JP2020111190A - 荷物移動抑制装置 - Google Patents

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【課題】車両の荷室内に積載されている荷物が後部座席の背面に衝突するおそれを抑制できる荷物移動抑制装置を提供する。【解決手段】荷物移動抑制装置は、車両の荷室内を車両の車幅方向に沿って延びる延在部を備え、荷室内を車幅方向に沿って延びる仮想中心線を定義した場合に、延在部は仮想中心線を中心として荷室内を回転可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本開示は、車両の荷室内に積載される荷物の移動を抑制するための荷物移動抑制装置に関する。
車両の荷室内に積載されている荷物は、運転員によって急ブレーキをかけられたり、車両が衝突したりする際に、慣性によって前方に向かって移動し、後部座席の背面に衝突して、後部座席に着座する乗員を負傷させる場合がある。このため、荷室内の荷物を動かないように固定するニーズが存在する。特許文献1には、一対の脚部(コの字形状)を有するアームが、トランクルームの側壁に設けられたブラケットを介して、回動可能にトランクルーム内に設けられている。そして、ブラケット又は一方の脚部、及び他方の脚部にフックが取り付けられていることが開示されている。
特開2000−280827号公報
しかしながら、特許文献1は、買い物袋の取っ手をフックに引っ掛けたまま買い物袋内から容易にものを取り出すための技術であって、車両が衝突した場合などに荷物が後部座席の背面に衝突するおそれがある。
本発明は上述の課題に鑑みなされたものであり、車両の荷室内に積載されている荷物が後部座席の背面に衝突するおそれを抑制できる荷物移動抑制装置を提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る荷物移動抑制装置は、車両の荷室内を前記車両の車幅方向に沿って延びる延在部を備え、前記荷室内を前記車幅方向に沿って延びる仮想中心線を定義した場合に、前記延在部は前記仮想中心線を中心として前記荷室内を回転可能に構成されている。
上記(1)の構成によれば、延在部より車両の前後方向後方に位置するように荷物を荷室内に積載すると、車両の衝突などにより荷物が慣性によって前方に向かって移動しようとしても、延在部が荷物の移動を抑制し、荷物が後部座席の背面(荷室の前壁)に衝突するおそれを抑制できる。
また、延在部は仮想中心線を中心として荷室内を回転可能に構成されているので、延在部の鉛直方向の位置も変化可能である。このため、荷物の鉛直方向の寸法(高さ)に応じて、延在部の鉛直方向の位置を変化させることによって、様々な高さの荷物が後部座席の背面に衝突するおそれを抑制できる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)に記載の構成において、前記延在部の両端から前記仮想中心線に向かって延びる一対の接続部をさらに備え、前記一対の接続部のそれぞれは前記荷室の側壁に接続される。上記(2)の構成によれば、接続部を荷室の側壁に接続するだけで延在部を荷室内に設けることができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)に記載の構成において、前記仮想中心線を中心とした周方向の前記延在部の位置を固定する固定機構をさらに備える。上記(3)の構成によれば、車両の衝突などにより荷物が慣性によって前方に向かって移動しようとしても、固定機構によって周方向の位置が固定された延在部が荷物の移動を抑制するので、荷物が後部座席の背面に衝突するおそれをさらに抑制できる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)から(3)の何れか一項に記載の構成において、前記延在部は、前記荷室を前記車両の前後方向から視たときに、前記荷室の一方の側壁から前記荷室の他方の側壁まで、前記荷室内を前記車幅方向に沿って延びる。上記(4)の構成によれば、荷室内に積載されている全ての荷物が後部座席の背面に衝突しないようにすることができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(2)から(4)の何れか一項に記載の構成において、前記延在部の両端から前記仮想中心線に向かって延びる一対の接続部と、前記接続部の長さを調節する調節機構と、をさらに備える。上記(5)の構成によれば、調節機構が備えられていない場合と比較して、荷室内における延在部が位置することができる範囲が拡がるため、様々な寸法の荷物が後部座席の背面に衝突するおそれを抑制できる。また、接続部の長さを延ばすことにより接続部の一部や延在部が車両の後方から外部に飛び出すように位置させることが可能となり、例えば、板部材を載置して車両の外部にテーブルを形成することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(5)に記載の構成において、前記接続部は、筒形状を有する第1接続部と、前記第1接続部内に挿入される第2接続部と、を備え、前記調節機構は、前記第1接続部の周壁を貫通する孔部と、前記第2接続部の外表面に取り付けられる凸部と、を備え、前記凸部は前記孔部に嵌合可能に構成される。上記(6)の構成によれば、接続部の長さを小さくする場合には、第2接続部を第1接続部内に収容し、接続部の長さを大きくする場合には、第2接続部の凸部が第1接続部の孔部に嵌合するように第2接続部を第1接続部から引き出すことで、接続部の長さを簡単に調節することができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(1)から(6)の何れか一項に記載の構成において、一端が前記延在部に取り付けられるとともに他端が前記延在部に対して垂直方向に前記延在部から離れるように延びる仕切部材をさらに備える。上記(7)の構成によれば、仕切部材によって荷室を車幅方向に沿って仕切ることができるので、荷物が車幅方向に移動することを抑止することができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(7)に記載の構成において、前記仕切部材は、前記延在部を中心として回転可能であるように構成される。上記(8)の構成によれば、仕切部材は延在部を中心として回転するので、延在部を中心とした周方向の仕切部材の位置を変化可能である。このため、荷物の鉛直方向の寸法(高さ)に応じて、延在部を中心とした周方向の仕切部材の位置を変化させることによって、様々な高さの荷物が車幅方向に移動することを抑止することができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(7)又は(8)に記載の構成において、前記仕切部材は、前記延在部の長さ方向に対する角度が変化するように傾斜可能に構成される。上記(9)の構成によれば、荷室を仕切部材によって仕切る必要がない場合には、仕切部材を延在部に向かって傾斜させることで、仕切部材を折りたたんだ状態にすることができ、仕切部材が荷物に不要に干渉することを防止できる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、車両の荷室内を車幅方向に沿って延びる延在部は、車幅方向に沿って延びる仮想中心線を中心として荷室内を回転可能に構成されているので、荷室内に積載されている荷物が後部座席の背面に衝突するおそれを抑制できる。
本発明の第1実施形態に係る車両の内部を概略的に示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る荷物移動抑制装置の構成を示す概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る荷物移動抑制装置の構成によって導かれる効果を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る荷物移動抑制装置の構成を示す概略構成図であって、荷物移動抑制装置を前後方向から見たときの図である。 図4Aにおける荷物移動抑制装置が荷室の側壁に取り付けられる部分を拡大した拡大図である。 本発明の第3実施形態に係る固定機構を示す概略構成図であって、固定機構を前後方向から見たときの図である。 本発明の第3実施形態に係る固定機構を示す概略構成図であって、固定機構を車幅方向から見たときの図である。 本発明の第4実施形態に係る調節機構を示す概略構成図であって、調節機構を前後方向から見たときの図である。 本発明の第4実施形態に係る調節機構を設けることによって導かれる効果を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る調節機構を設けることによって導かれる効果を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る仕切部材を説明するための斜視図である。 本発明の第6実施形態に係る仕切部材の構成を示す概略構成図であって、仕切部材を車幅方向から見たときの図である。 本発明の第6実施形態に係る仕切部材を説明するための斜視図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
本発明の幾つかの実施形態に係る荷物移動抑制装置は、普通自動車などの車両の荷室内に積載される荷物の移動を抑制するものである。本開示の第1〜第6実施形態では、ワンボックスカーに形成されるラゲッジを荷室の例として説明している。しかし、本発明はこれに限定されず、荷物が積載される空間であれば、例えばトランクルームのように、ラゲッジ以外の荷室に荷物移動抑制装置が設けられてもよい。また、本開示では、図面への記載も含み、車両の前後方向を「前後方向」と記載し、車両の鉛直方向を「鉛直方向」と記載し、車両の車幅方向を「車幅方向」と記載している。
(第1実施形態)
図1〜図3に示すように、車両1の車室3内には、シート2(後部座席)が設けられている。シート2は、座部2Aと、背部2Bと、ヘッドレスト2Cと、を備えており、座部2Aは乗員の大腿部等を、背部2Bは乗員の胴体部等を、ヘッドレスト2Cは乗員の頭部等を支持するものである。座部2A、背部2B、及びヘッドレスト2Cのそれぞれは、例えば、発泡ウレタン等の合成樹脂材料から構成されている。
車室3のうち後部座席であるシート2より前方の空間は、車両1に人を乗せるための乗員スペース4である。車室3のうちシート2より後方の空間は、車両1に荷物Wを積載するための荷室6(ラゲッジ)である。荷室6は乗員スペース4と連通されており、いわゆる乗員スペース4に対して開放されている開放型の空間である。荷室6は、例えば、スリーボックスカーのトランクルームのように隔壁によって荷室6と乗員スペース4とが隔離されており、いわゆる乗員スペース4に対して独立している密室型の空間であってもよい。
荷室6は、背部2Bと、エンドパネル8と、ラゲッジフロア10と、ラゲッジルーフ12と、一対のラゲッジトリム14,14と、によって形成されている。背部2Bは荷室6の前壁を構成している。エンドパネル8は、背部2Bより後方に位置するとともに、背部2Bに対して互いに対向するようにして設けられているものである(図2参照)。このエンドパネル8は車両1の後部に設けられており、例えば、テールゲートである。エンドパネル8は荷室6の後壁を構成している。
ラゲッジフロア10は、車室3に面するフロアのうち、シート2の座部2Aより後方のフロアである。ラゲッジルーフ12は、ラゲッジフロア10より上方に位置するとともに、ラゲッジフロア10に対して互いに対向するようにして設けられているものである。このラゲッジルーフ12は、車両1の上部に設けられており、例えば、車両1のルーフパネルの一部(後部)である。ラゲッジフロア10は荷室6の下壁を構成し、ラゲッジルーフ12は荷室6の上壁を構成している。
一対のラゲッジトリム14,14は荷室6を車幅方向両側から挟み込んでいるものである。この一対のラゲッジトリム14,14は車両1の両端部に設けられており、例えば、車両1のドアトリムから後方に向かって連続的に延びるクォーターパネルである。一対のラゲッジトリム14,14の荷室6側の表面(内面)には、荷室6内を車幅方向に沿って延びる仮想中心線Lを中心として、円形形状(円環形状)を有するようにして周方向に沿って延びる溝である凹部15が形成されている。凹部15はラゲッジフロア10に近接した位置(例えば、ラゲッジフロア10から15cm上方)を通っており、高さの低い荷物Wであっても後述する延在部16と接触可能となっている。尚、図1には、車幅方向右側に位置する一方のラゲッジトリム14は示されているが、車幅方向左側に位置する他方のラゲッジトリム14は示されていない。一対のラゲッジトリム14,14は荷室6の側壁を構成している。
このような荷室6には、第1実施形態に係る荷物移動抑制装置5Aが設けられる。荷物移動抑制装置5Aは、荷室6内を車幅方向に沿って延びる延在部16を備える。延在部16の両端17,17は、凹部15に沿って摺動可能であるように、凹部15に嵌め込まれている(図1参照)。また、延在部16は棒状形状を有している。
第1実施形態に係る荷物移動抑制装置5Aの作用・効果について説明する。延在部16の両端17,17は凹部15に沿って摺動可能であるため、仮想中心線Lを中心として荷室6内を回転することができる。このため、第1実施形態によれば、延在部16より後方に位置するように荷物Wを荷室6内に積載すると、車両1の衝突などにより荷物Wが慣性によって前方に向かって移動しようとしても、延在部16が荷物Wの移動を抑制し、荷物Wが背部2Bに衝突するおそれを抑制できる。
また、延在部16は仮想中心線Lを中心として荷室6内を回転できるので、延在部16の高さ位置(鉛直方向の位置)も変化可能である。このため、荷物Wの高さ(鉛直方向の寸法)に応じて、延在部16の高さ位置を変化させることによって、様々な高さの荷物Wが背部2Bに衝突するおそれを抑制できる。また、荷室6内における延在部16の前後方向の位置も変化可能であるため、荷物Wの前後方向の長さに応じて、延在部16の前後方向の位置を変化させることによって、様々な前後方向の長さの荷物Wが背部2Bに衝突するおそれを抑制できる。
荷室6内に積載される荷物Wが多いと、エンドパネル8(テールゲート)を開けた際に、荷物Wが車両1から脱落する場合がある。しかしながら、第1実施形態によれば、荷物Wの後方に延在部16を移動させることで、荷物Wが後方に向かって移動することを延在部16が抑止し、テールゲートを開けた際に、荷物Wが車両1から脱落することを防止できる。
また、第1実施形態によれば、凹部15はラゲッジフロア10に近接した位置を通るので、延在部16をラゲッジフロア10に近接する位置に移動させることによって、寸法が小さくラゲッジフロア10を転がってしまうような荷物Wに対しても移動を抑制することができる。
また、第1実施形態によれば、延在部16は棒状形状を有している。このため、図3に示すように、例えば、ハンガー21のようなフックを有する部材を延在部16に掛け、さらにこのハンガー21に衣類W1(荷物W)を掛けることで、衣類W1を荷室6に効果的に積載することができる。
第1実施形態では、延在部16は仮想中心線Lを中心として、仮想中心線Lの周囲全体に亘って回転可能であるが、仮想中心線Lの周囲の一部に亘って回転可能であってもよい(言い換えると、延在部16の回転角は360度未満であってもよい)。また、延在部16は棒状形状を有することに限定されず、例えば、延在部16を前後方向から見たときに、延在部16は、太さが一様ではない形状(テーパ形状)を有していてもよいし、波形形状を有するように車幅方向に沿って延びていてもよい。
また、第1実施形態では、円環形状を有する凹部15がラゲッジトリム14に形成されることで、延在部16は仮想中心線Lを中心として円形形状を描くように回転するが、本発明は第1実施形態に限定されない。例えば、延在部16は楕円形状、矩形形状、又は多角形状など、円形形状以外の形状を描くように荷室6内を回転してもよい。
(第2実施形態)
図4A及び図4Bを参照して、本発明の第2実施形態に係る荷物移動抑制装置5Bについて説明する。荷物移動抑制装置5Bは、第1実施形態に係る荷物移動抑制装置5Aに対して、一対の接続部18,18が追加されている点で異なる。第2実施形態において、第1実施形態の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図4Aに示すように、荷物移動抑制装置5Bは一対の接続部18,18をさらに備える。一対の接続部18のそれぞれは、延在部16の両端17,17のそれぞれから仮想中心線Lに向かって延びる。延在部16の両端17,17はラゲッジトリム14に接触している。
図4Bに示すように、接続部18の延在部16側とは反対側の先端部分には軸部材22が設けられている。この軸部材22は、棒状形状を有しており、接続部18に形成される貫通孔19を貫通するとともにラゲッジトリム14に形成されている穴部20に嵌め込まれている。つまり、接続部18は軸部材22によって枢止されており、仮想中心線Lを中心としてラゲッジトリム14の内面上を回動可能(荷室6内を回転可能)であるように、ラゲッジトリム14に接続している。以下では、接続部18が回転することで延在部16が描く円形形状の軌跡の方向を「周方向」と記載し、この円形形状の軌跡の半径方向を「径方向」と記載する。また、軸部材22の外周面には、接続部18が軸部材22から脱落することを防止するためのフランジ部材26が設けられている。
第2実施形態によれば、延在部16は、一方のラゲッジトリム14から他方のラゲッジトリム14まで及ぶように、荷室6内を車幅方向に沿って幅広く延びている(図4A参照)。このため、荷室6内に積載されている全ての荷物Wが背部2Bに衝突しないようにすることができる。また、第2実施形態によれば、上述した第1実施形態では円環形状を有する凹部15をラゲッジトリム14に形成する必要があるのに対して、ラゲッジトリム14に穴部20を形成するだけで済む。また、接続部18をラゲッジトリム14に接続するだけで延在部16を荷室6内に設けることができる。
尚、第2実施形態では、延在部16の両端17,17はラゲッジトリム14に接触しているが、本発明はこれに限定されず、延在部16の両端17,17はラゲッジトリム14と離間していてもよい。
また、第2実施形態では、接続部18が軸部材22によってラゲッジトリム14に枢止されることで、延在部16は仮想中心線Lを中心として荷室6内を回転していたが、接続部18の先端がラゲッジフロア10やラゲッジルーフ12に対して回動可能に取り付けられ、延在部16が仮想中心線Lを中心として荷室6内を回転可能であってもよい。
(第3実施形態)
図5A及び図5Bを参照して、本発明の第3実施形態に係る荷物移動抑制装置5Cについて説明する。荷物移動抑制装置5Cは、第2実施形態に係る荷物移動抑制装置5Bに対して、固定機構28が追加されている点で異なる。第3実施形態において、第2実施形態の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図5A及び図5Bに示すように、荷物移動抑制装置5Cは固定機構28をさらに備える。固定機構28は挿通部材30を備える。挿通部材30は、棒状形状を有しており、接続部18に形成される挿通孔31を挿通するとともにラゲッジトリム14の内面に形成されている挿通穴部33に嵌め込まれる。挿通孔31は貫通孔19よりも接続部18の先端側に位置している。挿通穴部33は穴部20(仮想中心線L)を中心として周方向に沿って一つ以上が配置される(図4B参照)。
第3実施形態によれば、挿通部材30が挿通穴部33から抜き出されていると、第2実施形態に係る荷物移動抑制装置5Bで説明したように、接続部18はラゲッジトリム14の内面上を回動可能である。これに対して、挿通部材30が挿通孔31を挿通するとともに挿通穴部33に嵌め込まれると、挿通部材30が接続部18に干渉するので、接続部18はラゲッジトリム14の内面上を回動できない。つまり、仮想中心線Lを中心とした周方向の延在部16の位置が固定される。このため、車両1の衝突などにより荷物Wが慣性によって前方に向かって移動しようとしても、固定機構28によって周方向の位置が固定された延在部16が荷物Wの移動を抑制するので、荷物Wが背部2Bに衝突するおそれをさらに抑制できる。
尚、固定機構28は、仮想中心線Lを中心とした周方向の延在部16の位置を固定可能であれば、第3実施形態に限定されない。例えば、図示しないが、固定機構28は、ラゲッジトリム14の内面から荷室6に向かって突出する突出部を備えてもよい。この突出部は、接続部18を支持することで周方向の延在部16の位置を固定するものであり、いわゆるダボである。
(第4実施形態)
図6、図7A及び図7Bを参照して、本発明の第4実施形態に係る荷物移動抑制装置5Dについて説明する。荷物移動抑制装置5Dは、第3実施形態に係る荷物移動抑制装置5Cに対して、調節機構32が追加されている点で異なる。第4実施形態において、第3実施形態の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6に示すように、接続部18は第1接続部18Aと、第2接続部18Bと、を備える。第1接続部18Aには貫通孔19が形成されており、この貫通孔19に軸部材22が貫通されることで第1接続部18Aはラゲッジトリム14に接続している。第1接続部18Aは筒形状を有しており、径方向に沿って延びる周壁37を備える。第1接続部18Aの内部には、周壁37に囲われている挿入空間35が形成されている。このような第1接続部18Aは、例えば、円筒形状を有するパイプである。第1接続部18Aの径方向外側の先端には挿入空間35と連通可能に開口する開口部39が形成されている。
第2接続部18Bは、延在部16の両端17から仮想中心線Lに向かって(径方向内側に向かって)延びており、第1接続部18Aに挿入される。第2接続部18Bは中空形状を有しており、例えば、円筒形状を有するパイプである。第2接続部18Bの径方向内側の先端は開口している。また、第2接続部18Bの周壁の一部には、径方向に対して垂直方向に弾性変形するように構成される弾性部38が形成されている。この弾性部38は、コイルバネや板バネのような弾性部材であってもよいし、フッ素ゴム、シリコンゴムのような弾性材料から形成されてもよい。尚、延在部16も中空形状を有しており、第2接続部18Bと連続的に接続されている。
これら第1接続部18A及び第2接続部18Bを含む接続部18を備える荷物移動抑制装置5Dは、調節機構32をさらに備える。調節機構32は、第1接続部18Aの周壁37を貫通する孔部34と、弾性部38(第2接続部18Bの外表面)に取り付けられる第1凸部36A(36)と、第1凸部36Aより仮想中心線Lから遠くに位置し、弾性部38に取り付けられる第2凸部36B(36)と、を備える。孔部34は、貫通孔19よりも仮想中心線Lから遠くに位置するように形成されている。第2接続部18Bの外径は、第1接続部18Aの内径と略同一の大きさである。
第1凸部36A及び第2凸部36Bは、荷室6に向かって突出しており、外形形状が滑らかに変化していくように凸状に湾曲している(略半球形状を有している)。また、第1凸部36A及び第2凸部36Bは孔部34に嵌合可能であるように、車幅方向から見たときの第1凸部36Aの断面及び第2凸部36Bの断面は孔部34の断面内に収まるようになっている。
第4実施形態によれば、第1凸部36A及び第2凸部36Bは、弾性部38に取り付けられているので、第2接続部18Bの周壁に対して出没可能になっている。このため、第1接続部18Aの開口部39から挿入された第2接続部18Bは、挿入空間35内を径方向に沿って移動することができる。そして、接続部18の長さを小さくする場合には、第2接続部18Bを第1接続部18A内に収容し、第2凸部36Bを孔部34に嵌合させる。一方で、接続部18の長さを大きくする場合には、第1凸部36Aが孔部34に嵌合するように第2接続部18Bを第1接続部18Aから引き出す。このようにして、調節機構32は、接続部18の長さ(径方向における延在部16の位置)を調節することができる。尚、図6には、第1凸部36Aが孔部34に嵌合している状態が示されている。
第4実施形態に示したような調節機構32が備えられていない場合と比較して、延在部16が位置することができる範囲が拡がる(径方向における延在部16の位置を変更可能である)ため、様々な寸法の荷物Wが背部2Bに衝突するおそれを抑制できる。
また、第4実施形態によれば、図7A及び図7Bに示すように、調節機構32によって接続部18の長さを大きくすることで、接続部18の一部や延在部16が車両1の後方から外部に飛び出すようにすることができる。そして、例えば、板部材40を接続部18及び延在部16に載置して車両1の外部にテーブルを形成したり(参照:図7A)、布部材41を接続部18及び延在部16に取り付けることで車両1の外部に遮蔽空間を形成したり(参照:図7B)することができる。
尚、第4実施形態では、調節機構32は、第1接続部18Aの周壁37を貫通する孔部34と、弾性部38に取り付けられる第1凸部36A及び第2凸部36Bと、を備えていたが、接続部18の長さが調節可能であれば、本発明は第4実施形態に限定されない。
(第5実施形態)
図8を参照して、本発明の第5実施形態に係る荷物移動抑制装置5Eについて説明する。荷物移動抑制装置5Eは、第1実施形態に対して、延在部16を中心として回転可能な第1仕切部材42が追加されているものであるが、第2実施形態〜第4実施形態のそれぞれに対して第1仕切部材42が追加されてもよい。第5実施形態において、第1実施形態の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図8に示すように、荷物移動抑制装置5Eは、一端が延在部16に取り付けられるとともに、他端が延在部16に対して垂直方向に延在部16から離れるように延びる第1仕切部材42を備える。第1仕切部材42は棒状形状を有している。延在部16の両端17,17は、上述したように凹部15に沿って摺動可能であり、且つ、自転可能であるように、凹部15に嵌め込まれている。
第5実施形態によれば、第1仕切部材42によって荷室6を車幅方向左側の空間と車幅方向右側の空間とに仕切ることができる。また、第1仕切部材42は、荷物Wが車幅方向に移動することを抑止することもできる。また、延在部16は自転可能であるため、第1仕切部材42に対する枢軸として機能し、第1仕切部材42は延在部16を中心として周方向Dに沿って回転する。よって、第1仕切部材42の周方向の位置は変化可能であり、荷物Wの寸法に応じて第1仕切部材42の周方向の位置を変化させることによって、様々な高さの荷物Wが車幅方向に移動することを抑止することができる。尚、第1仕切部材42が延在部16を中心として回転可能であれば第5実施形態の構成に限定されず、例えば、不図示であるが、第1仕切部材42は、延在部16に対して摺動可能に取り付けられるリング状部材に接続されることで、延在部16を中心として回転可能であってもよい。
(第6実施形態)
図9及び図10を参照して、本発明の第6実施形態に係る荷物移動抑制装置5Fについて説明する。荷物移動抑制装置5Fは、第1実施形態に係る荷物移動抑制装置5Aに対して、延在部16に向かって傾斜可能な第2仕切部材44が追加されているものであるが、第2実施形態〜第5実施形態のそれぞれに対して第2仕切部材44が追加されてもよい。また、第5実施形態で説明した第1仕切部材42に対して構成を限定したものであってもよい。第6実施形態において、第1実施形態の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図9に示すように、延在部16及び第2仕切部材44を鉛直方向両側から挟みこむスペーサ46が延在部16に取り付けられている。第2仕切部材44は、第2仕切部材44を貫通するとともに、スペーサ46に嵌め込まれている回転軸48を介して、スペーサ46に取り付けられている。このようにして、第2仕切部材44は、延在部16の長さ方向に対する角度が変化するように傾斜可能に構成される。
第6実施形態によれば、第2仕切部材44は回転軸48を中心として回転するので、第2仕切部材44は延在部16に向かって傾斜可能である。このため、荷室6を第2仕切部材44によって仕切る必要がない場合には、第2仕切部材44を延在部16に向かって傾斜させることで、図10に示すように、第2仕切部材44を折りたたんだ状態にすることができ、第2仕切部材44が荷物Wに不要に干渉することを防止できる。尚、第2仕切部材44が延在部16に向かって傾斜可能であれば、本発明は第6実施形態に限定されない。
以上、本発明の第1〜第6実施形態に係る荷物移動抑制装置について説明したが、本発明は上記の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲での種々の変更が可能である。
1 車両
2 シート
2A 座部
2B 背部
2C ヘッドレスト
3 車室
4 乗員スペース
5A,5B,5C,5D,5E,5F 荷物移動抑制装置
6 荷室
8 エンドパネル
10 ラゲッジフロア
12 ラゲッジルーフ
14 ラゲッジトリム
15 凹部
16 延在部
17 両端
18 接続部
18A 第1接続部
18B 第2接続部
19 貫通孔
20 穴部
21 ハンガー
22 軸部材
26 フランジ部材
28 固定機構
30 挿通部材
31 挿通孔
32 調節機構
33 挿通穴部
34 孔部
35 挿入空間
36A 第1凸部
36B 第2凸部
37 第1接続部の周壁
39 開口部
40 板部材
41 布部材
42 第1仕切部材
44 第2仕切部材
46 スペーサ
48 回転軸
D 周方向
L 仮想中心線
W 荷物

Claims (9)

  1. 車両の荷室内を前記車両の車幅方向に沿って延びる延在部を備え、
    前記荷室内を前記車幅方向に沿って延びる仮想中心線を定義した場合に、前記延在部は前記仮想中心線を中心として前記荷室内を回転可能に構成されている荷物移動抑制装置。
  2. 前記延在部の両端から前記仮想中心線に向かって延びる一対の接続部をさらに備え、
    前記一対の接続部のそれぞれは前記荷室の側壁に接続される請求項1に記載の荷物移動抑制装置。
  3. 前記仮想中心線を中心とした周方向の前記延在部の位置を固定する固定機構をさらに備える請求項1又は2に記載の荷物移動抑制装置。
  4. 前記延在部は、前記荷室を前記車両の前後方向から視たときに、前記荷室の一方の側壁から前記荷室の他方の側壁まで、前記荷室内を前記車幅方向に沿って延びる請求項1から3の何れか一項に記載の荷物移動抑制装置。
  5. 前記延在部の両端から前記仮想中心線に向かって延びる一対の接続部と、
    前記接続部の長さを調節する調節機構と、をさらに備える請求項2から4の何れか一項に記載の荷物移動抑制装置。
  6. 前記接続部は、筒形状を有する第1接続部と、前記第1接続部内に挿入される第2接続部と、を備え、
    前記調節機構は、前記第1接続部の周壁を貫通する孔部と、
    前記第2接続部の外表面に取り付けられる凸部と、を備え、
    前記凸部は前記孔部に嵌合可能に構成される請求項5に記載の荷物移動抑制装置。
  7. 一端が前記延在部に取り付けられるとともに他端が前記延在部に対して垂直方向に前記延在部から離れるように延びる仕切部材をさらに備える請求項1から6の何れか一項に記載の荷物移動抑制装置。
  8. 前記仕切部材は、前記延在部を中心として回転可能であるように構成される請求項7に記載の荷物移動抑制装置。
  9. 前記仕切部材は、前記延在部の長さ方向に対する角度が変化するように傾斜可能に構成される請求項7又は8に記載の荷物移動抑制装置。
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