JP2020109903A - アンテナ装置及び無線機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の周波数帯での無線通信を行うことが可能なアンテナ装置及び無線機器を提供すること。【解決手段】アンテナ装置A1は、GND板1の内部に形成された開口部51,52と、開口部51の外周辺の一つである外周辺X14から外周辺X12にかけて形成され、交流電力が供給される給電導体21と、開口部51の開口領域に形成された第1のスプリット部と、を有し、開口部52の外周辺の一つである外周辺X24から外周辺X22にかけて形成され、給電導体21と共通の交流電力が供給される給電導体22と、開口部52の開口領域に形成された第2のスプリット部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナ装置及び無線機器に関し、例えば複数の周波数帯での無線通信を行うのに適したアンテナ装置及び無線機器に関する。
近年では、無線機器の小型化が進み、無線機器内部のプリント基板は高密度の実装状態となっている。そのため、無線機器に搭載されるアンテナには、配置の自由度を向上させるとともに、小型化を実現することが求められている。さらに近年では、無線機器に対し複数の異なる通信規格の無線通信を行うことが要求されてきている。それに伴い、無線機器に搭載されるアンテナには、複数の周波数帯(通信帯域)を用いて無線信号の送受信を行うことが求められている。換言すると、無線機器に搭載されるアンテナには、複数の周波数で動作することが求められている。
アンテナに関する技術は、例えば、特許文献1に開示されている。以下、図12を用いて具体的に説明する。
図12は、関連技術におけるアンテナ装置A10の構成例を示す概念図である。
図12に示すように、アンテナ装置A10では、プリント基板等のGND(Ground;アース)板11の内部において、GND板11の外周辺の何れにも接しないように矩形状の開口部15が形成されている。また、開口部15の開口領域(内部)には、並列スプリットリング共振器14が形成されている。この並列スプリットリング共振器14によって、スプリットリング共振器アンテナ(SRRアンテナ)が構成されている。
並列スプリットリング共振器14では、開口部15の開口領域において、開口部15の一辺からそれに対向する他の一辺にかけてスプリット部16が配置されている。また、開口部15の開口領域には、スプリット部16に平行に、開口部15の一辺からそれに対向する他の一辺にかけて給電導体12が形成されている。ここで、開口部15の他の一辺(紙面の下側の辺)には、給電部13が配置されている。そのため、並列スプリットリング共振器14には、給電部13からの交流電力が給電導体12を介して給電される。
なお、スプリット部16は、詳細は後述するが、開口部15の開口領域に互いに対向するように配置された2本の導体と、これら2本の導体と開口部2の一辺及びそれに対向する他の一辺とをそれぞれ接続する2本の導体と、によって構成されている。そして、互いに対向するように配置された2本の導体によって、スプリット(又はスリット)が形成される。
図13は、アンテナ装置A10に設けられた並列スプリットリング共振器14の部分を拡大した拡大図である。図13に示すように、開口部15の開口領域に形成されたスプリット部16は、第1のスプリット部導体16a、第2のスプリット部導体16b、第3のスプリット部導体16c及び第4のスプリット部導体16dによって構成されている。
第1のスプリット部導体16a及び第2のスプリット部導体16bは、開口部15の開口領域の中央付近において互いに対向するようにして配置されている。第3のスプリット部導体16cは、第1のスプリット部導体16aと、開口部15の一辺(紙面の上側の辺)と、を接続するようにして配置されている。第4のスプリット部導体16dは、第2のスプリット部導体16bと、開口部15の一辺に対向する他の一辺(紙面の下側の辺)と、を接続するようにして配置されている。なお、互いに対向するようにして配置された第1のスプリット部導体16a及び第2のスプリット部導体16bによって、スプリット部が形成される。
また、開口部15の開口領域に形成された給電導体12は、第3のスプリット部導体16c及び第4のスプリット部導体16dに平行に、開口部15の一辺からそれに対向する他の一辺にかけて配置されている。ここで、開口部15の他の一辺(紙面の下側の辺)には、給電部13が配置されている。そのため、並列スプリットリング共振器14には、給電部13からの交流電力が給電導体12を介して給電される。
図14は、アンテナ装置A10のSRRアンテナの動作周波数における電流の流れを模式的に表した模式図である。図14において、矢印付きの太い破線は、電流の流れを示している。
図14に示すように、SRRアンテナを構成する並列スプリットリング共振器14には、給電部5からの交流電力が給電されることよって、第1の電流I1及び第2の電流I2が流れる。具体的には、第1の電流I1は、給電導体12、第3のスプリット部導体16c、第1のスプリット部導体16a、第2のスプリット部導体16b、第4のスプリット部導体16d、及び、開口部15の外周辺の一部、からなるループ状の第1の経路を流れる。ここで、開口部15の外周辺の一部とは、開口部15の外周辺のうち給電導体12と同じ開口領域側に位置する外周辺の一部、のことである。第2の電流I2は、第3のスプリット部導体16c、第1のスプリット部導体16a、第2のスプリット部導体16b、第4のスプリット部導体16d、及び、開口部15の外周辺の他の一部、からなるループ状の第2の経路を流れる。ここで、開口部15の外周辺の他の一部とは、開口部15の外周辺のうち給電導体12とはスプリット部16を挟んで反対側に位置する外周辺の一部、のことである。そして、並列スプリットリング共振器14は、第1の経路を流れる第1の電流I1と第2の経路を流れる第2の電流I2とを波源として電磁波を放射することになる。
図15は、並列スプリットリング共振器14の等価回路を示す回路図である。
図15に示すように、並列スプリットリング共振器14の等価回路は、第1のコイル部分L1と、第2のコイル部分L2と、コンデンサ部分Cと、を備える。なお、第1のコイル部分L1は、第1の電流I1が流れる第1の経路を等価的に表したものである。第2のコイル部分L2は、第2の電流I2が流れる第2の経路を等価的に表したものである。コンデンサ部分Cは、第1のスプリット部導体16a及び第2のスプリット部導体16bによって形成されたスプリットを等価的に表したものである。並列スプリットリング共振器14の等価回路は、第1のコイル部分L1、第2のコイル部分L2、及び、コンデンサ部分Cによって、並列接続された2つの直列共振回路からなる共振器を構成している。この共振器の共振周波数によって、アンテナ装置A10のSRRアンテナの動作周波数が決定される。つまり、アンテナ装置A10のSRRアンテナは、この共振器の共振周波数と同じ周波数の電磁波を放射することになる。
図16は、アンテナ装置A10のSRRアンテナのインピーダンス特性の一例を示すスミスチャートである。また、図17は、アンテナ装置A10のSRRアンテナのリターンロス特性の一例を示す図である。なお、図16及び図17は、同じ測定結果をそれぞれ異なる図表で表したものである。
図16に示すスミスチャートでは、周波数に対するインピーダンスの軌跡が太線で示されている。この太線が示すインピーダンスの軌跡のうち、スミスチャートの中心に最接近する点または中心を通る水平線と交差する点が、並列スプリットリング共振器14の共振周波数、即ち、SRRアンテナの動作周波数におけるインピーダンスを示している。図16に示すように、アンテナ装置A10(SRRアンテナ)は、共振周波数におけるインピーダンスが、アンテナの基準抵抗値50Ωにかなり近づいた特性を有していることが分かる。
また、図17に示すリターンロス特性図では、共振周波数におけるインピーダンスがアンテナの基準抵抗値50Ωに近くなるほど、共振周波数におけるリターンロスの値が小さくなっている。つまり、図16のスミスチャートにおいて、共振周波数におけるインピーダンスの軌跡が中心に近くなるほど、図17のリターンロス特性図において、リターンロスの値が小さくなり、リターンロスの値が小さくなるほど、アンテナ特性が良好になる。
なお、図17のリターンロス特性図において、リターンロスの値が谷になる部分に当たる周波数を、アンテナの共振周波数と呼び、アンテナとして動作している周波数(動作周波数)を示している。アンテナとして良好に動作するためには、一般的に、アンテナが動作する周波数において、リターンロスの値が−5dB以下であることが望ましいとされている。図17のリターンロス特性図に矢印で示すように、アンテナ装置A10(SRRアンテナ)は、共振周波数(即ち、アンテナの動作周波数)において、リターンロスの値が−5dBよりも遥かに小さい値になっており、良好なアンテナとして動作することが分かる。
特開2018−129595号公報
前述したように、近年では、無線機器に対し複数の異なる通信規格の無線通信を行うことが要求されてきている。それに伴い、無線機器に搭載されるアンテナには、複数の周波数帯(通信帯域)を用いて無線信号を送受信することが求められている。換言すると、無線機器に搭載されるアンテナには、複数の周波数で動作することが求められている。
しかしながら、特許文献1のアンテナ装置は、単一の周波数帯を用いて無線通信を行うことを想定しており、複数の周波数帯を用いて無線通信を行うことができないという問題があった。
本開示の目的は、上述した課題を解決するアンテナ装置及び無線機器を提供することを目的とする。
一実施の形態によれば、アンテナ装置は、
第1の並列スプリットリング共振器と、
第2の並列スプリットリング共振器と、を備え、
前記第1の並列スプリットリング共振器は、
アース板の内部に形成された第1の開口部と、
前記第1の開口部の開口領域において、前記第1の開口部の外周辺の一つである第1外周辺からそれに対向する第2外周辺にかけて形成され、前記第1外周辺側から交流電力が給電される第1の給電導体と、
前記第1の開口部の開口領域に形成された第1のスプリット部と、を有し、
前記第2の並列スプリットリング共振器は、
前記アース板の内部に形成された第2の開口部と、
前記第2の開口部の開口領域において、前記第2の開口部の外周辺の一つである第3外周辺からそれに対向する第4外周辺にかけて形成され、前記第3外周辺側から前記交流電力が給電される第2の給電導体と、
前記第2の開口部の開口領域に形成された第2のスプリット部と、を有し、
前記第1のスプリット部は、
前記第1の開口部の外周辺の一部と前記第1の給電導体とによって構成される第1の電流経路の一部に対向配置された第1のスプリット部導体と、
前記第1のスプリット部導体と、前記第1の電流経路の他の一部と、を接続する第2のスプリット部導体と、を有し、
前記第2のスプリット部は、
前記第2の開口部の外周辺の一部と前記第2の給電導体とによって構成される第2の電流経路の一部に対向配置された第3のスプリット部導体と、
前記第3のスプリット部導体と、前記第2の電流経路の他の一部と、を接続する第4のスプリット部導体と、を有する。
前記一実施の形態によれば、複数の周波数帯での無線通信を行うことが可能なアンテナ装置及び無線機器を提供することができる。
実施の形態1に係るアンテナ装置の構成例を示す概念図である。 図1に示すアンテナ装置に設けられた2つの並列スプリットリング共振器の部分を拡大した拡大図である。 図1に示すアンテナ装置のSRRアンテナの動作周波数における電流の流れを模式的に表した模式図である。 図1に示すアンテナ装置に設けられた2つの並列スプリットリング共振器の等価回路を示す回路図である。 図1に示すアンテナ装置のSRRアンテナのインピーダンス特性の一例を示すスミスチャートである。 図1に示すアンテナ装置のSRRアンテナのリターンロス特性の一例を示す特性図である。 実施の形態2に係るアンテナ装置に設けられた2つの並列スプリットリング共振器の部分を拡大した拡大図である。 図7に示すアンテナ装置のSRRアンテナの動作周波数における電流の流れを模式的に表した模式図である。 図7に示すアンテナ装置に設けられた2つの並列スプリットリング共振器の等価回路を示す回路図である。 図7に示すアンテナ装置のSRRアンテナのインピーダンス特性の一例を示すスミスチャートである。 図7に示すアンテナ装置のSRRアンテナのリターンロス特性の一例を示す特性図である。 関連技術におけるアンテナ装置の構成例を示す概念図である。 図12に示すアンテナ装置に設けられた並列スプリットリング共振器の部分を拡大した拡大図である。 図12に示すアンテナ装置のSRRアンテナの動作周波数における電流の流れを模式的に表した模式図である。 図12に示すアンテナ装置に設けられた並列スプリットリング共振器の等価回路を示す回路図である。 図12に示すアンテナ装置のSRRアンテナのインピーダンス特性の一例を示すスミスチャートである。 図12に示すアンテナ装置のSRRアンテナのリターンロス特性の一例を示す特性図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について説明する。なお、図面は簡略的なものであるから、この図面の記載を根拠として実施の形態の技術的範囲を狭く解釈してはならない。また、同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明する。ただし、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、応用例、詳細説明、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(動作ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数等(個数、数値、量、範囲等を含む)についても同様である。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1に係るアンテナ装置A1の構成例を示す概念図である。
図1に示すように、アンテナ装置A1では、GND板1の内部において、GND板1の外周辺の何れにも接しないように矩形状の第1の開口部51及び第2の開口部52が隣接して形成されている。また、第1の開口部51の開口領域には、第1の並列スプリットリング共振器41が形成され、第2の開口部52の開口領域には、第2の並列スプリットリング共振器42が形成されている。これら第1の並列スプリットリング共振器41及び第2の並列スプリットリング共振器42によって、スプリットリング共振器アンテナ(SRRアンテナ)が構成されている。
以下では、第1の開口部51の外周辺のうち、第2の開口部52に最も近い位置に配置された一辺を符号X13で表し、外周辺X13に対向する他の一辺(第2の開口部52から最も離れた辺)を符号X11で表す。また、外周辺X11,X13と直交する残りの2辺のうち給電部3が配置される側の一辺を符号X14で表し、外周辺X14に対向する他の一辺を符号X12で表す。
同様にして、第2の開口部52の外周辺のうち、第1の開口部52に最も近い位置に配置された一辺を符号X23で表し、外周辺X13に対向する他の一辺(第1の開口部51から最も離れた辺)を符号X21で表す。また、外周辺X21,X23と直交する残りの2辺のうち給電部3が配置される側の一辺を符号X24で表し、外周辺X24に対向する他の一辺を符号X24で表す。
第1の並列スプリットリング共振器41では、第1の開口部51の開口領域において、第1の開口部51の外周辺X11からそれに対向する外周辺X13に向けて突出するようにして第1のスプリット部61が配置されている。また、第1の開口部51の開口領域のうち、第1のスプリット部61と第1の開口部51の外周辺X13との間の開口領域には、給電導体2の一部が分岐して形成された第1の給電導体21が配置されている。具体的には、第1の給電導体21は、当該開口領域において、第1の開口部51の2辺X11,X13に直交する外周辺X12からそれに対向する外周辺X14にかけて配置されている。
第2の並列スプリットリング共振器42では、第2の開口部52の開口領域において、第2の開口部52の外周辺X21からそれに対向する外周辺X23に向けて突出するようにして第2のスプリット部62が配置されている。また、第2の開口部52の開口領域のうち、第2のスプリット部62と第2の開口部52の外周辺X23との間の開口領域には、給電導体2の他の一部が分岐して形成された第2の給電導体22が配置されている。具体的には、第2の給電導体22は、当該開口領域において、第2の開口部52の2辺X21,X23に直交する外周辺X22からそれに対向する外周辺X24にかけて配置されている。
第1の給電導体21及び第2の給電導体22は、第1の開口部51の外周辺X14及び第2の開口部52の外周辺X24側において合流し、その合流先には、給電部3が配置されている。そのため、第1の並列スプリットリング共振器41及び第2の並列スプリットリング共振器42には、給電部3からの交流電力が給電導体2を介して給電される。
図2は、アンテナ装置A1に設けられた第1の並列スプリットリング共振器41及び第2の並列スプリットリング共振器42の部分を拡大した拡大図である。
図2に示すように、第1の開口部51の開口領域に形成された第1のスプリット部61は、第1のスプリット部導体61a及び第2のスプリット部導体61bによって構成されている。第1のスプリット部導体61aは、第1の開口部51の開口領域の中央付近に配置されている。第2のスプリット部導体61bは、第1のスプリット部導体61aと、第1の開口部51の外周辺X11と、を接続するようにして配置されている。
また、第1の開口部51の開口領域に形成された第1の給電導体21は、第1のスプリット部61と第1の開口部51の外周辺X13との間の開口領域において、第1の開口部51の外周辺X12からそれに対向する外周辺X14にかけて配置されている。なお、第1のスプリット部導体61aと第1の給電導体21とは、互いに対向配置されており、スプリット(又はスリット)を形成している。
同様に、第2の開口部52の開口領域に形成された第2のスプリット部62は、第3のスプリット部導体62a及び第4のスプリット部導体62bによって構成されている。第3のスプリット部導体62aは、第2の開口部52の開口領域の中央付近に配置されている。第4のスプリット部導体62bは、第3のスプリット部導体62aと、第2の開口部52の外周辺X21と、を接続するようにして配置されている。
また、第2の開口部52の開口領域に形成された第2の給電導体22は、第2のスプリット部62と第2の開口部52の外周辺X23との間の開口領域において、第2の開口部52の外周辺X22からそれに対向する外周辺X24にかけて配置されている。なお、第3のスプリット部導体62aと第2の給電導体22とは、互いに対向配置されており、スプリットを形成している。
ここで、第1の給電導体21及び第2の給電導体22は、第1の開口部51の外周辺X14及び第2の開口部52の外周辺X24側において合流し、その合流先には、給電部3が配置されている。そのため、第1の並列スプリットリング共振器41及び第2の並列スプリットリング共振器42には、給電部3からの交流電力が給電導体2を介して給電される。
図3は、アンテナ装置A1のSRRアンテナの動作周波数における電流の流れを模式的に表した模式図である。図3において、矢印付きの太い一点鎖線は、第1の動作周波数における電流の流れを示し、矢印付きの太い点線は、第2の動作周波数における電流の流れを示している。
図3に示すように、SRRアンテナの一部を構成する第1の並列スプリットリング共振器41には、給電部3からの交流電流が給電されることによって、電流I11,I12が流れる。電流I11は、第1の給電導体21の一部、第1の開口部51の外周辺X14及び外周辺X11の一部、からなるループ状の経路を流れる。電流I12は、第1の給電導体21の他の一部、第1の開口部51の外周辺X12及び外周辺X11の他の一部、からなるループ状の経路を流れる。そして、第1の並列スプリットリング共振器41は、電流I11,I12を波源として第1の動作周波数の電磁波を放射することになる。
同様に、SRRアンテナの他の一部を構成する第2の並列スプリットリング共振器42には、給電部3からの交流電流が給電されることによって、電流I21,I22が流れる。電流I21は、第2の給電導体22の一部、第2の開口部52の外周辺X24及び外周辺X21の一部、からなるループ状の経路を流れる。電流I22は、第2の給電導体22の他の一部、第2の開口部52の外周辺X22及び外周辺X21の他の一部、からなるループ状の経路を流れる。そして、第2の並列スプリットリング共振器42は、電流I21,I22を波源として第2の動作周波数の電磁波を放射することになる。
図4は、第1の並列スプリットリング共振器41及び第2の並列スプリットリング共振器42の等価回路を示す回路図である。図4に示す等価回路は、コイル部分L11,L12,L21,L22と、コンデンサ部分C11,C21と、を備える。
なお、コイル部分L11は、電流I11が流れる経路を等価的に表したものである。コイル部分L12は、電流I12が流れる経路を等価的に表したものである。コンデンサ部分C11は、第1のスプリット部導体61a及び第1の給電導体21によって形成されたスプリットを等価的に表したものである。また、コイル部分L21は、電流I21が流れる経路を等価的に表したものである。コイル部分L22は、電流I22が流れる経路を等価的に表したものである。コンデンサ部分C21は、第3のスプリット部導体62a及び第2の給電導体22によって形成されたスプリットを等価的に表したものである。
ここで、コイル部分L11,L12及びコンデンサ部分C11によって、並列接続された2つの直列共振回路からなる第1の共振器が構成されている。この第1の共振器の共振周波数によって、アンテナ装置A1のSRRアンテナの第1の動作周波数が決定される。また、コイル部分L21,L22及びコンデンサ部分C21によって、並列接続された2つの直列共振回路からなる第2の共振器が構成されている。この第2の共振器の共振周波数によって、アンテナ装置A1のSRRアンテナの第2の動作周波数が決定される。つまり、アンテナ装置A1のSRRアンテナは、第1の共振器及び第2の共振器のそれぞれの共振周波数と同じ第1及び第2の動作周波数の電磁波を放射することが可能である。
なお、第1の開口部51の大きさを変えて、電流I11,I12のそれぞれが流れる経路の長さを変えることにより、等価的に表されるコイル部分L11,L12の一方又は両方のインダクタンスを変化させることができる。それにより、第1の共振器の共振周波数(即ち、SRRアンテナの第1の動作周波数)を所望の周波数に調整することが可能である。同様に、第2の開口部52の大きさを変えて、電流I21,I22のそれぞれが流れる経路の長さを変えることにより、等価的に表されるコイル部分L21,L22の一方又は両方のインダクタンスを変化させることができる。それにより、第2の共振器の共振周波数(即ち、SRRアンテナの第2の動作周波数)を所望の周波数に調整することが可能である。
また、第1のスプリット部導体61aに対向する辺の幅(第1の給電導体21に平行な辺の長さ)を変えることで、第1のスプリット部導体61a及び第1の給電導体21からなるスプリットを等価的に表すコンデンサ部C11の容量値を変化させることができる。それにより、第1の共振器の共振周波数(即ち、SRRアンテナの第1の動作周波数)を所望の周波数に調整することが可能である。同様に、第3のスプリット部導体62aに対向する辺の幅(第2の給電導体22に平行な辺の長さ)を変えることで、第3のスプリット部導体62a及び第2の給電導体22からなるスプリットを等価的に表すコンデンサ部C21の容量値を変化させることができる。それにより、第2の共振器の共振周波数(即ち、SRRアンテナの第1の動作周波数)を所望の周波数に調整することが可能である。
また、第1のスプリット部導体61aと第1の給電導体21との間隔を変えることで、第1のスプリット部導体61a及び第1の給電導体21からなるスプリットを等価的に表したコンデンサ部C11の容量値を変化させることができる。それにより、第1の共振器の共振周波数(即ち、SRRアンテナの第1の動作周波数)を所望の周波数に調整することが可能である。同様に、第3のスプリット部導体62aと第2の給電導体22との間隔を変えることで、第3のスプリット部導体62a及び第2の給電導体22からなるスプリットを等価的に表したコンデンサ部C21の容量値を変化させることができる。それにより、第2の共振器の共振周波数(即ち、SRRアンテナの第2の動作周波数)を所望の周波数に調整することが可能である。
また、第1の給電導体21、第1の開口部51の外周辺X12の一部、外周辺X13、外周辺X14の一部、からなるループ状の経路(即ち、電流I11,I12の何れもが流れない経路)は、等価的に、給電導体2を短絡することになる。この経路は、SRRアンテナの第1の動作周波数におけるインピーダンスの軌跡を基準抵抗値50Ωに近づけるためのインピーダンス整合素子の働きをしている。同様に、第2の給電導体22、第2の開口部52の外周辺X22の一部、外周辺X23、外周辺X24の一部、からなるループ状の経路(即ち、電流I21,I22の何れもが流れない経路)は、等価的に、給電導体2を短絡することになる。この経路は、SRRアンテナの第2の動作周波数におけるインピーダンスの軌跡を基準抵抗値50Ωに近づけるためのインピーダンス整合素子の働きをしている。
図5は、アンテナ装置A1のSRRアンテナのインピーダンス特性の一例を示すスミスチャートである。また、図6は、アンテナ装置A1のSRRアンテナのリターンロス特性の一例を示す図である。なお、図5及び図6は、同じ測定結果をそれぞれ異なる図表で表したものである。
図5に示すスミスチャートでは、周波数に対するインピーダンスの軌跡が太線で示されている。この太線が示す軌跡のうちスミスチャートの中心に最接近する2点又は中心を通る水平線と交差する2点が、並列スプリットリング共振器41,42のそれぞれの共振周波数、即ち、SRRアンテナの第1及び第2の動作周波数におけるインピーダンスを示している。図5に示すように、アンテナ装置A1(SRRアンテナ)は、共振周波数におけるインピーダンスが、アンテナの基準抵抗値50Ωにかなり近づいた特性を有していることが分かる。
また、図6に示すリターンロス特性図では、共振周波数におけるインピーダンスがアンテナの基準抵抗値50Ωに近くなるほど、共振周波数におけるリターンロスの値が小さくなっている。つまり、図5のスミスチャートにおいて、共振周波数におけるインピーダンスの軌跡が中心に近くなるほど、図6のリターンロス特性図において、リターンロスの値が小さくなり、リターンロスの値が小さくなるほど、アンテナ特性が良好になる。
なお、図6のリターンロス特性図において、リターンロスの値が谷になる部分に当たる周波数を、アンテナの共振周波数と呼び、アンテナとして動作している周波数(第1及び第2の動作周波数)を示している。アンテナとして良好に動作するためには、一般的に、アンテナが動作する周波数において、リターンロスの値が−5dB以下であることが望ましいとされている。図6のリターンロス特性図に矢印で示すように、アンテナ装置A1(SRRアンテナ)は、共振周波数(即ち、第1及び第2の動作周波数)において、リターンロスの値が−5dBよりも遙かに小さい値になっており、良好なアンテナとして動作することが分かる。
このように、実施の形態1に係るアンテナ装置A1は、GND板1の内部に複数の並列スプリットリング共振器を形成することによって、SRRアンテナを構成している。それにより、アンテナ装置A1は、アンテナ装置A10の場合と同様にGND板1の自由な領域にSRRアンテナを配置することができ、かつ、小型化を実現することができる。さらに、アンテナ装置A1は、アンテナ装置A10の場合と異なり、複数の周波数帯(通信帯域)での無線信号の送受信を行うことができる。換言すると、アンテナ装置A1は、複数の周波数で動作することができる。なお、複数の動作周波数は、それぞれ個別に調整可能である。その結果、例えば、アンテナ装置A1を搭載した無線機器は、小型化を実現することができるとともに、複数の通信規格の無線通信を行うことができる。
<実施の形態2>
続いて、実施の形態2に係るアンテナ装置A2について説明する。アンテナ装置A2では、アンテナ装置A1の場合と比較して、第1の並列スプリットリング共振器41に設けられた第1スプリット部と、第2の並列スプリットリング共振器42の設けられた第2のスプリット部の構造が異なる。
具体的には、アンテナ装置A2では、アンテナ装置A1の場合と比較して、第1のスプリット部61の代わりに第1のスプリット部71が設けられ、第2のスプリット部62の代わりに第2のスプリット部72が設けられている。
図7は、アンテナ装置A2に設けられた第1の並列スプリットリング共振器41及び第2の並列スプリットリング共振器42の部分を拡大した拡大図である。
図7に示すように、第1のスプリット部71は、第1の開口部51の開口領域において、第1の給電導体21に平行に、第1の開口部51の外周辺X12からそれに対向する外周辺X14にかけて形成されている。具体的には、第1の開口部51の開口領域に形成された第1のスプリット部71は、第1のスプリット部導体71a、第2のスプリット部導体71b、第5のスプリット部導体71c及び第6のスプリット部導体71dによって構成されている。第1のスプリット部導体71a及び第5のスプリット部導体71cは、第1の開口部51において互いに対向するようにして配置されている。第2のスプリット部導体71bは、第1のスプリット部導体71aと、第1の開口部51の外周辺X12と、を接続するようにして配置されている。第6のスプリット部導体71dは、第5のスプリット部導体71cと第1の開口部51の外周辺X14と、を接続するようにして配置されている。なお、互いに対向するようにして配置された第1のスプリット部導体71a及び第5のスプリット部導体71cによって、スプリットが形成される。
同様に、第2のスプリット部72は、第2の開口部52の開口領域において、第2の給電導体22に平行に、第2の開口部52の外周辺X22からそれに対向する外周辺X24にかけて形成されている。具体的には、第2の開口部52の開口領域に形成された第2のスプリット部72は、第3のスプリット部導体72a、第4のスプリット部導体72b、第7のスプリット部導体72c及び第8のスプリット部導体72dによって構成されている。第3のスプリット部導体72a及び第7のスプリット部導体72cは、第2の開口部52において互いに対向するようにして配置されている。第4のスプリット部導体72bは、第3のスプリット部導体72aと、第2の開口部52の外周辺X22と、を接続するようにして配置されている。第8のスプリット部導体72dは、第7のスプリット部導体72cと第2の開口部52の外周辺X24と、を接続するようにして配置されている。なお、互いに対向するようにして配置された第3のスプリット部導体72a及び第7のスプリット部導体72cによって、スプリットが形成される。
アンテナ装置A2のその他の構造については、アンテナ装置A1の場合と同様であるため、その説明を省略する。
図7は、アンテナ装置A2のSRRアンテナの動作周波数における電流の流れを模式的に表した模式図である。図7において、矢印付きの太い一点鎖線は、第1の動作周波数における電流の流れを示し、矢印付きの太い点線は、第2の動作周波数における電流の流れを示している。
図7に示すように、SRRアンテナの一部を構成する第1の並列スプリットリング共振器41には、給電部3からの交流電流が給電されることによって、電流I11,I12が流れる。電流I11は、第1のスプリット部導体71a、第2のスプリット部導体71b、第1の開口部51の外周辺X12の一部、外周辺X11、外周辺X14の一部、第6のスプリット部導体71d及び第5のスプリット部導体71c、からなるループ状の経路を流れる。電流I12は、第1のスプリット部導体71a、第2のスプリット部導体71b、第1の開口部51の外周辺X12の他の一部、外周辺X13、外周辺X14の他の一部、第6のスプリット部導体71d及び第5のスプリット部導体71cのループ状の経路を流れる。そして、第1の並列スプリットリング共振器41は、電流I11,I12を波源として第1の動作周波数の電磁波を放射することになる。
同様に、SRRアンテナの他の一部を構成する第2の並列スプリットリング共振器42には、給電部3からの交流電流が給電されることによって、電流I21,I22が流れる。電流I21は、第3のスプリット部導体72a、第4のスプリット部導体72b、第2の開口部52の外周辺X22の一部、外周辺X21、外周辺X24の一部、第8のスプリット部導体72d及び第7のスプリット部導体72c、からなるループ状の経路を流れる。電流I22は、第3のスプリット部導体72a、第4のスプリット部導体72b、第2の開口部52の外周辺X22の他の一部、外周辺X23、外周辺X24の他の一部、第8のスプリット部導体72d及び第7のスプリット部導体72cのループ状の経路を流れる。そして、第2の並列スプリットリング共振器42は、電流I21,I22を波源として第2の動作周波数の電磁波を放射することになる。
図8は、アンテナ装置A2に設けられた第1の並列スプリットリング共振器41及び第2の並列スプリットリング共振器42の等価回路を示す回路図である。図8に示す等価回路は、図4に示す等価回路と同じ回路構成を示している。
図9は、アンテナ装置A2のSRRアンテナのインピーダンス特性の一例を示すスミスチャートである。また、図10は、アンテナ装置A2のSRRアンテナのリターンロス特性の一例を示す図である。図9及び図10については、基本的には、図5及び図6の内容と同様であるため、その説明を省略する。
このように、実施の形態2に係るアンテナ装置A2は、アンテナ装置A1の場合と同様に、GND板1の内部に複数の並列スプリットリング共振器を形成することによって、SRRアンテナを構成している。それにより、アンテナ装置A2は、アンテナ装置A1の場合と同等程度の効果を奏することができる。その結果、例えば、アンテナ装置A2を搭載した無線機器は、小型化を実現することができるとともに、複数の通信規格の無線通信を行うことができる。
以上のように、上記実施の形態1,2に係るアンテナ装置は、GND板1の内部に複数の並列スプリットリング共振器を形成することによって、SRRアンテナを構成している。それにより、上記実施の形態1,2に係るアンテナ装置は、GND板1の自由な領域にSRRアンテナを配置することができ、かつ、小型化を実現することができる。さらに、上記実施の形態1,2に係るアンテナ装置は、複数の周波数帯(通信帯域)での無線信号の送受信を行うことができる。換言すると、上記実施の形態1,2に係るアンテナ装置は、複数の周波数で動作することができる。なお、複数の動作周波数は、それぞれ個別に調整可能である。その結果、このようなアンテナ装置を搭載した無線機器は、小型化を実現することができるとともに、複数の通信規格の無線通信を行うことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1 GND板
2 給電導体
3 給電部
11 GND板
12 給電導体
13 給電部
14 並列スプリットリング共振器
15 開口部
16 スプリット部導体
16a 第1のスプリット部導体
16b 第2のスプリット部導体
16c 第3のスプリット部導体
16d 第4のスプリット部導体
21 第1の給電導体
22 第2の給電導体
41 第1の並列スプリットリング共振器
42 第2の並列スプリットリング共振器
51 第1の開口部
52 第2の開口部
61 第1のスプリット部導体
62 第2のスプリット部導体
61a 第1のスプリット部導体
61b 第2のスプリット部導体
62a 第3のスプリット部導体
62b 第4のスプリット部導体
71 第1のスプリット部導体
72 第2のスプリット部導体
71a 第1のスプリット部導体
71b 第2のスプリット部導体
71c 第5のスプリット部導体
71d 第6のスプリット部導体
72a 第3のスプリット部導体
72b 第4のスプリット部導体
72c 第7のスプリット部導体
72d 第8のスプリット部導体
A1 アンテナ装置
A2 アンテナ装置
A10 アンテナ装置

Claims (10)

  1. 第1の並列スプリットリング共振器と、
    第2の並列スプリットリング共振器と、を備え、
    前記第1の並列スプリットリング共振器は、
    アース板の内部に形成された第1の開口部と、
    前記第1の開口部の開口領域において、前記第1の開口部の外周辺の一つである第1外周辺からそれに対向する第2外周辺にかけて形成され、前記第1外周辺側から交流電力が給電される第1の給電導体と、
    前記第1の開口部の開口領域に形成された第1のスプリット部と、を有し、
    前記第2の並列スプリットリング共振器は、
    前記アース板の内部に形成された第2の開口部と、
    前記第2の開口部の開口領域において、前記第2の開口部の外周辺の一つである第3外周辺からそれに対向する第4外周辺にかけて形成され、前記第3外周辺側から前記交流電力が給電される第2の給電導体と、
    前記第2の開口部の開口領域に形成された第2のスプリット部と、を有し、
    前記第1のスプリット部は、
    前記第1の開口部の外周辺の一部と前記第1の給電導体とによって構成される第1の電流経路の一部に対向配置された第1のスプリット部導体と、
    前記第1のスプリット部導体と、前記第1の電流経路の他の一部と、を接続する第2のスプリット部導体と、を有し、
    前記第2のスプリット部は、
    前記第2の開口部の外周辺の一部と前記第2の給電導体とによって構成される第2の電流経路の一部に対向配置された第3のスプリット部導体と、
    前記第3のスプリット部導体と、前記第2の電流経路の他の一部と、を接続する第4のスプリット部導体と、を有する、
    アンテナ装置。
  2. 前記第1のスプリット部導体は、前記第1の開口部の開口領域において、前記第1の給電導体と対向配置され、
    前記第3のスプリット部導体は、前記第2の開口部の開口領域において、前記第2の給電導体と対向配置されている、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記第1のスプリット部導体は、前記第1の給電導体と対向する辺の幅が第1の所定の幅になるように調整され、
    前記第3のスプリット部導体は、前記第2の給電導体と対向する辺の幅が第2の所定の幅になるように調整されている、
    請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記第1のスプリット部導体及び前記第1の給電導体は、第1の所定の間隔を空けるように調整され、
    前記第3のスプリット部導体及び前記第2の給電導体は、第2の所定の間隔を空けるように調整されている、
    請求項2又は3に記載のアンテナ装置。
  5. 前記第1のスプリット部は、
    前記第1のスプリット部導体と対向配置された第5のスプリット部導体と、
    前記第5のスプリット部導体と、前記第1の電流経路と、を接続するように配置された第6のスプリット部導体と、を有し、
    前記第2のスプリット部は、
    前記第3のスプリット部導体と対向配置された第7のスプリット部導体と、
    前記第7のスプリット部導体と、前記第2の電流経路と、を接続するように配置された第8のスプリット部導体と、を有する、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  6. 前記第1のスプリット部導体及び前記第5のスプリット部導体は、それぞれ対向する辺の幅が第1の所定の幅になるように調整され、
    前記第3のスプリット部導体及び前記第7のスプリット部導体は、それぞれ対向する辺の幅が第2の所定の幅になるように調整されている、
    請求項5に記載のアンテナ装置。
  7. 前記第1のスプリット部導体及び前記第5のスプリット部導体は、第1の所定の間隔を空けるように調整され、
    前記第3のスプリット部導体及び前記第7のスプリット部導体は、第2の所定の間隔を空けるように調整されている、
    請求項5又は6に記載のアンテナ装置。
  8. 前記第1の電流経路は、第1の所定の長さになるように調整され、
    前記第2の電流経路は、前記第1の長さとは異なる第2の所定の長さになるように調整されている、
    請求項1〜7の何れか一項に記載のアンテナ装置。
  9. 前記第1の開口部の開口領域のうち、前記第1の電流経路に囲まれる開口領域とは異なる開口領域を囲む第3の経路は、第3の所定の長さになるように調整され、
    前記第2の開口部の開口領域のうち、前記第2の電流経路に囲まれる開口領域とは異なる開口領域を囲む第4の経路は、第4の所定の長さになるように調整されている、
    請求項1〜8の何れか一項に記載のアンテナ装置。
  10. 請求項1〜9の何れか一項に記載のアンテナ装置を備えた無線機器。
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