前記下部回転機構は回転ローラと、この回転ローラの周囲を回動する回転フラップとを有し、前記回転フラップには前記回転ローラとの間で前記カードを挟持する回転フラップ用ニップローラが取り付けられている、カード用プリンタ。
  2. 前記下部回転機構の下方に排出ラインが接続され、不良品のカードがきた際、前記下部回転機構の前記回転フラップは回動することなく、前記不良品のカードを前記排出ラインを介して下方外方へ排出する、請求項1記載のカード用プリンタ。
  3. 前記回転フラップの回動中心は、前記回転ローラの回転中心に一致する、請求項1または2記載のカード用プリンタ。
  4. 前記搬送ローラ、前記回転ローラおよび前記回転フラップ用ニップローラは、前記カードの印刷領域外方の外方領域において前記カードに当接する、請求項1乃至3のいずれか記載のカード用プリンタ。
  5. 前記搬送ローラは駆動ローラと搬送ローラ用ニップローラとを有し、前記回転ローラおよび前記駆動ローラは、各々搬送ベルトにより駆動され、この駆動ベルトは前記カードに当接しない、請求項1乃至4のいずれか記載のカード用プリンタ。
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