JP2018129595A - アンテナ装置および無線機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】GND(アース)板1の内部に開口部2を配置し、かつ、交流電力を給電する給電導体4を開口部2の一辺に接続し、かつ、スプリット部を形成するように互いに対向する位置に配置した第1のスプリット部導体31と第2のスプリット部導体32とを開口部2の内部に配置し、かつ、第1のスプリット部導体31に接続した第3のスプリット部導体33と第2のスプリット部導体32に接続した第4のスプリット部導体34とを、開口部2の互いに対向する二辺にそれぞれ接続した構成からなる並列スプリットリング共振器6を用いてアンテナを形成する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、アンテナの小型化と配置の自由度との双方を実現することが可能なアンテナ装置および無線機器を提供することを、その目的としている
GND板の内部に配置した開口部と、前記開口部の一辺に接続され、交流電力が給電される給電導体とを有し、無線信号を送受信するアンテナ装置において、
第1のスプリット部導体と第2のスプリット部導体とを前記開口部の内部において互いに対向する位置に配置してスプリット部を形成し、前記第1のスプリット部導体に接続した第3のスプリット部導体と前記第2のスプリット部導体に接続した第4のスプリット部導体とを、前記開口部の互いに対向する二辺にそれぞれ接続することにより並列スプリットリング共振器を構成し、該並列スプリットリング共振器でもってアンテナを形成した
ことを特徴とする。
GND板の内部に配置した開口部と、前記開口部の一辺に接続され、交流電力が給電される給電導体とを有し、無線信号を送受信するアンテナ装置において、
前記開口部の内部において前記給電導体と対向する位置に第1のスプリット部導体を配置して、スプリット部を形成し、前記第1のスプリット部導体に接続した第3のスプリット部導体を前記開口部の一辺に接続して並列スプリットリング共振器を構成し、該並列スプリットリング共振器でもってアンテナを形成した
ことを特徴とする。
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明は、
プリント基板等のGND(Ground:アース)板の内部に配置された開口部と、
前記開口部の一辺に接続されて、交流電力を給電する給電導体と、
前記開口部の内部に互いに対向するように配置した2本の導体によって形成されるスプリット(またはスリット)部と、
前記スプリット部を形成する2本の前記導体と前記開口部の互いに対向する二辺とをそれぞれ接続する導体と、
を少なくとも備えて構成していることを主要な特徴している。而して、前記GND板の外周部のいずれの辺とも接していない前記GND板の内部に開口部を配置しても、SRRアンテナとして動作することが可能であるので、アンテナの配置の自由度と小型化との双方を実現することが可能になる。
次に、本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置について図面を参照して詳細に説明する。
まず、本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置の構成例について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置の構成例を示す概念図であり、プリント基板等のGND(Ground:アース)板の内部にスプリットリング共振器アンテナ(SRRアンテナ)を配置した場合の基本形態を示している。
次に、本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置として図1、図2に示したアンテナ装置10の動作例について、その一例を、図面を参照しながら説明する。図4は、本発明の第1の実施形態として図1、図2に示したアンテナ装置10のSRRアンテナの動作周波数における電流の流れを模式的に表わした模式図であり、矢印付きの太い破線は電流の流れを示している。
以上に詳細に説明したように、本発明の第1の実施形態のアンテナ装置10は、GND板1の内部に並列スプリットリング共振器6を配置して構成しているので、本発明に関連する現状の技術におけるスロットアンテナ例えば図13、図14に示すアンテナ装置100のスロットアンテナ12と比較して、小型化を図ることができ、さらに、本発明に関連する現状の技術におけるSRRアンテナ例えば図16、図17に示すアンテナ装置200のSRRアンテナと比較して、自由な領域に配置することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係るアンテナ装置について説明する。
2 開口部
3 スプリット部導体
4 給電導体
4A 給電導体
5 給電部
6 並列スプリットリング共振器
6A 並列スプリットリング共振器
10 アンテナ装置
10A アンテナ装置
11 GND板
12 スロットアンテナ
13 給電導体
14 給電部
21 GND板
22 スプリットリング共振器
23 給電部
31 第1のスプリット部導体
32 第2のスプリット部導体
33 第3のスプリット部導体
34 第4のスプリット部導体
100 アンテナ装置
200 アンテナ装置
221 開口部
222 給電導体
223 第1の導体
224 第2の導体
225 第1のスプリット部導体
226 第2のスプリット部導体
Claims (10)
- GND板の内部に配置した開口部と、前記開口部の一辺に接続され、交流電力が給電される給電導体とを有し、無線信号を送受信するアンテナ装置において、
第1のスプリット部導体と第2のスプリット部導体とを前記開口部の内部において互いに対向する位置に配置してスプリット部を形成し、前記第1のスプリット部導体に接続した第3のスプリット部導体と前記第2のスプリット部導体に接続した第4のスプリット部導体とを、前記開口部の互いに対向する二辺にそれぞれ接続することにより並列スプリットリング共振器を構成し、該並列スプリットリング共振器でもってアンテナを形成した
ことを特徴とするアンテナ装置。 - 前記給電導体と前記開口部の外周部の一部と前記第3のスプリット部導体と前記第1のスプリット部導体と前記第2のスプリット部導体と前記第4のスプリット部導体と前記開口部の外周部の前記一部に対向する位置にある前記開口部の外周部の一部とが順にループ状に配置されてなる第1の経路
および
前記第3のスプリット部導体と前記第1のスプリット部導体と前記第2のスプリット部導体と前記第4のスプリット部導体と前記給電導体とは反対側になる前記開口部の外周部の一部とが順にループ状に配置されてなる第2の経路
のいずれか一方または双方の長さを変更することにより、アンテナの動作周波数を調整することを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。 - 前記第1のスプリット部導体および前記第2のスプリット部導体の一方または双方の長さの変更、前記第1のスプリット部導体と前記第2のスプリット部導体との間の間隔の変更、のうちいずれか1ないし複数の変更を行うことにより、アンテナの動作周波数を調整することを特徴とする請求項1または2に記載のアンテナ装置。
- 前記開口部の大きさを変更することにより、アンテナの動作周波数を調整することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のアンテナ装置。
- 前記給電導体と該給電導体側の前記開口部の外周部の一部とによって構成されるループ状の第3の経路の長さを変更することにより、アンテナの入力インピーダンスを調整することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のアンテナ装置。
- GND板の内部に配置した開口部と、前記開口部の一辺に接続され、交流電力が給電される給電導体とを有し、無線信号を送受信するアンテナ装置において、
前記開口部の内部において前記給電導体と対向する位置に第1のスプリット部導体を配置して、スプリット部を形成し、前記第1のスプリット部導体に接続した第3のスプリット部導体を前記開口部の一辺に接続して並列スプリットリング共振器を構成し、該並列スプリットリング共振器でもってアンテナを形成した
ことを特徴とするアンテナ装置。 - 前記給電導体を介して給電する給電部側に位置する前記給電導体の一部と前記第1のスプリット部導体と前記第3のスプリット部導体と前記給電部側の前記開口部の外周部の一部とによって構成されるループ状の第1の経路
および、
前記第1のスプリット部導体と前記第3のスプリット部導体と、前記給電部とは反対側の前記開口部の外周部の一部と前記給電部とは反対側の前記給電導体の一部とによって構成されるループ状の第2の経路
のいずれか一方または双方の長さを変更することにより、アンテナの動作周波数を調整することを特徴とする請求項6に記載のアンテナ装置。 - 前記第1のスプリット部導体の長さの変更、前記第1のスプリット部導体と前記給電導体との間の間隔の変更、のいずれか一方または双方の変更を行うことにより、アンテナの動作周波数を調整することを特徴とする請求項6または7に記載のアンテナ装置。
- 前記開口部の大きさを変更することにより、アンテナの動作周波数を調整することを特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載のアンテナ装置。
- 無線信号を送受信するアンテナ装置を備えた無線機器において、前記アンテナ装置が、請求項1ないし8のいずれかに記載のアンテナ装置であることを特徴とする無線機器。
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