JP2020109789A - コイル部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤの不用意な切断を招かず、十分かつ適正な熱圧着を安定して達成することができる構造を備える、コイル部品を提供する。【解決手段】ドラム状コア15の鍔部13,14における実装基板側に向けられる実装面21,22には、端子電極25,26が設けられるとともに、内側端面17,18側が開放された凹部27,28および凹部以外の平坦面29,30が設けられる。凹部27,28の底面には、平坦面29,30に対してワイヤ23の直径以下の高低差をもって位置する部分を有する凸状のアール面31,32が形成され、ワイヤ23の、端子電極25,26に接続される端部は、内側端面17,18側から外側端面19,20側に向かって延びる状態でアール面31,32に沿って位置されることによって、外側端面19,20側で比較的薄くかつ内側端面17,18側で比較的厚くなるように厚みが連続的に変化している。【選択図】図1

Description

この発明は、ドラム状コアにワイヤを巻回した構造の巻線型のコイル部品に関するもので、特に、ワイヤと端子電極との接続部分の構造に関するものである。
たとえば特開2006−286807号公報(特許文献1)または特開2011−216681号公報(特許文献2)には、巻線型のコイル部品であって、ドラム状コアの両端に位置する鍔部にそれぞれ設けられた端子電極にワイヤの端部が熱圧着によって接続されることが記載されている。
図8には、ドラム状コア1の一端に位置する鍔部2の一部が拡大されて断面図で示されている。図8に示した鍔部2には、実装時において実装基板側に向けられる実装面3が図示されており、実装面3には端子電極4が設けられている。端子電極4は、たとえば、銀を導電成分とする導電性ペーストの焼付けによって形成された下地の導体膜と、その上に形成された、Ni、Cu、Snなどのめっき膜とを備える。なお、端子電極4の表面は、実装時の良好なはんだ付け性を実現するため、Snめっき膜によって形成される。
一方、ドラム状コア1の巻芯部5にまわりに螺旋状に巻回されたワイヤ6の端部は、上述の端子電極4に熱圧着によって接続される。ワイヤ6は、たとえば、銅線からなり、その周囲がポリウレタンやポリイミドなどの樹脂からなる絶縁皮膜によって覆われている。樹脂からなる絶縁皮膜は、たとえば熱圧着における熱で分解され、除去される。
特開2006−286807号公報 特開2011−216681号公報
図8に示すような端子電極4に対するワイヤ6の熱圧着を十分かつ適正に達成するには、ワイヤ6に対して、たとえば300〜500℃といった比較的高い温度に加えて比較的高い圧力を及ぼし、ワイヤ6を適度に塑性変形させる必要がある。
しかしながら、本件発明者は、上述した熱圧着工程における加圧の結果、ワイヤ6は、鍔部2の実装面3と内側端面7とが交差する稜線近傍の部分8において応力が集中し、この部分8において切れやすい場合があることを発見した。具体的には、たとえば、コイル部品の小型化に伴い、ワイヤ6が直径15〜100μmと細くした場合や、コイル部品が120〜150℃の高温にさらされた場合に上記断線の発生が見られることがわかった。
そこで、この発明の目的は、ワイヤの断線防止と熱圧着の安定とを同時に達成することができる構造を備える、コイル部品を提供しようとすることである。
この発明は、その第1の局面および第2の局面のいずれであっても、巻芯部ならびに巻芯部の端部に設けられた鍔部を有する、ドラム状コアと、巻芯部に巻回された、ワイヤと、ワイヤの端部が接続される、端子電極と、を備える、コイル部品に向けられる。
上記鍔部は、巻芯部側に向きかつ巻芯部の端部を位置させる内側端面と、内側端面の反対側の外側に向く外側端面と、内側端面と外側端面とを連結するものであって、実装時において実装基板側に向けられる実装面と、を有している。また、端子電極は、鍔部の実装面に設けられる。
上記のような構成を有するコイル部品において、この発明の第1の局面では、前述した技術的課題を解決するため、上記実装面には、当該実装面および外側端面に平行な幅方向に延びる線を中心軸として内側端面と外側端面との間の距離より長い曲率半径を有するアール面が形成され、ワイヤの端部は、内側端面側から外側端面側に向かってアール面に沿っていることを特徴としている。
この発明の第2の局面では、上記第1の局面および第2の局面に共通する構成に加えて、前述した技術的課題を解決するため、上記実装面には、内側端面側が開放された凹部および凹部以外の平坦面が設けられ、ワイヤの端部は、内側端面側から外側端面側に向かって凹部内に受け入れられるとともに、外側端面側で比較的薄くかつ内側端面側で比較的厚くなるように厚みが連続的に変化していることを特徴としている。
この発明に係るコイル部品によれば、ワイヤの断線防止と熱圧着の安定とを同時に達成することができる。
この発明の第1の実施形態によるコイル部品11の外観を、実装基板に向けられる面を上方にして示す斜視図である。 図1に示したコイル部品11に備えるドラム状コア15の外観を、実装基板に向けられる面を上方にして示す斜視図である。 図2に示したドラム状コア15の一部を拡大して示す、図2の線III−IIIに沿う断面図である。 熱圧着工程を説明するためのもので、図1に示したコイル部品11に備えるドラム状コア15およびワイヤ23の各一部を拡大して示す、図1の線IV−IVに沿う断面図である。 この発明の第2の実施形態によるコイル部品に備えるドラム状コア15aおよびワイヤ23の各一部を拡大して示す、図4に対応する図である。 この発明の第3の実施形態によるコイル部品に備えるドラム状コア15bの一部を拡大して示す、図3に対応する図である。 この発明の第4の実施形態によるコイル部品に備えるドラム状コア15cの一部を拡大して示す、図3に対応する図である。 従来のコイル部品に備えるドラム状コア1およびワイヤ6の各一部を拡大して示す断面図である。
図1には、この発明の第1の実施形態によるコイル部品11の外観が示されている。図1に示したコイル部品11は、実装基板に向けられる面を上方に向けている。
図1を参照して、コイル部品11は、巻芯部12ならびに巻芯部12の互いに逆の第1端部、第2端部にそれぞれ設けられた第1鍔部13、第2鍔部14を有する、ドラム状コア15を備えている。ドラム状コア15は、たとえばアルミナまたはフェライト等から構成される。また、ドラム状コア15は、たとえば0.4〜4.5mm程度の長手方向寸法を有している。図2に、ドラム状コア15が単独で示されている。
図1および図2を参照して、第1鍔部13および第2鍔部14は、それぞれ、巻芯部12側に向きかつ巻芯部12の第1端部および第2端部の各々を位置させる内側端面17および18と、内側端面17および18の各々の反対側の外側に向く外側端面19および20と、内側端面17および18の各々と外側端面19および20の各々とを連結するものであって、実装時において実装基板側に向けられる実装面21および22と、を有している。
コイル部品11は、ドラム状コア15の巻芯部12に巻回されるワイヤ23と、ワイヤ23の第1端部、第2端部がそれぞれ接続される、第1端子電極25、第2端子電極26と、をさらに備えている。端子電極25および26には網掛けを施して形成領域を示している。端子電極25および26は、それぞれ、第1鍔部13および第2鍔部14の各々の実装面21および22全体を覆うように設けられる。
端子電極25および26は、たとえば、Agを導電成分、ガラスフリットを接合成分とし、これらを樹脂バインダに含有させた導電性ペーストをディップ法により実装面21および22に塗布し、これを焼付けることによって、下地となる導体膜を形成し、次いで、下地の導体膜上に、Ni、Cu、Snなどのめっきを施すことによって形成される。上述したディップ法の結果として、端子電極25および26は、実装面21および22上からこれに隣接する面の各一部にまで延びるように形成される。なお、端子電極25および26の表面は、実装時の良好なはんだ付け性を実現するため、Snめっき膜によって形成されることが好ましい。また、めっき膜は、端子電極25および26におけるワイヤ23の接続部周辺のみに形成されてもよい。
前述したワイヤ23は、たとえば、直径15〜200μm程度のCuからなる芯線からなり、芯線の周囲がポリウレタンやポリイミドなどの樹脂からなる厚みが数μm程度の絶縁皮膜によって覆われた構造を有する。ワイヤ23の各端部と端子電極25および26との接続には、熱圧着が適用される。ワイヤ23の端部にある絶縁皮膜は、たとえば、熱圧着に際して付与される熱で分解されることによって、あるいは、レーザ光の照射によって、除去される。
第1鍔部13および第2鍔部14の各々の実装面21および22には、以下に説明するような特徴的な形態が付与される。なお、このような特徴的な形態は、たとえばバレル研磨などのみによって与えられるようなものではなく、ドラム状コア15の成形段階で与えられた結果、最終的に得られるものであり、ドラム状コアの焼成およびバレル研磨などの後加工後に明確に残った構成である。
以下、本件発明者が本発明の実施形態の特徴的構成を採用するに至った経緯について説明する。
前述した図8を参照して、本件発明者は、熱圧着されたワイヤ6の中心導体を構成する銅が、厳しい温度条件の下では、端子電極4の表面を構成する錫および実装時のはんだに含まれる錫との間で合金を生成し、もろくなる結果、ワイヤ6は、特に応力が集中しやすい稜線近傍の部分8において切れやすくなったものと推測している。なお、本件発明者は、このような経過によるワイヤ6の切断は、むしろワイヤ6が太くなるほど生じやすい傾向があることも発見した。
また、ドラム状コア1は、たとえばアルミナまたはフェライト等から構成されるが、ドラム状コア1に対しては、成形して焼成した後、バレル研磨が施される。このバレル研磨では、鍔部2における実装面3と内側端面7との稜線部分および実装面3と外側端面9との稜線部分がアール面取りされる。なお、アール面取り状態については、図8において図示されない。このアール面取りの進行度合いは、実装面3と外側端面9との稜線部分に比べて、実装面3と内側端面7との稜線部分の方が低いことが容易に想像される。粒状の研磨材との衝突確率が、実装面3と外側端面9との稜線部分に比べて、実装面3と内側端面7との稜線部分の方が低いためである。したがって、実装面3と内側端面7との稜線部分は、実装面3と外側端面9との稜線部分に比べて、より鋭利さが残され、曲率半径が小さくなる。このことも、ワイヤ6を稜線近傍の部分8において切れやすくする原因の一つと推測される。
上述した断線の発生を緩和するためには、熱圧着時に付与される圧力を下げ、ワイヤ6が受ける塑性変形の度合いを低減することが考えられる。しかしながら、ワイヤ6と端子電極4の密着強度の観点からは、熱圧着時に付与される十分な圧力は、温度とともに必須であり、熱圧着を十分かつ適正に達成するには、圧力を単純に下げることはできない。いずれにしても、熱圧着時に付与される圧力の調整は重要な項目ではあるが、一方では極めて微妙であり、適正な圧力を安定して設定することが困難であることは否めない。
上記のような経緯の下、本発明の実施形態は以下のような特徴を備えることが好ましいことがわかった。
実装面21および22の各々には、内側端面17および18側が開放された凹部27および28が設けられるとともに、凹部27および28以外の領域に平坦面29および30が設けられる。凹部27および28は、内側端面17および18側から外側端面19および20側に向かって延びている。凹部27および28の各々の底面の少なくとも一部は、凹部27について図3によく示されているように、アール面31および32を形成している。図示した実施形態では、凹部27および28の各々の底面は、すべてアール面31および32によって形成されている。
なお、端子電極25および26は、それぞれ、実装面21および22の全面にわたって形成される。このことから、上述した凹部27および28、平坦面29および30、ならびにアール面31および32は、実装面21および22が与える形態であるが、以下において、凹部27および28、平坦面29および30、ならびにアール面31および32は、端子電極25および26が与える形態として説明する場合がある。
以下、図3および図4に図示された第1鍔部13側の構成について説明する。第2鍔部14側の構成は、第1鍔部13側の構成と対称であるので、説明を省略する。
第1鍔部13の実装面21に形成された凹部27の底面をなすアール面31は、図3に示すように、当該実装面21および外側端面19に平行な幅方向に延びる線を中心軸CAとしており、内側端面17と外側端面19との間の距離、すなわち第1鍔部13の厚みより長い曲率半径rを有している。なお、曲率半径rは無限大であってもよい。中心軸CAは、上記稜線Lと必ずしも平行でなくてもよいが、稜線Lと平行またはほぼ平行に延びることが好ましい。また、中心軸CAは、図3から類推されるように、外側端面19の延びる面上に位置するか、または外側端面19の延びる面より外側に位置することが好ましい。このように構成されることにより、アール面31における図3による最も高い点を、稜線Lの位置に配置することができる。このことは、図4を参照して後述する熱圧着工程で有利に働く。
また、上述したアール面31の形成状態の結果、凹部27の底面は、全体として、外側端面19側で比較的浅く、内側端面17側で比較的深くなるような勾配を形成することになる。言い換えると、凹部27は、外側端面19側から内側端面17側にかけてより深くなっている。また、凹部27の底面は、平坦面29に対してワイヤ23の直径以下の高低差をもって位置する部分を有している。このことも、図4を参照して後述する熱圧着工程で有利に働く。図示の実施形態では、凹部27の底面は、内側端面17の近傍の限られた部分を除いて、平坦面29に対してワイヤ23の直径以下の高低差をもって位置している。ここで、ワイヤ23の直径とは、正確に言えば、ワイヤ23の巻芯部12に巻回された(ワイヤ23が径方向につぶされていない)部分の直径のことである。
なお、ワイヤ23の軸線方向は平坦面29に対して必ずしも平行ではないので、凹部27の底面と平坦面29との高低差というときは、ワイヤ23の径方向に測定した高低差、より正確には、ワイヤ23の巻芯部12に巻回された部分の直径であると理解すべきである。
また、平坦面29は、図1および図2に示されるように、凹部27を挟むように位置している。このことも、図4を参照して後述する熱圧着工程で有利に働く。
図4に示されるように、熱圧着工程を実施するにあたって、ワイヤ23の、端子電極25に接続される端部は、内側端面17側から外側端面19側に向かって延びる状態で凹部27内に受け入れられ、かつアール面31に沿って位置される。図4において、熱圧着前のワイヤ23の一部が破線で示されている。
次に、熱圧着ヘッド33が、鍔部13の実装面に向かって矢印34で示す方向に下降し、ワイヤ23の端部を加熱しながら加圧し、ワイヤ23を実線で示すように塑性変形させる、熱圧着工程が開始される。ここで、熱圧着温度は、ワイヤ23の絶縁皮膜の材質によって異なるが、たとえば300〜500℃程度の温度に選ばれる。また、熱圧着圧力は、ワイヤ23の直径が15〜200μmとしたとき、たとえば数十〜数kgf程度の圧力に選ばれる。
上述した熱圧着工程の比較的初期の段階で、ワイヤ23の端部にある絶縁皮膜は、熱圧着ヘッド33から付与される熱で分解されることによって除去される。
次いで、熱圧着ヘッド33がさらに矢印34方向に下降し、ワイヤ23の端部が熱圧着ヘッド33とアール面31との間で径方向に押しつぶされる。その結果、ワイヤ23の端部は、図4において実線で示すように、塑性変形するとともに、加熱されて、端子電極25に接合される。同時に、ワイヤ23は、鍔部13の外側端面19とアール面31とが交差する稜線が持つエッジで切断される。このようにして、熱圧着工程が完了する。熱圧着工程が完了し、ワイヤ23の各端部が、それぞれ、端子電極25および26に接合された状態が図1にも示されている。
上述の熱圧着工程後におけるワイヤ23の塑性変形状態を見ると、図4に示すように、ワイヤ23の端部は、外側端面19側で比較的薄くかつ内側端面17側で比較的厚くなるように厚みが連続的に変化している。特に、この実施形態では、凹部17の底面全体が平坦面29に対してワイヤ23の直径以下の高低差をもって位置しているのではなく、内側端面17の近傍の限られた部分では、凹部17の底面は平坦面29に対してワイヤ23の直径より大きい高低差を有している。したがって、上述の内側端面17の近傍の限られた部分では、ワイヤ23の塑性変形が全く無い領域35が存在する。
上記領域35の外側端面19側に隣接して、ワイヤ23の端部の厚みが徐々に薄くなるように連続的に変化する領域36が存在する。このような厚みの連続的な変化は、アール面31によってもたらされる。ワイヤ23の端部の厚みが連続的に変化する領域36では、熱圧着ヘッド33がワイヤ23を比較的弱く押圧する部分から圧力を徐々に高くしながら比較的強く押圧する部分まで、ワイヤ23の長さ方向に沿って圧力が連続的に変化する領域が実現される。アール面31の前述した曲率半径rを、内側端面17と外側端面19との間の距離より長くするというように、より長くすることにより、領域36において、圧力のより緩やかな変化をより広い範囲にわたって実現することができる。
より詳細には、図4に示した熱圧着工程後の状態において、鍔部13の外側端面19側では、ワイヤ23に大きな塑性変形を与え、端子電極25と接合させるが、この際、ワイヤ23に対して比較的強い圧力がかかっているため、ワイヤ23は端子電極25に対して比較的高い引きはがし強度を持つ。他方、鍔部13の内側端面17側では、ワイヤ23に及ぼされる圧力が比較的低いため、ワイヤ23は端子電極25に対して比較的低い引きはがし強度しか持たない。代わりに、ワイヤ23に対するつぶし量が比較的少ないため、ワイヤ23自身の強度はほとんど低下せずに維持される。
ここで、仮に、外部からワイヤ23を引きはがすような力が印加された場合を考える。この際、破壊には2種類の破壊が考えられる。一つは、圧着が甘いためにワイヤ23が端子電極25からはがれてしまうものである。もう一つは、ワイヤ23が熱圧着によって薄くなりすぎており、切れてしまうものである。
図4に示した厚みが連続的に変化する領域36では、圧着強度が比較的高く、ワイヤ23自身の厚みは薄い、外側端面19側の部分と、圧着強度は比較的低いが、ワイヤ23のつぶし量が少ないため、ワイヤ23自身の強度が比較的高い部分とが、アール面31に沿って滑らかに繋がっている。したがって、外部から引きはがしの力がかかった場合、領域36の中間部のいずれかで、これに抗して「はがれにくく」かつ「ワイヤ23が切れにくい」箇所、すなわち、適切な圧力が付与された箇所が必ず現れる。このため、ワイヤ23の不用意な切断を招かず、十分かつ適正な熱圧着を安定して達成することができる。
上述した熱圧着に際して、鍔部13の実装面21における凹部27以外の部分に形成された平坦面29は、熱圧着ヘッド33による過度な加圧を防止するように作用する。すなわち、熱圧着ヘッド33の矢印34方向への下降の終端は、平坦面29によって規定される。この実施形態のように、平坦面29が凹部27を挟むように位置していると、熱圧着ヘッド33の下降の終端を安定して規定することができる。なお、ドラム状コア15の幅方向寸法に関して、凹部27は、ワイヤ23の1倍以上かつ鍔部13の2/3以下であることが好ましい。
次に、図5を参照して、この発明の第2の実施形態について説明する。図5は、図4に対応する図であって、コイル部品に備えるドラム状コア15aおよびワイヤ23の各一部を示している。図5において、図4に示す要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明を省略する。
図5に示した実施形態は、凹部27の底面が、全域にわたって、平坦面29に対してワイヤ23の巻芯部12に巻回された部分の直径以下の高低差をもって位置していることを特徴としている。この場合、凹部27の底面の内側端面17側の端部は、平坦面29に対して、ワイヤ23の直径の0.5〜1倍の高低差を有していることが好ましい。
この実施形態によれば、ワイヤ23の塑性変形が全く無い領域35(図4参照)が実質的に存在せず、ワイヤ23の端部の厚みが徐々に薄くなるように連続的に変化する領域36が凹部27の全域にわたって存在する。
この実施形態の場合、上述したように、ワイヤ23の塑性変形が全く無い領域35が実質的に存在しないので、ワイヤ23の端部の厚みが徐々に薄くなるように連続的に変化する領域36におけるワイヤ23の厚みの変化幅が、前述した第1の実施形態の場合に比べて狭くなる可能性がある。したがって、外部から引きはがしの力に抗して「はがれにくく」かつ「ワイヤ23が切れにくい」箇所、すなわち、適切な圧力が付与された箇所を領域36内に必ず見出すことができるようにするためには、凹部27の底面の内側端面17側の端部と平坦面29との高低差をある程度以上大きくする必要があり、そのため、当該高低差は、前述したように、ワイヤ23の直径の0.5倍以上とすることが好ましい。
次に、図6を参照して、この発明の第3の実施形態について説明する。図6は、図3に対応する図であって、コイル部品に備えるドラム状コア15bの一部を示している。図6において、図3に示す要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明を省略する。
図6に示した実施形態は、凹部27の底面がすべてアール面31によって形成されているのではなく、凹部27の底面の内側端面17側の端部ではアール面31が途絶えていることを特徴としている。
この実施形態のように、前述の実施形態の場合と同様の効果は、凹部27の底面がすべてアール面31によって形成されている場合に限定されずに得られる。
次に、図7を参照して、この発明の第4の実施形態について説明する。図7は、図3に対応する図であるが、コイル部品に備えるドラム状コア15cの一部が、図3の場合に比べて、より拡大されて示されている。図7において、図3に示す要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明を省略する。
図7に示した実施形態では、図6に示した実施形態の場合と同様、凹部27の底面がすべてアール面31によって形成されていない。図7に示した実施形態では、凹部27の底面の外側端面19側の端部ではアール面31が途絶えており、凹部27の外側端面19側に段差Dを介して平坦面29の一部が位置されていることを特徴としている。また、外側端面19側の平坦面29における段差Dによって形成される端縁には角張ったエッジ38が形成されている。
上述の段差Dは、ワイヤ23の巻芯部12に巻回された部分の直径の1/10以上かつ1/3以下であることが好ましい。この実施形態によれば、ワイヤ23を端子電極25に向かって熱圧着する際、エッジ38に応力が集中するので、ワイヤ23の端部の余分な部分を小さな押圧力で切り離すことができるとともに、熱圧着のための熱圧着ヘッド33(図4参照)の寸法および形状やその適用位置に関わらず、ワイヤ23のつぶし量が過剰にならないように、より確実に制御することができる。
図5ないし図7を参照して、それぞれ、第2ないし第4の実施形態の説明をしたが、図5ないし図7では、第1鍔部13側の構成についてのみ図示されており、第1鍔部13側の構成についてのみ説明した。第2鍔部14側の構成は、説明を省略したが、第1鍔部13側の構成と対称である。
以上説明した実施形態によれば、熱圧着工程においてワイヤ23に及ぼされる圧力が、ワイヤ23の先端に近くなるほど、より強くなるように連続的に変化する部分、言い換えると、ワイヤ23の先端から遠ざかるほど、より弱くなるように連続的に変化する部分を、ワイヤ23における端子電極25および26に接続される端部において形成することができる。
したがって、端子電極25および26に接続されるワイヤ23の端部における、ある程度の長さ範囲において、熱圧着時の圧力がワイヤ23の長さ方向に沿って連続的に変化する状態が得られているので、当該長さ範囲の中に圧着強度が従来構造のものより向上した部分が必ず存在する。その結果、コイル部品11において、ワイヤ23の断線防止と熱圧着の安定とを同時に達成することができる。
以上、この発明を図示した実施形態に関連して説明したが、この発明の範囲内において、その他種々の実施形態が可能である。
たとえば、図示しなかったが、ドラム状コア15の第1鍔部13および第2鍔部14の各々の実装面21および22とは反対側の面の間を連結するように、板状コアが設けられてもよい。ドラム状コアおよび板状コアが双方とも磁性体から構成される場合、ドラム状コアおよび板状コアは閉磁路を構成する。
また、上述した実施形態は、1本のワイヤを備えるコイル部品に関するものであったが、たとえばコモンモードチョークコイルを構成するコイル部品またはトランスを構成するコイル部品のように、複数本のワイヤを備えるコイル部品に対しても、この発明を適用することができる。したがって、ワイヤの本数は、コイル部品の機能に応じて変更されるものであり、それに応じて、各鍔部に設けられる端子電極の数も、1個に限らず、複数個であってもよい。各鍔部に設けられる端子電極の数が複数である場合には、各鍔部の幅方向に並んだ状態で複数個の端子電極が互いに電気的に離隔されて設けられる。したがって、複数個の凹部が各鍔部の幅方向に並んだ状態で設けられることになる。
また、アール面31および32は、凹部27および28の各底面の全域にわたって形成される場合のほか、凹部27および28の各底面の一部にのみ形成されてもよい。後者のように、アール面31および32が凹部27および28の各底面の一部にのみ形成される場合、アール面31および32は、第1に、鍔部13および14の各々の内側端面17および18側に片寄った領域にのみ形成されても、第2に、外側端面19および20側に片寄った領域にのみ形成されても、第3に、凹部27および28の中央部にのみ形成されてもよい。また、上記3つの態様において、凹部27および28の各底面におけるアール面31および32ではない部分は、実装面21および22に対して勾配を有する面であっても、実装面21および22と平行な面であってもよい。
また、アール面31および32は、図示の実施形態のように、凸状である方がワイヤ23の圧着が容易であって好ましいが、凹状であってもよい。
また、この発明の範囲は、上述した実施形態に限らず、異なる実施形態間において、構成を部分的に置換したり、組み合わせたりしたものにも及ぶ。
11 コイル部品
12 巻芯部
13 第1鍔部
14 第2鍔部
15,15a,15b ドラム状コア
17,18 内側端面
19,20 外側端面
21,22 実装面
23 ワイヤ
25,26 端子電極
27,28 凹部
29,30 平坦面
31,32 アール面
33 熱圧着ヘッド
35 塑性変形が全く無い領域
36 厚みが連続的に変化する領域
38 エッジ
CA 中心軸
r 曲率半径
D 段差

Claims (14)

  1. 巻芯部ならびに前記巻芯部の端部に設けられた鍔部を有する、ドラム状コアと、
    前記巻芯部に巻回された、ワイヤと、
    前記ワイヤの端部が接続される、端子電極と、
    を備え、
    前記鍔部は、前記巻芯部側に向きかつ前記巻芯部の端部を位置させる内側端面と、前記内側端面の反対側の外側に向く外側端面と、前記内側端面と前記外側端面とを連結するものであって、実装時において実装基板側に向けられる実装面と、を有し、
    前記端子電極は、前記鍔部の前記実装面に設けられ、
    前記実装面には、当該実装面および前記外側端面に平行な幅方向に延びる線を中心軸として前記内側端面と前記外側端面との間の距離より長い曲率半径を有するアール面が形成され、
    前記ワイヤの前記端部は、前記内側端面側から前記外側端面側に向かって前記アール面に沿っている、
    コイル部品。
  2. 前記アール面の前記中心軸は、前記外側端面に平行な面上または前記外側端面に平行な面より外側に位置する、請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記実装面には、前記内側端面側に開放された凹部および前記凹部以外の平坦面が形成され、前記アール面は、前記凹部内に形成されている、請求項1または2に記載のコイル部品。
  4. 前記アール面の前記内側端面側の端部と前記平坦面との高低差は、前記ワイヤの前記巻芯部に巻回された部分の直径以下である、請求項3に記載のコイル部品。
  5. 前記凹部は、前記外側端面側から前記内側端面側にかけてより深くなる、請求項3または4に記載のコイル部品。
  6. 前記ワイヤの前記端部は、前記アール面に沿って厚みが連続的に変化している、請求項1ないし5のいずれかに記載のコイル部品。
  7. 巻芯部ならびに前記巻芯部の端部に設けられた鍔部を有する、ドラム状コアと、
    前記巻芯部に巻回された、ワイヤと、
    前記ワイヤの端部が接続される、端子電極と、
    を備え、
    前記鍔部は、前記巻芯部側に向きかつ前記巻芯部の端部を位置させる内側端面と、前記内側端面の反対側の外側に向く外側端面と、前記内側端面と前記外側端面とを連結するものであって、実装時において実装基板側に向けられる実装面と、を有し、
    前記端子電極は、前記鍔部の前記実装面に設けられ、
    前記実装面には、前記内側端面側が開放された凹部および前記凹部以外の平坦面が形成され、
    前記ワイヤの前記端部は、前記内側端面側から前記外側端面側に向かって前記凹部内に受け入れられるとともに、前記外側端面側で比較的薄くかつ前記内側端面側で比較的厚くなるように厚みが連続的に変化している、
    コイル部品。
  8. 前記凹部の底面と前記平坦面との高低差は、前記ワイヤの前記巻芯部に巻回された部分の直径以下である、請求項7に記載のコイル部品。
  9. 前記凹部は、前記外側端面側から前記内側端面側にかけてより深くなる、請求項7または8に記載のコイル部品。
  10. 前記凹部の底面の少なくとも一部には、前記実装面および前記外側端面に平行な幅方向に延びる線を中心軸として前記内側端面と前記外側端面との間の距離より長い曲率半径を有するアール面が形成される、請求項7ないし9のいずれかに記載のコイル部品。
  11. 前記実装面において、前記凹部の前記外側端面側に段差を介して前記平坦面の一部が位置され、前記外側端面側の前記平坦面における前記段差によって形成される端縁には角張ったエッジが形成される、請求項7ないし10のいずれかに記載のコイル部品。
  12. 前記段差は、前記ワイヤの前記巻芯部に巻回された部分の直径の1/10以上かつ1/3以下である、請求項11に記載のコイル部品。
  13. 前記平坦面は、前記凹部を挟むように位置している、請求項7ないし12のいずれかに記載のコイル部品。
  14. 前記端子電極は、前記実装面全体を覆う、請求項1ないし13のいずれかに記載のコイル部品。
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